JP4173739B2 - 吹き付け装置と共に使用するのに適する液体試料リザーバ - Google Patents

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Description

本発明は容器類に係る。より具体的に、しかし非排他的に言うと、本発明は液体を吹き付ける装置と共に使用するのに適する液体試料リザーバである容器に係る。さらに具体的に、しかし非限定的に言うと、本発明は使い捨ての前記液体試料リザーバに係る。
車体工場などで使用される種類のスプレーガンは公知であり、例えば図1に示すように、分注する液体を容れるリザーバと、トリガー機構の制御下で、一般的には圧力をかけて液体を分注するスプレーノズルとを備える。液体はリザーバから重力で送り出しても良いし、外部から供給される例えば空気や水などの加圧流体の流れに混入して送り出しても良い。またこの両方を併用することもできる。
車体全体の塗装を行う前に、調色用テストカード(噴き出し(スプレーアウト)カードとも呼ばれる)の吹き付け塗装や、車体の小さな領域への吹き付け塗装を行うことが多い。例えば図3に示すようなテストカードは、一般には板紙、金属、またはプラスチックなどで形成され、概して7mm径に切り抜かれた比較穴と、隠ぺい力チェック用領域とを備える。テストカードに吹き付け塗装する塗料は、市販の種ペイントから予混合するが、一般にはプラスチックコップや紙コップなどの小容量の容器に入れて混合し、一定分量をスプレーガンに装填する。塗料は溶剤型でも水性でも良いが、この塗料を隠ぺい力チェック領域を完全に覆い隠すのに足る回数繰り返しカードに吹き付け塗装する。次にカードを天火乾燥し、一般には溶剤型のラッカーを塗料の上に何度か塗布する。このラッカーを天火乾燥した後、所望の色を有する車体パネルの上にカードを重ねて置き、比較穴を通して塗料の色と所望の色を比較する。
少量のテスト用の塗料を分取する際、大きなバッチの混合顔料から分取するようにして、混合物の均等性を高めるようにするのが一般的である。これは、顔料を混合して塗料を調製する際に誤差が生じると、この誤差は少量を用いて混合することによって増幅されるためである。例えば50gの塗料を混合する時の5gの誤差が10%の誤差であるのに対し、500gの塗料を混合する時の5gの誤差は顔料混合物においては1%の誤差にすぎない。混合の目的では、重量測定の方が体積測定より正確であることが分かっている。ところが、標準型の大容量の塗料リザーバをスプレーガンに用いて試験片の吹き付け塗装を行い、しかもその塗料がぴたりと一致しなかった場合、調色し直した塗料混合物を別の試験片に吹き付け塗装する前に、2種類の塗料混合物の相互汚染を防止するために、大量のシステム洗浄が必要となる。システムの洗浄は時間と労力を要する作業であり、使用する溶剤の量が増し、ユーザを溶剤から出る有毒ガスに曝す恐れもある。この問題に対する解決策の一つとして、使い捨ての塗料リザーバ用ライナを用いる方法(例えば図2参照)が、ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)に譲渡された、WO98/32539で公開のPCT特許出願第PCT/US98/00796号明細書に記載されており、その内容を本明細書に援用するものとする。
また、標準サイズの飲料用コップを混合に用いると、使用済みのコップを容易に処分できて色毎に新しいコップを用いるため、色と色の間で相互汚染が起こることが少なくなる。これによって、少量の塗料混合物間および大量の塗料バッチ間で、一見したところ同じ色に見える色のバリエーションを多く形成することが可能になる。
しかし、塗料の混合にコップのような小容量の容器を用いることには、それに関連して多くの問題点もある。このような容器は通常はその環境に対して開放されており、そのために塗料が一般には微粒子によって、また可能性は低いが水によって汚染される場合がある。微粒子はスプレーガンの流路またはスプレーノズルを閉塞することによってテストカードまたは車体への吹き付け塗装を阻害し、スプレーガンを完全に解体して洗浄、オーバーホールが必要になる場合もある。非水性の塗料混合物に水が混入された場合、二相システムあるいはエマルジョンが形成され、塗料混合物と水とでは流体力学的が異なることから吐出量が不均等になる恐れがある。
色の混合用途にコップのような小型の開放容器を用いることに関連する別の問題点として、所望の色合いを得るためには顔料を保存容器から該容器へと移さなければならないことがある。これにはジャグの使用が必要となろうが、ジャグは使用する度に溶剤を用いて完全に洗浄して顔料と顔料の相互汚染を防止する必要がある。この洗浄プロセスに使用される溶剤は可燃性で有害および/または有毒であることが多く、従って環境面と保健面からできるだけその使用を少なくするのが望ましい。
ある色について、表面上同じ顔料から表面上は同じ配合で作ったバッチでも、色合いが微妙に違うことが多い。従って、ある色の大量のバッチを混合し、この大量のバッチの混合物にバリエーションをつけ、少量のバッチをスプレーガンに移して色合わせをすることが一般に行われている。しかし、リザーバ内の塗料混合物に変更を加えて色合わせを行い、大量のバッチにおいて色合わせを行う目的でこれらのバリエーションを「拡大」してバッチに適用した場合、上述の理由から成功するとは限らない。
現行の塗料混合方法のもう一つの問題点として、顧客が例えば将来車体に傷をつけた場合に「修正(タッチアップ)」するためなどの目的で少量の塗料を取って置くことを希望する場合、塗料を密封性の容器に入れ替える必要がある。このことも塗料の粒子による汚染の問題につながり、また使用後のリザーバを処分する必要も生じる。
日本特許第11290728号明細書に開示されている塗料供給システムは、並行動作してロボットスプレーガンに塗料を連続的に供給することのできる1対のピストン・シリンダ装置を備える。各装置のピストンは制御装置の制御下でサーボモータにより駆動され、両装置を塗料供給源とスプレーガンに交互に接続する。このようにして、一方の装置がピストンの後退に伴って塗料を取り込み、他方の装置はピストンも前進に伴って塗料を送り出す。このシステムは一色の塗料を連続して供給するように設計されたもので、装置と供給ラインの大掛かりな洗浄が必要となるため複数の色を素早く取り替えるのには適さない。また、ロボットアームなどで行われるような遠隔スプレーガンを用いての使用のために設計されたもので、手持ち式のスプレーガンを目的としたものではないし、またこれと共に使用することもできない。
本発明の目的は、その一実施形態において、上にあげた問題点の少なくとも一つを少なくとも部分的に改善する流体用リザーバを提供することである。
