JP4198820B2 - 化学蒸着のためのアルミニウム錯体誘導体およびその製造方法 - Google Patents

化学蒸着のためのアルミニウム錯体誘導体およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4198820B2
JP4198820B2 JP11656799A JP11656799A JP4198820B2 JP 4198820 B2 JP4198820 B2 JP 4198820B2 JP 11656799 A JP11656799 A JP 11656799A JP 11656799 A JP11656799 A JP 11656799A JP 4198820 B2 JP4198820 B2 JP 4198820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
formula
alane
compounds
vapor deposition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11656799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000026474A5 (ja
JP2000026474A (ja
Inventor
ヒュン−クック・シン
ヒュン−ジョー・シン
Original Assignee
ユーピー・ケミカル・カンパニー,リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユーピー・ケミカル・カンパニー,リミテッド filed Critical ユーピー・ケミカル・カンパニー,リミテッド
Publication of JP2000026474A publication Critical patent/JP2000026474A/ja
Publication of JP2000026474A5 publication Critical patent/JP2000026474A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4198820B2 publication Critical patent/JP4198820B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/06Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of metallic material
    • C23C16/18Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of metallic material from metallo-organic compounds
    • C23C16/20Deposition of aluminium only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/06Aluminium compounds
    • C07F5/069Aluminium compounds without C-aluminium linkages

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

【0001】
本発明は、概して、化学蒸着に関する。特に、本発明はアルミニウム膜の化学蒸着における使用のための特定のアルミニウム化合物の使用に関する。
【0002】
半導体産業においては、技術的および材料的発達は、半導体集積回路のような、小型化、高信頼性、高速、高機能、および高集積のデバイスをもたらした。半導体デバイスの製造方法の発達とともに、ダイナミックランダムアクセスメモリ(「DRAM」)のような改良されたメモリデバイスの発達は速くなっている。現在、64メガDRAMが大量生産されており、2,000年には、次世代半導体デバイスの新規製造方法、およびその大量生産能力とともに、256メガクラスメモリデバイス、および1ギガ(「G」)および4Gクラスの高メモリデバイスが利用されることが予想される。
【0003】
高記憶能力を有する次世代メモリデバイスはメモリデバイス回路の小型化の結果であり、特に、ラインの幅を0.25、0.18および0.15ミクロン(「マイクロメートル」)まで狭くすることによる。
配線材料としてアルミニウムを使用する半導体メモリデバイスにおける現在の配線方法は蒸着、すなわち、金属、すなわちアルミニウム、自体が堆積に使用され所望の薄膜を得る、スパッタ法によるものである。この方法は、上述の狭いライン幅の達成において製造方法技術を限定する。
【0004】
アルミニウム(Al)金属配線を使用する64メガDRAMの製造においては、スパッタ法が、アルミニウムターゲットからのアルミニウムの堆積に使用される唯一の方法である。上述の次世代メモリデバイスにおいては、回路ライン幅は0.25マイクロメートルより狭く、蒸着金属においては、コンタクトホール(contact and via hole)の縦横比(深さ/直径)が大きく、よって、蒸着法におけるスパッタリングの使用は適していない。
【0005】
そのような問題を軽減するため、化学蒸着(「CVD」)法を使用するアルミニウム配線方法が長い間研究されてきた。この方法は、高いステップカバレージを有し、また改良されたコンタクトホールの埋め込み方法を有し、これらがこの方法の利点である。よって、アルミニウムの蒸着(「Al−CVD」またはアルミニウム化学蒸着)によるアルミニウム配線は次世代クラスメモリデバイスの製造のための技術の基礎となるであろう、そしてCVD法は避けられない方法であると考えられる。
【0006】
化学蒸着法を使用するアルミニウム膜堆積においては、先駆物質として知られるアルミニウム化合物がソース材料として使用された。化合物の化学特性および選択はCVD法に非常に大きく影響し、さらにそれらは方法において最も重要な要素である。よって、堆積方法の選択の前には、先駆物質の選択および開発は考慮されるべき第1の要素であることが避けられない。
先駆物質の役割の重要性に拘わらず、CVD法を使用する金属膜堆積方法は、次世代半導体デバイスの製造方法とともに開発されている。このため、Al−CVDのための先駆物質の開発は遅れている。
