JP4297634B2 - 無人搬送車 - Google Patents

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JP4297634B2 JP2001217407A JP2001217407A JP4297634B2 JP 4297634 B2 JP4297634 B2 JP 4297634B2 JP 2001217407 A JP2001217407 A JP 2001217407A JP 2001217407 A JP2001217407 A JP 2001217407A JP 4297634 B2 JP4297634 B2 JP 4297634B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行面に敷設された誘導線を誘導センサで検出しながら走行する無人搬送車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の無人搬送車としては、例えば特開2001−159917号公報に示されるものがある。すなわち、車体側には、荷支持部と上下揺動自在な揺動アームとが設けられ、揺動アームの遊端部には車軸を介して走行車輪が設けられ、上記車体は走行車輪によって支持されている。上記荷支持部は、シリンダ装置で揺動アームを揺動させることにより、昇降可能に構成されている。走行車輪の車軸の前後両外方には誘導センサが配置され、両誘導センサは揺動アームに上下揺動自在に取付けられた前後一対の取付用アームの遊端部に設けられている。また、両取付用アームの遊端部には、地表に接地して転動自在なキャスタがそれぞれ設けられている。
【0003】
これによると、シリンダ装置のピストンロッドを出退させることによって、揺動アームが揺動し、荷支持部が昇降する。この際、上記揺動アームの揺動に応じて、前後両取付用アームが上下に揺動し、各キャスタは、常に地表に接地した状態で、無人搬送車の走行にともなって地表を転動する。これにより、地表から誘導センサまでの距離が常に一定に保持される。
【0004】
通常、左右一対の支持ブロック上に載置された荷を無人搬送車で運搬する場合、荷支持部を一旦下降させた状態で、無人搬送車を上記荷の下方へ進入させ、その後、荷支持部を上昇させて荷を支持ブロックから持ち上げ、この状態のままで無人搬送車を走行させて荷を搬送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、地表から誘導センサまでの距離を一定に保つために、キャスタを常に地表に接地させているが、キャスタが地表を転動する際に振動等が発生し、この振動等が常にキャスタや誘導センサ等に作用する。このように、常時、キャスタや誘導センサ等に負担がかかるため、キャスタや誘導センサ等の寿命が短くなるといった問題がある。
【0006】
本発明は、輪体(キャスタ)や誘導センサ等にかかる負担が軽減される無人搬送車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明は、走行面に敷設された誘導線を誘導センサで検出しながら走行する無人搬送車であって、
上記走行面に接地する走行用の車輪と、この車輪に支持される車体と、この車体を上記車輪に対して下降位置と上昇位置との間で昇降させる昇降手段とを有し、
上記車体に、荷を支持する荷支持部が形成され、
上記誘導センサは、上記車体に対して一定ストロークで昇降可能な保持手段を介して、上記車体側に設けられ、
上記保持手段の下部に、上記走行面に接地可能な輪体が設けられ、
上記車体を下降位置まで下降した場合、上記輪体が走行面に接地して、上記走行面から誘導センサまでの高さが最小高さに維持され、
上記車体を上昇位置まで上昇した場合、上記輪体が走行面から浮き上がって、上記走行面から誘導センサまでの高さが最大高さに維持され、
上記最小高さと最大高さとを、上記誘導センサの読み取り範囲内に設定し
一定ストロークをS、最小高さをA,最大高さをBとし、下降位置から上昇位置までの高低差をHとし、車体が上昇位置まで上昇した場合に生じる走行面から輪体までの隙間をCとすると、
C=H−S
A=B−C
の関係にあるものである。
【0008】
