JP4302657B2 - 組込式加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、流し台に組み込まれる組込式加熱調理器に関するものである。
従来の加熱調理器、特に流し台の収納穴部に組み込んで煮物や焼き物などの被加熱物を加熱調理する組込式加熱調理器は、調理器本体の重量が約20Kg強もある重いものであった。この重い調理器本体を、上面に設けられた上面開口と前面に設けられた前面穴部からなる流し台の収納穴部に、作業者が1人で持ち上げて組み込んでいた。即ち、流し台に調理器本体を組み込む場合、調理器本体上面に設けられた枠体の両側を手で持って、流し台の手前から少し両手の肘を伸ばして調理器本体を斜めに傾斜させる。
そして、傾斜させた調理器本体を流し台の上面開口から収納穴部内に挿入した後、手前側に移動させて枠体の前側を流し台の上面開口縁に係止する。次に、前面操作部が設けられた調理器本体の前面下部側を、収納穴部の前側に形成された前面開口に合わせて挿入した後、調理器本体の後部を下方に回動させて流し台の収納穴部に調理器本体を設置する。このような作業を行い、流し台の上面開口から収納穴部内に調理器本体を一気に組み込んでいた(特許文献1参照)。
特開平11−121155号公報
しかしながら、重量の重い調理器本体を1人で傾斜させて流し台の収納穴部に組み込む場合、肘を伸ばすとどうしても腕に力が入らない。このため、腰や手首或いは肘や腕などに大きな負担が加わり、最悪の場合手首や腰を痛めてしまうという問題もあった。
また、調理器本体を流し台に組み込む際、手や腕に力が入りにくいため、流し台を組み込む作業性が悪く、調理器本体を流し台の収納穴部に組み込む途中で手首の角度を変更し難い。このため、調理器本体を流し台に衝突して調理器本体の前面に設けられた前面操作部に傷を付けてしまったり、流し台に傷を付けてしまうなどの問題があった。
また、調理器本体を流し台に組み込む作業性が悪いため、流し台の上面開口縁と枠体との間に指を挟んでしまうという危険性も生じる。
本発明は、前記課題に鑑み為されたものであり、流し台の収納穴部内へ調理器本体を組み込む作業性が良く、且つ、組み込み時の安全性を大幅に向上し得る組込式加熱調理器を提供するとを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明にかかる組込式加熱調理器は、流し台の上面開口より当該流し台に組み込まれる本体ケースを備え、該本体ケース上部に設けられた加熱体と本体ケース前面に設けられたグリラーとにより加熱調理を行う組込式加熱調理器において、前記本体ケースの背面に、前記流し台の上面開口縁に一時的に係止可能なストッパー部材を突出して設けたことを特徴とする。
本発明の組込式加熱調理器によれば、本体ケースの背面に、流し台の上面開口縁に係止可能なストッパー部材を突出して設けたので、調理器本体を流し台の収納穴部内に組み込む際、その組み込み途中でストッパー部材を流し台の上面開口縁に係止して置くことができる。これにより、調理器本体を流し台の収納穴部に組み込む際、例えば調理器本体を一時上面開口縁に係止した後、身体を立て直し、すなわち持ち手を変える等をしてから、収納穴部内に収納することができる。従って、流し台の収納穴部内に調理器本体を組み込む作業性を大幅に改善することができるので、腰や手首、或いは肘などにかかる大きな負担を大幅に軽減することができ、然も、腕や腰を痛めてしまうなどの不都合を未然に防止することができるようになるものである。
実施の形態1.
