JP4177377B2 - 通信制御システム - Google Patents
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Description
モバイルIPは、IPv4では既に標準化されており、モバイルIP機能を搭載したクライアント、ルータやサーバといったネットワーク製品も数多く登場している。現在ではIPv6をベースとしたモバイルIPの実現を目指し、IETFといった標準化組織で盛んに議論が行われている。
モバイルIPは、レイヤ3のIP技術を使用して端末の移動性(ターミナルモビリティ)を実現している。具体的には、移動端末を管理するホームエージェントが、該ホームエージェントの属するネットワーク(ホームネットワーク)において各移動端末に設定したホームアドレス(HoA)と移動先のネットワークにおいて設定した気付アドレス(CoA)を管理し、移動端末のHoA宛ての送信パケットをCoA宛てに転送することにより通信の継続性を実現する。
例えば、図17の従来技術のシステム構成図において、ホームネットワーク10のホームエージェント200(図18)に管理される移動端末100(図19)が、無線LANにより接続された外部ネットワーク30に位置するときに通信先ノード(CN:Correspondent Node)300と通信を開始し、その後、外部ネットワーク20に移動すると仮定する。その時の通信手順を以下に示す。
(1)通信先ノード300は、移動端末100のホームアドレスHoAに対して通信を開始する。
(2)ホームアドレスHoA宛のパケットは、ホームネットワーク10にルーティングされる。
(3)ホームエージェント200は、移動端末100がホームネットワーク10に存在しないため、ホームアドレスHoA宛てのパケット、即ち移動端末100宛のパケットを代わりにキャプチャして、移動端末100が存在する外部ネットワーク30でのアドレスである気付アドレスCoA2宛てにパケットをカプセル化して転送する。これにより、外部ネットワーク30の移動端末100にパケットが到達する。
(4)次に、移動端末100が外部ネットワーク20に移動した時には、移動端末100が登録要求をホームエージェント200に送信する。
(5)登録要求を受信したホームエージェント200は、ホームアドレスHoAに対応する気付アドレスをCoA2からCoA1に変更する。その後、通信先ノード300からのパケットは、外部ネットワーク20の気付アドレスCoA1宛てに送信される。これにより、パケットが外部ネットワーク20の移動端末100に到達する。
上記のようにモバイルIPでは、端末がネットワークを移動してIPアドレスが変更となった場合も通信を継続することができる。なお、端末が移動先にいる場合に常にホームエージェントを経由すると移動端末と通信先ノードの通信経路が冗長となるため、モバイルIPでは、多くの場合に経路最適化が行われる。経路最適化を実施した後、通信先ノードは、ホームアドレスHoA宛てではなく、気付アドレスCoA宛てに直接パケット送信を行う。これにより、ホームエージェントを経由せずに移動端末と通信先ノード間の最適な経路での通信が可能となる。
また、ユーザモビリティ方式に関する従来技術として、種々の方式が提案されている(特許文献1〜4参照)。例えば、特許文献1の「パーソナル通信システムのユーザモビリティ管理方式」では、加入者番号とユーザの使用可能な複数端末の番号を管理し、加入者番号に対して接続があった時に最適な端末に接続を行うというものである。
また、ユーザの立場からすると、複数の使用可能な端末のうち、常にユーザにとって最適な端末を使用して通信できることが望ましい。
こういった状況の中、従来技術において以下の課題がある。
(1)モバイルIPは、端末毎のターミナルモビリティを実現するものであり、複数端末間で連携しながらシームレスにサービスを継続して享受することはできない。例えば、PDA(personal digital assistant)で見ていたストリーミングをPC(Personal Computer)で継続して見たい場合は、一度PDAの通信を切断して、PCで再接続しなければならない。
また、特許文献1の「パーソナル通信システムのユーザモビリティ管理方式」では、ユーザの所有する複数端末の中から、最適な端末に接続することはできるが、以下の課題がある。
(2)端末で確立した通信セッションを維持しながら端末を切り替えることはできない。IPネットワークのように端末が複数の通信セッションを確立する場合にはセッションを維持可能なことが重要になる。
(3)モバイルIPネットワークにおいては、移動端末と通信先ノードとの間で通信経路の最適化が実施され、常にホームエージェントを経由するとは限らないため、特許文献1の方式では、端末の切替えを制御できない。
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明の通信制御システムは、複数のサブネットワークからなるネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、該ユーザ端末のアドレスを管理するホームエージェントとからなり、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、
前記所定ユーザ端末が、前記サブネットワークに接続した場合に、気付アドレスを取得するアドレス取得部と、
該気付アドレスを含む更新情報をホームエージェントに送信するアドレス制御部とを備え、
前記ホームエージェントが、
一つのホームアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記ユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求める気付アドレス決定部と、
前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送する通信制御部とを備える。
また、本発明の通信制御システムは、少なくとも一部が階層化された複数のサブネットワークからなるネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、該階層化されたサブネットワークに接続された複数のユーザ端末のアドレスを管理する外部エージェントと、該複数のユーザ端末のアドレス及び外部エージェントのアドレスを管理するホームエージェントからなり、
前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一つが、ユーザの移動に伴って該移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、
前記所定ユーザ端末が、前記サブネットワークに接続した場合に、気付アドレスを取得するアドレス取得部と、
該気付アドレスを含む更新情報を外部エージェントに送信するアドレス制御部とを備え、
前記外部エージェントが、
一つのリージョナルアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記ユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求める気付アドレス決定部と、
前記リージョナルアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送する通信制御部と、
前記リージョナルアドレスを含む更新情報を前記ホームエージェントに送信するアドレス制御部を備え、
前記ホームエージェントが
ホームアドレスと対応させて前記リージョナルアドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記ユーザデータ記憶部を参照して前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記リージョナルアドレスに転送する通信制御部とを備える。
前記通信制御システムにおいて、前記ホームエージェントが、前記ユーザ端末の優先度情報を記憶した優先度記憶部を備え、
前記気付アドレス決定部が、所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記優先度記憶部及びユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、優先度の高いユーザ端末の気付アドレスを前記適切なユーザ端末の気付アドレスとして求めても良い。
