JP4322222B2 - シート継ぎ合わせ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の原反から繰り出される第1のシートに第2の原反から繰り出される第2のシートの始端部を継ぎ合わせるシート継ぎ合わせ装置に関する。
従来より、第1の原反から繰り出される第1のシートに第2の原反から繰り出される第2のシートの始端部を継ぎ合わせるシート継ぎ合わせ装置が使用されている(特許文献1参照)。また、特許文献1記載のシート継ぎ合わせ装置においては、第2のシートの始端部をシート継ぎ合わせ装置におけるシート継ぎ装置に導入できるようになっている。
特開2003−128312号公報
しかし、特許文献1記載のシート継ぎ合わせ装置においては、第2のシートの始端部をシート継ぎ装置に導入するために、その部分の構成が複雑となっている。そのため、簡便な構成で、第2のシートの始端部をシート継ぎ装置に導入できる装置が望まれている。
従って、本発明の目的は、簡便な構成で、第2のシートの始端部をシート継ぎ装置に 入し、第1のシートに継ぎ合わせれるシート継ぎ合わせ装置を提供することにある。
発明は、第1の原反から繰り出される第1のシートに第2の原反から繰り出される第2のシートの始端部を継ぎ合わせるシート継ぎ合わせ装置であって、前記第1のシート を繰り出し搬送する第1搬送手段と、該第1搬送手段と左右対称に配され、前記第2のシ ートを繰り出し搬送する第2搬送手段と、該第1搬送手段と該第2搬送手段との間に配さ れたT字型の断面形状のガイド部材と、前記第1のシート及び前記第2のシートを継ぎ合 わせるシート継ぎ装置とを有し、前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段は、一対のコンベアロールと、該一対のコンベアロールに掛け渡された無端状のコンベアベルトと、該コンベアベルトのシート搬送面に前記第1又は第2のシートを止着するシート止着機構とを有する搬送コンベアを備え、T字型の前記ガイド部材は、前記第1搬送手段及び前記第2 搬送手段それぞれの前記コンベアベルトの上面側を被覆するガイド水平部と側面側を被覆 するガイド垂下部から形成されており、前記第1搬送手段の前記コンベアベルトにより搬 送される前記第1のシートの始端部の移送方向を前記ガイド部材により強制的に下方に転 換して、該始端部を前記シート継ぎ装置の継ぎ部に導入し、前記第2搬送手段の前記コン ベアベルトにより搬送される前記第2のシートの前記始端部の移送方向を前記ガイド部材 により強制的に下方に転換して、該始端部を前記シート継ぎ装置の前記継ぎ部に導入し、 前記シート継ぎ装置の前記継ぎ部において、前記第2のシートの前記始端部を、連続的に 搬送されている前記第1のシートの終端部の近傍に継ぎ合わせるようになされているシー ト継ぎ合わせ装置を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明において、シート継ぎ装置における「所定位置」とは、第2のシートの始端部が配置されるべき位置のことで、後述する第1実施形態及び第2実施形態における継ぎ部に制限されず、シート継ぎ装置の構造によっては継ぎ部以外の場合がある。「シート継ぎ装置の上方」とは、シート継ぎ装置の真上に制限されず、シート継ぎ装置の斜め上方を含む。「横方向」とは、水平方向に制限されず、斜めに傾いた方向を含む。「下向き」とは、鉛直下向きに制限されず、斜め下向きを含む。
本発明のシート継ぎ合わせ装置によれば、簡便な構成で、第2のシートの始端部をシート継ぎ装置に導入し、第1のシートに継ぎ合わせることができる。
以下、本発明のシート継ぎ合わせ装置について説明する。本発明のシート継ぎ合わせ装置の一実施形態(第1実施形態)について、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態のシート継ぎ合わせ装置は、図1及び図2に示すように、第1の原反G1から繰り出される第1のシートS1に第2の原反G2から繰り出される第2のシートS2の始端部S20を継ぎ合わせるシート継ぎ装置9における所定位置に、第2のシートS2の始端部S20を配置し、その際に、第2のシートS2の始端部S20をシート継ぎ装置9の上方まで横方向に移送し、そこで第2のシートS2の始端部S20の移送方向を下向きに転換し、第2のシートS2の始端部S2を下向きに移送してシート継ぎ装置9における所定位置に配置する装置である。
