JP4339668B2 - 遮断器 - Google Patents

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本発明は、雷サージ、漏電、過負荷、短絡といった異常を検出したとき、ブレーカを動作させて、電源を遮断する遮断器に関する。
従来の遮断器として、特許文献1に記載された遮断器では、変流器により漏電を検出したときに電源を遮断するとともに、雷サージに対しても、変流器により接地線に流れる放電電流を検出して、電源を遮断する。そして、遮断動作をカウントして、一定回数になると、警告を発する。
特開平10−14092号公報(段落0013、0015、0018)
上記の遮断器では、1つの変流器によって、雷サージによる異常電流あるいは漏電による異常電流を検出して、遮断動作をカウントしている。しかしながら、遮断がいずれの原因によって発生したのか判別することができない。そのため、遮断の原因を特定することができず、異常の原因を究明することが著しく困難となる。特に、遠隔地に遮断器が設置されている場合には、異常解消のために多大な労力を費やすことになる。
本発明は、上記に鑑み、1つの変流器で異常電流を検出しても、その原因を容易に特定できるようにした遮断器の提供を目的とする。
本発明は、電源線に流れる電流を検出する変流器と、該変流器の出力電流に基づいて漏電を検出する漏電検出部と、前記変流器の出力電流に基づいて雷サージを検出する雷サージ検出部と、前記電源線を遮断するブレーカと、漏電あるいは雷サージを検出したときに前記ブレーカを動作させる制御部とを備え、前記変流器と前記雷サージ検出部との間に、漏電が発生したときの前記変流器の出力電流の導通を阻止し、雷サージが発生したときの前記変流器の出力電流の導通を許容する導通制限素子が設けられ、前記変流器と前記漏電検出部との間に、雷サージが発生したときの前記変流器の出力電流を短絡させる保護素子が設けられたものである。
これによって、漏電発生時の変流器の出力電流は雷サージ検出部には流れない。また、雷サージ発生時の変流器の出力電流は、雷サージ検出部には流れるが、漏電検出部に対しては短絡した状態となり、漏電検出部を雷サージ電流から保護することができる。したがって、1つの変流器からの出力電流の大きさおよび継続時間の違いによって、雷サージ検出部は雷サージの発生を検出でき、漏電検出部は漏電の発生を検出できる。
この出力電流の違いを電圧差として検出するために、漏電発生時の変流器の出力電流によって形成される電気回路の抵抗値が、雷サージ発生時の変流器の出力電流によって形成される電気回路の抵抗値より大とされる。すなわち、漏電発生時の変流器の出力電流は雷サージ発生時の変流器の出力電流よりも小さいが、上記のように抵抗値を設定することにより、変流器の出力電流によって発生する電圧を各検出部が検出できるレベルに合わせることが可能となる。
具体的には、変流器と前記雷サージ検出部との間に、変流器の出力電流から漏電検出電圧を生成する漏電電流検出回路部が設けられ、漏電電流検出回路部は、直列に接続された第1抵抗および第2抵抗と、該第2抵抗と並列に接続された保護素子とからなる。漏電電流検出回路部と並列に、変流器の出力電流から雷サージ検出電圧を生成する雷サージ電流検出回路部が設けられ、雷サージ電流検出回路部は、直列に接続された導通制限素子と第3抵抗とからなる。
第1抵抗と第2抵抗の直列接続体の抵抗値は、第1抵抗と第3抵抗とによって形成される並列接続体の抵抗値より大とされる。前者は、漏電発生時の変流器の出力電流によって形成される電気回路を構成する。後者は、雷サージ発生時の変流器の出力電流によって形成される電気回路を構成する。また、第1抵抗の抵抗値は第3抵抗の抵抗値より大とされる。
さらに、過負荷あるいは短絡を検出する異常検出部が設けられ、制御部は、過負荷、短絡、漏電を検出したとき、ブレーカを動作させたままの状態に保持し、雷サージあるいはその他の原因を検出したとき、ブレーカを動作させた後に復帰させ、その他の原因を連続して検出したとき、ブレーカを動作させたままの状態に保持する。
制御部は、ブレーカが動作したときの発生原因と回数を記憶し、これらを報知する。また、ブレーカが動作したときの発生原因として、過負荷あるいは短絡、漏電、雷サージ、その他の順に優先度を決め、発生原因を2つ以上検出したとき、優先度の高い発生原因を記憶する。