【0007】
Al−CVD法の開発の初期段階においては、アルキルアルミニウム化合物が工業において広く使用された。一般的に使用された典型的なアルキルアルミニウム化合物はAl(CHの化学式で示されるトリメチルアルミニウム、および、〔(CHCHCHAlの化学式で示されるトリイソブチルアルミニウムである。
1990年代には、化学蒸着法を使用するアルミニウム膜堆積のための先駆物質の開発が日本において大変活発であり、〔(CHAlH〕の化学式で表される水素化ジメチルアルミニウムが開発され、さらにアメリカにおいて、HAl:N(CHの化学式によって表されるジメチルエチルアミンアランが開発された。これらの化合物はAl−CVD法における主要な先駆物質であった。
【0008】
J.K.Ruffらのthe Journal of the American Chemical Society、1960における報告の後、試験された化学化合物の間では、ジメチルエチルアミンアランが、1989年に、University of MinnesotaのWayne Gladfelterによって合成された。ジメチルエチルアミン(N(CH)の合成は、報告の中の水素化アルミニウム(AlH)とアルキルアミンから開発された錯体化合物中には報告されていない。米国特許第5191099号(Gladfelterら)はAl−CVD法における先駆物質としてジメチルエチルアミンアランを開示する。
【0009】
水素化ジメチルアルミニウム、トリメチルアルミニウム、およびトリイソブチルアルミニウムのような他の化学物質が開発され、そして1950年代以来、種々の製品に広く使用されている。特に、水素化ジメチルアルミニウムはT.WartikらによってJournal of American Chemical Society、1953,75,835に報告され、またトリメチルアルミニウムおよびトリイソブチルアルミニウムは上述のものよりもより早く報告されていた。
【0010】
1990年代前に、これらの化合物は充分に商業化されており、そして多くの産業分野で使用されていた。それらは経済的に得られることができ、さらに、それらは室温で液体であり、これらがこれらの化合物の利点である。しかし、Al−CVD法において先駆物質として使用されるとき、上述の化合物は問題を有している。膜堆積温度は300℃以上で、400℃に近い。この高堆積温度のせいで、蒸着法は非常に困難となり、また高温堆積は、堆積膜の電気抵抗を増加させる炭素不純物を含むこととなり、これらは有害な欠点である。
【0011】
Al−CVD法におけるそのような問題を軽減するために、水素化ジメチルアルミニウム先駆物質および関連する技術が1980年代前半に開発された。水素化ジメチルアルミニウムは高い蒸気圧(25℃で2トル)を有し、その蒸着速度は速く、また室温で無色の液体化合物である。また、都合の良いことには、それは非常に純粋なアルミニウム膜堆積を生じさせる。しかし、水素化ジメチルアルミニウムは、空気と接触すると爆発するアルキルアルミニウム化合物である。よって、取り扱いが非常に困難であり、また、製造工程での高度の困難性を有しており、低収率および高コストとなる。さらに、蒸着温度は比較的高温の260〜300℃であり、薄膜中に不純物を含む可能性が高くなり、この点もまた不利である。
【0012】
Al−CVD法における別の先駆物質としては、水素化ジメチルアルミニウムの代わりにアラン(AlH)誘導体が使用された。アラン誘導体の1つであるジメチルエチルアミンアランは、反応式1に記載される反応に従って、100〜200℃の低温で高純度の蒸着膜を形成する。ジメチルエチルアミンアランは室温で無色の化学物質であり、比較的高い蒸気圧(25℃で1.5トル)を有する。水素化ジメチルアルミニウムと比較して、可燃性は幾分低くそして比較的単純な工程で低コストで製造されることができ、この点は有利である。
【0013】
【化4】
Figure 0004198820
【0014】
しかし、ジメチルエチルアミンアランは、室温で、および30℃で行われる蒸着工程で、熱的に不安定である。よって、貯蔵の間に容器の中で先駆物質は徐々に分解する。この室温貯蔵の困難性は不利な点である。この理由で、化学蒸着法の開発および再現は、半導体デバイス製造方法において困難であった。
【0015】
特定のアルミニウム化合物がAl−CVD適用における公知のアルミニウム先駆化合物の問題を解決することが見出された。
本発明は、式
Al:L (I)
〔式中、Lは非共有電子対をアルミニウムに与えることができる1以上のルイス塩基であって、チオフェン、チオピラン(thiopyran)、または、式IIまたはIIIの有機アミンから選択される。〕
【0016】
【化5】
Figure 0004198820
【0017】
〔式中、Rは、1〜4の炭素数を有するアルキル基であり;R’、R’’、R35、R36、R37およびR38はそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基であり;Xは酸素またはアルキル基を有する窒素であり;mは2〜8の整数であり;kおよびlはそれぞれ独立して1〜3の整数であり;さらにnは1または2である。〕の有機金属化合物に関する。
【0018】
また、本発明は、上述のような有機金属化合物を含む蒸着先駆物質組成物に関する。
【0019】
また、本発明は、基板上にアルミニウム膜を蒸着する工程を含み、アルミニウム膜中のアルミニウムのソースが式HAl:L〔式中、Lは非共有電子対をアルミニウムに与えることができる1以上のルイス塩基であって、チオフェン、チオピラン、または、式IIまたはIIIの有機アミンから選択される。〕
【0020】
【化6】
Figure 0004198820
【0021】
〔式中、Rは、1〜4の炭素数を有するアルキル基であり;R’、R’’、R35、R36、R37およびR38はそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基であり;Xは酸素またはアルキル基を有する窒素であり;mは2〜8の整数であり;kおよびlはそれぞれ独立して1〜3の整数であり;さらにnは1または2である。〕の有機金属化合物を含む蒸着先駆物質である、アルミニウム膜形成方法に関する。
【0022】