前記通信制御システムにおいて、前記ホームエージェントが、前記ユーザ端末から切替要求を受信した場合に、ホームアドレスに対応する気付アドレスを切り替える切替制御部を備え、
前記通信制御部が、前記ホームアドレス宛ての情報を切り替え後の気づけアドレスに転送しても良い。
前記通信制御システムにおいて、前記ホームエージェントが、前記ホームアドレスに対応する気付アドレスを変更する場合、前記切り替え前の気付アドレスを有するユーザ端末に接続先の気付アドレスを切り替えた旨の切替情報を通知するユーザデータ管理部を備えても良い。
前記通信制御システムにおいて、前記外部エージェントが、前記ユーザ端末の優先度情報を記憶した優先度記憶部を備え、
前記気付アドレス決定部が、所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記優先度記憶部及びユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、優先度の高いユーザ端末の気付アドレスを前記適切なユーザ端末の気付アドレスとして求めても良い。
前記通信制御システムにおいて、前記外部エージェントが、前記ユーザ端末から切替要求を受信した場合に、ホームアドレスに対応する気付アドレスを切り替える切替制御部を備え、
前記通信制御部が、前記ホームアドレス宛ての情報を切り替え後の気づけアドレスに転送しても良い。
前記通信制御システムにおいて、前記外部エージェントが、前記ホームアドレスに対応する気付アドレスを変更する場合、前記切り替え前の気付アドレスを有するユーザ端末に接続先の気付アドレスを切り替えた旨の切替情報を通知するユーザデータ管理部を備えても良い。
前記通信制御システムにおいて、前記ユーザ端末が、前記切替情報を受信した場合に、通信先情報を新たな接続先となる端末へ送信する通信先情報転送部を備えても良い。
前記通信制御システムにおいて、前記通信先情報を受信したユーザ端末が、前記通信先情報に基づいて通信先ノードに対して接続先アドレスの変更通知を送信するアドレス変更通知部を備えても良い。
前記通信制御システムにおいて、前記通信先情報を受信したユーザ端末が、前記通信先情報に基づき、前記通信先ノードと変更前のユーザ端末との間で実施していたセッションを引き継いで前記通信先ノードとの間で実施する通信先情報管理部を備えても良い。
また、本発明のホームエージェントは、複数のサブネットワークからなるネットワークを介して複数のユーザ端末と接続され、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、この所定ユーザ端末が前記サブネットワークに接続した場合の気付アドレスを含む更新情報を該所定ユーザ端末から受信する更新情報受信部と、
一つのホームアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記ユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求める気付アドレス決定部と、
前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送する通信制御部とを備える。
前記ホームエージェントにおいて、前記ユーザ端末の優先度情報を記憶した優先度記憶部を備え、
前記気付アドレス決定部が、所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記優先度記憶部及びユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、優先度の高いユーザ端末の気付アドレスを前記適切なユーザ端末の気付アドレスとして求めても良い。
前記ホームエージェントにおいて、前記ユーザ端末から切替要求を受信した場合に、ホームアドレスに対応する気付アドレスを切り替える切替制御部を備え、
前記通信制御部が、前記ホームアドレス宛ての情報を切り替え後の気づけアドレスに転送しても良い。
前記ホームエージェントにおいて、前記ホームアドレスに対応する気付アドレスを変更する場合、前記切り替え前の気付アドレスを有するユーザ端末に接続先の気付アドレスを切り替えた旨の切替情報を通知するユーザデータ管理部を備えても良い。
また、本発明の外部エージェントは、少なくとも一部が階層化された複数のサブネットワークからなるネットワークを介し、複数のユーザ端末及びホームエージェントと接続され、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、この所定ユーザ端末が前記サブネットワークに接続した場合の気付アドレスを含む更新情報を該所定ユーザ端末から受信する更新情報受信部と、
一つのリージョナルアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記ユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求める気付アドレス決定部と、
前記リージョナルアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送する通信制御部と、
前記リージョナルアドレスを含む更新情報を前記ホームエージェントに送信するアドレス制御部を備える。
前記外部エージェントにおいて、前記ユーザ端末の優先度情報を記憶した優先度記憶部を備え、
前記気付アドレス決定部が、所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記優先度記憶部及びユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、優先度の高いユーザ端末の気付アドレスを前記適切なユーザ端末の気付アドレスとして求めても良い。
前記外部エージェントにおいて、前記ユーザ端末から切替要求を受信した場合に、ホームアドレスに対応する気付アドレスを切り替える切替制御部を備え、
前記通信制御部が、前記ホームアドレス宛ての情報を切り替え後の気づけアドレスに転送しても良い。
前記外部エージェントにおいて、前記ホームアドレスに対応する気付アドレスを変更する場合、前記切り替え前の気付アドレスを有するユーザ端末に接続先の気付アドレスを切り替えた旨の切替情報を通知するユーザデータ管理部を備えても良い。
また、本発明の通信制御方法は、複数のサブネットワークからなるネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、該ユーザ端末のアドレスを管理するホームエージェントとからなる通信制御システムにて実行される通信制御方法であり、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、
前記所定ユーザ端末が、前記サブネットワークに接続した場合に、気付アドレスを取得するステップと、該気付アドレスを含む更新情報をホームネットワークに送信するステップとを実行し、
前記ホームエージェントが、前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求めるステップと、一つのホームアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求めるステップと、 前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記ステップで求めた気付アドレスに転送するステップとを実行する。
また、本発明の通信制御方法は、少なくとも一部が階層化された複数のサブネットワークからなるネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、該階層化されたサブネットワークに接続された複数のユーザ端末のアドレスを管理する外部エージェントと、該複数のユーザ端末のアドレス及び外部エージェントのアドレスを管理するホームエージェントからなる通信制御システムにて実行される通信制御方法であり、
前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一つが、ユーザの移動に伴って該移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、
前記所定ユーザ端末が、前記サブネットワークに接続した場合に、気付アドレスを取得するステップと、該気付アドレスを含む更新情報を外部エージェントに送信するステップとを実行し、
