JP4292885B2 - 経営指標計算システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種経営指標を計算する経営指標計算システムおよび方法に関し、特に、企業経営者や経営企画スタッフの業務を支援するために、売上や在庫など日々のサプライチェーンオペレーションの実績や計画情報に基づき、各種経営指標を計算する経営指標計算システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
企業経営は、経営目標の設定、目標に基づく実行計画立案、実行計画の進捗フォロー、目標達成度に基づく対策立案及び次目標の設定という一連のマネジメントサイクルによって統率されている。経営目標の内容は、多くの場合、売上高、利益率など定量的な経営指標に関して目標値を設定することにより明確化される。日々の企業経営においては、設定した経営指標の目標値に対して現状どのくらいのレベルにあるかを常に把握し、目標達成できるように、コントロールしなければならない。
【0003】
そこで、経営指標を計算するために、各企業は財務システム、会計システムなどと称するシステムを構築し、月締め、半年締めなどの単位で実績データを集計し、売上高、利益、在庫回転率などの指標を出している。しかし、これらのシステムでは、元来、財務・会計業務のために構築されたものであり、日々の経営判断に資するものではない。そのため、月や半年などの予め決められたサイクルごとに実績としてしか集計できない。
【0004】
先々の経営目標に対する達成可能性を把握するためには、実績だけでなく、先行的な計画に基づく経営指標の見込み値を計算できる必要がある。そのような機能はしばしばシミュレーション機能として提供され、先々の売上高、利益の計算、損益分岐点分析などによって、将来の企業の経営状態を把握するような企業診断及び経営意思決定支援システムがある。(特許文献1参照)
一方、中、長期的な視点での経営サイクルを考えると、そのときの経営戦略やビジネス環境によって、注目すべき経営指標が変わることがある。しかし、上記のような財務システムや会計システムでは、予め決めた経営指標を計算することしかできず、新たな別の経営指標を計算するためには、新たなプログラムを追加したり、修正したりしなければならない。
【0005】
この点を解決し、計算対象とする経営指標は予め変わりうるものとして、その計算ロジックを自由に追加、変更可能にする技術として、各種指標間の関数関係を数式で表せるようにし、ユーザが画面を通して対話的に指標間の関数式を定義できるシミュレーション方法及びシステムが開示されている。(特許文献2参照)
経営指標について考えると、ある経営指標は別の経営指標を基に派生的に計算されるというように、計算上の親子関係が存在する。例えば、売上高総利益率は、売上高と総利益から計算され、さらに総利益は売上高と売上原価から計算されるというような関係である。ユーザが計算する経営指標を自由に選択できるようにするためには、このような経営指標間の関係を把握しておくことが重要である。なぜなら、ユーザが選択する経営指標は別の経営指標から計算される上位の指標であることもあるし、他の経営指標の計算のために参照されるような中間レベルの指標であることもあるからである。また、ユーザによっては、上位の経営指標とその元となる下位の経営指標の両方を同時に必要とすることもある。 以上のような経営指標の親子関係を把握し、経営指標間の関係を一元的に俯瞰できるような技術が求められていた。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−125962号公報
【特許文献2】
特開平6−290163号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
経営指標の計算に関し、本発明により解決しようとする課題は以下の3点にまとめられる。
(1)1ヵ月、半年など、予め決められたサイクルでしか集計を行わない財務・会計業務などとは別に、経営判断が必要なときに、最新の実績、計画情報に基づき、経営指標の実績と将来の見込み値が計算できるようにすること。
(2)計算対象となる経営指標は時点によって変わりうることを前提とし、ユーザのニーズに応じて計算対象とする経営指標を柔軟に変更できるようにすること。
(3)経営指標間に存在する計算上の親子関係を踏まえて、経営指標とその計算ロジックの選択ができるようにすること。
【0008】
先の特許文献1は、上記(1)の課題に応える技術の一つであるが、計算対象とする経営指標は固定的であり、上記(2)(3)などの課題については考慮されていなかった。
【0009】
特許文献2は、経営指標に限らず、指標間の関数関係をユーザに定義させる技術の一つであるが、上記のような経営指標の特徴に起因する課題(1)〜(3)については考慮されていなかった。
【0010】
