JP4313504B2 - サービス情報配信システム及び配信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、利用者が会員として享受できる会員制サービス情報を、会員である利用者の要望によりネットワーク経由で、利用者の操作する端末へ配信するサービス情報配信システム及び配信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの企業(事業者)が、会員が何らかのサービスを享受できる会員制サービスを提供している。例えば、クレジットカードや車の修理サービスや航空会社の搭乗ポイントサービスなどがある。そして、多くの人々が複数の会員制サービスの会員になっている。
このような会員制サービスにおいて、複数事業者間でのサービスの提携やサービス内容の多様化が進み、そのシステムが複雑になってきている。そして、従来においては、利用者は外出先または目的地で、自分が入会している会員制サービスについて、どの場所、どの施設でどういうサービスを利用できるかを把握するには、それぞれの会員制サービスの冊子を見たり、外出先または目的地にある施設の情報を調べて自分が会員になっている会員制サービスを扱っているか確認したりする必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、会員制サービスの多様化や複雑化の為、自分が会員になっている会員制サービスの詳細全てを把握するのは困難であり、特に慣れない外出先や目的地でのサービス情報およびサービス提供施設の場所を把握するのは、より困難であった。
また、会員制サービスを提供する事業者としても、会員へサービス情報を周知させるには経費がかかり、特に一定期間限定のサービスを会員へ周知させるのは困難であった。さらに、どの場所でサービスを実施しているかの地図等の視覚的で分かりやすい情報を合わせて提供するには、さらに経費がかかり困難であった。
また、最近は携帯電話や携帯端末等の普及はめざましく、更には、携帯機器の表示装置もより多くの情報を表示できる様になってきた。しかし、携帯機器にとって、普通の電子化した地図情報(地図画像データ)の表示においては、データ容量や表示装置の解像度の低さ等の問題があり表示できない、もしくは表示できても見にくい携帯機器が多い。そのため、携帯機器においては、地図付きで欲しい情報があっても地図の表示ができなかった(もしくは表示できても見にくかった)。
【0004】
この発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、外出先や目的地における利用者の享受できる会員制サービスの情報について、利用者が最新のものを簡便に地図情報も合わせて入手できるサービス情報配信システム及び配信方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明によるサービス情報配信システムは、各事業者によって提供される会員制サービスの会員制サービス情報を前記事業者の会員制サービス提供事業者情報に対応付けて記憶する会員制サービス情報データベースと、利用者の前記会員制サービスへの入会状況を示す利用者入会情報を前記利用者の個人情報に対応付けて記憶する利用者情報データベースと、地図の中で方向転換の目印となる交差点や曲がり角を有する特徴部分を抽出した結節点データ及び結節点付近に存在する特徴的な建物の情報に関する結節点関連点データ及び複数の結節点の間を結ぶ道路情報である節データ及び節に関連する目印となる点情報を示す節関連点データ及び複数の節の位置関係の情報を示す節関連線データを有する特徴要素データであって前記特徴要素データ識別用のデータIDがそれぞれに付与され、前記結節点関連点データは関連する前記結節点データのデータIDを含み、前記節データは結合先の前記結節点データのデータIDを含み、前記節関連点データは関連する前記節データのデータIDを含む特徴要素データを記憶する地図データベースと、一つまたは複数の会員制サービスの会員である利用者の利用者端末から配信要求を受信し、前記配信要求に含まれる前記個人情報に基づいて当該利用者の利用者入会情報を前記利用者情報データベースから検索し、該利用者入会情報に含まれる前記会員制サービス提供事業者情報に基づいて会員制サービス情報データベースから当該利用者が利用できる前記会員制サービス情報を検索する検索手段と、前記検索された会員制サービス情報に基づきサービス提供場所を含む地図情報の作成を行う地図作成手段と、少なくとも前記地図作成手段の作成した前記地図情報を利用者の前記利用者端末へ配信する情報配信手段と、を具備し、前記地図作成手段は、前記検索された会員制サービス情報に含まれる会員制サービスを提供する施設の位置情報を読み出し、読み出した前記会員制サービスを提供する施設の位置情報及び前記配信要求に含まれる前記利用者の現在位置情報に基づき前記特徴要素データを前記地図データベースから読み出す特徴要素データ読み出し手段と、読み出した前記特徴要素データのデータ間の関係を当該特徴要素データに含まれる他の特徴要素データのデータIDに基づいて、出発地から目的地までの全ての前記結節点データと、出発地と目的地にそれぞれ対応する節関連点データとを前記節データで結び、前記結節点関連データ及び前記節関連点データがそれぞれ前記結節点データあるいは前記節データに関連付くように前記特徴要素データをつなぎ合わせて再構成して、前記結節点データ、前記節データ、前記結節点関連点データ、及び前記節関連点データの各々を、各々に対して予め定められている記号に置き換えて示した構造データを作成する構造データ作成手段と、前記構造データを画像に変換することで会員制サービス提供場所を含む配信用の地図情報である略地図を作成するデータ変換手段と、を具備することを特徴とする。
これにより、利用者は、通信網を介して通信可能な端末より配信要求を行うことで、各事業者が会員に限定のサービスを提供する会員制サービスに付いて、どこの場所でサービスを受けられるのかの地図情報を配信され受け取る。
