JP4232859B2 - 階調表示方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2値の発光制御によって中間調を再現する階調表示方法に関し、AC型のPDP(Plasma Display Panel:プラズマディスプレイパネル)による表示に好適である。
【0002】
PDPは、テレビジョン及びコンピュータのモニターのどちらにも利用可能な高速性と解像度とを兼ね備えており、大画面表示デバイスとして利用されている。このようなPDPの課題の1つに動画表示における偽輪郭の低減がある。
【0003】
【従来の技術】
PDPにおける中間調の再現は、セル(表示素子)毎に1フィールドの放電回数を階調レベルに応じて設定することにより行われる。カラー表示は階調表示の一種であって、表示色は3原色の輝度の組合せによって決まる。本明細書における“フィールド”とは、時系列の画像表示の単位画像である。すなわち、テレビジョンの場合にはインタレース形式のフレームの各フィールドを意味し、コンピュータ出力に代表されるノンインタレース形式(1対1インタレース形式とみなせる)の場合にはフレームそのものを意味する。
【0004】
PDPの階調表示方法として、1フィールドを輝度の重み付けをした複数のサブフィールドで構成し、サブフィールド単位の点灯の有無の組合せ(これをサブフィールド表現と呼称する)によって1フィールドの総放電回数を設定する方法が広く知られている。“輝度の重み”は、入力画像の各画素に対してその階調レベルに応じてどのサブフィールドを点灯の対象として選ぶかを決めるための数値(通常は最小値を1とする整数で表される)である。
【0005】
多階調化の観点では、重みが2n (n=0,1,2,3…)で表されるいわゆる“バイナリーの重み付け”が優れている。例えばサブフィールド数が8であれば、階調レベルが「0」〜「255」の256階調の表示が可能である。しかし、バイナリーの重み付けでは、サブフィールド表現と階調レベルとの対応に冗長性がない。つまり、いずれの階調レベルについても、それに対応するサブフィールド表現が1通りしかない。このため、動画表示における偽輪郭の低減が難しいという問題がある。偽輪郭は、観察者が表示内容と異なる明暗を知覚する現象であって、特に階調レベルの似通った画素からなる濃度変化の緩やかな画像部分が画面内で移動する場合に生じ易い。例えば人が歩くシーンにおいて顔の部分で偽輪郭が生じる。
【0006】
従来において、偽輪郭を低減するための手法として、奇数フィールドと偶数フィールドとでサブフィールドの表示順序(重み配列)を反転させる方法が提案されている(特開平8−254965号)。また、特開平9−218662号公報には、サブフィールド表現を冗長化して重み配列を最適化する方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来においては、階調範囲の一部の階調レベルで常に偽輪郭が発生するという問題があった。特にフィールド毎に重み配列を反転させる場合には、明るい偽輪郭と暗い偽輪郭とが交互に現れてフリッカが生じるという問題、及び動画表示において階調レベルが変化しない部分でも偽輪郭が発生するという問題もあった。後者の問題の原因は、ほぼ全ての階調レベルで1フィールドにおける発光の時間重心(発光重心)がフィールド毎にずれるからである。
【0008】
本発明は、偽輪郭の目立たない高品位の動画表示を実現することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、階調レベルとサブフィールド表現との対応関係を複数通り選定しておく。その際の選定条件として、複数通りの対応関係の間で、全階調レベルについての発光の時間重心の平均値がほぼ等しくなるようにする。そして、フィールド毎に適用する対応関係を変更する。サブフィールド数及び重み付け(重みの値及び重み配列)で定まるフィールド構成が固定であっても、重み付けに冗長性があれば複数通りの対応関係を選定することができる。フィールド構成を可変とすれば、対応関係の選定の自由度は大きくなる。対応関係の変更は、予め定めた一定の順序で行ってもよいし、例えば乱数発生器を利用した任意の順序で行ってもよい。
