JP4312436B2 - フラッパー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車椅子などを昇降する為のプラットフォームの後縁部に設けられたフラッパー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両には、図5に示すように、リフター701が設けられており、車椅子に座ったまま車両へ搭乗できるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。このリフター701は、車両の後部開口部より延出されたアーム702,702と、該アーム702,702により昇降されるプラットフォーム703とを備えており、該プラットフォーム703の後縁部には、フラッパー開閉装置704が設けられている。
【0003】
このフラッパー開閉装置704は、前記プラットフォーム703の後縁に回動自在に設けられたフラッパー711と、該フラッパー711の回動を規制する図外のロック機構を備えており、前記フラッパー711は、前記プラットフォーム703の幅寸法に適合した長さ寸法の板状に形成されている。
【0004】
このフラッパー711は、通常時において起立された閉状態で前記ロック機構によってロックされるように構成されており、使用時には、フラッパー711側部のフラッパーレバー712の後端部を足713で踏むことにより前記ロック機構によるロック状態を解除して、閉状態にあるフラッパー711を後方Rへ傾倒できるように構成されている。これにより、前記プラットフォーム703と路面714との段差を緩和し、前記プラットフォーム703への車椅子の乗り上げを容易にできるように構成されている。
【0005】
また、前記フラッパー711の側部には、図6に示すように、フラッパーハンドル721が固定されており、このフラッパーハンドル721を掴んで持ち上げることにより、後方Rへ傾倒された開状態にあるフラッパー711を起立させ、前記ロック機構でロックすることにより、起立された前記閉状態を維持できるように構成されている。
【0006】
【特許文献1】
特願2001−324304号明細書(「従来の技術」の欄並びに図4及び図5)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のフラッパー711にあっては、開放時にはフラッパーレバー712を足713で踏む一方、閉鎖時には、フラッパーハンドル721を手で持ち上げるという人手による作業が必要であった。
【0008】
このため、フラッパー711の開閉作業に手間がかかり、付添人の負担の増加要因となっていた。
【0009】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、開閉作業を要しないフラッパー構造を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1のフラッパー構造にあっては、車椅子を載せた状態でリフターにより昇降されるプラットフォームに設けられるとともに該プラットフォームの縁部に起立したフラッパーを傾倒して段差を緩和するフラッパー構造において、前記フラッパーを起立方向へ付勢する付勢手段と、前記縁部に先行して着地し、該縁部の下降に応じて、前記付勢手段で付勢された前記フラッパーを傾倒方向へ回動する回動機構と、を備え、前記プラットフォームの側部に、ガイドプレートを回動自在に設け、該ガイドプレートが前記プラットフォームの裏面側へ突出した突出状態と、表面側に回動した回動状態とを形成可能に構成する一方、当該ガイドプレートに、前記フラッパー側に設けられたガイドピンを案内するガイド穴を設け、該ガイド穴を、前記突出状態で前記フラッパーを起立させるとともに前記回動状態で前記フラッパーを傾倒させる穴形状に設定した。
【0011】
すなわち、プラットフォーム下降開始時には、縁部のフラッパーは、付勢手段によって起立方向へ付勢され、起立状態が維持される。そして、プラットフォームの縁部が路面に近づくと、この縁部に先行して着地するとともに、該縁部の下降に応じて、前記フラッパーが、回動機構によって傾倒方向へ回動される。これにより、プラットフォームの縁部と路面との段差は、傾倒された前記フラッパーによって緩和される。
【0012】
一方、前記フラッパーは、付勢手段によって起立方向へ付勢されている。このため、プラットフォームが上昇され、その縁部が路面から離れるに従って、前記フラッパーは起立される。
【0014】
また、プラットフォームの側部には、フラッパーを案内するガイドプレートが設けられ、該ガイドプレートには、プラットフォーム側のガイドピンを案内して、前記プラットフォームの裏面側へ突出した状態でフラッパーを起立させる一方、表面側に回動した状態でフラッパーを傾倒させるガイド穴が設けられている。