これによると、最小高さと最大高さとを誘導センサの読み取り範囲内に設定しているため、車体を下降位置まで下降させた状態で無人搬送車を走行させる場合と、車体を上昇位置まで上昇させた状態で無人搬送車を走行させる場合との、両方の場合において、誘導センサは正しく誘導線を読み取ることができる。したがって、荷を荷支持部で持ち上げたり或いは荷支持部から下ろす場合、車体を昇降させ、それ以外の場合(例えば無人搬送車を通常走行させている場合等)、車体を上昇位置まで上昇させておくことにより、輪体が走行面から浮き上がるため走行面を転動しない。したがって、振動等が輪体や誘導センサにほとんど作用せず、以って、輪体や誘導センサにかかる負担が軽減される。
【0009】
本第2発明は、走行面に敷設された誘導線を誘導センサで検出しながら走行する無人搬送車であって、
上記走行面に接地する走行用の車輪と、この車輪に支持される車体と、この車体を上記車輪に対して下降位置と上昇位置との間で昇降させる昇降手段とを有し、
上記車体に、荷を支持する荷支持部が形成され、
上記誘導センサは上記車体に対して一定ストロークで昇降可能な保持手段に設けられ、
保持手段は、車体側に設けられた筒状の保持部材と、この保持部材に挿通された保持軸とを有し、
上記保持部材は保持軸に対して昇降自在に構成され、
保持軸の下部に、上記誘導センサと、走行面に接地可能な輪体とが設けられ、
上記車体を下降位置まで下降した場合、上記輪体が走行面に接地して、上記走行面から誘導センサまでの高さが最小高さに維持され、
上記車体を上昇位置まで上昇した場合、上記輪体が走行面から浮き上がって、上記走行面から誘導センサまでの高さが最大高さに維持され、
上記最小高さと最大高さとを、上記誘導センサの読み取り範囲内に設定し、
下降位置から一定ストロークだけ上方に中途位置が設定され、
上記下降位置と中途位置との間において、上記保持部材が保持軸に対して車体と共に昇降し、上記中途位置と上昇位置との間において、上記保持部材と保持軸とが車体と共に昇降するように構成されているものである。
【0010】
本第3発明は、走行面に敷設された誘導線を誘導センサで検出しながら走行する無人搬送車であって、
上記走行面に接地する走行用の車輪と、この車輪に支持される車体と、この車体を上記車輪に対して下降位置と上昇位置との間で昇降させる昇降手段とを有し、
上記車体に、荷を支持する荷支持部が形成され、
上記誘導センサは上記車体に対して一定ストロークで昇降可能な保持手段に設けられ、
保持手段は、車体側に設けられた筒状の保持部材と、この保持部材に挿通された保持軸とを有し、
上記保持部材は保持軸に対して昇降自在に構成され、
保持軸の下部に、上記誘導センサと、走行面に接地可能な輪体とが設けられ、
上記車体を下降位置まで下降した場合、上記輪体が走行面に接地して、上記走行面から誘導センサまでの高さが最小高さに維持され、
上記車体を上昇位置まで上昇した場合、上記輪体が走行面から浮き上がって、上記走行面から誘導センサまでの高さが最大高さに維持され、
上記最小高さと最大高さとを、上記誘導センサの読み取り範囲内に設定し、
下降位置から一定ストロークだけ上方に中途位置が設定され、
上記下降位置と中途位置との間において、上記保持部材が保持軸に対して車体と共に昇降し、上記中途位置と上昇位置との間において、上記保持部材と保持軸とが車体と共に昇降するように構成されており、
一定ストロークをS、最小高さをA,最大高さをBとし、下降位置から上昇位置までの高低差をHとし、車体が上昇位置まで上昇した場合に生じる走行面から輪体までの隙間をCとすると、
C=H−S
A=B−C
の関係にあるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
図10〜図12に示すように、1は、路面2(走行面の一例)に敷設された誘導線3を複数の誘導センサ4,5で検出しながら走行する無人搬送車である。上記無人搬送車1は、路面2に接地する複数の走行用の車輪6と、これら車輪6に支持される車体7と、この車体7を上記車輪6に対して下限位置Pa(下降位置の一例)と上限位置Pb(上昇位置の一例)との間で昇降させる複数のシリンダ装置8(昇降手段の一例)とを有している。
