JP4343436B2 - 濾過装置及び紡糸ヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は紡糸ヘッドのための濾過装置と、プラスチックスレッドを製造するための紡糸ヘッドとに関し、紡糸ヘッドはハウジングを含み、ハウジング内でプラスチック溶融体がスピナレットから放出される前に圧力下でフィルタ要素を通過し、フィルタ要素は濾過材料を有し、濾過材料は分配装置によりプラスチック溶融体の圧力の大きさ又は程度に応じ軸線方向の押圧力を受け、この押圧力はシール間隙の閉鎖の場合にフィルタ要素のシール縁に作用する。
【0002】
いわゆる溶融体回転法では、スピナレット板を通過する直前で、砂フィルタ、金属粉フィルタ、又はフィルタカートリッジによりポリマ溶融体を超微細濾過しなければならない。欧州特許第658638号明細書から、互いに平行に配置された複数の金属ガーゼフィルタカートリッジを通過させるようポリマ溶融体を導くと、全てのフィルタカートリッジにわたる均一な流れを得ることが実際上できず、その結果特定のフィルタカートリッジが残りよりも先に汚染するようになり、全ての組のフィルタカートリッジを短い作動時間の後に清掃し又は交換しなければならない、ことが公知である。
【0003】
ドイツ国特許出願公開第4225341号明細書に開示されるものと同じ形式の紡糸ヘッドにおいて、単一の環状フィルタ要素を用いることが既に提案されている。この環状フィルタ要素はハウジング内部の混合作動装置を取り囲み又は包囲し、この装置は、均質にかつ全体的に混合されてフィルタから流出する濾過済み溶融体流れを一体的に提供するよう作用する。しかし、公知のフィルタ要素は圧力安定性が十分でなく、引き伸ばされたフィルタ要素の弾性はシール間隙の形で存在するこれら潜在的な通過点を完全にシールすべくそのシール縁を閉鎖するのに十分でない。この欠点を克服するために、環状フィルタ要素を板フィルタの組又はパックで置き換えることが現在既に実施されている。しかし、その板フィルタディスクを備えたフィルタ要素内での溶融体流れの再指向の結果、このような再指向が必要なときにはエネルギ流れ挙動に乱れが生じ、この再指向は関連のあるプラスチック溶融体用濾過プロセスを阻害する。また、このような解決法は実現するのにコストがかかる。
【0004】
更に、ドイツ国特許出願公開第4227114号明細書から、分配装置により得られる半径方向支持体に基づいて環状フィルタ要素の安定性を高めた紡糸ヘッドが公知である。しかし、フィルタ要素は非常に不均一な貫流のみを可能にする。
米国特許第4661249号及び2881474号明細書から、壁内に流体出口が形成された支持パイプとそれぞれ協働するフィルタ要素が公知である。これら壁は濾過材料によって取り囲まれ又は包囲される。フィルタ要素はこの場合、濾過装置のハウジング部分内の端部周りに密封的に引き伸ばされ、それにより、両端において達成されるシール作用が予め設定可能なシール値の範囲内でのみ存在するようにされる。静的な引き伸ばし作用であるので、これはシール内の安定をもたらし、これはシール効果の損失につながる。
【0005】
当該技術分野についてのこの記載から始まって、本発明の目的は、省エネルギの濾過作用を可能にし、圧力が安定であり、シールの良好な存続期間を保証し、実現するのに低コストである、改良式フィルタ装置を開示することにある。このような目的は請求項1及び2に記載の特徴を有するフィルタ装置によって達成される。
【0006】
本発明の別の目的は、多ストランド合成スレッドを製造するためのプラスチック溶融体が流出点において特に均一になるように、上述の形式の紡糸ヘッドを更に発展させることにある。このような目的は請求項12に見られる特徴を有する紡糸ヘッドを開示する。
