JP4344291B2 - Attachment structure of attached parts to gas stove burner - Google Patents
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Description
本発明は、ガスこんろ用バーナへの点火プラグやサーモカップル等の附属部品の取付構造に関するものである。 The present invention relates to a structure for attaching accessory parts such as a spark plug and a thermocouple to a gas stove burner.
従来から、ガスこんろ用バーナ1は、図12のように、ガスと1次空気とを混合させて混合気を得るための混合室16を備えたバーナ本体13と、混合室16に連通して混合気を噴射させる炎孔17や炎孔17の混合気に火炎を発生させる点火室38を備えたバーナキャップ14と、バーナキャップ14に被着したカバー15とで構成されており、バーナ本体13に設けた被係止部にバーナキャップ14に設けた係止部を係止させるなどして位置規制を施した上でバーナ本体13にバーナキャップ14を載置させて形成されている。そして、ガスこんろ用バーナ1には、点火プラグ2aや立ち消え安全装置としてのサーモカップル2bなどの附属部品2が付設されている。たとえば、点火プラグ2aは、その先端に設けた放電電極41と点火室38に設けたターゲット電極38cとの間でスパークを安定的に発生させるように、放電電極41をターゲット電極38cに対して所定位置に位置させてガスこんろ用バーナ1に取付けられる。点火プラグ2aなどの附属部品2のガスこんろ用バーナ1への取付けにあっては、図13のような取付金具60に附属部品2を取付け、この取付金具60をガスこんろ用バーナ1に取付けることで行われていた(たとえば、特許文献1及び特許文献2参照)。このものは、詳しくは、取付金具60の適宜位置に点火プラグ2aやサーモカップル2bを配置し、バネ性のある線材61を図に示すように点火プラグ2aやサーモカップル2bに掛け回しつつ取付金具60に係止させることで、取付金具60に点火プラグ2aやサーモカップル2bを取付けている。
Conventionally, the
しかしながら、この取付構造による附属部品2のガスこんろ用バーナ1への取付けにあっては、附属部品2の取付金具60への取付誤差と取付金具60のガスこんろ用バーナ1への取付誤差とが加算されて、結果、附属部品2とガスこんろ用バーナ1との間には大きな取付誤差を生じさせる構造となっており、附属部品2のガスこんろ用バーナ1への取付精度を確保するのが困難という問題があった。また、この附属部品2のガスこんろ用バーナ1への取付作業にあっても、附属部品2に線材61を用いて取付金具60に取付けた上で、この取付金具60をガスこんろ用バーナ1に取付けるといった作業で行われるので、附属部品2のガスこんろ用バーナ1への取付作業の作業性は良好と言えず、特に消耗や故障などで附属部品2の取替えを行う際の作業性はさらに煩雑になるものであった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、附属部品のガスこんろ用バーナへの良好な取付精度を確保できると共に、附属部品のガスこんろ用バーナへの取付にかかる作業性も向上できるガスこんろ用バーナへの附属部品の取付構造を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-described conventional problems, and can ensure good attachment accuracy of the accessory parts to the gas stove burner and can be used to attach the accessory parts to the gas stove burner. It is an object of the present invention to provide a structure for attaching an accessory part to a gas stove burner that can improve the workability.
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るガスこんろ用バーナへの附属部品の取付構造は、ガスこんろ用バーナ1に設けた収納空所3に点火プラグ2aやサーモカップル2bなどの棒状の附属部品2を配置し、この収納空所3に連設した貫通孔4に附属部品2の先端部を嵌挿し、ガスこんろ用バーナ1の収納空所3の内面から内方に係合突起6を突設すると共に、係合突起6に対向した部位の収納空所3の内面に臨ませるようにバネ材7をガスこんろ用バーナ1に取付け、附属部品2の側面に径内方向に凹没する係合凹部8を形成し、収納空所3に配置した附属部品2をバネ材7で係合突起6側に付勢して係合突起6と係合凹部8とを係合したことを特徴とする。これによると、点火プラグ2aやサーモカップル2bなどの附属部品2は、その先端部をガスこんろ用バーナ1の貫通孔4に嵌挿させて径方向への位置決めを施すと共に、ガスこんろ用バーナ1に取付けたバネ材7の付勢によってその係合凹部8をガスこんろ用バーナ1の係合突起6に係合させることで軸方向への位置決めを施して、ガスこんろ用バーナ1に直接取付けることができるから、従来のような附属部品2を取付金具60に取付けてこの取付金具60をガスこんろ用バーナ1に取付けることで附属部品2をガスこんろ用バーナ1に取付けたものに比べて、取付け誤差を抑制させて附属部品2のガスこんろ用バーナ1への良好な取付精度を確保できると共に、附属部品2のガスこんろ用バーナ1への取付けにかかる作業性も向上できる。