このように、各種の異常を判別して、それぞれの異常に適したブレーカの動作が行われる。そして、ブレーカが動作したときの発生原因や回数を異常情報として記憶することにより、異常の原因究明に役立つ。
本発明によると、1つの変流器によって漏電あるいは雷サージといった流れる電流が極端に異なる異常をそれぞれ検出でき、その原因を容易に特定できる。したがって、漏電あるいは雷サージを検出するための回路構成を簡単にでき、変流器も1つですむので、省スペース、低コストを図れる。
本実施形態の遮断器は、図1に示すように、単相2線式の電源線1に流れる電流を検出する変流器2と、該変流器2の出力電流から漏電あるいは雷サージを検出する漏電雷サージ検出部3と、電源線1のうち電圧線側に流れる電流を検出する変流器4と、該変流器4の出力電流から過負荷あるいは短絡を検出する過負荷短絡検出部5と、電源線1を遮断するブレーカ7と、過負荷、短絡、漏電あるいは雷サージを検出したときにブレーカ7を動作させる制御部8とを備えている。図中、9は保安器、10は表示部、11は履歴スイッチ、12はリセットスイッチ、13はヒューズ、14は電源スイッチである。
変流器2は、電源線1が貫通する零相変流器を用いる。漏電雷サージ検出部3は、図2に示すように、変流器2の出力電流から漏電検出電圧を生成する漏電電流検出回路部20と、漏電検出電圧に基づいて漏電を検出する漏電電流処理部(漏電検出部)21と、変流器2の出力電流から雷サージ検出電圧を生成する雷サージ電流検出回路部22と、雷サージ検出電圧に基づいて雷サージを検出する雷サージ電流処理部(雷サージ検出部)23とから構成される。漏電電流検出回路部20と雷サージ電流検出回路部22とは並列とされる。図中、24は変流器2からの入力電圧を抑える回路保護素子であり、バリスタが使用される。
図3に示すように、漏電電流検出回路部20は、変流器2の2次側端子と漏電電流処理部21との間に配され、第1抵抗R1、第2抵抗R2、保護素子25から構成される。第1抵抗R1と第2抵抗R2とは直列に接続され、第2抵抗R2に保護素子25が並列に接続される。第1抵抗R1と第2抵抗R2との中間点が漏電電流処理部21に接続される。
保護素子25は、バリスタからなり、その特性により雷サージが漏電電流処理部21に影響するのを防いでいる。すなわち、バリスタは、所定以上の電流が流れると、導通状態となる特性を有する。そのため、雷サージが発生したときの変流器2の出力電流によって、保護素子25は導通状態となり、変流器2の出力電流は、第2抵抗R2を流れず、短絡する。したがって、第2抵抗R2や漏電電流処理部21に過大な電流が流れることを防いで、これらを保護できる。
一方、漏電が発生したときの変流器2の出力電流は、雷サージ発生時の出力電流より小さいので、保護素子25は非導通状態である。変流器2の出力電流は、第2抵抗R2を流れ、第1抵抗R1と第2抵抗R2との分圧比に応じた漏電検出電圧が発生する。
雷サージ電流検出回路部22は、変流器2の2次側端子と雷サージ電流処理部23との間に配され、第3抵抗R3と導通制限素子26から構成される。第3抵抗R3と導通制限素子26とは直列に接続され、その中間点が雷サージ電流処理部23に接続される。
導通制限素子26は、バリスタからなる。バリスタの特性により、漏電が発生したときの変流器2の出力電流の導通を阻止し、雷サージが発生したときの変流器2の出力電流の導通を許容する。すなわち、漏電発生時の変流器2の出力電流に対して、導通制限素子26は高抵抗となって、出力電流が流れない。一方、雷サージ発生時の変流器2の出力に対して、導通制限素子26は低抵抗となって、出力電流が流れる。
漏電電流処理部21は、入力された検出電圧を整流する整流回路30と、増幅器31と、時間幅を有する出力とする積分回路からなる遅延回路32と、遅延回路32からの出力電圧を基準電圧と比較して、漏電が発生したときにパルス信号を出力する電圧判定回路33とからなる。雷サージ電流処理部23は、入力された検出電圧を整流する整流回路34と、入力された電圧を基準電圧と比較する電圧判定回路35と、入力された電圧が基準電圧より大きいとき、パルス信号を出力する出力回路36とからなる。これらの電流処理部21,23は、公知のものであり、漏電あるいは雷サージを検出したときに、制御部8に検出信号を出力する。