本発明は、上記(1)〜(3)の課題を解決するためになされたもので、その目的はサプライチェーンオペレーションなどの実績や計画情報を基に経営指標を計算し、かつ計算対象とする経営指標とそのための計算ロジックをユーザが自由に選択できる技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明による経営指標計算システムは論理的な構成として、売上や在庫などの計画及び実績情報に基づいて経営指標値を計算するために、経営指標計算システムは、経営指標値を計算するための計算手順を定義した計算手順定義層と、経営指標値の計算を実行するための計算実行層とから構成し、前記計算手順定義層として、ユーザが見たい1つ以上の経営指標を計算するために必要な計算ロジックのつながりとして表した経営指標ネットワークと、前記経営指標ネットワークを作成、登録、削除、修正するネットワーク編集機能を有し、前記計算実行層として、個々の経営指標値の計算ロジックの集合である計算ロジックライブラリと、前記経営指標ネットワークを参照して前記計算ロジックを逐次的に実行する計算実行制御機能を有するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明による経営指標計算システムの実施の形態について説明する。
【0013】
本実施の形態では、例えば、メーカにおいて、生産計画や販売計画などの計画データや、受注実績、出荷実績、生産実績、在庫実績などの実績データを基に利益率や棚資回転率など各種経営指標を計算する例を説明する。以下では、例として扱う経営指標やパラメータの詳細が示されるが、本発明による経営指標計算システムはこれらに限らず、より広い種類の経営指標やパラメータを扱うことができる。
【0014】
まず、本実施の形態の説明において使用する言葉を以下のように定義する。
[経営指標]
経営の成果や目標値及び経営状態を定量的に表すための測定項目。本実施の形態では、以下の実施形態で述べる個別の事例に限らず、一般的に考えられる測定項目は全て経営指標として扱う。[KPI(Key Performance Indicator)]
経営指標のうち、会社の戦略目標を定量的に把握するためにユーザ(経営者や経営企画スタッフなど)が指定した経営指標。KPIは上記経営指標の部分集合である。
[計算ロジック]
経営指標を計算するために使うロジックのことで、実態は経営指標値を計算結果として出力するプログラムである。ある経営指標の計算ロジックは別の経営指標を参照して実行される場合がある。また、ある経営指標の計算方法がいくつか考えられる場合には、その経営指標に対して複数の計算ロジックが存在することもある。
[計算ロジックライブラリ]
上記計算ロジックのプログラムの集合。
[経営指標ネットワーク]
経営指標をノード、各ノードの経営指標を計算する計算ロジックとその計算ロジックが参照する経営指標の組合せをアークとし、アークは一方の端点がその計算ロジックによって計算される経営指標のノードとつながり、別の一方の端点はその計算ロジックが参照する経営指標のノードとつなげられたネットワークのこと。経営指標ネットワークは、ユーザが指定したKPIの値を計算する際に使用する計算ロジックを選び、その計算ロジックで参照される経営指標の値を計算する際に使用する計算ロジックを選ぶ、ということを繰り返すことによって定義される。
【0015】
さて、経営指標値の計算においては、以下の点に注意しなければならない。
(1)ある経営指標値は別の他の経営指標値から計算されるというように、経営指標間に親子関係が存在する。
(2)KPI、すなわちユーザが注目する経営指標はユーザによって異なり、それにより、計算すべき経営指標も異なる。また、KPIは経営戦略やビジネス環境によって変わることがある。
これらの点から、経営指標計算システムは、上記のような経営指標間の親子関係を踏まえ、ユーザのニーズに応じて柔軟に計算する経営指標を選択できる機能と構造を備えなければならない。従来は、目的とする経営指標値を計算するために、その都度専用のプログラムを作成してきたため、ユーザが求める経営指標値が変わるとプログラムを新たに作るか、修正しなければならなかった。本実施の形態における経営指標計算システムは、このような従来システムの硬直性を回避するため、経営指標とそれを計算するための計算ロジックを予め用意しておき、ユーザはそれらの経営指標と計算ロジックを自由に選択、組み合わせることによって、所望の経営指標値が計算できるようにする。
【0016】
図1に、本実施の形態における経営指標計算システムが必要とする機能の論理構成を示す。
経営指標計算システムの機能は、論理的分類として、経営指標値を計算する手順を定義した計算手順定義層、経営指標値の計算を実行するための計算実行層、ユーザへの情報提供やユーザからの各種指示を受け付けるユーザビュー層、及びエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)、サプライ・チェーン・プランニング(SCP)、レガシーシステムなどの外部システムからのデータ取込みが必要な場合にインターフェイスとなるデータインターフェイス層に分けられる。
【0017】
計算手順定義層には、経営指標ネットワークと、経営指標ネットワークを作成、登録、削除、修正するネットワーク編集機能が含まれる。また、計算実行層には、個々の経営指標値の計算ロジックの集合である計算ロジックライブラリと、経営指標ネットワークを参照して計算ロジックを逐次的に実行する計算実行制御機能が含まれる。経営指標値を計算した結果の表示や、経営指標ネットワークの編集時のユーザとの対話は、ユーザビュー層に含まれる画面生成・管理機能によって実現される。
【0018】
以上の論理構成において、計算手順定義層と計算実行層を明確に分離していることが特徴である。このような構成により、ユーザが計算したい経営指標や使用する計算ロジックを定義する部分とシステムが計算処理を実行する部分が独立となる。こうすることにより、システムはユーザの定義に依存せず、常に計算ロジックを選び計算処理を行うことができる。