In order to solve the above-mentioned problem, the attachment structure of the accessory part to the gas stove burner according to
また、請求項2に係るガスこんろ用バーナへの附属部品の取付構造は、ガスこんろ用バーナ1に設けた収納空所3に点火プラグ2aやサーモカップル2bなどの棒状の附属部品2を配置し、この収納空所3に連設した貫通孔4に附属部品2の先端部を嵌挿し、ガスこんろ用バーナ1の収納空所3の内面から内方に係合突起6を突設すると共に、係合突起6に対向した部位の収納空所3の内面に臨ませるようにバネ材7をガスこんろ用バーナ1に取付け、附属部品2の側面から径内方向に凹没して附属部品2の基端方向に臨む係合面8aを形成し、附属部品2の側面における係合面8aよりも先端部位に当接突部5を径外方向に突設し、この当接突部5の先端面と収納空所3の内面における貫通孔4の孔縁とを対向配置すると共に、収納空所3に配置した附属部品2をバネ材7で係合突起6側に付勢して係合突起6における附属部品2の先端方向に臨む面6bと上記係合面8aとを対向配置したことを特徴とする。これによると、点火プラグ2aやサーモカップル2bなどの附属部品2は、その先端部をガスこんろ用バーナ1の貫通孔4に嵌挿させて径方向への位置決めを施し、収納空所3の内面における貫通孔4の孔縁と係合突起6における附属部品2の先端方向に臨む面6bとで、ガスこんろ用バーナ1のバネ材7の付勢を受けた附属部品2の当接突部5の先端面5aと附属部品2の側面に凹設した係合面8aとを挟み込むようにして軸方向への位置決めを施して、ガスこんろ用バーナ1に直接取付けることができるから、従来のような附属部品2を取付金具60に取付けてこの取付金具60をガスこんろ用バーナ1に取付けることで附属部品2をガスこんろ用バーナ1に取付けたものに比べて、取付け誤差を抑制させて附属部品2のガスこんろ用バーナ1への良好な取付精度を確保できると共に、附属部品2のガスこんろ用バーナ1への取付及び取替作業の作業性も向上できる。また、先端部を貫通孔4に嵌挿させるように附属部品2をその先端から収納空所3に挿入した際に、貫通孔4の孔縁に当接される当接突部5がストッパとして機能して附属部品2の収納空所3への適宜位置への配置を確保でき、附属部品2の収納空所3への配置作業の容易化も図ることができる。
The attachment structure of the accessory part to the gas stove burner according to
また、請求項3に係るガスこんろ用バーナへの附属部品の取付構造は、請求項1または2において、上記バネ材7を直線状バネ材7aで構成し、収納空所3の両端に収納空所3の内面に開口せる挿通孔9を一直線状に形成し、この両挿通孔9に直線状バネ材7aの長手方向の両端部を嵌合し、直線状バネ材7aの長手方向の中央部を収納空所3の内面間に架け渡したことを特徴とする。これによると、バネ材7として簡易な直線状バネ材7aを用いることができ、ガスこんろ用バーナ1への附属部品2の取付構造における構成の簡略化、ひいては附属部品2を取付けたガスこんろ用バーナ1の製造性を向上できる。また、直線状バネ材7aの長手方向の中央部で受けた附属部品2からの弾性反力を直線状バネ材7aの長手方向の両端でガスこんろ用バーナ1に支持させることができるから、つまり直線状バネ材7aを両持ちでガスころ用バーナ1に支持できて、構造的に直線状バネ材7aの弾性性能を向上できると共に直線状バネ材7aのへたれなどを抑制できる。
The attachment structure of the accessory part to the gas stove burner according to
また、請求項4に係るガスこんろ用バーナへの附属部品の取付構造は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、附属部品2としての点火プラグ2aの側面に先端ほど外径を細くするようなテーパ面10を設けたことを特徴とする。これによると、附属部品2をその先端から係合突起6とバネ材7との間に通過させて収納空所3に配置する場合に、附属部品2のテーパ面10でバネ材7を徐々に押し広げるようにでき、附属部品2の収納空所3への挿入配置をスムーズに行わせることができる。また、テーパ面10に弾接するバネ材7は附属部品2をその基端方向に付勢することから、この付勢された附属部品2の係合面8aと係合突起6における附属部品2の先端方向に臨む面6bとの当接によって附属部品2の軸方向の位置決めを施すことができる。したがって、たとえば、係合突起6及び係合凹部8の形状を完全に合致可能な形状にする制限を無くすることができたり、当接突部5の先端面5aと附属部品2の係合面8aとの距離に対して収納空所3の内面における貫通孔4の孔縁と係合突起6における附属部品2の先端方向に臨む面6bとの距離を厳しく一致させる制限を無くすることができ、つまり、ガスこんろ用バーナ1と附属部品2との間の寸法許容性を広げることができ、ガスこんろ用バーナ1への附属部品2の取付構造における構成の簡略化、ひいては附属部品2を取付けたガスこんろ用バーナ1の製造性を向上できる。
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the attachment structure for attaching an accessory part to a gas stove burner according to any one of the first to third aspects, wherein the tip of the
