JP4244159B2 - 受信装置、通信システムおよびプログラム - Google Patents

受信装置、通信システムおよびプログラム Download PDF

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  • Computer And Data Communications (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
データ通信において、セグメントの欠落が発生した場合に、欠落したセグメントを再送信する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、データ通信機能を備えた携帯電話機やパーソナルコンピュータ装置など、TCP(Transmission Control Protocol)にしたがってデータの送受信を行う端末装置が一般に普及している。TCPとは、OSI参照モデルにおけるトランスポート層の通信プロトコルの1つであり、信頼性の高い通信を実現するための通信プロトコルである。具体的には、TCPにしたがって行われる通信では、その信頼性を確保するために、送信装置から送信されたセグメントが受信装置へ到達しなかった場合に、そのセグメントを再送信させるようにしている。なお、セグメントとは、トランスポート層における通信単位のデータブロックであり、送信装置から送信された順番を示す一連の番号(以下、「シーケンス番号」という)が内包されている。また、以下では、送信装置から送信されたセグメントが受信装置へ到達しないことを「セグメントの欠落」と称する。
【0003】
TCPにしたがってセグメントを送信する送信装置は、以下に述べる2種類の判断基準でセグメントの欠落を検出し、欠落したセグメントを再送信している。第1の判定基準は、セグメントを送信してから所定の時間(以下、「再送タイムアウト時間」という)内に、そのセグメントを受信したことを示す確認応答が受信装置から送信されてきたか否かである。この再送タイムアウト時間内に確認応答が送信されてこなかった場合には、送信装置はセグメントの欠落が発生したものとみなして、そのセグメントを再送信する。以下では、第1の判定基準によるセグメントの再送信を「タイムアウトによる再送信」という。第2の判定基準は、受信装置から重複確認応答が所定の回数(例えば、3回)送信されてきたか否かである。重複確認応答とは、受信したセグメントのシーケンス番号と、その1つ前に受信したセグメントのシーケンス番号とが連続していなかった場合に、次に受信を期待するセグメントのシーケンス番号を送信装置へ通知するために受信装置が送信する確認応答である。送信装置は、この重複確認応答を所定の回数受信した場合には、再送タイムアウト時間の経過前であっても、セグメントの欠落が発生したものとみなして、即座に、その重複確認応答で示されるセグメントを再送信する。このように、第2の判定基準によりセグメントを再送信する態様は、再送タイムアウト時間の経過を待たずに再送信を行うことができるため、「高速再送信」と呼ばれている。
【0004】
TCPにしたがって行われる通信では、以上のようにして、セグメントの欠落を検知し、欠落したセグメントを再送信するようにしている。また、TCPにしたがって行われる通信では、セグメントの欠落を検知した場合に、以下に説明する輻輳制御を行って、多量のセグメントをネットワークへ送出しないようにするとともに、以下に説明するフロー制御を行って、受信装置のバッファ容量を超える数のセグメントを送信しないようにしている。以下、フロー制御と輻輳制御とについて詳細に説明する。
【0005】
TCPにしたがってセグメントを送信する送信装置は、snd_max、snd_nxt、snd_una、snd_wndおよびsnd_cwndの5種類のパラメータ変数を記憶しており、これら5種類のパラメータ変数に基づいて算出される数のセグメントを受信装置へ送信することにより、輻輳制御およびフロー制御を実現している。図8は、これら5種類のパラメータ変数の関係を説明するための図である。snd_maxには、送信済みのセグメントに内包されているシーケンス番号のうちで最大のシーケンス番号(図8では、シーケンス番号“6”)が格納されている。snd_nxtには、送信装置が次に送信するセグメントのシーケンス番号(図8では、シーケンス番号“7”)が格納されている。snd_unaには、送信装置が送信したセグメントのうち、確認応答を受信していないセグメントに内包されているシーケンス番号のうちで最小のシーケンス番号(図8では、シーケンス番号“4”)が格納されている。snd_cwndには、送信装置が先に送信したセグメントに対して確認応答を受信することなく、送信可能なセグメントの数を示す値がバイト単位で格納されている。ただし、送信装置が1往復時間内に実際に送信するセグメントは、図8において、snd_unaからsnd_una+min(snd_wnd,snd_cwnd)で示される範囲にあるセグメントである。ここで、snd_wndには、受信装置から通知された広告ウィンドウサイズが格納されている。この広告ウィンドウサイズとは、受信装置の受信バッファの空き容量をバイト単位で示す値である。また、1往復時間とは、送信装置がセグメントを送信してから、そのセグメントに対する確認応答を受信するまでに要する時間である。以下では、送信装置が1往復時間内に送信するセグメントの数を「送信ウィンドウサイズ」という。このようにして算出される送信ウィンドウサイズはsnd_wnd(すなわち、広告ウィンドウサイズ)を超えることがないため、受信装置のバッファの空き容量を超える数のセグメントが1往復時間内に送信されることはない。このように、TCPにしたがってセグメントを送信する送信装置は、受信装置から通知された広告ウィンドウサイズを加味して送信するセグメントの数を調整することにより、フロー制御を実現している。