本発明のさらなる所望の目的は、軽量で構造が簡単であり、異なる流体を吹き付ける際に相互汚染を防ぐために必要な洗浄が少なくて済み、吹き付け装置の交換を容易に行える流体リザーバを提供することである。
本発明のさらに別の所望の目的は、吹き付け流体を手作業で装填することができ、しかもリザーバを吹き付け装置に連結した時にユーザによる操作や力を加えることなく流体が取り出されるようにする流体リザーバを提供することである。
本発明のさらに別の所望の目的は、手持ち式の吹き付け装置と使用する単用の使い捨てリザーバを提供することにより、使用後のリザーバを取り外して廃棄できるようにすることにある。
本発明のさらに別の所望の目的は、色合わせのためにテスト用に吹き付け塗装する場合など、小さな面積に吹き付け塗装するのに適する比較的少量の流体を供給するための流体リザーバを提供することである。
本発明のその他の目的および目標についても、以下の例示的な実施形態の説明から明らかとなろう。
本発明の第1の態様によると、スプレーガン用流体リザーバであって、リザーバが、第1の実質的に閉鎖されている端部と、使用時にスプレーガンに連結可能な第2の開放端部とを備える本体と、スプレーガンから分離されている時に動作可能で、本体内部に少なくとも部分的真空を形成することにより流体を、開放端部を介して前記リザーバ内に流体を引き込む真空形成要素とを含んでなり、少なくとも部分的真空を制御する手段を設けることによって、リザーバの開放端部がスプレーガンに連結された時に、リザーバ外部から前記真空形成要素に加えられる操作力と無関係に、流体が、前記開放端部を介してリザーバから取り出され、スプレーガンに供給されることを特徴とする流体リザーバが提供される。
本発明によると、真空形成要素が所要量の流体(一般には塗料)をリザーバ内に引き込むように動作し、これによって形成される部分的真空を制御することにより、流体をリザーバから排出するために真空形成要素を作動することなく流体を取り出してスプレーガンに供給することができる。このことは、車体修理工場で使用される手持ち式スプレーガンと共にリザーバを使用する際、操作する人は吹付け塗装を行う間塗料をスプレーガンに移すためにリザーバを手作業で操作する必要がなくなるため、リザーバの使用を容易にするものである。
第1の実施形態では、本体をシリンジ本体とし、真空形成要素を、本体内に位置する封止部材と、第1端部の開口部を通過して延在する手動操作用シャンクとを有するプランジャとすることができる。
封止部材は本体壁部と摩擦係合してシリンジ本体を2つのチャンバに分割すると共に、プランジャの操作に応じて本体の軸方向に滑動して、これら2つのチャンバの相対容積を変化させる。このようにして、使用時に、封止部材が第2の開放端部から第1端部へ向かって移動することにより、本体内に流体をリザーバ内に引き込む部分的真空(大気圧に対する差圧)が形成される。
部分的真空を制御する手段は本体壁部を貫通して設けた開口部とすることができる。この開口部は一般には本体の第1端部付近に位置し、使用時には空気の通路となって、プランジャを本体内に入るに従って空気を本体内に流入させ、プランジャを本体から引き出すに従って、空気を本体から流出させる働きをする。この開口部が十分な吸気と排気を行うため、プランジャの運動が差圧によって制限されるほどの真空または圧力の蓄積が生じることがない。通常はリザーバ内へ粒子が侵入する可能性を制限する目的で第1端部の開口部とプランジャとの間に小さな隙間があるため、このことは重要である。
使用時、封止部材が本体の第2の開放端部と開口部との間に位置する第1位置までプランジャを引くことにより、少なくとも部分的真空を形成して、流体をリザーバ内部に引き込み、この流体をリザーバ内に保持することができる。スプレーガンに取り付けた後、封止部材が開口部と第1の実質的に閉鎖されている端部との間に位置する第2位置までプランジャを引くことにより、少なくとも部分的真空を解放することができる。これによって、流体がスプレーガンによりリザーバから取り出されるに従って、空気は塗料の汚染を防止しながらシリンジ内に入って行くことができる。従って、封止部材を第2の開放端部に向かって移動させるために、リザーバの外部からプランジャに対して力を加えることなく、スプレーガンによりリザーバから開放端部を介して塗料を引き出すことができる。その結果、操作する人は普通にスプレーガンのトリガーを操作するだけで塗料をリザーバからスプレーガンに移すことができ、それ以外のリザーバ操作をする必要はない。このため、操作する人はスプレーガンへの塗料の供給に何ら悪影響を及ぼすことなく、被覆面に噴霧が当たるようにスプレーガンを位置決めすることに専念できる。
選択的または付随的に、少なくとも部分的真空を制御する手段を、プランジャを貫通して通る通路とすることができる。この通路は、本体内の封止部材から本体外部の位置まで延在することができる。通路は、本体外部でカバーにより開放自在に密封することができる。このカバーはプランジャと摩擦係合させてもよい。別の方法として、このカバーをプランジャに対して枢着しても良い。このようにして通路を密封することにより、使用時にはプランジャが引き出されるに従って少なくとも部分的真空が形成され、流体がリザーバ内に引き込まれて行く。その後カバーを外して通路を開放すると、少なくとも部分的真空が解放される。これによって、流体がスプレーガンによりリザーバから取り出されるに従って、塗料の汚染の可能性を制限しながら空気をシリンジ内に入れることが可能となる。従って、封止部材を第2の開放端部に向けて移動するために、リザーバの外部からプランジャに対して力を加えることなく、塗料はスプレーガンによって開放端部を介してリザーバから取り出される。
本体の第2の開放端部に、そこから延在する装着部を設けることができる。装着部を開放自在に閉鎖するようにクロージャーを設けても良い。クロージャーはキャップであっても良い。この装着部とキャップに相補的なねじ山を設け、使用時には相互に螺合させるようにしても良い。あるいは、使用時にクロージャーと装着部の内壁を摩擦係合させるようにすることもできる。クロージャーをこのように構成することで、塗料を少量ずつ保存することが可能となり、例えばその後に色合わせを行う場合や、顧客が車体塗装の小さな傷や欠陥を「修正(タッチアップ)」できるように少量の塗料を取っておく場合などに有利である。
別の実施形態では、本体を折り畳み式本体とすることができる。本体を蛇腹型の構成、例えばふいご型とすることができる。真空形成要素は本体と一体としても良い。本体は開放端部と閉鎖端部とを有するものとし、この閉鎖端部を真空形成要素とすると共に、開放端部は流体の本体への引き入れおよび排出を行うものとする。開放端部は後述する装着部を備え、この装着部に後述の取り外し可能なクロージャーを取り付けることができる。これによって、便利で、一般には使い捨ての液体リザーバを提供することができる。