また、請求項5に係るガスこんろ用バーナへの附属部品の取付構造は、請求項4において、点火プラグ2aの同一の周方向にテーパ面10と当接突部5とを並べて設けたことを特徴とする。これによると、附属部品2をその周方向に回転させるだけでバネ材7にテーパ面10を当てるようにでき、附属部品2の収納空所3への挿入配置をよりスムーズに行わせることができる。また、附属部品2の側面における周方向の一部分を残してテーパ面10を点火プラグ2aの外径を細めるように形成すると、この残余部分がテーパ面10の表面から径方向に突出する部位となって点火プラグ2aの外径と同径の当接突部5を形成できるのであり、つまり、点火プラグ2aに対する当接突部5の外径の増加を抑制しつつテーパ面10と当接突部5とを点火プラグ2aの同一の周方向に同時に並設することができ、附属部品2の製造性の向上を図ることができる。
Further, in the attachment structure of the accessory part to the gas stove burner according to
また、請求項6に係るガスこんろ用バーナへの附属部品の取付構造は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、バーナキャップ14と共にガスこんろ用バーナ1を構成するバーナ本体13を上下ハウジング13a,13bの接合一体化で形成し、上ハウジング13aに収納空所3及び貫通孔4を形成すると共に下ハウジング13bに係合突起6を形成し、上下ハウジング13a,13bを接合した際に、収納空所3に係合突起6を臨ませて配置すると共に、上下ハウジング13a,13bの接合面間でバネ材7を挟持してバーナ本体13にバネ材7を取付けたことを特徴とする。これによると、バーナ本体13を構成する上下ハウジング13a,13bを接合するだけで、ガスこんろ用バーナ1への附属部品2の取付構造におけるガスこんろ用バーナ1側の構成を全て備えることができるから、ガスこんろ用バーナ1への附属部品2の取付構造における構成の簡略化、ひいては附属部品2を取付けたガスこんろ用バーナ1の製造性を向上できる。
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided an attachment structure for attaching an accessory part to a gas stove burner according to any one of the first to fifth aspects, wherein the
本発明は、点火プラグやサーモカップルなどの附属部品をガスこんろ用バーナに直接取付可能にしたので、従来のような附属部品を取付金具を介してガスこんろ用バーナに取付けるものに比べて、取付け誤差を低減できて附属部品のガスこんろ用バーナへの良好な取付精度を確保できると共に、附属部品のガスこんろ用バーナへの取付及び取替作業の作業性も向上できるという効果を有している。また、附属部品のガスこんろ用バーナへの取付けにあっては、附属部品をその径方向及び軸方向に位置決めした状態で行うことができるから、附属部品をガスこんろ用バーナの所定位置に簡単且つ精度良く取付けできるという効果を有している。 In the present invention, since accessory parts such as a spark plug and a thermocouple can be directly attached to the gas stove burner, compared with conventional parts attached to the gas stove burner via a mounting bracket. It is possible to reduce the mounting error, ensure good mounting accuracy of the attached parts to the gas stove burner, and improve the workability of attaching and replacing the attached parts to the gas stove burner. Have. In addition, attachment of the accessory part to the gas stove burner can be performed with the accessory part positioned in the radial direction and axial direction, so that the accessory part is placed at a predetermined position of the gas stove burner. It has an effect that it can be easily and accurately attached.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
本例のガス調理器11は、図2のように、天板11aに大、中、小のガスこんろ12(大型のガスこんろ12a,中型のガスこんろ12b,小型のガスこんろ12c)が配設されており、各ガスこんろ12を構成する各ガスこんろ用バーナ1はガスと空気との混合気を燃焼させて円環状の火炎を発生させる火炎発生部を天板11aの上に位置させてガス調理器11本体に内装されている。ここで、大、中、小のガスこんろ12を構成する各ガスこんろ用バーナ1は火炎発生部の径が異なるが基本的な構造は同じであり、以下に詳述する。
As shown in FIG. 2, the
ガスこんろ用バーナ1は、図3,4のように、ガスと1次空気とが混合する混合室16を備えたバーナ本体13と、上記火炎発生部となる炎孔17を備えたバーナキャップ14と、バーナキャップ14の上方にバーナキャップ14の上面の略全面を覆わせるようにバーナキャップ14に被着した略水平な円盤状のカバー15とで構成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
