JP4164812B2 - 長尺成形品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のドアやトランクリッド等の扉体と車体の開口部との間をシールするために使用する、自動車用ウエザストリップ等の押出成形により成形された、長尺成形品の製造方法である。さらに詳しくは、ウエザストリップ等の内部に金属製のインサートを有する、多数の仕様の異なる長尺成形品を同じ1つの製造ライン内で成形する、長尺成形品の製造方法に関するものである。
なお、製造ラインとは、多数の工程を連続して略直線状又は略曲線状に配置したものをいう。
自動車用ウエザストリップ等の長尺成形品は、押出成形により成形されている。この場合、合成ゴム、熱可塑性エラストマー等の軟質材料を使用して、押出成形された後に、合成ゴムの場合には加硫槽で加硫されて、連続した長尺成形品が成形される。そして、所定寸法に切断された後に、車体のコーナー部等に対応する部位を型成形により成形して、自動車用ウエザストリップ等の製品となる(例えば、特許文献1参照。)。
自動車用ウエザストリップ等の場合には、上述のように、通常押出成形により長尺成形品を成形して、その後所定寸法に切断して製造している。しかしながら、自動車用ウエザストリップは、基本的な断面形状は同じであるが、車種によって、あるいは同じ車種でも左右やフロント側、リヤ側により、長手方向の寸法、型成形の形状、シーラントの充填位置、上記トリム部から延出するカバーリップの切除部分等によりウエザストリップの仕様は多種類になる。
この多種類ウエザストリップの製造は、図7に示すように、まず連続した長尺の長尺成形品を押出成形により連続的に成形する。即ち、図示しないソールに巻かれた帯状の金属板を準備し、その金属板をインサート打抜き機101に供給して、連結部で連結した短冊状のインサート54を長い帯状の金属板から打ち抜き形成する。そして、このインサート54をプレフォーム機102に供給し、ここで次の工程である押出成形がおこなわれ易いように、若干折り曲げ加工を行い、さらに押出成形機103、104の押出ヘッド105に送り、各材料でインサート54を被覆してウエザストリップ100を成形する。ここで、第1押出成形機103は、ウエザストリップ100のトリム部を形成するためのソリッド材を押出し、第2押出成形機104は、ウエザストリップ100の中空シール部を形成するためのスポンジ材を押出している。その後、ウエザストリップ100は加硫槽108に移送され、熱風やUHFにより加熱、加硫される。
なお、インサート54はトリム部内に埋設され、ソリッド材によって被覆されている。
加硫された連続の長尺成形品(ウエザストリップ100)は、品番ごとに所定の寸法に切断される。所定の寸法に切断された長尺成形品は、それぞれ、製品の仕様に応じて、別工程(別の製造場所)でシーラントントのトリム部内への充填や、トリム部から延出するカバーリップの部分的な切断、端末部の型成形等の加工を個々に行っている。このとき、切断される製品寸法を正確にするためや、連続した長尺成形品の切断後の製品の先端を明確にして、切断前に行われる加工作業を容易にするために、長尺成形品に埋設されるインサートに切欠部を設けることも試みられている。
帯状の金属板を打抜いて、梯子状に形成されたインサート54に切欠部を設けるには、図6に示すように、インサート打抜き機110を用いて、打抜き部111で所定間隔に切欠部を設けていた。この所定間隔に切欠部を設けるために、まず長尺成形品の先端に埋設される部分のインサートに切欠部を設けて、インサート54を移動させ、先端の切欠部が所定距離到達した時点を検知する検知部116を設け、この検知部116で検知した信号に基づき後端の切欠部を打抜き部111で打抜いていた。
そして、長尺成形品の寸法が異なる製品、即ちインサート54の長さが異なる製品に変更するときは、この検知部116と打抜き部111の間のインサート54の寸法を調整するために移動調整ローラー114を上下に移動させている。
しかしながら、図7に示すように、製造工程の効率化のために、インサート54の形成から、押出成形、加硫まで一連の流れを有する1つの製造ラインの中で長手方向の寸法が異なる多種類のインサート54を連続的に形成することが行われている。
このため、検知部116と打抜き部111の間のインサート54の寸法を調整するためにインサート54の切欠部の形成中に移動調整ローラー114を移動させる必要がある。しかし、インサート54の確実な送りをするために、移動調整ローラー114の移動は早くすることができない。したがって、移動調整ローラー114の移動中に切欠部を形成する場合があり、そのインサート54は寸法が所定寸法とは異なり、製品として利用できない場合があった。
