JP4264725B2 - 電動パワーステアリング装置用試験システム - Google Patents

電動パワーステアリング装置用試験システム Download PDF

Info

Publication number
JP4264725B2
JP4264725B2 JP2003410951A JP2003410951A JP4264725B2 JP 4264725 B2 JP4264725 B2 JP 4264725B2 JP 2003410951 A JP2003410951 A JP 2003410951A JP 2003410951 A JP2003410951 A JP 2003410951A JP 4264725 B2 JP4264725 B2 JP 4264725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
force
vehicle
electric power
vehicle speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003410951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005172528A (ja
Inventor
雅也 瀬川
眞之 植野
真康 東
元基 小竹
正夫 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2003410951A priority Critical patent/JP4264725B2/ja
Publication of JP2005172528A publication Critical patent/JP2005172528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4264725B2 publication Critical patent/JP4264725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

本発明は、操舵補助力をモータにより付与する電動パワーステアリング装置の性能評価に用いられる試験システムに関する。
電動パワーステアリング装置においては路面情報を操舵反力としていかにドライバーに伝達するかが重要な性能の一つである。そのため、電動パワーステアリング装置の開発過程においては、実車搭載前に、操舵反力をシミュレーションした負荷を作用させる装置を用いて性能評価が行われている。また、油圧パワーステアリング装置の開発過程において、車両シミュレーションモデルに基づき求めた操舵反力を油圧コントロールバルブの特性に応じて補正し、その補正した操舵反力を作用させる装置を用いることが提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−45011号公報
しかし、電動パワーステアリング装置における操舵力の出力部に単に負荷を作用させただけでは、実車搭載時における操舵反力を正確にシミュレーションするのは困難である。また、車両シミュレーションモデルに基づき求めた操舵反力を油圧コントロールバルブの特性に応じて補正することで操舵反力を求める従来技術は電動パワーステアリング装置に適用することができない。本発明は以上のような問題を解決することを目的とする。
本発明は、操舵補助力発生用モータと、ステアリングホイールの操舵トルクを検出するトルクセンサと、検出操舵トルクと車速とに応じた操舵補助力を発生するように前記モータを制御する制御装置とを備える電動パワーステアリング装置のための試験システムであって、前記電動パワーステアリング装置における操舵力出力部に負荷を付与するアクチュエータを含む負荷付与機構と、前記ステアリングホイールの操舵角を検出する角度センサと、車速を入力する車速入力部と、操舵角と車速と操舵反力との関係を含む車両シミュレーションモデルの記憶手段と、検出操舵角と入力車速に応じた操舵反力を前記車両シミュレーションモデルに基づき求める演算手段と、求めた操舵反力に対応する負荷を前記操舵力出力部に付与するように前記アクチュエータを制御する制御手段と、前記車速入力部により入力される車速の前記制御装置への入力手段と、路面状態の変化と負荷係数の変化との間の予め定められた関係を記憶する手段と、仮想の路面状態を入力する路面状態入力部と、入力された路面状態に対応する負荷係数を求める手段とを備え、前記トルクセンサにより求めた操舵トルクと入力車速とに応じた操舵補助力を発生するように、前記モータが前記制御装置により制御され、求めた負荷係数を求めた操舵反力に乗じて得られた負荷が前記操舵力出力部に付与されるように、前記アクチュエータが前記制御手段により制御され、前記電動パワーステアリング装置は、前記ステアリングホイールの操舵により移動する操舵部材と、その操舵部材に一端部が自在継手を介して連結されるタイロッドを有し、そのタイロッドの他端部が操舵力出力部とされ、前記負荷付与機構により、操舵反力に対応する力として前記タイロッドの軸方向に沿う力が付与され、前記車両シミュレーションモデルにおいては、前輪横力と、前輪横力の時間微分を車速により除した値に比例する値との和が、操舵角の増減に対応して増減する値に比例するものとされ、前記タイロッドの軸方向に沿う力は前輪横力に比例するものとされることを特徴とする。