使用時には、本体を折り畳んだ後拡張することにより少なくとも部分的真空を形成して開放端部から本体内へ流体を引き込むことができる。その後本体をスプレーガンに取り付け、流体がスプレーガンによってリザーバから取り出されるに従って本体を折り畳むことにより真空を制御する。このようにして、リザーバの外から閉鎖端部(真空形成要素)に対して操作力を加えることなく流体を取り出すことができる。変形例として、閉鎖端部に開口部を設けることもできる。この開口部は、常時閉鎖されているが、開放することにより少なくとも部分的真空を解放して、流体がリザーバから取り出されるに従って本体を折り畳むのを助ける働きをする。
さらに別の実施形態では、本体をピペットとすることができる。本体の第1端部と第2端部との間に拡大した部分を設け、使用時はこの拡大部分がリザーバの働きをするようにしても良い。真空形成要素はこの場合ピペット球となる。ピペット球はピペットと一体的に形成することができる。あるいは、真空形成要素をピペット安全フィラーとすることもできる。後述するように開放端部に装着部を設け、この装着部に後述のクロージャーを固定するようにしても良い。
使用時、真空形成要素を作動させて、本体内部に少なくとも部分的真空を形成することにより、流体を本体内部に開放端を介して引き入れることができる。この後本体をスプレーガンに取り付けて、例えば空気路を開放することにより、少なくとも部分的真空を解放し、リザーバの外部から真空形成要素に対して操作力を加えることなく流体を本体から引き出すことができる。
上に記載した各実施形態において、使用時にスプレーガンに取り付けることができるようにアダプタを設けても良い。このアダプタは装着部に対して着脱自在に取り付け、使用時にはスプレーガンの着座に着脱自在に収容されるように構成することができる。
リザーバにはフィルタを備えることができる。このフィルタは、流体をリザーバ内に引き込む際、および/または流体をリザーバから取り出す際に粒子を除去するように、リザーバ内部または外部に配置することができる。フィルタはリザーバの開放端部の上に配置しても良い。フィルタはスプレーガンの取り付け前にリザーバから取り外すようにしても良いし、取り外さなくても良い。フィルタの使用によって、不要な粒子のスプレーガンノズルへの侵入が防止されるため、塗料の被覆性能が向上し、ノズルの詰まりを防止することができる。
リザーバの容量は、25ml未満、25ml、30ml、50ml、75ml、100ml、150ml、250ml、および250ml超の数値の中からを任意に組合わせた2つの数値の間とすることができる。
リザーバは、流体を使用した後は廃棄し、洗浄して別の流体と共に使用しないという意味で単用の使い捨てリザーバとする。ただし、例えば途中で乾燥させながら同じ流体を何層も塗布する場合など、リザーバを開放可能に密封してリザーバ内に容れた流体を保存し、必要な時に使用できるようにすることも可能である。リザーバは、溶剤蒸気が逃げるのを実質的に防止するようにすることができる。
リザーバ本体は、例えばポリエチレンとポリプロピレンから成る群から選択したプラスチック材料で形成することができる。このことは、先に言及したようにリザーバが比較的小容量であることと相俟って、手持ち式のスプレーガンと共に使用するのに特に適する、構造が単純で小型かつ軽量のリザーバを実現する。プラスチック材料は感光性の流体と共に使用できるように不透明としても良い。あるいは、プラスチック材料を実質的に透明または半透明とするか、あるいは透明または半透明の窓を設けてリザーバの内容物を検査できるようにすること、および本体にリザーバ内の流体の容量を示す目盛を設けることも可能である。
本発明の第2の態様によると、スプレーガンに着脱自在に連結するための流体保持手段と、流体保持手段内部に部分的真空(差圧)を形成して使用時に流体を保持手段内に引き込むための真空形成手段と、スプレーガンに連結された時、部分的真空を解放して流体をリザーバから取り出せるようにする手段とを含む流体リザーバが提供される。
流体保持手段をシリンジ本体とし、真空形成手段をこのシリンジ本体内で滑動して流体を開放端部からシリンジ本体内に引き込むプランジャとすることができる。部分的真空を解放する手段は、部分的真空とリザーバの外部の大気圧とを連結する通気路とすることができる。
通気路は、プランジャを本体から取り外すことなく部分的真空を解放できるように構成するのが好ましい。例えば、通気路を本体壁部に設けた開口部により形成し、プランジャを引き出すことにより開口部を介して部分的真空を解放できるようにする。このようにして、本体外部からプランジャに操作力を加えてプランジャを開放端部に向けて移動させることなく、流体を本体から取り出すことができる。
シリンジ本体とプランジャを使用後は廃棄可能な単用の使い捨てリザーバとするのが有利である。また、シリンジ本体の開放端部を着脱式クロージャーにより開放可能に密封することにより、流体の使用が必要となるまで保存するようにしても良い。
本発明の第3の態様によると、スプレーガン用流体リザーバであって、第1の実質的に閉鎖されている端部と、使用時にスプレーガンに連結可能な第2の開放端部とを備える本体と、スプレーガンから分離されている時に動作可能で、本体内部に少なくとも部分的真空を形成することにより流体を、開放端部を介してリザーバ内に引き込む真空形成要素とを含んで成り、真空形成要素を手動操作することにより流体を開放端部からリザーバ内に引き入れることができ、リザーバは、リザーバがスプレーガンに接続されている時、真空形成要素を操作することなく流体がリザーバから開放端部を介して取り出されてスプレーガンに供給できるように構成されていることを特徴とするスプレーガン用リザーバが提供される。
本発明の第4の態様によると、スプレーガン用流体リザーバであって、一端の開口部を介してスプレーガンに連結可能なシリンジ本体と、スプレーガンから取り外されている時にシリンジ本体内で往復運動することにより流体を本体内部の流体チャンバ内に開口部を介して手動で引き込むことができるプランジャとを備える軽量小型で小容量のシリンジと、使用時に開放することにより流体チャンバを大気に接続して流体を流体チャンバからスプレーガンへと移動させる通気路とを含んで成るスプレーガン用リザーバが提供される。
本発明の第5の態様によると、上記第1、第2、第3、および第4の態様の何れかによるリザーバを含むように構成されたスプレーガンが提供される。
スプレーガンは重力供給方式のスプレーガンとすることができる。あるいは圧力供給方式のスプレーガンとしても良い。
本発明の第6の態様によると、吹き付け装置と共に使用するように構成された塗料リザーバを提供する方法であって、