【0012】
上記車体7は、本体フレーム10と、この本体フレーム10の下部に設けられかつ縦軸心11周りに旋回自在な複数の旋回体12と、各旋回体12から斜め下方に垂下された支持アーム13と、各支持アーム13の下端に横軸14を介して上下揺動自在に連結された揺動アーム15とで構成されている。上記各車輪6はそれぞれ、上記揺動アーム15の遊端部に設けられた車軸16の左右両端部に取付けられている。
【0013】
上記各シリンダ装置8は支持アーム13と揺動アーム15との間に取付けられている。また、上記本体フレーム10の上面には、荷18を支持する荷支持部19が形成されている。
【0014】
上記誘導センサ4,5は、左前部イと左後部ロとに位置する車輪6の車軸16の前方と後方とにそれぞれ配置されている。上記各誘導センサ4,5の取付け構造を以下に説明する。
【0015】
すなわち、図1,図3,図4に示すように、前後一方の誘導センサ4は、支持アーム13(車体7の一部)に対して一定ストロークSで昇降可能な一方の保持手段21を介して、上記支持アーム13側に設けられている。上記一方の保持手段21は、支持アーム13の下端両側部に設けられた左右一対の筒状の保持部材22と、両保持部材22に挿通された保持軸23と、両保持軸23の上端間に連結されたアングル状の上部連結部材24と、両保持軸23の下端間に連結された下部連結部材25とで構成されている。尚、上記両保持部材22は両保持軸23に対して昇降自在に構成されている。
【0016】
上記下部連結部材25の左右両端部には、路面2に接地可能なキャスター車輪26(輪体の一例)が設けられている。尚、両キャスター車輪26は縦軸心周りに回動して向き変更自在に構成されている。また、一方の誘導センサ4は、上記下部連結部材25に設けられたブラケット27に取付けられている。
【0017】
また、上記支持アーム13には、上記上部連結部材24に下方から当接離間自在なストッパー28が左右一対設けられている。これらストッパー28としては、衝撃を吸収するゴム等の弾性材が用いられている。
【0018】
また、図1,図3,図7に示すように、上記支持アーム13の上端部には取付アーム30が設けられており、この取付アーム30と支持アーム13とは車軸16の前後反対側へ互いに振り分けられて垂下されている。上記他方の誘導センサ5は、上記取付アーム30(車体7の一部)に対して一定ストロークSで昇降可能な他方の保持手段31を介して、上記取付アーム30側に設けられている。上記他方の保持手段31は、上記一方の保持手段21と同様に構成されており、左右一対の保持部材22は上記取付アーム30の下端両側部に設けられている。上記他方の誘導センサ5は他方の保持手段31の下部連結部材25に設けられたブラケット27に取付けられており、上記下部連結部材25には同様に左右一対のキャスター車輪26(輪体の一例)が設けられている。また、取付アーム30にもストッパー28が設けられている。
【0019】
上記各シリンダ装置8のピストンロッド8aを短縮することにより、図12(a)に示すように車体7が下限位置Paまで下降し、上記ピストンロッド8aを伸長することにより、図12(b)に示すように車体7が上限位置Pbまで上昇する。この際、下限位置Paから上限位置Pbまでの高低差をHとする。また、図1に示すように、車体7が下限位置Paまで下降した場合、各キャスター車輪26が路面2に接地して、路面2から誘導センサ4,5までの高さがそれぞれ最小高さAに維持される。また、図2に示すように、車体7が上限位置Pbまで上昇した場合、各キャスター車輪26が路面2から浮き上がって、路面2から誘導センサ4,5までの高さが最大高さBに維持される。尚、上記最小高さAと最大高さBとはそれぞれ誘導センサ4,5の読み取り範囲内に設定されている。
【0020】
また、図4,図7に示すように、上記車体7が下限位置Paにある場合、各ストッパー28から上部連結部材24までの上下間隔は上記一定ストロークSとなる。また、図6,図9に示すように、上記車体7が上限位置Pbにある場合、路面2から各キャスター車輪26までの隙間をCとすると、以下のような関係にある。
C=H−S
A=B−C