本発明によれば、試験対象の電動パワーステアリング装置を実車に搭載した場合の操舵反力を車両シミュレーションモデルにより求め、その操舵反力に対応する負荷をその電動パワーステアリング装置における操舵力の出力部に付与することができ、路面状態の相違に応じた負荷を付与して電動パワーステアリング装置の性能を評価することができ、実車に搭載した場合の操舵反力を車両シミュレーションモデルにより正確に求めることができる。
本発明の電動パワーステアリング装置用試験システムにおける前記車両シミュレーションモデルにおいては、Vを車速、βを車両の重心点の横滑り角、γを車両のヨーレイト、φを車両のロール角、l f を車両の重心点から前輪軸までの距離、F f を前輪横力、C f を前輪コーナリングスティフネス一軸分、β f を前輪横滑り角、kをタイヤの横剛性、δ f を前輪実舵角、α f を前輪のロールステア、θを操舵角、Nをステアリングギヤ比、ξをキャスタトレールとニューマチックトレールの和、Fを前記タイロッドの軸方向に沿う力、l n をナックルアーム長として、以下の式(6)、(8)、(10)、(12)、(14)が成立するものとされるのが好ましい。
本発明の試験システムによれば、電動パワーステアリング装置を実車に搭載した場合の操舵反力の付与を正確にシミュレーションすることで、その電動パワーステアリング装置の適正な性能評価を行うことができる。
図1は、本発明の実施形態の電動パワーステアリング装置用試験システムを示す。試験対象の電動パワーステアリング装置1は、操舵によるステアリングホイール2の回転を舵角が変化するように車輪に伝達する機構を備える。本実施形態の電動パワーステアリング装置1は公知のラックピニオン型とされ、ステアリングホイール2の回転をステアリングシャフト4を介してピニオン5に伝達し、ピニオン5に噛み合うラック(操舵部材)6を移動させ、そのラック6の動きを左右タイロッド7を介して車輪に伝達することで舵角を変化させる。ステアリングホイール2の回転を車輪に伝達する経路に作用する操舵補助力の発生用モータ10が設けられている。本実施形態においてはモータ10の出力シャフトの回転が減速ギヤ機構11を介してステアリングシャフト4に伝達されることで操舵補助力が付与される。モータ10は車載コンピュータにより構成される制御装置20に接続される。制御装置20に、ステアリングホイール2の操舵トルクを検出するトルクセンサ22が接続される。なお、実車搭載時においては制御装置20に車速センサが接続される。制御装置20は、トルクセンサ22により求めた操舵トルクと車速とに応じた操舵補助力を発生するようにモータ10を制御する。本実施形態のステアリングシャフト4は、ステアリングホイール2側とピニオン5側とに分割されると共にトーションバーにより連結され、ステアリングホイール2の操舵角とピニオン5の回転角の差であるトーションバーの捩れ角に、トーションバーのバネ定数を乗じることで得られる操舵トルクがトルクセンサ22により検出される。
電動パワーステアリング装置1の操舵力出力部に負荷を付与するACサーボモータ31(アクチュエータ)を含む負荷付与機構30が設けられている。本実施形態における電動パワーステアリング装置1の操舵力出力部7aは、上記ラック6に一端部がボールジョイント等の自在継手9を介して連結された一方のタイロッド7の他端部により構成され、実車においてはそこに自在継手、ナックルアームを介して車輪が接続される。負荷付与機構30は、操舵力出力部7aにボールジョイント等の自在継手32を介して連結されるボールナット33にねじ合わされるボールスクリュー34を、減速ギヤ機構35を介してモータ31により駆動することで、操舵力出力部7aに操舵反力に対応する負荷を付与する。操舵反力は主として前輪の横滑り角に比例して発生するセルフアライニングトルクによることから、タイロッド7の軸方向に沿う力(以下「軸力」という)が操舵反力に対応する力として付与される。また、実車における軸力は左右タイロッド7それぞれにおいて発生するが、ドライバが感じる操舵反力は左右軸力の総和であることから、本実施形態では左右軸力の総和を片側のタイロッド7に付加する。
モータ31はパーソナルコンピュータにより構成される試験制御装置40にD/A変換器43を介して接続される。試験制御装置40は、ステアリングホイール2の操舵角を求める角度センサ23にA/D変換器42を介して接続され、さらに、車速を入力する車速入力部44に接続されている。車速入力部44は、例えばキーボードスイッチやブレーキペダル状の入力スイッチ等により構成できる。なお、電動パワーステアリング装置1が操舵補助力発生用モータ10を操舵角に応じて制御する場合、角度センサ23として電動パワーステアリング装置1に備えられるものを用いればよい。