さらに、本発明は、
a)ヘキサンまたはペンタン中で塩化アルミニウムおよび水素化アルミニウムリチウムの懸濁液を形成し、さらに
b)懸濁液にルイス塩基を添加する工程を含む、
式HAl:L〔式中、Lは非共有電子対をアルミニウムに与えることができる1以上のルイス塩基であって、チオフェン、チオピラン、または、式IIまたはIIIの有機アミンから選択される。〕
【0023】
【化7】
Figure 0004198820
【0024】
〔式中、Rは、1〜4の炭素数を有するアルキル基であり;R’、R’’、R35、R36、R37およびR38はそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基であり;Xは酸素またはアルキル基を有する窒素であり;mは2〜8の整数であり;kおよびlはそれぞれ独立して1〜3の整数であり;さらにnは1または2である。〕の有機金属化合物の製造方法に関する。
【0025】
本発明は、半導体デバイスにおける配線としてのアルミニウム膜の蒸着における先駆物質として役立つ有機金属化合物、および先駆化合物の製造方法にに関する。
本発明においては、アルミニウム中心金属(aluminum metal center)に非共有電子対を与えることができるルイス塩基が有用である。好適なルイス塩基はチオフェン、チオピラン、および、式IIまたはIIIの有機アミン誘導体を含む。例えば、有機アミン誘導体としては、アルキルアジリジン、アルキルアゼチジン、アルキルピロリジン、アルキルピペリジン、アルキルヘキサメチレンイミン、アルキルヘプタメチレンイミン、アルキルモルホリン、1,4−ジアルキルピペラジンから選択される1以上の複素環式アミン類を含む。
【0026】
【化8】
Figure 0004198820
【0027】
上述の式IIにおいては、Rは1〜4の炭素数を有するアルキル基であり、R’およびR’’はそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基であり、さらにmは2〜8の整数である。式IIの化合物においては、Rはメチルまたはエチルが好ましい。
【0028】
【化9】
Figure 0004198820
【0029】
上述の式IIIにおいては、Rは1〜4の炭素数を有するアルキル基であり、R35、R36、R37およびR38はそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基であり、Xは酸素またはアルキル基を有する窒素であり、さらにkおよびlはそれぞれ独立して1〜3の整数である。
式IIで示される化合物においては、好ましい化合物は式IVを有するアルキルピロリジン類、および式Vを有するアルキルピペリジン類である。式IIIで示される化合物においては、好ましい化合物は式VIを有するアルキルモルホリン類、および式VIIを有するアルキルピペラジン類である。
【0030】
【化10】
Figure 0004198820
【0031】
上述の式IVにおいては、Rは1〜4の炭素数を有するアルキル基であり、R〜Rはそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基である。式IVの好ましい化合物は、Rがメチルまたはエチルであり、さらにR、R、R、R、RおよびRがそれぞれ独立して水素またはメチルである式IVの化合物である。
【0032】
【化11】
Figure 0004198820
【0033】
上述の式Vにおいては、Rは1〜4の炭素数を有するアルキル基であり、さらにR〜R18はそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基である。式Vの好ましい化合物は、Rがメチルまたはエチルであり、さらにR、R10、R12、R14、R16、R17およびR18がそれぞれ独立して水素またはメチルである式Vの化合物である。
【0034】
【化12】
Figure 0004198820
【0035】
上述の式VIにおいては、Rは1〜4の炭素数を有するアルキル基であり、さらにR19〜R26はそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基である。式VIの好ましい化合物は、Rがメチルまたはエチルであり、さらにR19、R20、R21、R22、R23、R24、R25およびR26がそれぞれ独立して水素またはメチルである式VIの化合物である。
【0036】
【化13】
Figure 0004198820
【0037】
上述の式VIIにおいては、Rは1〜4の炭素数を有するアルキル基であり、さらにR27〜R34はそれぞれ独立して水素(H)または1〜2の炭素数を有するアルキル基である。式VIIの好ましい化合物は、Rがメチルまたはエチルであり、さらにR27、R28、R29、R30、R31、R32、R33およびR34がそれぞれ独立して水素またはメチルである式VIIの化合物である。
【0038】
上述の式IIを有する化合物における好適なルイス塩基としては、式VIIIを有する1−メチルピロリジン、式IXを有する1−ブチルピロリジン、および1,4−ジメチルピロリジンのようなアルキルピロリジン類;1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、式Xを有する1−メチルピペリジン、および式XIを有する1−エチルピペリジンのようなアルキルピペリジン類;式XIIを有する4−メチルモルホリン、および式XIIIを有する4−エチルモルホリンのようなアルキルモルホリン類;および式XIVを有する1,4−ジメチルピペラジンのようなアルキルピペラジン類が挙げられる。これらの化合物はアルミニウム膜の化学蒸着における先駆物質としての使用に好ましい。特に好ましい有機アミン類は1−メチルピロリジン、1−メチルピペリジン、1−エチルピペリジン、4−メチルモルホリンおよび1,4−ジメチルピペラジンである。
【0039】
【化14】
Figure 0004198820
【0040】
アルミニウム膜蒸着に用いられる式Iで示されるアルミニウム化合物は反応式2で示される化学反応に従って容易に製造されることができる。反応器内で、塩化アルミニウム粉末と水素化アルミニウムリチウム(LiAlH)を混合し、室温でヘキサンまたはペンタンが添加され、懸濁液を形成し、次いで、アルキルピロリジン、アルキルピペリジン、アルキルモルホリンまたはアルキルピペラジンのようなルイス塩基「L」が室温で添加され、本発明の化合物が得られる。