【0019】
図2に、本実施の形態における経営指標計算システムの機能構成の一例を示す。
経営指標計算システム10は、計算対象とする経営指標や使用する計算ロジック、計算ロジックの実行手順などを登録したマスタデータ101と、ユーザの指示に応じて、経営指標や計算ロジックや実行手順を作成、修正、削除、検索し、マスタデータ101に登録したり、変更を加えるマスタデータ編集手段201とを有する。
【0020】
また、計算した経営指標の値を登録した経営指標値データ102と、為替レートや税率などのパラメータを登録したパラメータデータ103と、現在日などを登録してある管理データ104と、マスタデータ101に登録されている経営指標ごとの計算ロジックの集合である計算ロジックライブラリ202と、マスタデータ編集手段201によって編集されたマスタデータ101の実行手順を参照して、ユーザの指示に応じて、計算ロジックライブラリ202に含まれる計算ロジックを逐次的に実行することにより、経営指標値の計算を行って経営指標値データ102に計算結果を登録する計算実行制御手段203と、ユーザの指示に応じてパラメータデータ103に登録されている内容を変更するパラメータ変更手段204と、経営指標値データ102に登録されている内容を変更する経営指標値変更手段205と、経営指標値データ102に登録されている内容を検索する経営指標値検索手段206と、ユーザからの各種指示を受け付けたり、マスタデータ編集手段201や計算実行制御手段203や経営指標値検索手段の実行結果の表示データを生成する画面生成・管理手段207とから構成される。
【0021】
また、生産計画や販売計画などの計画データや、受注実績、出荷実績、生産実績、在庫実績などの実績データなどを外部システムから取込むために、インターフェイスデータ105及び実データ取込み手段208を有している。
ユーザは、経営指標計算システムの外にあるクライアントコンピュータ209を通して、各種データの入力、指示を行う。各種データの入力、指示に基づく処理結果は、画面生成・管理手段207からの各種出力結果の表示により確認することができる。
【0022】
次に図1に示した本発明の論理構成と、図2に示した本発明の機能構成との対応を説明する。
図2の各手段は、図2の網掛け線の枠で示すように、図1の論理構成と以下のように対応する。
まず、マスタデータ101とマスタデータ編集手段201は計算手順定義層に含まれる。また、経営指標値データ102、パラメータデータ103、管理データ104、計算ロジックライブラリ202、計算実行制御手段203、パラメータ変更手段204、経営指標値変更手段205、経営指標値検索手段206は計算実行層に含まれる。また、画面生成・管理手段207はユーザビュー層に、インターフェイスデータ105と実データ取込み手段208はデータインターフェイス層に含まれる。
なお、以上の説明において、経営指標値データやパラメータデータや管理データとして示した内容は本実施の形態における一例として示したものであり、この範囲に限るものではない。
【0023】
次に、経営指標計算システム10の処理概要について図3ないし図7を用いて説明する。
【0024】
まず、図3に、経営指標計算システムに関するユースケースを示す。経営指標計算システムのユーザは経営者や経営企画スタッフなどであり、ユーザが所望する経営指標値を計算するためには、まず発明の実施の形態の冒頭で説明をした経営指標ネットワークを作成・登録する必要がある(ユースケース1)。これに付随して、ユーザは登録した経営指標ネットワークを検索したり(ユースケース2)、削除したり(ユースケース3)する。また、経営指標ネットワークを登録すると、その内容に応じて経営指標値の計算を実行させることができる(ユースケース4)。そして、計算結果を確認したり(ユースケース5)、パラメータを変えて経営指標値のシミュレーションをすることができる(ユースケース6)。このように、経営指標計算システムでは、経営指標ネットワークの作成が必須である。
【0025】
経営指標ネットワークに関する情報は、図2のマスタデータ101に登録される。
図4にマスタデータの内容を示す。本実施の形態ではマスターデータは6つある。
まず、図4(a)ユーザマスタは、経営指標計算システムにアクセスするユーザの属性及び認証データを持っている。一方、経営指標計算において重要な経営指標ネットワークに関する情報は、図4(b)の経営指標マスタ、図4(c)計算ロジックマスタ、図4(d)経営指標ネットワークマスタ、図4(e)のネットワーク構造定義、図4(f)の計算ロジック構造定義に登録されたデータを複合的に参照することによって読み出すことができる。
【0026】
経営指標ネットワークとマスタデータとの対応関係を図5を用いて説明する。図5に示す経営指標ネットワークでは、ユーザが求める経営指標は経営指標1である。この経営指標1の値を計算するために、経営指標2及び経営指標3を参照して計算ロジック1を使うことを示している。またさらに、経営指標2は、経営指標4を参照して計算ロジック2により計算され、経営指標3は、経営指標5及び経営指標6を参照して計算ロジック3により計算されるという関係にある。このように、経営指標ネットワークは、経営指標とその計算のために用いる計算ロジックとの関係を持つものである。経営指標計算システムの各マスタデータは、図5に示すように経営指標ネットワークの各部分に対応している。
【0027】