前記外部エージェントが、前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求めるステップと、一つのリージョナルアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求めるステップと、前記リージョナルアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送するステップと、前記リージョナルアドレスを含む更新情報を前記ホームエージェントに送信するステップを実行し、
前記ホームエージェントが、ホームアドレスと対応させて前記リージョナルアドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記リージョナルアドレスに転送するステップを実行する。
また、本発明の通信制御プログラムは、複数のサブネットワークからなるネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されるホームエージェントにて実行され、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、この所定ユーザ端末が前記サブネットワークに接続した場合の気付アドレスを含む更新情報を該所定ユーザ端末から受信するステップと、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求めるステップと、
一つのホームアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求めるステップと、
前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送するステップとを含む。
また、本発明の通信制御プログラムは、少なくとも一部が階層化された複数のサブネットワークからなるネットワークを介し、複数のユーザ端末及びホームエージェントと接続される外部エージェントにて実行され、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、この所定ユーザ端末が前記サブネットワークに接続した場合の気付アドレスを含む更新情報を該所定ユーザ端末から受信するステップと、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求めるステップと、
一つのリージョナルアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求めるステップと、
前記リージョナルアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送するステップと、
前記リージョナルアドレスを含む更新情報を前記ホームエージェントに送信するステップを含む。
また、本発明は、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
図2は、ユーザ端末400の概略構成図である。
図3は、ホームエージェント500の概略構成図である。
図4は、実施形態1における各ノード間の処理シーケンスを示す図である。
図5は、ホームエージェントの優先接続切替処理シーケンスを示す図である。
図6は、優先接続切替通知メッセージの受信処理シーケンスを示す図である。
図7は、通信先情報通知メッセージの受信処理シーケンスを示す図である。
図8は、通信に使用する端末を明示的に切り替える場合の処理シーケンスを示す図である。
図9は、MN情報管理データの説明図である。
図10は、ユーザ端末情報管理データの説明図である。
図11は、通信先情報データの説明図である。
図12は、セッション情報の説明図である。
図13は、本発明に係る実施形態2のシステム構成図である。
図14は、実施形態2における各ノード間の処理シーケンスを示す図である。
図15は、外部エージェントのユーザ端末情報管理データの説明図である。
図16は、外部エージェントのMN情報管理データの説明図である。
図17は、従来技術のシステム構成図である。
図18は、従来のホームエージェントの概略構成図である。
図19は、従来のユーザ端末の概略構成図である。
〈実施形態1〉
§1.全体構成
図1は、本実施形態のシステム構成を示す図である。本実施形態では、ホームネットワーク10や外部ネットワーク20,30,40等のサブネットワーク及びこれらのサブネットワークを中継する中継ネットワーク50からなるネットワークを介して、ホームエージェント500と複数のユーザ端末400を接続した例を示している。
本実施形態では、ユーザが前記複数のユーザ端末400のうち、何れかの端末401〜403を用いて通信を開始し、この通信中に移動した場合、この移動先に存在する他のユーザ端末401〜403に切り替えて通信を継続できるようにしている。
例えば、ユーザが外出先で、外部ネットワーク30を介してPDA401で通信先ノード300と通信を行い、この通信中にユーザがオフィスに移動し、PDA401が外部ネットワーク20に接続した場合、外部ネットワーク20に接続されているユーザ端末401〜403のうち、最も優先度の高い端末(ディスクトップパソコン)403に切り替えて通信を継続する。
§2.各構成要素の説明
[ユーザ端末]
図2は、ユーザ端末400の概略構成図である。ユーザ端末400は、CPUやメインメモリからなる演算処理部、該演算処理部で処理を行うためのソフトウェアやその演算結果を記憶する記憶装置、他のノードとの通信を行うための通信制御部等からなる一般的なコンピュータである。このユーザ端末としてのコンピュータに、所定のプログラムを実行させることで、図2に示すようにパケット入力部410や、パケット出力部420、アプリケーション実行部430、通信先制御部431、モバイルIP制御部440、通信先情報管理部450などの機能を実現している。
1)パケット入力部410は、該通信制御部を介して通信先のノードから受信した情報(本例では、通信先ノードと通信する情報をパケットで伝送しているので、以下単にパケットとも称する)を通信先情報管理部450やモバイルIP制御部440に入力する入力処理を実施する。例えば、受信したパケットが、ホームエージェント500からの優先接続先切替通知および旧ユーザ端末での通信先情報通知の場合は通信先情報管理部450にメッセージを通知する。
2)パケット出力部420は、通信先情報管理部450やモバイルIP制御部440で生成した通信先のノード宛のパケットを前記通信制御部を介してネットワーク上に送信する。
3)アプリケーション実行部430は、ストリーミングやSIP等のクライアントソフトウェアによって実現され、他のノードとの通信を行う。
4)通信先制御部431は、アプリケーション実行部による他のノードとの通信状況に応じて、通信セッション情報を通信先情報管理部450に通知する。
5)モバイルIP制御部(アドレス取得部、アドレス制御部、アドレス変更通知部に相当)440は、モバイルIPに係る制御および通信先情報(BC:Binding Cache)の管理を行う。例えば、ユーザ端末400がサブネットワークに接続した際に、該サブネットワークのプロトコルに従って該サブネットワークを管理するホストコンピュータやルータから気付アドレスCoAを取得する。また、この気付アドレスCoAが変化した場合には、ネットワークを移動したものとして、ホームエージェント500に該気付アドレスを含む更新情報の送信(BU:Binding Update送信)を行う。更に、ユーザの移動に伴って通信する端末400が切り替えられた場合、モバイルIP制御部440は、通信先情報管理部450からの指示により通信先ノードに接続先アドレスの変更通知(BU:Binding Update送信)を行う。
6)通信先情報管理部(通信先情報転送部を含む)450は、ホームエージェント500からの優先接続切替通知を受信した場合、自ノードの通信先情報(図11)を新たな接続先となる新優先接続MN(ユーザ端末)へ送信する。また、旧優先接続MN(ユーザ端末)からの通信先情報を受信した場合で、かつホームエージェント500を介さずに通信を行っている(通信経路の最適化を行った)場合には、モバイルIP制御部440に通信先ノードへのCoA変化通知(BU送信)を行う。さらに、前記通信先情報に付加される通信セッションの情報(図12)に基づいてセッションの復元要求を通信先制御部431に通知し、該セッションを引き継いで当該通信先ノードとの間での通信を行う。