【0041】
【化15】
Figure 0004198820
【0042】
上述の反応式2では、Lは式1において定義されるようなルイス塩基であり、そしてnは1または2である。
ルイス塩基化合物の中では、1−メチルピロリジンのようなアルキルピロリジン、および1−メチルピペリジンのようなアルキルピペリジンが特に適する。よって、半導体デバイスにおける配線材料としてのアルミニウム膜の化学蒸着のための典型的な先駆物質は、式XVおよび式XVIによって示される化合物であり、本発明はこれら2つの化合物に関して説明される。
【0043】
【化16】
Figure 0004198820
【0044】
本発明においては、式XVおよび式XVIは、それぞれ1−メチルピロリジンアラン(1−methylpyrrolidinealane)および1−メチルピペリジンアラン(1−methylpiperidinealane)を示し、アルミニウム膜堆積の先駆物質としてのそれらの効果が以下に開示される。第1に、これらの化合物は、アルミニウム膜蒸着における先駆物質として公知であるジメチルエチルアミンアランのように、アルミニウム膜堆積を生じさせる。アルミニウム膜は、蒸着方法において以下に示す反応経路に従って堆積され、100〜200℃の低い温度で不純物を含まないアルミニウム膜を形成することができた。
蒸着方法における1−メチルピロリジンアランの反応機構は反応式3に示される。
【0045】
【化17】
Figure 0004198820
【0046】
上述の反応式3においては、1−メチルピロリジンおよびHのような揮発性反応副生成物は蒸着温度で分解せず、不純物はアルミニウム膜およびシリコン基板から完全に除かれる。1−メチルピロリジンアラン蒸着の反応経路は次の通りである。最初の段階では、気体先駆物質の1−メチルピロリジンアランが反応器に供給され、基板表面上に気相として吸着され、次いで、基板上に吸着された1−メチルピロリジンアランは、気体ルイス塩基であり、続いて気体副生成物として単離される1−メチルピロリジンに解離する。次いで、1−メチルピロリジンアランの解離の残りの部分である、アランに残っている水素が除去され、基板上にアルミニウム膜が形成される。化学蒸着工程では、本発明の化合物は基板に適用される熱エネルギー、プラズマまたはバイアスによって気化されることができる。堆積工程の間、基板は100〜200℃に加熱されるのが好ましい。
【0047】
上述の反応式3においては、基板表面上に吸着された1−メチルピロリジンアランの1−メチルピロリジン気体への解離段階における律速因子は、ルイス塩基である1−メチルピロリジンの形成である。よって、気相1−メチルピロリジンへの解離が低温蒸着の速度を決定する。
水素化ジメチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムおよびトリメチルアルミニウムのような公知の化合物のアルミニウム膜蒸着温度は250〜400℃であり、本発明の化合物の1つである1−メチルピロリジンアランの堆積温度は100〜200℃であり、本発明の化合物はそのような低温において、高いアルミニウム膜の蒸着速度を与える。
【0048】
アルミニウム膜の低温蒸着技術は、金属蒸着による多層金属配線を要求される半導体デバイス製造において、特に、上層金属蒸着方法の間の拡散バリアにおいて非常に重要である。反応式3に示されるように、1−メチルピロリジンアランの反応経路は1−メチルピロリジンおよび副生成物として水素(H)を生じさせ、生じた水素は気体として蒸着基板から容易に除去されることができる。また、1−メチルピロリジンは蒸着温度付近ではさらに分解せず、気体として基板から除去されることができる。よって、炭素または窒素の不純物を含まない高純度のアルミニウム膜が得られることができる。膜中の不純物の存在はアルミニウム金属配線の電気抵抗を増加させ、信号伝達速度が遅れるであろう。よって、高純度の膜はアルミニウム膜蒸着において非常に重要な要素である。
【0049】
本発明の化合物は、アルミニウム膜蒸着における先駆物質として用いられている公知の化合物であるジメチルエチルアミンアランと似ているが、本発明の化合物は、公知の化合物と比較して改良された熱安定性(長期の貯蔵の間の分解)を有する。例えば、蒸着に充分な蒸気圧を達成するために、バブラー(bubbler)中の1−メチルピロリジンアランが45℃(実際の工程の温度は25〜30℃)に加熱された場合に、特質上、分解しない。これらの特質は、半導体デバイス製造において特に重要である、再現性のあるアルミニウム膜堆積工程を提供し、さらに室温での長期貯蔵安定性を提供する。
【0050】
ジメチルエチルアミンアラン、トリメチルアルミニウムおよび水素化ジメチルアルミニウムなどのような、従来のアルミニウムCVD先駆化合物は水または空気と接触すると爆発的に発火する。本発明の化合物は可燃性であるが、爆発的に発火せず、従来の先駆物質よりも可燃性がより低く、よって、火事およびけがの危険性が減少される。さらに、水素化ジメチルアルミニウムの製造コストと比較すると、製造コストが非常に低い。よって、低コストおよび高品質のアルミニウム膜蒸着先駆物質が得られることが期待される。
【0051】
本発明の化合物は室温で液体であり、方法の再現性に非常に関係する先駆化合物の送出速度の制御が、バブラーを使用することにより蒸着方法において容易に達成される。さらに、ダイレクトリキッドインジェクター(direct liquid injector)または液体送出系(liquid delivery system)を使用する他の化学蒸着方法においても方法は容易に行われることができ、これは有利な点である。
【0052】
さらに、本発明はダイレクトリキッドインジェクターおよび液体送出系のような送出系で使用される公知の先駆物質溶液よりも、より利点がある先駆化合物溶液に関する。複素環式アミンが、送出系において溶質である式Iの先駆化合物の送出のための先駆物質溶液の製造のための溶媒として使用された。複素環式アミン溶媒の例としては、1−メチルピロリジン、1−ブチルピロリジン、1−メチルピペリジン、1−エチルピペリジン、4−メチルモルホリン、4−エチルモルホリン、1,4−ジメチルピペラジンなどを含む。溶媒としては1−メチルピロリジンが好ましい。溶質および溶媒は様々な組み合わせで使用され、得られたアルミニウム化合物溶液は、アルミニウム蒸着工程における効果的な先駆物質として使用されることができる。