試験制御装置40は、操舵角と車速と目標操舵反力に対応する目標軸力との関係を含む車両シミュレーションモデルを記憶し、角度センサ23による検出操舵角と車速入力部44による入力車速とに応じた目標軸力を記憶した車両シミュレーションモデルに基づき求め、求めた目標軸力がタイロッド7に作用するようにモータ31を制御する。また、図1において2点鎖線で示すように、試験制御装置40に仮想の路面状態を入力する路面状態入力部45を接続する。路面状態入力部45は、例えばキーボードスイッチやロータリースイッチ等により構成できる。試験制御装置40は、路面状態の変化と負荷係数の変化との間の予め定められた関係を記憶する。例えば、負荷係数は路面が乾燥状態である時は1、積雪状態である時は0.4、氷結状態である時は0.1とされ、路面状態と負荷係数とが対応付けて記憶される。また、路面と車輪との間の摩擦係数の連続的な変化と負荷係数の連続的な変化との関係を対応付けて記憶してもよい。上記の路面状態入力部45により路面状態が試験制御装置40に入力され、試験制御装置40は入力された路面状態に対応する負荷係数を目標軸力に乗じることで、操舵力出力部7aに最終的に付与する負荷を求める。なお、本実施形態ではモータ31の制御はオープンループ制御とされる。
車速入力部44により入力される車速が制御装置20に入力可能なように、制御装置20と試験制御装置40が接続されている。なお、制御装置20への車速の入力手段は特に限定されず、例えば車速入力部44が制御装置20に直接に接続可能とされていてもよい。
制御装置20は、トルクセンサ22により求めた操舵トルクと入力車速とに応じた操舵補助力を発生するように、記憶した操舵補助プログラムに基づきモータ10を制御する。なお、本実施形態では操舵トルクが大きく入力車速が小さい程に操舵補助力が大きくなるものとされるが、これに限定されるものでなく、例えば角度センサ23による検出操舵角に応じて操舵補助力を変化させるようにしてもよい。
電動パワーステアリング装置1を実車に装着するのと同様に支持台(図示省略)に固定した状態で上記実施形態の試験システムにより操舵反力が作用する状態をシミュレーションした結果と、電動パワーステアリング装置1を実車に装着した場合との比較実験を行った。電動パワーステアリング装置1としては車体質量が1000kg強の普通乗用車に搭載されるものを使用した。なお、タイロッド7に作用する軸力はひずみゲージ8により測定した。
負荷付与機構30により負荷を付与する際、車両シミュレーションモデルに基づきリアルタイムで前輪の横滑り角からセルフアライニングトルク、タイロッド7の軸力を求めた。その車両シミュレーションモデルは、図2、図3に示すように、横方向、ヨー方向、ロール方向の3自由度を考慮した前後車輪50、51を有する等価二輪モデルとした。
なお、本実施形態において用いる記号の定義は以下の表1に示す通りである。
車両シミュレーションモデルにおいて、 x、z 方向に関する慣性乗積は零とし、車両重心点G回りの運動方程式は以下の式(1)〜(3)に示す通りとした。
本実施形態では、車輪を構成するタイヤにおける横滑り角の発生から横力が発生するまでの動特性を考え、以下の式(6)、(7)を用いる。すなわち、一定車速においては、車輪横力と車輪横力の時間微分に比例する値との和が車輪横滑り角に比例するものとされる。
前後輪の横滑り角は以下の式(8)〜(11)により表される。
なお、単位ロール角あたりのロールステア量の値は本実施形態では定数と仮定して用いた。また、実車実験により操舵角入力に対するタイロッド7の変位に動特性がほとんどなかったため、操舵系は剛体とし、操舵角に対して前輪実舵角は以下の式(12)に示すように比例関係とし、遅れがないものとする。
図4、図5に示すように、キングピン11まわりのセルフアライニングトルクをナックルアーム9の長さで除した値を本実施形態の車両シミュレーションモデルにおけるタイロッド7に作用する軸力とした。以下の式(13)、(14)にタイヤ2輪分のセルフアライニングトルクと軸力の関係を示す。
上記の車両シミュレーションモデルを用いて電動パワーステアリング装置1に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、電動パワーステアリング装置1を実車に装着した場合とにおいて、ステアリングホイール2の操舵角に対する車両のヨーレートのゲインと位相により表される周波数応答特性を求めた。そのゲイン特性を図6のボード線図に、位相特性を図7のボード線図に示す。
また、電動パワーステアリング装置1に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、電動パワーステアリング装置1を実車に装着した場合とにおいて、ステアリングホイール2の操舵角に対するタイロッド7の軸力のゲインと位相より表される周波数応答特性を求めた。そのゲイン特性を図8のボード線図に、位相特性を図9のボード線図に示す。
なお、実験条件として、車両が乾燥路面を車速40km/h、50km/h、60km/hで走行する場合それぞれにおいて、サイン波状の操舵を行った。
図6〜図9に示すように、操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と実車実験の場合とで、各周波数応答特性がほぼ一致した。特に、人間がステアリングホイールを操舵する際の実際の操舵周波数範囲である0.2Hz〜2.0Hz程度の操舵角入力に対してよく一致しているのが確認できる。
