JP4202526B2 - 水性ゲル積層体ロールの製造方法 - Google Patents

水性ゲル積層体ロールの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚冷却用シートなどとして有用な水性ゲル積層体ロールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、水性ゲルを基材シート上に積層した製品が、皮膚冷却用シート、皮膚保湿用シート、食品鮮度保持用シート、医療用電極シートなどとして使用されている。
【0003】
水性ゲルは、架橋や不溶化が施された親水性のポリマーを水で膨潤させたものであり、親水性ポリマーの種類、架橋や不溶化の方法などにより様々な種類のものが存在する。水性ゲルに用いられる代表的なポリマーとして、ポリアクリル酸又はその塩の架橋物が挙げられる。ポリアクリル酸又はその塩を架橋する方法としては、ポリアクリル酸又はその塩と水酸化アルミニウムや硫酸アルミニウムなどの多価金属陽イオンとの間でイオン結合コンプレックスを形成させる方法が知られており、この方法が工業的に多く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来一般に用いられている上記の多価金属陽イオンをポリアクリル酸又はその塩の水溶液に混合した場合、室温にて速やかに架橋反応が進行しゲルが生じるため、混合物を流動性のある状態で保存できる期間(以下、ポットライフと称す)が短くなる。したがって、ロールコータなどを用いてこの混合物を基材に塗工しようとしても、既に架橋反応が進行し流動性が消失しているために塗工ができなくなるという問題が発生する。
【0005】
この問題を解決するために、ポリアクリル酸又はその塩の水溶液と上記の多価金属陽イオンとの混合物に、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)又はこのナトリウム塩などに代表されるキレート剤などをゲル化速度調整剤として添加することが行われている。
【0006】
ゲル化速度調整剤が添加された水性ゲル組成物は、ゲル化反応が遅延され塗工時に十分な流動性を有するようになるために、ロールコータなどを用いて塗工することが可能になるが、一方で、塗工後もゲル化反応の遅延効果が残るため、塗工後基材をシート状で長時間保つこと(以下、シーズニングと称す)によって架橋を完全に行うことが必要になる。
【0007】
したがって、従来の認識では基材に塗工された水性ゲル組成物は巻き取らずにシート状のまま加工することが常識であったが、本発明者らは、水性ゲル組成物の塗工物をロール状に巻き取ることが可能であれば、次工程であるスリッティングや打ち抜きなどの工程へ水性ゲル組成物をロール状で搬送できるため製造工程が簡略化されたり、製品をロール状で供給することが可能になるなど、シート状のものに比較して格段に有用性が向上することに想到した。
【0008】
しかし、従来一般に用いられている上記の方法ではシーズニングにかなりの時間が必要なため、水性ゲル組成物の架橋の終了を待ってロール状に巻き取ることは経済的ではないという問題がある。また、水性ゲル組成物の架橋が完全でない状態で基材をロール状に巻き取ろうとすると、巻き取り時の圧力により水性ゲル組成物がロールからはみ出してしまうという問題も生じる。
【0009】
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みてなされたものであり、シーズニングが不要で、巻き取り時のはみ出しを十分に防止しつつ高含水率の水性ゲル積層体をロール状で得ることが可能な、水性ゲル積層体ロールの製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、室温付近では水溶性高分子と架橋反応を起こさないが加熱により架橋反応を開始する架橋剤を含有させたポットライフの長い水性ゲル組成物を基材に塗工し、これを加熱し水性ゲル組成物を架橋させるとともに水の含有量を調整し、シーズニングを行わずに巻き取ることによって、巻き取り時のはみ出しがなく高含水率の水性ゲル積層体ロールが得られることを見出し本発明を完成させた。
【0011】
すなわち、本発明の水性ゲル積層体ロールの製造方法は、
水溶性高分子と、前記水溶性高分子を加熱により架橋させることが可能な架橋剤と、水とを構成成分として含有し、水の含有量が全構成成分基準で70〜95重量%である水性ゲル組成物を、基材に塗工する塗工工程と、
前記水性ゲル組成物を加熱し前記水溶性高分子を架橋させるとともに、前記水性ゲル組成物の水の含有量が全構成成分基準で45〜90重量%になるように乾燥させ水性ゲル積層体を得る加熱工程と、
前記水性ゲル積層体をロール状に巻き取る巻き取り工程と、
を含むことを特徴とする方法である。
【0012】
本発明の水性ゲル積層体ロールの製造方法においては、前記加熱工程を、80〜200℃の加熱雰囲気条件下で行うことが好ましい。
【0013】
また、本発明の水性ゲル積層体ロールの製造方法においては、前記水溶性高分子が、ポリ(メタ)アクリル酸及び/又はその塩であることが好ましい。
【0014】
また、本発明の水性ゲル積層体ロールの製造方法においては、前記水性ゲル組成物が、前記架橋剤を前記水性ゲル組成物の全構成成分基準で0.05〜5重量%含有することが好ましい。
【0015】
さらに、本発明の水性ゲル積層体ロールの製造方法においては、前記架橋剤がアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウムであることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態についてさらに詳細に説明する。
【0017】
本発明の水性ゲル積層体ロールの製造方法は、
水溶性高分子と、前記水溶性高分子を加熱により架橋させることが可能な架橋剤と、水とを構成成分として含有し、水の含有量が全構成成分基準で70〜95重量%である水性ゲル組成物を、基材に塗工する塗工工程と、
