JP4330087B2 - 重量選別装置 - Google Patents
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上記重量選別装置では、天秤を用いて選別対象物の重量を天秤に設けた重錘によって検知して選別している。
しかしながら、天秤を用いて機械的に選別対象物の重量を選別するものでは、選別対象物を載置する受皿にゴミや塵埃等の付着物が付着して天秤のバランスが崩れ、正確な重量を測定することができなくなるので、誤動作を生じるという問題がある。
この装置を図13により説明すると、コンベアは多数のトレイを備え、各トレイはコンベアに基台を取り付け、基台に設けた支柱08の先端部にトレイ06を揺動自在に支持している。トレイ06の揺動支点Pは、トレイ06の重心Gよりも収納部04と反対側にずれているので、ロータリーソレノイド09によってスライダー010を左方に移動させると、スライダー010とトレイ06の一端側に取り付けられた支持部011との係止状態が解除され、トレイ06がストッパ012に当接するまで収納部04側に倒れ、トレイ06上に載置されている物品Sが収納部04へ落下する。
物品の取り上げ前後の重量変化に基づいて取り上げた物品の重量を重量計によって算出すると、この重量計から取り上げた物品Sを載せるトレイ06を備えたコンベアによりトレイ06に載せられたまま移動して画像処理部で物品の形態を検出すると、上記重量計から供給されるデ−タに基づいて各トレイ06毎に物品の等級を判断するとともに等級に応じて処理信号を制御部(図示せず)で出力するようになっている。そして、重量計は多数の物品の個々の重量を計量し、計量デ−タを制御部に入力し、制御部からの信号に対応して、コンベア上の特定のトレイ06が収納部04側へ倒れることで、トレイ06上に載置されている物品Sが、その重量に応じた所定の収納部04へ収納されるように作動するようになっている。この際、ロータリーソレノイド09によってスライダー010を左方に移動させると、スライダー010とトレイ06の一端に取り付けられた支持部011との係合状態が解除され、トレイ06がストッパ12に当接するまで収納部04側に倒れ、スライダー010との係止状態が解除されたトレイ06が傾動されたまま戻りの経路に入る。そこでロータリーソレノイド09を逆方向に回動させると、スライダー010をトレイ06方向に移動させる。
前記重量測定ホッパー部は重量計を備え、前記選別装置は被選別体を載置するトレイを備えたコンベアを備え、該コンベアの側部にはソレノイドを設け、該ソレノイドの上下には相互に空気が流通するように構成した上部ベローズと下部ベローズとを連接し、該上部ベローズには空気を出入りさせる開口部を設け、該ソレノイドにはプランジャを設け、該プランジャには、その作動により該トレイを傾動させるレバーを連設し、該レバーを該トレイに枢着したレバーに連設した重量選別装置を課題を解決する第1手段としている。
(1)被選別体を規定の大きさ以上のものに選別した後、被選別体を整列させながら選別装置に自動供給できので、選別装置への供給効率を向上させることができる。
(2)空気緩衝装置により、衝撃音を発生を防止することが可能となる。
(3)現場で、複数の選別装置を所定数併設して重量選別装置を簡単に構成することが可能であるので、使用者の要求に容易に応じることができる。
(4)整列装置には、重量測定部を備えた係止突起を設けることにより、重量選別装置の重量測定ホッパー部を廃止して簡便な機構に構成することができる。
整列装置A2には、被選別体Fの大きさ以下の間隔に配置した2枚の板状の係止板200,200が登り勾配に配置され、係止板200のそれぞれの内側上面には、被選別体とほぼ同径の間隔で係止突起300,300が植設されていおり、この係止突起300は、係止板200が登り勾配であるにも係わらず、被選別体が所定の位置から転落するのを防止する。
送り手段400を構成する送り板401上面には、被選別体の直径より大きな間隔で送り歯402が植設されている。
送り手段400は、モータMにより駆動されるチェンCを介して駆動される一対のタイミングローラ403,403が設けられ、タイミングローラ403,403間にタイミングベルト404が懸架されている。タイミングローラ403,403のシャフト405にはクランク腕406,406とリンク腕407,407が接続されている。リンク腕407にはボルト408,408、板体409を介して取り付け板410が取り付けられ、取り付け板410に送り板401が取り付けられている。
ホッパー1に落下した被選別体Fは、重量測定用ロードセル2で被選別体Fの重量を測定し、ソレノイドSによりリンク5を介してホッパー受け4を上昇させて被選別体Fを選別装置Cに送り込むようになっている。
ソレノイド30が通電していないときは、図8に示すように、プランジャ33は下降しており、レバー34に連接した台座35を水平方向に貫通したL型レバー36も下方に配設されている。したがって、トレイ15の底部に設けられたレバー16とL型レバー36とは係合していない。