上記実施形態では負荷付与機構30のモータ31の制御はオープンループであるが、変形例として、タイロッド7の軸力を制御装置20にフィードバックし、目標軸力との偏差を低減するようにモータ31をPI(比例積分)制御し、さらに目標軸力のフィードフォワード制御と組み合わせるようにしてもよい。すなわち図10の制御ブロック線図に示すように、試験制御装置40における車両シミュレーションモデルにより操舵角θと入力車速Vに応じた目標軸力Fd を求め、目標軸力Fd と検出軸力Fとの偏差の比例積分値に目標軸力Fd を加算した値を、換算係数KT を乗じることでモータ31の目標出力トルクTd に換算し、その目標出力トルクTd に応じてモータ31を駆動する。他は上記実施形態と同様とする。そのフィードバック制御により目標軸力が小さい時の動力伝達時に発生する操舵系の摩擦の影響等を補償でき、また、フィードフォワード制御により安定して目標値追従を行うことができる。比例ゲインKP および積分ゲインKI は実験的に求めた。なお、目標出力トルクTd を設定した外乱に応じて変化させるようにしてもよい。
次に、変形例の電動パワーステアリング装置1において操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、モータ31をオープンループ制御する上記実施形態の電動パワーステアリング装置1において操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合とにおいて、ステアリングホイール2の操舵角に対するタイロッド7の軸力のゲインと位相より表される周波数応答特性を求めた。そのゲイン特性を図11のボード線図に、位相特性を図12のボード線図に示す。実験条件として、車両が乾燥路面を車速40km/h、50km/h、60km/hで走行する場合それぞれにおいて、サイン波状の操舵を行った。
図11、図12に示すように、変形例の場合は実施形態の場合に比べて操舵周波数範囲が1Hz〜2.0Hz程度において位相が多少遅れるが実際にはドライバーが違和感を感じることのない程度の遅れであり、ゲイン特性については変形例の場合と実施形態の場合とでよく一致し、操舵系の摩擦の影響等を補償する上で有効であることを確認できる。
次に、変形例の電動パワーステアリング装置1に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、電動パワーステアリング装置1を実車に装着した場合とにおいて、ステアリングホイール2の操舵角をランダムに変化させた時の時間と軸力との関係を求めた。図13に示すように、操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と実車実験の場合とで、時間と操舵角との関係はよく一致させるようにした。また、車両は乾燥路面を車速40km/hで走行するものとした。
図14に示すように、その時間と軸力との関係は、操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と実車実験の場合とでよく一致し、本変形例の試験システムによれば一般的な通常の操舵における操舵角の変化に対する軸力の応答性も十分に再現可能であることを確認できる。
次に、ドライバが実際に感じる反力を検討するため、変形例の電動パワーステアリング装置1に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、電動パワーステアリング装置1を実車に装着した場合とにおいて、ステアリングホイール2を複数回往復回転させた時の操舵角と操舵トルクとの関係を求めた。実験条件として、車両が乾燥路面を車速40km/h、60km/hで走行する場合それぞれにおいて、操舵トルクとしてトルクセンサ22の検出値を用いた。車速40km/hの場合の結果を図15に、車速60km/hの場合の結果を図16にそれぞれ示す。
図15、図16より、その操舵角と操舵トルクとの関係は、操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と実車実験の場合とでよく一致することを確認できる。
また、本発明の試験システムによる試験対象の電動パワーステアリング装置の型式は特に限定されず、例えばステアリングホイールの回転をステアリングシャフトからリンク機構を介して車輪に伝達するものや、ラックと一体のボールスクリューにねじ合わされるボールナットをモータの出力により駆動することで操舵補助力を付与するものでもよい。
さらに、負荷付与機構は電動パワーステアリング装置の操舵力出力部に負荷を付与できれば構成は特に限定されず、例えば油圧アクチュエータにより負荷を発生するものでもよい。
本発明の実施形態の電動パワーステアリング装置用試験システムの構成説明図 本発明の実施形態における車両シミュレーションモデルの説明用平面図 本発明の実施形態における車両シミュレーションモデルの説明用正面図 本発明の実施形態における車両シミュレーションモデルにおけるセルフアライニングトルクの作用状態の説明図 本発明の実施形態における車両シミュレーションモデルにおけるタイロッドへの軸力の作用状態の説明図 本発明の実施形態における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、その電動パワーステアリング装置を実車に装着した場合とにおいて、操舵角に対する車両のヨーレートのゲイン特性を表すボード線図 