以下、本発明の一実施形態に基づき、本発明を詳しく説明する。図1は本実施形態における組込式加熱調理器1を収納穴部93に組み込んだ流し台90の斜視図、図2は本実施形態における組込式加熱調理器1を収納穴部93に組み込む以前の流し台90の斜視図、図3は本実施形態における本体ケース4の背面にストッパー部材40を取り付けた組込式加熱調理器1の斜視図、図4は本実施形態に係る組込式加熱調理器1に設けたストッパー部材40の斜視図をそれぞれ示している。
流し台90の上面一側には、図1に示すようにシンク92が設けられており、このシンク92の横には所定の間隔を存して設けられた収納穴部93(図2に図示)内に、組込式加熱調理器1が組み込まれている。該収納穴部93は、図2に示すように流し台90の上面側に形成された上面開口94と、前面側(使用者側)に形成された前面開口96とを有している。
一方、組込式加熱調理器1は、内部に抵抗コイルや誘導コイルなどからなる加熱体(図示せず)を有する調理器本体2を備えており、この調理器本体2は、図3に示すように上ケース6と、この上ケース6の下部に設けられた下ケース8とからなる本体ケース4にて覆われている。該本体ケース4は、上ケース6と下ケース8と一体の箱状に形成されることにより構成されている。
そして、調理器本体2が流し台90の上方から収納穴部93に挿入されると、上面開口94には上ケース6が嵌め込まれ、前面開口96には下ケース8の前面が嵌め込まれるようになっている。このとき、下ケース8の前面側は、前面開口96に面一、若しくは、僅かに露出、若しくは、僅かに凹陥した状態で組み込まれる。
また、調理器本体2の本体ケース4上面には、上面開口部(図示せず)が開口して設けられており、この上面開口部を覆う形で天板体10が設けられている。天板体10は、平板状のトッププレート12と、このトッププレート12の周囲に配設された枠体16にて構成されている。トッププレート12は、例えばセラミックスプレート或いは耐熱ガラスなどの如き非磁性材料にて構成され、本体ケース4の上面開口部に接着剤等により固定されている。
このトッププレート12の上面には、磁性材料からなる調理鍋やフライパン等の調理器の載置位置を表示する載置部としてのサークルライン14A、14B、14C(図1に図示)が設けられている。これらの各サークルライン14A、14B、14Cの近傍には火力表示部(図示せず)が設けられており、この火力表示部にトッププレート12上面に載置された被加熱物の温度や調理時間などが表示される。
また、枠体16は、上ケース6より僅かに大きく形成されると共に、上面開口94より僅かに大きく形成されている。そして、調理器本体2を流し台90の収納穴部93に組み込む際、本体ケース4(上ケース6と下ケース8)が上面開口94内から収納穴部93内に挿入されると、枠体16が上面開口94周囲の縁に引っかかって吊り下げられ、収納穴部93内に本体ケース4が落下しないようになっている。
上ケース6の前部(枠体16の前部)には、加熱体の加熱量やタイマー設定などの操作を行う複数の操作ボタンを備えた天面操作部18が設けられている。この天面操作部18は、各発熱体に対応して設けられると共に、枠体16の幅方向一側から他側に渡って設けられている。
また、調理器本体2には図1に示すようにグリラー32と前面操作部19が設けられており、グリラー32は下ケース8の左側、前面操作部19はグリラー32の横(実施例ではグリラー32の右側)に設けられている。この前面操作部19は、下ケース8の前面に設けられ、天面操作部18同様複数の操作ボタンや電源スイッチなどが設けられている。この前面操作部19は、天面操作部18同様加熱体の加熱量やタイマー操作などができるようになっている。
グリラー32には、前方側(使用者側)から出し入れ自在の引き出し34が設けられており、内部には電気抵抗体からなる加熱体(図示せず)が設けられている。また、引き出し34には、グリラー32の前面開口を閉塞自在に閉塞するドア36が設けられると共に、ドア36には引き出し34をグリラー32室内に出し入れするための取っ手36Aが取り付けられている。尚、16Aは、グリラー32内で肉や魚などの被加熱物を加熱調理する際、それらから発生した煙や蒸気、或いは、臭いなどを調理器本体2外部に排出するための排気口である。