尚、図2においては、第2のシートS2の始端部S20の位置を、図1における始端部S20の位置よりも後退した位置に図示してある。
第1実施形態において、第1シートを繰り出し搬送する第1搬送手段(以下、シート継ぎ準備装置ともいう)M1、及び第2シートを繰り出し搬送する第2搬送手段(以下、シ ート継ぎ準備装置ともいう)M2は、それぞれ、図1及び図2に示すように、一対のコンベアロール11,12と、一対のコンベアロール11,12に掛け渡された無端状のコンベアベルト13と、コンベアベルト13のシート搬送面13Aに第2のシートS2を止着するシート止着機構14とを有する搬送コンベア1を備え、コンベアベルト13は、そのシート搬送面13Aが横方向に配置され、その折り返し終端部13Dがシート継ぎ装置9の上方に配置されている。
まず、シート継ぎ装置9について説明する。
シート継ぎ装置9は、図1に示すように、第1のシートS1に第2のシートS2の始端部S20を継ぎ合わせる継ぎ部91を有している。継ぎ部91には、横方向に対向して定常ロール92及び押圧部93が配設されている。継ぎ部91における定常ロール92と押圧部93との間の空間は、その上方及び下方が開放しており、そのため、上方から第1のシートS1及び第2のシートS2が導入され、下方から第1のシートS1及び第2のシートS2が導出されるようになっている。
定常ロール92は、定常回転するロールで、継ぎ部91に導入された第1のシートS1に搬送力を付与できるようになっている。押圧部93は、継ぎ部91に導入された第2のシートS2の始端部S20を定常ロール92に当接するまで、定常ロール92に向けて横方向に移動できるようになっている。
継ぎ部91の下方には、フリーロール94が配設されている。フリーロール94は、継ぎ部91から導出された第1のシートS1又は第2のシートS2を次工程(図1左方)に向けて転回するロールである。
シート継ぎ装置9によって継ぎ合わされる第1のシートS1及び第2のシートS2としては、例えば、生理用ナプキン等の吸収性物品におけるバックシート、トップシート、紙が挙げられる。吸収性物品以外の物品における各種シートでもよい。第1実施形態においては、生理用ナプキンにおけるバックシートである。
第1実施形態のシート継ぎ合わせ装置においては、図1に示すように、シート継ぎ装置9の上方に、第2の原反G2から繰り出される第2のシートS2を搬送する搬送コンベア1が配設されている。
搬送コンベア1は、図1及び図2に示すように、一対のコンベアロール11,12と、無端状のコンベアベルト13とを有する。
一対のコンベアロール11,12のうち、一方のコンベアロール11は、継ぎ部91の上方に配設されている。他方のコンベアロール12は、好ましくは一方のコンベアロール11と同じ高さで、第2の原反G2側に配設されている。コンベアロール11,12の一方及び両方が駆動ロールになっている。尚、コンベアロール11,12の駆動は、電動でもよく、手動でもよい。
コンベアベルト13は、一対のコンベアロール11,12に掛け渡されている。コンベアベルト13の上面は、シート搬送面13Aとなっており、横方向に配置されている。従って、コンベアベルト13の折り返し終端部(一方のコンベアロール11側のシート搬送面13Aの終端部)はシート継ぎ装置9の上方に配置されている。
コンベアベルト13は、図2に示すように、平面視で、長手方向全長に亘ってメッシュ構造部13Bを有しており、メッシュ構造部13B以外の領域は、孔のない無孔部13Cとなっている。メッシュ構造部13Bの幅は、搬送される第2のシートS2の幅に応じて適宜設定され、例えば、コンベアベルト13の幅の20%〜80%である。
搬送コンベア1においては、コンベアベルト13のシート搬送面13Aの反対面側に、シート搬送面13Aに第2のシートS2を止着するシート止着機構14が設けられている。第1実施形態におけるシート止着機構14は、吸引力を発生し得るバキューム機構であり、シート搬送面13Aの反対面側における一方のコンベアロール11とフリーロール41〜43(後述)との間及びフリーロール41〜43と他方のコンベアロール12との間に、それぞれ配設されている。