バーナ本体13は、アルミニウムダイキャスト製の上下ハウジング13a,13bを一体化させて形成されたものであり、上下に開口せる上下開口部18を中央に形成するように円環状の混合室16が設けられ、この混合室16には基端が開口する混合管19の先端が連通している。詳しくは、混合室16は内部に上下開口部18を形成する内筒部20と内筒部20をバーナ本体13の径方向外側から覆う外筒部21と内筒部20及び外筒部21の下端同士を連結する下面部22とで囲まれた上方に開口する円環状の空間部位である。この混合室16の下面部22には混合管19が連結する側の端部から反対側の端部に向けて徐々に上方に位置するような傾斜面23が形成されている。つまり、バーナ本体13の上下開口部18はその下部において下方のみならず側方にも開口するように形成されている。また、混合管19の基端の開口にはガスを供給するガスノズル24が臨むように配置され、ガスノズル24からガスを供給すると、混合管19へのガスの流入によって混合管19の開口から1次空気が吸引され、混合管19及び混合室16内でガスと1次空気が混合されるようになっている。また、バーナ本体13の上面には混合室16が上方に開口しており、内筒部20及び外筒部21の上端面が構成する混合室16の上方開口縁にはバーナキャップ14を載置させるための円環平面状の載置面25が設けられている。そして、外筒部21の上端面が構成する載置面25の外縁部には一段低くする凹段部25aが形成されている。また、載置面25の外縁部の下方位置にはバーナ本体13の径外方向に向けて突出するフランジ台部26が形成されており、フランジ台部26の外縁部の下方位置にはバーナ本体13の径外方向に向けて突出する外縁段部27が設けられている。なお、この外縁段部27にはパッキン28が配設されている。
The
このバーナ本体13はガス調理器11の底板に載置固定されるなどしてガス調理器11に内装されるのであるが、バーナ本体13の上部はガス調理器11の天板11aから突出するように配置される。ここで、ガス調理器11の天板11aは硝子のような材料で形成されており、この天板11aにはガスこんろ用バーナ1の上部を挿通配置させるための貫通孔29が穿孔されている。この貫通孔29に挿入したバーナ本体13は貫通孔4の縁部に被着したバーナリング30を介して天板11aと固定される。詳しくは、バーナリング30と天板11aとはバーナリング30に設けたパッキン31を介して水密構造で固定され、バーナ本体13とバーナリング30とはバーナ本体13に設けたパッキン28を介して水密構造で固定されており、つまりバーナ本体13と天板11aとは水密構造で固定されている。なお、ガス調理器11の天板11aには五徳32が貫通孔4を取り巻くようにして載置される。詳しくは、五徳32は、天板11aに載置する環状の脚部33と、この脚部33の任意箇所から上方且つ中央方向に突設して鍋などの調理具を載置させる複数の爪部34とで構成されており、脚部33に設けた係止部を天板11aに取付けたバーナリング21の被係止部に係止させるなどして周方向への廻り止めが為されて天板11a上に載置されるのである。
The
バーナキャップ14は、中央に上下に開口せる上下開口部18を有する円環状のブロック体であってその外縁端面には炎孔17が多数列設されている。詳しくは、本例のバーナキャップ14は、アルミニウムダイキャスト製であり、バーナキャップ14の中央には上下開口部18を形成する連結筒35が垂設され、バーナキャップ14の下面には放射状に炎孔用溝36が周方向に多数穿設され、バーナキャップ14の上面には放射状に2次空気供給溝37が周方向に多数穿設されている。ここで、炎孔用溝36及び2次空気供給溝37はそれぞれバーナキャップ14の外縁端面に開口しているが、炎孔用溝36の外縁端面への開口は炎孔17を構成しており、2次空気供給溝37の外縁端面への開口は隣接する炎孔17の間に設けられている。バーナキャップ14のバーナ本体13への載置は、バーナキャップ14の連結筒35をバーナ本体13の内筒部20の内側に嵌合させ、バーナキャップ14の下面をバーナ本体13の載置面25上に載置させることで行われる。バーナキャップ14をバーナ本体13に載置した状態では、図3のように、バーナ本体13の混合室16の上方開口がバーナキャップ14にて塞がれるものの炎孔17が炎孔用溝36を介して混合室16に連通され、またバーナキャップ14の連結筒35がバーナ本体13の内筒部20に嵌合してバーナキャップ14からバーナ本体13に亙る上下開口部18が形成される。なお、厳密には、炎孔用溝36は下方に開口せる凹溝であって、バーナキャップ14をバーナ本体13の載置面25に載設した際に炎孔用溝36の外縁端面への開口付近で炎孔用溝36の下方開口がバーナ本体13の載置面25にて略閉塞されて断面孔状になるのであり、この断面孔状の部位が炎孔17を構成しているのである。
The
しかして、各炎孔17にはバーナ本体13の混合室16からガスと1次空気との混合気が炎孔用溝36を介して供給されるのであり、各炎孔17から噴出する混合気に後述する点火室38で生成される点火炎を火移りさせることで、全ての炎孔17から火炎が外方へ吐出するように燃焼するのである。ここで、炎孔17での混合気の燃焼にあっては、1次空気で足りない分は2次空気の供給を受けて効率よく行われる。2次空気としては、炎孔17周囲の空気は勿論のこと、上下開口部18からバーナキャップ14の上方を回り込ませて炎孔17近傍に至らせたガス調理器11内部の空気を用いている。殊に、本例のバーナ本体13の上下開口部18の下部は下方のみならず側方にも開口しているから、ガス調理器11内に篭もり易い天板11aの下面近傍の暖気を優先的に2次空気として使用することができて、ガス調理器11内の効率の良い放熱が為されているのである。また、本例のバーナキャップ14の上面には2次空気供給溝37が設けられているから、ガスこんろ用バーナ1の上下寸法を薄くする等を期してカバー15をバーナキャップ14の上面に近接させた場合にも、2次空気供給溝37を介して炎孔17近傍へ上下開口部18からの2次空気を確実に供給可能にさせている。
