JP4246125B2 - 受信機 - Google Patents
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Description
このような無線通信システムでは、一例として、図3に示されるようなフレーム構成が用いられ、図4(a)〜(c)に示されるような各スロットの信号フォーマットが用いられ、図5に示されるようなシンボルマッピングが用いられる。
なお、図3〜図5については、後述する本発明の実施例で詳しく説明する。
このように、同期ワードのシンボルが対角の2点{0、A}のみから成る場合には、同期ワードの前後のシンボルに同期ワードと同じ位相のシンボル(つまり、“0”又は“A”)があると、例えば同期ワードのシンボルが最外角の4点{0、2、8、A}から成る場合と比べて、相関のピーク位置に影響を与えやすくなる。
特に、市町村デジタル同報通信システム(ARIB STD−T86)のように、変調方式が16QAMでありロールオフ率が0.2と小さいようなシステムでは、僅かなシンボル同期の誤差で、ビット誤り率特性が劣化するため、シンボル同期やフレーム同期の誤差を軽減する必要が大きかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、受信信号のシンボル同期の精度を向上させることができる受信機を提供することを目的とする。
すなわち、同期ワードパターン記憶手段が、複数のチャネル種別について、同期ワードのパターンを記憶する。ここで、複数のチャネル種別は、信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別と、信号中にプリアンブルを有さずに同期ワードを有するチャネル種別を含む。
プリアンブルパターン記憶手段が、信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別について、プリアンブルのパターンを記憶する。
相関値最大チャネル種別検出手段が、前記同期ワードパターン記憶手段に記憶されたそれぞれのチャネル種別毎の同期ワードのパターンと受信信号との最大相関値が最大となるチャネル種別を検出する。例えば、それぞれのチャネル種別毎に同期ワードのパターンと受信信号との相関値の最大値(最大相関値)を検出し、複数のチャネル種別の中で最大相関値が最大となるチャネル種別を検出する。
最大相関値位置情報検出手段が、前記プリアンブルパターン記憶手段に記憶されたプリアンブルのパターンと受信信号との最大相関値が取得される信号位置に関する情報を検出する。例えば、プリアンブルのパターンと受信信号との相関値の最大値(最大相関値)を取得して、当該最大相関値が取得される信号位置に関する情報を検出する。
シンボル同期手段が、前記相関値最大チャネル種別検出手段により検出されたチャネル種別が信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別である場合に、前記最大相関値位置情報検出手段により検出された情報に基づいて、シンボル同期を行う。
従って、信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別の信号を受信した場合に、当該受信信号に含まれるプリアンブルを用いてシンボル同期を行うことにより、受信信号のシンボル同期の精度を向上させることができる。
また、プリアンブル(パターン)としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、AGCプリアンブルや固定パターンを用いることができ、例えば、所定のシンボル列(複数のシンボルの並び)を用いることができる。
また、プリアンブル(パターン)としては、例えば、それぞれのチャネル種別について異なるパターンが用いられてもよく、或いは、2以上のチャネル種別について同一のパターンが用いられてもよい。
また、同期ワード(パターン)としては、種々なものが用いられてもよい。
また、同期ワード(パターン)としては、例えば、それぞれのチャネル種別について異なるパターンが用いられる。
また、パターンを記憶する手段としては、例えば、パターンを記憶するメモリや、パターンを設定するレジスタなどを用いて構成することができる。
また、信号中にプリアンブルを有さずに同期ワードを有するチャネル種別としては、1以上のチャネル種別が用いられる。
また、それぞれのチャネル種別毎の同期ワードのパターンと受信信号との最大相関値は、例えば、同期ワードのパターンと受信信号との相関値を演算する信号位置(タイミング)をずらして最大となる相関値(最大相関値)を決定することで取得される。当該最大相関値が最大となるチャネル種別の信号を受信したとみなす。
