JP4289398B2 - シール一体型膜電極接合体 - Google Patents

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Description

この発明は、燃料電池に関する。
燃料電池は通常、膜電極接合体(MEA;Membrane Electrode Assembly)のアノード電極及びカソード電極にそれぞれ燃料ガス及び酸化ガス(反応ガス)が供給されてその電気化学反応(燃料電池反応)によって発電する。膜電極接合体は、セパレータによって挟持され、セパレータ及びセパレータと各電極との間には反応ガスを供給するためのガス流路が設けられる。これまで、そうしたガス流路を有する燃料電池に関する種々の技術が提案されてきた(特許文献1等)。
特開2006−216492 特開2000−133290 特開2006−164764 特開2005−197150
ところで、一般に、燃料電池に供給される燃料ガスと酸化ガスとはそれぞれ、供給量や圧力などが異なる。例えば、燃料ガスとして水素を供給し、酸化ガスとして空気を供給する燃料電池においては、一般に空気中の酸素濃度が約2割程度であるため、水素と酸素との反応量を考慮すると、空気の供給量を水素より多くすることが望ましい。従って、燃料電池の発電効率を向上するためには、カソード電極側に設けられるガス流路(カソードガス流路)の圧力損失を、アノード電極側に設けられるガス流路(アノードガス流路)の圧力損失より小さくできる構成を採用することが好ましい。しかし、これまでこうした問題に対して十分な工夫がなされてこなかったのが実情であった。
本発明は、カソード電極側に設けられるガス流路の圧力損失を、アノード電極側に設けられるガス流路の圧力損失より小さくできる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、外周縁にシールガスケットが成形された膜電極接合体であって、前記膜電極接合体が外部からの力を受けていない状態において、前記膜電極接合体の発電部位における厚み方向の第1の中心が、前記シールガスケットにおける厚み方向の第2の中心から前記膜電極接合体のアノード電極側にオフセットされていることを特徴とする。
この構成によれば、膜電極接合体の厚み方向の中心がオフセットされた分だけ、アノード電極側に設けられるガス流路の断面積が減少され、カソード電極側に設けられるガス流路の断面積を増加させることができる。従って、そのオフセット量に応じて変化したガス流路の断面積に応じて圧力損失を調整することができる。
前記膜電極接合体がセパレータによって挟持された状態においても、前記第1の中心が、前記第2の中心から前記膜電極接合体のアノード電極側にオフセットされているものとしても良い。
前記シールガスケットのアノード電極側の第1の面とカソード電極側の第2の面には流体をシールするための第1と第2のシールラインがそれぞれ形成されており、前記第1と第2のシールラインは、前記第2の中心を挟んで対向する位置に設けられているものとしても良い。
この構成によれば、シールラインが押圧されたときに、当該シールラインは、第2の中心を挟んで対向する位置に設けられたシールラインによって支持されるため、シールラインのシール性を向上することができる。
前記第1と第2のシールラインは前記シールガスケットが突起した第1と第2のリップ部によって形成されており、前記第1のリップ部と前記第2のリップ部とは高さが同じであるものとしても良い。
この構成によれば、膜電極接合体の厚み方向の中心がオフセットされた構成であっても、リップ部が受ける圧力がアノード電極側とカソード電極側とで偏ることを防止でき、さらにシール性を向上することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、上記膜電極接合体がセパレータによって挟持された燃料電池であって、前記膜電極接合体のアノード電極及びカソード電極と前記セパレータとの間にはガス流路を形成するための第1と第2のガス流路体がそれぞれ配置され、前記アノード電極側に配置された前記第1のガス流路体の厚みが、前記カソード電極側に配置された前記第2のガス流路体の厚みより薄いものとしても良い。
この構成によれば、燃料電池のカソード電極側のガス流路の圧力損失がアノード電極側のガス流路の圧力損失より小さくすることができる。従って、燃料電池の発電効率を向上することができる。
前記ガス流路体は多孔体であるものとしても良い。