また、これにより利用者は、交差点や、分岐点、それを結ぶ道路、目印になる建物や公共施設等を抽出し、識別IDを付加して管理する特徴要素データを利用して、好みの形式に作成した略地図の配信を受け取る。
【0009】
また、本発明によるサービス情報配信システムにおいて、上記構造データ作成手段は、経路案内情報を地図情報に付加する場合、利用者の位置情報の示す場所を出発点とし、会員制サービス情報より会員制サービスを提供する施設の場所を終点とした経路を示す経路案内情報を作成し、上記データ変換手段は、経路案内情報と構造データより略地図に経路案内を付加した経路案内図、経路の途中で目印となるものの名称と進行方向を示す記号とを出発点から目的地まで羅列した経路案内リスト、出発点から目的地まで目印となるものの名称と進行方向をつなげて文章に仕上げた経路案内文、のそれぞれの形式へ配信用の地図情報として変換を行うことを特徴とする。
これにより利用者は、略地図に出発点から終点までの経路が付加されている経路案内図や、特徴要素データより目印となる交差点名や施設名を選択し、出発点から終点まで順に羅列した経路案内リストや、前記経路案内リストを進行方向情報も踏まえて文章にした経路案内文の中から好みの情報の配信を受け取る。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。ただし、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。
図1はこの発明の一実施形態によるサービス情報配信システムの概略構成を示すブロック図である。この図において符号110は情報配信事業者であり、インターネット100を介して利用者120や会員制サービス情報提供事業者群130と情報通信ができ、利用者120の配信要求を受けて会員制サービス情報提供事業者群130より利用者120の会員制サービス情報を取り寄せ、必要なら地図情報も一緒に会員制サービス情報を利用者120へ配信する。
また、これらのサービス行う為に検索サーバ(検索手段)111、地図作成サーバ(地図作成手段)113、情報配信サーバ(情報配信手段)115を保有している。
利用者120は、インターネット100を経由して情報配信事業者110と通信を行うことのできる、例えば、携帯電話121や携帯端末122や汎用端末123等のネットワーク端末を所有し、情報配信事業者110へ会員制サービス情報の配信を要求する利用者である。
会員制サービス情報提供事業者群130は、会員制サービスの対象者、会員制サービスを実施する期間、会員制サービス内容等の会員制サービス情報を格納するDB(データベース)である会員制サービス情報DB・13A、13B、13C・・・を構築し、インターネット100を介して情報配信事業者110から配信要求した利用者120の会員制サービス情報の検索要求を受けて、その利用者120の会員制サービス情報を返信することで、会員制サービス情報を提供する複数の事業者である。
【0011】
次に、情報配信事業者110の所有する各サーバの機能について説明する。検索サーバ111は、利用者120が予め自身の会員制サービスへの加入情報及び使用端末情報を登録した利用者情報DB・112を具備している。また、検索サーバ111は、利用者120からの会員制サービス情報の配信要求があると、利用者情報DB・112より利用者120についての利用者情報を検索する。次に、検索の結果より、検索サーバ111は、利用者120が享受できる会員制サービスに付いての情報(以下、利用者会員制サービス情報)のDBを用意する会員制サービス情報提供事業者群130へ、その情報の検索を要求する利用者会員制サービス情報検索要求を送信する。さらに、検索サーバ111は、会員制サービス情報提供事業者群130が利用者会員制サービス情報検索要求を受けて検索し返信する利用者会員制サービス情報を受け取り、情報配信サーバ115へ送信する。また、検索サーバ111は、上記受信した利用者会員制サービス情報および利用者120からの配信要求より地図情報が必要と判断した時は、地図作成指示を地図作成サーバ113へ送信する。
【0012】
ここで、利用者情報DB・112に登録するデータの入力表(DBテーブル)の概略構成例を図2に示す。利用者情報DBデータ入力表20は、利用者120の氏名や住所等の個人情報を入力する個人情報欄21と、入会している会員制サービスについての情報である入会状況情報等を入力する入会状況情報欄22と、利用者が通常使用するネットワーク端末の情報である使用端末情報を入力する端末情報欄23と、利用者120が定める複数の会員制サービスに対する情報表示の優先順位や、北の方角を上にして表示するか進行方向を上にして表示するか等の地図の表示形式など、利用者120の好み情報について入力する好み情報欄24と、過去にどの会員制サービス情報が検索され、利用者120に配信されたかの履歴が検索サーバ111により自動で入力される検索履歴欄25とを備える。
【0013】
地図作成サーバ113は、一般的な種々の縮尺に対応した地図データと、その地図データの特徴要素を抽出した、略地図作成の時に利用する特徴要素データを格納する地図DB・114を備えており、検索サーバ111から来る地図作成要求を基に上記地図DB・114より地図データもしくは特徴要素データを検索し、その検索データを基に配信用地図情報を作成し、情報配信サーバ115へ送信する。
【0014】
ここで、上記地図DB・114に格納される一般的な地図データのデータ構成例を図3に示す。114aは管理する全地図を大まかなエリア毎に区分し、その座標にメッシュIDを付加することで、地図データを大まかなエリア毎(メッシュ毎)に管理でき、そのメッシュ管理用のDBである。114bは表示用の地図画像データ、地図中に表示する文字データ、地図中に表示するシンボルデータ、のそれぞれについて全体図用と拡大図用の縮尺別に用意した地図画像DBである。
上記で示した地図データの表示例を図4に示す。この表示例は図1の携帯電話121への表示例であり、拡大図の表示例が拡大図131であり、全体図の表示例が全体図132である。携帯電話121や携帯端末122のように表示能力に限りのある機器では、図に示すように詳細ではあるが、利用者120の好みによっては詳細すぎて難しいとされる表示となる。
