JP4343702B2 - 低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBetv1の製造方法 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
技術分野
本発明は、免疫グロブリンE結合が欠如しているか少なくとも減少していること、すなわち低アレルギー性であることによって識別される、シラカバ花粉アレルゲンの製造方法に関する。これらのアレルゲンは、治療に関連するT細胞刺激作用は完全に保持している。従ってそれらは、特定の免疫療法のための副作用の少ない治療剤として用いることができる。
発明の背景
1型アレルギーは、近年世界中で飛躍的に増加している。先進工業国の人口の20%までが、例えばアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎または気管支喘息などを患っているが、これらの疾患は、種々の源、例えば植物花粉、ダニ類、哺乳動物(ネコ、イヌ、ウマ)およびカビ真菌などから放出され空気中に存在するアレルゲン(空気アレルゲン)によって引き起こされる。重篤なアレルギーは昆虫に刺されたり咬まれたりすることによっても引き起こされ、例えばハチやスズメバチなどである。1型アレルギーの誘発物質はタンパク質、糖タンパク質またはポリペプチドである。これらのアレルゲンは、感作された人々において刺されたり咬まれたりした後に、摂取後に粘膜を介して反応するか、または肥満細胞の表面に結合したIgE抗体と反応する。2個またはそれ以上のIgE抗体がアレルゲンによって互いに架橋されている場合は、エフェクター細胞によってメディエーター(例えばヒスタミン、プロスタグランジン)またはサイトカインが放出され、従ってアレルギー症状が引き起こされる。
シラカバ花粉は樹木の花粉の中で最もよくあるアレルギー反応の開始剤である(Jarolim E., et al., 1989, Allergy 44: 385-95)。シラカバ花粉アレルギー患者の90%以上は、主要アレルゲンBet v 1に対するIgE抗体を有する(Elfman, L. et al., 1997, Int. Arch. Allergy Immunol., 113: 249-51)。
cDNA配列の支援によって、アレルギーの診断および治療に用いることができる、組換えアレルゲンの製造が可能である(Scheiner and Kraft, 1995, Allergy 50, 384-391)。組換えBet v 1アレルゲン(rBet v 1)および薬学的目的のためのそれらの精製は、例えばHoffmann-Sommergruberら(Protein Exp. Purif. 9(1), 1997: 33-39)によって記述されている。
さらに、組換えアレルゲンの特定の遺伝的改変が可能で、アレルギーポテンシャルの低下を実現することができる(Schramm et al., 1999, J. Immunol. 162(4): 2406-2414; Valenta et al., 1999, Biol. Chem. 380: 815-24; Singh et al., 1999, Int. Arch. Allergy Immunol. 119: 75-85)。この型のアレルゲンの変種は、1型アレルギーの特定の免疫療法に対する将来有望な候補である。
しかし、組換えアレルゲン変種の潜在的な欠点は、一次構造の改変が、治療の成功に必要なT細胞エピトープの反応性の損失または低下を引き起こすことである。この可能性は、天然のアレルゲンに対応する一次構造が組換えタンパク質の製造の基礎として使える場合にのみ、排除することができる。
シラカバ花粉主要アレルゲンBet v 1の場合、組換え法によって治療目的に対する最適化すなわちIgE結合能力の低下を達成するため、製造は2分して(in two halves)(Vrtala, S., et al., 1997, J. Clin. Invest. 99: 1673-81)、または3量体として(as a trimer)(Vrtala, S., et al., 1999, Int. Arch. Allergy Immunol. 118: 218-9)実施された。T細胞エピトープの損失の可能性およびタンパク質の非可溶性も、これらのアプローチに対して不利な効果を有する。ここでのさらなる欠点は、これらrBet v 1変種製造の複雑な方法に見ることができる。
治療目的に利用できる組換え主要アレルゲンrBet v 1の製造の好適な出発点は、従って、一次構造が野生型に対応し、そのT細胞刺激作用において制限のない、しかし低下したIgE活性を有する分子、すなわち低アレルギー性の分子である。
本発明によりこの目的は、可溶性の組換え主要アレルゲンrBet v 1を出発材料とした、それ自体既知の一連の生化学的精製段階を実施することによって達成される。驚くべきことには、この方法で精製されたタンパク質において、低下したIgE活性と同時に維持されたT細胞刺激作用が観察される。従って、本発明による方法は、改善された治療効力と、同時に副作用の大幅な低下または排除を提供する。