【0015】
このため、前記ガイドプレートがプラットフォームの縁部に先行して着地した後、プラットフォームの表面側に回動することで、前記フラッパーを傾倒方向へ回動させる前記回動機構が構成される。
【0016】
さらに、請求項のフラッパー構造では、前記プラットフォームを、互いに軸支され格納時に山折りにされる一対のプレートで構成し、両プレートの裏面同士を重ね合わせて折り畳んだ状態で、前記突出状態の前記ガイドプレートが対向するプレートに当接して前記回動状態へ変位する位置に前記ガイドプレートを設けた。
【0017】
すなわち、前記プラットフォームは、互いに軸支されたプレートが山折りにされて格納される。この格納状態において、前記ガイドプレートが対向するプレートに当接して回動状態へ変位されるため、プラットフォームに対して起立したフラッパーは、対応したプレートに沿って傾倒される。
【0018】
加えて、請求項のフラッパー構造にあっては、前記フラッパーを、前記プラットフォームの両側に設けられた一対の独立したサイドフラップで構成する一方、両サイドフラップを連動させる連動手段を設けた。
【0019】
これにより、プラットフォーム上へ車椅子を乗り上げた状態において、車椅子から後方に延出する転倒防止バーや、電動車椅子の補助輪を支持する後方に延出した延出バーは、前記両サイドフラップを起立して左右の後輪を車止めをした状態において、プラットフォームの中央部より後方側へ突出される。
【0020】
そして、前記両サイドフラップは、連動手段によって連動するように構成されている。このため、不整地でプラットフォームを下降する場合であっても、一方のサイドフラプが傾倒を開始した時点で、他方のサイドフラップの傾倒も開始される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるフラッパー構造を備えたリフター1を示す図であり、ワンボックスカーの後部室より延出した図外のアームに支持されているが、その構造は割愛して説明する。
【0022】
すなわち、このリフター1は、左右一対のタワーレール11,11を備えている。両タワーレール11,11は、後部室より延出した図外のアームのそれぞれに支持されており、内蔵した昇降機構によって、当該タワーレール11,11自体が上下動するように構成されている。
【0023】
両タワーレール11,11下端部の外側面には、リンクブラケット21,21が回動自在に設けられており、該リンクブラケット21,21は、図外のモータによって回動されるように構成されている。このリンクブラケット21,21の上部には、車両後方R側に延出した延出部22,22が形成されており、該延出部22,22には、板状の第1リンク23,23の基端が、第1リンク回動軸24,24によって回動自在に支持されている。
【0024】
また、前記リンクブラケット21,21の車両前方F側の基端部には、板状の第2リンク31,31が、第2リンク回動軸32,32によって回動自在に支持されている。これら第1リンク23,23及び第2リンク31,31によって、車椅子を載置するプラットフォーム33が支持されており、前記タワーレール11,11が上下駆動されることによって、前記プラットフォーム33を垂直方向に昇降し、該プラットフォーム33上の車椅子の後部室内への乗降を支援できるように構成されている。
【0025】
このプラットフォーム33は、前記タワーレール11,11側を構成する第1プレート41と、該第1プレート41の後縁に密着して回動自在に軸支された第2プレート42とによって構成されており、各プレート41,42の両側縁には、側壁部43,43,44,44が起立されている。前記第1プレート41の側壁部43,43には、前記第1リンク31,31の先端部が面接した状態で固定されており、前記第2プレート42の側壁部44,44には、前記第2リンク23,23の先端部が、先端回転軸45,45によって回動自在に支持されている。
【0026】
これにより、モータで駆動されるリンクブラケット21,21と、該リンクブラケット21,21に支持された前記第1リンク23,23及び第2リンク31,31とによって、図2に示すように、前記プラットフォーム33の第1プレート41と第2プレート42とを平面状に展開した展開状態51から、両プレート41,42の接続部分を山折りにした山折り状態52を介して、前記両プレート41,42を折り畳んで裏面同士を重ね合わせた折畳状態53へ駆動する駆動機構54が構成されている。この状態において、前記モータを反転させて前記リンクブラケット21,21を逆回転することで、折り畳んで重ね合わせた折畳状態53の前記各プレート41,42を、その接続部分で山折りにした山折り状態52を介して、平面状に展開された展開状態51へ駆動できるように構成されている。