【0015】
情報配信サーバ115は、検索サーバ111より利用者会員制サービス情報を受け取り、また、地図情報が必要な時は地図作成サーバ113より配信用地図情報を受け取り、それらの情報を利用者120が配信要求を発信する時に利用した端末に合わせた情報形式で配信する。
【0016】
次に、利用者120について詳細な構成を説明する。
利用者120は、携帯電話121や携帯端末122や汎用端末123等のネットワーク端末を所有し好みによって使い分けてよい。また、利用者120がGPS(Global Positioning System)センサーによる位置特定や、Bluetooth等の無線通信技術による位置同定や、PHS(Personal Handy phone System)基地局からによる位置同定等、位置特定もしくは位置同定機能のある“GPS等の位置センシング機能”124を接続もしくは内蔵した携帯端末を保持することで以下に示す機能を実現できる。例えば利用者120の現在位置周辺の会員制サービス情報を知りたい場合に、現在位置情報を自動で検出し、会員制サービス情報の配信要求を情報配信事業者110へ送信する際に自動で現在位置情報も一緒に送信することで、現在位置周辺における会員制サービス情報を得ることができる。また、“GPS等の位置センシング機能”124が無くても、手入力で自分の現在位置を示す情報を入力し、会員制サービス情報の配信要求に現在位置情報を加えてもよい。
【0017】
次に、会員制サービス情報提供事業者群130について詳細な構成を説明する。
会員制サービス情報提供事業者群130は会員制サービス情報DB・13A、13B、13C・・・の構築において、常時メンテナンスし最新の情報で上記DBを構築する。
ここで、会員制サービス情報DB・13A、13B、13C・・・へ格納するデータの概略構成例を図5に示す。会員制サービス情報を提供する事業者は、会員制サービスを実際に利用者120へ提供してくれる事業者毎に、会員制サービス情報DBデータ構成例50に示すデータを作成し、会員制サービス情報DB・13A、13B、13C・・・を構築する。会員制サービス情報DBデータ構成例50は、会員制サービスを提供してくれる事業者の情報である会員制サービス提供事業者情報51と、その事業者の営業日及び営業時間の情報である営業日時情報52と、その事業者の所在地がどのエリアに所在するのかの情報であるエリア情報54と、その事業者の最寄り駅は何駅かの情報である最寄り駅情報55とを備える。
【0018】
次に、上述したサービス情報配信システムの動作をフロー図である図6を用いて説明する。まず、利用者120が任意の端末より図2に示した形式の表に所定の情報を入力し、検索サーバ111へ送信することにより、検索サーバ111は利用者情報を受信する(ステップS1)。次に、検索サーバ111はステップS1で受信した利用者情報を利用者情報DB・112へ登録する(ステップS2)。以上の動作を各々の利用者120毎に行うことにより利用者情報DB・112が構築される。
次に、利用者120が任意の端末より会員制サービス情報の配信要求を送信することにより、検索サーバ111は、その配信要求を受信する(ステップS11)。次に、利用者120が“GPS等の位置センシング機能”124を持っていた場合、検索サーバ111は“GPS等の位置センシング機能”124より送信される利用者120の位置情報を受信する(ステップS12)。尚、利用者120が“GPS等の位置センシング機能”124を持っていない場合は、位置情報の受信無しとして、次のステップへ進む。次に、検索サーバ111は検索要求を送信した利用者120に対応する利用者情報を利用者情報DB・112より読み出し、利用者120の利用者情報と、検索要求と、位置情報とを基に利用者会員制サービス情報の検索要求を作成し、会員制サービス情報提供事業者群130の有する会員制サービス情報DB・13A、13B・・・へ作成した利用者会員制サービス情報検索要求を送信する(ステップS13)。
【0019】
会員制サービス情報提供事業者群130の有する会員制サービス情報DB・13A、13B・・・は、上記利用者会員制サービス情報検索要求に応じた利用者会員制サービス情報を検索し、検索サーバ111へ返信する。検索サーバ111は、会員制サービス情報DB・13A、13B・・・の検索結果である利用者会員制サービス情報を受信する(ステップS14)。次に、検索サーバ111は、利用者情報DB・112に登録された利用者120の利用者情報の中に、利用者120が地図情報も一緒に配信して欲しい場合に設定する地図要求の設定が行われているか確認する(ステップS15)。ステップS15で“no”の場合、検索サーバ111は、検索結果である利用者会員制サービス情報を情報配信サーバ115へ送信する(ステップS18)。ステップS15で“yes”の場合、検索サーバ111は、上記検索結果である利用者会員制サービス情報に位置を示す情報があるか確認する(ステップS16)。ステップS16で“no”の場合、検索サーバ111は、検索結果である利用者会員制サービス情報を情報配信サーバ115へ送信する(ステップS19)。ステップS16で“yes”の場合、検索サーバ111は、地図作成要求を地図作成サーバ113へ送信し、検索結果である利用者会員制サービス情報を情報配信サーバ115へ送信する。(ステップS17)。
【0020】
次に、地図作成サーバ113は、ステップS17で検索サーバ111より送信された地図作成要求を受信する(ステップS20)。地図作成サーバ113は、地図作成要求に格納される位置情報を基に地図DB・114より位置情報でしめされる位置周辺の地図データ(以下位置周辺地図データとする)を検索する。地図作成サーバ113は、位置周辺地図データを基に図4の全体図132や、拡大図131で示した、利用者120が使用中の端末に合わせたデータ形式で、利用者120が会員制サービスを享受できる場所を付加した配信用の地図情報を作成する(ステップS21)。尚、上述したが、図4に示す一般的な地図表示は、利用者120の好みによっては、詳細すぎて分かりにくいものであり、多様な利用者120の好みに合わせる為、ステップS21については別途、利用者の好みに合わせた略地図等を作成する地図作成フロー図を示し、動作の説明を後述する。次に、地図作成サーバ113は、配信用の地図情報を情報配信サーバ115へ送信する(ステップS22)。
【0021】
次に、情報配信サーバ115は、地図作成サーバ113より配信用の地図情報を受信する(ステップS30)。次に、情報配信サーバ115は、検索サーバ111より利用者会員制サービス情報を受信する(ステップS31)。尚、ステップS15、およびステップS16で“no”であった場合は、ステップS30を飛ばして、ステップS31から処理を行う。次に、情報配信サーバ115は地図情報および利用者会員制サービス情報を基に、利用者120の使用中の端末に合うデータ形式である配信用会員制サービス情報を作成し、その端末に配信する(ステップS32)。
以上の動作で、利用者120は、使用中の端末に応じたデータ形式で、要求した会員制サービス情報を地図情報付で配信してもらう。
【0022】
次に、ステップS21の地図作成フローで、利用者120の好みにより略地図等を作成したり、経路探索して目的地までの道順を示したりするサービスを行う場合の、地図作成サーバ113の概略構成図を図7に示す。
まず、地図作成サーバ113が有する地図DB・114について説明する。
地図DB・114は、略地図作成や経路探索の為に、一般的な地図データより、特徴要素を抽出した特徴要素データを更に格納する。図8に地図の特徴要素を抽出した特長要素データの構成例を示す。特徴要素DB・114Cは、地図DB・114に格納される特徴要素データのDBである。特徴要素DB・114Cの内部データを以下に説明する、結節点・114C1は、交差点や曲がり角等、地図の中で方向転換の目印となる特徴部分を抽出したデータである。結節点関連点・114C2は、結節点・114C1付近にある特徴的な建物等の情報(以下点情報とする)に関するデータである。節・114C3は、結節点・114C1と結節点・114C1を結ぶ情報であり、基本的には道路のデータである。節集合・114C4は、複数の節・114C3で構成されるデータであり、例えば“○○通り”など示すデータである。節関連点・114C5は、節・114C3に関連する点情報であり、道路沿いの目印となるものに関するデータである。節関連線・114C6は、節・114C3に関連するもので、道路と鉄道や川などの位置関係の情報(以下線情報とする)である。また上記の各特徴要素データには図に示すようにデータ識別用のIDであるデータID・114C7が付加されている。
【0023】
次に地図作成サーバ113の各処理部についてその機能を説明する、制御部72は、地図作成サーバ113内の各部の制御を行う。入出力処理部73は、検索サーバ111や情報配信サーバ115との通信データの入出力処理を行う。要求受付処理部74は、検索サーバ111より送信される地図作成要求を入出力処理部73が受信した(図6のステップS20)後に、その地図作成要求より地図作成情報を決められた種類別に受付処理し、その種類別に地図作成情報として出力する。経路探索処理部75は、要求受付処理部74が出力する各種の地図作成情報より必要な情報を受け付けて、利用者120からの位置情報の示す場所から利用者会員制サービス情報の示す会員制サービスを享受できる場所までの経路探索を、地図DB・114に格納される特徴要素データを基に行う。
【0024】
データ選択処理部76は、要求受付処理部74が出力する各種の地図作成情報を基に、地図DB・114に格納される特徴要素データより地図作成に必要なデータを選択する特徴要素データ読み出し手段である。データ再構成処理部77は、データ選択処理部76が選択した特徴要素データ間の関係を構造的に再構成して、全ての結節点・114C1が節・114C3で結ばれる構造データを作成する構造データ作成手段である。信号変換処理部78は、データ再構成処理部77より出力される構造データを、略地図等の画像データや、経路案内リスト、経路案内文等の文書データや、その文書データを読み上げる音声を出力させる音声データ等任意のデータ形式に変換するデータ変換手段である。
尚、上記に示したこれらの各処理部は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、各処理部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、各処理部の機能を実現する為のプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上記メモリは、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
【0025】
次に、上述した地図作成サーバ113の動作を図9および図10、図11、図12、図13の動作フロー図を用いて説明する。まず、図9は、図6のステップS20である地図作成要求受信と、ステップS22であるデータ送信処理との間の処理であるステップS21において、略地図、経路案内文等の作成および経路探索等のサービスを行う場合の詳細について示した図である。検索サーバ111より送信される地図作成要求を入出力処理部73が受信する(ステップS20)。次に要求受付処理部74は、入出力処理部73よりその地図作成要求を受け取り、地図作成情報を決められた種類別に受付処理し、その種類別に地図作成情報として出力する(ステップS21a)。ここでステップS21aの詳細な動作フロー図を図10に示す。まず、要求受付処理部74は、地図作成要求情報を受け付ける(ステップS21a1)。次に、要求受付処理部74は、以下の▲1▼〜▲4▼の4つの処理を平行して行い種類別の地図作成情報を出力する。
▲1▼ 地図作成要求情報に含まれる会員制サービス情報DB・13A、13B・・・からの会員制サービスを利用者120へ提供する場所の情報である会員制サービス提供の位置情報を受け付ける(ステップS21a2)。