【0006】
更に、上記送信装置は、上述したsnd_cwndの値を適切に更新することによって輻輳制御を実現する。以下、上記送信装置が行う輻輳制御について説明する。上記snd_cwndには、初期値として最大セグメントサイズが格納されている。この最大セグメントサイズ(Maximum Segment Size:以下、「MSS」という)とは、1つのセグメントに内包させるデータの大きさの最大値を示す値であり、デフォルトでは512バイト(すなわち、1MSS=512バイト)である。そして、送信装置はスロースタートと呼ばれるアルゴリズム(非特許文献1参照)にしたがってsnd_cwndに格納されている値を更新してゆく。具体的には、送信装置は、snd_cwndの値が所定の閾値(例えば、65535バイト)に達するまで、送信したセグメントに対する確認応答を受信する度に、その値を1MSS、2MSS、4MSS、8MSSと指数関数的に増加させる。そして、送信装置は、snd_cwndの値が所定の閾値に達すると、以降、セグメントの欠落を検出するまで、1往復時間が経過する度にその値を1MSSずつ増加させる。
【0007】
そして、送信装置は、再送タイムアウトの発生を検出すると、まず、上述した閾値を再送タイムアウトの発生を検出した時点の送信ウィンドウサイズの半分の値で更新するとともに、snd_cwndに1MSSを格納する。その後、送信装置は、snd_nxtをsnd_unaで書き換えて、snd_nxtで示されるセグメントから再送信を開始するとともに、再送信したセグメントに対して確認応答を受信する毎にsnd_cwndに格納されている値を上述したスロースタートにしたがって増加させる。
【0008】
以上に説明したセグメント再送、輻輳制御およびフロー制御などの動作は、TCPにしたがってセグメントを送信する送信装置が一般的に行う動作である。これに対して、TCPにしたがって行われる通信の効率を向上させるための様々な技術(例えば、特許文献1、非特許文献2および非特許文献3)が提案されている。
【0009】
特許文献1に開示されている技術は、SACKオプションをサポートしたRenoと呼ばれているバージョンのTCP(以下、「Reno−TCP」という)にしたがって行われる通信において、効率的にデータ転送を行うことを実現する技術である。なお、SACKオプションとは、セグメントの欠落が発生した後に受信装置が受信したセグメントを送信装置へ通知するための情報である。この特許文献1に開示されている技術によれば、送信装置は、受信装置から受信した確認応答に内包されているSACK情報によりパケットの欠落を通知された場合、snd_cwndに格納されている値が所定の閾値以下の場合にのみ、欠落したパケットを直ちに再送信する。これにより、Reno−TCPにしたがって行われる通信において、パケット順序の入れ替わりによる誤再送の影響を抑止しつつ、パケットの欠落が頻繁に発生する状況であっても、効率よくデータ転送を行うことが実現される。
【0010】
非特許文献2には、NewRenoと呼ばれているバージョンのTCP(以下、「NewReno−TCP」という)の仕様が開示されている。NewReno−TCPにしたがってセグメントを送信する送信装置は、前述した高速再送信を行った後に、高速回復と呼ばれるアルゴリズムにしたがって欠落したセグメントの再送信を行う。送信装置が高速回復にしたがって動作している場合には、1往復時間内に再送信されるセグメントの数は1に制限される。これは、受信装置によって既に受信済されているセグメントが再送信されないようにするためである。そして、送信装置は、以前に送信済みのセグメントのうち、最大のシーケンス番号を有するセグメントに対しての確認応答を受信するまで、高速回復にしたがってセグメントの再送信を行う。これは、複数のセグメントが欠落している場合に対処するためである。このように複数のセグメントが欠落している場合には、これら複数のセグメントを全て受信するまで、受信装置は最大のシーケンス番号を有するセグメントに対する確認応答を送信してこないからである。
【0011】
非特許文献3には、モバイルIPにしたがって行われる通信において、受信装置がアクセスルータを切り替えること(以下、「ハンドオーバー」という)に起因して欠落したセグメントを、効率的に再送信するための技術が開示されている。具体的には、非特許文献3に開示されている技術によれば、ハンドオーバーによるセグメントの欠落が発生した場合に、受信装置は、前述した広告ウィンドウサイズに“0”を設定した確認応答を送信装置へ送信し、ハンドオーバーに起因するセグメントの欠落が発生したことを送信装置へ通知する。このような確認応答を受信すると、送信装置は、送信済みのセグメントに対して再送タイムアウト時間の計測を中止するとともに、送信済みのセグメントで未だ確認応答を受信していない全てのセグメントについて、受信装置の受信バッファの容量不足により欠落したものと判定する(以下、このような送信装置の状態を「Persistent State」という)。そして、送信装置は、前述したsnd_nxt をsnd_unaで更新し、欠落したとみなしたセグメントを再送信する。そして、送信装置は、受信装置からPersistent Stateを解除する旨の確認応答(具体的には、広告ウィンドウサイズが“0”以外の値である確認応答)を受信すると、上述したPersistent Stateを終了し、snd_nxtで示されるセグメントからセグメントの送信を再開する。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−78195号公報
【非特許文献1】
R.W.Stevens. TCP Slow Start, Congestion Avoidance,
Fast Recovery Algorithms. RFC2001, January 1997.