組換えアレルゲンの製造方法の様式はここでは特に重要であり、なぜならばこの方法の経過において、タンパク質の構造が、IgE親和性を大幅に低下または排除し、かつ一定のT細胞刺激作用を有するものへと変換されるためである。
発明の詳細な説明
本発明は生化学的精製方法に関し、該方法は、例えば組換え法により製造されるアレルゲンの、特定の溶離剤を用いる効率的な精製を介した、本発明により修飾された特性を有するタンパク質の製造をもたらす。これらの特性は、IgE活性の欠如または少なくとも大幅な低下と、同時に、T細胞刺激作用の維持からなる。
本発明は従って、シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1のIgE活性を低下させる方法であって、可溶性の組換えシラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1の使用および、その精製のための、以下に記載されるクロマトグラフ法の段階および、続く中和段階からなる前記方法に関する。
本発明はさらに、低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1の製造方法であって、実質的に緩衝化されていない塩基水溶液を溶離剤として用いる、クロマトグラフ法の複数の精製段階および続く中和による前記方法であって、ここで用いられる出発材料は、組換え法により製造される可溶性rBet v 1粗タンパク質である、前記方法に関する。
クロマトグラフ法の精製段階は、好ましくは陰イオン交換クロマトグラフ、疎水性相互作用クロマトグラフおよびゲルろ過を含み、1回のみ、次々に複数回、または交互に複数回実施することができる。しかし、クロマトグラフ法の精製段階は以下の順序が好ましい:1回目のゲルろ過、陰イオン交換クロマトグラフ、疎水性相互作用クロマトグラフ、および2回目のゲルろ過。
クロマトグラフ法の精製段階は、通常は5〜100mMの塩基濃度、好ましくは5〜40mM、特に好ましくは10〜30mMの塩基濃度で行い、ここで用いる塩基物質はNaOHが好ましい。純粋に水性の系の代わりに、混合系、例えば水およびメタノールを含む系を用いることもできる。非水系、例えばメタノール系も考えられる。しかし、水性の系の使用が好ましい。
それぞれのクロマトグラフ法の段階によっては、異なる濃度の中性塩、好ましくはNaClを、約5Mまで溶離剤に添加することができる。
比較的感度の高いタンパク質が許容する値に必要なpHの任意の低下は、炭酸水素ナトリウムの添加によって達成できる。
精製の最後において生理的条件を確立するとの意図は、クロマトグラフ法の段階の間における炭酸水素ナトリウムの存在の理由ともなり得る。ここで基本的に100mMまでの濃度が可能である。しかし、20mMより低い生理的範囲において、特に好ましくは11mMにおいて、操作が行われることが好ましい。
rBet v 1の場合は、pHの低下は不要である。しかしながら本発明の方法の適用において、精製の最後において簡単な方法で生理的濃度を確立することを可能にするため、一般に炭酸水素ナトリウムがrBet v 1に添加される。
本発明は従って、低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1の製造方法であって、実質的に緩衝化されていない塩基性溶離剤が、溶液中の精製すべきタンパク質をマイルドな条件下に、従ってクロマトグラフを適用できる状態に維持する、前記方法に関する。
本方法の好ましい態様においては、rBet v 1粗タンパク質は、例えば疎水性相互作用クロマトグラフまたはイオン交換クロマトグラフ、および/または塩析沈殿などのクロマトグラフ法による実際の精製の前に、前精製され、そこでは、続いて行われる主要な精製とは異なり、緩衝化された溶離剤または緩衝化された溶液が用いられる。
本方法における出発材料は、細菌または他の好適なホスト細胞(例えばイースト菌)において発現された溶解性の組換えアレルゲンである。本方法はこれら発現製品の一般的な用途を示しており、異なる起源の溶解性アレルゲンもまた、本発明に従って、本方法により精製し、復元し形成することができる。特に、異なる起源のアレルゲンが、シラカバ花粉主要アレルゲンBet v 1に対応する類似性を有する場合には、本発明による特性が達成されることが予想できる。しかし、本方法は特に、組換え法によって製造するシラカバ花粉主要アレルゲンBet v 1を得るのに好適である。しかし、天然のシラカバ花粉主要アレルゲンnBet v 1もまた、出発材料として基本的に好適である。
pHの修正によって組換え活性成分を最終的に中和することにより、―溶離剤成分の濃度を対応して選択すれば―、いつでも使用できる生理溶液を直接得ることができる。