▲2▼ 地図作成要求情報に含まれる“GPS等の位置センシング機能”124からの利用者120の現在位置情報を受け付ける(ステップS21a3)
▲3▼ 地図作成要求情報に含まれる利用者情報DB・112と利用者120からの会員制サービス情報の配信要求とより判別する利用者120が使用中の端末種別情報を受け付ける(ステップS21a4)。
▲4▼ 地図作成要求情報に含まれる利用者情報DB・112より読み出した利用者120の利用者好み情報を受け付ける(ステップS21a5)。
以上の受け付けの処理により各々について、要求受付処理部74は地図作成情報を出力する。
尚、▲2▼の利用者120の現在位置情報は“GPS等の位置センシング機能”124から以外でもよく、例えば手入力で利用者120の現在位置を特定もしくは同定できる情報を入力してもよい、また、現在位置でなくこれから行こうとする目的地における最寄り駅等の、目的地での出発点となる位置情報でもよい。
【0026】
次に、ステップS21aの出力に▲2▼の利用者120の現在位置情報があるかないかで、制御部72が、周辺案内図と経路案内図のどちらを作成するかを判別する(ステップS21b)利用者120の現在位置情報が無いもしくは曖昧な場合は、▲1▼の会員制サービス提供の位置情報を基に周辺案内図の作成の判断を制御部72が行う(ステップS21bの“周辺案内図”)。また、利用者120の現在位置情報がある場合は、その位置と▲1▼の会員制サービス提供の位置情報とを結ぶ経路を案内する経路案内図の作成の判断を制御部72が行う(ステップS21bの“経路案内図”)。ここで、ステップS21bの“周辺案内図”の場合は次のステップへ進み、また、ステップS21bの“経路案内図”の場合以下に示す処理の後に上記次のステップへ進む様に制御部72が制御を行う。その処理とは、経路探索処理部75が、要求受付処理部74が出力する各種の地図作成情報より▲1▼の会員制サービス提供の位置情報、▲2▼の利用者120の現在位置情報、▲4▼の利用者好み情報を受けて、利用者120からの現在位置情報の示す場所から利用者120へ会員制サービスを提供する施設の位置情報の示す場所までの経路探索を、地図DB・114に格納される特徴要素DB・114Cの特徴要素データを基に行う(ステップS21c)。
【0027】
ここでステップS21c(経路検索処理)の詳細な動作フロー図を図10に示す。経路探索処理部75は、▲1▼の会員制サービス提供の位置情報を基に、地図DB・114に格納される特徴要素DB・114Cの結節点・114C1、結節点関連点・114C2、節関連点・114C5より、該当するオブジェクトである目的地要素を選択する(ステップS21c1)。次に、経路探索処理部75は、▲2▼の利用者120の現在位置情報を基に、結節点・114C1、結節点関連点・114C2、節関連点・114C5より、該当するオブジェクトである出発地要素を選択する(ステップS21c2)。次に、経路探索処理部75は、特徴要素DB・114Cに格納される節・114C3より道路ネットワークデータを読み出す(ステップS21c3)。次に、経路探索処理部75は、ステップS21c1で得た目的地要素と、ステップS21c2で得た出発地要素と、▲4▼の利用者好み情報より、利用者の好みに応じた経路探索を行う(ステップS21c4)。尚、利用者の好みの具体例としては、最短経路、なるべく曲がり角を曲がらない経路、太い道路を優先して通る経路等が挙げられる。次に、経路探索処理部75は、経路探索結果を経路の途中にある結節点114C1、結節点関連点・114C2、節関連点・114C5の集合として取得する(ステップS21c5)。
【0028】
次に、図9に戻り次のステップを説明する。データ選択処理部76は、要求受付処理部74が出力する▲1▼〜▲4▼の地図作成情報および、経路探索処理部75が出力する経路探索結果を基に、地図DB・114に格納される特徴要素DB・114Cより地図作成に必要なデータを選択する(ステップS21d)。ここでステップS21dの詳細な動作フロー図を図11に示す。データ選択処理部76は、要求受付処理部74が出力する▲1▼の会員制サービス提供の位置情報より、会員制サービスを提供する施設の位置情報を取得する(ステップS21d1)。次に、データ選択処理部76は、▲2▼の利用者120の現在位置情報より、利用者120の現在位置情報を取得する(ステップS21d2)。次に、データ選択処理部76は、▲3▼の端末種別情報より、利用者120が使用中の端末種別情報を取得する(ステップS21d3)。次に、データ選択処理部76は、▲4▼の利用者好み情報より、利用者120の好み情報や検索履歴情報を取得する(ステップS21d4)。また、データ選択処理部76は、経路探索を行った場合(ステップS21bの“経路案内図”)、経路探索処理部75が出力する経路探索結果を取得する(ステップS21d5)。次に、以上のステップS21d1〜ステップS21d5までのステップで取得した情報を基に、データ選択処理部76は地図作成の為、地図DB・114に格納される特徴要素DB・114Cより特徴要素データを選択する(ステップS21d6)。次に、選択した各特徴要素データに付加されているデータID・114C7を、特徴要素DB・114Cより取得する(S21d7)。
【0029】
