JP4272582B2 - 金網溶接装置 - Google Patents
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本発明は、線材を溶着することによって形成する金網の縦筋ピッチを任意に調整することのできる金網溶接装置に関する。
一般に、従来の金網溶接装置の場合、縦筋ピッチの異なる金網を製造する際に、作業者がそれぞれ溶接電極を溶接ピッチに応じて手動で幅方向へ移動させ、位置決めした後にロックしていた。
しかし、従来の作業者がそれぞれ溶接電極を溶接ピッチに応じて手動で移動する装置では、設定作業が繁雑であるとともに、所謂段取り換えに時間を要すると云う欠点が存在した。
この発明は上記に鑑み提案されたもので、短時間で製造する金網の縦筋ピッチの変更を行うことのできる金網溶接装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明の金網溶接装置は、縦筋を搬入する搬入ローラと、前記搬入ローラによって搬入された縦筋の先端部を揃える先端揃え部と、適宜間隔で横筋を供給する横筋供給部と、前記縦筋と横筋とを溶着するべく移動レールに沿って幅方向へ移動可能に複数配置された溶接電極と、前記溶接電極に固定された縦筋ガイドと、前記溶接電極の間隔を規定する複数のブロックカムと、前記ブロックカムの両端に配置された位置決めシリンダとを備え、前記ブロックカムの取り付け角度を変更することにより前記溶接電極の間隔が変更可能であることを特徴としている。
また、請求項２に記載の発明において、前記ブロックカムは、長方形をしており、２段階に溶接電極の間隔を調整できることを特徴とする。
また、請求項３に記載の発明において、前記ブロックカムは、多角形をしており、複数段階に溶接電極の間隔を調整できることを特徴とする。
また、請求項４に記載の発明において、前記複数の溶接電極は、中央の１つが固定されており、両側に配置された溶接電極が移動可能に配置されたことを特徴とする。
この発明は上記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
請求項１に記載の発明では、縦筋を搬入する搬入ローラと、前記搬入ローラによって搬入された縦筋の先端部を揃える先端揃え部と、適宜間隔で横筋を供給する横筋供給部と、前記縦筋と横筋とを溶着するべく移動レールに沿って幅方向へ移動可能に複数配置された溶接電極と、前記溶接電極に固定された縦筋ガイドと、前記溶接電極の間隔を規定する複数のブロックカムと、前記ブロックカムの両端に配置された位置決めシリンダとを備え、前記ブロックカムの取り付け角度を変更することにより前記溶接電極の間隔が変更可能であるので、容易に溶接電極の間隔を変更することができる。したがって、製造する金網の縦筋ピッチを自由に変更することができる。
請求項２に記載の発明では、前記ブロックカムは、長方形をしており、２段階に溶接電極の間隔を調整できるので、溶接電極の間隔を容易に２段階に変更することができる。
請求項３に記載の発明では、前記ブロックカムは、多角形をしており、複数段階に溶接電極の間隔を調整できるので、溶接電極の間隔を容易に複数段階に変更することができる。横筋の溶接間隔を手軽に複数段階に変更することができる。
請求項４に記載の発明では、前記複数の溶接電極は、中央の１つが固定されており、両側に配置された溶接電極が移動可能に配置されたので、製造する金網の幅を中央を基準にして調整することができる。
製造する金網の縦筋ピッチの変更を短時間で達成するという目的をブロックカムの幅により溶接電極のピッチを変更することにより容易に達成することができる。
以下、本発明の一実施例を説明する。図１は、本発明に係る金網溶接装置の一例を示す正面図、図２は本発明の金網溶接装置を示す側面図、図３は本発明の金網溶接装置を示す平面図である。ここで、金網溶接装置１０は、縦筋１１を搬入する搬入ローラ１２と、前記搬入ローラ１２によって搬入された縦筋１１の先端部を揃える先端揃え部１３と、適宜間隔で横筋１４を供給する横筋供給部１５と、前記縦筋１１と横筋１４とを溶着するべく移動レール（ＬＭレール）１６に沿って幅方向へ移動可能に複数配置された溶接電極１７と、前記溶接電極１７に固定された縦筋ガイド３０と、前記溶接電極１７の間隔を規定する複数のブロックカム１８と、前記ブロックカム１８の両端に配置された位置決めシリンダ１９とを備えている。
搬入ローラ１２は、縦筋１１を水平に保持搬送するべく、先端揃え部１３の後方に複数個回転自在に配置されている。また、各搬入ローラ１２は、駆動モータ２５によってチェーン等で回転駆動される。搬入ローラ１２の水平レベルは、溶接電極１７の溶接位置と等しく設置されている。また、搬入ローラ１２の先には、第１ピンチローラ２６と中間ストッパ２７が配置されており、更にその先に第２ピンチローラ２０と先端揃え部１３が設置されている。
溶接電極１７は、溶接レベルで固定された下チップ２２と加圧シリンダ２３によって上下動可能に支持された上チップ２４とがＬＭナット３４を有したＣ形フレーム２８によって支持されており、このＣ形フレーム２８は、本体フレーム２１に横架された移動レール１６に摺動可能に配置されている。また、複数の溶接電極１７は、中央の溶接電極１７ａが固定されており、両側に配置された溶接電極１７が移動可能に配置されている。更に、上チップ２４，下チップ２２には、電源３５からの電流を導く導線３６が接続されている。
また、それぞれＣ形フレーム２８の背面側には、ブロックカム１８が回転可能に支持軸２９に取り付けられており、隣接するブロックカム１８が互いに当接するように配置されている。図６（ａ）に示す例では、ブロックカム１８は、長方形であり短辺同士が当接する場合と、長辺同士が当接する場合でブロックカム１８の間隔が変化する。また、図７に示すように、ブロックカム１８’の形状を回転中心Ｏから対向する各辺３１，３２，３３までの長さＲ１、Ｒ２、Ｒ３がそれぞれ異なる六角形に構成した場合、溶接電極１７の間隔をそれぞれ２Ｒ１、２Ｒ２，２Ｒ３の３段階に変更することができる。更に、ブロックカム１８は、取り外して別の大きさの物と交換することもできる。また、図６（ｂ）に示すように、ブロックカム１８の両端には、位置決めシリンダ１９が配置されており、ブロックカム１８の角度を変更或いは交換する際に、一旦この位置決めシリンダ１９を緩め、角度を変更、或いは交換した後に再び両端から押圧固定する。
中間ストッパ２７は、搬入ローラ１２によって搬送された縦筋１１の先端を揃える役目をする。一旦、先端の揃えられた縦筋は、第１ピンチローラ２６，第２ピンチローラ２０によって先端揃え部１３まで搬送され、各縦筋の先端を揃えると共に搬送のタイミングを待つ。横筋供給部１５は、縦筋１１と溶接する横筋１４を所定の間隔で供給する。
以上のように構成された金網溶接装置１０は、ブロックカム１８の取り付け角度を変更することにより、溶接電極１７の間隔を容易に変更することができる。したがって、大幅に段取り変えの時間を短縮できる。
なお、以上の説明では、溶接電極１７がＣ形フレーム２８によって支持される場合について説明したが、上下分離形のフレームに支持される形式であってもよい。
１０ 金網溶接装置
１１ 縦筋
１２ 搬入ローラ
１３ 先端揃え部
１４ 横筋
１５ 横筋供給部
１６ 移動レール
１７ 溶接電極
１８ ブロックカム
１９ 位置決めシリンダ
２０ 第２ピンチローラ
２１ 本体フレーム
２２ 下チップ
２３ 加圧シリンダ
２４ 上チップ
２５ 駆動モータ
２６ 第１ピンチローラ
２７ 中間ストッパ
２８ Ｃ形フレーム
２９ 支持軸
３０ 縦筋ガイド
３１、３２、３３ 辺
３４ ＬＭナット
３５ 電源
３６ 導線
１１ 縦筋
１２ 搬入ローラ
１３ 先端揃え部
１４ 横筋
１５ 横筋供給部
１６ 移動レール
１７ 溶接電極
１８ ブロックカム
１９ 位置決めシリンダ
２０ 第２ピンチローラ
２１ 本体フレーム
２２ 下チップ
２３ 加圧シリンダ
２４ 上チップ
２５ 駆動モータ
２６ 第１ピンチローラ
２７ 中間ストッパ
２８ Ｃ形フレーム
２９ 支持軸
３０ 縦筋ガイド
３１、３２、３３ 辺
３４ ＬＭナット
３５ 電源
３６ 導線
Claims (4)
- 縦筋を搬入する搬入ローラと、
前記搬入ローラによって搬入された縦筋の先端部を揃える先端揃え部と、
適宜間隔で横筋を供給する横筋供給部と、
前記縦筋と横筋とを溶着するべく、本体フレームに横架された移動レールに沿って幅方向へ移動可能に複数配置されたＣ形フレームまたは、上下分離形フレームに支持された溶接電極と、
前記溶接電極に固定された縦筋ガイドと、
前記Ｃ形フレームまたは、上下分離形フレームの背面側に、共通水平線に沿い、支持軸に回転可能に取付けられて、相互に接離可能なブロックカムと、
前記ブロックカム列の両端に配置された位置決めシリンダとを備え、
前記ブロックカムの取り付け角度を変更することにより前記溶接電極の間隔が変更可能であることを特徴とする金網溶接装置。 - 前記ブロックカムは、長方形をしており、２段階に溶接電極の間隔を調整できることを特徴とする請求項１に記載の金網溶接装置。
- 前記ブロックカムは、多角形をしており、複数段階に溶接電極の間隔を調整できることを特徴とする請求項１に記載の金網溶接装置。
- 前記複数の溶接電極は、中央の１つが固定されており、両側に配置された溶接電極が移動可能に配置されたことを特徴とする請求項１〜３項の何れか１項に記載の金網溶接装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2004141099A JP4272582B2 (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | 金網溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2004141099A JP4272582B2 (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | 金網溶接装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU197821U1 (ru) * | 2020-02-25 | 2020-06-01 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Казанский государственный энергетический университет" | Контактное устройство вакуумного выключателя с дугостойкими накладками из анизотропных материалов |
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- 2004-05-11 JP JP2004141099A patent/JP4272582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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