一方、本実施形態における組込式加熱調理器1には、本体ケース4の背面にストッパー部材40を設けている。このストッパー部材40は、流し台90の上面開口94縁に調理器本体2の後部を係止可能に構成している(図3に図示)。即ち、ストッパー部材40は、本体ケース4背面の両側の所定位置に設けられ、本体ケース4より所定寸法突出して設けられている。
図4にはストッパー部材40の斜視図を示している。即ち、ストッパー部材40は、本体ケース4の背面に固定される固定板42と、この固定板42に回動自在に取り付けられた可動板46とから構成されている。固定板42と可動板46はそれぞれ別々の横長略矩形状の金属板にて構成されている。可動板46の一片には中央部が所定寸法切り欠かれ、一側に保持部46Aが設けられると共に、固定板42の一片にも保持部46Bが設けられている。
該固定板42の保持部46Bには円柱形の回動軸44が設けられており、この保持部46Bと回動軸44は回動自在に固定されている。回動軸44は、所定の長さで所定の直径にて構成されており、可動板46の保持部46Aも回動自在に回動軸44に保持されている。即ち、ストッパー部材40は、回動軸44を中心に固定板42と可動板46とが回動自在に設けられた、所謂蝶番同様に構成されている。尚、回動軸44は可動板46の保持部46Aに固定しても差し支えない。この場合、固定板42の保持部46Bを回動軸44に回動自在に保持すれば良い。
また、ストッパー部材40には、トーションバネにて構成された付勢部材48が設けられている。この付勢部材48は、両端に所定の長さの腕を有し、可動板46と固定板42の保持部46A、46B間に設けられている。付勢部材48の一方の腕は固定板42に、他方の腕は可動板46に係合され、固定板42と可動板46とを少なくとも90度以上開くように構成している。尚、42Aは、固定板42を下ケース8に固定するためのネジ穴である。
前記本体ケース4は、上ケース6と下ケース8にて上下に略2分割されており、下ケース8の前部は上ケース6より所定寸法突出(図8に図示)すると共に、下ケース8の後部側は上ケース6に略接する箇所から下方に行くに従って前方に傾斜する傾斜面8A(図3に図示)を有している。この傾斜面8Aの上部両側には突起20が設けられており、この突起20は図3に示すように本体ケース4の背面より所定寸法突出している。この突起20は、本体ケース4より突出して設けた可動板46の長さの1/2〜1/3の長さに形成されており、この突起20によって、可動板46が所定の角度より上方に回動しないようになっている。
次に、図5はストッパー部材40を調理器本体2の背面に取り付けた本体ケース4(上ケース6)の断面図を示している。下ケース8の下側には、下ケース8内外を貫通して形成された挿通穴22が設けられており、この挿通穴22はストッパー部材40の可動板46が挿通された状態で回動可能な大きさに形成されている。挿通穴22の上部には本体ケース4内側に折り曲げられた固定部20Aが設けられ、突部20と同じ役目すなわち可動板46の必要以上の可動を規制している。また、挿通穴22の下部にはストッパー部材40を固定するためのネジ穴22Aが設けられている。
図6はストッパー部材40の側面図を示している。ストッパー部材40の可動板46には、ゴム、スポンジ、モルトプレーン、或いは、軟性合成樹脂などの軟質材からなる弾性部材50が設けられており、この弾性部材50は所定の厚さの板状に形成され、可動板46の一面に接着剤にて固定されている。弾性部材50は、保持部46A(回動軸44)の反対側に固定されると共に、ストッパー部材40が下ケース8に固定された状態で固定部20Aと反対側の面(可動板46の下面)に固定されている。
図7はストッパー部材40を取り付けた調理器本体2の背面図を示している。そして、本体ケース4内から挿通穴22に可動板46が挿入された後、下ケース8のネジ穴22Aからネジ24が挿入され、固定板42のネジ穴42Aに螺合され固定される。即ち、ストッパー部材40を構成する固定板42は、本体ケース4内に固定され、可動板46は本体ケース4内から背面外部に延在する。この状態で、回動軸44を中心に可動板46の先端が上下下方(固定部20Aの離間側)に回動するようになっている(図5矢印)。