また、図5,図8に示すように、上記下限位置Paと上限位置Pbとの間には中途位置Pcが設定されており、この中途位置Pcは下限位置Paから一定ストロークSだけ上方に位置している。
【0021】
尚、上記誘導線3としては、磁石や電線等の被検出体が用いられ、上記各誘導センサ4,5としては、上記磁石や電線から発生する磁気を検出する磁気センサ等が用いられている。また、図12に示すように、上記荷18は左右一対の支持ブロック34上に載置されて路面2上に保管されている。
【0022】
以下、上記構成における作用を説明する。
上記支持ブロック34を介して路面2上に保管されている荷18を無人搬送車1で他の場所まで搬送する場合、図1に示すように、各シリンダ装置8のピストンロッド8aを短縮して、車体7を下限位置Paまで下降させる。これにより、各キャスター車輪26が路面2に接地して、路面2から各誘導センサ4,5までの高さがそれぞれ最小高さAに維持され、各保持部材22が車体7と共に保持軸23に対して下降する。
【0023】
この状態で、無人搬送車1は、各誘導センサ4,5で誘導線3を検出しながら走行し、図12(a)に示すように、上記左右一対の支持ブロック34間に進入して停止する。この場合、車体7は下限位置Paまで下降しているため、荷支持部19は荷18の下方に位置する。
【0024】
その後、図12(b)に示すように、各シリンダ装置8のピストンロッド8aを伸長して、車体7を下限位置Paから上限位置Pbまで上昇させる。これにより、荷18は荷支持部19によって支持ブロック34から持ち上げられて無人搬送車1に移載される。
【0025】
上記車体7が下限位置Paから上限位置Pbまで上昇する際、図4,図5および図7,図8に示すように、下限位置Paから中途位置Pcまでの範囲においては、車体7と共に各保持部材22が各保持軸23に対して上昇するのみで、各保持軸23は上昇せず、したがって、各キャスター車輪26は路面2に接地したままで、路面2から各誘導センサ4,5までが最小高さAに維持されたままの状態となる。
【0026】
そして、図5,図8に示すように、車体7が中途位置Pcに達すると、各ストッパー28が下方から各上部連結部材24に当接する。その後、図5,図6および図8,図9に示すように、車体7が中途位置Pcを経て上限位置Pbまで上昇する際、上記中途位置Pcから上限位置Pbまでの範囲においては、各ストッパー28が下方から各上部連結部材24に当接した状態となるため、車体7と共に各保持部材22と各保持軸23とが一体的に上昇し、したがって、各キャスター車輪26が路面2から隙間Cだけ浮き上がり、路面2から各誘導センサ4,5までが最大高さBになる。
【0027】
その後、図2に示すように、車体7を上限位置Pbに維持した状態で、無人搬送車1は、各誘導センサ4,5で誘導線3を検出しながら走行し、荷18を他の場所へ搬送する。
【0028】
また、荷18を無人搬送車1から支持ブロック34上へ下ろす場合は、上記と逆の手順を行う。すなわち、一対の支持ブロック34間に無人搬送車1を停止させ、各シリンダ装置8のピストンロッド8aを短縮して、車体7を上限位置Pb(図12(b)参照)から下限位置Pa(図12(a)参照)まで下降させる。
【0029】
上記車体7が上限位置Pbから下限位置Paまで下降する際、図5,図6および図8,図9に示すように、上限位置Pbから中途位置Pcまでの範囲においては、各ストッパー28が下方から各上部連結部材24に当接しているため、車体7と共に各保持部材22と各保持軸23とが一体的に下降する。したがって、図5,図8に示すように、各キャスター車輪26が路面2に接地し、路面2から各誘導センサ4,5までが最小高さAになる。
【0030】
その後、図4,図5および図7,図8に示すように、車体7が中途位置Pcを経て下限位置Paまで下降する際、中途位置Pcから下限位置Paまでの範囲においては、各ストッパー28が各上部連結部材24の下方へ離間し、車体7と共に各保持部材22が各保持軸23に対して下降するのみで、上記各保持軸23はこれ以上下降しない。このようにして車体7を上限位置Pbから下限位置Paまで下降させることにより、荷18は無人搬送車1から支持ブロック34上へ下ろされる。
【0031】