7)通信先情報DB(通信先情報記憶部)460は、前記記憶装置内に構築されたデータベースであり、通信している相手先情報(Binding Cache)の他に、新たにアプリケーションで管理する通信先ノードとの通信セッション情報を記憶する。
上記複数のユーザ端末400のうち、PDA401は、ユーザに携帯されてユーザと共に移動する所定ユーザ端末としてホームエージェント500に登録されている。これによりホームエージェント500は、PDA401の接続しているサブネットワークの位置にユーザが存在しているものと認識している。
[ホームエージェント]
図3は、ホームネットワーク10に備えられ、前記複数のユーザ端末のアドレスを管理するホームエージェント500の概略構成図である。
ホームエージェント500は、CPUやメインメモリからなる演算処理部や、記憶装置、通信制御部等からなるコンピュータである。このホームエージェントとしてのコンピュータに、所定のプログラム(本発明の通信制御プログラム)を実行させることで、図3に示すようにパケット入力部510や、パケット出力部520、MN制御部530、MN切替制御部531、ユーザデータ管理部532、MN宛てパケット制御部540、MN情報DB550などの機能を実現している。
8)パケット入力部510は、受信パケットが、自ノード宛てのモバイルIP制御メッセージの場合は、MN制御部530に入力し、自身が管理しているユーザ端末宛のパケットの場合は、MN宛てパケット制御部に転送する。
9)パケット出力部520は、ネットワーク上にパケットを送信する。
10)MN制御部530は、モバイルIP制御メッセージの処理を行う。MNまたは管理端末からの優先接続切替要求メッセージであれば、MN切替制御部531に転送し、モバイルIP制御メッセージであれば、プロトコル制御を行うとともに、ユーザデータ管理部532に制御を渡す。
11)MN切替制御部531は、ユーザからの要求に従って通信に使用するユーザ端末400の切替えを実施するために、ホームアドレスに対応する気付アドレスの切り替え、即ち接続優先順位の切替え要求をユーザデータ管理部532に指示する。
12)ユーザデータ管理部(気付アドレス決定部を含む)532は、ユーザの所有する複数端末のCoAを管理し、ユーザの状況に応じてホームアドレスHoAに対応する気付アドレスCoAを求め、気付アドレスを切替えた場合、MN宛てパケット制御部540に通知すると共に、切替え前の気付アドレスを有するユーザ端末400に接続先の気付アドレスを切り替えた旨の切換情報を通知する。
13)MN宛てパケット制御部(通信制御部に相当)540は、自身のネットワーク内に所定ユーザ端末が存在しない場合、当該ユーザのホームアドレス宛てのパケットをキャプチャし、前記ユーザデータ管理部532から通知された気付アドレスCoA宛てにカプセル化を行いユーザ端末400の存在するネットワークにパケットを転送する。
14)MN情報DB(ユーザデータ記憶部、優先度記憶部に相当)550は、記憶装置内に構築されたデータベースであり、各ユーザに定めた一つのホームアドレスと対応させて該ユーザが使用可能な複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶している。更にMN情報DBは、転送先気付アドレスCoAを決定するための情報、本例ではサブネットワーク毎のユーザ端末の優先度を記憶している。
§3.通信制御方法
次に、本実施形態に係る通信制御の手順(方法)について図4〜8を用いて説明する。
図4は、各ノード間のシーケンスを示す図である。同図では、所定ユーザ端末であるPDA401が外部ネットワーク30で通信先ノード300と通信を行っており、この通信中に外部ネットワーク20に移動した例を示している。
先ず、PDA401が移動した場合、移動先の外部ネットワーク20よりRA(Router Advertisement)メッセージを受信する。RAメッセージを受信したPDA401は、RAの報知情報の変化により移動を検知し、気付アドレスCoA20−2を作成する。その後、PDA401は、ホームエージェント500にBUメッセージを送信する。
BUメッセージを受信したホームエージェント500は、移動先の外部ネットワーク20におけるユーザ端末401の接続優先順位を判定する。該移動先のネットワーク20にユーザ端末401よりも優先度が高い端末がある場合、ホームエージェント500は、ホームアドレスHoAに対応する気付アドレスを切り替える。本例では、デスクトップ型PC403の気付アドレスCoA20−3に切り替えている。
その後、ホームエージェント500は、旧優先接続MNであったPDA401(CoA20−1)に優先接続ノードを別ノードに切り替えたことを示す優先接続切替通知メッセージを送信する。
優先接続切替通知メッセージを受信したPDA401は、通信先情報(Binding Cache)と通信セッション情報を新たに優先接続MNとして設定されたデスクトップ型PC403に送信する。その後、通信先情報通知に対するAckメッセージを受信後に自ノードの通信先情報(Binding Cache)及び通信セッション情報を削除し、アプリケーションの通信を終了する。
また、新たに優先接続MNに設定されたデスクトップ型PC403は、通信先情報通知を受信し、通信経路を最適化する場合、通信相手であるCNに接続先アドレスである気付アドレスCoAが変更となったことを通知するBUメッセージを送信する。さらに、デスクトップ型PC403は、通信セッション情報に基づいて通信セッションの復元を実施する。そしてデスクトップ型PC403は、旧優先接続MNであったPDA401(CoA20−1)に通信先情報通知Ackを返信する。
上記により、ホームエージェント500がユーザの使用する複数の端末400を管理している場合に、これまで使用していた端末401とは別の端末400が利用可能になったこと(上記説明では、ユーザが移動し、同じエリアにあるPC403や固定IP電話402が利用可能になったこと)を契機に、優先接続MNの切替えおよび通信セッション情報の移行を実施することで、ユーザの手を煩わすことなく適切な端末403に通信セッションをシームレスに切替えることができる。
また、旧優先接続MNの通信先情報を元に新優先接続先ノードから通信相手にBUメッセージを送信し、接続先アドレスの変更を行うことにより、これまでの通信がホームエージェントを介さない経路最適化後の通信であっても新しいノードで通信セッションを維持することが可能である。
次に、この通信の制御について、各ノードにおける処理を含めて詳細に説明する。
図5はホームエージェントにおける処理シーケンスを示す図、図6は優先接続切替通知メッセージを受信するユーザ端末における処理シーケンスを示す図、図7は、通信先情報通知メッセージを受信するユーザ端末の処理シーケンスを示す図である。
先ず、PDA401が無線LANを用いて外部ネットワーク30に接続しており、この時のPDA401の気付アドレスはCoA30−1である。本例では、このPDA401を所定ユーザ端末として定義しており、ホームエージェント500は、この所定ユーザ端末(PDA401)を特定する情報(インターフェースID)、例えばMACアドレスやコンピュータ名を予め記憶装置に記憶しておき、この所定ユーザ端末から気付アドレスの通知(BU)があった場合には、この所定ユーザ端末と同じサブネットワークに接続されているユーザ端末のうち適切な端末にホームネットワーク宛のパケットを転送する。即ち、ユーザがPC403や固定電話402といった複数のユーザ端末400を所有している場合に、それらがそれぞれネットワークに接続中であっても、PDA401が移動して異なるサブネットワークに接続した場合には、ユーザがこのサブネットワークの位置に移動したと判断する。
本実施形態のホームエージェント500は、図10に示すユーザ端末情報管理データ(但し、ユーザが移動する前は、図10と異なり、PDAの位置情報は外部ネットワーク30を意味する”Area−30”となっており、気付アドレスはCoA30−1となっている)を元にユーザの所有する複数の端末の中から優先的に接続する端末を決定し、図9に示すようにMN情報DBにMN情報管理データとして、この優先的に接続する端末の気付アドレスCoAをホームアドレスHoAに対応付けて記憶し、ホームアドレスHoA宛てのパケットを該気付アドレスCoAに転送する。