【0027】
前記プラットフォーム33を構成する前記第2プレート42の後縁61には、フラッパー62が回動自在に設けられている。該フラッパー62は、両側部に設けられた一対のサイドフラップ63,63からなり、それぞれが独立して回動できるように支持されている。
【0028】
各サイドフラップ63,63は、図3及び図4に示すように、ヒンジ71を介して前記プラットフォーム33の後縁部に支持されるとともに、回動機構72を介して、第2プレート42の側壁部44に支持されている。前記サイドフラップ63は、断面L字状に形成されており、側壁73を備えている。この側壁73には、への字状のリンク板74が固定されており、該リンク板74の先端部には、ガイドピン75が突設されている。
【0029】
前記プラットフォーム33の第2プレート42の両側壁部44には、下方に延出する矩形状の固定プレート81が設けられており(一方のみ図示)、両固定プレート81間には、連動手段としての連結シャフト82が貫通した状態で回動自在に支持されている。この連結シャフト82の両端には、ガイドプレート83が固定されており(一方のみ図示)、両ガイドプレート83は、前記連結シャフト82で連結され同方向に回動するように固定されている。
【0030】
このガイドプレート83は、扇状に形成されており、図3中下方に位置する角部には、前記プラットフォーム33の後縁61に先行して路面91に着地するローラ92が回動自在に設けられている。これにより、当該ガイドプレート83は、図3に示したように、前記ローラ92が前記プラットフォーム33の裏面側へ突出した突出状態93と、図4に示したように、表面側に回動し前記プラットフォーム33の延長上に位置した回動状態94とを形成できるように構成されている。
【0031】
前記ガイドプレート83には、ガイド穴101が開設されており、該ガイド穴101には、前記サイドフラップ63側に設けられた前記リンク板74のガイドピン75が挿通され、該ガイドピン75を案内するように構成されている。このガイド穴101は、当該ガイドプレート83を、図3に示した突出状態93にした際に、前記ガイドピン75が配置されるロック部102と、当該ガイドプレート83を、図4に示した回動状態94にした際に、前記ガイドピン75が配置される三角形状の三角部103とからなり、当該ガイド穴101に沿って前記ガイドピン75を移動することで、前記サイドフラップ63を、図3の傾倒方向104及び図4の起立方向105へ回動できるように構成されている。つまり、このガイド穴101は、前記突出状態93で前記サイドフラップ63を起立させるとともに、前記回動状態94で前記サイドフラップ63を傾倒させる穴形状に設定されている。
【0032】
前記連結シャフト82には、付勢手段としてのコイルスプリング111が外嵌されており、このコイルスプリング111によって、そのバネ力112が図3及び図4中、時計回りに作用するように構成されている。これに伴い、前記ガイドプレート83は、前記バネ力112の作用方向へ付勢されており、通常時には、図3に示したように、当該ガイドプレート83のガイド穴101のガイドピン75が前記ロック部102内に案内され、サイドフラップ63が起立方向105に付勢されている(図4参照)。
【0033】
また、ガイドプレート83の前記ローラ92が前記プラットフォーム33の後縁61に先行して路面91に着地した際には、前記後縁61の下降に応じて、前記ガイド穴101のガイドピン75が前記三角部103側へ案内されるように構成されており、前記サイドフラップ63の下端部が前記ヒンジ部71を回転中心として車両前方F側へ回動することによって、前記コイルスプリング111で付勢された前記サイドフラップ63の自由端部が前記傾倒方向104へ回動するように構成されている。
【0034】
そして、前記ガイドプレート83のローラ92は、図2に示したように、前記フラッパー62の前記両プレート41,42の裏面同士を重ね合わせた折畳状態53において、対向する第1プレート41の裏面に当接して押圧される位置に設けられており、図4に示した前記回動状態94へ変位することで、前記サイドフラップ63を前記傾倒方向104へ回動するように構成されている。
【0035】
以上の構成にかかる本実施の形態において、プラットフォーム33の下降を開始した際には、後縁61のサイドフラップ63,63は、コイルスプリング111によって付勢されたガイドプレート83及びリンク板74によって起立方向105へ付勢され、起立状態が維持される。これにより、プラットフォーム33上の車椅子の脱輪防止効果を得ることができる。