前記水性ゲル組成物を加熱し前記水溶性高分子を架橋させるとともに、前記水性ゲル組成物の水の含有量が全構成成分基準で45〜90重量%になるように乾燥させ水性ゲル積層体を得る加熱工程と、
前記水性ゲル積層体をロール状に巻き取る巻き取り工程と、
を含むものである。
【0018】
水性ゲル組成物が構成成分として含有する水溶性高分子としては、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリ無水マレイン酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒアルロン酸などの多糖類などが挙げられる。なかでも、架橋剤との反応性に優れることからポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリ無水マレイン酸、ヒアルロン酸などのカルボキシル基を含有する水溶性高分子がより好ましく、水への溶解性が優れることからポリ(メタ)アクリル酸及び/又はその塩が最も好ましい。なお、ポリ(メタ)アクリル酸とは、ポリアクリル酸及びポリメタアクリル酸を意味する。
【0019】
水性ゲル組成物の水溶性高分子の含有量は、全構成成分基準で1〜25重量%であることが好ましく、2〜15重量%であることがより好ましい。水溶性高分子の含有量が1重量%より小さい場合は、水溶性高分子が水や保湿剤を全てゲル中に取り込めなくなる傾向があり、25重量%より大きい場合は水性ゲル組成物の粘度が高く塗工が困難になる傾向がある。
【0020】
水溶性高分子を加熱により架橋させることが可能な架橋剤は、水溶性高分子と混合しただけでは架橋反応を開始しないが、加熱により物理的状態が変化し水溶性高分子との架橋反応を開始するような架橋剤である。
【0021】
このような架橋剤としては、例えば、室温付近では水溶性高分子が溶解している水に対して溶解性が非常に低いために水溶性高分子と架橋反応を開始しないが、加熱により水に対する溶解性が向上して水溶性高分子と架橋反応を開始するという機能を有するものが挙げられる。
【0022】
このような架橋剤を含有する水性ゲル組成物は、加熱するまでは架橋反応が起こらないためにポットライフが長くなり基材へ塗工することが可能になる。また、基材へ塗工後加熱することにより水性ゲル組成物が短時間で架橋し強度が上昇するために、シーズニングを長時間行うことなくロール状に巻き取ることが可能になる。
【0023】
上記のような性能を有する架橋剤としては、例えば、アラントインクロロヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、アルジオキサ、アミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウムなどが挙げられる。なかでも、アミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウムが好ましい。
【0024】
上記の架橋剤は水性ゲル組成物の全構成成分基準で0.05〜5重量%含まれることが好ましく、0.1〜4.5重量%であることがより好ましい。含有量が0.05重量%より小さい場合は、架橋の程度が低くなりゲルの強度が弱くなる傾向があり、5重量%より大きい場合は、架橋に関与しない架橋剤が残存する傾向がある。
【0025】
加熱工程における雰囲気温度は、上記の架橋剤が水溶性高分子と架橋反応を開始できる温度であればよいが、80〜200℃であることが好ましく、100〜150℃であることがより好ましい。また、加熱工程の時間は特に制限はないが、1〜20分であることが好ましい。
【0026】
加熱工程を80〜200℃で1〜20分行うことにより、加熱工程中に水性ゲル組成物の最表面に水の含有量の低い層を生じさせることができ、この層が存在することにより水性ゲル組成物内部の水の蒸発が制限され、加熱工程後の水性ゲル組成物の水の含有量が全構成成分基準で45〜90重量%に調整されやすくなる傾向がある。
【0027】
加熱工程前の水性ゲル組成物の水の含有量は、全構成成分基準で70〜95重量%であるが、好ましくは、75〜90重量%である。含有量が70重量%より小さい場合は水性ゲル組成物の流動性が低いために塗工が困難になり、95重量%より大きい場合は加熱工程により架橋した水性ゲル組成物が水を全てゲル中に取り込めなくなる。
【0028】
加熱工程後の水性ゲル組成物の水の含有量は、全構成成分基準で45〜90重量%であるが、好ましくは50〜80重量%である。含有量が45重量%より小さい場合は製造される水性ゲル積層体ロールが含有する水の量が少なく、例えば皮膚冷却シートなどに用いたときに冷却効果が少なくなり、90重量%より大きい場合は架橋した水性ゲル組成物の強度が十分でなく巻き取り時にはみ出してしまう。
【0029】
加熱工程後の水性ゲル組成物の水の含有量は、架橋した水性ゲル組成物が巻き取り時に適度な強度を有することが必要なことから、加熱工程前の含有量よりも5重量%以上減少していることが好ましい。
【0030】
水性ゲル組成物が塗工される基材としては、天然繊維、半合成繊維、合成繊維、又はこれらの複合繊維からなる布帛又は編物;不織布;紙;並びに合成紙などが挙げられる。なお、これらはプライマー処理や撥水処理などの表面処理が施されていてもよく、樹脂フィルムと複合化されていてもよい。基材の厚さは特に制限はないが、10〜3000μmであることが好ましい。
【0031】
水性ゲル組成物を基材に塗工する方法は、流動性を有する材料を塗工できる方法であれば特に制限はないが、例えば、ロールコータ、ナイフコータ、グラビアコータ、バーコータ、ダイコータなどを用いる方法が挙げられる。
【0032】
基材上に塗工される水性ゲル組成物の重量は特に制限はないが、100〜2000g/m2であることが好ましい。また、塗工時の水性ゲル組成物の温度は、架橋剤が架橋反応を開始する温度より低いことが好ましいが、室温(25℃付近)であることがより好ましい。
【0033】