なお、漏電電流処理部21に、雷サージによって発生した出力電流による検出電圧が入力する場合がある。制御部8では、電圧判定回路33から出力された一定時間中の検出信号をカウントして、継続的に入力されるかを検出している。継続した検出信号であれば、漏電によるものと判断する。1回だけの検出信号であれば、雷サージあるいはノイズによるものと判断する。この場合には、制御部8は、その他の原因として処理する。
以上のように、漏電が発生したときには、導通制限素子26の働きにより、変流器2の出力電流は雷サージ電流検出回路部22には流れないので、図4に示すような第1抵抗R1と第2抵抗R2が直列になった漏電用等価回路が形成される。雷サージが発生したときには、変流器2の出力電流は、第1抵抗R1から保護素子25を通って流れるとともに、導通制限素子26から第3抵抗R3を通って流れる。図5に示すような第1抵抗R1と第3抵抗R3が並列となった雷サージ用等価回路が形成される。
ここで、第1〜第3抵抗R1〜R3の抵抗値をそれぞれr1、r2、r3とする。漏電用等価回路の抵抗値r4は、r1+r2となる。雷サージ用等価回路の合成抵抗値r5は、r1・r3/(r1+r3)となる。
ところで、1つの変流器2によって漏電あるいは雷サージを検出するとき、それぞれの異常に対する変流器2の出力電流には大きな差がある。そのため、各出力電流に応じて等価回路の抵抗値を設定しなければならない。すなわち、r4>r5とする。このように、第1抵抗R1と第2抵抗R2の直列接続体の抵抗値r4を、第1抵抗R1と第3抵抗R3とによって形成される並列接続体の抵抗値r5より大とすることにより、それぞれの検出部21,23に入力される検出電圧を、電圧判定を行うために適正な値とすることができる。
また、第1抵抗R1の抵抗値を第3抵抗R3の抵抗値より大とする。すなわち、r1>r3とする。これによって、雷サージ発生時の変流器2の出力電流の大部分が第3抵抗R3に流れ、適正な検出電圧を入力できる。このとき、雷サージ用等価回路に流れる出力電流i0は、第3抵抗R3に流れる電流i2とほぼ等しい(i0≒i2)とみなせる。したがって、r1>r3であるから、r5≒r3とすることができる。これによって、第3抵抗R3によって雷サージ用等価回路の抵抗値を設定できることになり、所望の特性が得られる電気回路の設計を容易に行える。
具体的には、遮断器の漏電に対する定格不動作電流を15mAにした場合、漏電電流処理部21によって15mAを検出するためには、変流器2の2次側抵抗は1kΩ程度がよい。もし漏電用等価回路の抵抗値r4が小さい抵抗値であれば、検出電圧が非常に小さくなり、ノイズに埋もれてしまう。そして、雷サージに対して、例えば800〜1000Aを検出する場合、雷サージ検出部23において電圧判定を行うのに適正な10V程度にするには、抵抗値は10Ωとなる。すなわち、第1抵抗R1の抵抗値は1kΩ、第3抵抗R3の抵抗値は10Ωとなる。このようにすれば、r4>r5を満たす。なお、第2抵抗R2の抵抗値R2は、第1抵抗R1の抵抗値r1の約1/10とする。
雷サージに対して、例えば100A程度を検出する場合、雷サージ電流処理部23において電圧判定を行うのに適正な10V程度にするには、2次側抵抗は100Ω程度が必要となる。この場合、雷サージ用等価回路では、出力電流に対して第1抵抗R1と第2抵抗R2との並列抵抗となるので、第3抵抗R3は110Ω程度にしておけば、r4>r5を満たし、所望の特性を実現できる。
また、雷サージに対して、例えば10A程度を検出したい場合、2次側抵抗は1kΩとなる。この場合には、漏電電流検出回路部20の第1抵抗R1と第2抵抗R2とによる分圧比を下げるか、あるいは漏電電流処理部21の増幅器31の増幅率を上げる。これによって、漏電発生時の出力電流に対する2次側抵抗を10kΩ程度とすることができ、r4>r5を満たす。
このように、変流器2の2次側抵抗を構成する第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3の抵抗値をr4>r5の条件を満たすように設定することにより、1つの変流器2によって出力電流に大きな違いがある漏電と雷サージとを検出することが可能となる。
なお、雷サージ電流処理部23に対する等価回路において、図6に示すように、A点での電圧V2が整流回路34に入力する。整流後、次段の2つの抵抗R6,R7によって分圧され、分圧された電圧V3が電圧判定回路35に入力される。なお、2つの抵抗R6,R7の抵抗値の和(r6+r7)は、第3抵抗R3の抵抗値r3より大とする。ところが、導通制限素子26が設けられているので、実際には図6に示すような回路構成とされる。変流器2の出力電流による電流i2は、導通制限素子26を流れるため、これによるV1の電圧降下が生じる。第3抵抗R3の両端に発生する電圧V2が、第3抵抗R3と導通制限素子26との中間点であるB点から雷サージ電流処理部23の整流回路34に入力する。この電圧は、等価回路における整流回路34に入力される検出電圧と等しい。ここで、図7におけるA点から整流回路34に入力するようにすると、導通制限素子26にかかる電圧分を含んだ入力電圧を分圧することになる。そのため、正確な検出電圧とならず、電圧判定の精度が悪くなる。したがって、中間点であるB点から入力するようにすれば、正確な検出電圧が得られ、検出精度を高めることができる。
過負荷短絡検出部5は、整流回路、増幅器、A/Dコンバータ、比較器から構成される一般的なものである。
ブレーカ7は、マイコンからなる制御部8の指令によって動作し、電源を遮断する。そして、ブレーカ7を復帰させるためにソレノイドが用いられ、ソレノイドを作動する駆動部40が設けられる。制御部8からの駆動信号によって、駆動部40はソレノイドを作動させる。すなわち、本遮断器は、自動復帰型の遮断器である。
制御部8は、雷サージやその他の原因によってブレーカ7が動作したとき、ソレノイドを作動させて、設定された時間が経過したら自動的に復帰させる。漏電、過負荷、短絡といった異常が発生して、ブレーカ7が動作したときには、ソレノイドを作動させず、ブレーカ7を動作させたままの状態に保持する。また、漏電、過負荷、短絡、雷サージ以外のその他の原因によってもブレーカ7は動作し、設定された時間が経過したら自動的に復帰される。その他の原因としては、無線等による電磁ノイズがある。その他の原因によって、所定時間内に連続してブレーカ7が動作したとき、負荷側の異常等が考えられる。このような場合には、ブレーカ7の動作が所定時間内において所定回数に達したとき、ブレーカ7を動作させたままの状態に保持する。
そして、制御部8は、ブレーカ7が動作したときの発生原因と回数を不揮発性のメモリに記憶して、これらの異常情報を報知する。また、ブレーカ7が動作したときの発生原因である過負荷あるいは短絡、漏電、雷サージ、その他の順に優先度を決め、発生原因を2つ以上検出したとき、優先度の高い発生原因を記憶する。
制御部8は、ブレーカ7が動作したままの状態にあるとき、その発生原因を表示部10に表示する。また、履歴スイッチ11がオンされたとき、それぞれの発生原因でブレーカ7が何回動作したかといった異常情報を表示する。なお、表示する代わりに、異常情報を音声で報知してもよく、あるいは監視センタに異常情報を送信することによって報知してもよい。
リセットスイッチ12は、制御部8を再起動するものである。リセットスイッチ12がオンされると、制御部8は、メモリに記憶されている異常情報を削除する。
制御部8は、停電、電源スイッチのオフ等によって電源が切断される前のブレーカ7の状態を不揮発性のメモリに記憶する。そして、電源が供給されたとき、電源が切断される前の状態に戻す。例えば、ブレーカ7が動作したままの状態にあるときに、停電した後、復旧したとき、あるいは電源スイッチ13がオフされてからオンされたとき、制御部8は、ブレーカ7を動作させる。これによって、異常がある状態で負荷に電源を供給してしまうことを防止できる。なお、制御部8が再起動された場合には、ブレーカ7は、動作した状態にあっても動作していない状態となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記実施形態では、単相2線式の電源線に遮断器を適用したが、図8に示す単相3線式の電源線に適用してもよい。この場合、中性線欠相によってブレーカが動作した場合、その他の原因として処理する。ここで、所定回数を0回に設定しておけば、ブレーカが1回動作したときに、そのまま動作したままの状態に保持できる。
保護素子や導通制限素子に用いるバリスタの代わりに、同様の特性を有するものを用いてもよい。この特性を有するものとして、例えばツェナーダイオードを逆方向に並列に接続した接続体、あるいは2方向2端子サイリスタがあげられる。
本実施形態の遮断器の全体構成を示すブロック図 漏電雷サージ検出部の全体構成図 漏電雷サージ検出部の概略図 漏電電流検出回路部の等価回路を示す図 雷サージ電流検出回路部の等価回路を示す図 雷サージ電流検出回路部の等価回路における検出電圧の生成を説明するための図 雷サージ電流検出回路部における検出電圧の生成を説明するための図 単相3線式の電源線に適用された遮断器の全体構成を示すブロック図
符号の説明
1 電源線
2 変流器
3 漏電雷サージ検出部
5 過負荷短絡検出部
7 ブレーカ
8 制御部
20 漏電電流検出回路部
21 漏電電流処理部
22 雷サージ電流検出回路部
23 雷サージ電流処理部
25 保護素子
26 導通制限素子

Claims (8)

  1. 電源線に流れる電流を検出する変流器と、該変流器の出力電流に基づいて漏電を検出する漏電検出部と、前記変流器の出力電流に基づいて雷サージを検出する雷サージ検出部と、前記電源線を遮断するブレーカと、漏電あるいは雷サージを検出したときに前記ブレーカを動作させる制御部とを備え、前記変流器と前記雷サージ検出部との間に、漏電が発生したときの前記変流器の出力電流の導通を阻止し、雷サージが発生したときの前記変流器の出力電流の導通を許容する導通制限素子が設けられ、前記変流器と前記漏電検出部との間に、雷サージが発生したときの前記変流器の出力電流を短絡させる保護素子が設けられたことを特徴とする遮断器。
  2. 漏電発生時の変流器の出力電流によって形成される電気回路の抵抗値が、雷サージ発生時の変流器の出力電流によって形成される電気回路の抵抗値より大とされたことを特徴とする請求項1記載の遮断器。
  3. 電源線に流れる電流を検出する変流器と、前記変流器の出力電流から漏電検出電圧を生成する漏電電流検出回路部と、漏電検出電圧に基づいて漏電を検出する漏電検出部と、前記変流器の出力電流から雷サージ検出電圧を生成する雷サージ電流検出回路部と、雷サージ検出電圧に基づいて雷サージを検出する雷サージ検出部と、前記電源線を遮断するブレーカと、漏電あるいは雷サージを検出したときに前記ブレーカを動作させる制御部とを備え、前記雷サージ電流検出回路部は、漏電が発生したときの前記変流器の出力電流の導通を阻止し、雷サージが発生したときの前記変流器の出力電流の導通を許容する導通制限素子を有し、前記漏電電流検出回路部は、雷サージが発生したときの前記変流器の出力電流を短絡させる保護素子を有することを特徴とする遮断器。
  4. 漏電電流検出回路部と雷サージ電流検出回路部とは並列に接続され、前記漏電電流検出回路部は、直列に接続された第1抵抗および第2抵抗と、該第2抵抗と並列に接続された保護素子とからなり、前記雷サージ電流検出回路部は、直列に接続された導通制限素子と第3抵抗とからなり、前記第1抵抗と第2抵抗の直列接続体の抵抗値は、前記第1抵抗と前記第3抵抗とによって形成される並列接続体の抵抗値より大とされたことを特徴とする請求項3記載の遮断器。
  5. 第1抵抗の抵抗値は前記第3抵抗の抵抗値より大とされたことを特徴とする請求項4記載の遮断器。
  6. 過負荷あるいは短絡を検出する異常検出部が設けられ、制御部は、過負荷、短絡、漏電を検出したとき、ブレーカを動作させたままの状態に保持し、雷サージあるいはその他の原因を検出したとき、ブレーカを動作させた後に復帰させ、その他の原因を連続して検出したとき、ブレーカを動作させたままの状態に保持することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遮断器。
  7. 制御部は、ブレーカが動作したときの発生原因と回数を記憶し、これらを報知することを特徴とする請求項6記載の遮断器。
  8. 制御部は、ブレーカが動作したときの発生原因として、過負荷あるいは短絡、漏電、雷サージ、その他の順に優先度を決め、発生原因を2つ以上検出したとき、優先度の高い発生原因を記憶することを特徴とする請求項7記載の遮断器。
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