図3に示すシステムにおいて、PDA401が外部ネットワーク30に位置する場合は、PDA401が最優先端末として管理される。この状態でPDA401がストリーミングサーバである通信先ノード300にアクセスし、ストリーミング映像の配信を開始した場合、通信先ノード300は、このストリーミング映像のパケットを、ホームアドレスHoA宛てに送信する。ホームアドレスHoA宛てのパケットは、ユーザ端末400を管理するホームエージェント500が存在するホームネットワーク10にルーティングされ、ホームエージェント500により該ホームアドレスHoAに対応する気付アドレスCoA30−1宛てにカプセル化された後、PDA401に到達する。なお、本実施形態では、ユーザ単位にホームアドレスHoAが設定される。従って、各ユーザ端末401,402,403は同じホームアドレスHoAを使用している。
次に、ユーザが移動し、PDA401が上記外部ネットワーク30から外部ネットワーク20のエリアに移動した場合の処理シーケンスを図5,図6を用いて説明する。
PDA401が外部ネットワーク20のエリアに移動すると、無線アクセスポイントを介して外部ネットワーク20内のルータ(不図示)から定期的に報知されるRAメッセージをパケット入力部410によって受信すると、これまでの外部ネットワーク30のRAメッセージと異なることから移動を検知し、気付アドレスCoA20−1を作成する。その後、PDA401は、ホームエージェント500に位置登録のため、BUメッセージの送信を行う。
これに応じホームエージェント500は、図5に示すようにパケット入力部510でBUメッセージを受信してモバイルIP制御パケットか否かを判断し(S1)、モバイルIP制御パケットであればMN制御部530に処理を渡す。
MN制御部530では、該メッセージがBUメッセージであるか否かを判定し(S2)、BUメッセージの場合は、BU受信処理(S3)及びBUの応答メッセージであるBA送信処理を行い(S4)、その後、ユーザデータ管理部532に処理を渡す。
ユーザデータ管理部532では、図10に示すMN情報DB550を参照し、接続優先度の判定処理を行う(S5)。
優先度判定の結果、PDA401が存在するサブネットワーク中で最も優先度が高い端末の気付アドレスCoAをホームアドレスHoAと対応付け、MN情報DBに記憶する。例えば、PDA401が最も高ければ、この外部ネットワーク20での気付アドレスCoA20−1をホームアドレスHoAと対応付け、図10の如くデスクトップPC403が最も高ければ、デスクトップPC403の気付アドレスCoA20−3とホームアドレスHoAを対応付け、優先接続端末を切り替える(S6)。
その後、優先接続端末が切り替わった場合には、旧優先接続端末であるPDA401に優先接続端末が切り替わったことを知らせるために、新優先接続端末のCoA情報(CoA20−3)を付加情報として、優先接続切替通知メッセージを送信する(S7,S8)。
そして、優先接続切替通知メッセージを受信したPDA401の処理シーケンスを図6を用いて説明する。なお、PDA401は、前述のように優先接続切替通知メッセージを受信する以前に通信アプリケーションを起動(S11)、通信相手CNとの通信セッションを開始しているものとする。ここで、通信先制御部431は、アプリケーションの通信開始に伴い、通信先情報管理部450に通信セッション情報を通知している。通知を受けた通信先情報管理部450は諸情報を通信先情報DB460に格納している(S12)。
パケット入力部410で優先接続切替通知メッセージを受信すると、通信先情報管理部450に処理を渡す(S13)。通信先情報管理部450は、通信先情報DB460を参照し、通信先情報(Binding Cache)及びアプリケーションの通信セッション情報の取得を行い、優先接続切替通知メッセージに付加された新優先接続MNであるデスクトップPC403の気付アドレスCoA(CoA20−3)宛てにパケット出力部420を経由して通信先情報通知メッセージを送信する(ST4)。
次に、通信先情報通知メッセージを受信した新優先接続MN(デスクトップPC403)の処理シーケンスについて図7を用いて説明する。
デスクトップPC403は、パケット入力部410で通信先情報通知メッセージを受信すると、通信先情報管理部450に処理を渡す(S21)。通信先情報管理部450は、受信した通信先情報(Binding Cache)を通信先情報DB460に登録する(S22)。現在接続しているネットワークが階層化でなく、通信先情報がある場合、経路の最適化が実施されており、通信先ノード300が接続先アドレスとして旧優先接続MNであったPDA401の気付アドレスCoA30−1を管理している。そのため、通信先情報管理部450は、モバイルIP制御部440にアドレス変更を通知するためのBU送信要求を実施する(S23,S24)。
モバイルIP制御部440は、パケット出力部420を経由して、通信先ノード300にBUメッセージを送信する。
さらに、通信先情報通知メッセージに通信セッション情報が付加されている場合、通信先情報管理部450は、対象となる通信アプリケーションの起動状態をチェックし、アプリケーション実行部430及び通信先制御部431に通信セッションの復元を要求する(S25〜S28)。通信先制御部431は、通信セッション情報(例えば、TCPポート番号やシーケンス番号、アプリケーション固有情報)を元に通信の復元を行う(S29)。
セッションの復元が完了すると通信先情報管理部450は、旧優先接続MNであるPDA401に通信先情報通知のAckメッセージを送信する(S30)。
また、この通信先情報通知Ackメッセージを受信したPDA401は、自身の管理する通信先情報(Binding Cache)および通信セッション情報の削除を実施する(S15,S16)。
上記、一連の処理により、PDA401が外部ネットワーク30配下で開始したストリーミング映像の配信を、外部ネットワーク20配下のデスクトップPC403でも継続して享受することが可能となる。
次にユーザが明示的に優先接続端末を切り替える動作について、図3および図8を用いて説明する。
ユーザが、現在使用している端末400から別の端末400に通信セッションを切り替えたい場合は、GUIやコマンド等により、切換え先情報として切り替えたい端末のインターフェイスIDや気付アドレスを含む優先接続切替要求メッセージをホームエージェント500に送信する。
ホームエージェント500は、切替え先情報を元にMN情報DB550のMN情報管理データにおけるホームアドレスHoAに対応した気付アドレスCoAを要求された気付アドレスCoAに変更する。その後、ユーザデータ管理部532で管理しているMN情報DBのユーザ端末情報管理データの変更を行い、旧優先接続であったユーザ端末に対して優先接続切替通知を送信する。優先接続切替通知を受信したユーザ端末の動作は、前記図6以降の説明と同様のため省略する。
このように、ユーザやクライアントプログラムが優先接続切替要求メッセージをホームエージェント500に送信することにより明示的に優先接続先端末の切替えを実施することが可能となる。
なお、本実施形態において、気付アドレス決定部、即ちユーザデータ管理部は、優先度記憶部を参照して最も優先度の高いユーザ端末の気付アドレスを優先接続MN(適切なユーザ端末)の気付アドレスとして求めたが、この気付アドレスを求める手法は、これに限らず、通信に使用したユーザ端末の履歴を記憶部(記憶装置)に記憶しておき、前回所定ユーザ端末が当該サブネットワークに接続した際に通信に使用したユーザ端末の気付アドレスを求めても良いし、ユーザ端末の使用頻度を記憶部(記憶装置)に記憶しておき、所定ユーザ端末が当該サブネットワークに接続した際に最も使用頻度の高いユーザ端末の気付アドレスを求めても良い。即ち気付アドレス決定部は、適切な端末の決定条件を任意に予め記憶しておき、所定ユーザ端末の移動先のサブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、この所定条件を満たすユーザ端末の気付アドレスを求めるようにすれば良い。
〈実施形態2〉
図13は、本発明に係る実施形態2のシステム構成を示す図である。本実施形態は、前述の実施形態1と比べて階層化したサブネットワークを管理する外部ネットワークを設けた点が異なっており、その他の構成は略同じである。このため前述の実施形態1と同一の要素に同符号を付す等して重複する説明を一部省略している。
本実施形態において外部エージェント502,503は、図3に示した前述のホームエージェント500と同じ構成であり、MN情報DBで管理する各ユーザ端末400の気付アドレスLCoAをリージョナルアドレスRCoAと対応させて管理している点が異なっている。