Thus, the gas mixture of gas and primary air is supplied to each
なお、バーナキャップ14をバーナ本体13の載置面25に載置した状態では、バーナキャップ14の外縁端面の下端とバーナ本体13の載置面25の外縁部との間には、バーナ本体13の載置面25に設けた凹段部25aによってバーナキャップ14の周方向に亙る微少な間隙が形成され、つまりバーナキャップ14の全炎孔17は上記微少な間隙によって周方向に連通されている。この微少な間隙は、炎孔17のみならず後述する点火室38にも連通されており、点火室38で生成した点火炎を各炎孔17の混合気に延焼させて(火移りさせて)各炎孔17で火炎を発生させるための補炎流路39を構成している。ここで、バーナキャップ14の下面には隣接する炎孔用溝36の間に小部屋状の空所40が各々形成されているが、上記補炎流路39にはこの空所40がそれぞれ連通されており、炎孔17で燃焼する火炎のリフト防止効果や火移り効果を向上させている。また、バーナキャップ14の連結筒35にはその一部に切欠35aが設けられており、この切欠35aにバーナ本体13の内筒部20の内周面から内方に突設した位置決め突起20aを挿入させることで、周方向に位置決めが為された状態でバーナキャップ14がバーナ本体13に載置される。ここで、バーナキャップ14の炎孔17はバーナキャップ14の外縁端面における五徳32の爪部34に対応する部位を除いた部位に設けられており、また五徳32の爪部34に対応する部位のバーナキャップ14には点火炎を生成する点火室38が形成されている。上記周方向に位置決めしてバーナ本体13にバーナキャップ14を載置したことで、後述のようにバーナ本体13に付設した点火プラグ2aの先端を確実にバーナキャップ14の点火室38内の所定位置に位置させて点火室38での確実な点火炎生成を確保すると共に、バーナキャップ14の炎孔17を五徳32の爪部34に対応しない部位に確実に配置可能にできて炎孔17で燃焼させた火炎を五徳32の爪部34に邪魔されずに鍋などの調理具の加熱のためにのみ使用できてガスこんろ用バーナ1の熱効率を向上できる。ここで、点火室38は、詳しくは、縁部を縁取るようにフランジ片38bを垂下させた水平片38aをバーナキャップ14の外縁端面から径外方向に突設し、この水平片38aの下面とバーナ本体13のフランジ台部26の上面との間で囲まれた空間がこれを構成しており、水平片38aの略中央部にはフランジ台部26から上方に突出させた点火プラグ2aの先端の放電電極41を対向配置させてスパークを発生させるターゲット電極38cが形成されている。なお、バーナ本体13に付設する附属部品2としては、上記点火プラグ2aの他にも炎孔17での火炎を検知して立ち消え安全装置として機能するサーモカップル2b(図2)もあるが、上記周方向に位置決めしてバーナ本体13にバーナキャップ14を載置したことによると、このサーモカップル2bも炎孔17付近の所定位置に確実に配置可能にできるのである。
When the
ところで、本例のガスこんろ用バーナ1では、バーナ本体13への点火プラグ2aやサーモカップル2bなどの附属部品2の取付構造に特徴を有し、バーナ本体13への附属部品2の取付作業性の向上、バーナ本体13への附属部品2の取付精度の向上が図られている。以下、詳述する。
By the way, the
点火プラグ2aは、図5のように、導電性を有する芯材42を絶縁材43で包み込んでなる棒状の全体形状を有している。この点火プラグ2aの先端には芯材42の先端が突出された放電電極41が形成されており、点火プラグ2aの側面には径外方向に突出した翼片状の当接突部5が形成されている。なお、この当接突部5は平面視で180°ずれた位置の点火プラグ2aの側面から径外方向にそれぞれ突設されており、つまり点火プラグ2aの側面には一対の当接突部5が形成されている。この一対の当接突部5の間の点火プラグ2aの側面の部位には、先端ほど外径を細くするようなテーパ面10が形成されている。なお、テーパ面10の基端部と当接突部5の基端部とは外径を等しくして連結されている。つまり、点火プラグ2aの同一の周方向にテーパ面10と当接突部5とが並べて設けられており、したがって、附属部品2の側面における周方向の一部分を残してテーパ面10を点火プラグ2aの外径を細めるように形成すると、この残余部分がテーパ面10の表面から径方向に突出する部位となって点火プラグ2aの外径と同径の当接突部5を形成できるのであり、つまり、点火プラグ2aに対する当接突部5の外径の増加を抑制しつつテーパ面10と当接突部5とを点火プラグ2aの同一の周方向に同時に並設することができるのであって、附属部品2の製造性の向上が図られているのである。また、当接突部5よりも基端側の点火プラグ2aの側面には径内方向に凹没する溝状の係合凹部8が全周に亙って形成されている。詳しくは、係合凹部8は点火プラグ2aの側面からその軸方向に略直交するように切り込まれて形成されており、つまりこの係合凹部8には、点火プラグ2aの側面から径内方向に凹没して附属部品2の基端方向に臨む係合面8aが形成されている。ここで、便宜上、点火プラグ2aにおけるテーパ面10よりも先端側の部位を点火プラグ2aの先端域44と称し、点火プラグ2aにおけるテーパ面10よりも基端側の部位を点火プラグ2aの基端域45と称すると、本例の点火プラグ2aの基端域45の外径は当接突部5の外径と同様径に形成されており、また点火プラグ2aの先端域44の外径は基端域45に比べてテーパ面10で径を細めた分だけ小さい径に形成されている。
As shown in FIG. 5, the