薬学的に活性な成分は、中和後に直接、非経口用の製品として用いることができる。さらに、この再現可能で標準化可能な方法は、医薬品に必要な適正製造基準(Good Manufacturing Practice)(GMP)条件下において実施できる。
本発明は従って、特定のアレルギー免疫療法のための、改善された調製物の製造方法に役立ち、これは本発明の方法によって達成される。IgE活性の大幅な低下または欠如は、特定の免疫療法に有利な特性を提供する。この方法で製造した組換え低アレルギー性アレルゲンは、従って、アレルギー疾患に対する改善された療法に貢献することができる。
本発明は従って、本発明の方法によって得ることのできる低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1に関し、また特に、医薬としてのその使用に関する。
シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1の特性の付加的な作用のために、―例えばIgE活性の更なる低下またはT細胞刺激作用のさらなる増加を達成するために―、タンパク質に薬学的に許容可能な修飾を加えて該タンパク質の誘導体を製造することも、もちろん可能である。これらの修飾は、一方でDNAレベルでの遺伝的修飾であってよく、例えばアミノ酸の挿入、削除および置換え、タンパク質を開裂してフラグメントにすること、およびタンパク質またはそのフラグメントと他のたんぱく質またはペプチドとの融合などが好適である。しかし、修飾はまた化学的な性質のものであってもよく、タンパク質レベルで起きてもよい。
本発明は従って、本発明による低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1および/または薬学的に使用可能なその誘導体、全ての比率におけるそれらの混合物の、その発症にシラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1が関連するアレルギーに対する、特定の免疫療法用の医薬の製造のための使用に関する。
最後に、本発明は、本発明による低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1および/または薬学的に使用可能なその誘導体、全ての比率におけるそれらの混合物を含む医薬組成物に関する。本発明による活性成分は、少なくとも1種の固体、液体および/または半液体の賦形剤または補助剤と共に、そして随意的に1種または2種以上のさらなる活性成分と組み合わせて、ここで好適な用量形態に変換することができる。
これらの組成物は、ヒトの医学または獣医学において治療剤として用いることできる。好適な賦形剤は、非経口的投与に好適な、低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1と反応しない、有機または無機の物質である。非経口的投与に好適であるのは、特に、溶液、好ましくはオイルベースの溶液または水溶液であり、さらに、懸濁液、乳濁液またはインプラントである。本発明による低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1は、凍結乾燥することもでき、得られた凍結乾燥物は、例えば注入調製物の製造に用いることができる。示された組成物は、滅菌すること、および/または補助剤を含むことができ、補助剤は例えば潤滑剤、保存剤、安定剤および/または湿潤剤、乳化剤、浸透圧調整のための塩、緩衝物質および/または複数のさらなる活性成分などである。
さらに、本発明による低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1の対応する製剤は、例えば水酸化アルミニウムに吸着させることによって、デポー製剤を得ることを可能にする。
本発明による製造方法は、以下に一般的な形で記載される。この記載において、例の中で言及される全てのクロマトグラフ用材料は、Amersham Biosciences(フライブルク、ドイツ)より得た。核酸除去のための最初の前精製段階は、生理条件下(pH6〜8、非変性状態)で実施される疎水性相互作用クロマトグラフで構成されてよく、ここで同時に標的タンパク質が焦点となる。代替的に、塩析沈殿またはイオン交換クロマトグラフを実施してもよい。しかし、この最初の前精製段階は、本発明の効果を達成するために絶対必要というわけではない。
次の精製段階は、10〜100mMの濃度範囲、例えば20mMのNaClの弱い生理食塩水溶離剤(weakly saline eluent)中にタンパク質を転換するため、例えばセファデックス(Sephadex)G−25カラム上でのゲルろ過によって実施する。アルカリ性溶離剤を用いたイオン交換クロマトグラフの性能を促進するための条件がこうして創出される。この方法で製造されたタンパク質溶液は、次に、陰イオン交換クロマトグラフ、例えばソース(Source)Qカラムを用いたものに用いられる。ほとんどのアレルゲンはここで支持体に結合される。アルカリ性溶離剤は、元は僅かに溶解性または非溶解性のタンパク質でさえも、溶液中に残留させる。NaCl勾配溶離により、細菌性の不純物および活性成分フラグメントが部分的に除去される。