【0053】
アルミニウム膜蒸着において、従来の先駆物質溶液と比較して広範囲の先駆物質を選択できるので、本発明の溶液は新たな方法の開発を可能にする。
式Iで示される上述の新規化合物の溶液は、溶媒として複素環式アミンを用いて製造される。新規の先駆化合物溶液は、水を含まず、純粋な溶媒であり、さらにルイス塩基である複素環式アミンに、式Iで示される本発明の化合物を溶解することによって製造されることができる。反応の全体は、化合物の劣化を防止するため、窒素またはアルゴンストリームのような不活性ガス雰囲気下で行われる。
本発明の化合物および化合物の溶液の製造は実施例に示される。
【0054】
実施例1:1−メチルピロリジンアランの合成
170グラム(2.0モル)の無色の1−メチルピロリジンが、室温で、撹拌しつつ、窒素ストリーム下、ヘキサン中の67グラム(0.5モル)の塩化アルミニウムおよび65グラム(1.7モル)の水素化アルミニウムリチウム粉末懸濁液に滴下された。(反応に付随する反応熱が微小であり、反応器を冷却する必要がなく、熱が反応の助けとなることができる)。1−メチルピロリジンの添加後、反応混合物は約5時間撹拌され、反応を完了させた。反応終了まで、反応生成物である3−メチルピロリジンアランが反応物と徐々に凝集し始め、次いで沈降した。沈降層においては、1−メチルピロリジンアランの油層が形成された。
【0055】
反応の完了後、本発明の化合物である1−メチルピロリジンアランは、窒素ストリーム中での濾過によって反応混合物から分離され、第1濾液を得た。フィルター上の副生成物は充分な量のヘキサンで2回洗浄され、次いで、洗浄液は第1濾液に添加された。濾液中の全ての揮発性成分は真空下で除去され、無色の液体を得た。
乾燥された無色の濾液は、真空下(10−2トル)、45℃で蒸留され、氷冷された受容器(ice chilled receiver)中で留出物を凝縮した。無色の第1濾液は同様の方法で40℃で蒸留され、高純度の1−メチルピロリジンアランを180グラム得た。
【0056】
反応式4に示される反応は1−メチルピロリジンアランの製造に関するものであり、高度に精製された1−メチルピロリジンアランはプロトン核磁気共鳴(「NMR」)によって分析された。データおよび特性は表1に示される。
【0057】
【化18】
Figure 0004198820
【0058】
実施例2:1−メチルピペリジンアランの合成
実施例1に従って調製された、ヘキサン中の塩化アルミニウムおよび水素化アルミニウムリチウムの懸濁液に、198グラム(2.0モル)の1−メチルピペリジンが室温で、窒素ストリーム中で滴下され、次いで、混合物は5時間撹拌された。実施例1と同様に、懸濁液は凝集し、1−メチルピペリジンアランが反応器の底部に沈降し、液相分離を示した。実施例1の方法に従って、無色の液体が得られた。ヘキサン溶媒は真空下(10−2トル)、20℃で除去された。この部分的に乾燥された溶液は冷凍庫中で−20℃、一晩の間貯蔵され、1−メチルピペリジンアランを溶液状態から結晶化させた。1−メチルピペリジンアラン化合物を回収するために、−20℃での結晶化後の上澄み液は分離され、化合物は真空下で乾燥され、210グラムの無色の液体を得た。
【0059】
乾燥された無色の液体化合物は45℃、真空下(10−3トル)で蒸留され、ドライアイス(−78℃)で冷却された受容器中に回収され、1−メチルピペリジンアランの高純度留出物を155グラム得た。
反応式5に示される反応は1−メチルピペリジンアランの製造に関するものであり、合成された化合物はプロトン核磁気共鳴によって分析され、データおよび観察された特性は表1に示される。結果は、化合物が1−メチルピペリジンアランであることを示した。
【0060】
【化19】
Figure 0004198820
【0061】
実施例3:1−エチルピペリジンアランの合成
実施例1に従って調製された、ヘキサン中の塩化アルミニウムおよび水素化アルミニウムリチウム懸濁液に、実施例1の方法に従って、226グラム(2.0モル)の1−エチルピペリジンが室温で、窒素雰囲気下で滴下された。実施例2の方法に従って、部分的に乾燥された濾過溶液は冷凍庫中、−20℃で貯蔵され、結晶を沈殿させ、次いで蒸留し、118グラムの高純度1−エチルピペリジンアランを得た。
【0062】
反応式6に示される反応は1−エチルピペリジンアランの製造に関するものであり、生成化合物はプロトン核磁気共鳴によって分析された。データおよび観察された特性は表1に示され、生成物が1−エチルピペリジンアランと確認された。
【0063】
【化20】
Figure 0004198820
【0064】
実施例4:4−メチルモルホリンアランの合成
実施例1に従って調製された、ヘキサン中の塩化アルミニウムおよび水素化アルミニウムリチウムの懸濁液に、実施例1の方法に従って、室温、窒素雰囲気下で、202グラム(2モル)の4−メチルモルホリンが滴下された。反応終了後、生成物が実施例1と同様の方法で得られ、分離され、4−メチルモルホリンアランを得た。
反応式7に示される反応は4−メチルモルホリンアランの製造に関するものであり、生成化合物はプロトン核磁気共鳴によって分析された。データおよび観察された特性は表1に示され、化合物は4−メチルモルホリンアランと確認された。
【0065】
【化21】
Figure 0004198820
【0066】
実施例5:1,4−ジメチルピペラジンアランの合成
実施例1に従って調製された、ヘキサン中の塩化アルミニウムおよび水素化アルミニウムリチウムの懸濁液に、実施例1の方法に従って、室温、窒素雰囲気下で、228グラム(2モル)の1,4−ジメチルピペラジンが滴下された。反応終了後、生成物が実施例1と同様の方法で得られ、分離され、1,4−ジメチルピペラジンアランを得た。
反応式8に示される反応は1,4−ジメチルピペラジンアランの製造に関するものであり、生成化合物はプロトン核磁気共鳴によって分析された。データおよび観察された特性は表1に示され、化合物は1,4−ジメチルピペラジンアランと確認された。
【0067】
【化22】