【非特許文献2】
S.Floyd and et al.
The NewReno Modification to TCP's Fast Recovery Algorithm.
RFC2582, April 1999.
【非特許文献3】
K.Igarashi et al. Adoption of Delayed ACK for TCP in Wireless Environments. 信学技法 IN2002-111, 2002
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、非特許文献2に開示されている技術では、再送タイムアウトによるセグメントの再送信に起因して通信システム全体のスループットの低下を招く虞があるといった問題点がある。例えば、図9に示されるように、送信装置から12個のセグメントが送信され、そのうち4番目から8番目までのセグメントが欠落し、これらの欠落したセグメントについて再送タイムアウトにより再送信する場合を想定する。送信装置は、上述したスロースタートを行い、snd_cwndに格納されている値を更新しつつ、4番目のセグメントから再送信を開始する。具体的には、送信装置は、まず、snd_cwndに格納されている値を1MSSに更新し、4番目のセグメント1つのみを再送信する。そして、4番目のセグメントに対する確認応答を受信すると、snd_cwndに格納されている値を2MSSに更新し、5番目および6番目のセグメントを送信する。そして、送信装置は、この6番目のセグメントに対する確認応答を受信すると、snd_cwndに格納されている値を4MSSに更新し、7番目から10番目までの4つのセグメントを送信する。ここで、これらの4つのセグメントのうち、9番目および10番目のセグメントは、既に、受信装置が受信済みのセグメントであり、再送信する必要のないセグメントである。しかしながら、送信装置は、受信装置が既に受信済みのセグメントを検出することができないために、再送信する必要のないセグメントも送信してしまう。このように、受信装置が既に受信済みのセグメントまで再送信されてしまうと、受信装置は前述した重複確認応答(図9においては、13番目のセグメントの送信を要求する重複確認応答)を送信してしまう。そして、送信装置は、7番目のセグメントに対する確認応答(8番目のセグメントの送信を要求する旨の確認応答)を受信した時点では、更に、11番目〜18番目のセグメントを送信する。その結果、受信装置は、9番目から11番目までの3つのセグメントに対して、13番目のセグメントを送信する旨の重複確認応答を送信してしまう。以降、送信装置は、13番目のセグメントの送信を要求する旨の3つの重複確認応答を受信し、この13番目のセグメントを誤って再送信してしまう。
【0014】
また、非特許文献3に開示されている技術では、広告ウィンドウサイズに“0”が設定された確認応答を受信した場合に、送信済みのセグメントで未だ確認応答を受信していない全てのセグメントについて、欠落したものとみなして再送信している。しかしながら、これらのセグメントの全てが現実に欠落しているわけではない。このため、非特許文献3に開示されている技術についても、セグメントの再送信に起因して通信システム全体のスループットの低下を招く虞があるといった問題点がある。
【0015】
以上に説明した問題点は、いずれも、非特許文献2や非特許文献3に開示されている技術では、セグメントの欠落が発生した後に受信装置により正常に受信されたセグメントを送信装置が検出できないことに起因している。これに対して、特許文献1に開示されている技術によれば、送信装置にSACKオプションを参照させることにより受信装置により既に受信されているセグメントを検出させることができる。しかしながら、非特許文献2や非特許文献3に開示されている技術は、SACKオプションのサポートを前提とはしていないため、特許文献1に開示されている技術をそのまま適用することはできない。
【0016】
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、欠落したセグメントを送信装置に再送信させる際に、受信装置が既に受信済みのセグメントを再送信させないようにする技術を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するため、本発明は、決められた数のセグメントを連続して送信する送信装置から送信されてくる、一連のシーケンス番号がそれぞれ付与された複数のセグメントを受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたセグメントに内包されているシーケンス番号、または、前記一連のシーケンス番号のうち前記受信手段により受信されたセグメントに内包されていなかったシーケンス番号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容に基づき、前記受信手段が受信した各セグメントが欠落したセグメントであるか否かを判定する判定手段と、前記受信手段が受信したセグメントが欠落したセグメントであると前記判定手段により判定された場合に、前記受信手段が受信したセグメントの次のシーケンス番号が付与されたセグメントから始まる欠落部分の先頭から最後までのセグメントの欠落数を算出する算出手段と、前記欠落部分の先頭のセグメントに対応するシーケンス番号と、前記算出手段により算出された欠落数を前記送信装置へ通知し、欠落したセグメントの再送信を要求する要求手段とを有する受信装置を提供する。