この点火プラグ2aのバーナ本体13への取付けはバーナ本体13に設けた収納空所3で行われる。図1のように、収納空所3はバーナ本体13に載設したバーナキャップ14の点火室38が上方に位置するバーナ本体13のフランジ台部26の下面部位に形成されており、この収納空所3はフランジ台部26に上下に穿孔した貫通孔4によって点火室38に連通されている。また、収納空所3の内面には、係合突起6が内方に突設されると共に、この係合突起6に対向して臨むようにバネ材7が設けられている。収納空所3での点火プラグ2aのバーナ本体13への取付けは、点火プラグ2aの先端域44を貫通孔4に嵌挿させて点火プラグ2aをその径方向に位置決めした状態で、当接突部5の先端面を収納空所3の内面における貫通孔4の孔縁(下方開口縁)に当接させて点火プラグ2aを係合突起6とバネ材7との間に位置させて収納空所3の適宜位置に配置し、この状態の点火プラグ2aをバネ材7で係合突起6側に付勢し、点火プラグ2aの係合凹部8とバーナ本体13の係合突起6とを点火プラグ2aの軸方向に位置決めを伴って係合させたことで行われている。このように、収納空所3でバーナ本体13に取付けられた点火プラグ2aは、その先端が貫通孔4を介して点火室38内に挿入され、点火プラグ2aの先端の放電電極41が点火室38に設けたターゲット電極38cに対向するように配置されるのである。
The
具体的に、本例の収納空所3は、図6乃至8のように、バーナ本体13を形成する上ハウジング13aと下ハウジング13bとで囲まれた空間で形成されている。詳しくは、上ハウジング13aは混合管19の上半部分とフランジ台部26や外縁段部27を含む混合室16の外筒部21を一体に形成しており、下ハウジング13bは混合管19の下半部分と混合室16の内筒部20及び下面部22を一体に形成しているのであるが、下ハウジング13bには水平板状の押え片46がバーナ本体13の径方向外側に向けて一体に突設されている。そして、上ハウジング13aと下ハウジング13bとを一体化させたときには押え片46の突出先端部の上面が上ハウジング13aの後述する垂下台部47の下面に当接されることで、上ハウジング13aと下ハウジング13bとの間に部屋状の収納空所3が形成されるようになっている。
Specifically, the
なお、上記上ハウジング13aのフランジ台部26に穿孔した貫通孔4は点火プラグ2aの先端域44が略隙間無く嵌挿されて点火プラグ2aの径方向への位置決め配置を可能にするものである。つまり、貫通孔4の孔径は点火プラグ2aの先端域44の外径と略同様径に形成されている。また、図8のように、フランジ台部26の下面には貫通孔4の周囲にザグリ孔48が形成されており、このザグリ孔48には収納空所3に配置した点火プラグ2aの当接突部5が収納可能にされている。つまり、ザグリ孔48の孔径は点火プラグ2aの基端域45の外径と略同様径に形成されている。
In addition, the through
また、ザグリ孔48の孔縁におけるバーナ本体13の径方向外側の部位には垂下台部47が垂設されており、この垂下台部47の下面には上方に凹没して下方に開口せる凹条溝49が平面視で貫通孔4やザグリ部を横切るように一直線状に穿設されている。上述のように垂下台部47の下面には上ハウジング13aと下ハウジング13bとを一体化したときに下ハウジング13bの押え片46の上面が当接されるが、押え片46の突出先端部の上面には上方に突出する溝挿入突片50が形成されており、上ハウジング13aと下ハウジング13bとを一体化したときには溝挿入突片50が各凹条溝49に挿入されて溝挿入突片50と凹条溝49との孔状の隙間で一対の挿通孔9が形成される。この一対の挿通孔9は収納空所3の両端に位置して収納空所3の内面に開口するように一直線状に形成され、この挿通孔9には上記バネ材7としての直線状バネ材7aが収納されている。つまり、上下ハウジング13a,13bの接合前の凹条溝49に直線状バネ材7aを配置しておけば、上下ハウジング13a,13bの接合時に直線状バネ材7aが上下ハウジング13a,13bにて挟まれて挿通孔9に嵌合された状態で支持されるのである。このように直線状バネ材7aは、両挿通孔9に直線状バネ材7aの長手方向の両端部が嵌合され、直線状バネ材7aの長手方向の中央部が収納空所3の内面間に架け渡されるようにしてバーナ本体13に取付けされている。
Further, a drooping
また、押え片46にはその突出先端からバーナ本体13の径方向内側に向けて凹設した円弧状の切欠51が形成されている。この切欠51は点火プラグ2aの外径よりも充分大きな開口断面を有して収納空所3に連通されており、切欠51の縁部には内方へ突出する係合突起6が形成されている。なお、係合突起6の下面には先端程上方に傾斜する傾斜面6aが形成されている。上述のように直線状バネ材7aはその長手方向の中央部が収納空所3の内面に臨むようにして配置されているが、この直線状バネ材7aの長手方向の中央部は収納空所3の内部で貫通孔4やザグリ孔48の軸線を介して係合突起6と対向する位置関係に配置されている。そして、この係合突起6と直線状バネ材7aとの水平方向の配置距離は、点火プラグ2aの先端域44の外径より大きく点火プラグ2aの基端域45の外径より小さくなるように形成されている。 上記のように構成された収納空所3には図9のように下方から点火プラグ2aをその先端から順に挿入させるのであり、この点火プラグ2aの挿入動作によって点火プラグ2aをバーナ本体13に取付けている。点火プラグ2aを収納空所3に挿入する際には、まず、切欠51内に点火プラグ2aを先端側から挿入し、係合突起6と直線状バネ材7aとの間に点火プラグ2aを先端側から押し込んで通過させていく(図9(a))。ここで、点火プラグ2aの挿入姿勢は、挿入時に当接突部5が係合突起6や直線状バネ材7aに引っ掛からないようにするために、一対の当接突部5の突出方向を係合突起6と直線状バネ材7aとを結ぶ方向に対して略直交する方向に向けた姿勢で行われる。この点火プラグ2aの挿入姿勢の調整は附属部品2をその周方向に回転させることで簡単に行い得る。