特開平6−106597号公報(第3−5頁、第4図)
そのため、仕様の異なる多数の長尺成形品を1つの製造ライン内で製造するために、移動調整ローラーの移動を少なくして、すばやくインサート寸法の変更を調整し、インサートの不良品の発生を防止して、長尺成形品の生産効率を向上させることが望まれていた。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、長尺成形品の内部に金属製のインサートを有し、インサートは幅方向の側端の一部にインサート打抜き機により切欠部が形成され、切欠部を有するインサートを押出成形機により、長尺成形品を構成する軟質材を被覆して、多数の仕様の異なる長尺成形品を同じ製造ライン内で成形する製造方法において、
インサート打抜き機は、長尺成形品の製造ライン工程を管理する工程管理装置から、製造するインサートの切欠部の間隔寸法に関する製品仕様データーを受領し、製品仕様データーに基づき、1本分の長尺成形品の先端に埋設されるインサートの部分に切欠部を設ける打抜き部と、打抜き部から切欠部が所定長さ移動した後に切欠部を検知する第1切欠検知部と、工程管理装置からの製品仕様データーに基づき打抜き部と第1切欠検知部との間のインサート長さを調整するインサート長さ調整部と、さらに第1切欠検知部から切欠部が所定長さ移動した場所に第2切欠検知部を有し、
インサートに、製造する1本分の長尺成形品の先端部分に該当する切欠部を設けた後に、インサートを移動させ、工程管理装置からの製品仕様データーの長尺成形品の1本分の長手方向寸法が異なる場合は、製品仕様データーに基づき切欠部の間隔が所定長さになるように移動調整ローラーを移動し、長尺成形品の1本分の長手方向寸法が短くなる場合は、第1切欠検知部で検知して、長尺成形品の後端部または次の1本分の長尺成形品の先端部の切欠部を形成し、長尺成形品の1本分の長手方向寸法が長くなる場合は、第2切欠検知部により検知して長尺成形品の後端部または次の長尺成形品の先端部の切欠部を形成することを特徴とする長尺成形品を同じ工程で成形する製造方法である。
請求項1の本発明では、多数の仕様の異なる長尺成形品を同じ製造ライン内で成形する製造方法において、インサート打抜き機は、長尺成形品の製造ライン工程を管理する工程管理装置から、製造するインサートの切欠部の間隔寸法に関する製品仕様データーを受領するため、多数の仕様の異なる長尺成形品を、仕様が異なるごとに自動的に、的確にインサートの切欠部の間隔寸法を変更して、インサートを製造することができる。また、仕様変更を頻繁に行っても、インサートの加工を誤りなく行うことができる。
インサート打抜き機は、製品仕様データーに基づき、1本分の長尺成形品の先端に埋設されるインサートの部分に切欠部を設ける打抜き部と、打抜き部から切欠部が所定長さ移動した後に切欠部を検知する第1切欠検知部と、工程管理装置からの製品仕様データーに基づき打抜き部と第1切欠検知部との間のインサート長さを調整するインサート長さ調整部と、さらに第1切欠検知部から切欠部が所定長さ移動した場所に第2切欠検知部を有しているため、このインサート打抜き機は、1本分の長尺成形品の先端に該当する部分に埋設されるインサートと、その先端から所定距離移動した部分のインサートに的確に切欠部を設けることができる。インサートの所定距離は、工程管理装置からの製品仕様データーに基づき、1本分の長尺成形品の寸法に応じてインサート長さ調整部により、自動的に調整することができる。
インサートに、製造する1本分の長尺成形品の先端部分に該当する切欠部を設ける。その後、インサートを移動させるため、まず切断した後に長尺成形品の先端となる部分に埋設されるインサートに切欠部を設けて、押出成形後に製品仕様データーに基づき、その切欠部を検知することにより、切断工程では、長尺成形品に埋設された金属インサートの切欠き部をセンサーで検知し、検知に基づく製品識別信号を工程管理装置に送り、工程管理装置は、製造する長尺成形品を識別し、製品仕様データーを選出し、製品仕様データーを切断工程に送付して切断するため、長尺成形品の製造ラインを止めることなくインサートの切欠部をセンサーが認識し、工程管理装置から伝達された製品寸法信号により、予め蓄積された製造する長尺成形品の寸法データーと照合して、該当の品番等の製品仕様データーを選出し、所定の条件で切断することができる。
