JP4304012B2 - 既存カードを用いた提携先会員入会処理システム、方法及びプログラム - Google Patents

既存カードを用いた提携先会員入会処理システム、方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレジットカードを既に保有するクレジットカード会員が、クレジットカード会社と提携している提携先企業等の提供する特典システムの会員として入会するためのシステム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、クレジットカードには、クレジットカード会社がクレジットカード会員に対して直接発行する「汎用カード」の他に、クレジットカード会社と提携契約を結んだ種々の企業、企業グループ、機関等(以下、「提携先企業」若しくは単に「提携先」と称する)がクレジットカード機能を付帯して顧客に対して発行する「提携カード(専用カードとも称される)」がある。
【0003】
尚、一般的に「提携カード」の意味は一義的ではなく、複数のクレジットカード会社同士の提携契約に基づく提携カードを意味する場合もあるが、本明細書では、クレジットカード会社と、それ以外の業種の提携先(すなわち自らはクレジットカード決済業務を行っていない企業等)との提携契約に基づく提携カードをいう。提携先としては、例えば、百貨店、スーパーマーケット、航空会社、自動車会社、給油所等があるが、極めて多岐に亘っている。
【0004】
本明細書における提携カードは、その提携先が顧客(提携カード保有者)に対して提供する様々な特典が付加されている。例えば、百貨店が発行する提携カードでは、商品購入時の割り引きがなされたり、航空会社が発行する提携カードでは、ポイントが貯まると航空券と交換できたり、あるいは給油所が発行する提携カードでは、無料の車両整備サービスが受けられたりする。提携カード保有者は、その提携先の運営する特典システムの会員として入会し、これらのサービスを享受している。以下、クレジットカード会社の提携先の運営する特典システムの会員を「提携先会員」と称することとする。
【0005】
当然ながら、クレジットカード機能を付帯する提携カードは、クレジットカードとしても利用することができ、クレジットカード機能については、提携先に帰属する加盟店に限らずいずれの加盟店でも利用可能である。すなわち、提携カード保有者は、提携先会員であると同時に、クレジットカード会員でもある。尚、本明細書で、「カード会社」及び「カード会員」という場合は、それぞれ「クレジットカード会社」及び「クレジットカード会員」の意味で用いる。
【0006】
図7は、従来の提携カードの入会申込システムとそのカード利用形態を示した模式的な構成図である。この従来例では、既に汎用のクレジットカード50を保有しているカード会員20が、A提携先30a、B提携先30b、C提携先30cに対してそれぞれ提携カードの入会申込を行う(もちろん、汎用カード50を保有していない場合でも提携カードの入会申込を行うことができる)。A提携先30a等は、同じクレジットカード会社とそれぞれ提携契約を行っており、クレジットカード機能付きの提携カード52a、52b、52cをそれぞれ発行することができる。このクレジットカード会社は、業務処理用のカード会社コンピュータ100を有する。
【0007】
従来の提携カード入会申込手続きは、例えば、次の通りである。先ず、各提携先企業の各店舗窓口で必要な個人情報をカード入会申込書に記入してもらうことにより申込みを受付け、矢印S101で示すように、その受付情報が提携先コンピュータへ送信される。提携先コンピュータの提携カード受付処理部31a等で所定の処理を行い、矢印S102で示すように、提携カード52a等を発行する。尚、提携先コンピュータは、発行した提携カードに係る提携先会員情報を適宜のデータベースに記憶し管理する。一方、提携先会員情報を含む提携カード発行情報は、矢印S103で示すように、提携先30a等からカード会社コンピュータ100のカード発行部111へ送られる。カード発行部111は、クレジットカード発行関連処理を担っており、受信した提携先会員情報に基づいて新たなカード会員情報をカード会員情報データベース113に記憶する。提携カードの場合は、提携先(A、B等)を識別する情報も併せて記憶される。
【0008】
図7の従来例に示すように、カード会員20は、3つの提携先30a等のそれぞれの提携先会員となることにより、既存の汎用カード50に加えて3枚の提携カード52a、52b、52cを保有することとなる。これらの提携カード52a等は、それぞれクレジットカード機能を付帯しており、別々のカード会員番号53a、53b、53cが割り当てられている。一方、カード会社コンピュータ100のカード会員情報データベース113には、同一人である「特許太郎」のカード会員番号が、既存の汎用カードの分も含め4件記憶されることになる。
【0009】
次に、カード利用形態について述べる。これは、通常のクレジットカード決済処理であり、例えば概略的に次のようになる。図7において、矢印S111で示すように、カード会員20は、汎用カード50及び3枚の提携カード52a〜52cのいずれを用いても任意の加盟店でクレジットカード決済で商品等を購入することができる。これらの加盟店端末40a、40b等からの売上情報は、矢印S112で示すように、カード会社コンピュータ100の売上情報処理部114へ送信される。売上情報処理部114は、売上情報に含まれるカード会員番号、加盟店端末番号(各端末固有に割り当てられた番号)及び売上金額等を、売上明細情報データベース116へ記憶すると共に、支払代行処理部115へこれらの情報を渡す。これに応じて支払代行処理部115は、矢印S113で示すように、各加盟店へ支払うべき金額を支払う。一方、請求処理部117は、売上明細情報データベース116の記録に基づいてカード会員20に対する請求額を集計し、請求明細を作成し、矢印S114で示すように、請求を行う。通常、カード会員20の金融機関口座から請求額が引き落とされる。
