JP4238291B2 - 自動2輪車の車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は自動2輪車の車体構造、特にシート後方に設けるキャリヤ及びグラブレールの有利な取付構造に関する。なお本願において前後・左右とは車体の進行方向を基準にするものとする。
【0002】
【従来の技術】
キャリヤの前部を前方へ長く延長して側部グリップとし、かつキャリヤの上方へグラブレールを突出させることにより、キャリヤ,側部グリップ及びグラブレールを一体化したものがある(特許文献1)。
また、グラブレールをキャリヤに対して別体に形成して着脱自在にしたものもある(特許文献2)。
【0003】
特許文献1:実公平4−45993号公報
特許文献2:特開平11−180362号公報 図6,図10
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1のように、キャリヤ,側部グリップ及びグラブレールを一体に構成すると、大型化して重量が増大し、かつ形状が複雑化する。また、組み付け性に対しても改善の余地がある。さらに一部を別のものに交換したいという要望もある。
【0005】
特許文献2のように別体にすれば、特許文献1の問題点は解消するものの、スタンド掛け時にはグラブレールを持つことになり、後輪車軸より後方の部分を持つことになるため、スタンド掛けをよりスムーズにするためには、この握り部をもっと前方にすることが望まれる。そのうえキャリヤとグラブレールの取付部部分に統一感を出して外観を向上させることが望まれる。そこで本願発明は、これらの要請を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1は、シートの下方に収納ボックスを設け、かつシートの下方にキャリヤを設けた自動2輪車の車体構造において、前記収納ボックスは上方へ開口し、その後側上端部を外側方へ折り返して下方へ延出する側部グリップを車体後部側面に設け、
この側部グリップの後端部内側に前記キャリヤの前端部を挿入して前記側部グリップの内側へ重ね、前記キャリヤの側部グリップと重ならない外観部と側部グリップの後端部とを面一に接続させ
さらに、前記キャリヤの側部グリップとの接続部近傍にグラブレールを取付けるとともに、
前記グラブレールは前記キャリアと別体で構成されて前記キャリアの前端部上面側に上方へ突出して形成されたボスに固定され、
このボスの側面及び前記グラブレールの下部と前記キャリアの間に隙間を覆うパッチカバーを設け、このパッチカバーの上端を前記グラブレールの下端に面一で接続し、下部を前記側部グリップ及びキャリアと面一に接続する形状に形成し、
前記パッチカバーによりこれらグラブレール、グリップ及びキャリアからなる3部材の接続部を面一にしたことを特徴とする。
【0007】
請求項2は上記請求項1において、前記キャリヤと収納ボックスを車体フレームへ共締めしたことを特徴とする。
【0008】
請求項3は上記請求項1において、前記側部グリップがスタンド掛け時の握り部となることを特徴とする。
【0009】
請求項4は上記請求項1〜3のいずれかにおいて、前記収納ボックスは前方の収納部と後方のカバー部とを備え、このカバーの側方に前記側部グリップを設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項5は上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記パッチカバーはリング状をなし前記ボスの周囲へ被さるように構成されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】
請求項1によれば、キャリヤの前部を側部グリップの内側に重ねて車体へ取付けるとともに、キャリヤの後部側となる外観部と側部グリップの接続部を面一にしたので、統一感のある外観を得ることができ、外観性を向上できる。また、キャリヤの前方に側部グリップを設けるので、車体の側面でキャリヤよりも前方に側部グリップを設けることができる。さらに、キャリヤを側部グリップと別体にしたのでキャリヤを単独で交換できるようになる。