また、本実施形態のホームエージェント501は、図3に示した前述のホームエージェント500と同じ構成であり、MN情報DBで管理する各ユーザ端末400の気付アドレスCoAに代えて、該ユーザ端末400を管理する外部エージェントのリージョナルアドレスRCoAをホームアドレスHoAと対応させて管理している点が異なっている。
即ち、階層ネットワーク内にMNが位置する場合には、外部エージェント502,503が非階層時のホームエージェント500相当の役割を行う。従って、階層ネットワーク内では、外部エージェントの管理するリージョナルアドレスRCoAがホームアドレスHoAに相当し、階層ネットワーク内でMNに割り当てられた気付アドレスLCoAが、非階層時の気付アドレスCoAに相当する。
次に、本実施形態に係る通信制御の手順(方法)について図14〜16を用いて説明する。
図14は、各ノード間のシーケンスを示す図である。同図では、所定ユーザ端末であるPDA401が階層ネットワーク60内の外部ネットワーク30で通信先ノード300と通信を行っており、この通信中に外部ネットワーク20に移動した例を示している。
先ず、PDA401が外部エージェント502の管理する階層ネットワーク60内で外部ネットワーク30から外部ネットワーク20に移動した場合、新しいネットワーク20よりRAメッセージを受信する。RAメッセージを受信したPDA401は、RAの報知情報の変化により移動を検知し、気付アドレスLCoA20−2を作成する。その後、PDA401は、外部エージェント502にBUメッセージを送信する。
BUメッセージを受信した外部エージェント502は、移動先の外部ネットワーク20におけるユーザ端末400の接続優先順位を判定する。該移動先のネットワーク20にユーザ端末401よりも優先度が高い端末がある場合、外部エージェント502は、リージョナルアドレスRCoAに対応する気付アドレスを切り替える。本例では、デスクトップ型PC403の気付アドレスLCoA20−3に切り替えている。
その後、外部エージェント502は、旧優先接続MNであったPDA401(LCoA20−1)に優先接続ノードを別ノードに切り替えたことを示す優先接続切替通知メッセージを送信する。
優先接続切替通知メッセージを受信したPDA401は、通信先情報(Binding Cache)と通信セッション情報を新たに優先接続MNとして設定されたデスクトップ型PC403に送信する。その後、通信先情報通知に対するAckメッセージを受信後に自ノードの通信先情報(Binding Cache)及び通信セッション情報を削除し、アプリケーションの通信を終了する。
また、新たに優先接続MNに設定されたデスクトップ型PC403は、通信先情報通知及び通信セッション情報を受信し、この通信先情報通知及び通信セッション情報に基づいて通信セッションの復元を実施する。そしてデスクトップ型PC403は、旧優先接続MNであったPDA401(LCoA20−1)に通信先情報通知Ackを返信する。
上記により、外部エージェント502がユーザの使用する複数の端末400を管理している場合に、これまで使用していた端末401とは別の端末400が利用可能になったこと(上記説明では、ユーザが移動し、同じエリアにあるPC403や固定IP電話402が利用可能になったこと)を契機に、優先接続MNの切替えおよび通信セッション情報の移行を実施することで、ユーザの手を煩わすことなく適切な端末403に通信セッションをシームレスに切替えることができる。
なお、所定ユーザ端末401が異なる外部エージェントが管理するネットワークに移動した場合には、BUメッセージをホームエージェント501或いは通信先ノード300に通知する。例えば、階層ネットワーク60から階層ネットワーク70に移動した場合、PDA401はホームエージェント501に移動先のネットワーク70を管理する外部エージェント503のリージョナルアドレスRCoA70を通知する。ホームエージェント501は、このリージョナルアドレスLCoAをホームアドレスHoAと対応して記憶する。これにより、通信先ノード300がホームアドレスHoA宛てに送信したパケットがホームエージェント501により外部ネットワーク70の外部エージェント503に転送され、外部エージェント70がPDA401の気付アドレスLCoA(LCoA70−1)に転送することでPDA401に到達する。このとき、通信経路を最適するため、PDA401は、移動先のリージョナルアドレスRCoA70を通信先ノード300に通知し、通信先ノード300から外部エージェント宛てにパケットを送信するように構成しても良い。
また、上記のように所定ユーザ端末(PDA401)が異なる階層ネットワークに移動し、外部エージェント503にBUメッセージを送信した場合、外部エージェント503がホームエージェント501或いは通信先ノード300にBUメッセージを送信しても良い。
次に、この通信の制御について、各ノードにおける処理を含めて詳細に説明する。
先ずPDA401が無線LANを用いて、外部ネットワーク30に接続しており、この時のPDA401の気付アドレスCoAをLCoA30−1とする。ここで、本発明の外部エージェント502,503は、図15に示すユーザ端末情報管理データを元に複数のユーザ端末400の中から優先的に接続する端末を一つ決定し、図16に示すようにMN情報DB550にMN情報管理データとしてリージョナルアドレスRCoAと、優先的に接続する端末の気付アドレスLCoAを対応付けて記憶している。
図13に示すシステムにおいて、PDA401が、外部ネットワーク30に位置する場合は、外部エージェント502が、PDA401を最優先端末とし、リージョナルアドレスRCoA60にPDA401の気付アドレスLCoA30−1を対応付けて管理する。この状態でPDA401がストリーミングサーバである通信先ノード300にアクセスし、ストリーミング映像の配信を開始した場合は、通信先ノード300からのパケットは一度、ホームアドレスHoA宛てに送信される。ホームアドレスHoA宛てのパケットは、PDA401のホームネットワークにルーティングされ、ホームエージェント501でリージョナルアドレスRCoA宛てにカプセル化された後、外部エージェント502に到達する。
外部エージェント502は、リージョナルアドレスRCoAを元に自身の管理するユーザ端末宛てであると判断し、該リージョナルアドレスRCoAに対応する気付アドレスLCoA30−1宛てにカプセル化され、PDA401に到達する。なお、本例では、ユーザ単位にリージョナルアドレスRCoAが設定されている。従って、ユーザ端末401,402,403は同じリージョナルアドレスRCoAを使用している。
次にPDA401が外部ネットワーク30配下から外部ネットワーク20配下のエリアに移動した場合の処理シーケンスを説明する。
PDA401は、外部ネットワーク20配下に移動した時、外部ネットワーク20内のルータ(不図示)から定期的に報知されるRAを受信すると、このRAの変化から移動を検知し、当該外部ネットワーク20の気付アドレスLCoA20−1を作成する。その後、PDA401は、外部エージェント502に位置登録のためにBUメッセージを送信する。
そして、BUメッセージを受信後の外部エージェント502は、図5に示したホームエージェントの処理シーケンスと同様に、パケット入力部510でBUメッセージを受信後、モバイルIP制御パケットであると判断し、MN制御部530に処理を渡す(S1)。MN制御部530は、当該メッセージがBUメッセージの場合、BU受信処理及びBA送信処理を行い(S2〜S4)、その後、ユーザデータ管理部532に処理を渡す。
ユーザデータ管理部532では、図15に示すMN情報DB550のユーザ端末情報管理データに諸情報の設定を行い、接続優先度の判定処理を行う(S5)。
優先度判定の結果、リージョナルアドレスRCoAに対応する気付アドレスLCoAを最適な端末アドレスに更新する(S6)。本実施形態例の場合は、旧優先接続MNであるPDA401の気付アドレスLCoA30−1から新優先接続MNであるデスクトップ型PC403の気付アドレスLCoA20−3に設定変更する。
その後、ユーザデータ管理部532は、旧優先接続端末であるPDA401に優先接続端末が切り替わったことを知らせるために、新優先接続MNのLCoA情報(LCoA20−3)を付加情報として、優先接続切替通知メッセージを送信する。