また、プリアンブルのパターンと受信信号との最大相関値が取得される信号位置(タイミング)に関する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、シンボル同期を行うことができる情報が用いられる。
信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別として、制御用のチャネル或いは同期バースト用のチャネルの一方又は両方が用いられる。
信号中にプリアンブルを有さずに同期ワードを有するチャネル種別として、通信用のチャネルが用いられる。
前記最大相関値位置情報検出手段は、前記プリアンブルパターン記憶手段に記憶されたプリアンブルのパターンと受信信号との最大相関値が取得される信号位置と所定の基準位置との差異に関する情報を検出する。
前記シンボル同期手段は、前記最大相関値位置情報検出手段により検出された差異に関する情報に基づいて、当該差異を補償するようにクロックを制御することで、シンボル同期を行う。
従って、プリアンブルのパターンと受信信号との最大相関値が取得される信号位置と所定の基準位置との差異を補償するようにクロックを制御することにより、受信信号のシンボル同期を行うことができる。
また、同期バースト用のチャネルとしては、種々なチャネルが用いられてもよい。
また、通信用のチャネルとしては、種々なチャネルが用いられてもよい。
また、プリアンブルのパターンと受信信号との最大相関値が取得される信号位置(タイミング)に関する所定の基準位置(基準タイミング)としては、例えば、プリアンブルのパターンと受信信号との最大相関値が取得されるべき理想的な信号位置(タイミング)が用いられる。
また、所定の基準位置(基準タイミング)との差異に関する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、ランダムウォークフィルタ機能などにより平均化されて雑音による変動(差異)が除去されてもよい。
また、信号位置(タイミング)に関する差異を補償するように制御する態様としては、例えば、差異をゼロ(0)にするように制御する態様が用いられる。
また、クロックを制御する態様としては、例えば、クロックの周期(速度)を制御する態様などを用いることができる。
まず、図3〜図5を参照して、本実施例に係るデジタル無線通信システムである市町村デジタル同報通信システム(ARIB STD−T86)で使用される通信の方式を説明する。
本例では、上位の親局となる統制局装置や基地局装置などから下位の子局受信機となる戸別受信機や携帯受信機などへの通信の方向を下りとし、逆に、下位の子局から上位の親局への通信の方向を上りとする。
図3には、本例の市町村デジタル同報通信システム(ARIB STD−T86)で使用されるフレームの構成例を示してある。
本例のフレーム構成では、1フレームの周期は80msであり、1フレームは6個のスロットで等分割されており、フレーム内の各スロットの番号はフレームの先頭から順にスロット0、スロット1、スロット2、スロット3、スロット4、スロット5であるとする。本例では、通常の場合と同様に、スロット0及びスロット3には制御用物理チャネル(CCH)が割り当てられ、スロット1とスロット2とスロット4とスロット5には通信用物理チャネル(TCH)が割り当てられる。
通信用物理チャネル(TCH)は、音声、FAX、データ通信用のデータなどを伝送する。また、拡声放送を行う場合には、スロット1とスロット2とスロット4とスロット5が下りとして用いられる。また、連絡通話を行う場合には、基本的には、スロット1及びスロット2が下りとして用いられ、スロット4及びスロット5が上りとして用いられる。
また、通信用物理チャネル(TCH)には高速付随制御チャネル(FACCH)が割り当てられることがあり、高速付随制御チャネル(FACCH)が割り当てられた場合には通信制御に用いられる。
図4(a)には、制御用物理チャネルのスロットの信号フォーマットの一例を示してある。
制御用物理チャネルのスロットは、先頭から順に、4シンボルのバースト過渡応答用ランプ時間部(R)と、6シンボルのAGCプリアンブル(AP)と、1シンボルのパイロットシンボル(P)と、58シンボルのAGCプリアンブル(AP)と、10シンボルの同期ワード(SW)と、1シンボルのチャネル種別(C)と、58シンボルの制御信号(CAC)と、1シンボルのパイロットシンボル(P)と、6シンボルの制御信号(CAC)と、5シンボルのガード時間部(G)を含んで構成されている。
通信用物理チャネルのスロットは、先頭から順に、4シンボルのバースト過渡応答用ランプ時間部(R)と、6シンボルのトラヒックチャネル(TCH)又は高速付随制御チャネル(FACCH)と、1シンボルのパイロットシンボル(P)と、58シンボルのトラヒックチャネル(TCH)又は高速付随制御チャネル(FACCH)と、10シンボルの同期ワード(SW)と、1シンボルのチャネル種別(C)と、58シンボルのトラヒックチャネル(TCH)又は高速付随制御チャネル(FACCH)と、1シンボルのパイロットシンボル(P)と、6シンボルのトラヒックチャネル(TCH)又は高速付随制御チャネル(FACCH)と、5シンボルのガード時間部(G)を含んで構成されている。
