JP4203365B2 - ピストンリング - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用のピストンリングに関し、特に低フリクションであり、かつオイル消費性能も優れたコンプレッションリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関用のトップリングの外周形状は耐焼付性に優れたバレル形状が多く用いられている。このバレル形状の頂点は一般的にリングの軸方向幅の中心にあるが、リング外周面の上面側角部がピストンの上昇行程でシリンダボアと摺動して、潤滑油を掻き上げるのを防止するために、リング外周面のバレル頂点をリングの軸方向幅中心に対し、下側に偏心させたピストンリングが使用されている。また、上下面のシール性を増すために、図2に示されているように、シリンダ4内に挿入した状態で上反角のねじれ(皿状のねじれ)を発生させる断面形状を有し、バレル頂点がリングの軸方向幅の中心にあるピストンリング3Aも知られている。
【0003】
更に、図3に示されているように、下側偏心バレル形状に加えて、シリンダ4内に挿入した状態で上反角のねじれ(皿状のねじれ)を発生させる断面形状とすることにより、上下面のシール性を増し、オイル消費量及びブローバイ量の低減に効果があるピストンリング3Bが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実開昭56−105636号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近の内燃機関用のトップリングにおいては、低燃費化のため、低フリクションが求められている。シリンダボアとピストンリング外周との摺動によるフリクションは、燃焼行程の上死点をピストンが下降している時に最大となる。バレル頂点に偏心がない従来の上反角ねじれリング3Aや、バレル頂点が下側に偏心した特許文献1に記載の上反角ねじれリング3Bは、燃焼行程で燃焼圧によりピストン1のリング溝下面に押し付けられる。この際、リング外周面5のバレル頂点はリング軸方向幅の中心か、下側に偏心しているため、リング外周下側のバレル落差a2が小さくなる。その結果、シリンダボアとの間に油膜が形成されにくく、フリクションを増加させる場合がある。
【0006】
なお、図2及び図3において、a1及びa2は、バレル落差、すなわちリング外周側の上下面取りとバレル曲線との交点からシリンダボアまでの隙間、λは上反角すなわち皿状のねじれ角度、δ(図3のみ)はリングの軸方向幅中心からのバレル頂点の偏心量を示している。
【0007】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その課題は、低フリクションで、かつ、オイル消費性能も優れるピストンリングを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、次の手段を採る。すなわち、
本発明のピストンリングは、シリンダ内に挿入された状態で上反角が5〜50′のねじれを生じる断面形状を有し、かつ、外周面がリング軸方向幅中心から上側に0.05〜0.35mmだけ偏心した位置を頂点とした非対称バレル曲面から形成されていることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、シリンダボアとピストンリング外周との摺動によるフリクションが最大となる燃焼行程の上死点をピストンが下降している時、リング外周下側のバレル落差a2(図1参照)が大きいため、シリンダボアとの間に油膜が形成されやすく、フリクションが低減する。また、ピストンが上昇する行程で、リングが皿状にねじれており、リング外周上側のバレル落差a1(図1参照)が大きいため、オイルの掻き上げが低減され、オイル消費量を低減できる。
【0010】
上反角λ(図1参照)が5′未満では、ピストンの上昇行程中にオイルを掻き上げ易くなってオイル消費が増加する。50′を越えた場合もピストンのリング溝とのメカニカルスティックによりオイル消費が増加する。以上から、上反角λは5〜50′とするが、10〜30′がより望ましい。
【0011】
また、バレル頂点の偏心量δ(図1参照)が上側に0.05mm未満では、フリクションの低減効果が見られない。0.35mmを越えると、上面側のバレル部分が少なくなるために、オイルを掻き上げ易くなってオイル消費量が増加する。以上から、バレル頂点の偏心量δは上側に0.05〜0.35mmとする。
【0012】
前記リングの断面形状は、例えば、リング上面の内周側端部に切り欠きを有しているインナカット形状(例えば上面インターナルベベル形や上面インターナルステップ形)を採用すればよい。
【0013】
リング外周面に表面処理層を有することにより、低フリクション、及びオイル消費とブローバイ増加の防止を長時間維持できる。表面処理層としては、イオンプレーティングによるCrN皮膜、酸素を固溶したCrN皮膜、CrN又は酸素を固溶したCrNとCrとの混合物からなる皮膜、DLC皮膜、もしくはCrめっきや窒化層等が挙げられるが、前記CrN皮膜等の硬質皮膜が特に望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1の(a)は燃焼・膨張行程時のピストンリング、(b)は吸入、圧縮、排気行程時のピストンリング、(c)はシリンダ内に挿入されたピストンリングで吸入、圧縮、排気行程時を示している。図において、a1及びa2は、バレル落差、すなわちリング外周側の上下面取りとバレル曲線との交点からシリンダボアまでの隙間、λは上反角すなわち皿状のねじれ角度(ねじれ前のリング下面とねじれ後のリング下面とのなす角度)、δはリングの軸方向幅中心からのバレル頂点の偏心量を示している。
【0016】
ピストン1のリング溝2に装着されたピストンリング3は、シリンダ4内に挿入された状態で上反角λが5〜50′のねじれを生じる断面形状を有し、かつ、外周面5がリング軸方向幅中心から上側にδ=0.05〜0.35mmだけ偏心した位置を頂点とした上下非対称バレル曲面から形成されている。本実施形態にあっては、ピストンリング3はトップリングで、断面形状は上面インターナルベベル形のインナカット形状であり、リング上面6の内周エッジにベベル状の切り込みを入れて形成された切り欠き7を上面内周側端部に有している。
【0017】
また、ピストンリング3の外周面5には表面処理層8が形成されている。表面処理層8は、イオンプレーティングによるCrN皮膜、酸素を固溶したCrN皮膜、CrN又は酸素を固溶したCrNとCrとの混合物からなる皮膜、DLC皮膜、Crめっき皮膜、又は窒化層等から選択される。
【0018】
上記ピストンリングは次のようにして製造することができる。すなわち、バレル偏心量が0(上下対称バレル)のピストンリングを元に、インナカット量を調整することで、狙いの上反角を生じる断面形状のピストンリングを製造できる。その後、ピストンリングを呼称径に閉じ込んだ状態(ねじれ状態)で、外周ラッピングを行うと、外周削り代に応じて外周のバレル頂点位置が上側に寄る傾向があるため、外周ラッピング代を調整することで、狙いのバレル頂点偏心量を有したピストンリングを製造できる。また、ラッピングの代わりに外周を成形砥石で研磨して製造することもできる。
【0019】
以下、ピストンリングの評価試験を説明する。
【0020】
表1に示す実施例1〜6及び比較例3〜6のピストンリングは、バレル頂点偏心量を外周ラッピング削り代を調整することで調整した。比較例2のピストンリングは、上反角を有しておらず、ラッピングではバレル頂点の偏心を造ることができないため、外周を成形砥石で研磨して製造した。
【0021】
表1に示すピストンリングをφ86、直列4気筒、2.0lのガソリンエンジンに供試した。運転条件を6000rpm、全負荷に固定し、初期出力、オイル消費量、及び300時間の耐久運転後のオイル消費量を測定した。測定結果は表1に示す。測定結果は、比較例1(上反角λ:0′、バレル頂点偏心量δ:0mm、外周表面処理:イオンプレーティングによりCrN皮膜を被覆)の結果を100としたときの比の値で示している。
【0022】
実施例1〜6は、本発明のピストンリングであり、規定の上反角λとバレル頂点の上側偏心量δとを有していることで、初期の出力が高く、初期のオイル消費性能もよい。耐久運転後のオイル消費性能は、実施例1〜5については良好であるが、実施例6については外周Crめっきのため、CrNを被覆した実施例1〜5に比べてオイル消費性能が若干悪化している。
【0023】
上記実施例に対して比較例2は、バレル頂点が上側に偏心している効果で、出力向上の効果はあるが、上反角λを有しないため、ピストンが上昇する行程でオイルを掻き上げ易く、オイル消費量が多い。比較例3は、上反角λが大き過ぎるために、ピストンのリング溝に対してスティック気味となり、オイル消費量が多い。比較例4は、バレル頂点が偏心していないために出力向上の効果がない。比較例5は、バレル頂点の偏心量δが大き過ぎるため、出力向上の効果はあるものの、ピストンの上昇行程でオイルを掻き上げ易く、オイル消費量が多い。また、外周面は無処理(母材は鋼材)であるために、耐久運転後のオイル消費性能も悪い。比較例6は、バレル頂点が下側に偏心しているために出力向上の効果がない。
【0024】
上記試験結果から明らかなように、本発明品は低フリクションによる出力向上の効果があり、かつ、オイル消費性能も優れている。
【0025】
なお、燃焼行程で燃焼圧によりピストンリングがピストンのリング溝下面に押し付けられた際にリング外周下側のバレル落差の減少量を少なくする方法としては、ピストンのリング溝下面を外周側の軸方向における溝幅が開くように傾けるか、リング下面を外周側のリング軸方向幅が小さくなるように傾けることが考えられるが、これらの方法ではブローバイが急激に増加する場合がある。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のピストンリングによれば、低フリクションでオイル消費性能も優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(a)は燃焼・膨張行程時のピストンリングの一部分を示す縦断面図、(b)は吸入、圧縮、排気行程時のピストンリングの一部分を示す縦断面図、(c)はピストンに装着されてシリンダ内に挿入され、吸入、圧縮、排気行程時のピストンリングを示す縦断面図である。
【図2】従来例を示し、図1に対応する図である。
【図3】別の従来例を示し、図1に対応する図である。
【符号の説明】
1 ピストン
2 リング溝
3、3A、3B ピストンリング
4 シリンダ
5 リング外周面
6 リング上面
7 切り欠き
8 表面処理層
a1、a2 バレル落差
λ 上反角
δ 偏心量
Claims (4)
- シリンダ内に挿入された状態で上反角が5〜50′のねじれを生じる断面形状を有し、かつ、外周面がリング軸方向幅中心から上側に0.05〜0.35mmだけ偏心した位置を頂点とした非対称バレル曲面から形成されていることを特徴とするピストンリング。
- 前記断面形状が、リング上面の内周側端部に切り欠きを有しているインナカット形状であることを特徴とする請求項1記載のピストンリング。
- 前記外周面に表面処理層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のピストンリング。
- 前記表面処理層がイオンプレーティングによるCrN皮膜、酸素を固溶したCrN皮膜、CrN又は酸素を固溶したCrNとCrとの混合物からなる皮膜、DLC皮膜、Crめっき皮膜、又は窒化層であることを特徴とする請求項3記載のピストンリング。
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