本発明の実施形態における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、その電動パワーステアリング装置を実車に装着した場合とにおいて、操舵角に対する車両のヨーレートの位相特性を表すボード線図 本発明の実施形態における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、その電動パワーステアリング装置を実車に装着した場合とにおいて、操舵角に対するタイロッドの軸力のゲイン特性を表すボード線図 本発明の実施形態における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、その電動パワーステアリング装置を実車に装着した場合とにおいて、操舵角に対するタイロッドの軸力の位相特性を表すボード線図 本発明の変形例の負荷付与機構のモータの制御ブロック線図 本発明の実施形態における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、変形例における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合とにおいて、操舵角に対するタイロッドの軸力のゲイン特性を表すボード線図 本発明の実施形態における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、変形例における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合とにおいて、操舵角に対するタイロッドの軸力の位相特性を表すボード線図 本発明の変形例における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、その電動パワーステアリング装置を実車に装着した場合とにおいて、操舵角をランダムに変化させた時の時間と操舵角との関係を表す図 本発明の変形例における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、その電動パワーステアリング装置を実車に装着した場合とにおいて、操舵角をランダムに変化させた時の時間とタイロッドの軸力との関係を表す図 本発明の変形例における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、その電動パワーステアリング装置を実車に装着した場合とにおいて、車速40km/hでステアリングホイールを複数回往復回転させた時の操舵角と操舵トルクとの関係を表す図 本発明の変形例における電動パワーステアリング装置に操舵反力が作用する状態をシミュレーションした場合と、その電動パワーステアリング装置を実車に装着した場合とにおいて、車速60km/hでステアリングホイールを複数回往復回転させた時の操舵角と操舵トルクとの関係を表す図
符号の説明
1 電動パワーステアリング装置
2 ステアリングホイール
6 ラック(操舵部材)
7 タイロッド
7a 操舵力出力部
9 自在継手
10 モータ
20 制御装置
22 トルクセンサ
23 角度センサ
30 負荷付与機構
31 ACサーボモータ(アクチュエータ)
32 自在継手
40 試験制御装置(演算手段、制御手段、入力手段)
44 車速入力部
45 路面状態入力部

Claims (2)

  1. 操舵補助力発生用モータと、ステアリングホイールの操舵トルクを検出するトルクセンサと、検出操舵トルクと車速とに応じた操舵補助力を発生するように前記モータを制御する制御装置とを備える電動パワーステアリング装置のための試験システムであって、
    前記電動パワーステアリング装置における操舵力出力部に負荷を付与するアクチュエータを含む負荷付与機構と、
    前記ステアリングホイールの操舵角を検出する角度センサと、
    車速を入力する車速入力部と、
    操舵角と車速と操舵反力との関係を含む車両シミュレーションモデルの記憶手段と、
    検出操舵角と入力車速に応じた操舵反力を前記車両シミュレーションモデルに基づき求める演算手段と、
    求めた操舵反力に対応する負荷を前記操舵力出力部に付与するように前記アクチュエータを制御する制御手段と、
    前記車速入力部により入力される車速の前記制御装置への入力手段と
    路面状態の変化と負荷係数の変化との間の予め定められた関係を記憶する手段と、
    仮想の路面状態を入力する路面状態入力部と、
    入力された路面状態に対応する負荷係数を求める手段とを備え、
    前記トルクセンサにより求めた操舵トルクと入力車速とに応じた操舵補助力を発生するように、前記モータが前記制御装置により制御され
    求めた負荷係数を求めた操舵反力に乗じて得られた負荷が前記操舵力出力部に付与されるように、前記アクチュエータが前記制御手段により制御され、
    前記電動パワーステアリング装置は、前記ステアリングホイールの操舵により移動する操舵部材と、その操舵部材に一端部が自在継手を介して連結されるタイロッドを有し、そのタイロッドの他端部が操舵力出力部とされ、
    前記負荷付与機構により、操舵反力に対応する力として前記タイロッドの軸方向に沿う力が付与され、