請求項1の特徴部分による事実によれば、交換可能な構造ユニットを形成するフィルタ要素が支持パイプを有し、支持パイプの壁内には流体通路が形成されており、支持パイプは濾過材料に取り囲まれ又は包囲され、濾過材料が、一端において外向きに軸線方向に突出し、かつ/又はそのシール縁が支持パイプ上にある少なくとも一端において軸線方向後向きに変位され、従って圧力安定性のある構造ユニットが形成され、この構造ユニットは溶融体圧力が高いときでさえ安全に作動する。プラスチック溶融体はフィルタ要素の全長の方向にかつフィルタ要素の全長にわたって均一に、一方向に流れるので、貫流はエネルギを無駄にすることなく逆にされ又は対比され、溶融体の貫流に対し人工的な抵抗が形成されない。フィルタ要素の所定の弾性挙動を備えつつ関連のあるシール縁を形成する、濾過材料の突出端又は後方に整列された端部により、シールにおける潜在的な割れ目の形で生じうる潜在的な通過点の確実なシールが保証される。このようなフィルタ要素を標準構造部品、特に従来の金属ガーゼ濾過材料から製造できるので、フィルタ要素は低コストで製造される。
【0007】
本発明によるこのような結果は請求項2の開示部分によっても得ることができる。即ち、フィルタ要素の場合に一端において平坦なシール縁が設けられ、従ってフィルタ要素全体の剛性が高められ、それにより、作用せしめられる圧力下で、シール間隙が閉鎖される。押圧力に応じ、能動作動シール配列体が紡糸ヘッドを備えた濾過装置のために実現され、このシール配列体は漸進的に高い圧力を適用して漸進的に更にしっかりとシールする。
【0008】
本発明による紡糸ヘッドは特に、プラスチック溶融体が入口から出口までずっと均一に、かつ滞留時間が場所又は部分毎に異なることなしに、案内される。溶融体通過支持パイプと分配ヘッドとの間に形成される流出室はフィルタ要素を通る均一な貫流を保証し、濾過されたプラスチック溶融体が流出点まで運ばれて除去されるのが阻止されないことを保証する。従って、支持パイプにより、フィルタ要素の高い圧力安定性が得られる。
【0009】
好ましい流れ通路を得るために、分配ヘッドに排出方向の円錐状テーパを設けることにより、流出室の開放貫流直径を大きくするのが特に有利である。
側部からフィルタ要素内へのプラスチック溶融体の流入作用を改善するために、圧力板と分配ヘッドとの間で変位装置上に圧力板の底部を段階的に導入することもでき、ここでは圧力板はフィルタ要素のシール縁に対するシール面として作用する。従って、作動に対し不利である流れ蓄積角が阻止される。
【0010】
この目的のために、圧力板の底部は好ましくは、紡糸ヘッド内のプラスチック溶融体の排出方向に0°から40°の角度だけ傾斜される。
フィルタ要素の両端、特に圧力板に指向されたフィルタ要素の端部において溶融体が顕著な障害なしに、なめらかに濾過材料内に流入できるように、筒状フィルタカバーが支持パイプ及び濾過材料の両方に接続され、フィルタ要素の濾過表面がカバーの端部に形成される。特に有利なのは、圧力板に指向されたフィルタ要素の端部において濾過材料が、そのシール縁が支持パイプ上にありつつ軸線方向に外向きに突出し、又は後方に傾斜され、それにより、蓄積角が生じないようにしている。
【0011】
フィルタカバーの弾性は驚くべきことに、支持パイプの半径方向安定性に制限されない。支持パイプ内の流体通路により、フィルタカバーの軸線方向弾性は任意であり、この弾性は軸線方向の押圧力下で、フィルタ要素のシール縁周りのシール間隙を閉鎖しつつ、能動的に支持し又は助成する。従って、フィルタ要素の弾性を高めることができ、一方、フィルタ要素は対応した硬質材料からなる任意の従来の端部キャップを備えておらず、しかし濾過材料を強化しかつ両端を対応して溶融又は接合するだけで、弾性が得られる。
【0012】
他の有利な構成は従属請求項の目的である。
以下、濾過装置及び紡糸ヘッドについて、図面を参照して更に詳細に説明する。
図面は概略図でありかつ実寸でない。
図1において、全体が符号10で示されるのは、図示しないプラスチック溶融体、特にポリマ溶融体からプラスチックスレッドを製造するための紡糸ヘッドである。紡糸ヘッド10は中空筒状体の形のハウジング12を有し、この筒状体はプラスチック溶融体の流入のための頂部流入口14と、スピナレットを収容するための底部排出口16とを有する。スピナレットは多ストランド合成スレッドのフィラメントを排出するための、図示しない多数のノズル孔を含む。プラスチックフィラメントを製造するために、底部排出口16は従来通りスピナレット板により閉鎖され、従ってここでは詳述しない。図1の詳細図において、右半分には排出設定にある紡糸ヘッドが、左半分には作動設定にある紡糸ヘッドが示される。ここで、作動設定では、プラスチック溶融体の圧力及び力の存在下で紡糸ヘッド10の可動部品はそれらの作動位置にあるように示されている。