同期バーストのスロットは、先頭から順に、4シンボルのバースト過渡応答用ランプ時間部(R)と、6シンボルの固定パターン(FP)と、1シンボルのパイロットシンボル(P)と、58シンボルの固定パターン(FP)と、10シンボルの同期ワード(SW)と、1シンボルのチャネル種別(C)と、58シンボルのパラメータ部(PP)と、1シンボルのパイロットシンボル(P)と、6シンボルのパラメータ部(PP)と、5シンボルのガード時間部(G)を含んで構成されている。
図5に示されるように、本例のシンボルマッピングでは、16進数を用いて、“0”〜“F”のシンボルが用いられている。
また、図4(a)に示される制御用物理チャネルのスロットに含まれる制御信号としては、例えば、報知チャネル(BCCH)や、一斉呼出しチャネル(PCH)や、個別セル用チャネル(SCCH)が用いられる。
また、パイロットシンボル(P)としては、図5に示されるシンボルマッピングにおいて、“A”が用いられる。
本例では、図4(a)〜(c)に示される各物理チャネルのスロットには、共通して、スロットの中央に同期ワード(SW)が配置されており、受信機では、この同期ワードを用いて、シンボル同期やフレーム同期を行う。
本例では、図5に示されるシンボルマッピングにおいて、下り制御用物理チャネル(スーパーフレームの先頭以外)の同期ワードSW1として“000A0A00A0”が用いられており、上り制御用物理チャネルの同期ワードSW2として“000A0AA00A”が用いられており、下り通信用物理チャネルの同期ワードSW3として“00A000AAAA”が用いられており、上り通信用物理チャネルの同期ワードSW4として“00A000000A”が用いられており、下り制御用物理チャネル(スーパーフレームの先頭)の同期ワードSW5として“00A0AAAAA0”が用いられており、下り同期バーストの同期ワードSW6として“0000AA0A0A”が用いられており、上り同期バーストの同期ワードSW7として“0000AAA0AA”が用いられている。
このように、同期ワードは、チャネル種別により、7種類のパターンSW1〜SW7のいずれかとなる。
図1には、本例の市町村デジタル同報通信システムの子局受信機の構成例を示してある。
本例の子局受信機は、入力端子Aと、高周波(RF)部回路1と、A/D(Analog to Digital)変換器2と、直交検波部3と、受信フィルタ4と、復調処理部5と、蓄積バッファ6と、5個の相関器B1〜B5と、5個の最大値検索部C1〜C5と、最大値選択部7と、減算器8と、スイッチ9と、ランダムウォークフィルタ部10と、フレーム制御部11と、クロック生成部12を備えている。
入力端子Aにはアンテナ(図示せず)が接続されており、受信信号が高周波部回路1に入力される。
高周波部回路1は、アンテナから入力される信号を例えば増幅器により増幅すると共に、当該入力信号について無線帯域の周波数からA/D変換器2でサンプリング可能な中間周波数へ周波数変換を行い、当該周波数変換後の信号を直交検波部3へ出力する。
直交検波部3は、A/D変換器3から入力される受信信号からベースバンド信号の同相成分(I成分)及び直交成分(Q成分)を取り出し、受信フィルタ4へ出力する。
なお、図1では、直交検波部3からの出力信号としてはI成分とQ成分が2つの信号線により出力されるが、図示を簡易化するために、1本の線で表している。
復調処理部5は、受信フィルタ4から入力される信号の符号判定等を行い、ビットデータを取り出す。
蓄積バッファ6は、受信フィルタ4から入力される信号について、少なくともタイミング同期を行うための信号を蓄積し、蓄積した信号のうちで必要な部分(同期ワード又はプリアンブル)の信号をそれぞれの相関器B1〜B5へ出力する。
親局から送信される下りの信号では、同期ワードの種別は、制御用物理チャネル(スーパーフレーム先頭以外)の同期ワードSW1、制御用物理チャネル(スーパーフレーム先頭)の同期ワードSW5、同期バーストの同期ワードSW6、通信用物理チャネルの同期ワードSW3、の4種類となるため、これら4種類の同期ワードのパターンとの相関演算を行う相関器B1、B2、B3、B4を設けてある。
また、本例では、AGCプリアンブル(AP)或いは固定パターン(FP)であるプリアンブルのパターンとの相関演算を行う相関器B5を設けてある。
同様に、相関器B2は、蓄積バッファ6に蓄積された信号と同期ワード(のパターン)SW5との相関演算を行い、その結果を最大値検索部C2へ出力する。
同様に、相関器B3は、蓄積バッファ6に蓄積された信号と同期ワード(のパターン)SW6との相関演算を行い、その結果を最大値検索部C3へ出力する。