再び、図9に戻り、次のステップについて説明する。データ再構成処理部77は、データ選択処理部76が選択した特徴要素データ間の関係を構造的に再構成して、全ての結節点・114C1が節・114C3で結ばれ、更に結節点関連点・114C2、節関連点・114C5がそれぞれ結節点・114C1や節・114C3に関連付けられた形で構造データを作成する(ステップS21e)。ここでステップS21eの詳細な動作フロー図を図12(a)に示す。データ再構成処理部77は、データ選択処理部76が取得したデータID・114C7を受け取る(S21e1)。次に、データ再構成処理部77は、特徴要素データ間の接続を考慮した構造データに再構成する(ステップS21e2)。次に、データ再構成処理部77は、その作成した構造データを出力する(S21e3)。尚、上記特徴要素データの接続を考慮した構造データの例を図12(b)に示す。構造データ140の中において、一番下の“B2”104aが出発点であり、上へ向かって経路順に特徴要素データが並んでおり目的地が“終点”104bとして示されている。このように、構造データは、その一覧を見るだけでもある程度の経路を把握できるデータである。尚、図12は構造データの一例を表示したものであり、構造データを構成する特徴要素データの内容にあわせて、データの構成を変えてもよい。また、図12では出発点を下、終点を上に構造データを表示したが、表示方法に関してこの限りではなく、例えば出発点を左、終点を右にした羅列等、特徴要素データを地図上の位置関係を考慮した順番に並べた、各特徴要素データの接続関係をあらわす表示形式であればよい。
【0030】
また、図9に戻り、次のステップを説明する。信号変換処理部78は、データ再構成処理部77より出力される構造データを、略地図等の画像データや、経路案内リスト、経路案内文等の文書データや、その文書データを読み上げる音声を出力させる音声データ等任意のデータ形式に変換する(ステップS21f)。ここでステップS21fの詳細な動作フロー図を図13(a)に示す。信号変換処理部78は、データ再構成処理部77より出力される構造データを取得する(ステップS21f1)。次に、利用者からの配信要求や、利用者情報DB・112に格納される利用者の好み情報、検索履歴情報に応じて以下の(1)〜(4)までの4種類の処理を行う。
(1) 構造データを経路案内リストへ変換する(ステップS21f2)。処理結果の表示例を図13(b)に示す。経路案内リスト150には、出発地を一番下にして目的地(終点)までの特徴要素データを並べており、ほぼ構造データのままである。また、図に示す*、+、−、等の簡単な記号は、例えば”右に曲がる”、”交差点”、”左に目印の建物がある”等の情報を表わすものであり、あるルールで上記のような記号を付加することにより、より分かり易く、便利な経路案内リストにすることができる。
(2) 構造データを画像(略地図;周辺案内図または経路案内図)に変換する(ステップS21f3)。経路案内図の場合(ステップS21bの“経路案内図”を経る場合)において処理結果の表示例を図13(c)に示す。経路案内図151は、目的地までの経路が付加されており、出発地に番号▲1▼がついていて、主な方向転換の地点に経路順に番号▲2▼、▲3▼が振られており、目的地が一番大きな番号▲4▼となっている。また、周辺案内図へ変換された場合(ステップS21bの“周辺案内図”を経る場合)において処理結果の表示例を図14(a)に示す。さらに、比較用に図14(b)に経路案内図を示す。図14(b)に示す経路案内図と違って、周辺案内図は経路が付いていないが、複数の会員制サービス提供場所の確認等に便利な略地図となる。
(3) 構造データを文章(経路案内文)に変換する(ステップS21f4)。処理結果の表示例を図13(d)に示す。経路案内文152は、構造データの特徴要素データを自動でつなぎ合わせて作成する文章である。
(4) 上記の経路案内文を更に音声データに変換する(ステップS21f5)。これは、経路案内文を読み上げる音声データを作成している。これにより、画像(経路案内図等)の表示エリアが小さく、また表示能力(解像度や階調)の低い携帯電話等を利用している利用者120にも本サービスが利用でき、また、電話で他人に経路の説明をする代わりに使用してもよい。
以上の動作により、地図作成サーバ113は、周辺案内図や、経路案内図や、経路案内リストや、経路案内文や、経路案内文読み上げ音声データを作成する。
【0031】
尚、上述した動作フローでは外出先からの配信要求を想定したものであったが、利用者120が汎用端末123より、目的地と、目的地へ行く日時を指定することで、指定した日の、指定した時間帯に、指定した場所で受けうる会員制サービス情報を、地図情報と合わせて配信することも可能である。また、本発明における情報配信システム及び配信方法としては、会員制サービス情報以外でも、位置情報を添付して好適な各種情報の配信システムに用いることができる。
【0032】
また、図1における検索サーバ111、地図作成サーバ113、情報配信サーバ115内における各種処理を行う各処理部の機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」とは、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、サービス情報配信システムにおいて、利用者からの配信要求を受け、利用者の享受できる会員制サービス情報を、各事業者が用意する会員制サービス情報データベースから検索する検索手段と、検索した会員制サービス情報に基づきサービス提供場所を含む地図情報の作成を行う地図作成手段と、すくなくとも地図情報を利用者へ配信する情報配信手段とを具備することで、利用者は、各事業者より提供される会員制サービス情報を地図情報と一緒に配信してもらえるので、どの場所でどういう会員制サービスを受けられるのか、簡便に把握できるという効果が得られる。また、利用者が利用したい会員制サービスは決まっているが、サービスを提供している場所が分からない場合も、簡便に場所の把握を行うことができる効果が得られる。また、各事業者にとっては、従来に比べて、より簡便に、より低コストで、会員制サービスを提供する場所の情報および、最新の会員制サービスの情報を、情報を必要とする利用者に配信することができるという効果が得られる。
【0034】
また、上記配信要求に利用者が位置情報を加えることで、上記検索手段は、位置情報に基づき位置情報の示す場所周辺で利用者が利用できる会員制サービス情報を検索し、その検索結果を配信する。以上により、利用者は、特定の場所周辺における会員制サービス情報の配信を受けることができ、外出先やこれから出かけようとする目的地において、地図情報も一緒に会員制サービス情報が配信されるので、慣れない土地でも迷わずに会員制サービスを提供してくれる施設まで行って、会員制サービスを享受できるという効果がある。
【0035】
また、利用者端末の種別情報を基に、利用者の端末に表示しやすい地図情報を作成する地図作成手段と、各種の利用者端末で処理できるようデータ形式を各々の利用者端末に合わせて配信する情報配信手段とを具備することをことで、利用者は、種々の端末において最適な会員制サービス情報や地図情報を表示でき、例えば外出先では携帯電話や携帯端末で、それぞれの機種に合った表示形式および情報形式で、地図情報および会員制サービス情報の配信を受けることができる。また、自宅においては、汎用端末での表示に合わせてより詳細な地図や、より詳細な会員制サービス情報の配信を受けることができるという効果がある。
【0036】
また、上記地図作成手段は、略地図を作成する為の特徴要素を抽出した特徴要素データが格納される地図データベースを備え、位置情報および利用者端末の種別情報を基に特徴要素データを地図データベースより読み出す手段と、読み出した特徴要素データのデータ間の関係を判断して特徴要素データをつなぎ合わせた構造データを作成する構造データ作成手段と、構造データを画像に変換することで略地図を作成するデータ変換手段とを具備することで、利用者は、略地図の配信を受けることができ、これにより携帯電話や携帯端末等の表示エリアの限られた利用者端末において、より見易い地図を表示できるという効果が得られる。また、利用者の好みで一般の地図は詳細すぎて分かり難いという場合にも、略地図を配信することができるという効果が得られる。
【0037】
また、上記地図作成手段は、出発点と目的地である終点の位置情報より、経路を探索し経路案内情報を作成する構造データ作成部と、経路案内情報と上記構造データより略地図に経路案内を付加した経路案内図、経路の途中で目印となるものの名称と進行方向を示す記号とを出発点から目的地まで羅列した経路案内リスト、出発点から目的地まで目印となるものの名称と進行方向をつなげて文章に仕上げた経路案内文、のそれぞれの形式へ配信用の地図情報として変換を行うデータ変換手段とを具備することにより、利用者は、経路案内図、経路案内リスト、経路案内文の中から好みの情報の配信を受けることができ、外出先や、これから行こうとする目的地で、より簡便に目的地までの経路を把握できる効果がある。また、経路案内リストと経路案内文の作成機能を用意したことで、文字しか表示できない端末にも対応できる効果がある。また、地図を見るのは苦手という利用者にも、経路案内リストや経路案内文を配信することで対処できるという効果がある。また、経路案内文は、音声データに変換することができ、多様な画像や文字の表示ができない音声出力のみ端末へも、経路案内情報を配信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の一実施形態によるサービス情報配信システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 利用者情報DB・112に登録するデータの入力表の概略構成例を示す図である。
【図3】 地図DB・114に格納される一般的な地図データのデータ構成例を示す図である。
【図4】 地図DB・114に格納される一般的な地図データのデータの表示例を示す図である。
【図5】 会員制サービス情報DB・13A、13B、13C・・・へ格納するデータの概略構成例を示す図である。
【図6】 発明の一実施形態によるサービス情報配信システムの動作を示すフロー図である。
【図7】 略地図サービス実施時の地図作成サーバ113の概略構成図である。
【図8】 地図の特徴要素を抽出した特長要素データの構成例を示す図である。
【図9】 図6のステップS21において、略地図、経路案内文等の作成および経路探索等のサービスを行う場合の詳細な動作について示したフロー図である。
【図10】 ステップS21aの要求受付処理と、ステップS21cの経路探索処理の詳細な動作を示すフロー図である。
【図11】 ステップS21dのデータ選択処理の詳細な動作を示すフロー図である。
【図12】 ステップS21eのデータ再構成処理の詳細な動作を示すフロー図と、構造データの構成概要の例を示す図である。
【図13】 ステップS21fの信号変換処理の詳細な動作を示すフロー図と、変換後の各種データの表示例を示す図である。
【図14】 ステップS21fの信号変換処理における“略地図;周辺案内図または経路案内図”へ変換した場合の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 インターネット
110 情報配信事業者
111 検索サーバ(検索手段)
112 利用者情報DB
113 地図作成サーバ(地図作成手段)
114 地図DB
114a メッシュ管理地図データ
114b 画像地図データ
115 情報配信サーバ(情報配信手段)
120 利用者
121 携帯電話
122 携帯端末
123 汎用端末
124 GPS等の位置センシング機能
130 会員制サービス情報提供事業者群
13A、13B、13C・・・ 会員制サービス情報DB
131 拡大図
132 全体図
20 利用者情報DBデータ入力表
21 個人情報欄
22 入会状況情報欄
23 端末情報欄
24 好み情報欄
25 検索履歴欄
50 会員制サービス情報DBデータ構成例
51 会員制サービス提供事業者情報
52 営業日時情報
53 会員制サービス内容情報
54 エリア情報
55 最寄り駅情報
72 制御部
73 入出力処理部
74 要求受付処理部
75 経路探索処理部
76 データ選択処理部
77 データ再構成処理部
78 信号変換処理部
114C 特徴要素DB

Claims (2)

  1. 各事業者によって提供される会員制サービスの会員制サービス情報を前記事業者の会員制サービス提供事業者情報に対応付けて記憶する会員制サービス情報データベースと、
    利用者の前記会員制サービスへの入会状況を示す利用者入会情報を前記利用者の個人情報に対応付けて記憶する利用者情報データベースと、