まず、図4(b)の経営指標マスタと図4(c)の計算ロジックマスタにはシステムが対応できる経営指標と計算ロジックの一覧が登録されている。ユーザは、経営指標マスタと計算ロジックマスタに登録されている経営指標と計算ロジックを選択、組み合わせることによって経営指標ネットワークを作成できる。図4(d)の経営指標ネットワークマスタは、ユーザが作成した経営指標ネットワークを識別するためのマスタである。図4(e)のネットワーク構造定義は、経営指標ネットワークの経営指標とその計算に使用する計算ロジックをペアとして保持するマスタである。また、図4(f)の計算ロジック構造定義は、各計算ロジックがどのような経営指標を参照するかを示すマスタである。
【0028】
以上に説明したマスタデータの構成や形式は、経営指標ネットワークの情報を登録するために適している。しかしこの構成や形式に限らず、本発明の目的を達するためには、経営指標計算システムは別の構成や形式で同じ情報を持つことも可能である。
【0029】
一方、計算結果として得られる経営指標値は、図2の経営指標値データ102に登録される。経営指標値は時系列的に管理することが普通であるので、時点ごとに経営指標値を登録できるようにする必要がある。本実施の形態における経営指標計算システムの経営指標値データの例を図6(a)(売上高の例)及び図6(b)(営業損益の例)に示す。経営指標値データの形式は、外貨ベースの値を扱うかどうかによって異なる。売上高、在庫高、販売管理費、営業外損益など発生する地域によって外貨ベースでの計算が必要な経営指標値の場合には、図6(a)のように通貨を識別し、外貨ベースの指標値と邦貨ベースの指標値を登録する。一方、二次的に計算される経営指標で邦貨ベースだけで計算すれば良いものは、図6(b)のような形式が使われる。いずれも、その経営指標値を管理するユーザの識別、製品ファミリや部門など経営指標値の集計単位の識別、経営指標値が計画値なのか、実績値なのか、予算などの目標値なのかの識別ができるようになっている。
【0030】
また、経営指標値の計算の際に参照される各種パラメータは図2のパラメータデータ103に登録されている。図6(c)に、為替レート、税率、WACCを例としてパラメータデータの形式を示す。
【0031】
以下、図3に示した各ユースケースごとに処理内容を説明する。
[ユースケース1〜3:経営指標ネットワークの作成・登録、検索、削除]
図7は、経営指標計算システムを使って経営指標ネットワークの編集(作成・登録、検索、削除)を行う際の各手段の処理シーケンスを示している。経営指標ネットワークの編集の際には、ユーザがクライアントコンピュータを通して伝えてきた各種指示を画面生成・管理手段が受け付け、指示内容をマスタデータ編集手段に渡し、マスタデータ編集手段がそれぞれの指示に対応した処理を行って結果を返す。
【0032】
以下、本ユースケースにおけるシステムの動作について説明する。
図8は、本ユースケースにおいて、ユーザが経営指標計算システムを使う場合の画面の遷移関係を表している。 まず、ユーザはログイン画面に対して、ユーザID、パスワードを入力し、ボタン「KPI−NW Editor」を押す。経営指標計算システムは、ユーザデータに登録しているユーザID、パスワードと照合する。システムにより。ユーザIDが認証されると、経営指標ネットワークマスタからそのユーザIDを持つレコードの経営指標ネットワークID、経営指標ネットワーク名を検索し、図9に示す画面を表示する。図9の画面には、そのユーザが管理する経営指標ネットワークの一覧と、新たに作成する場合の経営指標ネットワークIDが示されている。本画面において、ユーザは編集対象とする経営指標ネットワークに対応するラジオボタンをチェックし、ボタン「OK」を押すことによって選択する。
【0033】
経営指標ネットワークが選択されると、システムは経営指標マスタに登録されている経営指標を検索し、図10のように計算可能な経営指標の一覧として表示する。図10の画面では、ユーザが過去に登録した経営指標ネットワークを選択しており、その経営指標ネットワークに使われている経営指標には「Used」の欄に使用済みであることを示している。もし、ユーザが新たな経営指標ネットワークを作成する場合には、「Used」の欄には何も表示されない。
【0034】
図10の画面において、ユーザは計算したい経営指標を任意に選択できる。その場合には、計算対象とする経営指標IDに対応するラジオボタンをチェックし、ボタン「Select」を押せばよい。また、本画面では、その経営指標ネットワークですでに使用されている経営指標を使わないようにするために、その経営指標IDに対応するラジオボタンをチェックし、ボタン「Invalidate」を押し、ネットワーク構造定義からその経営指標IDを含むレコードを削除することもできる。
【0035】
図10の画面において、計算対象とする経営指標が選択されると、システムは計算ロジックマスタからその経営指標を持つレコードのロジックID、ロジック説明を検索し、図11に示すような画面を表示する。図11では、EVAという経営指標を計算するロジックとしてL001とL002というロジックIDを持つ二つの計算ロジックがあることを示している。ユーザはこの中から、ロジックIDに対応するラジオボタンをチェックし、ボタン「Select」を押すことによって、その経営指標の計算に使う計算ロジックを選択することができる。
【0036】