また、ストッパー部材40には前述した如き可動板46を常時90度以上開くための付勢部材48を設けている。可動板46は、この付勢部材48の付勢力で挿通穴22上に設けられた固定部20Aに付勢される。このとき、可動板46は、下ケース8の傾斜面8Aに対して略直角になる。該ストッパー部材40には付勢部材48を設けているので、可動板46を固定部20Aの離間側に回動させた場合でも、付勢部材48の付勢力によって戻り固定部20Aに当接するようになっている。即ち、ストッパー部材40の可動板46先端は、付勢部材48によって常時本体ケース4より離間して下ケース8に設けられた固定部20Aに付勢されると共に、付勢部材48が弾性変形することにより、固定部20Aから離間して本体ケース4に近接するようになっている。
次に、図8には調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に組み込む状態を示す流し台90の断面図を示している。上述のようなストッパー部材40が設けられた調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に組み込む場合、まず、トッププレート12周囲に設けた枠体16の前後方向略中央両側を両手で持って持ち上げ、流し台90の手前側(使用者側)から少し両手の腕や肘を伸ばして調理器本体2を斜めに傾斜させる。
そして、調理器本体2は図8矢印で示すように流し台90の後方斜め上方より下ケース8前部を最初に収納穴部93に挿入し、枠体16の前側縁を収納穴部93の上面開口94縁に僅か引っかける。このとき、下ケース8の後部側に傾斜面8Aを形成しているので、下ケース8の後部が上面開口94縁に引っかかることなく、収納穴部93内に調理器本体2を挿入することができる。そして、枠体16の前側縁を上面開口94縁に僅か引っかけた状態で、傾斜した調理器本体2が水平になるように、調理器本体2の後部を下方に回動させていく。
このとき調理器本体2の背面には、ストッパー部材40の可動板46が突出しているので、調理器本体2の後部を下方に回動させていく過程で、可動板46は収納穴部93の上面開口94縁に係止される。係る可動板46の下面側には、弾性部材50を設けているので、可動板46によって流し台90の上面開口94縁に傷が付いてしまうなどの不都合を防止することができる。
そして、可動板46が収納穴部93の上面開口94縁に係止されている状態では、調理器本体2は流し台90の収納穴部93内に落下しないので、トッププレート12の略中央両側を持っていた手を離すことができる。ここで調理器本体2の組み込み作業を一時停止し、一休みしても良い。次に、手首の角度を変更して再度枠体16の前後方向略中央両側を両手で持って調理器本体2を僅か持ち上げ、調理器本体2を手前側に移動させて下ケース8の前面側を流し台の前面開口96に挿入する。
調理器本体2を手前側に移動すると、収納穴部93の上面開口94縁に係止させた可動板46は、上面開口94内側に移動するので、そのまま調理器本体2の後部を下方に回動させれば、枠体16全体が収納穴部93の上面開口94縁に引っかかる。これによって、流し台90の収納穴部93内に調理器本体2を容易に組み込むことができる。
このように、可動板46の先端を本体ケース4の背面より離間する方向に突出させているので、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に組み込む際、可動板46を流し台90の上面開口94縁に係止して置くことができる。これにより、調理器本体2を収納穴部93内に組み込む途中で、調理器本体2の背面側を流し台90の上面開口94縁に一時載置して置くことができ便利である。
また、調理器本体2を流し台90の上面開口94縁に一時載置して置くことができるので、調理器本体2から手を離し手首の角度を変えてから流し台90の収納穴部93内に調理器本体2を収納し組み込むことができる。これにより、調理器本体2が流し台90に衝突して、調理器本体2の前面に設けた前面操作部19や、流し台90に傷を付けてしまうなどの不都合を未然に防止することができ便利である。
図9は、流し台90の収納穴部93内に組み込んだ調理器本体2を取り出す状態を示す流し台90の断面図である。即ち、ストッパー部材40の可動板46先端は、前述した如き付勢部材48が弾性変形することにより、突起20から離間して本体ケース4に近接するようになっている。そして、流し台90の収納穴部93内に組み込んだ調理器本体2を取り出す場合は、図9に矢印で示すように枠体16の前後方向略中央両側を両手で持って可動板46が上面開口94縁に接すると、可動板46が回動して本体ケース4に近接する。これにより、上面開口94縁に可動板46が引っかかることなく、流し台90の収納穴部93から調理器本体2を取り出すことができる。
このように、調理器本体2を流し台90から取り出すときは、可動板46の先端が上面開口94縁に接して回動し本体ケース4に近接するようにしている。これにより、流し台90の収納穴部93内に組み込んだ調理器本体2を修理やメンテナンスで取り出す際、可動板46の先端が上面開口94縁に引っかかってしまう不都合を阻止することができる。また、可動板46が収納穴部93の縁に引っかかって、流し台90の収納穴部93から調理器本体2が取り出せないなどの不都合も防止することができる。従って、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内へ組み込んだり、取り出したりする作業性を大幅に改善することができ便利である。
また、ストッパー部材40に付勢部材48を設け、この付勢部材48にて可動板46を本体ケース4の突起20に常時付勢するようにしているので、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に組み込む際、突起20に手で可動板46を押しつけなくても良い。これにより、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に組み込む際、可動板46を本体ケース4の突起20に押しつけて置く手間を省くことができ便利である。従って、流し台90の収納穴部93内に容易に調理器本体2を出し入れでき便利である。
また、流し台90の収納穴部93内に組み込んだ調理器本体2を取り出す際、可動板46が上面開口94縁に接することにより回動して本体ケース4に近接するので、上面開口94縁に可動板46が引っかかることがない。これにより、可動板46を本体ケース4の背面より離間する方向に突出させても、収納穴部93内に収納した調理器本体2の取り出し作業に何ら支障がなく便利である。従って、流し台90の収納穴部93内へ、調理器本体2を組み込んだり取り出したりする作業性を大幅に改善することができる。
特に、重い調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に組み込んだり、取り出したりする作業を容易に行うことができるので、腰や手首、或いは肘などにかかる大きな負担を軽減することができ、腕や腰を痛めてしまうなどの不都合を確実に防止することができる。また、流し台90の収納穴部93内へ調理器本体2を組み込む作業性も良くなるので、流し台90の上面開口94縁と枠体16との間に指を挟んでしまうなどという危険性を未然に阻止することができる。従って、流し台90の収納穴部93内へ調理器本体2を組み込んだり、取り出したりする作業時の安全性を大幅に向上することができ便利である。
また、本体ケース4の背面に設けたストッパー部材40を構成する可動板46の下面に弾性部材50を設けているので、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に組み込む過程で、可動板46を流し台90の上面開口94縁に一時係止した場合でも、可動板46で流し台90の上面開口94縁が傷付いてしまうなどの不都合を未然に防止することができる。これにより、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に組み込む際、流し台90の上面開口94縁が傷付いてしまうなどの不都合を心配せずに安心して組み込むことができる。
実施の形態2.
本実施形態における組込式加熱調理器1は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。また、実施の形態2では実施の形態1で可動板46に取り付けた弾性部材50を図示していない。図10は本発明の他の一実施形態のストッパー部材40(可動板46)の斜視図、図11は本発明の他の一実施形態のストッパー部材40の側面図である。以下ストッパー部材40は可動板46を例にして説明する。即ち、可動板46の先端部(保持部46Aの離間側)には、所定の幅でコ字状に切り欠かれた切欠部47が設けられており、この切欠部47に円筒形の回転ローラ52が設けられている。
回転ローラ52は、回転軸54に回動自在に保持されており、この回転軸54は切欠部47の両側にカシメ固定されると共に、回動軸44と略平行に取り付けられている。即ち、回転ローラ52は、回転軸54に保持されて円滑に回転するようになっている。回転ローラ52はゴム、ナイロン、或いは、合成樹脂などの弾性材料からなる弾性部材にて構成されている。この回転ローラ52は、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に挿入する際、収納穴部93の上面開口94縁に係止されるようになっている。そして、回転ローラ52が収納穴部93の上面開口94縁に係止された状態で、回転ローラ52は可動板46自体が上面開口94縁に接触しない直径を呈している。
即ち、ストッパー部材40は、流し台90の上面開口94縁に可動板46が接触せず、可動板46に設けた回転ローラ52が流し台90の上面開口94縁上面に当接するようになっている。そして、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に収納して組み込む際、調理器本体2後部に設けた可動板46を流し台90の上面開口94縁に一時載置させると、回転ローラ52が上面開口94縁上面に当接する。その後調理器本体2を手前に移動させて前部を前面開口96に挿入するとき回転ローラ52は上面開口94縁上で円滑に回転する。これにより、調理器本体2の前面を流し台90の前面開口96に挿入するときの操作力を大幅に軽減することができ便利である。
特に、回転ローラ52を弾性材料にて構成しているので、流し台90の上面開口94に調理器本体2後部を一時載置した後、調理器本体2を手前に移動させたとき回転ローラ52が回転しても、これによって上面開口94縁上面に傷付いてしまうのを確実に防止することができる。従って、調理器本体2を流し台90の収納穴部93内に収納して組み込む作業を大幅に改善することができる。
実施の形態3.
本実施形態における組込式加熱調理器1は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。図12は本発明の他の一実施形態のストッパー部材40の斜視図、図13はストッパー部材40を調理器本体2の背面に取り付けた本体ケース4(下ケース8)の断面図である。
即ち、ストッパー部材40は、実施の形態1の固定板42と可動板46とを一体に形成した一枚の金属板にて構成されている。ストッパー部材40には、実施の形態1、2同様、回動軸44を保持可能な保持部40Aが設けられている。この保持部40Aは、ストッパー部材40の固定板42と可動板46との略中間がΩ字状に折曲され、折曲された箇所の中心に回動軸44が固定されている。該固定板42と可動板46とは回動軸44を中心にして略直角方向に延在している。
また、固定板42の先端(回動軸44の離間側)には重量部43が設けられており、この重量部43は固定板42の先端が二重若しくは3重に折曲して設けられている。これにより、固定板42の重量を可動板46の重量より重くしている。即ち、重量部43で固定板42の先端を重くして、可動板46の先端が固定板42より軽くなるように構成している。これによって、実施の形態1及び実施の形態2のように付勢部材48を設けなくても、回動軸44を中心に固定板42の先端が下方に、可動板46の先端が上方に回動して固定部20Aに当接するようになっている。また、回動軸44の両端には延在部44Aが設けられており、この延在部44Aは固定板42より所定寸法延在している。
一方、前記本体ケース4の内側には回動軸44の延在部44Aを固定するための固定部分(図示せず)が設けられており、この固定部分は下ケース8内に設けられている。そして、本体ケース4の固定部20Aの下に設けられた挿通穴22に可動板46が挿入された状態で、固定部に回動軸44の両端に設けた延在部44Aが回動自在に保持固定される。この状態で、固定板42は重量部43が下方に回動して本体ケース4に近接し、可動板46は上方に回動して突起20に当接するようになっている。
そして、流し台90の収納穴部93内に調理器本体2を挿入するときは、固定板42に設けた重量部43によって、可動板46の先端は本体ケース4より背面側に突出するので、前述同様可動板46を収納穴部93の上面開口94縁に係止させることができる。また、流し台90の収納穴部93内に収納した調理器本体2を取り出す場合に、可動板46が上面開口94縁に当接すると、固定板42の先端(重量部43)は下ケース8より離間する。そして、可動板46の先端は図13矢印で示す如く下ケース8に近接するので、上面開口94縁に可動板46が引っかかることなく容易に調理器本体2を取り出すことができる(図13点線)。
このように、実施の形態1及び実施の形態2で設けた付勢部材48の代わりに、固定板42の先端に重量部43を設けることにより、付勢部材48と同様の効果を得ることができる。従って、付勢部材48が不要となり、ストッパー部材40のコストを大幅に低減させることができ便利である。尚、実施の形態3では固定板42と可動板46とを回動軸44を中心にして略直角方向に延在させたが、回動軸44を中心にして固定板42と可動板46とを略直線上に配置すれば、重量部43の重心を固定板42上に置くことができる。これにより、固定板42の重量部43の重量を、可動板46の回動に効率的に使用でき、可動板46を確実に突起20に当接させることができ便利である。
実施の形態4.