    地図の中で方向転換の目印となる交差点や曲がり角を有する特徴部分を抽出した結節点データ及び結節点付近に存在する特徴的な建物の情報に関する結節点関連点データ及び複数の結節点の間を結ぶ道路情報である節データ及び節に関連する目印となる点情報を示す節関連点データ及び複数の節の位置関係の情報を示す節関連線データを有する特徴要素データであって前記特徴要素データ識別用のデータIDがそれぞれに付与され、前記結節点関連点データは関連する前記結節点データのデータIDを含み、前記節データは結合先の前記結節点データのデータIDを含み、前記節関連点データは関連する前記節データのデータIDを含む特徴要素データを記憶する地図データベースと、
    一つまたは複数の会員制サービスの会員である利用者の利用者端末から配信要求を受信し、前記配信要求に含まれる前記個人情報に基づいて当該利用者の利用者入会情報を前記利用者情報データベースから検索し、該利用者入会情報に含まれる前記会員制サービス提供事業者情報に基づいて会員制サービス情報データベースから当該利用者が利用できる前記会員制サービス情報を検索する検索手段と、
    前記検索された会員制サービス情報に基づきサービス提供場所を含む地図情報の作成を行う地図作成手段と、
    少なくとも前記地図作成手段の作成した前記地図情報を利用者の前記利用者端末へ配信する情報配信手段と、を具備し、
    前記地図作成手段は、
    前記検索された会員制サービス情報に含まれる会員制サービスを提供する施設の位置情報を読み出し、読み出した前記会員制サービスを提供する施設の位置情報及び前記配信要求に含まれる前記利用者の現在位置情報に基づき前記特徴要素データを前記地図データベースから読み出す特徴要素データ読み出し手段と、
    読み出した前記特徴要素データのデータ間の関係を当該特徴要素データに含まれる他の特徴要素データのデータIDに基づいて、出発地から目的地までの全ての前記結節点データと、出発地と目的地にそれぞれ対応する節関連点データとを前記節データで結び、前記結節点関連データ及び前記節関連点データがそれぞれ前記結節点データあるいは前記節データに関連付くように前記特徴要素データをつなぎ合わせて再構成して、前記結節点データ、前記節データ、前記結節点関連点データ、及び前記節関連点データの各々を、各々に対して予め定められている記号に置き換えて示した構造データを作成する構造データ作成手段と、
    前記構造データを画像に変換することで会員制サービス提供場所を含む配信用の地図情報である略地図を作成するデータ変換手段と、
    を具備することを特徴とするサービス情報配信システム。
  2. 各事業者によって提供される会員制サービスの会員制サービス情報を前記事業者の会員制サービス提供事業者情報に対応付けて記憶する会員制サービス情報データベースと、一つまたは複数の前記会員制サービスの会員である利用者が利用する利用者端末と、前記会員制サービス情報データベースに接続された検索サーバと、地図の中で方向転換の目印となる交差点や曲がり角を有する特徴部分を抽出した結節点データ及び結節点付近に存在する特徴的な建物の情報に関する結節点関連点データ及び複数の結節点の間を結ぶ道路情報である節データ及び節に関連する目印となる点情報を示す節関連点データ及び複数の節の位置関係の情報を示す節関連線データを有する特徴要素データであって前記特徴要素データ識別用のデータIDがそれぞれに付与され、前記結節点関連点データは関連する前記結節点データのデータIDを含み、前記節データは結合先の前記結節点データのデータIDを含み、前記節関連点データは関連する前記節データのデータIDを含む特徴要素データを記憶する地図データベースと、前記地図データベース及び前記検索サーバに接続され、地図情報の作成を行う地図作成サーバと、前記検索サーバと前記地図作成サーバとに接続され、前記利用者端末に配信を行う情報配信サーバと、によって構成されるサービス情報配信システムにおけるサービス情報配信方法であって、
    前記検索サーバが、前記利用者端末から利用者の前記会員制サービスへの入会状況を示す利用者入会情報を前記利用者の個人情報に対応付けて利用者情報データベースへ登録する段階と、
    前記検索サーバが、前記利用者端末から配信要求を受信し、前記配信要求に含まれる前記個人情報に基づいて当該利用者の利用者入会情報を前記利用者情報データベースから検索し、該利用者入会情報に含まれる前記会員制サービス提供事業者情報に基づいて会員制サービス情報データベースから当該利用者が利用できる前記会員制サービス情報を検索する段階と、
    前記地図作成サーバが、前記検索された会員制サービス情報に含まれる会員制サービスを提供する施設の位置情報を読み出し、読み出した前記会員制サービスを提供する施設の位置情報及び前記配信要求に含まれる前記利用者の現在位置情報に基づき前記特徴要素データを前記地図データベースから読み出す段階と、
    前記地図作成サーバが、読み出した前記特徴要素データのデータ間の関係を当該特徴要素データに含まれる他の特徴要素データのデータIDに基づいて、出発地から目的地までの全ての前記結節点データと、出発地と目的地にそれぞれ対応する節関連点データとを前記節データで結び、前記結節点関連データ及び前記節関連点データがそれぞれ前記結節点データあるいは前記節データに関連付くように前記特徴要素データをつなぎ合わせて再構成して、前記結節点データ、前記節データ、前記結節点関連点データ、及び前記節関連点データの各々を、各々に対して予め定められている記号に置き換えて示した構造データを作成する段階と、
    前記地図作成サーバが、作成した前記構造データを画像に変換することで会員制サービス提供場所を含む配信用の地図情報である略地図を作成する段階と
    前記情報配信サーバが、少なくとも前記地図作成サーバが作成した前記地図情報を前記利用者端末へ配信する段階と、
    を有することを特徴とするサービス情報配信方法。
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