また、グラブレールをキャリヤの側部グリップに対する接続部近傍に取付けたので、グラブレールをキャリヤと別体にしてグラブレール及びキャリヤをそれぞれ単独で交換可能になるとともに、グラブレールの取付剛性が高くなる。また、これら3部材の接続部を面一にしたので、統一感のある外観を得ることができ、外観性が向上する。
【0012】
請求項2によれば、キャリヤと収納ボックスを共締めにしたので、部品点数及び取付工数を共に削減できる。
【0013】
請求項3によれば、側部グリップをスタンド掛け時の握り部として利用するので、スタンド掛け時にはキャリヤよりも前方の側部グリップを持つことができるようになり、バランスが良好となる。
【0014】
請求項4によれば、収納ボックスの後部に設けられるカバー部から側方へ突出させて側部グリップを設けたので、側部グリップを車体後部側へ容易に設けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本実施例に係るスクータ式小型自動2輪車の側面図、図2はその平面図である。これらの図において、前輪1がフロントフォーク2を介して車体フレーム3の前端部に設けられたヘッドパイプ4に支持され、ハンドル5により操向自在となっている。
【0017】
車体フレーム3は中間が低床式フロア6を形成するための鞍部をなし、その後方に再び高くなったフレーム後部3aの下方にスイング式パワーユニット7が上下へ揺動自在に支持され、その後端部に後輪8が支持されている。スイング式パワーユニット7とフレーム後部3aの間にはクッションユニット9が連結されている。
【0018】
フレーム後部3aには上方へ開口された収納ボックス10が支持される。収納ボックス10はヘルメット等を収容可能な大容量のものであり、その上方をシート11により開閉される。シート11は二人乗り用の前後へ長いものとなっており、シート11の後部下方には燃料タンク12等の補機類が支持され、これをシート11で収納ボックス10と共に上方から覆うようになっている。
【0019】
収納ボックス10,シート11を含む燃料タンク12の下方となる車体側面はリヤカバー13で覆われ、燃料タンク12の後部とリヤカバー13の上部との境界部に側部グリップ14が設けられ、車体をスタンド掛けするとき、手で持つことができるようになっている。
この側部グリップ14の形成位置は、シート11の後方かつ燃料タンク12の側方に相当し、メインスタンド19の軸支点より後方かつ後輪車軸の略上方位置である。
【0020】
この側部グリップ14から後方へキャリヤ15が後方へ斜め上がりに延出している。キャリヤ15は荷物を載せるための荷台であり、所定の強度が得られる金属や樹脂等の適宜材料より鋳造等の公知方法で形成される。さらにキャリヤ15の前部で側部グリップ14との接続部近傍位置に側面視で斜め上がり後方へ突出するグラブレール16の下端が取付けられている。
【0021】
グラブレール16は、主として同乗者が走行中に握って姿勢を安定させるためのものであり、ゴム、エラストマーもしくは適宜の樹脂等からなり、握ったときの感触を良好にするため少なくとも表面をソフトにすることが好ましい。その形状は図2に示すように、車体の左右方向をつなぐ略アーチ状をなし、その左右両端部がキャリヤ15へ接続している。
【0022】
図1中の符号17はヘッドパイプ4の前方を覆うフロントカバー、18はその後方側を覆うレッグシールド、19はメインスタンドである。
【0023】
図3は収納ボックス10の平面視形状を示し、前半側の物入れ部20と後部の補機類カバー21とを一体に形成したものであり、補機類カバー21の上面にはシート11のキャップが臨む穴及びこれを開閉するふた22が形成され、その側方には側部グリップ14が一体に形成されている。これらは比較的剛性のある適宜樹脂材料等からなる。
【0024】
側部グリップ14は断面略逆U字状をなす溝状の部分の外側部分であり(図12参照)、補機類カバー21の後部から車体外側方へ張り出し、比較的剛性のある外観露出部分となっている。
また、側部グリップ14の後端部内側となる補機類カバー21の後端部左右には車体取付用の穴23が一対形成されている。物入れ部20の前端には燃料タンク12の前端が連結するヒンジ24が設けられている。Cは車体中心線である。
【0025】