また、優先接続切替通知メッセージを受信したPDA401の処理シーケンスを説明する。なお、このときのPDA401処理シーケンスは図6と略同じである。このPDA401は、優先接続切替通知メッセージを受信する以前に通信アプリケーションを起動し、通信先ノード300との通信セッションを開始しているものとする。
ここで、通信先制御部431は、アプリケーションの通信開始に伴い(S11)、通信先情報管理部450に通信セッション情報の設定を実施している。
そしてパケット入力部410で優先接続切替通知メッセージを受信すると、通信先情報管理部450に処理を渡す(S13)。
通信先情報管理部450は、通信先情報DB460を参照し、通信先情報(Binding Cache)及びアプリケーションの通信セッション情報の取得を行い、優先接続切替通知メッセージに付加された新優先接続MNとしてのデスクトップ型PC403の気付アドレスLCoA(LCoA20−3)宛てにパケット出力部420を経由して通信先情報通知メッセージを送信する(S14)。
次に、通信先情報通知メッセージを受信した新優先接続MN(デスクトップ型PC403)の処理シーケンスを図14を用いて説明する。
デスクトップ型PC410は、パケット入力部410により通信先情報通知メッセージを受信すると、通信先情報管理部450に処理を渡す(S21)。通信先情報管理部450は、受信した通信先情報(Binding Cache)を通信先情報DB460に登録する(S22)。本例では、接続しているネットワークが階層化のため、経路が最適化されている場合であっても通信先ノード300の管理する通信先アドレスはRCoAとなっており、変化しないため、BUの送信は行わない(S23〜S24)。
そして、通信先情報通知メッセージに通信セッション情報が付加されている場合、通信先情報管理部450は、対象となる通信アプリケーションの起動状態をチェックし、アプリケーション実行部430及び通信先制御部431に通信セッションの復元を要求する(S25〜S28)。通信先制御部431は、通信セッション情報(例えば、TCPポート番号やシーケンス番号、アプリケーション固有情報)を元に通信の復元を行う(S29)。
復元が完了すると通信先情報管理部450は、旧優先接続MNであるPDA401に通信先情報通知のAckメッセージを送信する(S30)。
上述の一連の処理により、ネットワークが階層化構造であっても所定ユーザ端末(PDA401)が、外部ネットワーク30配下で開始したストリーミング映像の配信を、外部ネットワーク20配下の新優先接続MN(デスクトップ型PC403)でも継続して享受することが可能となる。
このように上記実施形態によれば、モバイルIPネットワーク環境において、ユーザの所有する端末が複数存在する場合に、ユーザの状況に応じて端末間で通信を継続したままシームレスにネットワーク接続を切り替えることができる。
例えば、会社で自席以外にいる場合にPDAで見ていたストリーミング放送をPCが使用可能になった時にPCにセッションを切り替えるといった利用やIP携帯電話で通信相手と話しながら、自席に戻るとテレビ電話機能をもったPCにセッションを自動的に切り替えるといった利用が考えられる。なお、これらの制御はユーザによる再接続や転送、設定変更なしに自動的にあらかじめ設定された条件の下で自動的に実現することが可能である。
また、第3世代移動体通信のCDMA2000方式では、移動機がパケットサービスを使用して外部IPネットワークにアクセスするための方法としてモバイルIPを採用している。本発明をCDMA2000におけるHAに適用した場合、移動機が無線LANや固定ネットワークといった安価で高速なネットワークが利用可能なエリアに入った時に他の端末に接続を切り替えるといった利用が可能となる。
Claims (17)
- 複数のサブネットワークからなるネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、該ユーザ端末のアドレスを管理するホームエージェントとからなる通信制御システムであり、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、
前記所定ユーザ端末が、前記サブネットワークに接続した場合に、気付アドレスを取得するアドレス取得部と、
該気付アドレスを含む更新情報をホームエージェントに送信するアドレス制御部とを備え、
前記ホームエージェントが、
一つのホームアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記ユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求める気付アドレス決定部と、
前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送する通信制御部とを備える通信制御システム。 - 少なくとも一部が階層化された複数のサブネットワークからなるネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、該階層化されたサブネットワークに接続された複数のユーザ端末のアドレスを管理する外部エージェントと、該複数のユーザ端末のアドレス及び外部エージェントのアドレスを管理するホームエージェントからなる通信制御システムであり、
前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一つが、ユーザの移動に伴って該移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、
前記所定ユーザ端末が、前記サブネットワークに接続した場合に、気付アドレスを取得するアドレス取得部と、
該気付アドレスを含む更新情報を外部エージェントに送信するアドレス制御部とを備え、
前記外部エージェントが、
一つのリージョナルアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記ユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求める気付アドレス決定部と、
前記リージョナルアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送する通信制御部と、
前記リージョナルアドレスを含む更新情報を前記ホームエージェントに送信するアドレス制御部を備え、
前記ホームエージェントが
ホームアドレスと対応させて前記リージョナルアドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記ユーザデータ記憶部を参照して前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記リージョナルアドレスに転送する通信制御部とを備える通信制御システム。 - 前記ホームエージェントが、前記ユーザ端末の優先度情報を記憶した優先度記憶部を備え、
前記気付アドレス決定部が、所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記優先度記憶部及びユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、優先度の高いユーザ端末の気付アドレスを前記適切なユーザ端末の気付アドレスとして求める請求項1に記載の通信制御システム。 - 前記ホームエージェントが、前記ユーザ端末から切替要求を受信した場合に、ホームアドレスに対応する気付アドレスを切り替える切替制御部を備え、
前記通信制御部が、前記ホームアドレス宛ての情報を切り替え後の気づけアドレスに転送する請求項1に記載の通信制御システム。 - 前記ホームエージェントが、前記ホームアドレスに対応する気付アドレスを変更する場合、前記切り替え前の気付アドレスを有するユーザ端末に接続先の気付アドレスを切り替えた旨の切替情報を通知するユーザデータ管理部を備えた請求項1に記載の通信制御システム。
- 前記外部エージェントが、前記ユーザ端末の優先度情報を記憶した優先度記憶部を備え、
前記気付アドレス決定部が、所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記優先度記憶部及びユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、優先度の高いユーザ端末の気付アドレスを前記適切なユーザ端末の気付アドレスとして求める請求項2に記載の通信制御システム。 - 前記外部エージェントが、前記ユーザ端末から切替要求を受信した場合に、ホームアドレスに対応する気付アドレスを切り替える切替制御部を備え、