【0018】
また、上記課題を解決するため、本発明は、決められた数のセグメントを連続して送信する送信装置から送信されてくる、一連のシーケンス番号がそれぞれ付与された複数のセグメントを受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたセグメントに内包されているシーケンス番号、または、前記一連のシーケンス番号のうち前記受信手段により受信されたセグメントに内包されていなかったシーケンス番号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容に基づき、前記受信手段が受信した各セグメントが欠落したセグメントであるか否かを判定する判定手段と、前記受信手段が受信したセグメントが欠落したセグメントであると前記判定手段により判定された場合に、前記受信手段が受信したセグメントの次のシーケンス番号が付与されたセグメントから始まる欠落部分の先頭から最後までのセグメントの欠落数を算出する算出手段と、前記欠落部分の先頭のセグメントに対応するシーケンス番号と、前記算出手段により算出された欠落数とを含む確認応答を前記送信装置へ送信し、欠落したセグメントの再送信を要求する要求手段とを有する受信装置と、本装置から送信されたセグメントを受信する前記受信装置から送信された前記確認応答を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された確認応答が、欠落したセグメントに対する確認応答である場合にその有効性を判定する判定手段と、有効な確認応答であると前記判定手段により判定された場合にのみ、前記受信手段により受信された確認応答に内包されているシーケンス番号で特定されるセグメントを前記受信装置へ送信する送信手段とを有する送信装置とを備える通信システムを提供する
【0019】
また、上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータ装置に、決められた数のセグメントを連続して送信する送信装置から送信されてくる、一連のシーケンス番号がそれぞれ付与された複数のセグメントを受信する受信機能と、前記受信機能により受信されたセグメントに内包されているシーケンス番号、または、前記一連のシーケンス番号のうち前記受信機能により受信されたセグメントに内包されていなかったシーケンス番号を記憶する記憶機能と、前記記憶機能の記憶内容に基づき、前記受信機能が受信した各セグメントが欠落したセグメントであるか否かを判定する判定機能と、前記受信機能が受信したセグメントが欠落したセグメントであると前記判定機能により判定された場合に、前記受信機能が受信したセグメントの次のシーケンス番号が付与されたセグメントから始まる欠落部分の先頭から最後までのセグメントの欠落数を算出する算出機能と、前記欠落部分の先頭のセグメントに対応するシーケンス番号と、前記算出機能により算出された欠落数を前記送信装置へ通知し、欠落したセグメントの再送信を要求する要求機能とを実現させるためのプログラムを提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
【0024】
[A.第1実施形態]
(1:通信システムの構成)
図1は、本発明の実施形態に係る受信装置を有する通信システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示されるように、この通信システムは、例えば、LAN(Local Area Network)などの通信網10と、この通信網10に接続されている送信装置20と受信装置30とを有している。
【0025】
送信装置20は、NewReno−TCPにしたがってセグメントを送信する一般的なコンピュータ装置である。すなわち、送信装置20は、受信装置30から受信した確認応答の内容に基づいて前述した5種類のパラメータ変数を更新し、欠落したセグメントを再送信する機能、輻輳制御を行う機能およびフロー制御を行う機能を備えている。
【0026】
受信装置30は、TCPにしたがってセグメントを受信するパーソナルコンピュータ装置である。そして、この受信装置30は、セグメントの欠落を検出した場合に、本発明に係る受信装置に特有な確認応答を送信装置20へ送信し、欠落したセグメントの再送信を要求するものである。より詳細に説明すると、受信装置30は、セグメントの欠落を検出した場合に、欠落したセグメントの最小のシーケンス番号と、欠落したセグメントの数を示す値を広告ウィンドウサイズとして内包した確認応答を送信装置20へ送信する。
【0027】
このように、図1に示される通信システムにおいては、セグメントの欠落が発生した場合に、欠落したセグメントの数を広告ウィンドウサイズとして送信装置20へ通知させることにより、既に受信装置30が受信したセグメントの再送信が行われないようにしている。なお、本実施形態においては、本発明に係る受信装置の一例として、パーソナルコンピュータ装置を用いる場合について説明するが、係る受信装置はパーソナルコンピュータ装置に限定されるものではなく、TCPにしたがって送信装置20と通信する携帯電話機であっても良いことは勿論である。要は、送信装置20とTCPにしたがって通信するコンピュータ装置であれば何れであっても良い。
【0028】
(2:受信装置30の構成)
次いで、図2を参照しつつ受信装置30の機能構成について説明する。図2に示されるように、受信装置30は、データリンク層処理部210と、ネットワーク層処理部220と、トランスポート層処理部230とを有している。