Figure 0004198820
【0068】
【表1】
Figure 0004198820
【0069】
実施例6:1−メチルピロリジンアランの溶液
20グラムの精製された1−メチルピロリジンが実施例1の方法によって得られた80グラムの1−メチルピロリジンアランに添加され、本発明の無色の溶液を得た。
【0070】
実施例7
本発明の化合物である、実施例1で調製された1−メチルピロリジンアラン、実施例2で調製された1−メチルピペリジンアラン、および実施例6で調製された1−メチルピロリジンアランの1−メチルピロリジン溶液がアルミニウム蒸着の試験に供された。
【0071】
試験1
実施例1および実施例2で合成された化合物である1−メチルピロリジンアランおよび1−メチルピペリジンアランのそれぞれがステンレススチールバブラーに添加された。アルゴンまたは窒素ガスが溶液を通じて、バブラーを30〜40℃に維持しつつ、流速100〜600SCCM(標準立方センチメートル/分)でバブルされた。
【0072】
気化された先駆化合物はキャリアガスで稀釈され、ステンレススチール管を通じて、40〜50℃で、膜蒸着のための基板を含む反応器に送られた。反応器の壁は40〜50℃に加熱され、先駆物質の凝集を防止した。100〜200℃で加熱された、900オングストロームの厚さのTiN層で被覆された、2,000オングストロームの厚さのSiO基板は、蒸着方法によって高純度アルミニウム膜で被覆された。蒸着アルミニウム膜はオージェ電子分光法(Auger electron spectroscopy)によって不純物量を測定され、蒸着アルミニウム膜が高純度膜であることが確認された。シートの抵抗は4点プローブ(4−point probe)で測定された。蒸着条件および分析データは表2に示される。
【0073】
【表2】
Figure 0004198820
【0074】
試験2
実施例6に従って調製された先駆化合物溶液が、化学蒸着法によるアルミニウム膜の形成に使用された。シリコン基板は試験1で使用された基板と同じであり、基板温度は100〜200℃であった。内径5センチメートル、長さ30センチメートルのガラスチューブである反応容器は、一方の端が閉ざされ、開放された端は真空ポンプ(10−2トル)に結合された。先駆物質溶液が2ミリリットル(「mL」)ガラス容器に満たされ、ガラス容器は反応器内の閉ざされた端に置かれた。いくつかの薄いシリコン片が反応器内に置かれた。先駆物質溶液および基板は、独立した加熱線を用いて、それぞれ、40℃および100〜200℃に維持され、溶液および基板を加熱しつつ、反応器は真空ポンプで10−2トルの真空にされ、蒸着高純度アルミニウム膜を得た。蒸着膜はオージェ電子分光法(「AES」)および4点プローブ試験によって試験された。アルミニウム膜が高純度であると確認された結果が表3に示される。これは、本発明の溶液が、液体先駆物質送出系としてのダイレクトリキッドインジェクターおよび液体送出系に適することをさらに示す。
【0075】
【表3】
Figure 0004198820
【0076】
実施例1および実施例2で示される様に、本発明の化合物は、100〜200℃のような低基板温度で蒸着され薄膜を形成することができる。また、シリコン基板上のアルミニウム膜の堆積速度、抵抗、不純物、吸着強度および反射率は公知の先駆物質の使用によるよりも優れている。さらに、本発明の先駆物質は、蒸着法におけるダイレクトリキッドインジェクターおよび液体送出系で使用されることができ、これも有利な点である。

Claims (7)


  1. Al:L
    〔式中、Lは非共有電子対をアルミニウムに与えることができる1以上のルイス塩基であって、チオフェンまたはチオピランであり、さらにnは1または2である。〕
    の有機金属化合物。
  2. 請求項1記載の有機金属化合物を含む蒸着先駆物質組成物。
  3. 複素環式アミン溶媒をさらに含む請求項記載の組成物。
  4. 複素環式アミン溶媒が1−メチルピロリジン、1−ブチルピロリジン、1−メチルピペリジン、1−エチルピペリジン、4−メチルモルホリン、4−エチルモルホリンまたは1,4−ジメチルピペラジンから選択される1以上である請求項記載の組成物。
  5. 基板上にアルミニウム膜を蒸着する工程を含み、該アルミニウム膜中のアルミニウムのソースが式
    Al:L
    〔式中、Lは非共有電子対をアルミニウムに与えることができる1以上のルイス塩基であって、チオフェンまたはチオピランであり、さらにnは1または2である。〕
    の有機金属化合物を含む蒸着先駆物質である、アルミニウム膜形成方法。
  6. 有機金属化合物が基板に適用される熱エネルギー、プラズマまたはバイアスによって気化される請求項記載の方法。

  7. Al:L
    〔式中、Lは非共有電子対をアルミニウムに与えることができる1以上のルイス塩基であって、チオフェンまたはチオピランであり、さらにnは1または2である。〕
    の有機金属化合物の製造方法であって、
    a)ヘキサンまたはペンタン中で塩化アルミニウムおよび水素化アルミニウムリチウムの懸濁液を形成し、さらに
    b)懸濁液に前記ルイス塩基を添加する工程を含む方法。
JP11656799A 1998-04-23 1999-04-23 化学蒸着のためのアルミニウム錯体誘導体およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4198820B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR19980014522A KR100279067B1 (ko) 1998-04-23 1998-04-23 화학증착용알루미늄화합물및그제조방법
KR98/14522 1998-04-23

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000026474A JP2000026474A (ja) 2000-01-25
JP2000026474A5 JP2000026474A5 (ja) 2005-10-27
JP4198820B2 true JP4198820B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=36915015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11656799A Expired - Fee Related JP4198820B2 (ja) 1998-04-23 1999-04-23 化学蒸着のためのアルミニウム錯体誘導体およびその製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6143357A (ja)
EP (1) EP0952156B1 (ja)
JP (1) JP4198820B2 (ja)
KR (1) KR100279067B1 (ja)
DE (1) DE69932560T2 (ja)
SG (1) SG83121A1 (ja)
TW (1) TW562800B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014027861A1 (en) * 2012-08-15 2014-02-20 Up Chemical Co., Ltd. Aluminum precursor composition

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100316760B1 (ko) * 1999-06-11 2001-12-12 신현국 알루미나 박막의 화학 증착용 전구체 화합물 및 이의 제조방법
US7223823B2 (en) * 2002-06-06 2007-05-29 Exxon Mobil Chemical Patents Inc. Catalyst system and process
US7199072B2 (en) * 2002-12-31 2007-04-03 Univation Technologies, Llc Process of producing a supported mixed catalyst system and polyolefins therefrom
US7098339B2 (en) * 2005-01-18 2006-08-29 Praxair Technology, Inc. Processes for the production of organometallic compounds
TW200636863A (en) * 2005-01-19 2006-10-16 Jsr Corp Trench filling method
US7348445B2 (en) 2005-02-14 2008-03-25 Praxair Technology, Inc. Organoaluminum precursor compounds
KR100724084B1 (ko) * 2005-11-16 2007-06-04 주식회사 유피케미칼 디알킬아미도디하이드로알루미늄 화합물을 이용한 박막증착방법
KR100829472B1 (ko) * 2006-05-18 2008-05-16 (주)디엔에프 알루미늄 박막의 화학증착용 전구체 화합물 및 이의제조방법
KR100756403B1 (ko) 2006-05-18 2007-09-10 (주)디엔에프 알루미늄 박막의 화학증착용 전구체 화합물의 제조방법
US8142847B2 (en) * 2007-07-13 2012-03-27 Rohm And Haas Electronic Materials Llc Precursor compositions and methods
JP4962311B2 (ja) * 2007-12-27 2012-06-27 セイコーエプソン株式会社 電子回路装置および電子機器
JP2010241698A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Air Water Inc アミンアランの精製方法
US20110206844A1 (en) * 2010-02-24 2011-08-25 Jacob Grant Wiles Chromium-free passivation of vapor deposited aluminum surfaces
JP5971248B2 (ja) * 2011-07-21 2016-08-17 Jsr株式会社 金属体を備える基体の製造方法
US9994954B2 (en) * 2013-07-26 2018-06-12 Versum Materials Us, Llc Volatile dihydropyrazinly and dihydropyrazine metal complexes
CN111855723B (zh) * 2020-06-11 2023-11-14 宁夏大学 一种粗大铝胞状晶组织形貌的直接三维显示方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB905985A (en) 1959-02-24 1962-09-19 Ethyl Corp Preparing metal-alumino hydrides
JPS57188026A (en) 1981-05-14 1982-11-18 Minolta Camera Co Ltd Driving device for photographing lens of automatic focusing camera
US4923717A (en) * 1989-03-17 1990-05-08 Regents Of The University Of Minnesota Process for the chemical vapor deposition of aluminum
JP2721023B2 (ja) * 1989-09-26 1998-03-04 キヤノン株式会社 堆積膜形成法
US5113025A (en) * 1989-10-02 1992-05-12 Ethyl Corporation Selective reducing agents
US5178911A (en) * 1989-11-30 1993-01-12 The President And Fellows Of Harvard College Process for chemical vapor deposition of main group metal nitrides
DE69120446T2 (de) * 1990-02-19 1996-11-14 Canon Kk Verfahren zum Herstellen von abgeschiedener Metallschicht, die Aluminium als Hauptkomponente enthält, mit Anwendung von Alkylaluminiumhydrid
US5136046A (en) * 1990-09-28 1992-08-04 Ethyl Corporation Preparation of amine alanes
US5191099A (en) * 1991-09-05 1993-03-02 Regents Of The University Of Minnesota Chemical vapor deposition of aluminum films using dimethylethylamine alane
US5900279A (en) 1995-11-20 1999-05-04 Tri Chemical Laboratory Inc. Processes for the chemical vapor deposition and solvent used for the processes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014027861A1 (en) * 2012-08-15 2014-02-20 Up Chemical Co., Ltd. Aluminum precursor composition

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000026474A (ja) 2000-01-25
EP0952156B1 (en) 2006-08-02
DE69932560D1 (de) 2006-09-14
DE69932560T2 (de) 2007-10-18
KR19990080919A (ko) 1999-11-15
EP0952156A3 (en) 2000-12-20
SG83121A1 (en) 2001-09-18
KR100279067B1 (ko) 2001-01-15
US6399772B1 (en) 2002-06-04
EP0952156A2 (en) 1999-10-27
TW562800B (en) 2003-11-21
US6143357A (en) 2000-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4198820B2 (ja) 化学蒸着のためのアルミニウム錯体誘導体およびその製造方法
JP5918316B2 (ja) 揮発性ジヒドロピラジニル及びジヒドロピラジン金属錯体
JP2008502680A (ja) 銅薄膜の堆積前駆体として有用な銅(i)化合物
EP1853384A2 (en) Organoaluminum precursor compounds
US7985450B2 (en) Method for thin film vapor deposition of a dialkyl amido dihydroaluminum compound
EP0987270B1 (en) Aluminum compound for forming aluminum films by chemical vapor deposition and their synthesis
KR102231296B1 (ko) 유기금속 전구체 화합물 및 이를 이용하여 제조된 박막
TW202202511A (zh) 用於薄膜沉積的第5族金屬化合物和使用該化合物形成含第5族金屬的薄膜的方法
KR20130049020A (ko) 탄탈륨 전구체 화합물 및 이의 제조방법
US7547464B2 (en) Organometallic precursor compounds
JP2014028859A (ja) 揮発性イミダゾール及び二族イミダゾール系金属前駆体
US20050075510A1 (en) Method for large scale production of organometallic compounds
KR100289946B1 (ko) 구리박막화학증착용전구체용액및그제조방법
KR100863063B1 (ko) 화학 증착용 유기 알루미늄 전구체 용액 및 그 제조 방법
KR20220058190A (ko) 3족 금속 전구체 및 금속 함유 박막
JP2001031661A (ja) 化学蒸着のための化合物およびその製造方法
KR100829472B1 (ko) 알루미늄 박막의 화학증착용 전구체 화합물 및 이의제조방법
KR100756388B1 (ko) 알루미늄증착 전구체 및 그의 제조방법
KR102639298B1 (ko) 유기금속 화합물을 포함하는 박막 증착용 조성물, 박막 증착용 조성물을 이용한 박막의 제조 방법, 박막 증착용 조성물로부터 제조된 박막, 및 박막을 포함하는 반도체 소자
WO2020255913A1 (ja) 有機マンガン化合物からなる化学蒸着用原料及び該化学蒸着用原料を用いた化学蒸着法
KR20230089234A (ko) 몰리브데넘 화합물, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 박막 증착용 조성물
KR20070122435A (ko) 알루미늄 박막의 화학증착용 전구체 화합물 및 이의제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050719

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050719

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080526

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080926

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees