JP4330396B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体記憶装置に関し、より特定的には、リフレッシュ動作を実行することなく記憶データを保持することが可能な半導体記憶装置に関する。
データ書込み時におけるランダムアクセスメモリの消費電力を削減する一手法が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来のデータ処理装置は、データ書込み時に“0”の数と“1”の数とを検出し、“0”の数が少ない場合には、反転したデータを書込むとともに、反転したかどうかのフラグ情報も書込む。そして、読出し時には、当該フラグ情報に応じてデータを反転する。これにより、メモリセルに保持されているデータを反転させる頻度が少なくなるため、データ書込み時における消費電力を低減することができる。
特開2002−366419号公報
特許文献1に記載された従来のデータ処理装置では、加算器を用いて“0”の数と“1”の数とを比較する回路例が示されている。この場合、データ入力が多ビットになると、論理回路の段数が増大する。これにより、遅延時間が増大し、回路規模も大きくなるという問題点があった。また、特許文献1に記載された従来のデータ処理装置は、メモリの具体的な回路構成について全く説明していないという問題点があった。
また、特許文献1に記載された従来のデータ処理装置において、通常のシングルポートSRAM(Static Random Access Memory)のメモリセルでメモリブロックを構成した場合、読出し動作において、ビット線対のいずれか一方の電位レベルが必ず変化する。この場合、読出し動作の度に、ビット線の充放電による電力消費が必ず起きるという問題点があった。
また、特許文献1に記載されたようなデータ処理装置では、通常、書込みによって一度記憶させたデータを後々何度も読み出すことが多い。そのため、データ処理装置のマイクロプロセッサがメモリセルにアクセスする頻度は、一般に、書込みよりも読出しの方が多くなる。したがって、メモリアクセス時における消費電力を低減するには、書込み動作時よりも読出し動作時の消費電力を低減する方が、より効果的である。しかしながら、特許文献1に記載された従来のデータ処理装置は、書込み動作時の低消費電力化を図ったものであり、読出し動作時の低消費電力化を図ったものではないという問題点があった。
また、半導体集積回路の微細化にともない、特許文献1に記載されたようなデータ処理装置において、1チップに搭載するSRAMの搭載規模が増大してきている。SRAMの搭載規模が増大すると、1チップ内に複数個のメモリブロックが搭載されるようになってくる。その結果、アクセスしている、すなわち動作状態のメモリブロックにおける読出し動作や書込み動作による消費電力ばかりでなく、アクセスしていない、すなわち待機状態のメモリブロックにおけるスタンバイリーク電流による消費電力も増大してくる。
半導体集積回路の微細化によってMOSトランジスタのゲート長が1μm以下になってくると、ゲート絶縁膜も10〜20Å程度にまで薄膜化が進む。その結果、これまで無視されてきたゲートトンネルリーク電流成分も増大し、待機状態でのスタンバイリーク電流は、さらに増加してくる。したがって、SRAMのスタンバイリーク電流を低減することも、チップ全体の消費電力を低減するためには重要となってきている。しかしながら、特許文献1に記載された従来のデータ処理装置は、書込み動作時の低消費電力化を図ったものであり、待機状態時の低消費電力化を図ったものではないという問題点があった。
また、特許文献1に記載された従来のデータ処理装置において、通常のシングルポートSRAMのメモリセルでメモリブロックを構成した場合、待機時に流れるスタンバイリーク電流は、保持データ(書込みデータ)が“0”であっても“1”であっても同じである。この場合、特許文献1のように書込みデータを反転しただけでは、待機時に流れるスタンバイリーク電流を低減する効果は得られないという問題点があった。
この発明は、上記の諸問題を解決するためになされたものであって、その目的は、読出し時および待機時における消費電力を低減することが可能な半導体記憶装置を提供することである。
この発明のある局面によれば、半導体記憶装置は、行列状に配置される複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、データ信号を入力し、データ信号においてローレベルの論理値の数がハイレベルの論理値の数より多い場合にデータ信号を反転し、反転または非反転のデータ信号およびデータ信号が反転および非反転のいずれであるかを示すデータ信号のフラグ信号をメモリセルに書き込むデータ入力回路と、反転または非反転のデータ信号および当該データ信号のフラグ信号をメモリセルから読み出し、フラグ信号が反転を示す場合、反転または非反転のデータ信号を再度反転するデータ出力回路とを備える。複数のメモリセルの各々は、第1の記憶ノードと第2の記憶ノードとの間に互いに環状に接続された第1のインバータと第2のインバータとを有し、データを記憶保持するデータ記憶部と、データ記憶部からデータを読み出す読出ポート部と、データ記憶部にデータを書き込む書込ポート部とを含む。読出ポート部は、行方向に配置される読出ワード線と、列方向に配置される読出ビット線と、1の電源線と読出ビット線との間に接続され、ゲートが第1の記憶ノードに接続される第1のトランジスタと、第1のトランジスタに接続され、ゲートが読出ワード線に接続される第2のトランジスタとを有する。書込ポート部は、行方向に配置される第1の書込ビット線と、列方向に配置される第2の書込ビット線と、列方向に配置される書込ワード線と、第1の記憶ノードと第1の書込ビット線との間に接続され、ゲートが書込ワード線に接続される第3のトランジスタと、第2の記憶ノードと第2の書込ビット線との間に接続され、ゲートが書込ワード線に接続される第4のトランジスタとを有する。データ記憶部は、論理値がローレベルの場合に、第1の記憶ノードが第1の電位レベルで、第2の記憶ノードが第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルで、データをそれぞれ記憶保持し、論理値がハイレベルの場合は、第1の記憶ノードが第2の電位レベルで、第2の記憶ノードが第1の電位レベルで、データをそれぞれ記憶保持する。読出ビット線は、読出し動作時に第1の電位レベルにプリチャージされ、第1の記憶ノードの電位レベルに応じてその電位レベルが維持または低下される。
この発明によれば、読出し時および待機時における消費電力を低減することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による半導体記憶装置1Aの概略的な構成を示したブロック図である。
図1を参照して、実施の形態1の半導体記憶装置1Aは、メモリセルアレイ2と、書込ポート用行デコーダ3と、書込ポート用列デコーダ4と、データ入力回路5Aと、書込ポート制御回路6と、読出ポート用行デコーダ7と、読出ポート用列デコーダ8と、データ出力回路9と、読出ポート制御回路10とを備える。メモリセルアレイ2は、2ポートのメモリセルアレイであって、フラグビット用メモリセルアレイ20と、データビット用メモリセルアレイ21とを含む。メモリセルアレイ2の具体的な構成については、後に説明する。
書込ポート用行デコーダ3は、書込ポート用行アドレス信号RAAi(i=1〜m:mは0以上の整数)に応じて、対応する書込ワード線WWLiを活性化する。なお、総称的に記す場合には、添え字iを省略することもある。
データ入力回路5Aは、多数決論理判定回路51と、インバータ回路52と、セレクタ53と、書込みドライバ回路54s,54tとを含む。
多数決論理判定回路51は、nビット(nは自然数)のデータ入力信号DInを受けて、当該データ入力信号DInにおいて“0”の数と“1”の数のどちらが多いかを判定する。
“1”の数が“0”の数と同じかそれより多い場合、多数決論理判定回路51は、フラグ信号FLAとして“0”をセレクタ53および書込みドライバ回路54sに出力する。逆に、“0”の数が“1”の数より多い場合、多数決論理判定回路51は、フラグ信号FLAとして“1”をセレクタ53および書込みドライバ回路54sに出力する。
インバータ回路52は、データ入力信号DInを反転する。セレクタ53は、データ入力信号DInの非反転信号、およびデータ入力信号DInの反転信号を受ける。フラグ信号FLAが“0”のとき、セレクタ53は、データ入力信号DInの非反転信号を選択して、それを書込みドライバ回路54tに出力する。一方、フラグ信号FLAが“1”のとき、セレクタ53は、データ入力信号DInの反転信号を選択して、それを書込みドライバ回路54tに出力する。