図11の画面において、使用する計算ロジックが選択されると、計算ロジック構造定義からその計算ロジックの参照経営指標を検索し、図12に示すように、経営指標と参照経営指標の関係を階層的に表示する。図12では、例えば、EVAという経営指標はNOPATと投下資本額から計算され、さらにNOPATは営業損益から計算されるという親子関係を示している。また、図12の画面において、参照経営指標に対応するラジオボタンをチェックし、ボタン「Select」を押すことにより、計算ロジックマスタからその経営指標を持つレコードのロジックID、ロジック説明を検索し、図11に示す画面を再度表示する。ユーザは、図11と図12の画面を交互に操作することによって、経営指標ネットワークの構造を定義できる。
【0037】
最終的に、ユーザが全ての経営指標(参照経営指標)の計算ロジックを選択し終わったら、図12の画面のボタン「Save」を押すことによって、その経営指標ネットワークの保存作業に進むことができる。図12の画面のボタン「Save」が押されると、経営指標計算システムは確認画面を表示する。ユーザが確認画面のボタン「Yes」を押すと、その経営指標ネットワークにおける各計算ロジックの計算手順を定義する処理を行うために、さらに確認画面を表示し、ユーザの意思を確認する。ユーザがボタン「Yes」を押すと、システムのマスタデータ編集手段は計算手順設定処理を実行し、処理が終わると登録確認画面を表示する。ユーザがボタン「Yes」を押すことにより、経営指標ネットワークの作成が完了したことになり、システムはこの経営指標ネットワークの情報を、経営指標ネットワークマスタ、ネットワーク構造定義に登録する。
【0038】
次に、上記ユースケースにおけるマスターデータ編集手段による計算手順設定処理について説明する。
[計算手順設定処理]
上記ユースケースの説明におけるマスタデータ編集手段による計算手順設定処理は、以下のように行われる。
(1)変数nに対し、n←−1とセット。
(2)ネットワーク構造定義から、当該経営指標ネットワークのネットワークIDを持つレコードの経営指標ID、ロジックID、を全て読み出し、計算手順を−1にセット。
(3)計算ロジック構造定義から、(2)で読み出したロジックIDを持つレコードの参照経営指標を全て読み出す。
(4)上記(2)で読み出した経営指標IDのうち、(3)で読み出した参照経営指標IDの中に含まれないものを全て選択し、それらを計算手順設定対象経営指標とする。
(5)n←n+1とセット。
(6)ネットワーク構造定義から、当該ネットワークIDと計算手順設定対象経営指標の経営指標IDを持つレコードを読み出し、そのレコードの計算手順にnをセット。もし、該当するレコードが1件も無い場合は(9)に進む。
(7)ネットワーク構造定義から、当該ネットワークIDを持ち、計算手順=nであるレコードのロジックIDを読み出す。
(8)計算ロジック構造定義から、(7)で読み出したロジックIDを持つレコードの参照経営指標を全て読み出し、それらを計算手順設定対象経営指標とし、(5)に戻る。もし、該当するレコードが1件も無い場合は(9)に進む。
(9)計算手順設定処理を終了。
以上の処理により、例えば、図13に示すように、経営指標ネットワークの各経営指標の計算手順が付けられる。但し、実際に計算ロジックを実行する際は、計算手順の値が大きいものから順に行う。
【0039】
さて、経営指標計算システムに登録されている経営指標ネットワークを検索する場合には、例えば、図9の画面のリンク「Search Network」を押すことによって、経営指標ネットワーク検索画面が表示される。経営指標ネットワーク検索画面において、ユーザが見たい経営指標ネットワークIDに対応するラジオボタンをチェックし、ボタン「OK」を押せば、図14のような画面により、検索した経営指標ネットワークに含まれる経営指標を階層的に表示する。
【0040】
また、経営指標計算システムに登録されている経営指標ネットワークを削除する場合には、例えば、図9の画面のリンク「Delete Network」を押すことによって、経営指標ネットワーク削除画面が表示される。経営指標ネットワーク削除画面において、ユーザが削除したい経営指標ネットワークIDに対応するラジオボタンをチェックし、ボタン「OK」を押すと、システムは確認画面を表示する。ユーザは、確認画面においてボタン「Yes」を押すことにより、経営指標ネットワークの削除を指示でき、システムは経営指標ネットワークマスタ、ネットワーク構造定義からその経営指標ネットワークIDを持つレコードを削除する。
【0041】
次に、経営指標計算システムを使った経営指標値を計算処理について説明する。
[ユースケース4、5:経営指標値の計算及び経営指標値の確認]
図15に、経営指標計算システムを使って経営指標値を計算する際の各手段の処理シーケンスを示す。
【0042】
経営指標値の計算のために、システムは予め実データ取込み手段により、外部システムとのインターフェイスデータから実データを取り込んでおく。その際、経営指標計算システムの各データ形式に適合するように、データの編集、加工を行う。実データ取込み手段の処理は、定期的なバッチ処理であっても良いし、ユーザやシステム管理者が直接処理を指示する方法でも良い。
【0043】
経営指標値の計算の際には、ユーザがクライアントコンピュータを通して伝えてきた計算実行の指示を画面生成・管理手段が受け付け、指示内容を計算実行制御手段に渡す。計算実行制御手段は、マスタデータのネットワーク構造定義を参照して、その計算手順に従い、計算ロジックライブラリにある計算ロジックプログラムを順次実行していく。実行すべき計算ロジックプログラムの処理が全て終了したら、計算実行制御手段は終了通知を返す。