    前記車両シミュレーションモデルにおいては、前輪横力と、前輪横力の時間微分を車速により除した値に比例する値との和が、操舵角の増減に対応して増減する値に比例するものとされ、前記タイロッドの軸方向に沿う力は前輪横力に比例するものとされることを特徴とする電動パワーステアリング装置用試験システム。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用試験システムにおける前記車両シミュレーションモデルにおいては、Vを車速、βを車両の重心点の横滑り角、γを車両のヨーレイト、φを車両のロール角、l f を車両の重心点から前輪軸までの距離、F f を前輪横力、C f を前輪コーナリングスティフネス一軸分、β f を前輪横滑り角、kをタイヤの横剛性、δ f を前輪実舵角、α f を前輪のロールステア、θを操舵角、Nをステアリングギヤ比、ξをキャスタトレールとニューマチックトレールの和、Fを前記タイロッドの軸方向に沿う力、l n をナックルアーム長として、以下の式(6)、(8)、(10)、(12)、(14)が成立するものとされる。
JP2003410951A 2003-12-09 2003-12-09 電動パワーステアリング装置用試験システム Expired - Fee Related JP4264725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003410951A JP4264725B2 (ja) 2003-12-09 2003-12-09 電動パワーステアリング装置用試験システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003410951A JP4264725B2 (ja) 2003-12-09 2003-12-09 電動パワーステアリング装置用試験システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005172528A JP2005172528A (ja) 2005-06-30
JP4264725B2 true JP4264725B2 (ja) 2009-05-20

Family

ID=34731884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003410951A Expired - Fee Related JP4264725B2 (ja) 2003-12-09 2003-12-09 電動パワーステアリング装置用試験システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4264725B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102944428A (zh) * 2012-11-22 2013-02-27 西华大学 一种电动汽车电动轮独立驱动系统试验平台
CN103162888A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 财团法人金属工业研究发展中心 方向盘自动转向及测量机构
CN104973056A (zh) * 2014-04-14 2015-10-14 株式会社万都 与车道保持辅助系统联锁的自适应巡航控制系统及其定速控制方法
CN105157997A (zh) * 2015-09-22 2015-12-16 奇瑞汽车股份有限公司 一种电动转向系统测试台架及其测试方法
CN106441947A (zh) * 2016-08-31 2017-02-22 纳恩博(常州)科技有限公司 一种转向机构测试装置及测试系统
CN106872189A (zh) * 2017-01-17 2017-06-20 安徽德孚转向系统股份有限公司 一种电动助力转向系统性能测试组合试验台

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006016764B4 (de) * 2006-04-10 2009-04-30 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Verfahren zum Prüfen eines Kraftfahrzeuglenksystems
JP4831338B2 (ja) * 2006-10-26 2011-12-07 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置用試験システム
JP4831425B2 (ja) 2007-03-19 2011-12-07 株式会社ジェイテクト ステアリング装置の試験装置
KR100897270B1 (ko) 2007-12-04 2009-05-14 현대자동차주식회사 상용차용 2축 스티어링 시스템용 내구시험장치
KR101382279B1 (ko) * 2008-11-24 2014-04-08 현대자동차(주) 가변 판정 기준을 적용하는 차선 유지 제어 시스템
EP2374693B1 (en) * 2008-12-26 2015-08-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Driving support system of vehicle