前記第1と第2のガス流路体は、山部と谷部が交互に第1の方向に連続する複波板部を、前記山部と谷部の振幅方向と前記第1の方向とに交差する第2の方向に向かって複数連結した構成であるとともに、前記複数の波板部のうちの互いに隣接する2枚の波板部の間を、一方側の波板部の谷部が他方側の波板部の山部と連なるように連結して、当該谷部と山部との連結面によって段上の網目を形成した構成であり、前記複数の波板部のそれぞれは、該波板部の面方向を、前記膜電極接合体の電極面に対して所定の角度で傾斜させた構成であるものとしても良い。
この構成によれば、反応ガスは、ガス流路形成部材の複数の波板部により形成される流路を通って、電極の面に供給される。特に、複数の波板部のそれぞれが、面方向を、電極の面に対して所定の角度で傾斜させた構成となっていることから、反応ガスは、波板部の面に沿って、電極の面直方向の成分を少なくとも含む方向へ流れる。また、一方側の波板部の谷部と他方側の波板部の山部とから構成される連結面によって、流路形成部材の網目(貫通孔)が形成されていることから、電極の面直方向へのガスの流通性をより高めることができる。一方、波板部は、山部と谷部が交互に連続した構成であることから、反応ガスは谷部側にも逃れ、電極の面方向のガスの流れを損ねるようなこともない。したがって、電極の面方向に加え、電極の面直方向へも反応ガスを十分に送ることができることから、反応ガスの拡散効率を十分に高めることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池、その燃料電池を備えた燃料電池システム、その燃料電池システムを搭載した車両等の形態で実現することができる。
A.第1実施例:
図1(A)は、本発明の一実施例として燃料電池スタックの構成を示す概略図である。この燃料電池スタック10は、燃料ガスと酸化ガスの供給を受けて、その電気化学反応(燃料電池反応)によって発電する固体高分子型燃料電池である。具体的には、燃料ガスとして水素が供給され、酸化ガスとして酸素を含有する高圧空気が供給される。なお、燃料電池スタックとしては、固体高分子型燃料電池でなくとも良く、任意の種々のタイプの燃料電池に本発明を適用することが可能である。
燃料電池スタック10は、複数のシール一体型膜電極接合体20(後述)がセパレータSP(後述)によって挟持された状態で積層された積層体11を備えている。積層体11は、締結部材13によって荷重を受けて、2枚のエンドプレート12に挟持されている。
図1(B)は、1つのシール一体型膜電極接合体20と、それを挟持する2つのセパレータSPを示す概略図である。このセパレータSPは、アノードプレートSPa及びカソードプレートSPcを備え、また、それらに挟持された中間プレートSPiを備える3層式セパレータである。アノードプレートSPaは、シール一体型膜電極接合体20のアノード電極層側に接し、カソードプレートSPcは、シール一体型膜電極接合体20のカソード電極層側に接している。セパレータSPは、カーボンや金属などの導電性部材によって構成することができる。
図2は、シール一体型膜電極接合体20のアノード電極側の面を示す概略図である。なお、シール一体型膜電極接合体20のカソード電極側は、アノード電極側と同様の構成であるため図示は省略する。
このシール一体型膜電極接合体20は、燃料電池反応が行われる発電部21と、その外周縁に設けられたシールガスケット22とを有する略長方形の部材である。シールガスケット22には、水素、空気、冷媒などの供給及び排出を行うための貫通孔であるマニホールド孔M1〜M6が設けられている。具体的には以下の構成となる。
マニホールド孔M1は水素の供給を担い、マニホールド孔M2は反応に供されることのなかった水素を含むアノード排ガスの排出を担う。マニホールド孔M3は空気の供給を担い、マニホールド孔M4は反応に供されることのなかった酸素や、反応によって生成した水分などを含むカソード排ガスの排出を担う。マニホールド孔M5、M6はそれぞれ、発電によって生じた燃料電池スタック10の熱を冷却するための冷媒(水)の供給、排出を担う。
水素供給用マニホールド孔M1及び冷媒供給用マニホールド孔M5は、水素排出用マニホールド孔M2及び冷媒排出用マニホールド孔M6と、発電部21を挟んで対向する位置に、シール一体型膜電極接合体20の長辺に沿って設けられている。また、酸素供給用マニホールド孔M3は、酸素排出用マニホールド孔M4と発電部21を挟んで対向する位置に、シール一体型膜電極接合体20の短辺に沿って略長辺形として、それぞれ1個ずつ設けられている。なお、マニホールド孔M1〜M6は、他の構成・配置であっても良い。
シール一体型膜電極接合体20がセパレータSPによって挟持された状態では、シールガスケット22がセパレータSPの各プレートSPa、SPcに接する。シールガスケット22のセパレータSPとの接触面には後述するリップ(突起部)によってシールラインSL(二条線によって図示)が形成されている。シールラインSLは、個々のマニホールド孔M1〜M6と発電部21とをそれぞれ囲むように形成されており、シールラインSLが囲む領域外への流体の漏洩を防止する。なお、シールガスケット22はシリコンゴムなどの絶縁性シール部材で構成することができる。