上記のように、最小高さAと最大高さBとを各誘導センサ4,5の読み取り範囲内に設定しているため、図1に示すように車体7を下限位置Paまで下降させた状態で無人搬送車1を走行させる場合と、図2に示すように車体7を上限位置Pbまで上昇させた状態で無人搬送車1を走行させる場合との、両方の場合において、各誘導センサ4,5は正しく誘導線3を読み取ることができる。したがって、荷18を荷支持部19で持ち上げたり或いは荷支持部19から下ろす場合、車体7を昇降させ、それ以外の場合(例えば無人搬送車1を通常走行させている場合等)、図2に示すように、車体7を上限位置Pbまで上昇させておくことにより、各キャスター車輪26が路面2から浮き上がるため路面2を転動しない。したがって、振動等が各キャスター車輪26や各誘導センサ4,5等にほとんど作用せず、以って、各誘導センサ4,5やキャスター車輪26等にかかる負担が軽減され、各誘導センサ4,5や各キャスター車輪26の寿命が延長される。
【0032】
尚、各旋回体12を縦軸心11周りに旋回させることにより、各アーム13,15と共に各車輪6が左右方向へ転向して、無人搬送車1が左折走行または右折走行する。この際、各キャスター車輪26がそれぞれ縦軸心周りに左右へ方向転換して追従するため、無人搬送車1の左折走行または右折走行が円滑に行なえる。
【0033】
上記実施の形態では、図11に示すように、一対の誘導センサ4,5をそれぞれ無人搬送車1の左前部イと左後部ロとの2箇所に設けているが、他の箇所に設けてもよく、また、2箇所に限らず、1箇所または3箇所以上設けてもよい。
【0034】
上記実施の形態では、誘導センサ4,5として磁気センサを用いているが、光電センサや近接センサ等を用いてもよい。
上記実施の形態では、輪体の一例としてキャスター車輪26を用いたが、転動自在なローラや球体などを用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、荷を荷支持部で持ち上げたり或いは荷支持部から下ろす場合、車体を昇降させ、それ以外の場合(例えば無人搬送車を通常走行させている場合等)、車体を上昇位置まで上昇させておくことにより、輪体が走行面から浮き上がるため走行面を転動しない。したがって、振動等が輪体や誘導センサにほとんど作用せず、以って、輪体や誘導センサにかかる負担が軽減され、輪体や誘導センサの寿命が延長される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における無人搬送車の誘導センサの取付構造を示す側面図であり、車体を下限位置まで下降した状態を示す。
【図2】同、無人搬送車の誘導センサの取付構造を示す側面図であり、車体を上限位置まで上昇した状態を示す。
【図3】同、無人搬送車の誘導センサの取付構造を示す平面図である。
【図4】図1におけるX−X矢視図である。
【図5】同、無人搬送車の一方の誘導センサの取付構造を示す図であり、車体を中途位置まで昇降した状態を示す。
【図6】図2におけるX−X矢視図である。
【図7】図1におけるY−Y矢視図である。
【図8】同、無人搬送車の他方の誘導センサの取付構造を示す図であり、車体を中途位置まで昇降した状態を示す。
【図9】図2におけるY−Y矢視図である。
【図10】同、無人搬送車の側面図である。
【図11】同、無人搬送車の平面図である。
【図12】同、無人搬送車の正面図であり、(a)は車体を下限位置まで下降した状態を示し、(b)は車体を上限位置まで上昇した状態を示す。
【符号の説明】
1 無人搬送車
2 路面(走行面)
3 誘導線
4,5 誘導センサ
6 車輪
7 車体
8 シリンダ装置(昇降手段)
18 荷
19 荷支持部
21,31 保持手段
22 保持部材
23 保持軸
26 キャスター車輪(輪体)
Pa 下限位置(下降位置)
Pb 上限位置(上昇位置)
Pc 中途位置
A 最小高さ
B 最大高さ
C 隙間
H 高低差
S 一定ストローク

Claims (3)

  1. 走行面に敷設された誘導線を誘導センサで検出しながら走行する無人搬送車であって、
    上記走行面に接地する走行用の車輪と、この車輪に支持される車体と、この車体を上記車輪に対して下降位置と上昇位置との間で昇降させる昇降手段とを有し、