前記通信制御部が、前記ホームアドレス宛ての情報を切り替え後の気づけアドレスに転送する請求項2に記載の通信制御システム。 - 前記外部エージェントが、前記ホームアドレスに対応する気付アドレスを変更する場合、前記切り替え前の気付アドレスを有するユーザ端末に接続先の気付アドレスを切り替えた旨の切替情報を通知するユーザデータ管理部を備えた請求項2に記載の通信制御システム。
- 前記ユーザ端末が、前記切替情報を受信した場合に、通信先情報を新たな接続先となる端末へ送信する通信先情報転送部を備えた請求項5又は8に記載の通信制御システム。
- 前記通信先情報を受信したユーザ端末が、前記通信先情報に基づいて通信先ノードに対して接続先アドレスの変更通知を送信するアドレス変更通知部を備えた請求項9に記載の通信制御システム。
- 前記通信先情報を受信したユーザ端末が、前記通信先情報に基づき、前記通信先ノードと変更前のユーザ端末との間で実施していたセッションを引き継いで前記通信先ノードとの間で実施する通信先情報管理部を備えた請求項10に記載の通信制御システム。
- 複数のサブネットワークからなるネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されるホームエージェントであり、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、この所定ユーザ端末が前記サブネットワークに接続した場合の気付アドレスを含む更新情報を該所定ユーザ端末から受信する更新情報受信部と、
一つのホームアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記ユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求める気付アドレス決定部と、
前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送する通信制御部とを備えるホームエージェント。 - 少なくとも一部が階層化された複数のサブネットワークからなるネットワークを介し、複数のユーザ端末及びホームエージェントと接続される外部エージェントであり、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、この所定ユーザ端末が前記サブネットワークに接続した場合の気付アドレスを含む更新情報を該所定ユーザ端末から受信する更新情報受信部と、
一つのリージョナルアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部と、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求め、前記ユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求める気付アドレス決定部と、
前記リージョナルアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送する通信制御部と、
前記リージョナルアドレスを含む更新情報を前記ホームエージェントに送信するアドレス制御部を備える外部エージェント。 - 複数のサブネットワークからなるネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、該ユーザ端末のアドレスを管理するホームエージェントとからなる通信制御システムにて実行される通信制御方法であり、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、
前記所定ユーザ端末が、前記サブネットワークに接続した場合に、気付アドレスを取得するステップと、
該気付アドレスを含む更新情報をホームネットワークに送信するステップとを実行し、
前記ホームエージェントが、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求めるステップと、
一つのホームアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求めるステップと、
前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記ステップで求めた気付アドレスに転送するステップとを実行する通信制御方法。 - 少なくとも一部が階層化された複数のサブネットワークからなるネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、該階層化されたサブネットワークに接続された複数のユーザ端末のアドレスを管理する外部エージェントと、該複数のユーザ端末のアドレス及び外部エージェントのアドレスを管理するホームエージェントからなる通信制御システムにて実行される通信制御方法であり、
前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一つが、ユーザの移動に伴って該移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、
前記所定ユーザ端末が、
前記サブネットワークに接続した場合に、気付アドレスを取得するステップと、
該気付アドレスを含む更新情報を外部エージェントに送信するステップとを実行し、
前記外部エージェントが、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求めるステップと、
一つのリージョナルアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求めるステップと、
前記リージョナルアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送するステップと、
前記リージョナルアドレスを含む更新情報を前記ホームエージェントに送信するステップを実行し、
前記ホームエージェントが
ホームアドレスと対応させて前記リージョナルアドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記リージョナルアドレスに転送するステップを実行する通信制御方法。 - 複数のサブネットワークからなるネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されるホームエージェントにて実行される通信制御プログラムであり、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、この所定ユーザ端末が前記サブネットワークに接続した場合の気付アドレスを含む更新情報を該所定ユーザ端末から受信するステップと、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求めるステップと、
一つのホームアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求めるステップと、
前記ホームアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送するステップとを含む通信制御プログラム。 - 少なくとも一部が階層化された複数のサブネットワークからなるネットワークを介し、複数のユーザ端末及びホームエージェントと接続される外部エージェントにて実行される通信制御プログラムであり、
前記複数のユーザ端末の少なくとも一つが、ユーザの移動に伴ってこの移動先で前記ネットワークに接続する所定ユーザ端末であって、この所定ユーザ端末が前記サブネットワークに接続した場合の気付アドレスを含む更新情報を該所定ユーザ端末から受信するステップと、
前記所定ユーザ端末から更新情報を受信した場合に、該更新情報に基づいて所定ユーザ端末が接続しているサブネットワークを求めるステップと、
一つのリージョナルアドレスと対応させて前記複数のユーザ端末の気付アドレスを記憶するユーザデータ記憶部を参照して該サブネットワークに接続しているユーザ端末のうち、適切なユーザ端末の気付アドレスを求めるステップと、
前記リージョナルアドレス宛てに送信された情報を前記気付アドレス決定部で求めた気付アドレスに転送するステップと、
前記リージョナルアドレスを含む更新情報を前記ホームエージェントに送信するステップを含む通信制御プログラム。
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