同様に、相関器B4は、蓄積バッファ6に蓄積された信号と同期ワード(のパターン)SW3との相関演算を行い、その結果を最大値検索部C4へ出力する。
本例では、相関器B5での相関演算としては、スロットの先頭から5シンボル目〜69シンボル目にあるプリアンブル部の中央部分のプリアンブルパターンで相関演算することとし、これにより、プリアンブル部の前後のシンボルの影響を軽減させる。プリアンブル部の中央部分としては、例えば、スロットの先頭から32シンボル目〜41シンボル目の10シンボルを用いる。
なお、各相関器B1〜B4で使用される同期ワードSW1、SW5、SW6、SW3のパターンや、相関器B5で使用されるプリアンブルのパターンは、それぞれ設定されている。
最大値検索部C5は、相関器B5から入力される相関演算結果の最大値を検索して、当該検索した最大値の位置(例えば、スロット中での位置)を表す番号(最大値番号)を減算器8へ出力する。
減算器8は、最大値検索部C5から入力される最大値番号から基準値nを減算し、当該減算結果(タイミング誤差値)をスイッチ9の端子bへ出力する。
ここで、基準値nは、スロット内(或いは、フレーム内)におけるプリアンブルの基準位置を表す番号である。すなわち、減算器8からの出力値は、プリアンブル相関による受信信号のタイミング誤差値となる。
スイッチ9は、最大値選択部7により制御されるスイッチ切替状態に従って、端子aに入力される値“0”又は減算器8から端子bに入力されるタイミング誤差値を選択して、端子cからランダムウォークフィルタ部10へ出力する。
すると、ランダムウォークフィルタ部10へは、プリアンブルを持つフレーム種別である制御チャネル或いは同期バーストの同期ワード種別(同期ワードSW1、SW5、SW6)のいずれかの同期ワードが検出された場合には、プリアンブル相関によるタイミング誤差値が入力され、また、プリアンブルを持たないフレーム種別である通信用物理チャネルの同期ワードSW3が検出された場合には、値“0”が入力される。
ランダムウォークフィルタ部10及びそれより後段におけるフレーム制御部11での処理は、スイッチ9の端子bと端子cとが接続される場合にのみ動作する。
本例のランダムウォークフィルタ部10は、入力端子D1と出力端子D2との間に、判定器21と、積算器22と、判定器23を備えている。
本例のランダムウォークフィルタ部10の入力端子D1はスイッチ9の端子cと接続されており、出力端子D2はフレーム制御部11の入力端子と接続されている。
判定器21は、入力されるタイミング誤差値の正負に応じて所定の値を積算器22へ出力する。具体的には、判定器21は、入力されるタイミング誤差値が負である場合(つまり、タイミング誤差値<0である場合)には“−1”の値を積算器22へ出力し、また、入力されるタイミング誤差値がゼロである場合(つまり、タイミング誤差値=0である場合)には“0”の値を積算器22へ出力し、また、入力されるタイミング誤差値が正である場合(つまり、タイミング誤差値>0である場合)には“+1”の値を積算器22へ出力する。
そして、積算器22は、判定器21から入力される値と内部レジスタの値との和の値sを判定器23へ出力し、この和の値sを内部レジスタに格納する。
また、積算器22は、判定器23からリセットするように制御された場合には、内部レジスタの値を0にリセットする。
また、判定器23は、積算器22から入力される値sの絶対値|s|が比較値Wより小さい場合(つまり、|s|<Wである場合)には、“0”の値を出力端子D2を介してフレーム制御部11へ出力する。
このように、ランダムウォークフィルタ部10は、入力値の符号を内部で積算するため、プリアンブルに関する相関のピーク位置が雑音によりランダムに変動した場合にはその変動が吸収されて、タイミングのずれのみを検出することができる。
クロック生成部12は、受信機動作用のクロック信号を生成して供給する。
クロック生成部12は、フレーム制御部11からSBW信号を入力した場合には、その直後だけクロック周期を長くして、クロック信号を遅らせる。
また、クロック生成部12は、フレーム制御部11からSFW信号を入力した場合には、その直後だけクロック周期を短くして、クロック信号を早める。
一方、受信信号がクロックに対して進んでいる場合には、相関のピークが前方に現れるため、ランダムウォークフィルタ部10へ入力されるタイミング誤差値は負の値となり、クロックを早めるように制御されて、タイミング誤差値が0に近づくまで制御される。
このようにして、タイミング誤差値が常に0に近づくようにクロックのタイミングを制御して、シンボル同期が行われる。
例えば、拡声放送中の受信信号では、1フレームに1回、スロット0で制御チャネルが受信されるため、このスロット0でプリアンブル相関によるシンボル同期が行われる。そして、このプリアンブル相関では、プリアンブル部信号の中央の信号を用いるため、前後のシンボルの影響が少ないことから、シンボル同期の誤差が軽減され、ビット誤り率特性の劣化が軽減される。