【0010】
図7に示すように、売上明細情報データベース116には、同一人である「特許太郎」の保有する複数のカード利用記録が混在することになる。カード会社コンピュータ10は、各カード毎にすなわち各カード会員番号毎に集計及び請求等の処理を行っている。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−28038号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
昨今、図7に示した従来例のように、同一人であるカード会員に対して、同じクレジットカード機能を付帯した別個の提携カードが多数発行されるという状況が、頻繁に発生している。通常、顧客が新たな提携カードを申し込む動機は、その提携カードに付帯する特典システムを享受したいがためであり、その提携カード自体のデザイン等に魅力を感じて提携先会員となる例は希であろう。また、既に同じクレジットカード機能を付帯したカード(汎用カードであれ提携カードであれ)を保有している場合は、提携カードに付帯するクレジットカード機能に魅力を感じて入会するわけでもない。従って、顧客は、多数の提携カードを保有する(物理的なプラスチックカードを携帯する)こと及びそれらを使い分けることの煩雑さに嫌悪感を抱くことが少なくない。また、カードの数が多くなるにつれ紛失の可能性も高くなり、その管理が負担となる。この結果、顧客は、クレジットカード機能付き提携カードへの入会に躊躇するようになり、提携先にとっては入会促進が図れず、顧客固定化戦略に支障をきたすことになりかねない。
【0013】
一方、カード会社にとっても、同一人に対して複数の提携カードが発行され複数のカード会員番号が割り当てられることが多々発生するため、提携カードの発行及び運用にかかるコストが負担となる。特に、提携先会員数の少ない提携カードは赤字となりやすい。また、同一人の有する複数のカード会員番号について利用限度額等を統合的に管理することも負担となる。
【0014】
尚、従来技術として、特許文献1に記載された電子カードは、複数の提携カードを保有することの煩雑さを解消するための一技術を提供しているが、この技術は、既に発行された複数の提携カードの各々に記憶されている情報を1枚の電子カードに転送し、その1枚の電子カードを多機能カードとして用いるものである。従って、複数の提携カードが実際に発行されてしまうことの問題点については解消されていない。
【0015】
以上の現状に鑑み、本発明は、クレジットカード機能付きのカード(汎用カード、提携カードのいずれでもよい)を既に保有しているカード会員が、クレジットカード会社の提携先の運営する特典システムに新たに入会しようとする場合に、新たな提携カードを発行することなく当該特典システムに入会することができ、提携先会員として当該特典システムによる利点を享受できることを実現するシステム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成すべく本発明は以下の構成を提供する。
(1)請求項1に係るシステムは、既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理を実行する提携先会員入会処理システムにおいて、カード会社コンピュータが、
(a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶した提携先情報データベースと、
(b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースと、
(c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信する手段と、
(d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別する入会申込情報識別部と、
(e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出する提携先情報取得部と、
(f)前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶するカード会員情報更新部と、
(g)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会済み情報を送信する手段とを有することを特徴とする。
【0017】
(2)請求項2に係るシステムは、上記請求項1と構成(a)〜(e)が共通であってさらに、
(f’)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会申込情報を送信する手段と、
(g’)前記入会申込情報に基づいて前記提携先により実行された前記カード会員に係る入会審査の結果情報を該提携先コンピュータから受信したことに応じて、前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶するカード会員情報更新部とを有することを特徴とする。
【0018】
(3)請求項3に係るシステムは、請求項1又は2において、(h)前記既存カードが、前記加盟店端末により書込み可能な記憶手段を具備し、かつ(i)前記加盟店端末が、前記カード会員からの提携先会員入会申込があったとき、前記既存カードの前記記憶手段に対して提携先会員である旨の識別情報を書き込む手段を具備する。
記憶手段としては、例えば、磁気記録媒体により視覚的に表示されるリライトエリアやICカードのICチップ内のデータエリアがある。
【0019】
(4)請求項4に係る方法は、既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理を実行する提携先会員入会処理方法において、カード会社コンピュータが、