工程管理装置からの製品仕様データーの1本分の長尺成形品の長手方向寸法が異なる場合は、製品仕様データーに基づき切欠部の間隔が所定長さになるように移動調整ローラーを移動するため、1本分の長尺成形品の長手方向の寸法が異なっても、インサートの加工を止めることなく連続的に行うことができ、加工条件の変更も工程管理装置からの製品仕様データーに基づき自動的に行うことができ、長尺成形品の寸法の変更を頻繁に行うことができ、多種類の長尺成形品を、的確に同一製造ライン内で製造することができる。
1本分の長尺成形品の長手方向寸法が短くなる場合は、上記第1切欠検知部で検知して、長尺成形品の後端部または次の長尺成形品の先端部の切欠部を形成するため、打抜き部と第1切欠検知部との間を短くすることができ、インサート長さ調整部の移動調整ローラー等の移動距離を短くすることができ、長尺成形品の寸法変化に素早く対応することができる。そのため、インサートを連続的に加工しても、長尺成形品の寸法を変更中のインサートも的確に切欠部を設けることができ、不良品を少なくすることができる。
1本分の長尺成形品の長手方向寸法が長くなる場合は、第2切欠検知部により検知して長尺成形品の後端部または次の長尺成形品の先端部の切欠部を形成するため、打抜き部と第2切欠検知部との間を長くすることができ、第1切欠検知部と第2切欠検知部との間の距離だけインサート長さ調整部の移動調整ローラー等の移動距離を短くすることができ、長尺成形品の寸法変化に素早く対応することができる。
このため、製造する多種類の長尺成形品の仕様に応じて自動的に変更して、加工することができ、多種類の製品を1つの製造ライン内で、素早く製造条件の切り替えをして製造することができる。
請求項2の本発明は、インサート打抜き機が打抜き部の衝撃を吸収する衝撃吸収ローラーを有する長尺成形品を成形する製造方法である。
請求項2の本発明では、インサート打抜き機が打抜き部の衝撃を吸収する衝撃吸収ローラーを有するため、インサートを打抜き部で打ち抜くときに、正確に打ち抜くためにインサートの送りを止めるかあるいはその速度を低下させているが、そのときの衝撃を衝撃吸収ローラーの移動と、その移動を支える衝撃吸収用のエアシリンダー等により吸収することができ、インサートをスムースに連続的に加工することができる。
請求項3の本発明は、インサート長さ調整部は、インサートの移動方向と同じ方向又は逆方向に移動可能な移動調整ローラーである長尺成形品を成形する製造方法である。
請求項3の本発明では、インサート長さ調整部は、インサートの移動方向と同じ方向又は逆方向に移動可能な移動調整ローラーであるため、打抜き部と第1切欠検知部との間に設けた、インサートを送る移動調整ローラーをインサートの移動方向と同じ方向、例えば上下方向に移動させることにより、打抜き部と第1切欠検知部との間のインサートの移動距離を容易に調整することができる。
請求項4の本発明は、移動調整ローラーの移動速度は、インサートの移動速度よりも小さい長尺成形品を成形する製造方法である。
請求項4の本発明では、移動調整ローラーの移動速度は、インサートの移動速度よりも小さいため、移動調整ローラーの移動中もインサートが弛むことがなく、移動調整ローラーや他のガイドローラーからインサートが外れることがないため、打抜き部と切欠部検知部との間にあるインサートを所定の長さにすることができる。従って、インサートの切欠部の間隔を所定の距離に正しく設けることができる。
請求項5の本発明は、第1切欠検知部の付近にインサートの移動速度の検知をする減速検知装置を有する長尺成形品を成形する製造方法である。
請求項5の本発明では、第1切欠検知部の付近にインサートの移動速度の検知をする減速検知装置を有するため、インサートの切欠部の位置を正確に検知できるように、第1切欠検知部の付近のインサートの移動速度を制御することができる。また、インサートに切欠部を設けるときに、インサートの移動速度を減少させるか、又は止めることができるため、切欠部の間隔を正確に設けることができる。
請求項6の本発明は、長尺成形品は、自動車の開口部周縁をシールするウエザストリップである長尺成形品の製造方法である。
請求項6の本発明では、長尺成形品は、自動車の開口部周縁をシールするウエザストリップであるため、ウエザストリップのトリム部に埋設される金属インサートとトリム部の表面に付される記号により、ウエザストリップの的確な裁断と、カバーリップの切除、シーラントの充填等の加工ができる。また、断面形状が同じで、長手方向の寸法が異なる製品や、寸法が同じで車両の右側と左側に使用される左右対象形の製品等を的確に製造することができる。
本発明は、長尺成形品の1本分の長手方向の寸法が異なっても、インサートの加工を止めることなく連続的に行うことができ、加工条件の変更も工程管理装置からの製品仕様データーに基づき自動的に行うことができ、長尺成形品の寸法の変更を頻繁に行うことができ、多種類の製品を、的確に同一製造ライン内で製造することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。本発明について自動車用ウエザストリップを例にとり説明するが、他の押出成形により成形される長尺成形品にも使用することができる。
図1は、本発明の製造方法で製造される自動車用ウエザストリップ50の断面図である。ウエザストリップ50は、断面略U字形のトリム部52とトリム部52から車外方向に突出する中空シール部58からなるウエザストリップ本体51とトリム部52及び後述するカバーリップ53の上面に設けられた装飾層57から構成される。
トリム部52は、断面略U字形をなし、内部にインサート54が埋設され、上部に車室内側に延びるカバーリップ53が設けられている。このカバーリップ53は、後述するように、所定箇所で部分的に切り取られる。また、インサート54には、後述するように、1本分の長尺成形品の先端と後端の位置に切欠部54bが設けられている。トリム部52の断面略U字形の内面には複数の車外側保持リップ55と1つの車内側保持リップ56が設けられている。トリム部52の内部にドアや車体開口縁のフランジが挿入され、車外側保持リップ55と車内側保持リップ56により保持されて、ウエザストリップ50が装着される。
トリム部52は、ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂等のソリッド材又は微発泡材で形成され、中空シール部58は、ゴムや熱可塑性エラストマー等のスポンジ材で構成されている。
トリム部52の上面とカバーリップ53の上面には、被覆層として装飾層57が固着されている。トリム部52の上面とカバーリップ53の上面は車内側から見えるため、この装飾層57は、デザイン的に自動車の内装の色彩に対応してその色彩を変化させることが必要であり、そのため、多種の色彩をした装飾層57が使用される。
なお、装飾層57は、エラストマーや軟質合成樹脂等のソリッド材又は微発泡材で構成されあるいはファブリックを貼着するようにして構成させてもよい。
次に、このウエザストリップ50の製造方法を説明する。
図2は、ウエザストリップ50の製造工程の模式図である。ウエザストリップ50の製造は、まず、所定寸法に切断される前の連続した長尺成形品を押出成形により連続的に成形する。この押出成形においては、まず、インサート54が製造される。
インサート54の製造は、インサート成形機(図示せず)に長い帯状の金属板を挿入し、この帯状の金属板をインサート54として必要な形状に打ち抜き、例えば、短冊状の金属板が幅方向に多数並びその短冊状の金属板を連結部で連結した梯子状又は魚の骨状のインサート54を形成する。
このインサート54に、図3と図4に示すように、インサート54の短冊状の幅方向の端部に、製造するウエザストリップ50の長さに適合した所定間隔で切欠部54bをインサート打抜き機10により設ける。この切欠部54bにより、押出成形後の加工を的確にすることができる。例えば、この切欠部54bの間隔は、製造するウエザストリップ50の1本分の長さと同じ、即ち、1本分のウエザストリップ50の先端部分と後端部分の両方に切欠部54bを設けると、押出成形後の加工において、長尺成形品であるウエザストリップ50の所定寸法での裁断に利用することができる。あるいは、裁断端末において裁断くずが出ない場合には、先端部分のみに設けることができる。
このインサート54は、プレフォーム機2でその後の押出工程でゴム等の被覆材を押出成形しやすいように、図3に示すような略へ字状に若干曲がったように折り曲げられ、押出成形機3、4の押出ヘッド5に送られる。
この押出ヘッド5では、第1押出成形機3は、ソリッド材を押出して、インサート54を被覆して、トリム部52を形成し、第2押出成形機4は、スポンジ材を押出して、中空シール部58を形成する。このとき、トリム部52には図1に示すように、カバーリップ53が同時に形成される。なお、図3と図4においては、切欠き部54bを見易くするために、カバーリップ53は省略している。
その後、連続したウエザストリップ50は、寸法計測器6に送られ、トリム部52、カバーリップ53、中空シール部58の寸法を計測し、寸法が所定範囲内の場合に合格の信号を、所定範囲外の場合には不合格の信号を、工程管理装置9に送る。