【0029】
データリンク層処理部210は、通信網10を介して受信したフレームをパケットへ変換してネットワーク層処理部220へ引渡すとともに、ネットワーク層処理部220から引渡されたパケットをフレームへ変換して通信網10へ送出するものである。なお、パケットとは、ネットワーク層における通信単位のデータブロックであり、前述したセグメントとパケットヘッダとを内包している。また、フレームとは、データリンク層における通信単位のデータブロックであり、上述したパケットとフレームヘッダとを内包している。
【0030】
ネットワーク層処理部220は、データリンク層処理部210から引渡されたパケットをセグメントへ変換してトランスポート層処理部230へ引渡すとともに、トランスポート層処理部230から引渡されたセグメントをパケットへ変換してデータリンク層処理部210へ引渡すものである。
【0031】
トランスポート層処理部230は、図2に示されるように、受信セグメント管理部230aと、受信セグメント処理部230bと、確認応答生成部230cと、広告ウィンドウサイズ計算部230dと、確認応答送信部230eとを有している。
【0032】
受信セグメント管理部230aは、欠落したセグメントを特定するシーケンス番号を格納するためのものである。なお、本実施形態においては、欠落したセグメントのシーケンス番号をセグメント管理部230aに格納する場合について説明するが、受信したセグメントのシーケンス番号をセグメント管理部230aに格納するとしても勿論良い。要は、欠落したセグメントを特定できる態様であれば何れであっても良い。
【0033】
受信セグメント処理部230bは、ネットワーク層処理部220から引渡されたセグメントのヘッダを解析し、セグメントの欠落の有無を判定し、セグメントの欠落があると判定した場合に、欠落したセグメントのシーケンス番号を受信セグメント管理部230aに格納する機能を備えている。加えて、受信セグメント処理部230bは、ネットワーク層処理部220から引渡されたセグメントに対する確認応答を生成することを確認応答生成部230cに要求する機能も備えている。
【0034】
確認応答生成部230cは、受信セグメント処理部230bにより処理されたセグメントに対して確認応答を生成し、生成したセグメントを確認応答送信部230eへ引渡す機能を備えている。より詳細には、確認応答生成部230cは、確認応答に書き込む広告ウィンドウサイズの値を広告ウィンドウサイズ計算部230dへ問い合わせ、広告ウィンドウサイズ計算部230dより引渡された値を広告ウィンドウサイズとして書き込んだ確認応答を内包したセグメント(以下、「確認応答セグメント」という)生成する。
【0035】
広告ウィンドウサイズ計算部230dは、詳細は後述するが、図4に示されるフローチャートにしたがって広告ウィンドウサイズを計算し、その計算結果を確認応答生成部230cへ引渡すためのものである。
【0036】
確認応答送信部230eは、確認応答生成部230cから引渡された確認応答セグメントをネットワーク層処理部220へ引渡すものである。
【0037】
(3:受信装置30の動作)
次いで、シーケンス抜けのセグメントを受信した場合に、受信装置30の広告ウィンドウサイズ計算部230dが行う動作について図4を参照しつつ説明する。なお、本動作例を説明する前提として、図3に示されるように、1から13までのシーケンス番号を有する13個のセグメントが送信装置20から送信され、4番目から6番目までの3個のセグメントが欠落した場合について説明する。
【0038】
図3に示されるように、送信装置20から送信された13個のセグメントのうち、4番目から6番目までの3個のセグメントが欠落し、受信装置30に到達していない。このため、これらのセグメントに対して確認応答が送信されてくることはなく、再送タイムアウトになる可能性がある。そして、再送タイムアウトになると、送信装置20は、まず、4番目のセグメントから再送信する。この4番目のセグメント、すなわち、シーケンス抜けのセグメントを受信すると、受信装置30の広告ウィンドウサイズ計算部230dは、図4に示されるフローチャートにしたがって広告ウィンドウサイズを算出する。なお、本動作例においては、再送タイムアウトを契機として欠落したセグメントを送信装置20に再送信させる場合について説明するが、受信装置30がセグメントの欠落を検出し、その旨送信装置20へ通知する態様(例えば、広告ウィンドウサイズの値を“0”にした確認応答を送信装置20へ送信する態様)であっても勿論良い。
【0039】
図4に示されるように、広告ウィンドウサイズ計算部230dは、まず、受信したセグメントがシーケンス抜けのセグメントであるか否かを判定する(ステップSA1)。具体的には、広告ウィンドウサイズ計算部230dは、受信したセグメントに内包されているシーケンス番号がセグメント管理部230aに格納されている場合にのみ、受信したセグメントはシーケンス抜けのセグメントであると判定する。
【0040】
ステップSA1の判定結果が“No”である場合には、広告ウィンドウサイズ計算部230dは、従来のアルゴリズムに基づいて(例えば、受信バッファの開き容量に基づいて)広告ウィンドウサイズを算出する(ステップSA2)。逆に、ステップSA1の判定結果が“Yes”である場合には、広告ウィンドウサイズ計算部230dは、後述するステップSA3の処理を行う。本動作例においては、図3に示されるように、シーケンス番号が“4”であるセグメントは、シーケンス抜けのセグメントの1つであるから、ステップSA1の判定結果は“Yes”になり、ステップSA3の処理が行われる。