ソレノイド30は、通常のソレノイドとしての機能以外に、上方のベローズ31と下方のベローズ32との間の空気の導通路としての機能も果たすものである。
図11に示す重量測定部を備えた係止突起を設けた整列装置A2は、本発明の第1実施形態と同様に大きさ選別装置A1の終端の下部に始端を位置させ、装置全体を登り勾配に配置する。
被選別体Fの直径以下の間隔に配置した2枚の板状の係止板200,200が登り勾配に配置され、係止板200,200のそれぞれの内側上面には、被選別体の直径より大きな間隔で係止突起300,300が植設されており、この係止突起300は、係止板200が登り勾配であるにも係わらず、被選別体が所定の位置から転落するのを防止するようになっている。
整列装置A2の後端の係止突起300,300の外側で係止板200,200の端部には、下方に被選別体Fの重量を測定する検出部21である計量皿21が設けられ、計量皿21に連接してロードセルからなる電子秤2が設けられている。 送り手段400、選別装置は第1実施形態と同様に構成されているので説明は省略する。
このように、第2実施形態の重量選別装置は、整列装置A2の後端の係止突起300に連接して被選別体Fの重量を測定する検出部21が設けられているので、第1実施形態の重量選別装置のように重量測定ホッパー部Bを別設しないですみ、構成が簡単になる。
A2 整列装置
B 重量測定ホッパー部
C 選別装置
F 被選別体
1 ホッパー
2 重量測定用ロードセル
3 扉
4 ホッパー受け
11 無端チェン
12 機台
13 チェンホイール
13’ チェンホイール
14 チェンホイール
14’ チェンホイール
15 トレイ
16 レバー
17 枢軸
18 ボトムトレイ
20 基台
21 レール
22 ガイド
30 ソレノイド
31 上部ベローズ
32 下部ベローズ
33 プランジャ
34 レバー
35 台座
36 L型レバー
38 開口部
39 台
200 係止板
300 係止突起
400 送り手段
Claims (5)
- 大きさ選別装置と、多数の被選別体を一列に配列させ、かつ、間欠的に送る整列装置と、重量測定ホッパー部と、選別装置とを備え、前記大きさ選別装置は、下り勾配の所定の間隔を開けて配置した2本の円筒状のスロープ体から構成され、前記整列装置は、所定の間隔に登り勾配に配置され、その内側上面に所定間隔で植設された係止突起を備えた2枚の係止板と、該2枚の係止板の間に配置され、所定間隔で送り突起が植設された送り板を備え、該送り板の両端下方に、回転軸に軸支されて回動するクランク腕を備えた送り手段とから構成されている重量選別装置において、
前記重量測定ホッパー部は重量計を備え、前記選別装置は被選別体を載置するトレイを備えたコンベアを備え、該コンベアの側部にはソレノイドを設け、該ソレノイドの上下には相互に空気が流通するように構成した上部ベローズと下部ベローズとを連接し、該上部ベローズには空気を出入りさせる開口部を設け、該ソレノイドにはプランジャを設け、該プランジャには、その作動により該トレイを傾動させるレバーを連設し、該レバーを該トレイに枢着したレバーに連設したことを特徴とする重量選別装置。 - 前記レバーは下方の前記ベローズに連接した台座を水平方向に貫通したL型レバーと前記トレイの底部に一端を枢着したレバーとからなることを特徴とする請求項1記載の重量選別装置。
- 大きさ選別装置と、多数の被選別体を一列に配列させ、かつ、間欠的に送る整列装置と、選別装置とを備え、これらを直列的に配置した重量選別装置において、前記大きさ選別装置は、下り勾配の所定の間隔を開けて配置した2本の円筒状のスロープ体から構成され、前記整列装置は、所定の間隔に登り勾配に配置され、その内側上面に所定間隔で植設され、重量測定部を備えた係止突起を設けた2枚の係止板と、該2枚の係止板の間に配置され、所定間隔で送り突起が植設された送り板を備え、該送り板の両端下方に、回転軸に軸支されて回動するクランク腕を備えた送り手段とから構成されていることを特徴とする重量選別装置。
- 前記選別装置は被選別体を載置するトレイを備えたコンベアを備え、該コンベアの側部にはソレノイドを設け、該ソレノイドの上下には相互に空気が流通するように構成した上部ベローズと下部ベローズとを連接し、該上部ベローズには空気を出入りさせる開口部を設け、該ソレノイドにはプランジャを設け、該プランジャには、その作動により該トレイを傾動させるレバーを連設し、該レバーを該トレイに枢着したレバーに連設したことを特徴とする請求項3記載の重量選別装置。
- 前記レバーは下方の前記ベローズに連接した台座を水平方向に貫通したL型レバーと前記トレイの底部に一端を枢着したレバーとからなることを特徴とする請求項4記載の重量選別装置。
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