書込みドライバ回路54sは、書込制御信号WEに応じて、フラグビット用メモリセルアレイ20の指定したアドレス番地に、書込データ線対WDL,/WDLを介してフラグ信号FLAを書き込む。書込みドライバ回路54tは、書込制御信号WEに応じて、データビット用メモリセルアレイ21の指定したアドレス番地に、書込データ線対WDL,/WDLを介して、データ入力信号DInの非反転信号、またはデータ入力信号DInの反転信号を書き込む。書込みドライバ回路54s,54tを代表した書込みドライバ回路54の具体的な回路構成については、後に説明する。
書込ポート用列デコーダ4は、書込ポート用列アドレス信号CAAj(j=1〜k:kは0以上の整数)に応じて、対応する書込ビット線対WBLjを介してメモリセルアレイ2に信号データを書き込む。なお、書込ビット線WBLjは、書込ビット線対WBLj,/WBLjをも含んだ表現である。また、総称的に記す場合には、添え字jを省略することもある。
書込ポート制御回路6は、書込ポート用クロック信号CLKAおよび書込制御信号WEを受けて、書込ポート用行デコーダ3、書込ポート用列デコーダ4、およびデータ入力回路5Aを制御する。書込み動作は、書込ポート用クロック信号CLKAに同期して行われる。また、書込制御信号WEは、データ入力信号DInの書込みを行なうか否かを制御する。
読出ポート用行デコーダ7は、読出ポート用行アドレス信号RABi(i=1〜m:mは0以上の整数)に応じて、対応する読出ワード線RWLiを活性化する。なお、総称的に記す場合には、添え字iを省略することもある。
読出ポート用列デコーダ8は、読出ポート用列アドレス信号CABj(j=1〜k:kは0以上の整数)に応じて、対応する読出ビット線対RBLjを介してメモリセルアレイ2から信号データを読み出す。なお、読出ビット線RBLjは、読出ビット線対RBLj,/RBLjをも含んだ表現である。また、総称的に記す場合には、添え字jを省略することもある。
データ出力回路9は、センスアンプ回路91と、フラグ出力判定回路92と、インバータ回路93と、セレクタ94と、トライステートバッファ回路95とを含む。
センスアンプ回路91は、読出データ線RDLからのデータビット信号を受けて、当該データビット信号が“0”であるか“1”であるかを逐次判別する。センスアンプ回路91の具体的な回路構成については、後に説明する。フラグ出力判定回路92は、読出データ線RDLからのフラグ信号FLAを受けて、当該フラグ信号FLAが“0”であるか“1”であるかを判定し、その判定結果をセレクタ94に出力する。
インバータ回路93は、センスアンプ回路91からの出力信号を反転する。セレクタ94は、センスアンプ回路91からの出力信号の非反転信号、およびセンスアンプ回路91からの出力信号の反転信号を受ける。
フラグ信号FLAの判定結果が“0”のとき、セレクタ94は、センスアンプ回路91からの出力信号の非反転信号を選択して、それをトライステートバッファ回路95に出力する。フラグ信号FLAが“0”のときには、データビット用メモリセルアレイ21の指定したアドレス番地にデータ入力信号DInの非反転信号が書き込まれているので、センスアンプ回路91からの出力信号の非反転信号を選択することによって、元のデータ入力信号DInを復元することができる。
一方、フラグ信号FLAの判定結果が“1”のとき、セレクタ94は、センスアンプ回路91からの出力信号の反転信号を選択して、それをトライステートバッファ回路95に出力する。フラグ信号FLAが“1”のときには、データビット用メモリセルアレイ21の指定したアドレス番地にデータ入力信号DInの反転信号が書き込まれているので、センスアンプ回路91からの出力信号の反転信号を選択することによって、元のデータ入力信号DInを復元することができる。
トライステートバッファ回路95は、データ出力制御信号OEに応じて、センスアンプ回路91からの出力信号の非反転信号、またはセンスアンプ回路91からの出力信号の反転信号を、nビットのデータ出力信号DOnとして出力する。
読出ポート制御回路10は、読出ポート用クロック信号CLKB、読出制御信号RE、およびデータ出力制御信号OEを受けて、読出ポート用行デコーダ7、書込ポート用列デコーダ8、およびデータ出力回路9を制御する。読出し動作は、読出ポート用クロック信号CLKBに同期して行われる。読出制御信号REは、データの読出しを行なうか否かを制御する。また、データ出力制御信号OEは、データ出力信号DOnをフローティング状態にするか否かを制御する。
次に、半導体記憶装置1Aにおけるメモリセルアレイ2の一例であるメモリセルアレイ2a,2bの具体的構成について詳細に説明する。
図2は、この発明の実施の形態1によるメモリセルアレイ2aの具体的な構成を示した図である。
図2を参照して、実施の形態1のメモリセルアレイ2aは、フラグビット用メモリセルアレイ20aと、データビット用メモリセルアレイ21a1〜21a4と、行方向に配置された読出ワード線RWLpおよび書込ワード線WWLp(p=1〜16)と、列方向に配置された読出ビット線RBLqおよび書込ビット線WBLq(q=00,01,10,11,…,40,41)とを含む。なお、データビット用メモリセル21a3は、データビット用メモリセル21a1,21a2,21a4から構成が類推可能であるため、図2ではスペースの関係により図示していない。同様に、読出ワード線RWLpiおよび書込ワード線WWLpi(pi=3〜14)もまた、スペースの関係により、図2では図示していない。
図2のメモリセルアレイ2aでは、簡単のため、データビット数がデータビット用メモリセルアレイ21a1〜21a4に対応して4ビット、行アドレスが4ビット、列アドレスが1ビット、およびフラグビット数がフラグビット用メモリセルアレイ20aに対応して1ビットの場合を示している。
行アドレスは4ビットなので、図1の書込ポート用行デコーダ3または読出ポート用行デコーダ7によって選択できる行数は16となる。すなわち、メモリセルアレイ2aの総行数は、図2に示すように16行となる。一方、列アドレスは1ビットなので、図1の書込ポート用列デコーダ4または読出ポート用列デコーダ8によって選択できる列数は2となる。すなわち、データビット数1ビットに対してメモリセル列は2列となり、いまデータビット数は4ビットなので、データビット用メモリセルアレイ21a1〜21a4の総列数は8列となる。また、フラグビットは1ビットなので、メモリセル列が2列であることから、フラグビット用メモリセルアレイ20aは2列となる。
よって、フラグビット用メモリセルアレイ20aおよびデータビット用メモリセルアレイ21a1〜21a4から構成されるメモリセルアレイ2aは、16行10列の構成となる。
フラグビット用メモリセルアレイ20aは、メモリセル201a〜208aを含む。読出ビット線RBL00および書込ビット線WBL00は、メモリセル201a〜204aに共通に接続される。読出ビット線RBL01および書込ビット線WBL01は、メモリセル205a〜208aに共通に接続される。
データビット用メモリセルアレイ21a1は、メモリセル211a〜218aを含む。読出ビット線RBL10および書込ビット線WBL10は、メモリセル211a〜214aに共通に接続される。読出ビット線RBL11および書込ビット線WBL11は、メモリセル215a〜218aに共通に接続される。データビット用メモリセルアレイ21a2〜21a4は、データビット用メモリセルアレイ21a1と同様の構成を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
読出ワード線RWL1および書込ワード線WWL1は、メモリセル201a,205a,211a,215a,…,241a,245aに共通に接続される。読出ワード線RWL2〜RWL16および書込ワード線WWL2〜WWL16についても同様なので、ここでは説明を繰り返さない。なお、読出ワード線RWLpiおよび書込ワード線WWLpi(pi=3〜14)に対応するメモリセルは、スペースの関係により図2では図示していない。
なお、メモリセル201a〜248aのうち、メモリセル201a〜208aにのみハッチングが施されているが、これは、フラグビット用メモリセルアレイ20aにおけるメモリセルとデータビット用メモリセルアレイ21a1〜21a4におけるメモリセルとを視覚的に区別するためであって、メモリセル201a〜248aの構成はすべて同一である。
図3は、この発明の実施の形態1によるメモリセルアレイ2bの具体的な構成を示した図である。
図3を参照して、実施の形態1のメモリセルアレイ2bは、フラグビット用メモリセルアレイ20bと、データビット用メモリセルアレイ21b1〜21b4と、行方向に配置された読出ワード線RWLpおよび書込ワード線WWLp(p=1〜16)と、列方向に配置された読出ビット線RBLqおよび書込ビット線対WBLq,/WBLq(q=00,01,10,11,…,40,41)とを含む。なお、データビット用メモリセル21b3は、データビット用メモリセル21b1,21b2,21b4から構成が類推可能であるため、図3ではスペースの関係により図示していない。同様に、読出ワード線RWLpiおよび書込ワード線WWLpi(pi=3〜14)もまた、スペースの関係により、図3では図示していない。