図3(A)は、図2の3−3切断におけるシール一体型膜電極接合体の断面を示す断面図である。発電部21には、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す電解質膜23が含まれる。電解質膜23は、アノード電極層24aとカソード電極層24cとで挟持されて膜電極接合体MEAを構成する。
2つの電極層24a、24cはカーボンペーパーなどで構成することができ、供給された反応ガスを電解質膜23の全体に行き渡らせるガス拡散層の役割を担う。また、2つの電極層24a、24cの電解質膜23と接する面には、それぞれ燃料電池反応を促進するための触媒が担持された触媒層(図示せず)が設けられている。触媒としては、例えば白金(Pt)を採用することができる。
ここで、電解質膜23の外周縁を膜端部23eと呼び、2つの電極層24a、24cの外周縁を電極層端部24eと呼ぶ。膜端部23eは、電極層端部24eから突出するように設けられており、シールガスケット22は、この膜端部23eと電極層端部24eとを被覆するように成形されている。この構成によって、膜電極接合体MEAがシールガスケット22に保持されるとともに、電極層端部24eの付近においてクロスリークの発生が抑制される。ここで、「クロスリーク」とは、燃料電池の発電の際に水素が反応に供されることなくカソード側に移動してしまう現象をいう。
シールガスケット22の両面には、突起部であるリップ26が設けられている。このリップ26によって、上述したようにシールラインSL(図2)が形成される。リップ26は、その頂点である頂部26tがセパレータSPに押圧される。リップ26はアノード電極側とカソード電極側のそれぞれの面に、シールガスケット22の厚み方向の中心Csを挟んで対称に設けられている。ここで、「シールガスケット22の厚み方向の中心Cs」とは、アノード電極側のリップの頂部26tからカソード電極側のリップの頂部26tまでの距離の中心のことである。
このシールガスケット22は、図に示すように、膜電極接合体MEAの厚み方向の中心Cmが、シールガスケット22の厚み方向の中心Csからアノード電極側に距離Xだけオフセットされるように成形されている。ここで、「膜電極接合体MEAの厚み方向の中心Cm」とは、アノード電極層24aの電解質膜23と接しない外面から、カソード電極層24cの電解質膜23と接しない外面までの距離の中心のことである。なお、このときのシールガスケット22の厚み方向の中心Csは、シールガスケット22が、外部からの力を受けていない状態、即ち、リップ26が圧縮されるなど変形していない状態における厚み方向の中心である。以後、上記距離Xをオフセット値Xと呼ぶ。オフセット値Xは、0より大きい値であればよく、例えば、単位時間あたりに供給される水素量と酸素量の比によって決められるものとしても良い。
図3(B)は、シール一体型膜電極接合体20がセパレータSP(破線で図示)によって挟持された状態を模式的に示した図である。図3(B)は、リップ26の頂部26tがセパレータSPによって押圧されている点と、後述するガス流路体25a、25cが設けられている点以外は図3(A)とほぼ同じである。
アノードガス流路体25a及びカソードガス流路体25cは、2つの電極層24a、24cとセパレータSPとの間にそれぞれ配置されている。2つのガス流路体25a、25cは、2つの電極層24a、24cの全体に反応ガスを行き渡らせるためのガス流路の機能を有する。また、2つの電極層24a、24cとセパレータSPとに接することによって、発電した電気をセパレータSPへ導く導電機能を有する。ガス流路体25a、25cは、カーボンや、焼結金属などの導電性を有する多孔体で構成することができる。
図に示すように、シール一体型膜電極接合体20は、セパレータSPに挟持された状態、即ち、燃料電池において使用されるときと同様な状態においても、膜電極接合体MEAの厚み方向の中心Cmがシールガスケット22の厚み方向の中心Csからアノード電極側にオフセットされていることが好ましい。このようにすれば、アノードガス流路体25aの厚みGtaは、オフセットされた分だけカソードガス流路体25cの厚みGtcより薄くすることが可能である(Gta<Gtc)。即ち、カソード電極側に設けられるガス流路の圧力損失を、アノード電極側に設けられるガス流路の圧力損失より小さくすることができる。
図4は、セパレータSPを構成するアノードプレートSPaの構成を示す概略図である。なお、図には、燃料電池スタック10を構成した際に、シール一体型膜電極接合体20の発電部21と重なる領域である発電部領域21aと、シールガスケット22のシールラインSLと接する部位であるシール領域Saとを破線で示してある。
アノードプレートSPaには、シール一体型膜電極接合体20と同様に貫通孔であるマニホールド孔M1〜M6が設けられている。また、水素供給用マニホールド孔M1の近傍には水素流入孔P1が設けられおり、水素排出用マニホールド孔M2の近傍には、水素流出孔P2が設けられている。水素流入孔P1及び水素流出孔P2は、発電部領域21a内において、発電部領域21aの短辺方向に沿って設けられた長辺形の貫通孔である。水素流入孔P1及び水素流出孔P2を介して、シール一体型膜電極接合体20のアノード電極側への水素の供給・排出が行われる。具体的な水素の流れについては後述する。なお、アノードプレートSPaとしては、他の構成を有していても良い。
図5は、カソードプレートSPcの構成を示す概略図である。図5は、水素流入孔P1及び水素流出孔P2に替えて、酸素流入孔P3及び酸素流出孔P4が設けられている点以外は、図4のアノードプレートSPaと同じである。
酸素流入孔P3及び酸素流出孔P4はそれぞれ、酸素供給用マニホールド孔M3及び酸素排出用マニホールド孔M4と並列に設けられた長辺形の貫通孔であり、それぞれ1つずつ設けられている。酸素流入孔P3及び酸素流出孔P4は、発電部領域21a内に設けられており、酸素流入孔P3及び酸素流出孔P4を介して、シール一体型膜電極接合体20のカソード電極側への空気の供給・排出が行われる。具体的な空気の流れについては後述する。なお、カソードプレートSPcとしては、他の構成を有していても良い。
図6は、中間プレートSPiの構成を示す概略図である。図6には、図4及び図5と同様に発電部領域21aが破線で示してある。また、セパレータSPを構成した際に、アノードプレートSPaの水素流入孔P1及び水素流出孔P2と重なる連通領域P1a、P2aと、カソードプレートSPcの酸素流入孔P3及び酸素流出孔P4と重なる連通領域P3a、P4aとを破線で示してある。
中間プレートSPiには、他のプレートSPa、SPcと同様に水素用マニホールド孔M1〜M2及び酸素用マニホールド孔M3〜M4が設けられている。中間プレートSPiには、2つのアノード流路AP1、AP2が貫通して設けられている。第1のアノード流路AP1は、水素供給用マニホールド孔M1と連通しており、連通領域P1aとほぼ重なるように設けられている。第2のアノード流路AP2は、水素排出用マニホールド孔M2と連通しており、連通領域P2aとほぼ重なるように設けられている。
また、中間プレートSPiには、櫛歯状のスリットである2組のカソード流路列CP1、CP2が貫通して設けられている。第のカソード流路列CPは、一端が酸素供給用マニホールド孔M3と連通しており、他端が連通領域P3aと重なるように設けられている。第のカソード流路列CPは、一端が酸素排出用マニホールド孔M4と連通しており、他端が連通領域P4aと重なるように設けられている。具体的な水素及び空気の流れについては後述する。
さらに、中間プレートSPiには、複数の冷媒流路WPが貫通して設けられている。冷媒流路WPは、中間プレートSPiが他のプレートSPa、SPcに挟持されたときに、2つのプレートSPa、SPcに設けられた冷媒用マニホールド孔M5、M6と連通するように設けられている。従って、燃料電池スタック10の外部からマニホールド孔M5へ冷媒が供給されると、冷媒の一部が分岐して、図6の矢印が示すように、冷媒流路WPを通過し、発電によって生じた熱を伴って冷媒排出用マニホールド孔M6へと至る。なお、冷媒流路WPは、冷媒が発電部領域21aの全体を冷却できるように設けられていることが好ましい。
次に、図7(A)〜(C)を用いて、燃料電池スタック10内における水素及び空気の流れを説明する。図7(A)〜(C)はそれぞれ、燃料電池スタック10として組み付けられた際のセパレータSPに挟持された任意のシール一体型膜電極接合体20における一部位の断面図を示している。具体的には以下の通りである。
図7(A)、(B)は、図6に示した7A−7A切断及び7B−7B切断にあたる部位における断面図であり、水素の流路を示している。燃料電池スタック10の外部からマニホールド孔M1へ供給された水素の一部は、図7(A)の矢印に示すように、中間プレートSPiに設けられた第1のアノード流路AP1へと流入する。その後、アノードプレートSPaに設けられた水素流入孔P1を介してアノードガス流路体25aへと至る。一方、アノード排ガスは、図7(B)の矢印に示すように、水素流出孔P2から第2のアノード流路AP2を経て水素排出用マニホールド孔M2へと至り、燃料電池スタック10の外部へ排出される。