【0044】
以上の結果、計算された経営指標値を確認する場合には、ユーザがクライアントコンピュータを通して伝えてきた経営指標値検索の指示を画面生成・管理手段が受け付け、検索指示内容を経営指標値検索手段に渡す。経営指標値検索手段は、マスタデータのネットワーク構造定義を参照して、当該ユーザが関連する経営指標ネットワークや当該経営指標ネットワークに含まれる経営指標を提示し、ユーザからの各種検索指示に応じて、経営指標値データから対話的に値を検索し、検索結果を返す。画面生成・管理手段は、ユーザからの指示に応じて、グラフや表などの形式で当該検索結果の表示データを作成し、クライアントコンピュータに渡す。
【0045】
実際の経営指標値の計算では、ユーザは例えば、図9の画面のリンク「Calculation」を押すことによって計算の実行を指示できる。ユーザがリンク「Calculation」を押すと、システムは経営指標値計算画面を表示する。本画面において、ユーザが計算を実行したい経営指標ネットワークIDに対応するラジオボタンをチェックし、ボタン「OK」を押すと、システムは確認画面を表示する。この確認画面においてユーザがボタン「Yes」を押すことにより、経営指標ネットワークの各経営指標の値の計算が実行される。計算する経営指標の順序は、図13に示したように、値の大きい計算手順が付けられている部分から計算される。実際にシステムが計算を実行する際には、計算実行制御手段が、ネットワーク構造定義から当該経営指標ネットワークIDを持つレコードを抽出し、計算手順の値が大きいものから選んで、レコードのロジックIDに対応する計算ロジックプログラムを計算ロジックライブラリから順次読み出して実行する。
【0046】
本実施の形態における経営指標計算システムで実行される計算ロジックには、例えば表1のようなものがある。同じ経営指標に対する計算ロジックであっても、その計算処理の内容や参照する経営指標の違いによって、複数のバリエーションが存在することもある。
【0047】
【表1】
Figure 0004292885
【0048】
ユーザが経営指標値の計算結果を確認する場合には、図16に示すような画面遷移関係に従う。
まず、ログイン画面において、ユーザID、パスワードを入力し、ボタン「KPI Viewer」を押す。経営指標計算システムは、ユーザデータに登録しているユーザID、パスワードと照合する。システムにより入力されたユーザIDが認証されると、初期画面が表示される。経営指標値を確認するためには、ユーザが見たい経営指標ネットワークを選択する必要がある。初期画面においてリンク「Load Network」を押すと経営指標ネットワーク選択画面が表示される。この経営指標ネットワーク選択画面において、ユーザが経営指標ネットワークのリンクを押すと、システムはネットワーク構造定義からその経営指標ネットワークIDを持つレコードを検索する。そして計算手順の値が0であるレコードの経営指標を抽出して経営指標抽出結果の画面を表示する。経営指標抽出結果表示画面に表示される経営指標は、経営指標ネットワークの最上位端のノードの経営指標であり、経営指標計算システムによる計算の最終結果として得られる経営指標である。
これらの経営指標の実際の値を見るためには、対象とする時点を選択する必要がある。そのために、ユーザが経営指標抽出結果表示画面のリンク「SelectTerm」を押すと、対象期間選択ウィンドウが表示され、対象期間を選ぶことができる。対象期間の候補は、図2の管理データ104に含まれる期設定データや現在日設定データを参照して表示される。ユーザが、希望する対象期間のリンクを押すと図17に示すように、その期間の間の各経営指標の値が表示される。その際、システムは経営指標値データにある経営指標値のテーブルから、経営指標の計算をしようとしているユーザのユーザIDを持ち、年月が選択された期間に含まれるレコードを読み出し、その経営指標値を基に表示する。ここで画面に表示する値には、売上高や在庫高などのように経営指標値が総計として表される経営指標の場合は選択された期間中の集計値を、在庫高や売上高総利益率などのように経営指標値が瞬間値として表される経営指標の場合は選択された期間末時点の値を用いる。本画面では、予算などの目標値として「Budget」、計画及び実績値として「Result&Prospect」の欄を設け、それぞれ経営指標値のテーブルの区分により識別して表示する。また、「Achivement」の欄に表示される値は、「Result&Prospect」の値が「Budget」に対してどのくらい達成しているかを表している。
図17の画面において、ユーザは経営指標または経営指標に隣接する+記号を押すことによって、当該経営指標の計算のために参照される経営指標をブレイクダウンして辿ることができ、システムは図18に示すように経営指標の親子関係を階層的に表示する。この際、システムは各経営指標ごとに、経営指標値データにある経営指標値のテーブルから、経営指標の計算をしようとしているそのユーザのユーザIDを持ち、年月が選択された期間に含まれるレコードを読み出し、その経営指標値を基に表示する。
【0049】
さらに、経営指標値をグラフ形式にて見たい場合には、図18のGraphエリアより、見たい経営指標のリンクを押すことにより、例えば図19に示すようなグラフが表示される。
【0050】
次に、経営指標値のシミュレーション処理について説明する。