    上記車体に、荷を支持する荷支持部が形成され、
    上記誘導センサは、上記車体に対して一定ストロークで昇降可能な保持手段を介して、上記車体側に設けられ、
    上記保持手段の下部に、上記走行面に接地可能な輪体が設けられ、
    上記車体を下降位置まで下降した場合、上記輪体が走行面に接地して、上記走行面から誘導センサまでの高さが最小高さに維持され、
    上記車体を上昇位置まで上昇した場合、上記輪体が走行面から浮き上がって、上記走行面から誘導センサまでの高さが最大高さに維持され、
    上記最小高さと最大高さとを、上記誘導センサの読み取り範囲内に設定し
    一定ストロークをS、最小高さをA,最大高さをBとし、下降位置から上昇位置までの高低差をHとし、車体が上昇位置まで上昇した場合に生じる走行面から輪体までの隙間をCとすると、
    C=H−S
    A=B−C
    の関係にあることを特徴とする無人搬送車。
  2. 走行面に敷設された誘導線を誘導センサで検出しながら走行する無人搬送車であって、
    上記走行面に接地する走行用の車輪と、この車輪に支持される車体と、この車体を上記車輪に対して下降位置と上昇位置との間で昇降させる昇降手段とを有し、
    上記車体に、荷を支持する荷支持部が形成され、
    上記誘導センサは上記車体に対して一定ストロークで昇降可能な保持手段に設けられ、
    保持手段は、車体側に設けられた筒状の保持部材と、この保持部材に挿通された保持軸とを有し、
    上記保持部材は保持軸に対して昇降自在に構成され、
    保持軸の下部に、上記誘導センサと、走行面に接地可能な輪体とが設けられ、
    上記車体を下降位置まで下降した場合、上記輪体が走行面に接地して、上記走行面から誘導センサまでの高さが最小高さに維持され、
    上記車体を上昇位置まで上昇した場合、上記輪体が走行面から浮き上がって、上記走行面から誘導センサまでの高さが最大高さに維持され、
    上記最小高さと最大高さとを、上記誘導センサの読み取り範囲内に設定し、
    下降位置から一定ストロークだけ上方に中途位置が設定され、
    上記下降位置と中途位置との間において、上記保持部材が保持軸に対して車体と共に昇降し、上記中途位置と上昇位置との間において、上記保持部材と保持軸とが車体と共に昇降するように構成されていることを特徴とする無人搬送車。
  3. 走行面に敷設された誘導線を誘導センサで検出しながら走行する無人搬送車であって、
    上記走行面に接地する走行用の車輪と、この車輪に支持される車体と、この車体を上記車輪に対して下降位置と上昇位置との間で昇降させる昇降手段とを有し、
    上記車体に、荷を支持する荷支持部が形成され、
    上記誘導センサは上記車体に対して一定ストロークで昇降可能な保持手段に設けられ、
    保持手段は、車体側に設けられた筒状の保持部材と、この保持部材に挿通された保持軸とを有し、
    上記保持部材は保持軸に対して昇降自在に構成され、
    保持軸の下部に、上記誘導センサと、走行面に接地可能な輪体とが設けられ、
    上記車体を下降位置まで下降した場合、上記輪体が走行面に接地して、上記走行面から誘導センサまでの高さが最小高さに維持され、
    上記車体を上昇位置まで上昇した場合、上記輪体が走行面から浮き上がって、上記走行面から誘導センサまでの高さが最大高さに維持され、
    上記最小高さと最大高さとを、上記誘導センサの読み取り範囲内に設定し、
    下降位置から一定ストロークだけ上方に中途位置が設定され、
    上記下降位置と中途位置との間において、上記保持部材が保持軸に対して車体と共に昇降し、上記中途位置と上昇位置との間において、上記保持部材と保持軸とが車体と共に昇降するように構成されており、
    一定ストロークをS、最小高さをA,最大高さをBとし、下降位置から上昇位置までの高低差をHとし、車体が上昇位置まで上昇した場合に生じる走行面から輪体までの隙間をCとすると、
    C=H−S
    A=B−C
    の関係にあることを特徴とする無人搬送車。
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