しかして、点火プラグ2aが係合突起6と直線状バネ材7aとの間を通過する際には、係合突起6や直線状バネ材7aには点火プラグ2aのテーパ面10が摺接される。つまり、係合突起6と直線状バネ材7aとの間に点火プラグ2aを挿通させる際には直線状バネ材7aをテーパ面10で徐々に押し広げることができるのであり、点火プラグ2aの収納空所3への挿入をスムーズに行わせることが可能にされているのである(図9(b))。続けて点火プラグ2aを収納空所3に挿入していくと点火プラグ2aの先端域44が貫通孔4に挿通され(図9(c))、更に点火プラグ2aを収納空所3に挿入していくと貫通孔4の下方開口縁に点火プラグ2aの当接突部5の先端面が当接し、点火プラグ2aの挿入が止められ、直線状バネ材7aが係合凹部8に嵌り込まないようにして点火プラグ2aが収納空所3の所定位置に配置される。本例ではこのとき、バーナ本体13の係合突起6と点火プラグ2aの係合凹部8とが直線状バネ材7aの付勢を受けて強く係合し、点火プラグ2aの軸方向への位置決めが為された状態で、点火プラグ2aのバーナ本体13への取付けが行われるようになっている(図9(d),図1)。なお、厳密には、直線状バネ材7aはテーパ面10に弾接するから、直線状バネ材7aの付勢力は点火プラグ2aにその基端方向に向けても付加されるのであり、しかして、係合突起6における点火プラグ2aの先端方向に臨む面6bと係合凹部8の係合面8aとが強く係止し、これによって係合突起6と係合凹部8との係合が為され、点火プラグ2aのバーナ本体13への取付けが行われているのである。なお、点火プラグ2aをバーナ本体13から取り外すには、点火プラグ2aをバネ材7側に傾けてバネ材7を係合突起6から離間させるように弾性変形させて係合突起6の係合凹部8への係合を解除させ、収納空所3から点火プラグ2aをその基端側に抜き取るようにして行われる。ここで、貫通孔4の孔面の上部には上方程広がるテーパ4aが、孔面の下部には下方程広がるテーパ4bがそれぞれ形成されており、点火プラグ2aの貫通孔4への挿入または抜き取り作業の容易化が図られているのである。
Further, the
このように本例では、点火プラグ2aをバーナ本体13に対して直接取付けることができたことから、従来のような点火プラグ2aを取付金具60を介してバーナ本体13に取付けたものに比べ、取付誤差を抑制できて点火プラグ2aのガスこんろ用バーナ1への良好な取付精度を確保できると共に、点火プラグ2aのガスこんろ用バーナ1への取付及び取替作業の作業性も向上できたものである。詳しくは、点火プラグ2aのガスこんろ用バーナ1への取付誤差は、従来では点火プラグ2a、取付金具60及びガスこんろ用バーナ1の3者間の取付誤差がこれを構成していたが、本例では点火プラグ2a及びガスこんろ用バーナ1の2者間の取付誤差がこれを構成することとなるために、取付誤差の抑制が図られているのである。また、点火プラグ2aのガスこんろ用バーナ1への取付作業も、従来では点火プラグ2a、取付金具60及びガスこんろ用バーナ1の3者の取付けで為されていたが、本例では点火プラグ2a及びガスこんろ用バーナ1の2者の取付けで済むものであり、取付、ひいては取替作業の作業性も向上できたものである。
Thus, in this example, since the
また、点火プラグ2aのガスこんろ用バーナ1への取付けにあっては、点火プラグ2aをその径方向及び軸方向に位置決めした状態で行わせているので、点火プラグ2aをガスこんろ用バーナ1の所定位置に簡単且つ精度良く取付可能にされている。また、当接突部5を貫通孔4の孔縁に当接可能にして点火プラグ2aの収納空所3への挿入し過ぎの状態を回避しつつ、点火プラグ2aの先端を貫通孔4に嵌挿させるように点火プラグ2aをその先端部から収納空所3に挿入し、収納空所3に挿入した点火プラグ2aにバネ材7の付勢を付加させて係合突起6と係合凹部8とを係合させたことで点火プラグ2aをガスこんろ用バーナ1に取付可能にしているので、図9のように、点火プラグ2aを貫通孔4に挿通するべくその先端部から収納空所3に挿入するといったワンタッチ動作で附属部品2のガスこんろ用バーナ1への取付けまでを一気に行うことが可能とされており、点火プラグ2aのガスこんろ用バーナ1への取付操作の大幅な向上が図られているのである。ここで、点火プラグ2aの収納空所3への挿入はその先端を切欠51内に挿通させることから始まるが、切欠51の縁部の係合突起6の下面には先端程上方に傾斜する傾斜面6aが形成されているので、係合突起6の下面に附属部品2の先端を当ててしまってもこの傾斜面6aにて附属部品2の先端が切欠51内にガイドされ、つまり附属部品2の収納空所3への挿入操作の向上が図られているのである。
Further, when the
また、本例ではバネ材7として簡易な直線状バネ材7aを用いていることから、点火プラグ2aのガスこんろ用バーナ1への取付構造における構成の簡略化、ひいては点火プラグ2aを付設したガスこんろ用バーナ1の製造性の向上が図られているのである。また、直線状バネ材7aの長手方向の端部が嵌合される挿通孔9は、上述のように上ハウジング13aと下ハウジング13bとを一体化したときに上ハウジング13aの凹条溝49と下ハウジング13bの溝挿入突片50とで形成されるので、凹条溝49内に直線状バネ材7aを位置させた後に上ハウジング13aと下ハウジング13bとを一体化すれば、簡単に挿通孔9に直線状バネ材7aの長手方向の端部を嵌合させた状態にできるのであり、点火プラグ2aを付設したガスこんろ用バーナ1の製造性の向上が図られているのである。更に言うと、バネ材7として簡易な直線状バネ材7aを用いても、直線状バネ材7aの長手方向の中央部で受けた点火プラグ2aからの弾性反力を直線状バネ材7aの長手方向の両端でガスこんろ用バーナ1に支持させることができるから、つまり直線状バネ材7aを両持ちでガスころ用バーナ1に支持でき、構造的に直線状バネ材7aの弾性性能の向上や直線状バネ材7aのへたれなどの抑制が図られているのである。