【0013】
圧力下でスピナレットからスピナレット板上に排出される前のプラスチック溶融体の濾過プロセスのために、この溶融体は濾過材料20を有するフィルタ要素18を通って案内され、それにより外側から半径方向内向きの貫流が生ずる。このようなフィルタ要素18が改良されたものとして図2に示される。濾過材料20は溶融体圧力の大きさ又は程度に依存する分配装置22からの軸線方向押圧力の影響を受け、プラスチック溶融体用の生じうる通過点としてのシール間隙24の閉鎖の場合、この押圧力はフィルタ要素18のシール縁26,28に作用する。図2に示されるように交換可能な構造ユニットを形成するフィルタ要素18はプラスチック溶融体用の流体通路32を備えた支持パイプ30を有し、支持パイプ30を示す図3の簡単な図示では、全ての通過点32が示されていない。しかしながら、これらの通過点は三つのグループの形で互いに関連しながら、筒状支持パイプ30の外周に沿って均一に分配される。
【0014】
濾過材料20は支持パイプ30を取り囲み又は包囲し、従って支持パイプ30自体と接触し続ける。図2に更に示されるように、図面に示されるように整列される濾過材料20は、支持パイプ30上に軸線方向前方に整列されたシール縁28を有する頂端と、軸線方向後方に整列された底端とにおいて、突出する。
濾過材料20は好ましくは、特に高品質鋼の形のワイヤガーゼ又は金属不織布からなるひだ付きフィルタカバー34からなる。カバーの両端の接続に関し、これら両端は図示しない長手方向の接合シームにより互いに接続され、従って筒状中空ボディを形成する。ひだを設ける代わりに、支持パイプ30周りに図示しない一つ又は複数の層に巻き上げることによりフィルタカバーを形成することもできる。図示される実施態様において、フィルタカバー34は、目の大きさが5マイクロメートルと500マイクロメートルとの間、特に50マイクロメートルと150マイクロメートルとの間にある多層、高品質鋼のガーゼからなる。また、濾過材料は「Chemicron」という商標で、市場において入手できる。本実施態様における限りフィルタカバー34にはひだが形成され、フィルタの各折り曲げ部に対し、独立したシール縁26,28がフィルタカバー34の反対側に設けられる。フィルタカバー34のひだ付きの構成に加えて、本実施態様を、平坦な外周において通過する筒状のフィルタカバーから形成することもできる。更に、関連する濾過材料20をフィルタカバー34を形成する単一部材、又はその一部から形成してもよく、それにより、支持パイプ30が完全なフィルタ要素の一体的な構成要素部分となる。また、図示しない実施態様において、支持パイプ30を完全に省略し、支持フレームをフィルタ要素筒状体のみにより形成することもできる。
【0015】
フィルタカバー34の弾性は任意に予め設定可能であり、この弾性は、濾過プロセス中即ち紡糸ヘッド10の作動中に上述した軸線方向の押圧力下で、フィルタ要素18のシール縁26,28の関連するシール間隙24を閉鎖するのを助成することができる。更に、図2に示されるように、フィルタ要素18のシール縁26,28は支持パイプ30の端部円形面36に対し、紡糸ヘッド10内にプラスチック溶融体が流入する方向に予め設定可能な角度、特に約15°だけ外向きに傾斜している。円形面36に平行な半径方向の二つのシールガスケット38が以下の目的のために設けられ、即ち、ガスケット38は図2に示されるようにフィルタカバー34に対応してシールされると共に、このためにディスク状に形成される。フィルタカバーが上述したように中空筒状体に形成されたときでさえ、このようなシール作用が生ずる。外周のシール作用はシール縁26,28によって達成される。効果的なシール効果及びシールされたパッキングがフィルタカバーと協働する支持パイプ30によって得られ、それにより、フィルタ要素18全体がシール効果を形成する。
【0016】