【0036】
そして、プラットフォーム33の後縁61が路面91に近づくと、この後縁61に先行してガイドプレート83のローラ92が着地し、前記後縁61の下降に伴って前記ローラ92が路面91に沿って転がりつつ、前記サイドフラップ63が、回動機構72によって傾倒方向104へ回動される。これにより、プラットフォーム33の後縁61と路面91との段差は、傾倒された前記サイドフラップ63によって緩和される。
【0037】
このように、プラットフォーム33下降時には、プラットフォーム33の後縁61が路面91に近付くに従って、起立したサイドフラップ63を自動的に傾倒することができるので、従来のように、フラッパーレバーを足で踏んでフラッパーを傾倒するといった作業が不要となる。
【0038】
一方、前記サイドフラップ63は、前記コイルスプリング111によって付勢された前記ガイドプレート83によって起立方向105へ付勢されている。このため、プラットフォーム33が上昇され、その後縁61が路面91から離れるに従って、前記サイドフラップ63は起立される。
【0039】
このため、プラットフォーム33上昇時には、プラットフォーム33の後縁61が路面91から離れるに従って、前記サイドフラップ63を自動的に起立させることができる。これにより、従来のように、フラッパーハンドルを手で持ち上げて、フラッパーを起立させるといった作業が不要となる。
【0040】
したがって、人手によるフラッパー62の上げ下げが不要となり、付添人や本人の負担を軽減することができる。
【0041】
そして、前述したように、前記プラットフォーム33側部に前記ガイドプレート83を回動自在に設け、このガイドプレート83に、プラットフォーム33側のガイドピン75を案内して前記サイドフラップ63を回動するガイド穴101を設けるだけで、サイドフラップ63の上げ下げを自動化することができる。
【0042】
さらに、プラットフォーム33を構成する第1及び第2プレート41,42を山折りにすることで、プラットフォーム33をコンパクト化して格納することができる。
【0043】
また、この格納状態において、前記ガイドプレート83のローラ92が対向する第1プレート41の裏面に当接し押圧されることによって、プラットフォーム33に対して起立したサイドフラップ63を、第2プレート42に沿って傾倒して、その延長上に配置することがきる。これにより、格納時のスリム化が図られ、格納スペースを、さらに押さえることができる。
【0044】
加えて、前記フラッパー62を、左右に独立したサイドフラップ63,63で構成したため、プラットフォーム33上へ車椅子を乗り上げた状態において、車椅子から後方に延出する転倒防止バーや、電動車椅子の補助輪を支持する後方に延出した延出バーを、サイドフラップ63、63を起立して左右の後輪を車止めをした状態で、プラットフォーム33の中央部より後方側へ突出させることができる。これにより、前記転倒防止バーや前記延出バーのフラッパー62への干渉を確実に防止することができる。したがって、前記プラットフォーム33の長さ寸法を、車椅子の後輪を載置できる範囲まで小さくすることができ、プラットフォーム33の小型化を図ることができる。
【0045】
そして、前記両サイドフラップ63,63は、連結シャフト83によって連動するように構成されている。このため、不整地でプラットフォーム33を下降した場合において、一方のサイドフラプ63が傾倒を開始した時点で、他方のサイドフラップ63の傾倒を開始することができる。したがって、起伏のある不整地において、一方のサイドフラップ63が傾倒されたものの、他方のサイドフラップ63が起立し、車椅子の乗り入れが不能となるといった不具合を確実に防止することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1のフラッパー構造において、プラットフォーム下降時には、プラットフォームの縁部が路面に近付くに従って、起立したフラッパーを自動的に傾倒することができる。これにより、従来のように、フラッパーレバーを足で踏んでフラッパーを傾倒するといった作業が不要となる。
【0047】
一方、プラットフォーム上昇時には、プラットフォームの縁部が路面から離れるに従って、前記フラッパーを自動的に起立させることができる。これにより、従来のように、フラッパーハンドルを手で持ち上げて、フラッパーを起立させるといった作業が不要となる。
【0048】
このように、人手によるフラッパーの上げ下げが不要となるため、付添人や本人の負担を軽減することができる。
【0049】
また、プラットフォーム側部にガイドプレートを回動自在に設け、このガイドプレートに、プラットフォーム側のガイドピンを案内してフラッパーを上げ下げするガイド穴を設けるだけで、フラッパーの上げ下げを自動化することができる。
【0050】
さらに、請求項のフラッパー構造では、プラットフォームを構成するプレートを山折りにすることで、コンパクト化して格納することができる。
【0051】
そして、この格納状態において、前記ガイドプレートが対向するプレートに当接することによって、プラットフォームに対して起立したフラッパーを、対応したプレートに沿って傾倒することがきる。これにより、格納時のスリム化が図られ、格納スペースを押さえることができる。
【0052】
加えて、請求項のフラッパー構造にあっては、プラットフォーム上へ車椅子を乗り上げた状態において、車椅子から後方に延出する転倒防止バーや、電動車椅子の補助輪を支持する後方に延出した延出バーを、サイドフラップを起立して左右の後輪を車止めをした状態で、プラットフォームの中央部より後方側へ突出させることができる。これにより、前記転倒防止バーや前記延出バーのフラッパーへの干渉を確実に防止することができる。したがって、前記プラットフォームの長さ寸法を、車椅子の後輪を載置できる範囲まで小さくすることができ、プラットフォームの小型化を図ることができる。
【0053】
そして、前記両サイドフラップは、連動手段によって連動するように構成されている。このため、不整地でプラットフォームを下降する場合であっても、一方のサイドフラプが傾倒を開始した時点で、他方のサイドフラップの傾倒も開始することができる。したがって、起伏のある不整地において、一方のサイドフラップが傾倒されたものの、他方のサイドフラップが起立し、車椅子の乗り入れが不能となるといった不具合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す要部の斜視透明図である。
【図2】 同実施の形態のプラットフォームを折り畳む状態を示す説明図である。
【図3】 同実施の形態の要部を示す拡大図で、プラットフォームより下方へ突出した回転機構がプラットフォームの後縁より先行して着地する際にフラッパーを構成するサイドフラップが傾倒方向へ回動することを説明する図である。
【図4】 図3のサイドフラップを傾倒した状態を示す拡大図である。
【図5】 従来のリフターのフラッパー構造を示す斜視図である。
【図6】 同従来例の開状態にあるフラッパーを起立させる様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リフター
33 プラットフォーム
41 第1プレート
42 第2プレート
53 折畳状態
61 後縁
62 フラッパー
63 サイドフラップ
72 回動機構
75 ガイドピン
82 連結シャフト
83 ガイドプレート
93 突出状態
94 回動状態
101 ガイド穴
104 傾倒方向
105 起立方向
111 コイルスプリング

Claims (3)

  1. 車椅子を載せた状態でリフターにより昇降されるプラットフォームに設けられるとともに該プラットフォームの縁部に起立したフラッパーを傾倒して段差を緩和するフラッパー構造において、
    前記フラッパーを起立方向へ付勢する付勢手段と、
    前記縁部に先行して着地し、該縁部の下降に応じて、前記付勢手段で付勢された前記フラッパーを傾倒方向へ回動する回動機構と、
    を備え
    前記プラットフォームの側部に、ガイドプレートを回動自在に設け、該ガイドプレートが前記プラットフォームの裏面側へ突出した突出状態と、表面側に回動した回動状態とを形成可能に構成する一方、
    当該ガイドプレートに、前記フラッパー側に設けられたガイドピンを案内するガイド穴を設け、該ガイド穴を、前記突出状態で前記フラッパーを起立させるとともに前記回動状態で前記フラッパーを傾倒させる穴形状に設定したことを特徴とするフラッパー構造。
  2. 前記プラットフォームを、互いに軸支され格納時に山折りにされる一対のプレートで構成し、両プレートの裏面同士を重ね合わせて折り畳んだ状態で、前記突出状態の前記ガイドプレートが対向するプレートに当接して前記回動状態へ変位する位置に前記ガイドプレートを設けたことを特徴とする請求項1記載のフラッパー構造。
  3. 前記フラッパーを、前記プラットフォームの両側に設けられた一対の独立したサイドフラップで構成する一方、両サイドフラップを連動させる連動手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のフラッパー構造。
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