シート止着機構(バキューム機構)14の吸引力により、シート搬送面13Aのメッシュ構造部13Bには吸引力が生じ、シート搬送面13Aに第2のシートS2を吸着できるようになっている。尚、バキューム機構14は、紙継ぎ操作における必要なときのみ駆動するようにオンオフ制御されている。
コンベアベルト13の長手方向中央部上方には、第1のシートS1を切断し得る切断部3が配設されている。切断部3は、コンベアベルト13のシート搬送面13Aの上方に設けられた刃部31と、その下方に設けられた受け部32とを主体として構成されている。
切断部3は、第1の原反G1における第1のシートS1が残り少なくなった際に、第2の原反G2から繰り出される第2のシートS2の始端部S20の移送と同期して、第1のシートS1における所定位置を切断するものである。
搬送コンベア1においては、切断部3の受け部32を迂回するように3個のフリーロール41〜43が配設されている。コンベアベルト13は、フリーロール41〜43に順次掛け渡され、切断部3における刃部31と受け部32との間を通過せずに、受け部32の下方を迂回するようになっている。
コンベアベルト13の折り返し終端部13Dにおける少なくとも上面側(本実施形態においては上面側及び側面側)には、コンベアベルト13から離間してコンベアベルト13を被覆するガイド部材2が設けられている。
ガイド部材2は、図1から図3に示すように、コンベアベルト13の折り返し終端部13Dにおける上面側を被覆するガイド水平部21と、側面側を被覆するガイド垂下部22とを有する。ガイド水平部21とガイド垂下部22とは、図3に示すように、円弧状に滑らかに連設してL字型の断面形状を有している。ガイド部材2は、第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2におけるガイド部材2と、第1の原反G1側のシート継ぎ準備装置M1におけるガイド部材2とが、ガイド垂下部22を突き合わせて一体化されており、全体でT字型の断面形状を有している。
尚、ガイド部材2の断面形状は、例えば、図4に示すように、ガイド水平部21とガイド垂下部22とが45度に傾斜した直線で連結された断面形状とすることができる。
コンベアベルト13の折り返し終端部13Dとガイド部材2との間には、ガイド通路23が形成されている。このガイド通路23により、第2のシートS2の移送方向が強制的に転換されるようになっている(詳細は後述)。ガイド通路23の高さ(厚さ)は、第2のシートS2の厚さ、曲げ剛性等に応じて適宜設定されるが、例えば、5mm〜20mmである。
搬送コンベア1の第2の原反G2側には、フリーロール44が配設されており、第2の原反G2から繰り出された第2のシートS2がフリーロール44によって転回され、搬送コンベア1に導入されるようになっている。
シート継ぎ準備装置M1,M2は、図1及び図2に示すように、第1の原反G1側にも、コンベアベルト13における一方のコンベアロール11を突き合わせるようにして左右対称に設けられている。第1の原反G1側のシート継ぎ準備装置M1は、前述した第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2と同様の構成を有しているため、同じ構成部位については同じ符号を付し、説明を省略する。
次に、第1実施形態の第1の原反G1側のシート継ぎ準備装置M1及び第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2の動作について説明する。
第1の原反G1から繰り出される第1のシートS1は、図1に示すように、その始端部(図示せず)側へ牽引されている。第1のシートS1は、フリーロール44で転回され、搬送コンベア1におけるコンベアベルト13のシート搬送面13Aによって搬送されている。シート搬送面13Aにおいては、第1のシートS1は、シート止着機構14の吸引力によりメッシュ構造部13Bに吸着している。
第1のシートS1は、搬送コンベア1におけるコンベアベルト13の折り返し終端部13Dにおいて移送方向を転換し、下方のシート継ぎ装置9における継ぎ部91に導入される。継ぎ部91において、第1のシートS1は、定常ロール92によって更に搬送され、継ぎ部91から導出される。継ぎ部91から導出された第1のシートS1は、フリーロール94によって転回され、次工程(図1左方)に搬送される。
一方、第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2においては、人手操作により、予め第2のシートS2の始端部S20を、フリーロール44を経由して搬送コ ンベア1に導入し、更にコンベアベルト13のシート搬送面13Aに吸着させた状態にしておく。第2のシートS2の始端部S20には、継ぎテープ21を貼着させておく。第1の原反G1に第1のシートS1が十分にあるときには、第2のシートS2を、その状態で待機させておく。
第1のシートS1が残り少なくなると、所定のタイミングで、第1のシートS1の所定位置を第1の原反G1側のシート継ぎ準備装置M1における切断部3で切断する。ここでの第1のシートS1の切断は、紙継ぎ後にテンションが掛からなくなる第1のシートS1の終端部側の長さを短くし、それによる後工程の不具合を少なくするために行う。
第1のシートS1の移送と同期して、第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2における搬送コンベア1が駆動する。そのため、コンベアベルト13のシート搬送面13Aに吸着されている第2のシートS2の始端部S20は、ガイド通路23に導入される。ここで、第2のシートS2の剛性が低く、その自重で第2のシートS2の始端部S20の移送方向がコンベアベルト13における折り返し終端部13Dに沿って下方に転換する場合には、第2のシートS2の始端部S20は、ガイド通路23におけるガイド部材2に接触することなく、シート継ぎ装置9の継ぎ部91に導入される。
一方、第2のシートS2の剛性が高く、その自重のみでは第2のシートS2の始端部S20の移送方向がコンベアベルト13における折り返し終端部13Dに沿って下方に転換しない場合には、第2のシートS2の始端部S20の移送方向は、ガイド通路23におけるガイド部材2により矯正されて、強制的に転換される。その結果、この場合にも、第2のシートS2の始端部S20は、シート継ぎ装置9の継ぎ部91に導入される。
そして、シート継ぎ装置9の継ぎ部91においては、始端部S20が定常ロール92と押圧部93との間の空間に配置されると、押圧部93が定常ロール92に向けて移動し、定常ロール92によって搬送されている第1のシートS1の終端部に第2のシートS2の始端部S20が継ぎテープS21を介して継ぎ合わされる。
第1のシートS1の終端部に第2のシートS2の始端部S20が継ぎ合わされると、その後は、第2のシートS2が次工程に搬送される。
尚、第1の原反G1側のシート継ぎ準備装置M1は、第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2と同様の構成を有しているため、第2のシートS2が残り少なくなった場合には、第1のシートS1に第2のシートS2の始端部S20を継ぎ合わせる場合と同様の動作で、第2のシートS2に第1のシートS1の始端部を継ぎ合わせることができる。このように、第1のシートS1と第2のシートS2とは交互に継ぎ合わせることができる。
以上の通り、第2のシートS2の剛性が低い場合には、その自重で第2のシートS2の始端部S20の移送方向がコンベアベルト13における折り返し終端部13Dに沿って下方に転換され、第2のシートS2の始端部S20をシート継ぎ装置9の継ぎ部91に導入することができる。
また、第2のシートS2の剛性が高い場合にも、第2のシートS2の始端部S20の移送方向がガイド通路23におけるガイド部材2により矯正されて、強制的に転換され、第2のシートS2の始端部S20をシート継ぎ装置9の継ぎ部91に導入することができる。
従って、第1実施形態のシート継ぎ合わせ置によれば、簡便な構成で、第2のシートの始端部S20をシート継ぎ装置9における継ぎ部91に人手操作によらずに配置することができる。
次に、本発明のシート継ぎ合わせ装置の参考形態である第2実施形態について説明する。第2実施形態については、第1実施形態とは異なる点を中心に説明し、同じ構成部位については同じ符号を付し、説明を省略する。特に説明しない点については第1実施形態についての説明が適宜適用される。
第2実施形態の第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2は、図5及び図6に示すように、第2のシートS2を吸着可能で横方向及び下向きに移動可能なバキュームロール5と、第2のシートS2を斜め上方に押圧しながら支持可能な支持機構7とを備えている。そして、第2実施形態のシート継ぎ準備装置M2においては、バキュームロール5が、第2のシートS2の始端部S20を吸着した状態でシート継ぎ装置9の上方まで横方向に移動し、そこで、支持機構7が、バキュームロール5の後方から第2のシートS2を移送方向に沿って斜め上方に押圧しながら支持し、その状態で、バキュームロール5が下向きに移動するようになっている。
また、第2実施形態のシート継ぎ準備装置M2は、バキュームロール5の移動方向に対応して設けられたロール用レール6と、ロール用レール6に沿って移動するロール連結機構53とを備え、ロール連結機構53にバキュームロール5が連結されている。
第2実施形態のシート継ぎ準備装置M2について更に詳述する。
第2実施形態のシート継ぎ準備装置M2は、ロール用レール6を備えている。ロール用レール6は、水平部分であるレール水平部61と、垂直部分であるレール垂下部63と、レール水平部61とレール垂下部63とを滑らかに連結するレール屈曲部62と、レール垂下部63の下端からレール水平部61側に若干後退するレール後退部64とからなる。尚、レール屈曲部62は、直角に屈曲していてもよい。
ロール用レール6には、ロール連結機構53がロール用レール6に沿って移動自在に設けられている。尚、ロール連結機構53の移動は、電動でもよく、手動でもよい。
ロール連結機構53には、バキュームロール5が片持梁状に連結されている。そのため、バキュームロール5は、ロール連結機構53に従動してロール用レール6に沿って、横方向(水平方向)及び下向きに移動自在になっている。ロール連結機構53は、バキュームロール5の回転軸として機能するようにもなっている。
バキュームロール5は、その周面の大部分がメッシュ構造部51となっており、それ以外の部分が孔のない無孔部52となっている。バキュームロール5は、その内部に向けて吸引力が発生するように構成されており、そのため、第2のシートS2の始端部S20をメッシュ構造部51に吸着できるようになっている。
バキュームロール5の第2の原反G2側には、フリーロール45が設けられている。
ロール用レール6のレール屈曲部62の下方には、支持機構7が配設されている。支持機構7は、支持部材71と支持機構可動部72と支持機構用レール73とから構成されている。支持部材71は、第2のシートS2に当接して支持する部材である。支持機構可動部72は、支持部材71を片持梁状に連結しており、支持機構用レール73に沿って移動自在になっている。支持機構用レール73は、第2のシートS2の移送方法に沿って斜め上方に延びている。従って、支持部材71は、第2のシートS2の移送方法に沿って斜め上方に移動し、且つその反対向きに移動できるようになっている。
ロール用レール6のレール水平部61の長手方向中央部近傍には、第2のシートS2を切断し得る切断部3が配設されている。切断部3は、レール水平部61の上方に設けられた刃部31と、レール水平部61の下方に設けられた受け部32とを主体として構成されている。受け部32は、受け部可動部33と、受け部可動部33を上下方向に移動自在に支持する切断部用レール34とからなる。従って、受け部32は、上下方向に移動できるようになっている。
シート継ぎ準備装置M1,M2は、第1の原反G1側にも、バキュームロール5を突き合わせるようにして左右対称に設けられている。第1の原反G1側のシート継ぎ準備装置(図示せず)は、前述した第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2と同様の構成を有しているため、説明を省略する。
また、ロール用レール6のレール垂下部63の下方には、シート継ぎ装置9の継ぎ部91が配設されている。
次に、第2実施形態の第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2の動作について説明する。
まず、図7に示すように、バキュームロール5は、第2の原反G2から繰り出された第2のシートS2の始端部S20を吸着した状態で、ロール用レール6のレール水平部61における第2の原反G2側に配置されている。第2のシートS2の始端部S20には、第1のシートS1と継ぎ合わせるための継ぎテープS21が2個貼着されている。
この状態において、切断部3は、刃部31と受け部32との間をバキュームロール5が通過できるように、受け部32の受け部可動部33が下降している。また、支持機構7は、バキュームロール5が支持部材71に接触することなく、ロール用レール6のレール屈曲部62を移動できるように、支持機構可動部72が下降している。
この状態から、図8に示すように、バキュームロール5は、第2のシートS2の始端部S20を吸着した状態で、ロール用レール6のレール水平部61に沿ってレール屈曲部62まで移動する。
更に、図9に示すように、バキュームロール5は、ロール用レール6のレール垂下部63に沿って下降し、それと同期して、支持機構7の支持部材71が斜め上方に上昇する。尚、このときの支持部材71の高さは、第2の原反G2が傾かないように、フリーロール45の高さと同じであることが好ましい。その結果、第2のシートS2の移送方向は、ロール用レール6のレール屈曲部62の上方で(即ち、シート継ぎ装置9の上方で)下向きに転換される。
また、切断部3の受け部32における受け部可動部33は、第1のシートS1の下面に近接するまで上昇する。尚、切断部3は、所定のタイミングで第1のシートS1の所定位置を切断する。
バキュームロール5は、第2のシートS2の始端部S20を吸着した状態で、ロール用レール6のレール垂下部63の下端で回転し、第2のシートS2の始端部S20をシート継ぎ装置9の継ぎ部91における定常ロール(図示せず)と押圧部93との間の空間に導入する。
その後、図10に示すように、バキュームロール5は、吸引を停止し、ロール用レール6のレール後退部64に沿って、第2のシートS2から離反する方向に移動する。そして、シート継ぎ装置9の継ぎ部91においては、始端部S20が定常ロール(図示せず)と押圧部93との間の空間に配置されると、押圧部93が定常ロールに向けて移動し、定常ロールによって搬送されている第1のシートS1に第2のシートS2の始端部S20が継ぎテープS21を介して継ぎ合わされる。
このように、第2実施形態のシート継ぎ合わせ置においては、搬送コンベアを用いることなく、第1実施形態のシート継ぎ合わせ置と同様に動作し、同様の効果が得られる。
以上、本発明のシート継ぎ合わせ装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明のシート継ぎ合わせ装置は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
第1実施形態のシート切断装置においては、搬送コンベア1のコンベアベルト13の折り返し終端部13Dにガイド部材2が設けられているが、第2のシートS2の始端部S20の移送方向が、コンベアベルト13の折り返し終端部13Dにおいてその自重で下向きに転換される場合には、ガイド部材2を設けない構成とすることができる。
シート止着機構14は、バキューム機構に制限されず、例えばクリップでもよい。
メッシュ構造部51に代えて、ベルトに多数の穴が形成された穴あきベルトを用いることもでき、メッシュ構造部51に関する説明は、穴あきベルトについて適宜適用される。
第1の原反G1側のシート継ぎ準備装置M1におけるガイド部材2と、第2の原反G2側のシート継ぎ準備装置M2におけるガイド部材2とは、分離していてもよい。
〔図1〕図1は、本発明のシート継ぎ合わせ装置の第1実施形態を示す正面図である。
〔図2〕図2は、第1実施形態のシート継ぎ合わせ装置を示す平面図である。
〔図3〕図3は、第1実施形態のシート継ぎ合わせ装置におけるガイド部材を示す斜視図である。
〔図4〕図4は、別の形態のガイド部材を示す斜視図である。
〔図5〕図5は、本発明のシート継ぎ合わせ装置の第2実施形態を示す斜視図である。
〔図6〕図6は、本発明のシート継ぎ合わせ装置の第2実施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
〔図7〕図7は、第2実施形態のシート継ぎ合わせ装置の動作を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
〔図8〕図8は、図7に示す第2実施形態のシート継ぎ合わせ装置の動作の続きを示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
〔図9〕図9は、図8に示す第2実施形態のシート継ぎ合わせ装置の動作の続きを示す正面図である。
〔図10〕図10は、図9に示す第2実施形態のシート継ぎ合わせ装置の動作の続きを示す正面図である。
符号の説明
1 搬送コンベア
11、12 コンベアロール
13 コンベアベルト
13A シート搬送面
13B メッシュ構造部
13C 無孔部
13D 折り返し終端部
14 シート止着機構(バキューム機構)
2 ガイド部材
21 ガイド水平部
22 ガイド垂下部
23 ガイド通路
3 切断部
31 刃部
32 受け部
33 受け部可動部
34 切断部用レール
41、42、43、44、45 フリーロール
5 バキュームロール
51 メッシュ構造部
52 無孔部
53 ロール連結機構
6 ロール用レール
61 レール水平部
62 レール屈曲部
63 レール垂下部
64 レール後退部
7 支持機構
71 支持部材
72 支持機構可動部
73 支持機構用レール
9 シート継ぎ装置
91 継ぎ部
92 定常ロール
93 押圧部
94 転回ロール
G1 第1の原反
G2 第2の原反
M1 第1の原反側のシート継ぎ準備装置
M2 第2の原反側のシート継ぎ準備装置
S1 第1のシート
S2 第2のシート
S20 始端部
S21 継ぎテープ

Claims (2)

  1. 第1の原反から繰り出される第1のシートに第2の原反から繰り出される第2のシートの始端部を継ぎ合わせるシート継ぎ合わせ装置であって、
    前記第1のシートを繰り出し搬送する第1搬送手段と、該第1搬送手段と左右対称に配 され、前記第2のシートを繰り出し搬送する第2搬送手段と、該第1搬送手段と該第2搬 送手段との間に配されたT字型の断面形状のガイド部材と、前記第1のシート及び前記第 2のシートを継ぎ合わせるシート継ぎ装置とを有し、
    前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段は、一対のコンベアロールと、該一対のコンベアロールに掛け渡された無端状のコンベアベルトと、該コンベアベルトのシート搬送面に前記第1又は第2のシートを止着するシート止着機構とを有する搬送コンベアを備え、
    T字型の前記ガイド部材は、前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段それぞれの前記コ ンベアベルトの上面側を被覆するガイド水平部と側面側を被覆するガイド垂下部から形成 されており、
    前記第1搬送手段の前記コンベアベルトにより搬送される前記第1のシートの始端部の 移送方向を前記ガイド部材により強制的に下方に転換して、該始端部を前記シート継ぎ装 置の継ぎ部に導入し、
    前記第2搬送手段の前記コンベアベルトにより搬送される前記第2のシートの前記始端 部の移送方向を前記ガイド部材により強制的に下方に転換して、該始端部を前記シート継 ぎ装置の前記継ぎ部に導入し、
    前記シート継ぎ装置の前記継ぎ部において、前記第2のシートの前記始端部を、連続的 に搬送されている前記第1のシートの終端部の近傍に継ぎ合わせるようになされているシ ート継ぎ合わせ装置。
  2. 前記コンベアベルトは、長手方向全長に亘ってメッシュ構造部又は穴あきベルトを有しており、
    前記シート止着機構は、前記コンベアベルトのシート搬送面の反対面側に設けられたバキューム機構である請求項に記載のシート継ぎ合わせ装置。
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