図4は側部グリップ14,キャリヤ15及びグラブレール16の取付状態を示すためのシート後部近傍を斜め後方から示す斜視図、図5はその側面図、図6は組付図、図7はグラブレール取付前の状態におけるキャリヤ15の取付状態を示す平面図、図8はキャリヤ15の平面図、図9はキャリヤ15の側面図、図10は車体取付用の共締構造を示す斜視図、図11はこの共締構造を説明する図、図12は図1の12−12線断面図、図13は図5の13−13線断面図、図14は図5の14−14線断面図である。
【0026】
これらの図において、側部グリップ14,キャリヤ15及びグラブレール16は側面視で略Y字状をなして接続している。より厳密に言えば、グラブレール16はその下端部に設けられるパッチカバー25を介して側部グリップ14及びキャリヤ15に外観上接続する。
【0027】
それぞれの接続ラインを26〜28とすれば、これらの3線は側面視略Y字状をなす。なお、側部グリップ14,キャリヤ15及びグラブレール16はいずれも外側方へ突出する稜線14a,15a及び16aを備え、これらは相手側に対して面一に接続するようになっている。また、接続部は、図12〜14に示すようにいずれも面一をなして外観上一体感を得られるようになっている。
【0028】
図5に示すように、フレーム後部3aの後端部近傍には上方へ直立するボス30と、その後方となる後端には斜め上方へ突出するボス31が設けられている。ボス30の上端には、車体内方へ向かって略水平に突出するステー32が溶接等で設けられ、ここに収納ボックスの後部である補機類カバー21とキャリヤ15が後述の要領で共締めされる。
【0029】
キャリヤ15の前後方向略中間部は、ボス31から斜め上方へ延出するステー33の上端部をボルト34により固定される。なお、燃料タンク12のボス30近傍部分に設けられたステー35によりシート11の側部が支持されている。
【0030】
図6に詳しいように、グラブレール16は、キャリヤ15の前端部上面側に上方へ突出して形成されたボス36において、下方からボルト37を挿入し、グラブレール16の下端へ埋め込まれた袋ナット48(図14)へ締結することにより取付一体化される。
【0031】
ボス36の後方は、グラブレール16の下部とキャリヤ15の間に隙間39が形成されるため(図9参照)、この隙間39及びボス36の側面をパッチカバー25が覆うことにより外観を良好にしている。パッチカバー25は図6に示すように合成樹脂等の適宜材料からなるリング状をなし、ボス36の周囲へ被さるようになっている。その上端はグラブレール16の下端に面一で接続し、下部は接続相手となる側部グリップ14及びキャリヤ15と面一に接続する形状にカットされている。また図14に示すようにパッチカバー25の下部はキャリヤ15の側面で稜線15aより上の部分へ重なっている。
【0032】
これにより、グラブレール16の下端部とキャリヤ15との間を囲み、ボス36及び間隙39を外観させないとともに、パッチカバー25自体が外観部材となり、グラブレール16の下部とキャリヤ15があたかも連続するかの外観をなすように、隣接する相手側部材と面一に接続している。
【0033】
なお、パッチカバー25は本例のようなリング状に限らず、種々な形状及び構造のものが可能であり、例えば、上記リング状のものを左右半割にした一対の分割片で構成し、ボス36の左右から取付けるものや、ボス36の前後及び外側面側を覆う単一片として構成することもできる。
【0034】
図8,9に示すように、キャリヤ15はその前端部左右に取付腕部40が一体に設けられ、その上面にボス36が形成されるとともに、前端内側へ車幅方向中央側へ突出するステー41が一体に形成され、その先端側にボルト通し穴42が形成されている。左右の取付腕部40に挟まれた部分の前端はシート11の後端へ間隔をもって沿う接続縁44をなす。
【0035】
また、取付腕部40の前端外側は、段付状の凹部43をなし、ここに側部グリップ14の後端部側面14bが重なるようになっている。なお側部グリップ14の後端部上面14cは上方へ凸の湾曲面をなしている(図6、7参照)。符号45はステー33の上端と重なり、ボルト34が締結されるナットの形成されたボスである。
【0036】
5〜図7に示すように、キャリヤ15の取付腕部40を補機類カバー21と一緒にステー32へ共締めし、さらにグラブレール16をキャリヤ15のボス36へ取付け、その後キャリヤ15とグラブレール16の接続部をパッチカバー25で覆えば、キャリヤ15とグラブレール16の取付が完了する。