2回のさらなる精製段階、すなわち疎水性相互作用クロマトグラフおよびゲルろ過において、前精製され平衡化されたアレルゲンは、まだ残留している細菌性不純物から実質的に分離される。このため基本的に、低モル塩基および異なる割合の無機中性塩からなる同じ溶離物質が用いられる。従って、アレルゲンは、例えば5MまでのNaCl、20mMのNaOHおよび11mMのNaHCOを用いた疎水性相互作用クロマトグラフにおいてカラムに結合され、続いて、低塩または無塩のアルカリ溶液、例えば20mMのNaOHを用いて溶離される。
最後のクロマトグラフ法の段階において溶離剤の変更を行い、精製された組換えタンパク質が、溶離剤中に存在する塩基に対応する酸を用いた簡単な中和によって、溶解性かつそのままで使用可能な形態で得られるようにする。溶離添加剤の好適な濃度を選択すれば、非経口性の製品として好適な生理溶液が形成される。
精製したアレルゲンは、既知の、物理的、化学的または生物学的特性を介して識別され、特にSDS−PAGEおよび特定のモノクロナル抗体を用いて識別される。さらなる特性評価には、EAST抑制検査(EASTは酵素アレルゲン溶媒試験(enzyme allegro sorbent test)を指す)が実施でき、これによって参照と比較したタンパク質の特定のIgE結合を決定でき、および/または、例えばT細胞増殖検査を実施することができる。溶媒はpH測定および、NaおよびCl、そして所望であればCO 2−濃度の定量化によって試験される。これらの方法は一般に既知であり、記述されている。
本発明に従って製造されたアレルゲンの収率は、出発材料タンパク質に基づき通常75〜95%である。
従って本方法が関連するのは、最少の試料の処理、短い試料静置時間、好ましくは専用の薬学的に適合可能な物質の使用、一つの溶離剤が多様な分離原理に互換性があること、および、時間がかかりそして一定の状況下においては無効な方法、例えば透析の回避である。さらに、水酸化ナトリウム溶液は好ましくは塩基として用いられるが、それは有効な静菌剤として知られており、存在するタンパク質を分解からまたは微生物による汚染から保護する。細菌の発現において問題を引き起こす可能性のある内毒素、他の異種タンパク質およびDNAも同様に、効果的に除去または分解される。
上記のクロマトグラフ法の段階の順序および数は、変更可能である。従って、特に、標的タンパク質の具体的な物理化学的特性を考慮することができる。
当業者は、さらなるコメントなしで、上記の説明をその最も広い範囲において利用できると考えられる。従って、以下に記載される好ましい態様は記述的な開示に過ぎず、どのような方法においても決して限定するものではないことが理解される。
本方法の特に好ましい態様を、以下のスキームに示す(表1)。
表1.本発明による製造方法の概要
Figure 0004343702
本発明は、以下に、治療的に有効な組換えBet v 1(rBet v 1)の精製の例を通して記述される。全てのクロマトグラフ材料は、Amersham Biosciences(フライブルク、ドイツ)から市場で入手可能である。
例1:低アレルギー性rBet v 1の製造
初めに、溶解性のrBet v 1アレルゲンを含む大腸菌溶菌液を、標準法(Breiteneder H., et al., EMBO J. 1989, 8: 1935-8; Hoffmann-Sommergruber et al., Protein Exp. Purif. 9(1), 1997: 33-39)により製造する。核酸を除去するため、疎水性相互作用クロマトグラフを、トリス/硫酸アンモニウム緩衝液(20mMのトリス/Hcl、1M硫酸アンモニウム、pH8.0)中のフェニル−セファロースを用いて実施する。溶離は蒸留水を用いて実施する。さらなる精製段階を弱いアルカリ溶離剤を用いて実施するため、残留硫酸アンモニウムを、セファデックスG−25を通すゲルろ過により、20mMのNaClと置換する。
この方法により前精製したタンパク質溶液を、ソース(Source)15Qを用いた陰イオン交換クロマトグラフに用いて、そこで支持体材料をアルカリ溶液(20mMのNaOH、11mMのNaHCOおよび20mMのNaCl)で平衡化する。出発溶液のpHが比較的高いため、実質的に全ての標的タンパク質が陰イオン交換剤に結合する。続く溶離はNaCl勾配を増加しながら(20mMのNaOH;11mMのNaHCO;20mMのNaClから、20mMのNaOH;11mMのNaHCO;0.5MのNaClへ)行い、不純物(ホスト細胞タンパク質)および活性成分フラグメントを除去する。
次のクロマトグラフ法の段階は、ソースPHEを用いる疎水性相互作用クロマトグラフである。このために、イオン交換クロマトグラフからの溶離物は、対応する量の5MのNaClストック溶液、2MのNaOHストック溶液および炭酸水素ナトリウムを添加することにより、3MのNaOH、20mMのNaOH、11mMのNaHCOに調節する。これらの条件下において、rBet v 1はカラム材料に結合する。結合標的タンパク質の溶離は、20mMのNaOHを用いて実施する。
最終段階において、アルカリ条件下においてスーパーデックス(Superdex)75を通してゲルろ過を実施する。クロマトグラフ溶液は、溶離剤に添加した塩基の中和により、所望の最終組成物、すなわち生理食塩水の濃度に対応する10mMのNaOH、11mMのNaHCOおよび148.4mMのNaClが得られるように選択する。ゲルろ過からの溶離物は、使用した塩基NaOHに対応する酸HClを用いて最終的に中和され、中性のpHと共に生理食塩水における所望の塩含量をもたらす。これは、1/10(v/v)の100mMのHClの添加によって達成される。
例2:SDS−PAGEによる特性評価
例1で得た低アレルギー性rBet v 1の特性評価のために、SDS−PAGE(15%)を実施する。図1Aに示すように、天然のnBet v 1(トラック2)、Hoffmann-Sommergruberら(Protein Exp. Purif. 9(1), 1997: 33-39)の方法によって従来方法により精製した組換えrBet v 1(トラック4)、および本発明に従って精製したrBet v 1(トラック3)は、SDS−PAGEにおいて同じ分子量を有する。
例3:血清プールを用いたIgE活性の決定
IgE活性を決定するために、例2によるSDS−PAGEをニトロセルロースにブロットする。シラカバ花粉症患者からの血清プールをブロットに添加した後、該ブロットを抗IgE抗体およびアルカリ性ホスファターゼからなる接合体(conjugate)と共にインキュベートする。アルカリ性ホスファターゼによって促進された色反応(図1B)によれば、天然のnBet v 1および従来方法により精製した組換えrBet v 1のIgE活性は示されるが、本発明に従って精製したrBet v 1−MFのIgE活性は示されない。
例4:個別血清を用いたIgE活性の決定
個別のシラカバ花粉症患者からの血清を用いてIgE活性を決定するために、nBet v 1(位置3)、従来方法により精製した組換えrBet v 1(位置5)、および本発明に従って精製した組換えrBet v 1(位置4)を、図2Aに示すようにニトロセルロース膜に適用し、例3と同様にして試験した。図2Aによれば、本発明に従って精製したrBet v 1が弱いIgE活性を有している血清5を例外として、天然のnBet v 1および従来方法により精製した組換えrBet v 1のみはIgE活性を有するが、本発明に従って精製したrBet v 1はIgE活性を有さないことがわかる。
試験したアレルゲンの主体性(identity)を決定するために、ニトロセルロース膜は、種々のラビットのポリクローナル抗Bet v 1抗体(試料21〜26)およびマウスのモノクローナル抗Bet v 1抗体6B6(試料27)と共にインキュベートし、続いて例3(図2B)と同様に処理した。
例5:IgE結合の定量化
Suckらの方法(Int. Arch. Allergy Immunol. 2000; 121: 284-291)による、アレルギー患者の血清プールを用いるEAST阻害試験において、天然nBet v 1、従来方法により精製した組換えrBet v 1、および本発明に従って精製した組換えrBet v 1を、互いにそのIgE結合強度について比較した(図3)。本発明に従って精製したrBet v 1のIgE活性は、他のBet v 1タンパク質のそれと比べて、100倍以上低下していることが見出された。
例6:T細胞刺激作用の決定
本発明によるrBet v 1アレルゲンのT細胞の成長への影響を決定するために、T細胞株(TCLs)およびT細胞クローン(TCCs)の増殖アッセイを、Schrammら(1999, J. Immunol. 162(4): 2406-2414)の方法によって実施した(図4)。刺激指数(SI)の比較から、試験した供与体のT細胞は、天然のnBet v 1または従来方法で精製した組換えrBet v 1との反応と少なくとも同じ程度には、rBet v 1と反応することがわかる。rBet v 1との反応は、選択した条件によっては、nBet v 1またはrBet v 1との反応より最大で3分の1だけ上回っている。