また、本例の受信機では、受信信号と複数の同期ワードパターンとの相関演算をそれぞれ行い、最も相関の大きい同期ワードパターンを選択して、選択した同期ワードパターンがプリアンブルを持つチャネル種別の同期ワードパターンである場合には、受信信号とプリアンブルパターンとの相関演算を行って、そのピーク位置に基づいてシンボル同期を行う。
本例の受信機では、検出された同期ワードの種別が、プリアンブルを持つチャネル種別(本例では、制御チャネル或いは同期バースト)の同期ワード種別である場合には、プリアンブル区間の中央の連続する区間の信号と、プリアンブルパターンとの相関演算を行って、そのピーク位置によりシンボル同期を行う。
本例の受信装置は、上記第1実施例で示したような受信機の機能を有している。
そして、本例の受信装置は、子局側の装置として用いられて、親局側の装置から無線により送信された信号をアンテナにより受信して、受信した信号を図1及び図2に示されるような受信機の構成により処理して、シンボル同期やフレーム同期を行う。
このように、本例の受信装置では、上記第1実施例で示したようなシンボル同期機能を用いてタイミング同期を行うことにより、タイミングの誤差を軽減することができ、受信性能を向上させることができる。
なお、本例では、上記第1実施例で示したような受信機の機能を有した受信装置を示したが、例えば、このような受信機の機能と送信機の機能とを有した通信装置(送受信装置)を実施することもできる。
本例の防災行政無線システムは、上記第2実施例で示したような受信装置或いは通信装置を子局側の装置として含んでいる。
そして、本例の受信装置或いは通信装置は、子局側の装置として用いられて、親局側の装置から無線により送信された信号をアンテナにより受信して、受信した信号を図1及び図2に示されるような受信機の構成により処理して、シンボル同期やフレーム同期を行う。
このように、本例の防災行政無線システムでは、受信装置或いは通信装置において、上記第1実施例で示したようなシンボル同期機能を用いてタイミング同期を行うことにより、タイミングの誤差を軽減することができ、受信性能を向上させることができる。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る受信機や受信装置や通信装置や無線通信システムなどにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (2)
- 受信信号に基づいてシンボル同期を行う受信機において、
信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別と信号中にプリアンブルを有さずに同期ワードを有するチャネル種別を含む複数のチャネル種別について同期ワードのパターンを記憶する同期ワードパターン記憶手段と、
信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別についてプリアンブルのパターンを記憶するプリアンブルパターン記憶手段と、
前記同期ワードパターン記憶手段に記憶されたそれぞれのチャネル種別毎の同期ワードのパターンと受信信号との最大相関値が最大となるチャネル種別を検出する相関値最大チャネル種別検出手段と、
前記プリアンブルパターン記憶手段に記憶されたプリアンブルのパターンと受信信号との最大相関値が取得される信号位置に関する情報を検出する最大相関値位置情報検出手段と、
前記相関値最大チャネル種別検出手段により検出されたチャネル種別が信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別である場合に、前記最大相関値位置情報検出手段により検出された情報に基づいてシンボル同期を行うシンボル同期手段と、
を備えたことを特徴とする受信機。 - 請求項1に記載の受信機において、
信号中にプリアンブル及び同期ワードを有するチャネル種別として、制御用のチャネル或いは同期バースト用のチャネルの一方又は両方が用いられ、
信号中にプリアンブルを有さずに同期ワードを有するチャネル種別として、通信用のチャネルが用いられ、
前記最大相関値位置情報検出手段は、前記プリアンブルパターン記憶手段に記憶されたプリアンブルのパターンと受信信号との最大相関値が取得される信号位置と所定の基準位置との差異に関する情報を検出し、
前記シンボル同期手段は、前記最大相関値位置情報検出手段により検出された差異に関する情報に基づいて当該差異を補償するようにクロックを制御することでシンボル同期を行う、
ことを特徴とする受信機。
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