従って、製造の目的のために、フィルタ要素18のシール縁26,28は順に、図2に示されるように周囲のシールされたシーム40により形成され、このシームはフィルタカバー34のひだの折り目に沿う可視的な端部を完全に覆う。次いで、シール縁26,28が閉鎖周囲曲線又は曲面に沿い延びてシールのために滑らかな表面を維持し続けるのを保証するように、周囲の接合シーム40には研削、研磨、尖鋭化といった再加工が施される。
【0017】
分配装置22は分配ヘッド42を有し、分配ヘッド42はその上方に配置された圧力板44を備えている。分配ヘッド42は長手方向にハウジング12内、筒状支持具46内を移動可能に案内される。フィルタ要素18は従って、上述の分配ヘッド42の外周を取り囲みかつ包囲すると共に、一端が圧力板44の底部上に、他端が支持具46からの突起48上に支持される。圧力板44の底部及び突起48の頂部には従って、シール縁26,28の傾斜角に対応する傾斜角が設けられ、これは水平線に対し15°が好ましい。
【0018】
しかしながら、圧力板44の底部を、傾斜角が0°になるように形成することもできる。即ち、シール間隙24をシールするのに図示しないシールリングを用い、フィルタ要素のシール縁26と分配装置22のシール面との間にシールリングを配置することもできる。
しかしながら、このような構成のためには、分離されたシールリングなしに図2aのようなフィルタ要素を用いるのが特に有利である。フィルタ要素のこの改良態様について、上述のフィルタ要素について用いられたのと同じ参照符号が用いられ、更に、この新しい実施態様は上述の実施態様と本質的に異なる限りにおいて説明される。特に図2aの分離された拡大図Yに示されるように、図面を見る方向に関し、底部側のシールリング28は支持パイプ30に対し後方に、軸線方向に傾斜するよう配置される。分離された拡大図Xに示されるように、フィルタ要素18の他端において、シール縁26は平坦に延びるよう配置され、即ち支持パイプ30の関連する自由端と共に水平面内に延びる。増大し最終的に一定になる紡糸ヘッドの押圧力特にその圧力板44の押圧力の下、丸い接合シームの領域においてシール間隙24の閉鎖作用が最大シール効果に達し従って確実なシール作用が得られるまでシール間隙24の閉鎖作用が実行されるように、図2aに示されるようなフィルタ要素18全体の剛性が測定される。この接合シームはシール縁26,28を本質的に形成する。
【0019】
フィルタ要素18の外周は支持具46と共に流入室50を画定し、この流入室は生じうるデッドスペースが極めて小さく制限されるような容積にされている。支持パイプ30は次いで分配ヘッド42と共に、プラスチック溶融体用の流出室52を画定する。流出室52を個々の長手方向溝から形成してもよく、空間52が支持パイプ30の高さ全体上に延びることができるようにこれら溝はそれらの長手方向に整列して配置されうる。流入室50が図1を見る方向から見て、頂部から下方に円錐状にテーパが形成されるのに対し、流出室52は頂部から下方に円錐状に拡開している。これによって、フィルタ要素18を貫流し同時にデッドスペースがなくなる最適な流れ挙動が得られる。
【0020】
分配ヘッド42は制御ヘッド54と共に従来通り作動し、この制御ヘッド54はハウジング12内を内壁に沿って長手方向に移動可能に案内されると共に、分配ヘッド42の方向の増大設定動作によってハウジング12に対する側縁シール56を提供する。圧力板44上にプラスチック溶融体を供給するために制御ヘッド54は中心凹部58を有し、プラスチック溶融体はここから外向きに圧力板44の頂部上を均一に分配される。周囲の長手方向溝状案内部60を通り、プラスチック溶融体はそこから流入室50内に流入する。分配ヘッド42と比べて制御ヘッド54は一種の板バネの部分片としての、バネ状弾性離間ホルダ62上に支持される。制御ヘッド54の軌道を制限するために、このような間隙ホルダをその底部において支持具46の境界フランジ上に、又は分配ヘッド42上に対応して支持することができる。
【0021】