低アレルギー性rBet v 1の特性評価のためのSDS−PAGEを示す。トラック1:分子量推定のための標準タンパク質。トラック2:天然nBet v 1。トラック3:本発明に従って精製したrBet v 1。トラック4:従来方法により精製したrBet v 1。 図1AのSDS−PAGEのニトロセルロースブロットを示す。 図2Aは個別患者の20個の血清試料を用いた、IgE活性決定のためのニトロセルロースブロットを示す。位置3:天然nBet v 1。位置4:本発明に従って精製したrBet v 1。位置5:従来方法により精製したrBet v 1。 図2BはBet v 1試料の主体性決定のためのニトロセルロースブロットを示す。ブロット21〜26:種々のラビットポリクローナル抗Bet v 1抗体。ブロット27:マウスモノクローナル抗Bet v 1抗体6B6。 IgE結合の定量化のための酵素アレルゲン溶媒試験(EAST)を示す。 IgE−Bet v 1結合の阻害剤の濃度をμg/ml単位で横軸にプロットし、阻害率を[%]で縦軸に示す。 Bet v 1変種によるT細胞刺激作用の決定を示す。 天然nBet v 1、従来方法により精製した組換えrBet v 1、および本発明に従って精製した組換えrBet v 1の濃度と、種々のT細胞株(TCLs)およびT細胞クローン(TCCs)によって得たそれぞれの刺激指数(SI)を比較する。

Claims (15)

  1. 衝化されていない塩基水溶液を溶離剤として用いた1回または2回以上のクロマトグラフ法の精製段階およびそれに続く中和による、低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1の製造方法であって、
    用いる出発材料が、組換え法によって製造された溶解性のrBet v 1粗タンパク質であること、
    組換え法によって製造された溶解性のrBet v 1粗タンパク質が、大腸菌に発現されたこと、
    クロマトグラフ法の精製段階が、陰イオン交換クロマトグラフ、疎水性相互作用クロマトグラフおよびゲルろ過を含むこと、ならびに、
    クロマトグラフ法の精製段階を、以下の順序:1回目のゲルろ過、陰イオン交換クロマトグラフ、疎水性相互作用クロマトグラフ、および2回目のゲルろ過、によって実施すること
    を特徴とする、前記方法。
  2. 溶離剤として用いる塩基を、5mM〜100mMの濃度範囲において用いることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 溶離剤として用いる塩基を、5mM〜40mMの濃度範囲において用いることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 溶離剤として用いる塩基がNaOHであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 無機の中性塩を溶離剤に添加することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 無機の中性塩およびNaHCOを溶離剤に添加することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  7. 溶離剤に添加する無機の中性塩がNaClであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 溶離剤に存在するNaOH、NaClおよびNaHCOの濃度が、精製段階に続く中和段階において、10mM NaOH、11mM NaHCOおよび148.4mM NaClとなるように選択されることを特徴とする、請求項4〜7のいずれかに記載の方法。
  9. rBet v 1粗タンパク質が、クロマトグラフにより、および/または塩析沈殿により、緩衝溶液中で前精製されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1のIgE活性を低下させる方法であって、組換え法によって製造された溶解性のシラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1を、請求項1〜9に記載の方法の一つに付すことを特徴とする、前記方法。
  11. 請求項1〜9に記載の方法の一つにより得ることのできる、低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1。
  12. 医薬としての、請求項11に記載の、低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1。
  13. 請求項11に記載の低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1の、シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1が関連して始まるアレルギーに対する、特定の免疫療法用の医薬の製造のための使用。
  14. 請求項11に記載の低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1を含む、医薬組成物。
  15. 請求項11に記載の低アレルギー性シラカバ花粉主要アレルゲンrBet v 1、ならびに、賦形剤および/または補助剤を含む、医薬組成物。
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