EP2586678B1 (en) 2010-06-23 2016-02-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle travel control device
US8626392B2 (en) 2010-06-23 2014-01-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle running control apparatus
JP5430505B2 (ja) 2010-06-25 2014-03-05 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP5212445B2 (ja) * 2010-09-17 2013-06-19 トヨタ自動車株式会社 操舵装置及びキックバック判定装置
CN102200488B (zh) * 2011-03-25 2012-06-27 重庆理工大学 汽车电动助力转向测试实验装置及其方法
JP5893306B2 (ja) * 2011-09-09 2016-03-23 住友ゴム工業株式会社 応答遅れ評価方法
CN103364208A (zh) * 2012-04-01 2013-10-23 浙江万达汽车方向机有限公司 一种用于电动助力转向系统寿命试验台
JP6164465B2 (ja) * 2013-04-26 2017-07-19 株式会社ジェイテクト ドライビングシミュレータのモーション制御方法及び車両試験システム
CN105136486A (zh) * 2015-09-23 2015-12-09 安徽江淮汽车股份有限公司 一种电动助力转向系统综合性能测控台及测控方法
KR101618094B1 (ko) * 2015-11-27 2016-05-04 주식회사 엘티텍 자동차 조향구동 테스트 장치
AT518792B1 (de) * 2016-09-12 2018-01-15 Avl List Gmbh Modularer Prüfstand für fahrbereite Gesamtfahrzeuge
CN108228937A (zh) * 2016-12-21 2018-06-29 华晨汽车集团控股有限公司 一种基于cae的转向系统机构仿真方法
CN107226130B (zh) * 2017-07-21 2023-05-05 河南理工大学 电动助力转向系统及其转向实验模拟系统
RU2771014C1 (ru) * 2018-09-28 2022-04-25 Кокусай Кейсокуки Кабусики Кайся Испытательное устройство, способ настройки испытательного процесса и способ испытания рулевого механизма
CN109374316A (zh) * 2018-11-28 2019-02-22 英诺菲特(北京)科技有限公司 电动助力转向系统性能测试装置
CN109781175B (zh) * 2018-12-26 2020-11-24 中汽研(天津)汽车工程研究院有限公司 一种用于动力总成复现整车工况能量利用率解耦的装置及方法
CN110346127A (zh) * 2019-07-11 2019-10-18 吉林瑞铭机电设备有限公司 Eps空载试验及传感器标定机
CN111060330B (zh) * 2020-01-02 2024-06-07 浙江工业大学 基于电动助力转向系统的测试台架
WO2021193054A1 (ja) * 2020-03-27 2021-09-30 株式会社堀場製作所 車両試験システム、操舵反力入力装置、及び操舵機能評価方法
CN113758732B (zh) * 2020-06-01 2024-08-13 蜂巢智能转向系统(江苏)有限公司 电动助力转向模拟装置和电动转向系统的检测方法
CN112393928B (zh) * 2020-12-15 2024-08-23 吉林大学 一种可适应不同转向系统的转向负载模拟试验台
CN113155487B (zh) * 2021-05-18 2022-05-13 北京博科测试系统股份有限公司 商用车转向系统试验台
CN113607437B (zh) * 2021-09-01 2024-04-12 一汽解放汽车有限公司 用于车辆双前轴转向助力系统的试验台架
JP7451475B2 (ja) * 2021-10-14 2024-03-18 株式会社小野測器 自動車試験システム
CN114593923B (zh) * 2022-03-14 2023-05-30 湖南速特智能科技有限公司 汽车转向性能测试方法和系统
CN115096618A (zh) * 2022-06-16 2022-09-23 上汽通用五菱汽车股份有限公司 电动助力转向系统的测试台架、方法及介质
CN116183253B (zh) * 2023-04-23 2023-06-30 江西行新汽车科技股份有限公司 一种方向盘的转向测试方法及转向测试系统

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103162888A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 财团法人金属工业研究发展中心 方向盘自动转向及测量机构