(i)一端部を開放した本体を提供するステップと、
(ii)真空形成要素を提供するステップと、
(iii)前記開放端部を塗料内に入れるステップと、
(iv)前記真空形成要素を用いて本体内部に少なくとも部分的真空(差圧)を形成するステップと、
(v)前記部分的真空により塗料を本体内に引き込むステップと、
(vi)使用の必要が生じるまで、塗料を本体内に保持するステップと、
(vii)部分的真空を放出することにより、リザーバを吹き付け装置に連結した時、塗料がリザーバから取り出せるようにするステップとを含んで成る方法が提供される。
この方法は、吹き付け装置の使用時に塗料をリザーバから取り出すステップをさらに含んでも良い。また、本体を吹き付け装置への連結に適合させるアダプタを提供するステップをさらに含んでも良い。さらに、リザーバを吹き付け装置と組合わせて提供するステップをさらに含んでも良い。さらに、使用時に塗料を中に容れた状態で本体の開放端部を開放可能に封止するステップを含むこともできる。吹き付け装置はスプレーガンとすることができる。
本発明の第7の態様によると、乗物の吹き付け塗装方法であって、
(a)塗料配合物を調製するステップと、
(b)小容量の使い捨てリザーバ内部に塗料配合物の一部を取り込むステップと、
(c)リザーバをスプレーガンに取り付けるステップと、
(d)テストカードの吹き付け塗装を行うステップと、
(e)前記テストカードと吹き付け塗装する乗物とを比較するステップと、
(f)前記テストカードの色と前記乗物の色が一致するまで、塗料配合物の調整を行いながら、またテストカードを作成する毎に新しい使い捨てリザーバを使用しながら、必要なだけ(b)〜(e)のステップを繰り返し行うステップと、
(g)スプレーガンに塗料配合物を充填するステップと、
(h)乗物の吹き付け塗装を行うステップと、
を含む方法が提供される。スプレーガンが着脱式リザーバを備えるようにし、この方法が、(g)のステップでスプレーガンに塗料配合物を充填する際、取り外し可能な使い捨てライナを着脱式リザーバに設けるステップを含むようにすることもできる。
ここで使用する「塗料」という用語は、表面の色づけをするか否かに関わりなく、スプレーガンを用いて表面に塗布することのできる塗料に類似する全ての種類の被覆材料を包含するものであることが理解されよう。この用語は、例えば下地調整剤、下塗り剤、ラッカー等の材料も含むものである。
次に、添付図面を参照しながら、例示的な意味でのみ本発明について説明する。
図1は典型的な重力供給方式の従来型スプレーガン1を示したものである。スプレーガン1は、本体2と、本体の後端部から下方へ延在するハンドル3と、本体前部のスプレーノズル4とから構成されている。スプレーガンはその両側に枢着されたトリガー5により手動操作される。スプレーガンによって噴射される塗料(または類似の材料)を容れた塗料リザーバすなわち塗料ビン6が本体2の上部に配置されており、圧縮空気用の内部通路(不図示)と連通している。この内部通路はハンドル3の下端部のコネクタ7からノズル4までスプレーガンを貫通して延設されている。使用時に、コネクタ7が圧縮空気源(不図示)に連結され、使用者がトリガー5を引くと、圧縮空気がスプレーガンを通ってノズル4へと送られる。圧縮空気の噴霧効果により、基本的に重力でビン6から送り出される塗料がノズル4を通り、そこから霧状になって噴射される。
ビン6に容れられる塗料は手で混合された後(そのためには例えばジャグなど別の容器が必要になる)ビンに注ぎ込まれることが多い。塗料に粒子が混入すると塗装面の仕上がりが悪くなるため、このような粒子が混入することのないよう、通常はフィルタを通して塗料をビン6に注ぎ込むことが行われる。図1はこの目的でビン6のキャップ8を外し、円錐形フィルタ9をビンの開口端に配置しようとしている状態を示したものである。図示のフィルタ9は公知の形式の円錐形フィルタで、側部が堅く、円錐頂点に濾過用メッシュ部10を備えている。ビン6に塗料を満たした後、このフィルタ9は除去して廃棄され、ビンのキャップ8をその代わりに取り付ける。フィルタ9が繰り返し使用できるタイプの場合、異なる液体(例えば色の異なる塗料や化学組成の異なる液体など)と共に使用する際はその前にスプレーガンと同様十分に洗浄する必要がある。
図2は、図1のスプレーガン1(または同様のガン)に対して、ビン6の代わりに使用することのできる塗料ビン11を示している。このビンについてはPCT出願第PCT/US/98/00796号明細書に開示されており、その内容を本明細書に援用するものとする。
塗料ビン11は開口容器12を備える。この開口容器12は、従来型の手持ち式スプレーガンの塗料ビンに匹敵する大きさであり、その基部に空気穴12Aを有し、使い捨てライナ13を設けられている。このライナ13はその形状が容器12の内部に対応しており(ぴったりと嵌合しており)、開口端に容器と上縁部にかかる細いリム14を有している。容器12も使い捨ての蓋15を備え、この蓋はライナ13の開口端の中に押し込み嵌めされる。蓋15の中心部に開口部16を有し、ここからコネクタチューブ17が延在する。コネクタチューブ17はその端部に、バイオネット接続の一方の部分を形成する外向きに延在する延長部18を有している。開口部16は濾過用メッシュ19で被覆されるが、このメッシュは該開口部に押し込み嵌めするようにしても良いし、蓋15と一体としても良い。蓋15は、蓋の上から容器に螺合される環状カラー20により、容器12の上にしっかりと固定保持される。
塗料ビン11のスプレーガン1への取り付けは、図2において塗料ビンから分離した状態で示したアダプタ21を用いて行われる。アダプタ21は環状の部品であり、その一方の端部22の内部に前記バイオネット接続のもう一方の部分が形成されており、これによって塗料ビン11のコネクタチューブ17に取り付けられる。アダプタの他方の端部23はスプレーガン用塗料ビンの標準的な取り付け方法(一般にはねじ留め)に適合する形状となっている。
折り畳み可能なライナ13を使用した場合、相互汚染防止のために使用と使用の間にビン12を洗浄する必要がなくなること、またライナをビン12の内部に用いることで剛性が生まれ、これらのシステムの保全に関連しての取扱いが簡単になる、という利点が得られる。
図4は本発明の第1実施形態を示したもので、リザーバ30は断面略円形のシリンジ本体32とプランジャ34とで構成されている。
シリンジ本体32は実質的に閉鎖された端部36と開放端部38とを備える。閉鎖端部36は環状の封鎖面39を備える。閉鎖端部36と開放端部38との間に空洞部40が延在している。本体32は、本体32の閉鎖端部36近傍で本体壁44を貫通して空洞部40内に延在する小さな開口部42を有している。
本体32の開放端部38は、本体32から延在する装着部46を備える。この装着部は、例えば図12および図13に見られるように、雌ねじまたは雄ねじのいずれかを備えても良いし、内側と外側の両方を平坦面としても良い。
プランジャ34は、上板50と、細長いシャンク52と、封止部材54とを備える。封止部材54は本体32の内面に沿って滑動するように、またこれと密封状態を形成するように本体32の内面と係合する。
シャンク52は、上板50が本体32の外側に位置し、封止部材54が本体32の内側に位置するように環状封鎖面39の開口部を貫通して延在する。封止部材54は、本体32外側の上板50を介してプランジャ34に操作力を加えることによって、本体32の開放端部38に関して接近・離隔の両方向で軸方向に移動させることができる。
封止部材54は本体32の壁部と摩擦係合するもので、通常は弾性材料で形成される。封止部材54には空洞部40を塗料チャンバ40aと空気チャンバ40bとに分割する効果がある。塗料チャンバ40aは開放端部38と封止部材54との間に位置し、空気チャンバ40bは封止部材54と閉鎖端部36との間に位置する。封止部材54が空洞部40内を長手方向に移動することによって、塗料チャンバ40aと空気チャンバ40bとの間の相対的長さ、ひいては容積が変化する。
リザーバ30の本体32は、一般には例えばポリエチレンやポリプロプレンなどのプラスチック材料で形成され、透明、半透明、不透明のいずれでも良く、大きさも適切なものであれば任意で良い。一般に、本体32は射出成形法で形成される。色合わせテストのアリコート用として塗料スプレーガンと共に使用する場合、容量25ml、50ml、75ml、または100mlのリザーバが使用されるのが普通であるが、意図する用途によってこれ以外の容量のものを使用することも考えられる。このような用途としては、例えば家具や看板の塗装、あるいは接着剤など塗料以外の流体を吹き付け塗装する場合などが考えられる。
上板50とシャンク52は、例えばポリエチレンやポリプロプレンなどのプラスチック材料を用いて、射出成形法で形成されるのが一般的である。
アダプタ55のリザーバ30への取り付けは、一般には装着部46を用いた摩擦嵌合、あるいは後述のようにアダプタ55と装着部46に設けた相補的ねじ山(図13a、13b、13c参照)を用いて行うのが一般的である。アダプタ55は図5に示すように直接スプレーガン1に嵌合できるように構成されている。
アダプタ55は一般には例えばポリエチレンやポリプロプレンなどのプラスチック材料で形成されるが、代替的に例えばアルミニウムから形成して陽極処理したもののような機械加工金属部品を用いることもできる。装着部46にはアダプタ55を取り付けてリザーバ30をスプレーガン1に取り付けることができるようにしても良いし、あるいは後述するようにクロージャー(図12a、12b、12c参照)を取り付けて塗料チャンバ40aを封止するようにしても良い。
使用時、プランジャ34を空洞部40内で前進させることにより、封止部材54を開放端部38に隣接して配置する。開放端部38を塗料57の容器56内に入れる。プランジャ34を後退させて、封止部材54を開放端部38から閉鎖端部36に向けて移動させる。こうして封止部材54を後退させることで、塗料チャンバ40a内部に部分的真空、すなわち大気圧に比較してマイナスの圧力が生まれる。この部分的真空が予混合した塗料57をバルク容器56から塗料チャンバ40aへと引き込む。
封止部材54が開放端部38と開口部42との間に位置するところまでプランジャ34を後退させることにより、必要な量の塗料を吸い上げる。空気チャンバ40b内の空気は開口部42から排出されるため、封止部材54の動きが空気チャンバ40b内の空気の圧迫によって阻害されることはない。
次にリザーバ30をスプレーガン1に取り付け、プランジャ34を封止部材54が開口部42と閉鎖端部36との間に位置するところまで後退させる。これによって空気が開口部42から塗料チャンバ40aの中に入り、本体32内に形成されていた部分的真空を解放し、吹き付け操作中塗料チャンバ40a内に部分的真空を形成することなく塗料を塗料チャンバ40aから取り出すことができるようになる。このように、塗料チャンバ40aに空気が入ることによって、塗料を排出するためにプランジャ34を移動させて封止部材54を前進させる必要がなくなるのである。
このことが有利なのは、塗料をスプレーガンの空気流の中に巻き込むことに伴って生まれる差圧は、封止部材54が本体内に密封嵌合しているため、それ自身ではプランジャ34を本体内に引き込めるほど大きいものではないためである。また、プランジャ34が開口部42を通過した後本体32に留まっているべきものであるとすれば、部分的真空が形成されることによってスプレーガン空気流中への塗料の巻き込みを減少ないしは阻止するため、スプレーガン1は塗料を噴射することができなくなる。
以上から理解されるように、プランジャ34は手動操作により部分的真空の形成を制御して流体をリザーバ30に引き込むようにすることができ、プランジャ34の手動操作をしなくても流体をリザーバ30から取り出すことができる。さらに、リザーバ30は小型で軽量の構成であるため、スプレーガン1を保持して塗料を所望の方向に吹き付けるために位置決めするのが容易である。従って、塗料をリザーバ30から取り出すために、外的な操作力を連続してプランジャ34に加えなければならない場合、すなわちユーザがその手で力を加えなければならない場合に比較すると、リザーバ30の使用は容易で簡単である。
所望により、任意のフィルタ素子58をシリンジ本体32の中に内蔵させるか、あるいは開放端部38の上に嵌合させて、塗料を本体32に吸い込む際に粒子が塗料内に混入するのを防止するようにすることもできる。これによって、粒子がスプレーガン1に詰まって塗料57の特性および仕上げ品質を低下させることが防止される。
図6aおよび図6bに示す代替的実施形態では、開口部42が省略され、プランジャ34に第1開口61と第2開口63を含む内部通路59を有するシャンク52が設けられている。通路59は塗料チャンバ40aを本体32外の大気に接続する通気路を提供するもので、上板50の上に配置されるカバー59aによって閉鎖することができる。
カバー59aは、一般にはプランジャ34の上板50の外面に、通路59の開口63を塞ぐように取り付けられる。カバー59aの装着は、上板50の側部に取り付けたヒンジ59bに枢着しても良いし(図6a)、あるいは上板50と摩擦係合させても良い(図6b)。
塗料を本体32内に引き込む際、カバー59aを上板50に取り付けて通路59を閉鎖することにより、空気が塗料チャンバ40a内に入るのを防止する。空気チャンバ40bの空気はプランジャ34のシャンク52と封鎖面39の開口部との間から逃げることができる。代替的な方法として、壁部または封鎖面にこのための開口部を形成しても良い。
チャンバ32に充填する塗料が所望のレベルに達したら、リザーバ30を前述のようにスプレーガン1に取り付け、カバー59aを上板50から取り外すことができる。これによって塗料チャンバ40aは本体34外の大気と連通し、空気が塗料チャンバ40a内に流入してその中に形成されていた部分的真空を解放する。ここでもまた、スプレーガン1の操作中プランジャ34に何ら外的な力を加えることなく塗料をリザーバ30から取り出すことができ、有利である。
使用時には、スプレーガンのトリガー5を押すと、空気が圧縮空気源(不図示)からコネクタ7を通って引き込まれ、この圧縮空気によって塗料57が霧化されて、スプレーノズル4を介して押し出される。吹き付け塗装が終了すると、リザーバ30をスプレーガン1から取り外すことができる。
塗料57の色が所望の色と一致していれば、塗料57をバルク容器56に戻してリザーバ30を廃棄することができる。あるいは、将来使用できるように塗料57をチャンバ40a内に容れたままリザーバ30を封止して保管するようにしても良い。
塗料57の色が所望の色と一致しない場合、塗料をバルク容器56に戻し、さらに調色を続ける。今回分のチントと次の回の分のチントとの間での相互汚染を防ぐため、リザーバ30は廃棄する。スプレーガン1を洗浄した後、別のリザーバ30を用いてもう1回分の塗料を吸い上げ、色の一致が得られるまで同じ方法でテスト吹き付け塗装を行う。
図7、図8および図9に示す代替的実施形態では、折り畳み式の蛇腹型リザーバ60を使用する。この蛇腹型リザーバは閉鎖端部64に取り付けたハンドル62と、閉鎖端部と開放端部68との間に延在する蛇腹部66とから成る。
閉鎖端部64が空洞部69を形成するように蛇腹部66の一端を封止し、空洞部69は開放端部68を介して外界に開口している。開放端部68は図9に示すようにアダプタ55aに固定可能な装着部70を備えても良いし、あるいは第1実施形態の装着部46と同じようにクロージャーを開放端部に取り付けても良い。
蛇腹部66は一般にポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチック材料で形成される。リザーバ60の容量は一般には25ml、50ml、75mlまたは100mlであるが、リザーバ60を使用する用途によって任意の容量とすることができる。
使用時、リザーバ60の蛇腹部66は当初は図8に示すような圧縮された状態になっている。先端部分68を塗料74の容器72の中に挿入する。ハンドル62を先端部分68から離れる方向に引くことによって蛇腹部66が伸長する。蛇腹部66の伸長に従って部分的真空、すなわち大気圧に関してマイナスの圧力が蛇腹部66内に形成される。この部分的真空によって、図7に示すように塗料74が空洞部69内に引き込まれる。蛇腹部66の伸長は手動で行うことができる。
次に蛇腹部66を図9に示すようにスプレーガン1に取り付け、スプレーガン1の動作中リザーバ60から塗料74が取り出されていく。この実施形態では、リザーバ60を蛇腹型の構成として、塗料74がリザーバ60から引き出されるに従って、閉鎖端部64に加えられる外的操作力とは関係なく蛇腹部66は折り畳まれてもとの圧縮状態に戻る。このように、蛇腹部66の折り畳まれることによって、塗料74をリザーバ60に吸い込む際に形成される部分的真空が制御され、スプレーガン1の操作中の塗料74の取りだしが制限されたり阻害されたりすることがなくなるのである。
吹き付け塗装が終わると、リザーバ60をスプレーガン1から取り外すことができる。塗料74の色が所望の色と一致していれば、塗料74をバルク容器72に戻してリザーバ60を廃棄することができる。あるいは、将来の使用に備えて空洞部69内に塗料74を容れたままでリザーバ60を密封して保管するようにしても良い。
塗料74の色が所望の色と一致していない場合は、塗料をバルク容器72に戻し、引き続き調色を行う。今回分のチントと次の回の分のチントとの相互汚染を防止するためにリザーバ60は廃棄処分する。スプレーガン1を洗浄した後、別のリザーバ60を用いてもう1回分の塗料を吸い上げ、色が一致するまで同じ方法でテスト吹き付け塗装を行う。
所望により、任意のフィルタ素子76をリザーバ60の開放端部68の中に内蔵させるか、あるいは開放端部68の上に嵌合させて、塗料74をリザーバ60内に吸い込む際に粒子が塗料内に混入するのを防止するようにすることもできる。これによって、粒子がスプレーガン1に詰まること、および/または塗料74の特性および仕上げ品質が混入粒子によって低下することが防止される。
図10および図11に示すさらに別の実施形態では、ピペット本体82とフィラー84から成るリザーバ80が使用される。
ピペット82は断面略円形で、細長い上部分86と、拡大した中間部分88と、開放端91と装着部92とを備えた細長い下部分90とから成る。
装着部92はこれまでに述べた実施形態のものと同じであり、後述するようにクロージャーを取り付けても良いし、あるいは図11に示すようにリザーバ80のスプレーガン1への取り付けを可能にするアダプタ55bに固定しても良い。
フィラー84は概ね球形の弾性球体94と、球体94から延在する管部96とから成り、管部96は球体94から遠い方の端部98において開口すると共に本体82の上部分86に嵌合する。管部96は管部96に対して直角に突出する矩状突起100を備える。管部96はまた、端部98と矩状突起100との間に位置する弁102も備える。矩状突起100もその中に弁104を備えている。
ピペット82は例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチック材料で形成される。また、ガラスで形成しても良い。リザーバの容量は25ml、50ml、75ml、または100mlとするのが一般的であるが、リザーバ80を用いる用途により、任意の容量とすることができる。
使用時、弁102を閉に、弁104を開にした状態で球体94を手で押して球体内の空気を押し出すことにより、空気は球体94から矩状突起100と開いている弁104を介して排出される。所望量の空気が放出されて球体94内に部分的真空、すなわち大気と比較してマイナスの圧力が形成されたら、弁104を閉じる。
ピペット82の下部分90の開放端部91が塗料108のバルク容器106に挿入される。弁102を開くと球体94内の部分的真空によって塗料108がリザーバ80内に吸い込まれる。所要量の塗料108がリザーバ80内に吸い込まれると、弁102を閉じる。一般にリザーバ80内に入る塗料の大部分が中間部分88に蓄えられる。