[ユースケース6、5:経営指標値のシミュレーション及び経営指標値の確認]図20に、為替レートなどのパラメータを変更したり、経営指標値を部分的に変更したりした際に、経営指標ネットワークに含まれる各経営指標の値がどのように変わるかをシミュレーションする際の各手段の処理シーケンスを示す。
【0051】
経営指標値のシミュレーションをする際には、ユーザがクライアントコンピュータを通して伝えてきたパラメータや経営指標値の変更指示及び変更データを画面生成・管理手段が受け付け、変更内容をパラメータ変更手段や経営指標値変更手段に渡す。パラメータ変更手段や経営指標値変更手段は、それぞれ該当するテーブルのデータを書き換える。その後、ユーザからの指示に従い、画面生成・管理手段は計算実行制御手段に、ユーザが指示した経営指標ネットワークの各経営指標値を再計算するよう起動を指示する。計算実行制御手段は、マスタデータのネットワーク構造定義を参照して、その計算手順に従い、計算ロジックライブラリにある計算ロジックプログラムを順次実行していく。実行すべき計算ロジックプログラムの処理が全て終了したら、計算実行制御手段は終了通知を返す。これにより、ユーザが変更したパラメータや経営指標値を反映して、経営指標ネットワークに含まれる各経営指標の値が書き換わる。
【0052】
以上のシミュレーションの結果、得られた経営指標値を確認する場合には、ユースケース5における各手段の処理と同様にシステムが動作する。
【0053】
上記シミュレーションの際のパラメータや経営指標値の変更は、図16の画面遷移関係に従い、以下のように行われる。
【0054】
まず、パラメータを変更するためには、例えば、ユーザは図18の画面のScenarioエリアにあるパラメータのリンクを押す。これにより、システムは、図2のパラメータデータ103のうち当該パラメータのテーブルを参照して、図21に示すような画面を表示する(為替レートの例)。図21の画面において、ユーザはパラメータの値を直接書き換えることができる。
【0055】
また、経営指標値を変更するためには、例えば、ユーザは図18の画面の「Result&Prospect」の欄の値を押す。これにより、システムは、図2の経営指標値データ102のうち当該経営指標値のテーブルを参照して、図22に示すような画面を表示する(売上高の例)。図22の画面において、ユーザはパラメータの値を直接書き換えることができる。
【0056】
以上のようなパラメータや経営指標値の変更を踏まえ、シミュレーションを実行するには、例えば、ユーザは図18の画面のリンク「Simulation」を押せばよい。これにより、図20に示したシーケンスに従い、計算実行制御手段と計算ロジックライブラリに含まれる計算ロジックプログラムが実行され、当該経営指標ネットワークの各経営指標の値が書き換えられる。
【0057】
最後に、図23に、本発明による経営指標計算システムのハードウエア・ソフトウエア構成の一例を示す。
【0058】
図2の経営指標計算システム10を実装する経営指標計算用コンピュータ1は、システムの動作に必要な種々の演算・命令を行うCPU(Central Processing Unit)11と、OS(Operating System)、経営指標計算システムの動作内容を記述した経営指標計算プログラムやWWW(World Wide Web)などのネットワークを介した情報のやりとりを司る公開用サーバプログラムなどのアプリケーションプログラム、並びに各プログラムに必要となるデータを記憶するメモリ12と、必要に応じてネットワークを介した外部との接続や通信を制御する通信制御部13とを備えている。また、補助記憶装置14を本体10に接続することにより、メモリ12に記憶するOS、プログラムおよびデータを補助記憶装置14に記憶させることもできる。また、ユーザが使うクライアントコンピュータ15は経営指標計算用コンピュータ1の外部に置かれ、経営指標計算用コンピュータ1の通信制御部13を介してネットワークによって接続され、経営指標計算用コンピュータ1と通信できる。
【0059】
以上のハードウエア・ソフトウエア構成において、図2に示した機能構成は、図23の構成部分に以下のように対応する。
【0060】
マスタデータ101、経営指標値データ102、パラメータデータ103、管理データ104、インターフェイスデータ105は、他のブロックが処理を実行する際には、主としてメモリ12に格納され、その一方、膨大なデータを記憶する際や固定的に記憶する際には、補助記憶装置14に格納される。
【0061】
マスタデータ編集手段201、計算ロジックライブラリ202、計算実行制御手段203、パラメータ変更手段204、経営指標値変更手段205、経営指標値検索手段206、画面生成・管理手段207の各機能は、メモリ12に記憶されているOSや経営指標計算プログラムや公開用サーバプログラムおよびこれらを制御するCPU11の相互作用によってそれぞれ実現され、その際、メモリ12や補助記憶装置14に記憶されている各種データが参照されたり、更新されたりする。また、上記各手段がクライアントコンピュータ15との通信を必要とする際には、通信制御部13によってその機能が実現される。
【0062】
実データ取込み手段208の機能は、メモリ12に記憶されているOSや経営指標計算プログラムや公開用サーバプログラムおよびこれらを制御するCPU11の相互作用によってそれぞれ実現され、その際、メモリ12や補助記憶装置14に記憶されている各種データが参照されたり、更新されたりする。