CN102944428A (zh) * 2012-11-22 2013-02-27 西华大学 一种电动汽车电动轮独立驱动系统试验平台
CN102944428B (zh) * 2012-11-22 2015-04-22 西华大学 一种电动汽车电动轮独立驱动系统试验平台
CN104973056A (zh) * 2014-04-14 2015-10-14 株式会社万都 与车道保持辅助系统联锁的自适应巡航控制系统及其定速控制方法
CN104973056B (zh) * 2014-04-14 2017-09-08 株式会社万都 与车道保持辅助系统联锁的自适应巡航控制系统及其定速控制方法
CN105157997A (zh) * 2015-09-22 2015-12-16 奇瑞汽车股份有限公司 一种电动转向系统测试台架及其测试方法
CN105157997B (zh) * 2015-09-22 2018-02-16 奇瑞汽车股份有限公司 一种电动转向系统测试方法
CN106441947A (zh) * 2016-08-31 2017-02-22 纳恩博(常州)科技有限公司 一种转向机构测试装置及测试系统
CN106441947B (zh) * 2016-08-31 2020-10-16 纳恩博(常州)科技有限公司 一种转向机构测试装置及测试系统
CN106872189A (zh) * 2017-01-17 2017-06-20 安徽德孚转向系统股份有限公司 一种电动助力转向系统性能测试组合试验台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005172528A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4264725B2 (ja) 電動パワーステアリング装置用試験システム
CN108602529B (zh) 用于控制车辆转向和车辆行为的方法
JP4831338B2 (ja) 電動パワーステアリング装置用試験システム
JP5170496B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
CN101298256B (zh) 电动助力转向装置及其控制方法
US20080133066A1 (en) Control Device for Vehicle
US20120046836A1 (en) Method for determining a toothed rack force for a steering device in a vehicle
JP2002087309A (ja) 自動車の電動パワーステアリング装置
JP7260549B2 (ja) ローカルトルク及び/又は荷重制御ループの使用により透明性を有するアクチュエータを用いたワイヤ操舵パワーステアリングシステム
US11390269B2 (en) Vehicle control system
Kuslits et al. Modelling and control of a new differential steering concept
Mohamed et al. Modeling and experimental design approach for integration of conventional power steering and a steer-by-wire system based on active steering angle control
JP2003081119A (ja) 自動車の電動パワーステアリング装置
Shim et al. Using µ feedforward for vehicle stability enhancement
JP4806930B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2008145532A (ja) 車両用シミュレーションシステム
Mousavinejad et al. Variable structure controller design for steer-by-wire system of a passenger car
JP5231793B2 (ja) 操舵装置
US20210214004A1 (en) Vehicle control device and characteristic estimation method
JP4687277B2 (ja) 車両用操舵装置および車両用操舵方法
JP2006096230A (ja) 車両運動制御装置および車両運動制御方法
JP2022065602A (ja) 車両姿勢制御装置および車両
JP4517555B2 (ja) 自動車の電動パワーステアリング装置
Morgando et al. Steering feedback torque definition and generation in a steer by wire system
JP4793575B2 (ja) 機器構成ユニット用シミュレーションシステムと、それを利用した機器構成ユニットの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090121

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees