JP4287478B2 - 遊技機 - Google Patents
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さらに、機種毎に始動記憶表示部の位置が異なり、始動記憶の表示も動きに乏しいことから、初めてその機種で遊技を行う遊技者には始動記憶の位置が分かり難いという不具合も生じていた。
該変動表示装置の表示部が臨む表示窓部が形成され、遊技盤前面から取り付けられるセンターケースと、
該センターケース下部に設けられた始動入賞口と、
該始動入賞口に遊技球が入賞したことに基づき前記変動表示装置に複数の識別情報による変動表示ゲームを表示させると共に、該変動表示ゲームの表示結果が予め定められた特別結果態様となった場合に遊技価値の付与として特別遊技状態を発生する制御を行う制御手段と、を備える遊技機において、
前記センターケースは、
該センターケース自体を遊技盤に取り付けるための取付基板と、
該取付基板に形成された開口部と、
該開口部から後方に連通し、後壁に前記表示窓部を底部として形成する表示窓枠と、
該開口部周縁に備えられ、直ちに次の変動表示ゲームを開始することができない状態における前記始動入賞口への遊技球の入賞を、始動記憶として上限数の範囲内で記憶された始動記憶数を識別可能に表示する始動記憶表示部と、を備え、
前記遊技盤には、
前記始動入賞口から始動記憶表示部まで連なる始動記憶演出表示部を連設し、
前記制御手段は、
該始動入賞口への遊技球の入賞を検出するための始動入賞球検出手段の検出結果に基づき、前記始動記憶演出表示部にて該始動入賞に関する演出表示を行う始動記憶演出表示部制御手段を備え、
該始動記憶演出表示部制御手段は、
前記始動記憶として記憶表示可能な上限数の範囲を超える、前記始動入賞口への遊技球の入賞が検出された場合に、前記始動記憶演出表示部においてオーバーフロー演出表示を実行するオーバーフロー演出表示実行制御手段を備えることを特徴とする。
「識別情報」には、数字、文字、記号及びキャラクタ、並びに色彩など、視覚により識別可能な識別図柄(識別標識)等が含まれる。
「変動表示ゲーム」とは、例えば、複数の図柄から構成される図柄列を、変動表示装置に形成された、複数の表示領域の各々で上から下に各図柄が移動するように変動表示させることで行われ、変動表示ゲームの開始から所定時間経過した時点で、各表示領域の変動表示を所定の順に停止させて各々所定の図柄を停止表示することで表示結果を導出するものが挙げられる。
「変動表示装置」は、液晶表示装置、CRT(陰極線管)表示装置、多数の発光素子を配列した変動表示装置、回転ドラムを使用したメカ式の変動表示装置などの単体の装置であっても、また、これら装置の組み合わせでも良い。
「変動表示ゲームの表示結果が予め定められた特別結果態様」となるとは、例えば、変動表示ゲームにおいて、複数の図柄が「2,2,2」や「7,7,7」のぞろ目などの予め定められた特定の組み合わせ状態で停止する表示結果となる場合が挙げられる。
「遊技価値の付与として特別遊技状態を発生する」とは、通常遊技時に比べて多数の遊技球(遊技価値)を獲得し易い遊技状態を発生させることをいう。例えば、第1種のパチンコ遊技機における大入賞口(特別変動入賞装置ともいう。)の開放状態などが挙げられる。
また、始動入賞口と始動記憶表示部が始動記憶演出表示部を介して連続しているため、初めてその機種で遊技を行う遊技者にも始動記憶表示が分かり易い遊技機とすることができる。
また、始動入賞口への遊技球の入賞のうち、始動記憶として記憶表示可能な上限数の範囲を超える分についても、始動入賞があったことは遊技者に報知することができる。これにより、遊技者が遊技状態をより正確に把握することができ、遊技の興趣を高めることができる。
前記始動入賞球検出手段の検出結果に基づき、前記始動記憶演出表示部において、前記始動入賞口に入賞してから一の始動記憶を示す始動記憶表示となるまでの過程を表示する始動記憶過程表示制御手段を備えることを特徴とする。
また、始動入賞口と始動記憶表示部が始動記憶演出表示部を介して連続しているため、初めてその機種で遊技を行う遊技者にも始動記憶表示が分かり易い遊技機とすることができる。
また、始動入賞口への遊技球の入賞のうち、始動記憶として記憶表示可能な上限数の範囲を超える分についても、始動入賞があったことは遊技者に報知することができる。これにより、遊技者が遊技状態をより正確に把握することができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、請求項2に係る遊技機によれば、始動入賞口を直接見ていなくても始動記憶演出表示部を見ることにより、始動入賞口への遊技球の入賞があったことを確認することができる。また、始動記憶表示部を直接見なくても始動記憶演出表示部を見ることで始動記憶が1つ記憶されたことを確認することができる。
なお、この実施の形態の普通変動入賞装置9は、遊技球を遊技盤1の裏側に流入させるタイプの始動入賞口であって、その内部(入賞領域)に特図始動センサ9b(図2)を備えており、当該特図始動センサ9bで遊技球の入賞を検出している。
また、ここでは、前記始動記憶は所定の上限数の範囲内で記憶可能となっており、前記期間中、普通変動入賞装置9に上限数より多く遊技球が入賞しても始動記憶数は上限数より多くならないようにされている。
なお、前記始動記憶演出表示部210は、遊技盤1に配設される他に、センターケース200と一体に備えられていても良い。
なお、ここでは、始動入賞口から始動記憶表示部220に至る経路は、1本のみとなっていたが、これに限らず、複数の経路を有していて、所定の条件によりその中から1の経路を選択するようになっていても良い。また、そのときの経路選択条件として、始動記憶に設定された信頼度によって経路が変わるようになっていても良い。
また、各一般入賞口8,…の内部(入賞領域)には、該一般入賞口8,…に入った遊技球を検出するための入賞口センサ8a,…(図2)が配設されている。
RAM21bは、普通変動入賞装置9内に設けられた特図始動センサ9bのオン信号の記憶(特図始動記憶)及び普図始動ゲート6,6に設けられた普図始動センサ6bのオン信号の記憶(普図始動記憶)の記憶領域、CPU21aで生成される各種乱数値の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域、並びに、CPU21aの作業領域を備えている。
ROM21cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、特別変動表示ゲーム(変動表示ゲーム)や普通変動表示ゲームのゲーム内容を決定するための各種判定値などが書き込まれている。
また、盤用外部情報出力部81は、遊技制御装置20からパチンコ遊技機の外部に対し出力される外部情報を中継するものである。
また、該決定に基づいて、演出制御装置40に表示制御信号(表示制御指令)を送信するようになっており、当該表示制御信号に基づき、演出制御装置40のうち表示に関する制御を行う表示制御手段が、変動表示装置4に変動表示ゲームを行わせたり、演出制御装置40のうち音に関する制御を行う音制御手段が、スピーカ61より出力される効果音を制御したり、演出制御装置40のうち装飾に関する制御を行う装飾制御手段(発光制御手段)が、サイドランプ12,12等の各種装飾ランプ・LED(発光手段)51の点灯・点滅状態を制御したりする。
さらに、遊技制御装置20のCPU21aは、入賞口スイッチ8a,…、特図始動センサ9b、カウントスイッチ5cから入賞球の検出信号が入力された場合に、それら検出信号に基づいて、排出制御装置30に賞球データを送って所要数の賞球を排出させる制御も行う。
ROMには、特別図柄表示装置4の表示制御を行うための表示制御プログラムや表示制御データ等が書き込まれている。
RAMは、各種データを一時的に記憶する記憶領域とCPUの作業領域などを備えている。
DMACは、遊技用マイクロコンピュータ21からの表示制御情報(指令)に対し、CPUとのアクセスなしで直接各メモリーやVDC等の間で表示制御データのやり取りを行っている。
VDCの内部には、スプライトRAM、パレットRAM、V−RAM等が備えられていて、次のような画像データ制御を行っている。
即ち、VDCは、CPUからの指令信号を受けて、フォントROMから特別図柄や背景画像の表示データを取り出して編集する。そして、その指令信号に含まれる配色データに基づいて、その編集した画像データに対し配色の指定をパレットRAMで行い、次いでスプライトRAMにて特別図柄やキャラクタ等の画像編集を行う。
この編集された画像データ信号はγ補正回路で補正された後、V_SYNCやH_SYNCと同期させて特別図柄表示装置4に送信され、この特別図柄表示装置4の表示部4aにおいて表示される。
この客待ちの状態では、変動表示装置4の表示部4aにおいて、例えば、客寄せ用のデモンストレーション表示等が行われていたり、左右に並んだ通常の表示領域の各々に特別図柄が停止状態で表示されていたりする。
即ち、遊技制御装置20のCPU21aでは、普通変動入賞装置9内部の特図始動センサ9bから出力される検出信号に基づいて、RAM21bに記憶されている特図に関する各種乱数値(所定周期で記憶更新されている)を抽出し、該抽出した乱数値と、予めROM21cに記憶されている特図に関する各種判定値との比較により、特図の変動表示ゲームの内容(例えば、特別遊技状態(大当り状態)を発生させるか否か、表示領域の各々に本停止させる特別図柄を何れとするかなど)を決定すると共に、この決定に基づいて、演出制御装置40に表示制御情報を出力する。
また、ここでは、前記複数種の大当り結果態様の各々に、通常の遊技価値が付与されることとなる通常大当り結果態様(ここでは偶数図柄のぞろ目が相当する)と、通常の遊技価値と付加遊技価値が付与されることとなる特定大当り結果態様(ここでは奇数図柄のぞろ目が相当する)のいずれかが設定されている。
そして、変動表示ゲームの表示結果が前記複数種類の大当り結果態様のうち特定大当り結果態様となったことに関連して、すなわち前記大当たり(特別遊技状態)が、特定の条件を満たした特別図柄の組合せ態様(例えば、「3,3,3」、「7,7,7」などの特定の図柄(確変図柄)が3個揃ったぞろ目)で発生したことに関連して、通常の遊技価値が付与される前記特別遊技状態の発生の他に、遊技者にとって有利な付加遊技価値が付与される特定遊技状態を発生するようになっている。
また、この特図時短状態においては、大当たりの発生確率が通常確率(例えば、1/359)から高確率(例えば、7/359)に変換される付加遊技価値を付与する確率変動状態が発生するようになっていても良い。
さらに、この特図時短状態においては、普通変動表示ゲームの変動表示時間が短縮(例えば、30秒から6秒へ)される付加遊技価値を付与する普図時短状態が発生するようになっていても良い。この普図時短状態によって、普通変動表示ゲームの単位時間当たりの実行可能回数が増えて、その分、普図の当たり発生回数も増加することになる。
またさらに、この普図時短状態中には、普図の当たりによる普通変動入賞装置9の開放パターンの変更制御を併せて行ってもよい。その開放パターンの変更制御としては、例えば、開閉部材9a,9aの0.5秒の開放を1回から、3秒の開放を2回、或いは、5秒の開放を1回にするなどの変更制御がある。
またさらに、確率変動状態においては、普図の当たり発生確率も通常確率(例えば、確率は1/10)から高確率(例えば、確率は5/10)に変換されるようになっていても良い。
また、受信データが通常大当りであった場合には、始動記憶演出表示部210における表示態様を決定するのに、第2振り分け処理を選択する(ステップS25,S26)。
さらに、受信データが確変大当りであった場合には、始動記憶演出表示部210における表示態様を決定するのに、第3振り分け処理を選択する(ステップS27,S28)。
また、第2振り分け処理は、例えば、始動記憶表示が最終的に赤色となる確率が30%、黄色となる確率が60%、青色となる確率が10%となるような振り分けを行う。
ここで、第3振り分け処理は、例えば、始動記憶表示が最終的に赤色となる確率が10%、黄色となる確率が30%、青色となる確率が60%となるような振り分けを行う。
また、始動入賞口と始動記憶表示部が始動記憶演出表示部を介して連続しているため、初めてその機種で遊技を行う遊技者にも始動記憶表示が分かり易い遊技機とすることができる。
さらに、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
4 特別図柄表示装置(変動表示装置)
4a 表示部
9 普通図柄変動入賞装置(始動入賞口)
9b 特図始動センサ(始動入賞球検出手段)
20 遊技制御装置(制御手段、主制御装置)
21a 送信手段
40 演出制御装置(制御手段、従制御装置、始動記憶演出表示部制御手段、始動記憶過程表示制御手段、変動表示ゲーム開始制御手段、オーバーフロー演出表示実行制御手段)
200 センターケース
210 始動記憶演出表示部
210A 始動入賞表示(演出表示)
220 始動記憶表示部
220A 始動記憶表示
230 表示窓部
240 取付基板
250 開口部
260 表示窓枠
270 連設表示部
Claims (2)
- 表示状態が変化可能な変動表示装置と、
該変動表示装置の表示部が臨む表示窓部が形成され、遊技盤前面から取り付けられるセンターケースと、
該センターケース下部に設けられた始動入賞口と、
該始動入賞口に遊技球が入賞したことに基づき前記変動表示装置に複数の識別情報による変動表示ゲームを表示させると共に、該変動表示ゲームの表示結果が予め定められた特別結果態様となった場合に遊技価値の付与として特別遊技状態を発生する制御を行う制御手段と、を備える遊技機において、
前記センターケースは、
該センターケース自体を遊技盤に取り付けるための取付基板と、
該取付基板に形成された開口部と、
該開口部から後方に連通し、後壁に前記表示窓部を底部として形成する表示窓枠と、
該開口部周縁に備えられ、直ちに次の変動表示ゲームを開始することができない状態における前記始動入賞口への遊技球の入賞を、始動記憶として上限数の範囲内で記憶された始動記憶数を識別可能に表示する始動記憶表示部と、を備え、
前記遊技盤には、
前記始動入賞口から始動記憶表示部まで連なる始動記憶演出表示部を連設し、
前記制御手段は、
該始動入賞口への遊技球の入賞を検出するための始動入賞球検出手段の検出結果に基づき、前記始動記憶演出表示部にて該始動入賞に関する演出表示を行う始動記憶演出表示部制御手段を備え、
該始動記憶演出表示部制御手段は、
前記始動記憶として記憶表示可能な上限数の範囲を超える、前記始動入賞口への遊技球の入賞が検出された場合に、前記始動記憶演出表示部においてオーバーフロー演出表示を実行するオーバーフロー演出表示実行制御手段を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記始動記憶演出表示部制御手段は、
前記始動入賞球検出手段の検出結果に基づき、前記始動記憶演出表示部において、前記始動入賞口に入賞してから一の始動記憶を示す始動記憶表示となるまでの過程を表示する始動記憶過程表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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JP2007008761A JP4287478B2 (ja) | 2007-01-18 | 2007-01-18 | 遊技機 |
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