図面右側の非作動位置から左側の作動位置への制御ヘッド54の設定動作において制御ヘッドは予め設定可能な距離だけ移動する。離間ホルダ62の自由なバネ通過を克服するのに続いて、圧力板44上へのプラスチック溶融体の圧力と関連する力が分配ヘッド42を下方に移動せしめると、これによってフィルタ要素18のシール縁26,28及びシール間隙24における把持力が増大せしめられ、同時に、分配ヘッド42とフィルタ要素18との間か、又はフィルタ要素18と支持具46との間に生じうる通過点が確実に遮断されかつシールされる。このように引き伸ばされたフィルタ要素18の弾性によって、シール作用それ自体が能動的に変形しているシール効果が増大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるフィルタ装置を備えた本発明による紡糸ヘッドの縦断面図である。
【図2】 支持パイプ及び濾過材料を備えたフィルタ要素の縦断面図である。
【図2a】 支持パイプ及び濾過材料を備えた、改良型フィルタ要素の縦断面図である。
【図3】 図2の支持パイプの縦断面図である。

Claims (20)

  1. プラスチックスレッドを製造するための紡糸ヘッド(10)のための濾過装置であって、該紡糸ヘッド(10)はハウジング(12)を有し、プラスチック溶融体は、スピナレットから排出される前に、濾過材料(20)を有するフィルタ要素(18)を通過し、該濾過材料(20)は、分配装置(22)により、プラスチック溶融体の圧力の大きさ又は程度に応じ軸線方向の押圧力を受け、フィルタ要素(18)のシール縁(26,28)に作用し、斯くしてシール間隙(24)を閉鎖する濾過装置において、フィルタ要素(18)が支持管(30)を有し、該支持管(30)が、流体が通過できるようにする複数の孔(32)を壁内に備えると共に、濾過材料(20)により包まれ、該濾過材料(20)が、そのシール縁(26)の一端が支持管(30)の軸線方向上方に突出し又は後退される、濾過装置。
  2. プラスチックスレッドを製造するための紡糸ヘッド(10)のための濾過装置であって、該紡糸ヘッド(10)はハウジング(12)を有し、プラスチック溶融体は、スピナレットから排出される前に、濾過材料(20)を有するフィルタ要素(18)を通過し、該濾過材料(20)は、分配装置(22)により、プラスチック溶融体の圧力の大きさ又は程度に応じ軸線方向の押圧力を受け、フィルタ要素(18)のシール縁(26,28)に作用し、斯くしてシール間隙(24)を閉鎖する濾過装置において、フィルタ要素(18)が支持管(30)を有し、該支持管(30)は、流体が通過できるようにする複数の孔(32)を壁内に備えると共に、濾過材料(20)により包まれ、該濾過材料(20)は、その一端に平坦なシール縁(26)を有し、該フィルタ要素(18)は、フィルタ要素(18)の可撓性によりシール間隙(24)が圧力下で閉鎖されるような程度に、全体的に硬い、濾過装置。
  3. 濾過材料(20)がワイヤメッシュのひだ付きフィルタジャケット(34)からなり、該ジャケットの互いに隣接する両端が長手方向溶着部により互いに接続されている請求項1又は2に記載の濾過装置。
  4. フィルタジャケット(34)の特定の可撓性によって、軸線方向の押圧力下で、フィルタ要素(18)のシール縁(26,28)においてシール間隙(24)を閉鎖するのが助成される請求項1に記載の濾過装置。
  5. フィルタ要素(18)のシール縁(26,28)のうち少なくとも一方を、支持管(30)の両端における円形面(36)に対し、紡糸ヘッド(10)内にプラスチック溶融体が流入する方向に特定の角度だけ傾斜させた請求項1から4のうちいずれか一項に記載の濾過装置。
  6. フィルタ要素(18)のシール縁(26,28)を周方向溶着部(40)によりそれぞれ形成し、該周方向溶着部(40)は両端面においてフィルタジャケット(34)の両端を完全に覆っている請求項3から5のうちいずれか一項に記載の濾過装置。
  7. シール縁(26,28)が、折り曲げ部に配置される閉鎖周囲湾曲部に沿いつつ平坦に延びるように、周方向溶着部(40)が加工される請求項6に記載の濾過装置。
  8. 分配装置(22)が圧力板(44)を備えた分配ヘッド(42)をハウジング(12)内に有し、該分配ヘッド(42)は、位置決め具(46)内を長手方向に移動可能であり、フィルタ要素(18)は、分配ヘッド(42)の周囲を取り囲み、その一端において圧力板(44)上に係止し、他端において位置決め具(46)上に係止する請求項1から7のうちいずれか一項に記載の濾過装置。