(a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶したカード会員情報データベースを設けるステップと、
(b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースを設けるステップと、
(c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信するステップと、
(d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別するステップと、
(e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出するステップと、
(f)前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶するステップと、
(g)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会済み情報を送信するステップとを有することを特徴とする。
【0020】
(5)請求項5に係る方法は、上記請求項6と構成(a)〜(e)が共通であってさらに、
(f)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会申込情報を送信するステップと、
(g)前記入会申込情報に基づいて前記提携先により実行された前記カード会員に係る入会審査の結果情報を該提携先コンピュータから受信したことに応じて、前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶するステップとを有することを特徴とする。
【0021】
(6)請求項6に係るプログラムは、既存カードを用いた提携先会員入会処理プログラムであって、既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理のために、カード会社コンピュータに対し、
(a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶したカード会員情報データベースを設ける機能と、
(b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースを設ける機能と、
(c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信する機能と、
(d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別する機能と、
(e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出する機能と、
(f)前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶する機能と、
(g)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会済み情報を送信する機能とを実現させることを特徴とする。
【0022】
(7)請求項7に係るプログラムは、上記請求項6と構成(a)〜(e)が共通であってさらに、
(f’)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会申込情報を送信する機能と、
(g’)前記入会申込情報に基づいて前記提携先により実行された前記カード会員に係る入会審査の結果情報を該提携先コンピュータから受信したことに応じて、前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶する機能とを実現させることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明による提携先会員入会処理システムと、そのカード利用形態を示した模式的な構成図である。本例では、カード会員20は、既に汎用カード若しくは、クレジットカード機能付き提携カードのいずれかである既存カード50を保有している。カード会員番号は実際には16桁であるが、ここでは概略的に示すこととし、既存カード50のカード会員番号を、例えば「12345」とする。
【0024】
図1では、カード会社の業務処理を担うカード会社コンピュータ10の機能のうち、本発明に関連する部分のみを概略的に示している。図示しないが、カード会社コンピュータ10は、本発明に関連する後述する業務処理に係る論理プロセスを実行するプログラムを記憶したメモリと、メモリからプログラムを呼び出して実行するCPUを主体とする演算処理部とを有する。さらに、これも図示しないが、各加盟店端末40a等及び各提携先コンピュータ30a等と適宜の通信ネットワークを介して双方向情報伝送するための通信装置を含む通信手段、本発明の業務処理に関する種々のデータを記憶するための補助記憶装置を含む記憶手段、その他維持管理等の操作のための入力装置及び表示装置等の入出力手段等を具備する。
【0025】
図1のカード会員情報データベース13は、カード会員の個人情報及び発行したカードに関する情報を格納したファイルであり、ハードディスク等適宜の補助記憶装置内に記憶され、管理される。そのデータ内容は、本発明の処理に従って適宜更新される。図1では、既存カード50のカード会員番号「12345」と、そのカード会員「特許太郎」の個人情報等が記憶されている。また、従来は、提携カードの場合にその提携先がいずれであるかを示す情報が記憶されていたが、本発明では、既存カードが汎用カードであるか提携カードであるかに関わらず、当該カード会員が入会済みの1又は複数の提携先全てを示す情報が記憶されることになる。さらにまた、本発明では、同一人に対して発行されるカードは基本的に1枚のみでよく、割り当てられるカード会員番号もまた1つでよい。カード会員情報データベース13の詳細及び運用については、後述する。
【0026】
図1の提携先情報データベース12は、このカード会社の加盟店に設置された加盟店端末40a、40bの各々と、各提携先とを対応付けた提携先情報を格納したファイルである。提携先情報データベース12もまた、基本的には本発明の実施に先立ってハードディスク等適宜の補助記憶装置内に予め記憶され、管理される。ここで、「各加盟店端末と各提携先との対応付け」とは、ある加盟店端末から送信された入会申込情報を、その加盟店端末に対応付けられた特定の提携先の提供する特典システムへの入会申込情報として処理するための対応付けである。例えば、提携先がある百貨店グループの場合、その百貨店グループに含まれる各店舗に設置された各加盟店端末は、当該百貨店グループと対応付けられる。例えば、各加盟店端末に割り当てられた固有の加盟店端末番号、並びに各提携先に割り当てられた固有の提携先コード等の識別手段により各々を識別することができ、これらの識別手段を用いて両者を対応付けて提携先情報データベース12に格納する。提携先情報データベース12の詳細及び運用についても、後述する。
【0027】
さらに、カード会社コンピュータ10は、加盟店端末40a等から受信した提携先会員となるための入会申込情報を処理する本発明独自の論理プロセスを実行する提携先会員入会処理部11を有する。提携先会員入会処理部11の機能は適宜のプログラムにより実現される。以下、図1の矢印S1a〜S7の示す手順に従って、図2〜図6を参照しつつ、本発明による提携先会員入会システムによる処理の流れを説明する。
【0028】
図2は、図1の矢印S1a、S2a又はS1b、S2bに相当する、加盟店における提携先会員入会申込の局面におけるフローを示している。前述のように、各加盟店端末は、いずれか1つの提携先と対応付けられている。例えば、図1の加盟店端末40aは加盟店端末番号「567」であり、A提携先と対応付けられ、加盟店端末40bは加盟店端末番号「678」であり、B提携先と対応付けられている。先ず、図2のステップS1において、図1のカード会員20がA提携先の特典システムに入会したい場合、A提携先に対応付けられた加盟店端末40aの設置された加盟店を訪れ、A提携先の提携先会員となるべく入会したい旨を加盟店担当者に告げ、既存カード50を提示する。
【0029】
図2のステップS2では、既存カード50が加盟店端末40aのカード挿入口に適用され、加盟店端末40aはそのカード情報を読み取り、カード会社コンピュータ10との間で情報伝送を行う。通常、加盟店端末40aは、クレジットカード決済処理のために少なくともカード読取り手段(ICカード等の読取り書込み機能を具備するカード対応の端末の場合は読取り書込み手段)、カード会社コンピュータ10との通信手段、操作のための入力手段、及び処理状況を表示する表示手段等を具備している。提携先会員入会申込のために既存カード50aを適用した場合にも、加盟店端末40aは、通常のクレジットカード決済処理と全く同様の処理を実行する。すなわち、オーソリゼーションを実行した後、売上情報をカード会社コンピュータ10へ送信する。売上情報には、少なくとも加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額のデータが含まれる。但し、この場合、売上金額を「0円」として入力する。この売上金額が「0円」であることが、すなわち提携先会員となるための入会申込情報であることを示すことになる。以下、この「0円」の売上金額を含む売上情報を「0円売上情報」と称して区別する。
【0030】
尚、カード会員20が、B提携先の特典システムにも入会したいと考えた場合、B提携先に対応付けられた加盟店端末40bの設置された加盟店を訪れ、B提携先の提携先会員となるべく入会したい旨を告げ、既存カード50を提示する。そして、上記と全く同様の処理が行われ、加盟店端末40bからカード会社コンピュータ10へ0円売上情報が送信される。
【0031】
一方、図3は、図1の矢印S3、S4に相当する、加盟店における通常のクレジットカード決済処理のフローを示している。図3のステップS3では、図1のカード会員20が加盟店で商品等を購入し、支払い方法としてクレジットカード払いを申し込み、既存カード50を提示する。図3のステップS4では、図1の加盟店端末40cが、既存カード50のカード情報を読み取り、加盟店端末番号、カード会員番号及び商品等の売上金額のデータを含む売上情報をカード会社コンピュータ10へ送信する。この場合、売上金額は必ず「0円」以外の金額である。以下、この「0円」以外の売上金額を含む売上情報を「通常売上情報」と称して区別する。単に「売上情報」という場合は、「0円売上情報」と「通常売上情報」のいずれであるか識別されていない状態にあるものとする。
【0032】
このように、各加盟店端末は、0円売上情報であっても通常売上情報であっても全く同様にカード会社コンピュータ10へ送信する。実際には、各加盟店端末から送信される売上情報は全て(株)日本カードネットワークを介して各カード会社へ振り分けられ渡されるが、本発明は、このような実際の仕組みとの関係においても何ら支障なく実施可能である。既存の加盟店端末機構、データ形式、通信方式等をそのまま用いることができ、異なる点は、売上金額データが「0円」であることのみである。
【0033】
再び図1を参照すると、カード会社コンピュータ10は、各加盟店端末40a、40b、40c等から送信される0円売上情報及び通常売上情報のいずれも、全く同じ条件で受信することとなる。受信した時点では、両者の区別はされていない。受信された売上情報は、先ず、カード会社コンピュータ10の提携先会員入会処理部11により、符号11a〜11dで示す通り処理される。
【0034】
図4は、提携先会員入会処理部11による処理フローを示している。図4のステップS11では、カード会社コンピュータが0円売上情報又は通常売上情報のいずれかを受信する。そして、ステップS12において、ステップS11で受信した売上情報に含まれる売上金額のデータが「0円」であるか否かを判断する。もし「0円」であれば、それは0円売上情報であり、すなわち提携先会員の入会申込情報である。「0円」以外であれば、それは通常売上情報である。
【0035】
通常売上情報であれば、それ以降は、通常通りのクレジットカード業務処理が実行されるのみである。例えば、図1に示す売上情報処理部14へ渡され、売上情報処理部14が、通常売上情報を売上明細情報データベース16へ記憶すると共に、支払代行処理部15が加盟店に対する支払を行い(矢印S6)、請求処理部17が請求明細を作成してカード会員20に対する請求を行う(矢印S7)。請求金額はカード会員20の金融機関口座から引き落とされる。これらの処理は、前述の図7の従来例と同じである。
【0036】
一方、0円売上情報すなわち入会申込情報であると識別されたならば、図4のステップS13において、その0円売上情報に含まれる加盟店端末番号に基づいて図1の提携先情報データベース12から対応する提携先情報を抽出する。
【0037】
図5は、提携先情報データベース12の具体的構成例である。例えば、加盟店端末番号と提携先コードとの対応付けを記憶したテーブル12aと、提携先コードに対応する提携先名称とその特典システムのサービス内容を記憶したテーブル12bとを関係付けている。例えば、加盟店端末番号「501」〜「599」は、提携先コード「00A」と対応付けられており、提携コード「00A」は、「○○デパート」に割り当てられた固有のコードである。その特典システムの会員へのサービス内容は、買い物した場合に3%の割引が受けられるというものである。加盟店端末番号に基づいて提携先情報データベース12から抽出された提携先情報は、カード会員が入会申込をした提携先を示している。
【0038】
図4に戻って、ステップS14において、ステップS13で抽出された提携先情報を、そのカード会員に係る新規の入会済み提携先の情報としてカード会員情報データベース12に記憶する。
【0039】
図6は、カード会員情報データベース12の具体的構成例である。カード会員情報データベース12には、従来のそれと同様に、各カード会員毎にそのカード会員番号、カード有効期限及び個人情報等が記憶されるが、本発明ではさらに、そのカード会員の入会済みの全ての提携先を識別する情報が記憶されている。例えば、カード会員番号「12345」の「特許太郎」は、現在、提携先コード「00A」と「00B」の2つの提携先の特典システムに入会していることになる。将来、さらに別の提携先の特典システムに入会した場合には、第3の提携先コードが追加登録されることになる。尚、提携先コードは、提携先の識別情報の一例であり、提携先コードに加えて提携先名称、提携先特典システム内容等を併せて書き込んでもよい。
【0040】
このように本発明では、クレジットカード機能付き提携カードを発行することなく提携先会員としての登録手続きのみを行うので、同一人に割り当てられるカード会員番号が提携カード発行に伴って増えていくような状況は発生しない。
【0041】
図4に戻って、ステップS15において、ステップS13で抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して、入会済み情報を送信する。図1では矢印S5で示されている。この入会済み情報には、当該カード会員が提携先会員として入会した旨を通知する情報と、カード会員番号に基づいてカード会員情報データベース13から抽出した当該カード会員の個人情報(提携先が必要とする項目のみ)等が含まれる。さらに好適には、ステップS16において、カード会員に対して提携先会員としての入会手続きが完了した旨、並びに提携先特典システムの会員規約及び詳細内容を電子メール等で通知してもよい。また、カード会員がインターネットを介して閲覧可能なクレジットカード利用明細掲載ウェブサイト上で通知してもよい。
【0042】
再び図1を参照すると、カード会社コンピュータ10から入会済み情報を受信した提携先コンピュータ30aは、その入会受付処理部31aにおいて入会受付処理を行い、受信した個人情報等を提携先会員情報データベース32aに記憶する。この提携先コンピュータ30aによる処理は、提携カードを発行しないことを除いて、前述の従来例における入会受付処理と同様であり、それ以後、カード会員は、提携先会員として特典システムを享受できることになる。
【0043】
次に、上記基本態様の変形例の1つを挙げる。この変形例は、提携先が入会審査を行う場合に適用される。この場合、図4のステップS12において、0円売上情報すなわち入会申込情報であると識別されたならば、図4のステップS13と同様に、その0円売上情報に含まれる加盟店端末番号に基づいて図1の提携先情報データベース12から対応する提携先情報を抽出する。ここで本例では、図4のステップS14とは異なり、直ちにカード会員情報データベースへの新規入会済み情報の記憶を行わない。本例では、先ず、ステップS13で抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して、入会申込情報を送信する。この入会申込情報には、当該カード会員が提携先会員として入会を希望する旨を通知する情報と、カード会員番号に基づいてカード会員情報データベースから抽出した当該カード会員の個人情報(提携先が必要とする項目のみ)等が含まれる。
【0044】
提携先コンピュータは、カード会社コンピュータからこの入会申込情報を受信すると、これに基づいて入会審査を実行し、そして入会審査結果情報(入会審査をパスしたか否か)をカード会社コンピュータへ返信する。入会審査結果情報を受信したカード会社コンピュータは、審査をパスしたカード会員について新規入会済み情報をカード会員情報データベースに記憶する。審査をパスしなかったカード会員については、提携先会員としての入会が不可となった旨の「見送り情報」をカード会員情報データベースに記憶する。
【0045】
以上のような、提携先会員としての入会申込処理は、全て通信ネットワークを含むコンピュータ上で行われるので、加盟店端末より0円売上情報を送信してから最短1分程度で完了することも可能である。また、新たなクレジットカード付き提携カードは発行されないため、加盟店において入会申込みを行う際に、従来のようなクレジットカード申込書の記入提出は不要であり、提携先会員入会承諾書を提出するのみでよい。
【0046】
そして、提携先会員として複数の登録をした後も、そのカード会員は、既存カードのみをクレジットカードとして利用する。登録した提携先の店舗等で特典を受ける場合には既存カードを提示すればよい。図1のカード会社コンピュータ10の売上明細情報データベース16に模式的に示しているように、同一人のクレジットカード利用については1つのカード会員番号のみが用いられることとなる。この点を、図7の従来例の売上明細情報データベース116の状況と対比すれば、その利点は明らかである。
【0047】
ところで、本発明のシステムでは提携カードが発行されないので、いずれの提携先の特典システムに入会しているのかをカード会員が把握し難く、忘れてしまったり混乱したりする可能性がある。これに対しては、例えば、次のような手段により対処可能である。
・既存カード上に、入会済み提携先を示すシール等を貼付する。
・既存カード上に加盟店端末により書き込み可能な視覚的表示のリライトエリアを設け、入会済み提携先を示す情報を書き込む。
・既存カードがICカードである場合は、ICカードのデータメモリ内に入会済み提携先を示す情報を加盟店端末により書き込む。この書き込みは、入会申込みの際にICカードを加盟店端末に適用した時点で行うことができる。書き込まれた入会済み提携先情報は、提携先に設置されたポイント確認端末や加盟店端末等にICカードを適用し、それらの表示装置上に情報を表示させて確認できる。
・既存カードのクレジットカード利用代金明細書に、入会済み提携先情報を明示する。クレジットカード利用代金明細書は、カード会員へ送付される書面の場合と、インターネットを介してウェブサイト上で確認できる場合の双方を含む。
・その他、提携先からの通知やダイレクトメール等によっても随時確認できるようにすることが望ましい。
【0048】
他の実施例として、インターネットを介してウェブサイトにアクセスして商品等を購入するネットショッピング等を行うウェブサイト上でも上記と同様の提携先会員入会申込を受け付けることができる。この場合、前述の図1の提携先情報データベース12には、受付けを行う各ウェブサイト(固有の識別番号が割り振られる)と各提携先とが予め対応付けられ記憶されている。入会申込をする場合は、例えば、通常は注文する商品名を入力する欄で「特典システム入会申込」の旨を入力すると、売上金額「0円」としてクレジットカード番号と共にカード会社コンピュータへ売上情報が送信される。この送信データの形式は、このウェブサイト上で商品を購入した際の通常売上情報のデータ形式と全く同じである。カード会社コンピュータは、前述の通り、売上金額が「0円」であるか否かにより、通常売上情報であるか入会申込情報であるかを識別する。このように、本発明における「加盟店端末」の概念は、実際の店舗に設置された狭義の加盟店端末はもちろん、このようなネットショッピング用ウェブサイトも含めた広い概念である。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、クレジットカード機能付き提携カードを発行することなく、提携先特典システムの会員としての入会申込を受付け、提携先会員登録を行い、カード会員に対して提携先特典システムによるサービスを享受可能とすることを実現した。特に、既存カードを通常のクレジットカード利用時と同様に加盟店端末に適用しかつその際に「0円売上」として処理することにより、通常売上情報ではなく提携先会員入会申込情報として取り扱うことを特徴とする。
【0050】
本発明により、カード会員は、クレジットカード機能付き提携カードの枚数を増やすことなく既存カードに複数の提携先特典システムを付帯させることができ、従来のように多数の提携カードを携帯し使い分けなければならない煩雑さが解消される。また、多数の提携カード管理の負担もなく紛失する危険性も少なくなる。さらに、従来のように提携カードの発行を待たずに、入会申込みを行ったその場で入会手続きが完了し、特典システムのサービスを即時享受することが可能となる。
【0051】
また本発明により、カード会社も、同一人に対して複数の提携カードを発行することを回避できるため、発行コスト及び運用コストが削減されると共に、カード会員情報管理の負担が軽減される。特に、従来は、提携カードの発行の際に不備取り直しや判定・確認作業が必要であったが、これも不要となる。また、複合的な特典が1つの既存カードに付帯することとなるため、カード会員のカード稼働率の向上が見込まれ、カード会社の収益増大が期待できる。
【0052】
加えて、本発明では、通常売上情報と入会申込情報とが全く同じデータ形式を有することから、既存の仕組みを活用することでほとんどの運用が可能であるため、本発明によるシステム導入に要する開発コストの懸念がほとんどない。
【0053】
提携先にとっても、提携カード発行コストが削減され、低コストで特典システムへの会員募集、会員情報管理が可能となる。本発明では、1分程度で入会手続きを完了できるため、募集の手間(従来のような申込書記入及び入力送信あるいは送付)が大幅に軽減される。さらに、従来のカード提携において得られていた会員の属性情報やカード利用情報は、従来通り得ることができマーケット戦略等に活用できる。また、従来は提携カード発行毎に判定・確認が必要であったために、発行見送りとなる場合があり、顧客からクレームが寄せられることもあったが、このようなことも回避される。またさらに、既存カードに関連提携先(例えばグループ会社)の特典システムが統合的に付加されると、それらの組み合わせによるオプションの発展性も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による提携先会員入会処理システムと、そのカード利用形態を示した模式的な構成図である。
【図2】加盟店における提携先会員入会申込の局面におけるフローの図である。
【図3】加盟店における通常のクレジットカード決済処理のフローの図である。
【図4】カード会社コンピュータの提携先会員入会処理部による処理フローの図である。
【図5】提携先情報データベースの具体的構成例である。
【図6】カード会員情報情報データベースの具体的構成例である。
【図7】従来の提携カードの入会申込システムとその利用実態を示した模式的な構成図である。
【符号の説明】
10、100 クレジットカード会社コンピュータ
11 提携先入会処理部
12 提携先情報データベース
13、113 カード会員情報データベース
14、114 売上情報処理部
15、115 支払い代行処理部
16、116 売上明細情報データベース
17、117 請求処理部
20 カード会員
30a、30b、30c 提携先
31a、31b 提携先コンピュータの入会受付処理部
32a、32b 提携先会員情報データベース
40a、40b、40c、40d 加盟店端末
50 既存カード
51、53a、53b、53c カード会員番号
52a、52b、52c 提携先カード
111 カード発行部

Claims (7)

  1. 既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理を実行する提携先会員入会処理システムにおいて、カード会社コンピュータが、
    (a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶した提携先情報データベースと、
    (b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースと、
    (c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信する手段と、
    (d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別する入会申込情報識別部と、
    (e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出する提携先情報取得部と、
    (f)前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶するカード会員情報更新部と、
    (g)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会済み情報を送信する手段とを有することを特徴とする
    既存カードを用いた提携先会員入会処理システム。
  2. 既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理を実行する提携先会員入会処理システムにおいて、カード会社コンピュータが、
    (a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶した提携先情報データベースと、
    (b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースと、
    (c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信する手段と、
    (d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別する入会申込情報識別部と、
    (e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出する提携先情報取得部と、
    (f’)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会申込情報を送信する手段と、
    (g’)前記入会申込情報に基づいて前記提携先により実行された前記カード会員に係る入会審査の結果情報を該提携先コンピュータから受信したことに応じて、前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶するカード会員情報更新部とを有することを特徴とする
    既存カードを用いた提携先会員入会処理システム。
  3. (h)前記既存カードが、前記加盟店端末により書込み可能な記憶手段を具備し、かつ
    (i)前記加盟店端末が、前記カード会員からの提携先会員入会申込があったとき、前記既存カードの前記記憶手段に対して提携先会員である旨の識別情報を書き込む手段を具備することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の既存カードを用いた提携先会員入会システム。
  4. 既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理を実行する提携先会員入会処理方法において、カード会社コンピュータが、
    (a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶したカード会員情報データベースを設けるステップと、
    (b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースを設けるステップと、
    (c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信するステップと、
    (d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別するステップと、
    (e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出するステップと、
    (f)前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶するステップと、
    (g)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会済み情報を送信するステップとを有することを特徴とする
    既存カードを用いた提携先会員入会処理方法。
  5. 既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理を実行する提携先会員入会処理方法において、カード会社コンピュータが、
    (a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶したカード会員情報データベースを設けるステップと、
    (b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースを設けるステップと、
    (c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信するステップと、
    (d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別するステップと、
    (e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出するステップと、
    (f’)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会申込情報を送信するステップと、
    (g’)前記入会申込情報に基づいて前記提携先により実行された前記カード会員に係る入会審査の結果情報を該提携先コンピュータから受信したことに応じて、前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶するステップとを有することを特徴とする
    既存カードを用いた提携先会員入会処理方法。
  6. 既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理のために、カード会社コンピュータに対し、
    (a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶したカード会員情報データベースを設ける機能と、
    (b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースを設ける機能と、
    (c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信する機能と、
    (d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別する機能と、
    (e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出する機能と、
    (f)前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶する機能と、
    (g)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会済み情報を送信する機能とを実現させることを特徴とする
    既存カードを用いた提携先会員入会処理プログラム。
  7. 既存カードを保有するカード会員がカード会社の1又は複数の提携先の提供する特典を享受すべく提携先会員として入会するための処理のために、カード会社コンピュータに対し、
    (a)1又は複数の加盟店端末の各々と前記1又は複数の提携先の各々とを対応付けて提携先情報を記憶したカード会員情報データベースを設ける機能と、
    (b)前記既存カードに係る前記カード会員のカード会員番号、個人情報及び入会済み提携先情報を含むカード会員情報を記憶したカード会員情報データベースを設ける機能と、
    (c)加盟店端末番号、カード会員番号及び売上金額を含む売上情報を加盟店端末から受信する機能と、
    (d)受信した前記売上情報に含まれる前記売上金額が0円であるか否かを判断することにより、該売上情報が入会申込情報であるか通常売上情報であるかを識別する機能と、
    (e)前記売上情報が入会申込情報であると識別された場合に、該売上情報に含まれる前記加盟店端末番号に基づいて前記提携先情報データベースから該加盟店端末に対応する提携先情報を抽出する機能と、
    (f’)前記抽出された提携先情報に係る提携先コンピュータに対して前記カード会員に係る入会申込情報を送信する機能と、
    (g’)前記入会申込情報に基づいて前記提携先により実行された前記カード会員に係る入会審査の結果情報を該提携先コンピュータから受信したことに応じて、前記抽出された提携先情報を前記カード会員に係る新たな入会済み提携先情報として前記カード会員情報データベースに記憶する機能とを実現させることを特徴とする
    既存カードを用いた提携先会員入会処理プログラム。
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