図3のメモリセルアレイ2bでは、メモリセルアレイ2aと同じく、データビット数がデータビット用メモリセルアレイ21b1〜21b4に対応して4ビット、行アドレスが4ビット、列アドレスが1ビット、およびフラグビット数がフラグビット用メモリセルアレイ20bに対応して1ビットの場合を示している。
よって、フラグビット用メモリセルアレイ20bおよびデータビット用メモリセルアレイ21b1〜21b4から構成されるメモリセルアレイ2bは、メモリセルアレイ2aと同じく、16行10列の構成となる。
フラグビット用メモリセルアレイ20bは、メモリセル201b〜208bを含む。読出ビット線RBL00および書込ビット線対WBL00,/WBL00は、メモリセル201b〜204bに共通に接続される。読出ビット線RBL01および書込ビット線対WBL01,/WBL01は、メモリセル205b〜208bに共通に接続される。
データビット用メモリセルアレイ21b1は、メモリセル211b〜218bを含む。読出ビット線RBL10および書込ビット線対WBL10,/WBL10は、メモリセル211b〜214bに共通に接続される。読出ビット線RBL11および書込ビット線対WBL11,/WBL11は、メモリセル215b〜218bに共通に接続される。データビット用メモリセルアレイ21b2〜21b4は、データビット用メモリセルアレイ21b1と同様の構成を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
読出ワード線RWL1および書込ワード線WWL1は、メモリセル201b,205b,211b,215b,…,241b,245bに共通に接続される。読出ワード線RWL2〜RWL16および書込ワード線WWL2〜WWL16についても同様なので、ここでは説明を繰り返さない。なお、読出ワード線RWLpiおよび書込ワード線WWLpi(pi=3〜14)に対応するメモリセルは、スペースの関係により図3では図示していない。
なお、メモリセル201b〜248bのうち、メモリセル201b〜208bにのみハッチングが施されているが、これは、フラグビット用メモリセルアレイ20bにおけるメモリセルとデータビット用メモリセルアレイ21b1〜21b4におけるメモリセルとを視覚的に区別するためであって、メモリセル201b〜248bの構成はすべて同一である。
上記のようにメモリセルアレイ2a,2bを構成することによって、指定したアドレス番地にデータビットおよびフラグビットの情報を同時に書き込むことが可能となる。また、指定したアドレス番地におけるデータビットおよびフラグビットの情報を同時に読み出すことも可能となる。
次に、メモリセルアレイ2aにおけるメモリセル201a〜248aを代表したメモリセル200a、およびメモリセルアレイ2bにおけるメモリセル201b〜248bを代表したメモリセル200bの各具体的な回路構成について詳細に説明する。
図4は、この発明の実施の形態1によるメモリセル200aの具体的な回路構成を示した回路図である。
図4を参照して、実施の形態1のメモリセル200aは、記憶ノードN1と記憶ノードN2との間に互いに環状に接続されたインバータ101,102と、記憶ノードN1と書込ビット線WBLとの間に接続されゲートが書込ワード線WWLに接続されたNチャネルMOSトランジスタ103と、記憶ノードN2と読出ビット線RBLとの間に接続されゲートが読出ワード線RWLに接続されたNチャネルMOSトランジスタ106とを含む。
NチャネルMOSトランジスタ103、書込ワード線WWL、および書込ビット線WBLは、第1のポート(書込ポート)を構成する。NチャネルMOSトランジスタ106、読出ワード線RWL、および読出ビット線RBLは、第2のポート(読出ポート)を構成する。このように、メモリセル200aは、書込ポートおよび読出ポートを備えた2ポートのSRAMメモリセル構成を有する。
図5は、この発明の実施の形態1によるメモリセル200bの具体的な回路構成を示した回路図である。
図5を参照して、実施の形態1のメモリセル200bは、記憶ノードN1と記憶ノードN2との間に互いに環状に接続されたインバータ111,112と、記憶ノードN1と書込ビット線WBLとの間に接続されゲートが書込ワード線WWLに接続されたNチャネルMOSトランジスタ113と、記憶ノードN2と書込ビット線/WBLとの間に接続されゲートが書込ワード線WWLに接続されたNチャネルMOSトランジスタ114と、ソースが接地線GNDに接続されゲートが記憶ノードN2に接続されたNチャネルMOSトランジスタ115と、NチャネルMOSトランジスタ115のドレインと読出ビット線RBLとの間に接続されゲートが読出ワード線RWLに接続されたNチャネルMOSトランジスタ116とを含む。なお、接地線も電源線の一種である。
NチャネルMOSトランジスタ113,114、書込ワード線WWL、および書込ビット線対WBL,/WBLは、第1のポート(書込ポート)を構成する。NチャネルMOSトランジスタ115,116、読出ワード線RWL、および読出ビット線RBLは、第2のポート(読出ポート)を構成する。このように、メモリセル200bもまた、書込ポートおよび読出ポートを備えた2ポートのSRAMメモリセル構成を有する。
なお、メモリセル200a,200bは一例であって、読出ポートを備えた他のメモリセル(たとえば、ROM(Read Only Memory)メモリセル)であってもよい。以下では、これらのメモリセルの中から代表して、メモリセル200bの回路動作について詳細に説明する。
図6は、この発明の実施の形態1によるメモリセル200bの第1のポートにおける書込み動作を説明するための動作波形図である。
図6を参照して、まず、図5のメモリセル200bに“0”(Lレベル)のデータを書き込む場合について説明する。時刻t1またはt5までに、書込ビット線対WBL,/WBLの電位レベルがそれぞれLレベル,Hレベルとなるように、図示しないドライブ回路によって予めドライブしておく。この状態で、時刻t1またはt5において、書込ワード線WWLをLレベルからHレベルに変化させる。これにより、図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ113,114(アクセストランジスタ)がオンとなり、書込ビット線WBLと記憶ノードN1、および書込ビット線/WBLと記憶ノードN2が、それぞれ電気的に接続される。
いま、書込ビット線対WBL,/WBLはLレベル,Hレベルにそれぞれ強くドライブされているので、記憶ノードN1,N2は、それまでの保持データにかかわらず、Lレベル,Hレベルにそれぞれ変化する。すなわち、時刻t1〜t3または時刻t5〜t7において、図5のメモリセル200b(記憶ノードN1)には“0”が書き込まれる。
その後、時刻t2またはt6において、書込ワード線WWLがHレベルからLレベルとなる。これにより、図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ113,114(アクセストランジスタ)がオフとなり、記憶ノードN1,N2は、各々書込まれた電位レベルで安定し、データを保持する。
次に、図5のメモリセル200bに“1”(Hレベル)のデータを書き込む場合について説明する。時刻t3までに、書込ビット線対WBL,/WBLの電位レベルがそれぞれHレベル,Lレベルとなるように、図示しないドライブ回路によって予めドライブしておく。この状態で、時刻t3において、書込ワード線WWLをLレベルからHレベルに変化させる。これにより、図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ113,114(アクセストランジスタ)がオンとなり、書込ビット線WBLと記憶ノードN1、および書込ビット線/WBLと記憶ノードN2が、それぞれ電気的に接続される。
いま、書込ビット線対WBL,/WBLはHレベル,Lレベルにそれぞれ強くドライブされているので、記憶ノードN1,N2は、それまでの保持データにかかわらず、Hレベル,Lレベルにそれぞれ変化する。すなわち、時刻t3〜t5において、図5のメモリセル200b(記憶ノードN1)には“1”が書き込まれる。
その後、時刻t4において、書込ワード線WWLがHレベルからLレベルとなる。これにより、図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ113,114(アクセストランジスタ)がオフとなり、記憶ノードN1,N2は、各々書込まれた電位レベルで安定し、データを保持する。