Further, in this example, since a simple
なお、上述では附属部品2として点火プラグ2aを例に挙げてこの点火プラグ2aのバーナ本体13への取付構造について説明したが、ガスこんろ用バーナ1に取付ける附属部品2としては立ち消え安全装置としてのサーモカップル2bもある。
In the above description, the
本例では、サーモカップル2bのバーナ本体13への取付構造にあっては、図10のように、バーナ本体13の上ハウジング13aのフランジ台26の下面に下方に開口せる収納空所3を設け、上ハウジング13aに接合した下ハウジング13bにて収納空所3の下方開口を塞ぎ、収納空所3に連通させる貫通孔4をフランジ台26を上下に貫通して設け、下ハウジング13bにおける収納空所3を塞ぐ部位に上記貫通孔4と同軸状の下貫通孔52を穿設し、収納空所3の内面に臨ませるように板バネ材7bをバーナ本体13に取付けてあり、棒状に形成されたサーモカップル2bの先端を下貫通孔52から収納空所3及び貫通孔4に順に挿入し、サーモカップル2bの側面に弾接させた板バネ材7bをサーモカップル2bの側面の周方向に亙って設けた溝状の係合凹部8に係合させたことで行われている。詳しくは、サーモカップル2bはその側面における係合凹部8よりも先端部位に径外方向に突出する当接突部5が形成されている。また、板バネ材7bは、長手方向の一端部が片持ち状にバーナ本体13に支持されて長手方向の他端部が収納空所3の内面に臨むと共に、板バネ材7bにおけるサーモカップル2bの先端方向の部位ほどサーモカップル2bに近接するように傾斜した状態に配置されている。また、係合凹部8にはサーモカップル2bの基端方向に臨む係合面8aが形成されていて、この係合面8aに板バネ材7bの端面を下方から弾接させることで板バネ材7bと係合凹部8との係合が行われている。しかして、サーモカップル2bは、収納空所3に挿入する際には当接突部5の先端面5aを収納空所3の内面に臨む貫通孔4の孔縁に当接させることで収納空所3の適宜位置への配置が確保され、上記のように収納空所3に配置した際には、下貫通孔52及び貫通孔4に嵌挿されて径方向に位置決めが為されると共に、軸方向の位置決めを伴って係合凹部8に板バネ材7bを係合させることで、バーナ本体13の所定位置に直接取付けされているのである。なお、このサーモカップル2bのバーナ本体13からの取外しは、収納空所3にドライバーなどを差し込んで板バネ材7bを係合凹部8から引き離し、係合凹部8への板バネ材7bの弾接による係合を解除してサーモカップル2bを収納空所3から引き抜くことで行われるのである。
In this example, in the structure for attaching the
このように本例のサーモカップル2bのバーナ本体13への取付構造は、上述した点火プラグ2aのバーナ本体13への取付構造とは異なるものである。しかしながら、サーモカップル2bのバーナ本体13への取付構造に、上記点火プラグ2aのバーナ本体13への取付構造と同様の取付構造を採用し、サーモカップル2bのバーナ本体13への取付誤差の低減化及び取付作業性の向上を図るようにしても好ましい。たとえば図11のように、板バネ材7bをサーモカップル2bの側面に対して平行状態にして収納空所3に配置し、また、下ハウジング13bの下貫通孔52における板バネ材7bと対向する部位の縁部に内方へ突出する係合突起6を形成すると共に、この下貫通孔52を板バネ材7bと係合突起6との対向方向に長い長孔状に形成し、収納空所3に配置したサーモカップル2bの側面に板バネ材7bを弾接させてサーモカップル2bを係合突起6側に付勢し、この付勢を受けてサーモカップル2bの側面に凹設した係合凹部8に係合突起6を係合させるのである。この場合、サーモカップル2bの収納空所3への挿入または取外し時に、サーモカップル2bの側面に凹設された凹部54に板バネ材7bが引っ掛からないように、板バネ材7bの上下端面53にはR加工が施してある。
Thus, the attachment structure of the
なお、上述した点火プラグ2aのバーナ本体13への取付構造にあってバネ材7としては簡易な直線状バネ材7aを用いているが、このバネ材7としては図10のような板バネ材7bを用いても好ましい。また、点火プラグ2aやサーモカップル2bなどの附属部品2に設ける係合凹部8としては、上記例では附属部品2の側面から径内方向に凹没する溝形状のものを例示したが、附属部品2の側面から径内方向に凹没する段部形状のものでも好ましく、つまり、係合凹部8が係合面8aを備えたものであればその全体形状は問わずに上述した作用効果を得ることができるのである。
In the above-described structure for attaching the
また、上述した点火プラグ2aのバーナ本体13への取付構造における点火プラグ2aのバーナ本体13への軸方向の位置決めは、収納空所3の内面における貫通孔4の孔縁と係合突起6における附属部品2の先端方向に臨む面6bとで、ガスこんろ用バーナ1のバネ材7の付勢を受けた附属部品2の当接突部5の先端面5aと附属部品2の側面に凹設した係合面8aとを挟み込むようにして行われているのであるが、附属部品2に当接突部5を設けない場合には、係合突起6と係合凹部8とを嵌合状態で係合させることで行えることは言うまでもない。
Further, the positioning of the
1 ガスこんろ用バーナ
2 附属部品
2a 点火プラグ
3 収納空所
4 貫通孔
5 当接突部
6 係合突起
7 バネ材
7a 直線状バネ材
8 係合凹溝
9 挿通孔
10 テーパ面
13 バーナ本体
14 バーナキャップ
15 カバー
38 点火室
26 フランジ台部
38c ターゲット電極
41 放電電極
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