このとき、キャリヤ15は取付腕部40を側部グリップ14の後端部内側へ挿入し、凹部43の外側に側部グリップ14の後端部側面14bを重ねることにより、ステー41のボルト通し穴42が穴23の下へ重なるように位置決めされる。
【0037】
図7及び図10に示すように、キャリヤ15に設けられた左右のステー41はそれぞれ補機類カバー21の後端部下方にあり、そのボルト通し穴42は補機類カバー21の後端部左右に設けられた穴23と重なって上下方向で一致するとともに、これらはステー32に重なって共締め可能になる。なお図10は補機類カバー21の後端部左側において穴23部分を切り欠いて斜め上方から示す斜視図である。
【0038】
図11はこの共締め構造を説明するための図であり、ステー41の下にステー32が位置し、その先端部へ溶接されたナット46がボルト通し穴42及び穴23と上下方向で一致し、上方からボルト47で3部材が一度に共締めされる。ステー32はステー41と略同形状でフレーム後部の左右から車幅方向中央側へ延出して一対で設けられている。
【0039】
図12は、側部グリップ14の断面構造を示し、側部グリップ14は、補機類カバー21の側部から上方へ凸に湾曲してから、外側方が斜め下方へ向かって外方へ広がるように延出し、略逆U字状断面をなす。但し、外側方が内側よりも遙かに長く下方へ延出する構造をなし、この外側方の内側に比較的大きな凹部空間48が形成されている。
【0040】
この凹部空間48は、メインスタンド19を利用するスタンド掛け時に、ここに手を入れることにより側部グリップ14の下端部側を握るようになっている。なお凹部空間48内にはリヤカバー13の上端部が入り込んでおり、その側面が車体内側へ凹入していることにより、凹部空間48を大きくしている。
【0041】
図13は、側部グリップ14とキャリヤ15の各稜線14a及び15aに沿った断面における接続状態を示し、各稜線14a及び15aは接続ライン27を挟んで連続曲面50に沿う曲面をなすため、側部グリップ14とキャリヤ15の接続部は互いに面一になっている。
【0042】
図14は、グラブレール16とキャリヤ15との接続状態を示す断面であり、各稜線14a及び15aに沿った断面における接続状態を示し、各稜線14aグラブレール16の側面下部とパッチカバー25及びキャリヤ15の側面上部の各表面は、接続ライン27を挟んで連続する共通平面51に沿うため、面一になっている。なお、図示を省略するが側部グリップ14とグラブレール16の間もパッチカバー25を介してかつ接続ライン27を挟んで面一になっている。
【0043】
次に、本実施例の作用を説明する。図4,5に示すように、車体側へキャリヤ15を取付け、かつグラブレール16をキャリヤ15へ取付けると、その接続ライン26,27,28は側面視略Y字状をなして接続し、かつ3部材が面一になる。したがって、外観上、これら3部材を一体感のあるものにでき、デザイン的に優れたものになる。
【0044】
また、シート11の下方にてキャリヤ15を直接車体側へ取付できるから、取付剛性が高くなる。そのうえ、シート11とキャリヤ15を共締めできるので、部品点数及び取付工数を削減できる。さらに、部分的な破損による一部交換またはグラブレール16をバックレストにしたり、キャリヤ15をより大型のものにする等の付け換え交換の場合はキャリヤ15,グラブレール16を個々に交換できるので、経済的となる。
【0045】
また、側部グリップ14をキャリヤ15の前方に位置させたので、メインスタンド19を立てて駐車するスタンド掛けの際、バランスのよい位置で車体を持つことができ、スタンド掛け作業が容易になる。但し、スタンド掛け以外のときでも握り部として利用でき、この場合は車体を動かすとき概ね後輪8よりも車体前方位置の車体側面で握ることができるので操作性がよい。そのうえ、グラブレール16をキャリヤ15の車体側取付位置近傍にて取付けるので、グラブレール16の取付剛性も向上する。
【0046】
さらに、キャリヤ15と収納ボックス10に設けられた補機類カバー21の後端部を車体フレーム3の後部フレーム3aへ共締めにしたので、部品点数及び取付工数を共に削減できる。
【0047】
なお、本願発明は上記実施例に限定されず種々に変形や応用が可能であり、例えば、収納ボックスは必ずしも補機類カバーを備えたものでなくてもよい。この場合は収納ボックスの収納部の上端開口縁部から側方へ突出させて側部グリップを設ければよい。また二人乗り用車両ではなく、一人乗り用車両であってもよい。