【0010】
階調レベルとサブフィールド表現との対応関係が異なれば、必然的に偽輪郭の発生し易い階調レベルも異なる。したがって、適用する対応関係をフィールド毎に変えることにより、偽輪郭の発生する階調レベルが時間的に分散するので、偽輪郭が目立たなくなる。また、時間重心の平均値がほぼ等しいので、フィールド毎の対応関係の変更に伴う時間重心の変動が軽微であり、偽輪郭自体が発生しにくい。さらに、各階調レベルにおける時間重心を全ての階調レベルについての時間重心の平均値に近づけると、隣接する階調レベル間での時間重心の変化に起因した偽輪郭だけでなく、任意の階調レベル間での時間重心の変化に起因した偽輪郭も防止される。
【0013】
請求項の発明の階調表示方法は、1フィールドを冗長性がある輝度の重み付けをした複数のサブフィールドで構成し、サブフィールド単位で表示素子の発光の要否を設定する階調表示方法であって、サブフィールド数及び重み付けの少なくとも一方が異なる複数のフィールド構成を設け、前記複数のフィールド構成のそれぞれについて、全ての階調レベルのそれぞれと表示素子を発光させるサブフィールドの組合せとの対応関係を、階調範囲の全体にわたってフィールドの発光重心を均一化し、かつ当該複数のフィールド構成の間で全ての階調レベルについてのフィールドの発光重心の平均値の差がフィールド周期の10分の1以下となるように選定しておき、フィールド毎に、前記複数のフィールド構成のうちから一定順又は任意順に1つを選択し、選択したフィールド構成における前記対応関係を表示素子の発光の要否設定に適用するものである。
【0014】
請求項の発明の階調表示方法は、サブフィールド数が同一で重み付けが異なる3以上のフィールド構成をフィールド毎に順に選択するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る表示装置100の構成図である。
表示装置100は、薄型カラー表示デバイスであるAC型のPDP1と、M列N行の画面ESを構成する縦横に並んだ多数のセルCを選択的に点灯させるための駆動ユニット80とから構成されており、壁掛け式テレビジョン受像機、コンピュータシステムのモニターなどとして利用される。
【0016】
PDP1は、点灯維持放電(表示放電ともいう)を生じさせるための電極対をなす第1及び第2の主電極X,Yが平行配置され、各セルCにおいて主電極X,Yと第3の電極としてのアドレス電極Aとが交差する3電極面放電構造をとる。主電極X,Yは画面ESの行方向(水平方向)に延び、これらのうちの主電極Yはアドレッシングに際して行単位にセルCを選択するためのスキャン電極として用いられる。アドレス電極Aは列方向(垂直方向)に延びており、列単位にセルCを選択するためのデータ電極として用いられる。基板面のうちの主電極群とアドレス電極群との交差範囲が表示領域(すなわち画面)となる。
【0017】
駆動ユニット80は、コントローラ81、データ処理回路83、電源回路84、Xドライバ85、スキャンドライバ86、Y共通ドライバ87、及びアドレスドライバ89を有している。なお、駆動ユニット80はPDP1の背面側に配置され、各ドライバとPDP1の電極とが図示しないフレキシブルケーブルで電気的に接続される。駆動ユニット80にはTVチューナ、コンピュータなどの外部装置からR,G,Bの各色の輝度レベル(階調レベル)を示す画素単位のフィールドデータDfが、各種の同期信号とともに入力される。
【0018】
フィールドデータDfは、データ処理回路83におけるフレームメモリ830に一旦格納された後、フィールドを所定数のサブフィールドに分割して階調表示を行うためのサブフィールドデータDsfに変換される。サブフィールドデータDsfはフレームメモリ830に格納され、適時にアドレスドライバ89にシリアル転送される。サブフィールドデータDsfはサブフィールド表現を特定し、その各ビットの値はサブフィールドにおける該当するセルの点灯の要否を示す情報、厳密にはアドレス放電の要否を示す情報である。フィールドデータDfからサブフィールドデータDsfへの変換を行うために、データ処理回路83には複数の変換テーブルを記憶するメモリ831が設けられている。各変換テーブルは、全ての階調レベルのそれぞれとサブフィールド表現とを1対1で対応づけるファイルである。
【0019】
本実施形態では、階調レベルとサブフィールド表現との対応関係が複数通り選定されており、フィールド毎に適用する対応関係が変更される。つまり、メモリ831における複数の変換テーブルの内容は互いに異なり、データ処理回路83はフィールド毎に変換テーブルを切り換えてサブフィールドデータDsfを生成する。複数通りの対応関係は、いずれも冗長性のある重み付けをしたフィールド構成で階調再現を行うものである。重み付けに冗長性があるので、1つのフィールド構成で複数通りの対応関係を選定することができる。また、サブフィールド数は同一であるが重み付け(重みの値と重み配列の双方又は一方)が異なる複数のフィールド構成のそれぞれ、又はサブフィールド数及び重み付けの双方が異なる複数のフィールド構成のそれぞれについて対応関係を選定することにより、複数通りの対応関係を選定することもできる。
【0020】
Xドライバ85は全ての主電極Xに一括に駆動電圧を印加する。主電極Xの電気的な共通化は図示のようなパネル上の連結に限られず、Xドライバ85の内部配線、又は接続用ケーブル上での配線により行うことができる。スキャンドライバ86はアドレッシングにおいて各主電極Yに個別に駆動電圧を印加する。Y共通ドライバ87は点灯維持に際して全ての主電極Yに一括に駆動電圧を印加する。また、アドレスドライバ89はサブフィールドデータDsfに応じて計M本のアドレス電極Aに選択的に駆動電圧を印加する。これらドライバには電源回路84から図示しない配線導体を介して所定の電力が供給され、コントローラ81から制御信号が与えられる。
【0021】
以下、表示装置100における階調表示方法を説明する。
〔フィールド構成を固定とする場合〕
図2はフィールド構成の一例を示す図である。
【0022】
2値の点灯制御によって階調再現を行うために、入力画像である時系列の各フィールドf(符号の添字は表示順位を表す)を例えば12個のサブフレームsf1,sf2,sf3,sf4,sf5,sf6,sf7,sf8,sf9,sf10,sf11,sf12に分割する。すなわち、各フィールドfを12個のサブフレームsf1〜sf12の集合に置き換える。なお、ノンインタレース形式の画像を再生する場合には各フレームを12分割する。これらサブフィールドsf1〜sf12における輝度の相対比がおおよそ56:28:23:13:3:7:2:1:43:16:4:59となるように重み付けをして各サブフィールドsf1〜sf12の点灯維持放電の回数を設定する。サブフィールド単位の点灯/非点灯の組合せでRGBの各色毎に256段階の輝度設定を行うことができる。この重み付けは、12分割のフィールド構成で256階調以上の階調性を得ることのできる重み付けの中から、任意の階調レベル間での偽輪郭を低減できるように、つまり各階調レベルの発光重心を均一化するように選定されたものである。
【0023】
サブフィールドsfj (j=1〜12)に割り当てるサブフィールド期間Tj は、行単位にセルを選択して表示内容に応じた帯電分布を形成するアドレス期間TAと、階調レベルに応じた輝度を確保するために点灯状態を維持するサステイン期間TSとからなる。アドレス期間TAは画面全体の電荷を均一化する準備期間を含む。各サブフィールド期間Tj において、アドレス期間TAの長さは輝度の重みに係わらず一定であるが、サステイン期間TSの長さは輝度の重みが大きいほど長い。
【0024】
テレビジョン表示の場合、1フィールド期間Tfは約16.7msである。一例として画面ESの行数Nを1000とし、1行当たりのアドレッシング時間を1μsとすると、1フィールドfにおいてアドレッシングに要する時間の総和は12ms(=1μs×1000×12)となり、残りの4.7msが計12個のサステイン期間TSの総和となる。そして、この4.7msを階調数で除した値が単位重み当たりの発光時間となる。
【0025】
図3は図2のフィールド構成における発光重心の選択肢を示す図である。
発光重心は、1つのセルに注目したときの、1フィールドにおける発光の時間的な分布の重心である。図中の縦軸の目盛り0はフィールド期間Tfの前端を、目盛り1.0は後端を示す。例えば階調レベル「7」を表すときに、重み「7」のサブフィールドsf6のみを発光させれば、発光重心はフィールド期間のほぼ中央となり、重み「3」のサブフィールドsf5と重み「4」のサブフィールドsf11を発光させれば、発光重心はフィールド期間の中央より後端側に寄った時点となる。
【0026】
偽輪郭を防止する上では、全ての階調レベルについて発光重心が均一であるのが望ましい。図3のとおり、図2の重み付けのフィールド構成によれば、階調範囲のほとんどの階調レベルについて複数の選択肢があり、発光重心が均一になるように階調レベルとサブフィールドとの対応関係(以下、これを変換テーブルという)を選定することができる。
【0027】
図4は図2のフィールド構成における変換テーブルの選定例を示す図である。また、図5は変換テーブルの変更による発光重心の均一化の第1例を示す図であり、図4(a)〜(c)の発光重心の平均値を階調レベル毎に求めてプロットしたものである。
【0028】
上述したように冗長性のある重み付けにおいては、各階調レベルについて適切にサブフィールド表現を選択することにより、階調範囲の全体にわたって発光重心を均一化することはできるももの、全ての階調レベルについて発光重心を完全に一致させることはできない。図4(a)〜(c)で示される計3通りの変換テーブルにおいては、高階調範囲では発光重心がほぼ均一であるが、低階調範囲では発光重心のばらつきが比較的に大きい。
【0029】
しかし、3通りの変換テーブルにおいて、階調レベルによる発光重心の変化の様相は互いに異なるので、これら変換テーブルを順に適用すれば、図5から明らかなように発光重心のばらつきが平均化されて偽輪郭が低減される。
〔フィールド構成を可変とする場合〕
図6はフィールド構成の組み合わせの第1例を表形式で示す図、図7及び図8は図6のフィールド構成における変換テーブルの選定例を示す図である。また、図9は変換テーブルの変更による発光重心の均一化の第2例を示す図であり、図7及び図8の発光重心の平均値を階調レベル毎に求めてプロットしたものである。
【0030】
図6の計6個のフィールド構成fp1〜fp6は、いずれも12個のサブフィールドからなるが、各サブフィールドにおける輝度の重み付けは互いに異なる。図7(a)(b)(c)で示される変換テーブルの選定例は順にフィールド構成fp1,fp2,fp3に対応し、図8(d)(e)(f)で示される変換テーブルの選定例は順にフィールド構成fp4,fp5,fp6に対応する。これら6通りの変換テーブルは、階調範囲の全体における発光重心の平均値がほぼ等しくなるように選定されている。具体的には、図7(a)(b)(c)の選定例における発光重心の平均値は、順に0.520、0519、0.536であり、図8(d)(e)(f)の選定例における発光重心の平均値は、順に0.536、0.507、0.538であって、6個の平均値の差は0.1以下(つまりフィールド周期の1/10以下である。
【0031】
図9から明らかなように、6通りの変換テーブルを順に適用してサブフィールドデータDsfを生成すれば、6通りの変換テーブルのいずれか1つのみを適用する場合と比べて、階調範囲の全体において発光重心がより均一化されることが分かる。
【0032】
図10はフィールド構成の組み合わせの第2例を表形式で示す図、図11は変換テーブルの変更による発光重心の均一化の第3例を示す図である。
図10の計9個のフィールド構成fp11〜fp19は、いずれも12個のサブフィールドからなるが、各サブフィールドにおける輝度の重み付けは互いに異なる。これらフィールド構成fp11〜fp19のそれぞれから1つずつ変換テーブルを選定し、9通りの変換テーブルについて階調レベル毎に発光重心の平均値を求めてプロットしたものが図11である。変換テーブルの選定は、上述の例と同様に、階調範囲の全体における発光重心の平均値がほぼ等しくなるようにするものである。
【0033】
図11から明らかなように、9通りの変換テーブルを順に適用してサブフィールドデータDsfを生成すれば、9通りの変換テーブルのいずれか1つのみを適用する場合はもちろんのこと、6通りの変換テーブルを順に適用する場合と比べても、階調範囲の全体において発光重心がより均一化されることが分かる。
【0034】
図12はフィールド構成の組み合わせの第3例を表形式で示す図、図13は変換テーブルの変更による発光重心の均一化の第4例を示す図である。
図10の計33個のフィールド構成fp21〜fp53は、いずれも12個のサブフィールドからなるが、輝度の重み付けは互いに異なる。これらフィールド構成fp21〜fp53のそれぞれから1つずつ変換テーブルを選定し、33通りの変換テーブルについて階調レベル毎に発光重心の平均値を求めてプロットしたものが図13である。変換テーブルの選定は、上述の例と同様に、階調範囲の全体における発光重心の平均値がほぼ等しくなるようにするものである。
【0035】
図13から明らかなように、33通りの変換テーブルを順に適用してサブフィールドデータDsfを生成すれば、33通りの変換テーブルのいずれか1つのみを適用する場合はもちろんのこと、9通りの変換テーブルを順に適用する場合と比べても、階調範囲の全体において発光重心がより均一化されることが分かる。
【0036】
以上の実施形態では、サブフィールド数が一定であったが、サブフィールド数の異なる複数のサブフィールド構成のそれぞれにおいて変換テーブルを選定し、それにより得られた複数の変換テーブルを一定順序又は任意順序で適用して階調表示を行ってもよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1又は請求項の発明によれば、偽輪郭の目立たない高品位の動画表示を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の構成図である。
【図2】フィールド構成の一例を示す図である。
【図3】図2のフィールド構成における発光重心の選択肢を示す図である。
【図4】図2のフィールド構成における変換テーブルの選定例を示す図である。
【図5】変換テーブルの変更による発光重心の均一化の第1例を示す図である。
【図6】フィールド構成の組み合わせの第1例を表形式で示す図である。
【図7】図6のフィールド構成における変換テーブルの選定例を示す図である。
【図8】図6のフィールド構成における変換テーブルの選定例を示す図である。
【図9】変換テーブルの変更による発光重心の均一化の第2例を示す図である。
【図10】フィールド構成の組み合わせの第2例を表形式で示す図である。
【図11】変換テーブルの変更による発光重心の均一化の第3例を示す図である。
【図12】フィールド構成の組み合わせの第3例を表形式で示す図である。
【図13】変換テーブルの変更による発光重心の均一化の第4例を示す図である。
【符号の説明】
f フィールド
sf1〜sf12 サブフィールド
Df フィールドデータ
Dsf サブフィールドデータ
83 データ処理回路

Claims (2)

  1. 1フィールドを冗長性がある輝度の重み付けをした複数のサブフィールドで構成し、サブフィールド単位で表示素子の発光の要否を設定する階調表示方法であって、
    サブフィールド数及び重み付けの少なくとも一方が異なる複数のフィールド構成を設け、
    前記複数のフィールド構成のそれぞれについて、全ての階調レベルのそれぞれと表示素子を発光させるサブフィールドの組合せとの対応関係を、階調範囲の全体にわたってフィールドの発光重心を均一化し、かつ当該複数のフィールド構成の間で全ての階調レベルについてのフィールドの発光重心の平均値の差がフィールド周期の10分の1以下となるように選定しておき、
    フィールド毎に、前記複数のフィールド構成のうちから一定順又は任意順に1つを選択し、選択したフィールド構成における前記対応関係を表示素子の発光の要否設定に適用する
    ことを特徴とする階調表示方法。
  2. サブフィールド数が同一で重み付けが異なる3以上のフィールド構成をフィールド毎に順に選択する
    請求項記載の階調表示方法。
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