【0041】
ステップSA1に後続するステップSA3では、広告ウィンドウサイズ計算部230dは、連続して受信すべきセグメントの範囲を特定する。具体的には、連続して受信すべきセグメントの先頭を示すシーケンス番号と、この範囲に包含されるセグメントの個数とを特定する。そして、広告ウィンドウサイズ計算部230dは、ステップSA3にて特定したセグメントの個数を広告ウィンドウサイズとして確認応答生成部230cへ通知する(ステップSA4)。本動作例においては、図3に示されるように、この範囲の先頭のセグメントのシーケンス番号として“5”が特定され、欠落しているセグメントの個数として“2”が特定される。その結果、広告ウィンドウサイズとして、“2”が広告ウィンドウサイズ計算部230dから確認応答生成部230cへ通知される。
【0042】
確認応答生成部230cは、広告ウィンドウサイズ計算部230dから通知された広告ウィンドウサイズを内包した確認応答を生成し、この確認応答を内包したセグメントを確認応答送信部230eに送信させる。以降、受信装置30は、シーケンス番号が“5”であるセグメントを受信した場合には、広告ウィンドウサイズとして“1”を内包した確認応答を送信装置20へ送信する。そして、シーケンス番号が“6”であるセグメントを受信した場合には、最早、欠落しているセグメントはないため、受信バッファ容量に基づいて算出された広告ウィンドウサイズを内包した確認応答を送信装置20へ送信する。
【0043】
[B.第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る通信システムについて図面を参照しつつ説明する。
【0044】
(1:通信システムの構成)
図5は、本発明の第2実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す図である。図5に示される通信システムが、図1に示す通信システムと異なっている点は、送信装置20に替えて送信装置520を有する点と、受信装置30に替えて受信装置530を有する点と、の2つの点のみである。
【0045】
受信装置530は、セグメントの欠落が発生した場合に、広告ウィンドウサイズの値を“0”にした確認応答を送信することでその旨通知する一般的なコンピュータ装置である。
【0046】
一方、送信装置520は、広告ウィンドウサイズの値が“0”である確認応答を受信した後には、前述した部分確認応答以外の確認応答を受信するまで、snd_maxに格納されているシーケンス番号よりも大きなシーケンス番号を有するセグメントを新たに送信しないようにする機能を備えている。加えて、この送信装置520は、部分確認応答を受信した場合には、その有効性を判定し、有効な部分確認応答であると判定した場合にのみ、その部分確認応答で示されるセグメントを送信する機能を備えている。
【0047】
このように、図5に示す通信システムでは、受信装置530から有効な部分確認応答が送信されてくるまで、新たなセグメントを送信装置520に送信させないようにすること、すなわち、再送信されたセグメントを受信することによって受信装置530から送信されてくる部分確認応答が受信されるまで、新たなセグメントを送信装置520に送信させないようにすることにより、受信装置530が既に受信済みのセグメントが再送信されることを回避している。
【0048】
(2:送信装置520の構成)
次に、送信装置520の機能構成の一例を図6を参照しつつ説明する。図6に示されるように、送信装置520の機能構成が受信装置30の機能構成と異なっている点は、トランスポート層処理部230に替えて、トランスポート層処理部630を有している点のみである。トランスポート層処理部630は、図6に示されるように、タイマ管理部630aと、セグメント管理部630bと、確認応答受信部630cと、セグメント送信部630dと、部分確認応答処理部630eと、を備えている。
【0049】
タイマ管理部630aは、計時機能を備えており、セグメントを送信してからそのセグメントに対する確認応答を受信するまでに要した時間を計測する機能を備えている。
【0050】
セグメント管理部630bは、受信装置530へ送信するセグメントを管理するためのものである。具体的には、セグメント管理部630bには、前述した5種類のパラメータ変数が記憶されている。
【0051】
確認応答受信部630cは、ネットワーク層処理部220から引渡された確認応答セグメントに内包されている確認応答が部分確認応答であるか否かを判定する機能を備えている。具体的には、確認応答受信部630cは、ネットワーク層処理部220を介して受信したセグメントに内包されているシーケンス番号がsnd_maxに格納されているシーケンス番号と一致しない場合には、部分確認応答であると判定する。そして、確認応答受信部630cは、部分確認応答以外の確認応答を受信したと判定した場合には、その確認応答で示されるセグメントの送信をセグメント送信部630dへ要求し、逆に、部分確認応答を受信したと判定した場合には、この部分確認応答に基づいた処理を行うことを部分確認応答処理部630eへ要求する。
【0052】