図7(C)は、図6に示した7C−7C切断にあたる部位における断面図であり、空気の流路を示している。燃料電池スタック10の外部からマニホールド孔M3へ供給された空気の一部は、図7(C)の矢印に示すように、中間プレートSPiに設けられた第のカソード流路列CPへと流入する。その後、カソードプレートSPcに設けられた酸素流入孔P3を介してカソードガス流路体25cへと至る。一方、カソード排ガスは、酸素流出孔P4から第のカソード流路列CPを経て酸素排出用マニホールド孔M4へと至り、燃料電池スタック10の外部へ排出される。
上述した経路によりガス流路体25a、25cには反応ガスが供給されるるとともに、排ガスが外部へと誘導される。なお、本明細書中において、セパレータSPに設けられたアノード流路AP1、AP2及びアノードガス流路体25aを含む水素の経路を「アノードガス流路」と呼ぶ。また、セパレータSPに設けられたカソード流路列CP1、CP2及びカソードガス流路体25cを含む空気の経路を「カソードガス流路」と呼ぶ。
ところで、水素の拡散係数は空気に含まれる酸素の拡散係数より大きい。従って、上述したようにアノードガス流路体25aの厚みが薄くとも、アノードガス流路体25a内において水素は十分に拡散できるため、アノード電極層24aの全体に水素を行き渡らせることができる。一方、カソードガス流路体25cにおいては、その厚みによってカソードガス流路体25c内において酸素が十分に拡散できる流路が確保され、カソード電極層24cの全体に酸素を行き渡らせることができる。
また、図3で説明したように、カソードガス流路体25cの厚みが増している分、カソードガス流路の圧力損失は、アノードガス流路の圧力損失より低減される。すると、カソード電極層24cへの酸素の供給量を増加させることができる。また、空気の圧力によって燃料電池反応によってカソード電極側に発生する水分を排水している場合には、その排水性を向上させることができる。従って、燃料電池スタック10の発電効率が向上する。なお、カソードガス流路体25cの厚みを増していても、その分アノードガス流路体25aの厚みが薄くなっているため、燃料電池スタック10として組み付けたときに、カソードガス流路体25cの厚みの増加によって、燃料電池スタック10の体積が増加することはない。また、次のような効果も得られる。
図8(A)は、比較例としてのシール一体型膜電極接合体20Aの構成を示す断面図である。図8(A)は、膜電極接合体MEAの中心Cmがシールガスケット22の中心Csからオフセットされていない点以外は、図3(A)に示すシール一体型膜電極接合体20と同じである。また、図8(B)は、このシール一体型膜電極接合体20Aに、図3(B)で説明したものと同じ厚みのガス流路体25a、25cを発電部21に配置して、セパレータSPによって挟持した状態を示している。
このような構成であっても、ガス流路体25a、25cの厚みの違いにより、上述したような効果を期待できる。しかし、図8(B)の破線領域Dに示すように、膜電極接合体MEAの端部において歪みが生じ、電解質膜23や電極層24a、24cの劣化につながる。また、カソードガス流路体25cに対しても余分な応力が発生して好ましくない。
このように、本実施例のシール一体型膜電極接合体20によれば、膜電極接合体MEAの厚み方向の中心とシールガスケット22の厚み方向の中心とのオフセット値Xを調整することにより、アノードガス流路とカソードガス流路の圧力損失を調整することができる。従って、燃料電池における流体の供給及び排出を効率よく行うことができるようになり、燃料電池の発電効率を向上することができる。
B.第2実施例:
図9(A)は、本発明の第2実施例としてのシール一体型膜電極接合体の構成を示す断面図である。図9(A)は、シールガスケット22Bの形状が異なる点以外は図3(A)とほぼ同じである。また、図9(B)は、シール一体型膜電極接合体20BがセパレータSPによって挟持された状態を模式的に示す説明図である。図9(B)は、シール一体型膜電極接合体20がシール一体型膜電極接合体20Bに置換されている点以外は、図3(B)と同じである。なお、セパレータSP及び燃料電池スタック10の構成は、第1実施例と同様である。
図9(A)からも理解できるように、このシール一体型膜電極接合体20Bのカソード電極側に設けられたリップ26cは、アノード電極側に設けられたリップ26aより高く突起している。これによって、このシール一体型膜電極接合体20Bは、第1実施例のシール一体型膜電極接合体20と同様に、膜電極接合体MEAの厚み方向の中心Cmが、シールガスケット22Bの厚み方向の中心Csよりアノード電極側にオフセットされた状態となっている。
即ち、本実施例の構成によっても、第1実施例と同様に、カソードガス流路体25cの厚みをアノードガス流路体25aより厚くすることができる。従って、第1実施例と同様に、燃料電池の発電効率を向上することができる。
ただし、リップ26a、26cは、セパレータSPによって押圧されたときに、リップ26a、26cのぞれぞれの圧縮率が等しくなるように、その形状が設計されていることが好ましい。そのように構成することによって、リップ26a、26cの受ける圧力がいずれか一方に偏ることを防ぎ、リップ26a、26cの劣化を抑制することができる。
C.第3実施例:
図10(A)、(B)は、本発明の第3実施例としてのシール一体型膜電極接合体の構成を示す概略図である。図10(A)は、シール一体型膜電極接合体20Cのアノード電極側を示している。このシール一体型膜電極接合体20Cは、アノード電極側のシールラインSLaが、水素用マニホールド孔M1、M2と発電部21とを一つの領域として囲むように形成されている点以外は第1実施例のシール一体型膜電極接合体20(図2)と同様である。
図10(B)は、シール一体型膜電極接合体20Cのカソード電極側を示している。カソード電極側のシールラインSLcは、酸素用マニホールド孔M3、M4と発電部21とを一つの領域として囲むように形成されている、シール一体型膜電極接合体20Cのカソード電極側のその他の点は、アノード電極側と同様である。
図11は、図10(A)に示した11−11切断におけるシール一体型膜電極接合体20Cの断面図である。図11は、アノード電極側において発電部21とマニホールド孔M1との間にリップ26が設けられていない点以外は、図3(A)と同じである。
図10(A)、(B)及び図11からも理解できるように、このシール一体型膜電極接合体20Cでは、アノード電極側とカソード電極側のシールラインSLa、SLcは、シールガスケット22Cの厚み方向の中心Csを挟んで対称には設けられていない。このような構成であっても、第1実施例と同様に、厚みの異なるカソードガス流路体25c及びアノードガス流路体25a(図3(B))を発電部21に配置することができる。従って、第1実施例と同様に、燃料電池内の流体の供給・排出の効率が良くなり、燃料電池の発電効率が向上する。
なお、このような構成とすることによって、図10(A)、(B)に示す矢印のように、マニホールド孔M1〜M4と発電部21との間を流体が流れる。即ち、このシール一体型膜電極接合体20Cの構成によれば、第1実施例のようにセパレータSPの中間プレートSPiに設けられた流路AP1、AP2、CP1、CP2を介することなくガスを供給・排出できる。従って、第1実施例のセパレータSPのような3層式セパレータ以外のセパレータを採用することも可能である。
D.第4実施例:
第1実施例ないし第3実施例において用いられたガス流路体25a、25cは、後述するガス流路形成部材によって構成することもできる。
図12は本実施例におけるガス流路形成部材30を示す斜視図であり、図13はガス流路形成部材30の平面図であり、図14はガス流路形成部材30の正面図であり、図15はガス流路形成部材30を図13のB−B断面で切断した断面図である。これらの図に示すように、ガス流路形成部材30は、山部32aと谷部32bが交互に連続する波板部32を基本構造としており、この波板部32を複数、連結した構成である。複数の波板部32は、同一の形状であり、横幅Wも同一のサイズである。なお、山部32a、谷部32bは、開口部が上辺(底辺)よりも開いた、すなわち、側辺が垂直方向に対して傾斜した形状となっている。
図12中の破線は、隣接する2つの波板部32の間を区分けするために便宜的に付けたものである。図12ないし図14において、波板部32は、連結数が6つであるものとして例示している。
複数の波板部32の連結は、詳細には次のようなものである。山部32aと谷部32bの振幅の方向をx軸方向、山部32aと谷部32bが連続する方向をy軸方向(x軸方向に対して垂直方向)とすると、複数の波板部32は、x軸方向、y軸方向の双方に垂直なz軸方向に向かって順に連結される。この連結は、互いに隣接する2つの波板部32、32の間が、図13に示すように、一方側の波板部32の谷部32bが他方側の波板部32の山部32aと連なるようにしたものである。詳細には、上記他方側の波板部32を、上記一方側の波板部32に対して表裏を反転させたものとして、谷部32bを山部32aに、山部32aを谷部32bにそれぞれ変換した上で、その山部32aを、上記一方側の波板部32の谷部32bに連なるようにする。
上記連結の結果、図14に示すように、正面方向から見たとき、互いに隣接する2つの波板部32、32は、y軸方向に山部32aと谷部32bの周期Tの2分の1分だけずれ、x軸方向に山部32aと谷部32bの振幅Hだけずれた位置関係となる。上記谷部32bと山部32aの連結部分は、一平面(以下、この平面を「連結面」と呼ぶ)Sを形成することから、図示からわかるように、一つの連結面S1と、次の谷部32bと山部32aで形成された連結面S2との間に六角形の貫通孔Cが形成される。六角形の貫通孔Cは千鳥状に配列されることになり、正面方向から見たとき、いわゆるハニカム形状となる。なお、この実施例では、上記六角形は、各辺の長さが等しく、角も120度と一定な正六角形である。各辺の長さは0.26[mm]である。波板部32の横幅Wは0.3[mm]である。この実施例の変形例として、正六角形以外の六角形とすることもできる。
図12ないし図15の例示では、山部32aと谷部32bの繰り返しの回数(以下、単に「山谷の周波数」と呼ぶ)は3であり、波板部32の連結数は6つであることから、図12、図14に示すように、六角形の貫通孔Cは、3+2+3+2+3の13個だけ形成することができる。なお、ガス流路形成部材30は、実際は、山谷の周波数は350程度であり、波板部32の連結数は250程度であり、87000個程度の六角形の貫通孔Cを備える構成となっている。
以上のように構成されたガス流路形成部材30は、上記実施例で説明したシール一体型膜電極接合体とセパレータSPとの間に配設されるが、その配設の態様について、次に説明する。
図15に示すように、前述した構成のガス流路形成部材30では、隣接する谷部32bと山部32aで形成される複数の連結面Sは一方向に向かって並ぶ。この並びの方向は、複数の連結面Sの中心点を結んだ方向によって示され、図中ではAX軸方向となっている。各波板部32の横幅Wは同一サイズであることから、各連結面Sのz軸方向の一方側(図中において左側)の辺L1は、上記AX軸に平行な一平面(以下、上面と呼ぶ)US上に乗る。また、連結面Sの他方側(図中において右側)の辺L2は、上記AX軸に平行な一平面(以下、下面と呼ぶ)DS上に乗る。すなわち、上面USと底面DSとは平行となる。この上面USがシール一体型膜電極接合体のカソード側の表面と接し、底面DSがセパレータSPの表面と接するように、ガス流路形成部材30はシール一体型膜電極接合体のカソード側とセパレータSPとの間に配設されている。
換言すれば、ガス流路形成部材30は、上面USおよび底面DSの方向がシール一体型膜電極接合体のカソード側の表面(または、セパレータSPの表面)と平行となるようにして、シール一体型膜電極接合体のカソード側とセパレータSPとの間に配設(積層)されている。なお、上面USおよび底面DSは、複数の連結面Sの並びの方向であるAX軸方向に対して平行であることから、ガス流路形成部材30は、複数の連結面Sの並びの方向であるAX軸方向がシール一体型膜電極接合体のカソード側の表面(または、セパレータSPの表面)と平行となるようにして、シール一体型膜電極接合体のカソード側とセパレータSPとの間に配設されているとも言える。
なお、このガス流路形成部材30の厚みは、上面USと底面DSとの距離Te(図15)であり、カソード電極側に配設されるガス流路形成部材30の厚みは、アノード電極側に配設されるガス流路形成部材30の厚みより厚くなる。
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
上記実施例において、電極層24a、24cとセパレータSPとの間にはガス流路体を配置していたが、ガス流路体を配置しない構成であるとしても良い。例えば、セパレータSPの電極層24a、24cと接する面にそれぞれガス流路溝が設けられることによってガス流路が形成されるものとしても良い。このような構成であっても、カソードガス流路の断面積がオフセット値Xの分だけ増加するため、カソードガス流路の圧力損失を低減できる。
E2.変形例2:
上記実施例において、アノードガス流路体25a及びカソードガス流路体25cの構成部材としては同じものを採用していたが、それぞれ異なる構成部材によって形成されるものとしても良い。例えば、カソードガス流路体25cの構成部材としてアノードガス流路体25aの構成部材より気孔率の大きいものを採用するものとしても良い。このように、ガス流路体の厚みに加えて、その構成部材によってカソードガス流路の圧力損失を小さくするものとしても良い。
燃料電池スタックの構成を示す概略図である。 シール一体型膜電極接合体を示す概略図である。 シール一体型膜電極接合体の断面を示す断面図である。 セパレータを構成するアノードプレートを示す概略図である。 セパレータを構成するカソードプレートを示す概略図である。 セパレータを構成する中間プレートを示す概略図である。 水素及び空気の流れを説明するための説明図である。 比較例としてのシール一体型膜電極接合体を示す断面図である。 第2実施例におけるシール一体型膜電極接合体の断面を示す断面図である。 第3実施例におけるシール一体型膜電極接合体を示す概略図である。 第3実施例におけるシール一体型膜電極接合体の断面を示す断面図である。 第4実施例のガス流路形成部材の構成を示す斜視図である。 第4実施例のガス流路形成部材の構成を示す説明図である。 第4実施例のガス流路形成部材の構成を示す説明図である。 第4実施例のガス流路形成部材の構成を示す説明図である。
符号の説明
10…燃料電池スタック
11…積層体
12…エンドプレート
13…締結部材
20、20A、20B、20C…シール一体型膜電極接合体
21…発電部
21a…発電部領域
22、22B、22C…シールガスケット
23…電解質膜
23e…膜端部
24a…アノード電極層
24c…カソード電極層
24e…電極層端部
25a…アノードガス流路体
25c…カソードガス流路体
26、26a、26c…リップ
26t…頂部
30…ガス流路形成部材
32…波板部
32a…山部
32b…谷部
AP1、AP2…アノード流路
C…エキスパンドメタルの貫通孔
CP1、CP2…カソード流路列
Cm…膜電極接合体の厚み方向の中心
Cs…シールガスケットの厚み方向の中心
DS…仮想的無限平面
M1〜M6…マニホールド孔
MEA…膜電極接合体
P1…水素流入孔
P2…水素流出孔
P3…酸素流入孔
P4…酸素流出孔
P1a〜P4a…連通領域
S、S1、S2…連結面
SL、SLa、SLc…シールライン
Sa…シール領域
SP…セパレータ
SPa…アノードプレート
SPc…カソードプレート
SPi…中間プレート
US…上面
DS…底面
WP…冷媒流路

Claims (7)

  1. 外周縁にシールガスケットが成形された膜電極接合体であって、
    前記膜電極接合体が外部からの力を受けていない状態において、前記膜電極接合体の発電部位における厚み方向の第1の中心が、前記シールガスケットにおける厚み方向の第2の中心から前記膜電極接合体のアノード電極側にオフセットされていることを特徴とする、膜電極接合体。
  2. 請求項1に記載の膜電極接合体であって、
    前記膜電極接合体がセパレータによって挟持された状態においても、前記第1の中心が、前記第2の中心から前記膜電極接合体のアノード電極側にオフセットされている、膜電極接合体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の膜電極接合体であって、
    前記シールガスケットのアノード電極側の第1の面とカソード電極側の第2の面には流体をシールするための第1と第2のシールラインがそれぞれ形成されており、
    前記第1と第2のシールラインは、前記第2の中心を挟んで対向する位置に設けられている、膜電極接合体。
  4. 請求項3に記載の膜電極接合体であって、
    前記第1と第2のシールラインは前記シールガスケットが突起した第1と第2のリップ部によって形成されており、
    前記第1のリップ部と前記第2のリップ部とは高さが同じである、膜電極接合体。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の膜電極接合体がセパレータによって挟持された燃料電池であって、
    前記膜電極接合体のアノード電極及びカソード電極と前記セパレータとの間にはガス流路を形成するための第1と第2のガス流路体がそれぞれ配置され、
    前記アノード電極側に配置された前記第1のガス流路体の厚みが、前記カソード電極側に配置された前記第2のガス流路体の厚みより薄い、燃料電池。
  6. 請求項5に記載の燃料電池であって、
    前記第1と第2のガス流路体は多孔体である、燃料電池。
  7. 請求項5に記載の燃料電池であって、
    前記第1と第2のガス流路体は、
    山部と谷部が交互に第1の方向に連続する複波板部を、前記山部と谷部の振幅方向と前記第1の方向とに交差する第2の方向に向かって複数連結した構成であるとともに、前記複数の波板部のうちの互いに隣接する2枚の波板部の間を、一方側の波板部の谷部が他方側の波板部の山部と連なるように連結して、当該谷部と山部との連結面によって段上の網目を形成した構成であり、
    前記複数の波板部のそれぞれは、
    該波板部の面方向を、前記膜電極接合体の電極面に対して所定の角度で傾斜させた構成である、燃料電池。
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