  9. フィルタ要素(18)の周囲が位置決め具(46)と共に流入室(50)を画定し、支持管(30)が分配ヘッド(42)と共にプラスチック溶融体用の流出室(52)を画定する請求項8に記載の濾過装置。
  10. 分配ヘッド(42)が制御ヘッド(54)と協働し、該制御ヘッド(54)は、ハウジング(12)内を長手方向に移動可能であると共に、分配ヘッド(42)の方向の前進流入動作によってハウジング(12)に対するシール部(56)として作用する請求項8又は9に記載の濾過装置。
  11. プラスチック溶融体がポリマ溶融体であり、濾過材料(20)が多層ステンレスワイヤメッシュからなる請求項1から10のうちいずれか一項に記載の濾過装置。
  12. プラスチックスレッドを製造するための紡糸ヘッドであって、該紡糸ヘッド(10)はハウジング(12)を有し、該ハウジング(12)は、排出側に複数のジェット孔を備えたスピナレットを有すると共に流入側に溶融体入口(58)を備えた制御ヘッド(54)を有し、該紡糸ヘッド(10)は制御ヘッド(54)とスピナレットとの間に分配装置(22)及びフィルタ要素(18)を有し、それにより、分配装置(22)及びフィルタ要素(18)が溶融体圧力により位置決め具(46)に対し一体的に保持され、フィルタ要素(18)が一つのシール縁(28)でもって位置決め具(46)のシール表面に係止し、別のシール縁(26)でもって分配装置(22)のシール表面に係止し、分配装置(22)が圧力板(44)と共にフィルタ要素(18)上に支持されると共に、分配ヘッド(42)によりフィルタ要素(18)内に突出し、プラスチック溶融体がスピナレットから排出される前に圧力下でフィルタ要素(18)の濾過材料(20)を通過して分配ヘッド(42)によりスピナレットまで導かれる紡糸ヘッドにおいて、フィルタ要素(18)がその内部に、分配ヘッド(42)に対面する、濾過材料(20)を支持するための支持管(30)を有し、フィルタ要素(18)が、分配ヘッド(42)に対面するその内側において、濾過材料(20)を支持するための支持管(30)であってその壁内に流体通路(32)を備えた支持管(30)を有し、支持管(30)と分配ヘッド(42)との間に流出室(52)を形成した紡糸ヘッド。
  13. 排出端方向に向かう分配ヘッド(42)の傾斜によって、支持パイプ(30)と分配ヘッド(42)との間に流出室(52)を形成した請求項12に記載の紡糸ヘッド。
  14. 圧力板(44)と分配ヘッド(42)との間に、圧力板(44)の底部によって分配装置(22)のシール表面を形成した請求項12又は13に記載の紡糸ヘッド。
  15. 圧力板(44)の底部を、紡糸ヘッド(10)内のプラスチック溶融体が排出される方向に、特定の角度だけ傾斜させた請求項14に記載の紡糸ヘッド。
  16. 支持管(30)及び濾過材料(20)を互いに接続して筒状フィルタジャケット(34)を形成し、該フィルタジャケット(34)の両端にフィルタ要素(18)のシール表面(26,28)を形成した請求項12から15のうちいずれか一項に記載の紡糸ヘッド。
  17. 濾過材料(20)はそのシール縁(26)が、圧力板(44)に対面する端部において、支持管(30)よりも軸線方向に突出する請求項16に記載の紡糸ヘッド。
  18. フィルタジャケット(34)の特定の可撓性によって、軸線方向の押圧力下で、フィルタ要素(18)のシール縁(26,28)においてシール間隙(24)を閉鎖するのが助成される請求項16又は17に記載の紡糸ヘッド。
  19. フィルタ要素(18)の各シール縁(26,28)を加工された周方向溶着部(40)により形成し、溶着部(40)はフィルタジャケット(34)の両端を端面において完全に覆っている請求項16から18のうちいずれか一項に記載の紡糸ヘッド。
  20. 濾過材料(20)がひだ付きのワイヤメッシュ、又はひだ付きのフリースからなる請求項12から19のうちいずれか一項に記載の紡糸ヘッド。
JP2000553636A 1998-06-08 1999-06-02 濾過装置及び紡糸ヘッド Expired - Fee Related JP4343436B2 (ja)

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