セグメント送信部630dは、確認応答受信部630cからの要求に基づいてセグメントを、ネットワーク層処理部220へ引渡し、受信装置530へ送信する機能を備えている。そして、セグメント送信部630dは、欠落したセグメントを再送信する場合には、そのセグメントを受信装置530へ送信するとともに、上述したタイマ管理部630aに対して、このセグメントに対する確認応答を受信するまでに要する時間を計測することを要求する。
【0053】
部分確認応答処理部630eは、受信した部分確認応答の有効性を図7に示されるフローチャートにしたがって判定し、有効であると判定した場合にのみ、前述したNewReno−TCPにしたがってセグメントを送信する機能を備えている。
【0054】
(3:送信装置520の動作)
次いで、再送信したセグメントに対する部分確認応答を受信した場合に、送信装置520の部分確認応答処理部630eが行う動作について図7を参照しつつ説明する。図7に示されるように、部分確認応答処理部630eは、部分確認応答を受信すると、タイマ管理部630aから部分確認応答を受信するまでに要した時間を示すデータ(以下、「応答時間データ」という)を取得する(ステップSB1)。
【0055】
部分確認応答処理部630eは、ステップSB1にて取得した応答時間データで示される時間に基づいて、受信した部分確認応答が有効であるか否かを判定する(ステップSB2)。具体的には、部分確認応答処理部630eは、ステップSB1にて取得したデータで示される時間が所定の時間(例えば、1往復時間)よりも短い場合には、その部分確認応答を無効と判定し、逆に、このデータで示される時間が所定の時間以上である場合には、その部分確認応答を有効と判定する。そして、部分確認応答処理部630eは、ステップSB2の判定結果が“Yes”である場合にのみ、前述したNewReno−TCPにしたがって欠落しているセグメントを再送信する(ステップSB3)。
【0056】
[C.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。なお、変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
【0057】
(変形例1)上述した第1および第2実施形態では、受信装置と送信装置とが通信網10に有線接続されている場合について説明した。しかしながら、受信装置が移動通信端末であり、通信網10を介して送信装置とモバイルIPに従った通信を行う場合であっても勿論良い。そして、本発明は、このような場合に適用された場合に、より顕著な効果を奏する。その理由は、受信装置と送信装置とが通信網に有線接続されている場合に比較して、受信装置と送信装置とがモバイルIPにしたがって通信する場合には、例えば受信装置のハンドオーバーに起因して、セグメントの欠落が発生し易いからである。
【0058】
(変形例2)上述した第1実施形態では、本発明に係る受信装置30を用いることにより、欠落したセグメントを送信装置20に再送信させる際に、受信装置30が既に受信したセグメントが再送信されないようにする場合について説明した。しかしながら、本発明に係る受信装置に特有な機能を一般的なコンピュータ装置に実現させるためのソフトウェアを係るコンピュータ装置に記憶させ実行させることにより、係るコンピュータ装置に本発明に係る受信装置と同一の機能を付与するとしても良い。
【0059】
また、上述した第2実施形態では、本発明に係る送信装置520を用いることにより、欠落したセグメントを再送信する際に、受信装置530が既に受信したセグメントを再送信しないようにする場合について説明した。しかしながら、本発明に係る送信装置に特有な機能を一般的なコンピュータ装置に実現させるためのソフトウェアを係るコンピュータ装置に記憶させ実行させることにより、係るコンピュータ装置に本発明に係る送信装置と同一の機能を付与することも可能である。
【0060】
具体的には、例えば、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)やFD(Floppy Disck)などのコンピュータ装置読み取り可能な記録媒体に上記ソフトウェアを記録させておく。この記録媒体に記録されているソフトウェアを上記コンピュータ装置に読み取らせ記憶させる。このようにして記憶させたソフトウェアを上記コンピュータ装置に実行させることにより、このコンピュータ装置に本発明に係る受信装置や送信装置と同一の機能を付与することができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、欠落したセグメントを送信装置に再送信させる際に、受信装置が既に受信したセグメントが再送信されることが回避される。このため、受信装置が、既に受信したセグメントを重複して受信しすることにより送信される重複確認応答の送信が回避され、スループットの低下が回避されるといった効果を奏する。
【0062】
また、本発明によれば、通信システムに含まれている送信装置または受信装置の、いすれか一方のみを本発明に係る送信装置または受信装置に置き換えることにより、本発明に係るセグメント再送方法を実現させることができる。このため、既存の通信システムに、本発明に係るセグメント再送信を容易に実現させることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。
【図2】 同受信装置30の構成例を示すブロック図である。
【図3】 同通信システムにおけるセグメント再送シーケンスを示す図である。
【図4】 同受信装置30の広告ウィンドウサイズ計算部230dが行う動作の流れを示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第2実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。
【図6】 同送信装置520の構成例を示すブロック図である。
【図7】 同送信装置520の部分確認応答処理部630eが行う動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】 TCPにおける送信ウィンドウを説明するための図である。
【図9】 TCPにおけるタイムアウト時の通信シーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
10…通信網、20、520…送信装置、30、530…受信装置、210…データリンク層処理部、220…ネットワーク層処理部、230、630…トランスポート層処理部、230a…受信セグメント管理部、230b…受信セグメント処理部、230c…確認応答生成部、230d…広告ウィンドウサイズ計算部、230e…確認応答送信部、630a…タイマ管理部、630b…セグメント管理部、630c…確認応答受信部、630d…セグメント送信部、630e…部分確認応答処理部。

Claims (3)

  1. 決められた数のセグメントを連続して送信する送信装置から送信されてくる、一連のシーケンス番号がそれぞれ付与された複数のセグメントを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたセグメントに内包されているシーケンス番号、または、前記一連のシーケンス番号のうち前記受信手段により受信されたセグメントに内包されていなかったシーケンス番号を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段の記憶内容に基づき、前記受信手段が受信した各セグメントが欠落したセグメントであるか否かを判定する判定手段と、
    前記受信手段が受信したセグメントが欠落したセグメントであると前記判定手段により判定された場合に、前記受信手段が受信したセグメントの次のシーケンス番号が付与されたセグメントから始まる欠落部分の先頭から最後までのセグメントの欠落数を算出する算出手段と、
    前記欠落部分の先頭のセグメントに対応するシーケンス番号と、前記算出手段により算出された欠落数を前記送信装置へ通知し、欠落したセグメントの再送信を要求する要求手段と
    を有する受信装置。
  2. 決められた数のセグメントを連続して送信する送信装置から送信されてくる、一連のシーケンス番号がそれぞれ付与された複数のセグメントを受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたセグメントに内包されているシーケンス番号、または、前記一連のシーケンス番号のうち前記受信手段により受信されたセグメントに内包されていなかったシーケンス番号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容に基づき、前記受信手段が受信した各セグメントが欠落したセグメントであるか否かを判定する判定手段と、前記受信手段が受信したセグメントが欠落したセグメントであると前記判定手段により判定された場合に、前記受信手段が受信したセグメントの次のシーケンス番号が付与されたセグメントから始まる欠落部分の先頭から最後までのセグメントの欠落数を算出する算出手段と、前記欠落部分の先頭のセグメントに対応するシーケンス番号と、前記算出手段により算出された欠落数とを含む確認応答を前記送信装置へ送信し、欠落したセグメントの再送信を要求する要求手段とを有する受信装置と、
    本装置から送信されたセグメントを受信する前記受信装置から送信された前記確認応答を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された確認応答が、欠落したセグメントに対する確認応答である場合にその有効性を判定する判定手段と、有効な確認応答であると前記判定手段により判定された場合にのみ、前記受信手段により受信された確認応答に内包されているシーケンス番号で特定されるセグメントを前記受信装置へ送信する送信手段とを有する送信装置
    を備える通信システム。
  3. コンピュータ装置に、
    決められた数のセグメントを連続して送信する送信装置から送信されてくる、一連のシーケンス番号がそれぞれ付与された複数のセグメントを受信する受信機能と、
    前記受信機能により受信されたセグメントに内包されているシーケンス番号、または、前記一連のシーケンス番号のうち前記受信機能により受信されたセグメントに内包されていなかったシーケンス番号を記憶する記憶機能と、
    前記記憶機能の記憶内容に基づき、前記受信機能が受信した各セグメントが欠落したセグメントであるか否かを判定する判定機能と、
    前記受信機能が受信したセグメントが欠落したセグメントであると前記判定機能により判定された場合に、前記受信機能が受信したセグメントの次のシーケンス番号が付与されたセグメントから始まる欠落部分の先頭から最後までのセグメントの欠落数を算出する算出機能と、
    前記欠落部分の先頭のセグメントに対応するシーケンス番号と、前記算出機能により算出された欠落数を前記送信装置へ通知し、欠落したセグメントの再送信を要求する要求機能と
    を実現させるためのプログラム。
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