リザーバ80をスプレーガン1に装着してトリガー5を押すと、圧縮空気源(不図示)からコネクタ7を介して空気が導入されてスプレーノズル4に入り、そこでリザーバ80から吸い込まれた塗料108を霧化して霧化塗料の噴霧を形成する。吹き付け中弁102と弁104は開かれており、ピペット本体82内に形成されている部分的真空を解放すると共に、リザーバ80内に真空が形成されると最終的にはリザーバ80から塗料108を取り出すことができなくなるおそれがあるため、この真空の形成を防止する。さらに、弁102および104を開くことによって、吹き付け塗装中に球体94に外的力を加えなくてもピペット82から塗料を引き出すことが可能になる。
吹き付け塗装終了後はリザーバ80をスプレーガン1から取り外すことができる。塗料108の色が所望の色と一致していれば、塗料108をバルク容器106に戻してリザーバ80を廃棄して良い。あるいは、リザーバ80を封止して、リザーバの中で塗料108を将来の使用に備えて保管するようにしても良い。
塗料108の色が所望の色と一致しない場合、塗料をバルク容器106に戻して、さらに調色を続ける。リザーバ80は今回分のチントと次の回の分のチントとの相互汚染を防止するために廃棄処分する。スプレーガン1を洗浄した後、別のリザーバ80を用いてさらに1回分の塗料を吸い上げ、色が一致するまで同じ方法でテスト吹き付け塗装を行う。
所望により、任意のフィルタ素子109をリザーバ80の開放端部91の中に内蔵させるか、あるいは開放端部91の上に嵌合させて、塗料をリザーバ80に吸い込む際に粒子が塗料108内に混入するのを防止するようにすることもできる。これによって、スプレーガン1に粒子が詰まること、および/または混入した粒子によって塗料108の特性および仕上げ品質が低下することが防止される。
上記各実施形態において、それぞれの装着部46、70、92にクロージャー118(図12a参照)の雄ねじ120と螺合可能な相補的雌ねじ110を設けて、使用のため必要になるまで流体をリザーバ内に封入しておくようにすることができる。
代替的方法として、それぞれの装着部46、70、92にクロージャー122(図12b参照)の雌ねじ124と螺合可能な相補的雄ねじ112を設けて、使用のため必要になるまで流体をリザーバ内に封入しておくようにすることもできる。
あるいはまた、装着部46、70、92の内面114および外面116をねじ山のない平坦面とし、平滑な外面128を有するクロージャー126を設けてこれを装着部内面114と摩擦係合する押し嵌め式とする(図12c参照)ことにより、流体をリザーバ30、60、80内に封入しても良い。
図13a、13bおよび13cは、図12a、12bおよび12cの装着部46、70、92からクロージャー118、122および126を取り外し、スプレーガン1への連結に適するアダプタ55、55a、55bに装着部46、70、92を連結した状態を示している。
図13aでは、アダプタが装着部46、70、92の雌ねじ110およびスプレーガン装着部の雌ねじ部分(不図示)と螺合可能な雄ねじ130を備えている。
図13bのアダプタは、装着部46、70、92の雄ねじ112と螺合可能な雌ねじ132と、スプレーガン装着部の雌ねじ部分(不図示)と螺合可能な雄ねじ134とを備えている。
図13cのアダプタは、装着部46、70、92の平滑な内面114内に押し嵌めされる平滑な外面136と、装着部46、70、92の外側に配置される雄ねじ134とを備えている。雄ねじ134はスプレーガン装着部の雌ねじ部分(不図示)と螺合可能である。
代替的方法として、リザーバ30、60、80のスプレーガンへの取り付けは、PCT出願第PCT/US98/00796号明細書に記載されているようにバイオネットねじこみ式の構造を用いる以外にも、ここに記載したシステムと本発明により形成されるリザーバとの間で相互操作性を保証できるような任意の方法で行うことができる。
本発明によるリザーバは、ごく少量の塗料しか必要としない場合に用いて、塗料の使用量および無駄を最小限にすることができる。例えば、テストカードに吹き付け塗装して色合わせを行う場合や、乗物その他の物体の小さな領域に吹き付け塗装する場合などである。
本発明によるリザーバは使い捨てであるため、従来のシステムにつきものであった洗浄の量を大幅に減らし、それによって色の交換がはるかに容易かつ迅速になることが理解されよう。このことは、一致が得られるまで何度も調色を繰り返す必要のある色合わせの場合に特に重要である。
また、本発明によるリザーバは使い捨てであり、それに伴って洗浄の手間が少なくなることによって、使用される溶剤の量が少なくなり、使用者の健康と環境の両方に付随的な利益を与えるものであることも理解されよう。
スプレーガンに少量の流体を送入するリザーバは、上に挙げた以外にも様々な用途に使用できるが、これについては当業者には自明であろう。
また、ここに記載した例示的な実施形態は本発明の多様な範囲および用途を説明するためのものであり、所望のリザーバおよび/またはリザーバとスプレーガンの組合わせを製造する上で、各実施形態のある特長を個別に用いても良いし、あるいは同じあるいは異なる実施形態の他の特長と組合せて使用できることについても理解されるであろう。
さらに、ここに記載し、また図解したリザーバの個々の材料および/または構成は、現時点で出願人が知り得ている最善の手段を示したものであり、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された精神と範囲の中で様々な変更と改良を行えるものであることについても理解されよう。
塗料を満たすことができるように部分的に分解した状態の従来型スプレーガンを示す斜視図。 代替的な従来型塗料リザーバを示す斜視図。 「噴き出し(スプレーアウト)」カードの略図。 本発明によるシリンジ式塗料リザーバを塗料のバルク容器と共に使用している状態を示す。 図4の塗料リザーバをスプレーガンと共に使用している状態を示す斜視図。 図4のリザーバのプランジャに関する代替的実施形態を示す略図。 図4のリザーバのプランジャに関する代替的実施形態を示す略図。 本発明の別の態様による折り畳み式塗料リザーバを、少なくとも部分的に、塗料バルク容器と共に使用している状態を示す。 図7の折り畳み式塗料リザーバを折り畳んだ状態を示す。 図7および図8の塗料リザーバをスプレーガンと共に使用している状態を示す。 本発明のさらに別の態様によるピペット式塗料リザーバを塗料バルク容器と共に使用している状態を示す。 図10の塗料リザーバをスプレーガンと共に使用している状態を示す。 本発明の何れかの態様による塗料リザーバに使用される閉栓機構の各例を示す略図。 本発明の何れかの態様による塗料リザーバに使用される閉栓機構の各例を示す略図。 本発明の何れかの態様による塗料リザーバに使用される閉栓機構の各例を示す略図。 本発明による塗料リザーバに用いられるアダプタの各例を示す略図。 本発明による塗料リザーバに用いられるアダプタの各例を示す略図。 本発明による塗料リザーバに用いられるアダプタの各例を示す略図。