水性ゲル積層体を巻き取る方法としては、通常のワインダーを用いることができる。なお、巻き取り時に必要に応じてポリエステルフィルムなどを剥離材として水性ゲル積層体の水性ゲル組成物面に積層し、水性ゲル積層体とともに巻き取ってもよい。この剥離材は水性ゲル組成物が基材の背面に付着することを防止する働きを有する。剥離材はシリコーン樹脂などの塗布により剥離処理が施されたものであってもよい。
【0034】
本発明において、水性ゲル組成物は、水溶性高分子と、前記水溶性高分子を加熱により架橋させることが可能な架橋剤と、水とを構成成分として含有するが、必要に応じて保湿剤を更に含有していてもよい。
【0035】
保湿剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸又はその塩、尿素などが挙げられるが、グリセリンが特に好ましい。
【0036】
上記の保湿剤は水性ゲル組成物の全構成成分基準で5〜60重量%含まれることが好ましく、7〜55重量%であることがより好ましい。保湿剤の含有量が5重量%より小さい場合は、製造される水性ゲル積層体ロールを例えば皮膚冷却用シートとして使用したときに冷却効果が持続する時間が短くなる傾向があり、含有量が60重量%より大きい場合は、例えば皮膚冷却用シートとして使用したときにべたつき感が生じる傾向がある。
【0037】
保湿剤を5〜60重量%含有させることにより、加熱工程後の水性ゲル組成物の水の含有量を全構成成分基準で45〜90重量%に調整することが容易になる傾向がある。
【0038】
水性ゲル組成物は、必要に応じて保湿剤以外のその他の添加剤を更に含有していてもよい。このような添加剤としては、酸化防止剤;防腐剤;紫外線吸収剤;可塑剤;滑剤;着色剤(染料ないし顔料);薬剤;炭酸カルシウム、ガラス粉、ケイ酸アルミニウムなどの粒状フィラー;炭素繊維、ガラス繊維などの繊維状フィラー、カーボンブラックなどの導電性フィラーなどが挙げられる。
【0039】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0040】
(実施例1)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)320g、架橋剤としてアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム36gを精製水2400gに練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約600g/m2になるようにナイフコータで塗工し、130℃で7分間加熱し、ロール状に巻き取り水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0041】
(実施例2)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)128g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)76.8g、架橋剤としてアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム19.2gを保湿剤であるグリセリン416gに分散した。その分散溶液を精製水3360gに練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約820g/m2になるようにナイフコータで塗工し、130℃で7分間加熱し、ポリエステルフィルムと貼り合わせ、ロール状に巻き取り水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0042】
参考例3)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)64g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)38.4g、架橋剤としてアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム9.6gを保湿剤であるグリセリン208gに分散した。その分散溶液を精製水3680gに練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約580g/m2になるようにナイフコータで塗工し、85℃で7分間加熱し、ポリエステルフィルムと貼り合わせ、ロール状に巻き取り水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0043】
(実施例4)
加熱後の塗布量を約1200g/m2、加熱を190℃で7分間にした以外は、実施例2と全く同じ操作により水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0044】
(実施例5)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)128g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)76.8g、架橋剤としてアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム19.2gを保湿剤であるグリセリン339.2gに分散した。これに、フィラーとしてケイ酸アルミニウム76.8gを精製水3360gに分散させたものを練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約550g/m2になるようにナイフコータで塗工し、130℃で7分間加熱し、ポリエステルフィルムと貼り合わせ、ロール状に巻き取り水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0045】
(実施例6)
アミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム量を2.4g、グリセリン量を356g、加熱後の塗布量を約520g/m2にした以外は、実施例5と全く同じ操作により水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0046】
(実施例7)
アミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム量を44.8g、グリセリン量を313.6g、加熱後の塗布量を約520g/m2にした以外は、実施例5と全く同じ操作により水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0047】
(実施例8)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)81.92g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)49.15g、架橋剤としてアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム12.29gを保湿剤であるグリセリン447.49gに分散した。これに、フィラーとしてケイ酸アルミニウム49.15gを精製水1920gに分散させたものを練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約400g/m2になるようにナイフコータで塗工し、130℃で7分間加熱し、ポリエステルフィルムと貼り合わせ、ロール状に巻き取り水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0048】
(実施例9)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)128g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)76.8g、架橋剤としてアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム19.2gを保湿剤であるグリセリン326.4gに分散した。これに、硫酸アルミニウムカリウム12.8gを精製水3360gに溶解し、更に、フィラーとしてケイ酸アルミニウム76.8gを分散させたものを練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約600g/m2になるようにナイフコータで塗工し、130℃で7分間加熱し、ポリエステルフィルムと貼り合わせ、ロール状に巻き取り水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0049】
(実施例10)
架橋剤としてアラントインクロロヒドロキシアルミニウム19.2gを用いた以外は、実施例5と全く同じ操作により水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0050】
(実施例11)
架橋剤としてアルジオキサを44.8g用いた以外は、実施例7と全く同じ操作により水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0051】
実施例1、2、4〜11及び参考例3の水性ゲル組成物の構成成分の重量%、加熱後の塗布量、加熱温度、加熱時間をまとめて表1に示した。
【0052】
【表1】
Figure 0004202526
【0053】
(比較例1)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)128g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)76.8gを保湿剤であるグリセリン435.2gに分散した。その分散溶液を精製水3360gに練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ架橋剤を含まない水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約500g/m2になるようにナイフコータで塗工し、130℃で7分間加熱し、ポリエステルフィルムと貼り合わせ、ロール状に巻き取り水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0054】
(比較例2)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)128g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)76.8gを保湿剤であるグリセリン326.4gに分散した。これに、架橋剤として硫酸アルミニウム32gを精製水3360gに溶解し、更にフィラーとしてケイ酸アルミニウム76.8gを分散させたものを練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約500g/m2になるようにナイフコータで塗工しようと試みたが、水性ゲル組成物のポットライフが短かかったために均一に塗工することができなかった。
【0055】
(比較例3)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)128g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)76.8gを保湿剤であるグリセリン294.4gに分散した。これに、架橋剤として硫酸アルミニウム32g及びゲル化速度調整剤としてエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物32gを精製水3360gに溶解し、更にフィラーとしてケイ酸アルミニウム76.8gを分散させたものを練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約500g/m2になるようにナイフコータで塗工し、130℃で7分間加熱し、ポリエステルフィルムと貼り合わせ、ロール状に巻き取り水性ゲル積層体ロールを作成した。
【0056】
(比較例4)
水溶性高分子としてポリアクリル酸ナトリウム塩(部分中和物、pH=6〜7、日本純薬株式会社製、アロンビスAH−105)128g及びポリアクリル酸ナトリウム塩(完全中和物、pH=8〜10、日本純薬株式会社製、ジュリマーAC−10NP)76.8g、架橋剤としてアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム19.2gを保湿剤であるグリセリン339.2gに分散した。これに、フィラーとしてケイ酸アルミニウム76.8gを精製水960gに分散させたものを練り合わせながら添加し、ポリアクリル酸ナトリウム塩を溶解分散させ水性ゲル組成物を得た。これを、撥水処理した不織布上に加熱後の塗布量が約600g/m2になるようにナイフコータで塗工しようと試みたが、水の含有量が少なかったために水性ゲル組成物の流動性が悪く均一に塗工することができなかった。
【0057】
比較例1〜4の水性ゲル組成物の構成成分の重量%、加熱後の塗布量、加熱温度、加熱時間をまとめて表2に示した。
【0058】
【表2】
Figure 0004202526
【0059】
実施例1、2、4〜11、参考例3及び比較例1〜4の水性ゲル組成物のポットライフ、水性ゲル積層体ロールの巻き取り時のはみ出し、水性ゲル積層体ロールの水性ゲル層の含水率を以下に示す方法により測定した。得られた結果を表3に示す。
【0060】
(水性ゲル組成物のポットライフ)
水性ゲル組成物を調製した後室温で6時間放置し、水性ゲル組成物がナイフコータで塗工可能かどうか評価した。評価は以下の基準で行った。
○:ナイフコータで塗工可能。
×:ナイフコータで塗工不可能。
【0061】
(水性ゲル積層体ロールの巻き取り時のはみ出し)
ロール状に巻き取った水性ゲル積層体のはみ出し状態を目視にて観察した。評価は以下の基準で行った。
○:ロールの両側から水性ゲルがはみ出していない。
×:ロールの両側から水性ゲルがはみ出している。
【0062】
(水性ゲル積層体ロールの水性ゲル層の含水率)
水性ゲル積層体ロールを10×10cm2に裁断し、水性ゲル層の重量を秤量し(この重量をAgとする)、110℃で3時間乾燥した後、再び水性ゲル層の重量を秤量し(この重量をBgとする)、下式(1)により水性ゲル層の含水率を算出した。
含水率(%)=(A−B)/A×100 (1)
【0063】
【表3】
Figure 0004202526
【0064】
実施例1、2、4〜11及び参考例3はいずれも、加熱工程前においては水性ゲル組成物のポットライフが十分に長く、加熱工程を経ることによって架橋が十分に進み、シーズニングを必要としなくともはみ出しなく水性ゲル積層体をロール状に巻き取ることができた。一方、比較例1および3は、水性ゲル組成物のポットライフが長かったものの、加熱工程を経た後でも巻き取り時にはみ出しが見られた。比較例2および4は、水性ゲル組成物がゲル状となり基材に塗工することができなかった。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の水性ゲル積層体ロールの製造方法により、シーズニングが不要で、巻き取り時のはみ出しを十分に防止しつつ高含水率の水性ゲル積層体をロール状で得ることが可能となる。

Claims (6)

  1. 水溶性高分子と、前記水溶性高分子を加熱により架橋させることが可能な架橋剤と、水とを構成成分として含有し、水の含有量が全構成成分基準で70〜95重量%である水性ゲル組成物を、基材に塗工する塗工工程と、
    前記水性ゲル組成物を加熱し前記水溶性高分子を架橋させるとともに、前記水性ゲル組成物の水の含有量が全構成成分基準で45〜90重量%になるように乾燥させ水性ゲル積層体を得る加熱工程と、
    前記水性ゲル積層体をロール状に巻き取る巻き取り工程と、
    を含み、
    前記架橋剤が、アラントインクロロヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、アルジオキサ及びアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウムからなる群より選ばれる架橋剤であり、
    前記水性ゲル組成物が、前記架橋剤を前記水性ゲル組成物の全構成成分基準で0.05〜5重量%含有し、
    前記加熱工程を、80〜200℃の加熱雰囲気条件下で1〜20分行い、
    前記加熱工程後の水性ゲル組成物の水の含有量が、前記加熱工程前の含有量よりも5重量%以上減少していることを特徴とする水性ゲル積層体ロールの製造方法。
  2. 前記加熱工程を、100〜150℃の加熱雰囲気条件下で行うことを特徴とする請求項1記載の水性ゲル積層体ロールの製造方法。
  3. 前記水溶性高分子が、ポリ(メタ)アクリル酸及び/又はその塩であることを特徴とする請求項1又は2記載の水性ゲル積層体ロールの製造方法。
  4. 前記水性ゲル組成物が、前記架橋剤を前記水性ゲル組成物の全構成成分基準で0.1〜4.5重量%含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水性ゲル積層体ロールの製造方法。
  5. 前記架橋剤が、アラントインクロロヒドロキシアルミニウム、アルジオキサ及びアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウムからなる群より選ばれる架橋剤であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の水性ゲル積層体ロールの製造方法。
  6. 前記架橋剤がアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウムであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の水性ゲル積層体ロールの製造方法。
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