【0048】
また、グラブレールは必ずしも必要ではない。グラブレール16を省略した場合は、シート上にグリップの代わりとなるシートベルトを設ければよい。また一人乗り用車両の場合はシートベルト自体も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るスクータ式小型自動2輪車の側面図
【図2】上記自動2輪車の平面図
【図3】収納ボックス10の平面図
【図4】側部グリップ,キャリヤ,グラブレールの取付状態を示す斜視図
【図5】図4の側面図
【図6】組付図
【図7】キャリヤ15の取付状態を示す平面図
【図8】キャリヤ15の平面図
【図9】キャリヤ15の側面図
【図10】車体取付用の共締構造を示す斜視図
【図11】車体取付用の共締構造の説明図
【図12】図1の12−12線断面図
【図13】図5の13−13線断面図
【図14】図5の14−14線断面図
【符号の説明】
10:収納ボックス、11:シート、12:燃料タンク、14:側部グリップ、15:キャリヤ、16:グラブレール、26:接続ライン、27:接続ライン、28:接続ライン

Claims (8)

  1. シートの下方に収納ボックスを設け、かつシートの下方にキャリヤを設けた自動2輪車の車体構造において、
    前記収納ボックスは上方へ開口し、その後側上端部を外側方へ折り返して下方へ延出する側部グリップを車体後部側面に設け、
    この側部グリップの後端部内側に前記キャリヤの前端部を挿入して前記側部グリップの内側へ重ね、前記キャリヤの側部グリップと重ならない外観部と側部グリップの後端部とを面一に接続させ
    さらに、前記キャリヤの側部グリップとの接続部近傍にグラブレールを取付けるとともに、
    前記グラブレールは前記キャリアと別体で構成されて前記キャリアの前端部上面側に上方へ突出して形成されたボスに固定され、
    このボスの側面及び前記グラブレールの下部と前記キャリアの間に隙間を覆うパッチカバーを設け、このパッチカバーの上端を前記グラブレールの下端に面一で接続し、下部を前記側部グリップ及びキャリアと面一に接続する形状に形成し、
    前記パッチカバーによりこれらグラブレール、グリップ及びキャリアからなる3部材の接続部を面一にしたことを特徴とする自動2輪車の車体構造。
  2. 前記キャリヤと収納ボックスを車体フレームへ共締めしたことを特徴とする請求項1の自動2輪車の車体構造。
  3. 前記側部グリップがスタンド掛け時の握り部となることを特徴とする請求項1の自動2輪車の車体構造。
  4. 前記収納ボックスは前方の収納部と後方のカバー部とを備え、このカバーの側方に前記側部グリップを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載した自動2輪車の車体構造。
  5. 前記パッチカバーはリング状をなし前記ボスの周囲へ被さるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した自動2輪車の車体構造。
  6. 前記キャリアの前端部に設けられた取付腕部の前端外側を段付状の凹部とし、ここに前記側部グリップの後端部側面が重なるように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載した自動2輪車の車体構造。
  7. 前記3部材の接続ラインである前記側部グリップとキャリアの接続部に形成される線並びに前記パッチカバーに対して前記側部グリップ及びキャリアの各接続部に形成される線が側面視略Y字状をなすことを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車の車体構造。
  8. 前記側部グリップは、前記収納ボックスの後部から後方へ延出して補機類を覆う補機類カバーの側部を上方へ凸に湾曲して形成され、この湾曲部の内側に凹部空間が形成され、この凹部空間内に前記シート下方の車体側面を覆うリヤカバーの上端部が入り込んでいることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車の車体構造。
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