本実施形態における組込式加熱調理器1は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。図14は、本発明の他の一実施形態のストッパー部材40を取り付けた調理器本体2の斜視図である。
即ち、ストッパー部材40は、実施の形態1の固定板42と可動板46とを一体に形成した一枚の金属板にて構成されており、固定板42と可動板46との中間が略直角に折曲され、横面L字状に形成されている。そして、固定板42は、前述の実施の形態にて下ケース8に取り付けた固定板42と略同じ位置に、溶接にて固定されている。尚、固定板42に前述のネジ穴42A同様のネジ穴(図示せず)を設け、下ケース8に設けたネジ穴(図示せず)に、固定板42をネジで固定しても差し支えない。
そして、流し台90の収納穴部93内に調理器本体2を挿入するときは、固定板42に設けたL字状の可動板46の先端が本体ケース4より背面側に突出しているので、前述同様可動板46を収納穴部93の上面開口94縁に係止させることができる。また、流し台90の収納穴部93内に収納した調理器本体2を取り出すときは、可動板46自体が上面開口94縁に当接しないように、調理器本体2を前面開口96側に移動させながら収納穴部93内から引き出す。
これにより、流し台90の収納穴部93内から容易に、調理器本体2を引き出すことができる。尚、調理器本体2を収納穴部93内から引き出す際、上面開口94上に可動板46が位置した状態で、調理器本体2を後部(前面開口96の離間側)に移動させれば、収納穴部93の上面開口94縁に可動板46を係止させ、そこで手首の角度を変更することなどもでき便利である。
このように、前述の実施の形態と略同様の効果を得られることだけでなく、L字状に折曲したストッパー部材40を下ケース8に溶接固定しているだけなので、ストッパー部材40のコストを大幅に低減させることができ便利である。
実施の形態5.
本発明は前述の各実施形態のみに限られるものではなく、この発明の範囲を逸脱しない範囲で他の様々な変更を行っても有効である。例えば、実施の形態1では可動板46に弾性部材50を設けたが、可動板46をABS樹脂のような軟質合成樹脂で構成すれば、可動板46に弾性部材50を設けなくても、可動板46に弾性部材50を設けたのと同様の効果が得られ、便利である。
また、実施の形態3では固定板42と可動板46とを回動軸44を中心にして略直角方向に延在させたが、回動軸44を中心にして固定板42と可動板46とを略直線上に配置すれば、重量部43の重心を固定板42上に置くことができる。これにより、固定板42の重量部43の重量を、可動板46の回動に効率的に使用でき、可動板46を確実に突起20に当接させることができ便利である。
また、実施の形態3では固定板42の先端を二重若しくは3重に折曲して重量部43を設けたが、回動軸44から先端までの固定板42の寸法を可動板46より長くして、固定板42を可動板46より重くしても同様の効果を得ることができる。また、可動板46より固定板42を厚くしても同様の効果を得られることは言うまでもない。
さらに、前述の各実施形態では、本体ケース4が上ケース6と下ケース8に2分割された加熱調理器を例にあげて説明を行ったが、これらの上ケース6と下ケース8が一体となった本体ケースによって加熱調理器が構成されているものにおいても、本発明は有効である。
本実施形態における組込式加熱調理器を収納穴部に組み込んだ流し台の斜視図である。 本実施形態における組込式加熱調理器を収納穴部に組み込む以前の流し台の斜視図である。 本実施形態における本体ケースの背面にストッパー部材を取り付けた組込式加熱調理器の斜視図である。 本実施形態における組込式加熱調理器に設けたストッパー部材の斜視図である。 ストッパー部材を調理器本体の背面に取り付けた本体ケース(上ケース)の断面図である。 ストッパー部材の側面図である。 ストッパー部材を取り付けた調理器本体の背面図である。 調理器本体を流し台の収納穴部内に組み込む状態を示す流し台の断面図である。 流し台の収納穴部内に組み込んだ調理器本体を取り出す状態を示す流し台の断面図である。 本発明の他の一実施形態のストッパー部材(可動板)の斜視図である。 本発明の他の一実施形態のストッパー部材の側面図である。 本発明の他の一実施形態のストッパー部材の斜視図である。 ストッパー部材を調理器本体の背面に取り付けた本体ケース(上ケース)の断面図である。 本実施形態における本体ケースの背面にストッパー部材を取り付けた組込式加熱調理器の斜視図である。
符号の説明
1 組込式加熱調理器、2 調理器本体、4 本体ケース、6 上ケース、8 下ケース、8A 傾斜面、10 天板体、12 トッププレート、14A サークルライン、14B サークルライン、14C サークルライン、16 枠体、16A 排気口、18 天面操作部、19 前面操作部、20 突起、20A 固定部、22 挿通穴、22A ネジ穴、24 ネジ、32 グリラー、34 引き出し、36 ドア、36A 取っ手、40 ストッパー部材、40A 保持部、42 固定板、42A ネジ穴、43 重量部、44 回動軸、44A 延在部、46 可動板、46A 保持部、47 切欠部、48 付勢部材、50 弾性部材、52 回転ローラ、54 回転軸、90 流し台、92 シンク、93 収納穴部、94 上面開口、96 前面開口。

Claims (6)

  1. 流し台の上面開口より当該流し台に組み込まれる本体ケースを備え、該本体ケース上部に設けられた加熱体と本体ケース前面に設けられたグリラーとにより加熱調理を行う組込式加熱調理器において、
    前記本体ケースの背面に、前記流し台の上面開口縁に一時的に係止可能なストッパー部材を突出して設けたことを特徴とする組込式加熱調理器。
  2. 前記ストッパー部材は、前記本体ケースの背面に固定された固定板と、左右方向を回動軸として前記固定板に回動自在に設けられた可動板とから構成され、
    前記本体ケースを前記流し台の上面開口に組み込むとき、前記可動板はその先端が前記本体ケースの背面より離間する方向に突出し、前記本体ケースを前記流し台から取り出すときは、前記可動板はその先端が前記本体ケースに近接することを特徴とする請求項1に記載の組込式加熱調理器。
  3. 前記可動板上側の前記本体ケースの背面に突起を設けると共に、前記ストッパー部材には付勢部材を設け、
    該付勢部材は、前記可動板を前記突起部に押しつける方向に常時付勢することを特徴とする請求項2に記載の組込式加熱調理器。
  4. 前記可動板に弾性部材を設けたことを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の組込式加熱調理器。
  5. 前記可動板に、左右方向を回転軸とする回転ローラを設け、
    前記本体ケースを前記流し台の上面開口に組み込むとき、前記回転ローラは前記流し台の上面に当接することを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の組込式加熱調理器。
  6. 前記回転ローラを弾性部材にて構成したことを特徴とする請求項5に記載の組込式加熱調理器。
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