【0063】
本発明の経営指標計算システムの製品形態の一例としては、ソフトウェアで実現し、記録媒体等に格納してユーザに提供する形態、そのソフトウェアを電気通信回線を介してユーザに提供する形態等が考えられる。
【0064】
【発明の効果】
本発明による経営指標計算システムにより、最新の実績や計画情報に基づいた経営指標の計算を可能とし、かつ計算対象とする経営指標と使用する計算ロジックを柔軟に変更することができるようになるため、経営戦略やビジネス環境の変化に応じた柔軟な経営指標の見直し、及び迅速、的確な経営判断を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による経営指標計算システムの論理構成の一例を説明する図である。
【図2】本発明による経営指標計算システムの機能構成の一例を説明する図である。
【図3】経営指標計算システムに関するユースケースを説明する図である。
【図4】マスターデータの内容を説明する図である。
【図5】経営指標ネットワークの一例を説明する図である。
【図6】経営指標値データの内容を説明する図である。
【図7】経営指標ネットワークの編集処理のシーケンスを説明する図である。
【図8】経営指標ネットワークの編集処理の画面遷移関係を説明する図。
【図9】画面表示例を示す図である。
【図10】画面表示例を示す図である。
【図11】画面表示例を示す図である。
【図12】画面表示例を示す図である。
【図13】ある経営指標ネットワークの各経営指標の計算手順の一例を説明する図である。
【図14】画面表示例を示す図である。
【図15】経営指標値計算処理のシーケンスを示す図である。
【図16】経営指標値の計算結果の確認処理の画面遷移を説明する図である、。
【図17】画面表示例を示す図である。
【図18】画面表示例を示す図である。
【図19】画面表示例を示す図である。
【図20】経営指標値のシミュレーション処理のシーケンスを示す図である。
【図21】画面表示例を示す図である。
【図22】画面表示例を示す図である。
【図23】本発明による経営指標計算システムのハードウェア・ソフトウェア構成の一実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 経営指標計算用コンピュータ
11 CPU
12 メモリ
13 通信制御部
14 補助記憶装置
15 クライアントコンピュータ
10 経営指標計算システム
101 マスタデータ
102 経営指標値データ
103 パラメータデータ
104 管理データ
105 インターフェイスデータ
201 マスタデータ編集手段
202 計算ロジックライブラリ
203 計算実行制御手段
204 パラメータ変更手段
205 経営指標値変更手段
206 経営指標値検索手段
207 画面生成・管理手段
208 実データ取込み手段

Claims (1)

  1. ユーザが選択する経営指標を計算する際に参照される他の経営指標も含めた親子関係を一元的に俯瞰可能として、計画および実績情報に基づいて経営指標値を計算する経営指標計算システムであって、
    システムが対応できる複数の経営指標と、該経営指標毎の計算ロジック、および各計算ロジックが参照する経営指標情報を事前に登録すると共に、およびユーザが計算に先立って作成した、計算を望む経営指標値を計算するために参照する他の経営指標値の計算ロジックの実行順序を表わす経営指標ネットワーク情報を登録するマスタデータ記憶部と、
    少なくとも経営指標値を管理するユーザ識別、集計単位、経営指標値、区分情報のデータ項目より成る経営指標値データを登録する経営指標値データ記憶部と、
    少なくとも為替レート、税率を含むパラメータを登録したパラメータデータ記憶部と
    外部システムからインターフェースを介して計画データ、実績データを取り込み、定期的に、またはユーザからの指示によって、経営指標値データを更新する実データ取込み手段と
    画面上に前記マスタデータ記憶部から読み出した既登録の経営指標のメニューを表示して、ユーザの選択を受け付け、ユーザが選択した経営指標を計算する計算ロジックの候補を画面に表示して、ユーザの選択を受付け、ユーザが選択した計算ロジックが参照する経営指標を階層的に表示して、ユーザによる各参照経営指標の選択の受付け、計算ロジック候補の表示、ユーザによる計算ロジックの選択の受付け処理を繰り返して、経営指標ネットワーク構造を確定して、その情報を前記マスタデータ記憶部に登録する経営指標ネットワークの作成処理、および修正、削除、検索処理を実行するマスタデータ編集手段と、
    前記計算ロジックのプログラムの集合である計算ロジックライブラリと、
    前記マスタデータ編集手段によって編集された前記経営指標ネットワーク情報を参照して、前記計算ロジックライブラリに含まれる計算ロジックプログラムを逐次的に読み出して、前記パラメータデータ記憶部よりパラメータを参照して実行することにより、経営指標値の計算を行って前記経営指標値データに計算結果を登録する計算実行制御手段と、
    ユーザからの各種指示を受け付け、前記マスタデータ編集手段や前記計算実行制御手段の実行結果、および前記実データ取込み手段が取込んだ実績データの表示データを生成する画面生成・管理手段とから構成される経営指標計算システム。
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