図7は、この発明の実施の形態1による書込みドライバ回路54の具体的な回路構成を示した回路図である。
図7を参照して、実施の形態1の書込みドライバ回路54は、インバータ回路501,503,504,505と、トランスファゲート回路502,506とを含む。
インバータ回路501は、入力信号SIN(図1におけるセレクタ53の出力信号またはフラグ信号FLA)を反転する。トランスファゲート回路502は、書込制御信号WEに応じて、インバータ回路501の出力と書込データ線WDLとを電気的に接続/分離する。インバータ回路503は、入力信号SINを反転する。インバータ回路504は、インバータ回路503の出力信号をさらに反転する。インバータ回路505は、書込制御信号WEを反転して、トランスファゲート回路502,506に与える。トランスファゲート回路506は、書込制御信号WEに応じて、インバータ回路504の出力と書込データ線/WDLとを、トランスファゲート回路502と同期して、電気的に接続/分離する。
図7を参照して、書込み動作時には、書込制御信号WEがHレベルとなり、トランスファゲート回路502,506が導通する。これにより、書込データ線対WDL,/WDLが入力信号SINにドライブされる。一方、非書込み動作時には、書込制御信号WEがLレベルとなり、トランスファゲート回路502,506が非導通となる。このため、書込データ線対WDL,/WDLは入力信号SINにドライブされない。書込データ線対WDL,/WDLは、書込ポート用列アドレス信号CAAjを介して指定された列アドレスに対応する書込ビット線対WBL,/WBLに接続される。
図8は、この発明の実施の形態1によるメモリセル200bの第2のポートにおける読出し動作を説明するための動作波形図である。
図8を参照して、まず、図5のメモリセル200bから“0”(Lレベル)のデータを読み出す場合について説明する。このとき、図5を参照して、記憶ノードN1,N2には、それぞれLレベル,Hレベルが保持されている。また、NチャネルMOSトランジスタ115はオン状態である。
時刻t1またはt5までに、読出ビット線RBLの電位レベルがHレベルとなるように、図示しないプリチャージ回路によって予めプリチャージしておく。この状態で、時刻t1またはt5経過後において、読出ワード線RWLをLレベルからHレベルに変化させる。これにより、図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ116がオンとなる。
いま、NチャネルMOSトランジスタ115は既にオン状態であるため、読出ビット線RBLと接地線GNDとが、NチャネルMOSトランジスタ115,116を介して電気的に接続される。これを受けて、読出ビット線RBLは、プリチャージレベルであるHレベルからLレベルに変化する。その結果、時刻t1〜t3または時刻t5〜t7において、図5のメモリセル200bに保持されているデータ、すなわち記憶ノードN2の反転データ(記憶ノードN1のデータ)である“0”が読み出される。
その後、時刻t2またはt6において、読出ワード線RWLがHレベルからLレベルとなる。これにより、図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ116がオフとなり、読出ビット線RBLと接地線GNDとが電気的に遮断される。そして、次の読出し動作のため、時刻t3またはt7までに、読出ビット線RBLを予めHレベルに再びプリチャージしておく。
次に、図5のメモリセル200bから“1”(Hレベル)のデータを読み出す場合について説明する。このとき、図5を参照して、記憶ノードN1,N2には、それぞれHレベル,Lレベルが保持されている。また、NチャネルMOSトランジスタ115はオフ状態である。
時刻t3までに、読出ビット線RBLの電位レベルがHレベルとなるように、図示しないプリチャージ回路によって予めプリチャージしておく。この状態で、時刻t3経過後において、読出ワード線RWLをLレベルからHレベルに変化させる。これにより、図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ116がオンとなる。
しかしながら、NチャネルMOSトランジスタ115はオフ状態であるため、読出ビット線RBLと接地線GNDとは電気的に遮断されたままである。したがって、読出ビット線RBLは、プリチャージレベルであるHレベルのまま変化しない。その結果、時刻t3〜t5において、図5のメモリセル200bに保持されているデータ、すなわち記憶ノードN2の反転データ(記憶ノードN1のデータ)である“1”が読み出される。
その後、時刻t4において、読出ワード線RWLがHレベルからLレベルとなる。これにより、図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ116がオフとなる。そして、次の読出し動作のため、時刻t5までに、読出ビット線RBLを予めHレベルに再びプリチャージしておく。
このように、図5のメモリセル200bは、“1”(Hレベル)のデータを読み出す場合において読出ビット線RBLの電位レベルは変化しないが、“0”(Lレベル)のデータを読み出す場合には、読出ビット線RBLの電位レベルが変化する。すなわち、“1”を読み出す場合には読出ビット線RBLにおける充放電によって電力は消費されないのに対して、“0”を読み出す場合には、読出ビット線RBLにおける充放電によって電力が消費される。
図9は、この発明の実施の形態1によるセンスアンプ回路91の具体的な回路構成を示した回路図である。
図9を参照して、実施の形態1のセンスアンプ回路91は、PチャネルMOSトランジスタ901,902と、インバータ回路903,904とを含む。
PチャネルMOSトランジスタ901は、ソースが電源線に接続され、ドレインが読出データ線RDLに接続され、ゲートに読出ポート用クロック信号CLKBを受ける。PチャネルMOSトランジスタ901は、読出ポート用クロック信号CLKBに応じて、読出データ線RDLの電位レベルをHレベルにプリチャージする。PチャネルMOSトランジスタ902は、ソースが電源線に接続され、ドレインが読出データ線RDLに接続され、ゲートがインバータ回路903の出力端子に接続される。PチャネルMOSトランジスタ902は、読出データ線RDLの電位レベルをHレベルに弱く保持する。
インバータ回路903は、入力端子が読出データ線RDLに接続され、読出データ線RDLの電位レベルに応じて入力信号を反転する。インバータ回路904は、インバータ回路903の出力信号に応じて当該信号を反転し、それを図1のインバータ回路93およびセレクタ94に出力する。読出データ線RDLは、読出ポート用列アドレス信号CABjを介して指定された列アドレスに対応する読出ビット線RBLに接続される。
次に、図5のメモリセル200bにおいて、書込み動作も読出し動作も行なっていない待機時におけるスタンバイリーク電流について説明する。
図5を参照して、NチャネルMOSトランジスタ115では、メモリセル200bの記憶保持データが“0”であるか“1”であるかによって、リーク電流の大小に大きく差が出る。
メモリセル200bにおいて“0”のデータが記憶保持されている場合、すなわち記憶ノードN1,N2がそれぞれLレベル,Hレベルの場合、NチャネルMOSトランジスタ115はオンとなる。これにより、NチャネルMOSトランジスタ115のゲート(記憶ノードN2)から接地線GNDにゲートリーク電流が流れる。一方、メモリセル200bにおいて“1”のデータが記憶保持されている場合、すなわち記憶ノードN1,N2がそれぞれHレベル,Lレベルの場合、NチャネルMOSトランジスタ115はオフとなる。このため、ゲートリーク電流はほとんど流れない。
このように、図5のメモリセル200bは、“1”(Hレベル)のデータが記憶保持されている場合においてゲートリーク電流はほとんど流れないが、“0”(Lレベル)のデータを読み出す場合には、NチャネルMOSトランジスタ115のゲート(記憶ノードN2)から接地線GNDにゲートリーク電流が流れる。すなわち、“1”を読み出す場合にはゲートリーク電流によって電力はほとんど消費されないのに対して、“0”を読み出す場合には、ゲートリーク電流によって電力が消費される。
以上のように、図5のメモリセル200bは、記憶保持しているデータが“0”であるか“1”であるかに依存して、読出し動作時および待機時における消費電力が変わる。つまり、“1”を保持しているメモリセルが多いほど、読出し動作時および待機時における電力消費量が少なくなる。これは、読出ポートを備えた他のメモリセル(図4のメモリセル200aを含む)であっても同じである。
そこで、実施の形態1の半導体記憶装置1Aでは、図1において説明したように、多数決論理判定回路51を用いて、データ入力信号DInの“0”の数と“1”の数のどちらが多いかを判定している。この判定結果をフラグ信号FLAに反映してデータの反転/非反転を行なうことにより、データに“0”が多い場合にも電力消費を少なくすることができる。この動作原理の詳細について、次に図面を参照して説明する。
図10は、この発明の実施の形態1による半導体記憶装置1Aにおける多数決論理判定の動作原理の一例を説明するための動作原理図である。
図10の動作原理図は、8ビットのデータを4ワード分記憶保持する場合の一例を示したものである。図中の1マスは、1ビットのメモリセルに対応する。図10では、4行8列のメモリセルアレイを構成して、4ワード×8ビットのデータを記憶保持する例を示す。つまり、各行は1ワードのデータに対応し、各列は1ビットのデータに対応する。
前述したように、メモリセルは、“0”を記憶保持しているよりも“1”を記憶保持している方が消費電力は小さい。そこで、8ビット構成の1ワードのデータにおいて“0”の個数が“1”の個数より多い場合には、全データを反転させるようにする。その際、反転したデータか否かを示すフラグビットには“1”が書き込まれる。具体例について、図10(A),(B)を参照しながら説明する。
図10(A)は、多数決論理判定が行われる前の入力データを示し、図10(B)は、多数決論理判定が行われた後のフラグビットを含むデータを示す。
図10(A)に示すように、0番地の入力データは“00000000”で“0”の数が多い。そのため、図10(B)に示すように、0番地のデータは反転されて“11111111”となる。このとき同時に、反転したというフラグ情報“1”を、同じ0番地のフラグビットに書き込む。3番地の入力データも同じく“0”の数が多いので、データを反転し、フラグ情報“1”を書き込む。一方、1,2番地の入力データについては、“0”の数より“1”の数の方が多いため、データは反転されず、フラグ情報“0”が書き込まれる。書き込まれたデータは、読み出される際にフラグ信号FLAが“1”の番地のデータだけ再度反転され、データ出力信号DO0〜DO7として最終的に読み出される。
以上の操作により、4行8列のメモリセルアレイ全体において、“0”を記憶保持しているメモリセルの数が元々19セルであったのを、5セルにまで減らすことができる。このように、入力データにおいて“0”の数が“1”のより多い番地のデータだけ反転して書きこみ、読み出す際にはフラグ情報に基づいて当該番地のデータを再度反転して読み出すことにより、“0”を記憶保持しているメモリセルの数を減らすことができる。その結果、読出し動作時および待機時における消費電力を少なくすることが可能となる。
図11は、この発明の実施の形態1による半導体記憶装置1Aにおける多数決論理判定の動作原理の他の一例を説明するための動作原理図である。
図11の動作原理図は、4行8列のメモリセルアレイ構成という点では図10の動作原理図と同様である。図11の動作原理図では、データビット数を4ビットとし、列アドレスを設けることによって、8ワード×4ビットのデータを記憶保持する例を示す。つまり、各行は2ワード分のデータに対応し、列については2列で1ビットのデータに対応する。各ワードに対してフラグビットを1ビット設けるため、フラグビット用セルは、図11(B)に示すように、2行×4列の合計8セルとなっている。
図11における多数決論理判定の動作原理は、基本的には図10と同様である。すなわち、“0”の個数が“1”の個数より多い場合には全データを反転させるようにし、その際、反転したデータか否かを示すフラグビットには“1”が書き込まれる。具体例について、図11(A),(B)を参照しながら説明する。
図11(A)は、多数決論理判定が行われる前の入力データを示し、図11(B)は、多数決論理判定が行われた後のフラグビットを含むデータを示す。
図11(A)に示すように、0番地の入力データは“0000”で“0”の数が多い。そのため、図11(B)に示すように、0番地のデータは反転されて“1111”となる。このとき同時に、反転したというフラグ情報“1”を、同じ0番地のフラグビットに書き込む。1,4,6,7番地の入力データも同じく“0”の数が多いので、データを反転し、フラグ情報“1”を書き込む。一方、2,3,5番地の入力データについては、“0”の数より“1”の数の方が多いため、データは反転されず、フラグ情報“0”が書き込まれる。書き込まれたデータは、読み出される際にフラグ信号FLAが“1”の番地のデータだけ再度反転され、データ出力信号DO0〜DO3として最終的に読み出される。
以上の操作により、4行8列のメモリセルアレイ全体において、“0”を記憶保持しているメモリセルの数が元々19セルであったのを、5セルにまで減らすことができる。このように、入力データにおいて“0”の数が“1”のより多い番地のデータだけ反転して書きこみ、読み出す際にはフラグ情報に基づいて当該番地のデータを再度反転して読み出すことにより、“0”を記憶保持しているメモリセルの数を減らすことができる。その結果、読出し動作時および待機時における消費電力を少なくすることが可能となる。
図10,11で説明した動作原理図では、各ワードに対してフラグビットを1ビット設け、反転・非反転を制御する動作原理を示した。次に、各ワードをビット分割し、分割ビットごとにフラグビットを設ける多数決論理判定の動作原理について説明する。
図12は、この発明の実施の形態1による半導体記憶装置1Aにおける多数決論理判定の動作原理のさらに他の一例を説明するための動作原理図である。
図12の動作原理図は、4行8列のメモリセルアレイ構成で、データビットが8ビットという点では図10の動作原理図と同様である。図12の動作原理図では、データビットを上位4ビットと下位4ビットとに分割し、各々に対してフラグビットFLAa,FLAbをそれぞれ設ける例を示す。
図12における多数決論理判定の動作原理は、基本的には図10と同様である。すなわち、“0”の個数が“1”の個数より多い場合には全データを反転させるようにし、その際、反転したデータか否かを示すフラグビットには“1”が書き込まれる。具体例について、図12(A),(B)を参照しながら説明する。
図12(A)は、多数決論理判定が行われる前の入力データを示し、図12(B)は、多数決論理判定が行われた後のフラグビットを含むデータを示す。
図12(A)に示すように、0番地の入力データは、上位4ビットおよび下位4ビットとも“0000”で“0”の数が多い。そのため、図12(B)に示すように、0番地のデータは、上位4ビットおよび下位4ビットとも反転されて“1111”となる。このとき同時に、反転したというフラグ情報“1”を、同じ0番地のフラグビットに上位4ビットおよび下位4ビットとも書き込む。3番地の入力データも同じく上位4ビットおよび下位4ビットとも“0”の数が多いので、上位4ビットおよび下位4ビットともデータを反転し、両方にフラグ情報“1”を書き込む。一方、1番地の入力データについては、上位4ビットおよび下位4ビットとも“0”の数より“1”の数の方が多いため、上位4ビットおよび下位4ビットともデータは反転されず、両方にフラグ情報“0”が書き込まれる。
2番地の入力データは、上位4ビットが“1111”で“1”の数が多いのに対し、下位4ビットは“0001”で“0”の数が多い。そのため、図12(B)に示すように、上位4ビットは反転されず“1111”のままで、フラグ情報“0”が書き込まれる。これに対し、下位4ビットは反転されて“1110”となり、フラグ情報“1”が書き込まれる。書き込まれたデータは、読み出される際にフラグ信号FLAa,FLAbが“1”の番地のデータだけ再度反転され、データ出力信号DO0〜DO7として最終的に読み出される。
以上の操作により、4行8列のメモリセルアレイ全体において、“0”を記憶保持しているメモリセルの数が元々19セルであったのを、3セルにまで減らすことができる。このように、データビットを上位4ビットと下位4ビットとに分割した上で、入力データにおいて“0”の数が“1”のより多い番地のデータだけ反転して書きこみ、読み出す際にはフラグ情報に基づいて当該番地のデータを再度反転して読み出すことにより、“0”を記憶保持しているメモリセルの数をさらに減らすことができる。その結果、読出し動作時および待機時における消費電力をさらに少なくすることが可能となる。
なお、図12の動作原理図では、データビットを上位4ビットと下位4ビットとに2分割する例について説明したが、これは一例であり、データビットをさらに細かく分割することによって、図12の動作原理図の場合よりもさらに消費電力を低減することも可能である。
ここで、図3を参照して、メモリセルアレイ2bにおいてデータを読み出す場合の具体例を説明する。たとえば、第1行目のデータを読み出す場合、アドレス信号によって読出ワード線RWL1が選択活性化される。これにより読出ワード線RWL1は、LレベルからHレベルに変化する。一方、その他の読出ワード線RWL2〜RWL16は、非選択であるため、すべてLレベルである。読出ワード線RWL1が選択活性化されたことにより、第1列目に配置されたメモリセル201b,205b,211b,215b,…,241b,245b(メモリセル231b,235bは、前述の理由により明示せず)のデータが、読出ビット線RBLq(q=00,01,10,11,…,40,41)にそれぞれ伝播される。
いま、図1のデータ入力信号DInにおいて“0”の数が“1”の数より多かったと仮定すると、先に説明したように、フラグ信号FLAは“1”となり、データビット用メモリセルアレイ21b1〜21b4の指定したアドレス番地には、データ入力信号DInの反転信号が書き込まれている。
したがって、読出ワード線RWL1に接続されているメモリセル201b,205b,211b,215b,…,241b,245bにおいて、“1”が記憶保持されているメモリセルの個数は、“0”が記憶保持されているメモリセルの個数より多くなる。すなわち、データビット用メモリセルアレイ2b1〜2b4に対応する8本の読出ビット線RBLq(q=00,01,10,11,…,40,41)のうち、“1”のデータが伝播される読出ビット線の数は、“0”のデータが伝播される読出ビット線の数より多くなる。
その際、図5において説明したように、メモリセルに記憶保持されているデータが“0”の場合には、対応する読出ビット線がHレベルからLレベルに変化する。一方、メモリセルに記憶保持されているデータが“1”の場合には、対応する読出ビット線はHレベルのままで変化しない。つまり、半導体記憶装置1Aの読出し動作において、電位レベルが変化しない読出ビット線の数を電位レベルが変化する読出ビット線の数より多くすることができる。
従来のようにデータを反転/非反転制御せずにそのまま書き込んだ場合、“0”を記憶保持しているメモリセルの個数が“1”を記憶保持しているメモリセルの個数より多くなることがある。たとえば、極端な例として、すべてのデータ入力信号DInが“0”、すなわち、同一読出ビット線に接続された複数個のメモリセルに記憶保持されているデータがすべて“0”の場合が挙げられる。このような場合、読出し動作において全ての読出ビット線がHレベルからLレベルに変化してしまう。そのため、ビット線の充放電電流による電力消費は大きい。
一方、実施の形態1では、読出し動作において、変化する読出ビット線の数を減らすことができる。そのため、従来に比べて、ビット線の充放電電流による電力消費を低減することが可能となる。
また、実施の形態1の半導体記憶装置1Aでは、各行のメモリセルにおいて、“1”が記憶保持されているメモリセルの個数は、“0”が記憶保持されているメモリセルの個数より多い。この関係は、メモリセルアレイ全体においても成り立つ。一方、図5に示すメモリセル200bにおいて、“1”を記憶保持している時のスタンバイ電流は、“0”を記憶保持している時のスタンバイ電流に比べて小さい。したがって、実施の形態1の半導体記憶装置1Aでは、スタンバイ電流を減少させることが可能となる。そのため、従来に比べて、待機時における電力消費を低減することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、入力データにおいて“0”の数が“1”のより多い番地のデータだけ反転して書きこみ、読み出す際にはフラグ情報に基づいて当該番地のデータを再度反転して読み出すことにより、読出し時および待機時における消費電力を低減することが可能となる。
[実施の形態2]
図13は、この発明の実施の形態2による半導体記憶装置1Bの概略的な構成を示したブロック図である。
図13を参照して、実施の形態2の半導体記憶装置1Bは、データ入力回路5Aがデータ入力回路5Bに置き換えられた点でのみ、実施の形態1の半導体記憶装置1Aと異なる。したがって、半導体記憶装置1Aと共通する部分の説明は、ここでは繰り返さない。データ入力回路5Bの詳細な回路構成について、次に説明する。
図14は、この発明の実施の形態2によるデータ入力回路5Bの具体的な回路構成を示した回路図である。
図14を参照して、実施の形態2のデータ入力回路5Bは、書込みドライバ回路54a,54bk(k=1〜n)と、セレクタ53_kと、フリップフロップ回路500_kと、多数決論理判定用センスアンプ510と、プリチャージ回路550とを含む。
プリチャージ回路550は、PチャネルMOSトランジスタ551,552を含み、書込ポート用クロック信号CLKAに同期して、多数決線対JL,/JLをHレベルにプリチャージする。フリップフロップ回路500_kは、書込ポート用クロック信号CLKAに同期して、データ入力信号DIk(k=1〜n)をラッチするとともに、多数決線対JL,/JLの電位レベルを制御する。フリップフロップ回路500_kを代表したフリップフロップ回路500の詳細な回路構成および動作については、後に説明する。なお、データ入力信号DIkを総称して、データ入力信号DIと記すこともある。
多数決論理判定用センスアンプ510は、入力端子が多数決線対JL,/JLに接続され、多数決線対JL,/JLの電位レベルに応じて、多数決論理判定信号MJを出力する。多数決論理判定用センスアンプ510の詳細な回路構成および動作については、後に説明する。セレクタ53_kは、多数決論理判定信号MJに応じて、フリップフロップ回路500_kから出力される反転信号/Qおよび非反転信号Qのいずれか一方を選択する。
多数決論理判定信号MJがLレベルのとき、セレクタ53_kは、フリップフロップ回路500_kから出力される非反転信号Qを選択して、それを書込みドライバ回路54bkに出力する。一方、多数決論理判定信号MJがHレベルのとき、セレクタ53_kは、フリップフロップ回路500_kから出力される反転信号/Qを選択して、それを書込みドライバ回路54bkに出力する。
書込みドライバ回路54aは、書込制御信号WEに応じて、図13のフラグビット用メモリセルアレイ20の指定したアドレス番地に、書込データ線対WDL,/WDLを介して多数決論理判定信号MJを書き込む。書込みドライバ回路54bkは、書込制御信号WEに応じて、図13のデータビット用メモリセルアレイ21の指定したアドレス番地に、書込データ線対WDL,/WDLを介して、フリップフロップ回路500_kから出力される非反転信号Q、または反転信号/Qを書き込む。
図15は、この発明の実施の形態2によるフリップフロップ回路500の具体的な回路構成を示した回路図である。
図15を参照して、実施の形態2のフリップフロップ回路500は、NチャネルMOSトランジスタ151〜154と、トランスファゲート回路155,158と、インバータ回路156,157,159,160,161とを含む。
NチャネルMOSトランジスタ151,152は、多数決線端子/Jと接地線GNDとの間に直列接続される。NチャネルMOSトランジスタ153,154は、多数決線端子Jと接地線GNDとの間に直列接続される。NチャネルMOSトランジスタ151,153のゲートは、いずれも書込ポート用クロック信号CLKAを受ける。NチャネルMOSトランジスタ152のゲートは、ノードN11に接続される。NチャネルMOSトランジスタ154のゲートは、ノードN12に接続される。
トランスファゲート回路155は、書込ポート用クロック信号CLKAがLレベルのときにはデータ入力信号DIをノードN11に導通し、書込ポート用クロック信号CLKAがHレベルのときにはデータ入力信号DIをノードN11に導通しない。インバータ156,157は、ノードN11とノードN12との間に互いに環状に接続され、マスタラッチ回路を構成する。
トランスファゲート回路158は、書込ポート用クロック信号CLKAがHレベルのときにはノードN12とノードN13とを導通し、書込ポート用クロック信号CLKAがLレベルのときにはノードN12とノードN13とを遮断する。インバータ159,160は、ノードN13とノードN14との間に互いに環状に接続され、スレーブラッチ回路を構成する。インバータ159の出力信号は、非反転信号Qとなる。インバータ161は、ノードN14に接続され、出力信号は反転信号/Qとなる。
上記に説明したように、フリップフロップ回路500は、書込ポート用クロック信号CLKAの立ち上がりエッジに同期してデータ入力信号DIをラッチする。また、データ入力信号DIにおいて、“0”の数と”1”の数のどちらが多いかの多数決論理判定するために、図15に示すように、インバータ156,157から構成されるマスタラッチ回路のノードN11,N12をNチャネルMOSトランジスタ152,154にそれぞれ接続している。
書込ポート用クロック信号CLKAがLレベルからHレベルに変化すると、データ入力信号DIがインバータ156,157から構成されるマスタラッチ回路に取り込まれ、その後にデータ入力信号DIが入力される端子とマスタラッチ回路とが遮断される。インバータ159,160から構成されるスレーブラッチ回路では、ノードN12とノードN13とが導通し、マスタラッチ回路に取り込まれたデータがスレーブラッチ回路に伝播される。また、マスタラッチ回路のノードN11,N12にそれぞれ接続された多数決論理判定用のNチャネルMOSトランジスタ151,153は共にオンとなる。
したがって、書込ポート用クロック信号CLKAがLレベルからHレベルに変化すると、直列接続されたNチャネルMOSトランジスタ151,152および直列接続されたNチャネルMOSトランジスタ153,154のどちらか一方は常に、両方のNチャネルMOSトランジスタがオンとなる。そのため、多数決線端子Jおよび多数決線端子/Jのどちらか一方は常に、接地線GNDと導通状態となる。
その後、書込ポート用クロック信号CLKAがHレベルからLレベルに変化すると、多数決線端子J,/Jに接続しているNチャネルMOSトランジスタ151,153は、ともにオフとなる。そのため、多数決線端子J,/Jは、ともに接地線GNDと非導通状態になる。
図16は、この発明の実施の形態2による多数決論理判定用センスアンプ510の具体的な回路構成を示した回路図である。
図16を参照して、実施の形態2の多数決論理判定用センスアンプ510は、PチャネルMOSトランジスタ511,513,516,518と、NチャネルMOSトランジスタ512,514,515と、NAND回路517,519,520とを含む。
PチャネルMOSトランジスタ511は、電源線VDDとノードN5との間に接続され、ゲートがノードN6に接続される。NチャネルMOSトランジスタ512は、ノードN5とノードN7との間に接続され、ゲートがノードN6に接続される。PチャネルMOSトランジスタ513は、電源線VDDとノードN6との間に接続され、ゲートがノードN5に接続される。NチャネルMOSトランジスタ514は、ノードN6とノードN7との間に接続され、ゲートがノードN5に接続される。NチャネルMOSトランジスタ515は、ノードN7と接地線GNDとの間に接続され、NAND回路517から出力されるセンス信号SEをゲートに受ける。
PチャネルMOSトランジスタ516は、ノードN5と多数決線/JLとの間に接続され、NAND回路517から出力されるセンス信号SEをゲートに受ける。PチャネルMOSトランジスタ518は、ノードN6と多数決線JLとの間に接続され、センス信号SEをゲートに受ける。PチャネルMOSトランジスタ511,513,516,518およびNチャネルMOSトランジスタ512,514,515は、センスラッチ回路を構成する。
NAND回路517は、入力端子に多数決線対JL,/JLが接続され、センス信号SEをPチャネルMOSトランジスタ516のゲートに出力する。センス信号SEは、センスラッチ回路にラッチをかけるトリガ信号である。
NAND回路519は、入力端子にノードN5およびNAND回路520の出力端子が接続され、出力端子がNAND回路520の入力端子の一方に接続される。NAND回路520は、入力端子にノードN6およびNAND回路519の出力端子が接続され、出力端子がNAND回路519の入力端子の一方に接続される。NAND回路519,520は、センスしたデータを保持するためのRSラッチ回路であり、多数決論理判定信号MJを出力する。
図17は、この発明の実施の形態2による多数決論理判定用センスアンプ510の回路動作を説明するための動作波形図である。
図17を参照して、初期状態において、多数決線対JL,/JLはプリチャージ状態であり、ともに電源電位VDD(Hレベル)となっている。一方、センス信号SEは、図16のNAND回路517により、接地線GND(Lレベル)となっている。このため、図16において、NチャネルMOSトランジスタ515はオフとなり、PチャネルMOSトランジスタ516,518はオンとなる。また、ノードN5,N6は、ともにHレベルとなる。このため、図16において、NAND回路519,520によって構成されるRSラッチ回路から出力される多数決論理判定信号MJは、前の判定結果を保持している。
時刻t1において、書込ポート用クロック信号CLKAがLレベルからHレベルに立ち上がり、書込み動作が開始される。書込み動作の開始により、時刻t2以降において、多数決線対JL,/JLは、図15のデータ入力信号DIにおける“0”の数と“1”の数との大小に応じて、電位レベルがHレベルからLレベルに下がってくる。データ入力信号における“1”の数が“0”の数より多い場合、多数決線/JLは多数決線JLよりも早くHレベルからLレベルに低下する。逆に、図15のデータ入力信号における“0”の数が“1”の数より多い場合、多数決線JLが多数決線/JLよりも早くHレベルからLレベルに低下する。図17では、データ入力信号における“1”の数が“0”の数より多い場合について図示している。
多数決線対JL,/JLの電位レベル変化が変化すると、図16において、センスラッチ回路におけるノードN5,N6の電位レベルもまた、PチャネルMOSトランジスタ516,518を介して変化する。そして、多数決線対JL,/JLのいずれか一方の電位レベルが図16のNAND回路517の入力しきい値以下に下がると、時刻t3において、NAND回路517から出力されるセンス信号SEが、LレベルからHレベルに変化する。その結果、図16のPチャネルMOSトランジスタ516,518はオフ状態となり、図16において、多数決線対/JL,JLとノードN5,N6とは、それぞれ遮断される。
また、このとき、図16のNチャネルMOSトランジスタ515はオンとなる。このため、図16において、中間電位レベル付近でわずかな電位差を有していたノードN5,N6は、完全にHレベルまたはLレベルに固定される。ノードN5,N6のHレベル,Lレベルが確定することにより、図16のNAND回路519,520によって構成されるRSラッチ回路は、時刻t4において、多数決論理判定信号MJを出力する。
その後、時刻t5において、書込ポート用クロック信号CLKAがHレベルからLレベルに立ち下がる。時刻t6において、図16のNAND回路517から出力されるセンス信号SEが、HレベルからLレベルに立ち下がる。このため、図16において、PチャネルMOSトランジスタ516,518はオンとなり、NチャネルMOSトランジスタ515はオフとなる。時刻t7において、プリチャージ動作により多数決線対JL,/JLは再びHレベルにプリチャージされ、全体が初期状態に戻る。初期状態に戻ったことで、図16において、ノードN5,N6はともにHレベルとなるので、NAND回路519,520によって構成されるRSラッチ回路はラッチ状態となる。その結果、図16のRSラッチ回路における多数決論理判定信号MJが保持される。
以上のように、実施の形態2によれば、実施の形態1のデータ入力回路5Aをデータ入力回路5Bに置き換えることによって、読出し時および待機時における消費電力を低減することが可能となる。また、実施の形態2のデータ入力回路5Bは、微小電位差を検知して判定する構成であるため、多ビットになっても遅延増大を招かないという利点がある。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による半導体記憶装置1Aの概略的な構成を示したブロック図である。 この発明の実施の形態1によるメモリセルアレイ2aの具体的な構成を示した図である。 この発明の実施の形態1によるメモリセルアレイ2bの具体的な構成を示した図である。 この発明の実施の形態1によるメモリセル200aの具体的な回路構成を示した回路図である。 この発明の実施の形態1によるメモリセル200bの具体的な回路構成を示した回路図である。 この発明の実施の形態1によるメモリセル200bの第1のポートにおける書込み動作を説明するための動作波形図である。 この発明の実施の形態1による書込みドライバ回路54の具体的な回路構成を示した回路図である。 この発明の実施の形態1によるメモリセル200bの第2のポートにおける読出し動作を説明するための動作波形図である。 この発明の実施の形態1によるセンスアンプ回路91の具体的な回路構成を示した回路図である。 この発明の実施の形態1による半導体記憶装置1Aにおける多数決論理判定の動作原理の一例を説明するための動作原理図である。 この発明の実施の形態1による半導体記憶装置1Aにおける多数決論理判定の動作原理の他の一例を説明するための動作原理図である。 この発明の実施の形態1による半導体記憶装置1Aにおける多数決論理判定の動作原理のさらに他の一例を説明するための動作原理図である。 この発明の実施の形態2による半導体記憶装置1Bの概略的な構成を示したブロック図である。 この発明の実施の形態2によるデータ入力回路5Bの具体的な回路構成を示した回路図である。 この発明の実施の形態2によるフリップフロップ回路500の具体的な回路構成を示した回路図である。 この発明の実施の形態2による多数決論理判定用センスアンプ510の具体的な回路構成を示した回路図である。 この発明の実施の形態2による多数決論理判定用センスアンプ510の回路動作を説明するための動作波形図である。
符号の説明
1A,1B 半導体記憶装置、2 メモリセルアレイ、3 書込ポート用行デコーダ、4 書込ポート用列デコーダ、5A データ入力回路、6 書込ポート制御回路、7 読出ポート用行デコーダ、8 読出ポート用列デコーダ、9 データ出力回路、10 読出ポート制御回路、20 フラグビット用メモリセルアレイ、21 データビット用メモリセルアレイ、52,93 インバータ回路、53,94 セレクタ、54 書込みドライバ回路、92 フラグ出力判定回路、95 トライステートバッファ回路。

Claims (7)

  1. 行列状に配置される複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、
    データ信号を入力し、前記データ信号においてローレベルの論理値の数がハイレベルの論理値の数より多い場合に前記データ信号を反転し、反転または非反転の前記データ信号および前記データ信号が反転および非反転のいずれであるかを示す前記データ信号のフラグ信号を前記メモリセルに書き込むデータ入力回路と、
    反転または非反転の前記データ信号および該データ信号の前記フラグ信号を前記メモリセルから読み出し、前記フラグ信号が反転を示す場合、反転または非反転の前記データ信号を再度反転するデータ出力回路とを備え、
    前記複数のメモリセルの各々は、
    第1の記憶ノードと第2の記憶ノードとの間に互いに環状に接続された第1のインバータと第2のインバータとを有し、データを記憶保持するデータ記憶部と、
    前記データ記憶部からデータを読み出す読出ポート部と
    前記データ記憶部にデータを書き込む書込ポート部とを含み、
    前記読出ポート部は、
    行方向に配置される読出ワード線と、
    列方向に配置される読出ビット線と、
    1の電源線と前記読出ビット線との間直列に接続され、ゲートが前記第1の記憶ノードに接続される第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタに接続され、ゲートが前記読出ワード線に接続される第2のトランジスタとを有し、
    前記書込ポート部は、
    行方向に配置される第1の書込ビット線と、
    列方向に配置される第2の書込ビット線と、
    列方向に配置される書込ワード線と、
    前記第1の記憶ノードと前記第1の書込ビット線との間に接続され、ゲートが前記書込ワード線に接続される第3のトランジスタと、
    前記第2の記憶ノードと前記第2の書込ビット線との間に接続され、ゲートが前記書込ワード線に接続される第4のトランジスタとを有し、
    前記データ記憶部は、
    前記論理値がローレベルの場合に、前記第1の記憶ノードが第1の電位レベルで、前記第2の記憶ノードが前記第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルで、データをそれぞれ記憶保持し、
    前記論理値がハイレベルの場合は、前記第1の記憶ノードが前記第2の電位レベルで、前記第2の記憶ノードが前記第1の電位レベルで、データをそれぞれ記憶保持し、
    前記読出ビット線は、読出し動作時に前記第1の電位レベルにプリチャージされ、前記第1の記憶ノードの電位レベルに応じてその電位レベルが維持または低下される、半導体記憶装置。
  2. 前記データ入力回路は、
    前記データ信号におけるローレベルの論理値の数とハイレベルの論理値の数とを比較し、該比較結果に応じて前記フラグ信号を反転または非反転とする多数決論理判定回路と、
    前記フラグ信号に応じて、前記データ信号の反転信号および非反転信号のいずれか一方を選択するセレクタ回路と、
    書込制御信号に応じて、前記セレクタ回路からの出力信号を前記メモリセルに書き込む書込みドライバ回路とを含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記データ出力回路は、
    前記メモリセルから読み出されるデータがローレベルの論理値であるかハイレベルの論理値であるかを逐次判定するセンスアンプ回路と、
    前記フラグ信号に応じて、前記センスアンプ回路からの出力信号の反転信号および非反転信号のいずれか一方を選択するセレクタ回路と、
    データ出力制御信号に応じて、前記セレクタ回路からの出力信号をデータ出力信号として出力するバッファ回路とを含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記データ入力回路は、前記データ信号のビット分割を行い、該ビット分割に応じて前記フラグ信号のフラグビットを複数設ける、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記データ入力回路は、
    クロック信号に同期して、前記データ信号をラッチするとともに、多数決線対の電位レベルを制御する複数のフリップフロップ回路と、
    前記多数決線対の電位レベルに応じて、多数決論理判定信号を出力するセンスアンプ回路と、
    前記多数決論理判定信号に応じて、前記複数のフリップフロップ回路からの出力信号の反転信号および非反転信号のいずれか一方を選択する複数のセレクタ回路と、
    書込制御信号に応じて、前記複数のセレクタ回路からの出力信号を前記メモリセルに書き込む複数の書込みドライバ回路とを含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 行列状に配置され、それぞれが、第1の記憶ノードと第2の記憶ノードとの間に互いに環状に接続された第1のインバータと第2のインバータとを有し、データを記憶保持するデータ記憶部と、前記データ記憶部からデータを読み出す読出ポート部と、前記データ記憶部にデータを書き込む書込ポート部とを含む複数のデータを記憶するデータビット用メモリセルと、行ごとに設けられ前記データビット用メモリセルの記憶データの反転情報を記憶するフラグビット用メモリセルとを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの行方向に行ごとに前記データビット用メモリセルの読出ポートおよび前記フラグビット用メモリセルに接続される複数の読出ワード線と、
    前記メモリセルアレイの列方向に列ごとに前記メモリセルの読出ポートに接続される複数の読出ビット線と、
    前記データビット用メモリセルに書き込まれるデータ入力信号において、ローレベルの論理値がハイレベルの論理値に比較し読み出し時にメモリセルに流れる電流が多いものであり、一方の論理値の数が他方の論理値の数より多い行がある場合、その行のフラグビット用メモリセルにその行の前記データビット用メモリセルのデータが反転データである旨を示すデータを書き込み、その行の前記データ入力信号を反転したデータをその行のデータビット用メモリセルに書き込むデータ入力回路と、
    前記フラグビット用メモリセルのデータが反転である旨を示すデータである場合、対応の行の前記データビット用メモリセルのデータを反転して読み出すデータ出力回路とを備え
    前記書込ポート部は、
    行方向に配置される第1の書込ビット線と、
    列方向に配置される第2の書込ビット線と、
    列方向に配置される書込ワード線とを有し、
    前記データ記憶部は、
    前記論理値がローレベルの場合に、前記第1の記憶ノードが第1の電位レベルで、前記第2の記憶ノードが前記第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルで、データをそれぞれ記憶保持し、
    前記論理値がハイレベルの場合は、前記第1の記憶ノードが前記第2の電位レベルで、前記第2の記憶ノードが前記第1の電位レベルで、データをそれぞれ記憶保持し、
    前記読出ビット線は、読出し動作時に前記第1の電位レベルにプリチャージされ、前記第1の記憶ノードの電位レベルに応じてその電位レベルが維持または低下される、半導体記憶装置。
  7. 前記データ入力回路は、
    前記データ入力信号におけるローレベルの論理値の数とハイレベルの論理値の数とを比較し、該比較結果に応じて、対応行の前記フラグビット用メモリセルの信号を反転または非反転を示すデータとする多数決論理判定回路と、
    前記フラグビット用メモリセルの信号に応じて、前記データ入力信号の反転信号および非反転信号のいずれか一方を選択するセレクタ回路と、
    書込制御信号に応じて、前記セレクタ回路からの出力信号を前記メモリセルに書き込む書込みドライバ回路とを含む、請求項6に記載の半導体記憶装置。
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