Claims (8)

  1. スプレーガン用流体リザーバ(30)であって、実質的に閉鎖された第1の閉鎖端部(36)および使用時にスプレーガン(1)に連結可能な第2の開放端部(38)を備える本体(32)と、スプレーガン(1)から分離されているときに動作して該本体(32)内部に少なくとも部分的な真空を形成し、それにより該開放端部を介して流体(57)を該リザーバ(30)内に引き込む真空形成要素(34)とを含んで成る、スプレーガン用流体リザーバにおいて、
    前記少なくとも部分的な真空を制御する手段であって、前記リザーバ(30)の前記開放端部(38)が前記スプレーガン(1)に連結されたときに、前記リザーバ(30)の外部から前記真空形成要素(34)に加えられる操作力とは無関係に、流体(57)を、前記開放端部(38)を介して前記リザーバ(30)から取り出して前記スプレーガン(1)に供給できるようにする手段を備え、
    前記本体(32)がシリンジ本体であり、前記真空形成要素(34)が、前記本体(32)内に位置する封止部材(54)と前記第1の閉鎖端部(36)における開口を貫通するシャンク(52)とを有するプランジャであり、
    前記少なくとも部分的な真空を制御する前記手段が、前記本体(32)の前記第1の閉鎖端部(36)に近接して前記本体(32)の壁を貫通する開口部(42)を含んで成り、使用時に、前記封止部材(54)を前記第2の開放端部(38)から、前記第2の開放端部(38)と該開口部(42)との間の第1位置へと移動することで、流体(57)を前記リザーバ(30)に引き込むとともに、該開口部(42)と前記第1の閉鎖端部(36)との間の第2位置へと移動することで、流体を前記リザーバ(30)から前記第2の開放端部(38)を介して取り出すことができるように構成されていること、
    を特徴とする流体リザーバ。
  2. スプレーガン用流体リザーバ(30)であって、実質的に閉鎖された第1の閉鎖端部(36)および使用時にスプレーガン(1)に連結可能な第2の開放端部(38)を備える本体(32)と、スプレーガン(1)から分離されているときに動作して該本体(32)内部に少なくとも部分的な真空を形成し、それにより該開放端部を介して流体(57)を該リザーバ(30)内に引き込む真空形成要素(34)とを含んで成る、スプレーガン用流体リザーバにおいて、
    前記少なくとも部分的な真空を制御する手段であって、前記リザーバ(30)の前記開放端部(38)が前記スプレーガン(1)に連結されたときに、前記リザーバ(30)の外部から前記真空形成要素(34)に加えられる操作力とは無関係に、流体(57)を、前記開放端部(38)を介して前記リザーバ(30)から取り出して前記スプレーガン(1)に供給できるようにする手段を備え、
    前記本体(32)がシリンジ本体であり、前記真空形成要素(34)が、前記本体(32)内に位置する封止部材(54)と前記第1の閉鎖端部(36)における開口を貫通するシャンク(52)とを有するプランジャであり、
    前記少なくとも部分的な真空を制御する前記手段(59)が、前記本体(32)内部の前記封止部材(54)から前記本体(32)の外部の位置まで前記プランジャ(34)を通して延びる通路(59)と、該通路(59)の開閉を行う解除可能なクロージャー(59a)とを含んで成り、それにより使用時に、該通路(59)を、該クロージャー(59a)により閉鎖して、前記第2の開放端部(38)から離れる前記封止部材(54)の移動により流体(57)を前記本体(32)に引き込むとともに、該クロージャー(59a)の解除により開放して、流体(57)を前記第2の開放端部(38)から取り出せるように構成されていること、
    を特徴とする流体リザーバ。
  3. 前記封止部材(54)が、前記本体(32)の壁(44)に摺動可能かつシール可能に係合して、前記シリンジ本体(32)を2つのチャンバ(40a、40b)に分割し、前記プランジャ(34)が前記第2の開放端部(38)から離れて前記第1の端部(36)に向かって移動することにより、前記本体(32)に前記少なくとも部分的な真空を形成して、流体(57)を前記リザーバ(30)に引き込むようになっている、請求項1または2に記載の流体リザーバ。
  4. スプレーガン用流体リザーバ(80)であって、実質的に閉鎖された第1の閉鎖端部(96)および使用時にスプレーガン(1)に連結可能な第2の開放端部(91)を備える本体(82)と、スプレーガン(1)から分離されているときに動作して該本体(82)内部に少なくとも部分的な真空を形成し、それにより該開放端部を介して流体(108)を該リザーバ(80)内に引き込む真空形成要素(84)とを含んで成る、スプレーガン用流体リザーバにおいて、
    前記少なくとも部分的な真空を制御する手段であって、前記リザーバ(80)の前記開放端部(91)が前記スプレーガン(1)に連結されたときに、前記リザーバ(80)の外部から前記真空形成要素(84)に加えられる操作力とは無関係に、流体(108)を、前記開放端部(91)を介して前記リザーバ(80)から取り出して前記スプレーガン(1)に供給できるようにする手段を備え、
    前記本体(82)がピペット(82)であり、該ピペットは、流体(108)を前記本体(82)に引き込むための前記真空形成要素を構成するフィラー(84)を前記第1の閉鎖端部に有するとともに、前記少なくとも部分的な真空を制御する前記手段として、流体(108)を前記本体(82)から取り出せるように前記少なくとも部分的な真空を制御する弁手段(102、104)を有していること、
    を特徴とする流体リザーバ。
  5. 前記本体(32、82)の前記第2の開放端部(38、91)が、使用時に前記第2の開放端部(38、91)をスプレーガン(1)に解除可能に連結するように構成された装着部(46、92)、または前記リザーバ(30、8)を封止するクロージャー(118、122、126)を備えている、請求項1〜のいずれか一項に記載の流体リザーバ。
  6. 使用時に前記装着部(46、92)をスプレーガン(1)に解除可能に取り付けるためのアダプタ(55、55a、55b)を備えている、請求項に記載の流体リザーバ。
  7. 前記リザーバ(30、80)が、一回限りの使い捨てリザーバ(30、80)である、請求項1〜のいずれか一項に記載の流体リザーバ。
  8. 前記リザーバ(30、80)が、使用時に溶液または混合物から溶剤の蒸気が逃げるのを実質的に防止する、請求項1〜のいずれか一項に記載の流体リザーバ。
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