次に、連続したウエザストリップ50は、レーザーマーカー装置7に送られ、インサート54の切欠き部54bをセンサーで検知して、ウエザストリップ50の先端部分に該当するトリム部52の被覆材の表面に、図3に示すように、該当製品を後述する画像認識装置が認識できるように製品マーク59cを付する。図3では、製品マーク59cはアルファベットのAが付されている。このAは工程管理装置9において、予め記憶されている該当品番と照合されて、その後の加工工程で加工される対象品番とその仕様が後述するように、加工装置に伝達される。
さらに、連続したウエザストリップ50は、寸法計測器6内を移動して、ウエザストリップ50の後端部分に該当する切欠き部54bをセンサーが検知するとその部分にレーザーマーカー装置7により、合否マーク59bを付する。図3では、合否マーク59bは、合格の場合は丸印が付されている。
この、合否マーク59bと製品マーク59cは、トリム部52が後述するように断面U字形に曲げられた時に、画像認識装置40で認識しやすいように、トリム部52の上面に設けられている。
次に連続したウエザストリップ50は、加硫槽8に移送され、熱風やUHFにより加熱、加硫される。
加硫された連続した長尺成形品は、折り曲げ機(図示せず)に連続的に移送され、折り曲げ機の曲げローラーにより断面略U字形に折り曲げられる。その後、さらに連続的に移送され、それぞれ、後述するように、カバーリップ切断や、シーラント充填等を行い、そして製品の種類ごとに、所定寸法に切断される。この所定寸法に切断されるまでは、ウエザストリップ50は連続した1本の長尺成形品である。
切断されたウエザストリップ50は、その端末部が型成形等により形成される。
次に、インサートの製造について説明する。インサート54の製造は、まず上述のように、インサート成形機(図示せず)を使用して行う。
インサート成形機(図示せず)に長い帯状の金属板を挿入し、この帯状の金属板をインサートとして必要な形状に打ち抜き、例えば、短冊状の金属板が幅方向に多数並びその短冊状の金属板を連結部で連結した梯子状、あるいは魚の骨状のインサート54を形成する。
その後、インサート打抜き機10により、インサート54の側端の所定箇所に図3と図4に一部示すように、切欠部54bを設ける。図5は、インサート打抜き機10の正面図である。
即ち、まず帯状の金属板を打ち抜いて、短冊状の金属板が幅方向に多数並びその短冊状の金属板を連結部で連結した梯子状、あるいは魚の骨状に形成したインサート54を、図5においては右側から、インサート打抜き機10のブレーキシリンダー12に挿入する。
ブレーキシリンダー12を通ったインサート54は、打抜き部11に至り、工程管理装置9から受領した製品仕様データーに基づき、切断したときにウエザストリップ50の先端に埋設される部分に切欠部54bを設ける。その切欠部54bは、その後ガイドローラー13を経由して移動調整ローラー14に達する。
移動調整ローラー14は、工程管理装置9から受領した製品仕様データーに基づき、適切な間隔に切欠部54bを設けるために上下に移動する。図5に示すように、ウエザストリップ50の場合はフロントドア(Fr)用の方がリヤドア(Rr)用よりも長いため、フロントドア(Fr)用の場合は、移動調整ローラー14が上昇し、リヤドア(Rr)用の場合は、移動調整ローラー14が下降する。
その後、切欠部54bは、移動調整ローラー14を経由して減速検知装置15に至る。減速検知装置15が切欠部54bを検知すると、ブレーキシリンダー12が働き、インサート54の移動速度が減少する。そして、第1切欠検知部16または第2切欠検知部17に切欠部54bが至ったときに、第1切欠検知部16または第2切欠検知部17が切欠部54bを検知して、インサート54の移動が停止して、打抜き部11により切欠部54bが設けられる。この切欠部54bは、ウエザストリップ50の後端の部分に埋設される位置に設けられるため、先端と後端の切欠部54bにより長尺で形成されたウエザストリップ50の切断位置が明確になり、寸法精度の高いウエザストリップ50を得ることができる。裁断部分が裁断くずとならずにそのまま次の製品として利用できる場合には、切欠部54bをウエザストリップ50の後端に設けなくてもよく、次に製造するウエザストリップ50の先端のみに設けてもよい。
フロントドア(Fr)用のインサート54からリヤドア(Rr)用のインサート54の切欠部54bに変更する場合は、インサート54の切欠部54bの距離を短くする必要がある。リヤドア(Rr)用のインサート54を成形するときは、工程管理装置9からその製品仕様データーの寸法に基づき移動調整ローラー14が下降するとともに、工程管理装置9から第1切欠検知部16で切欠部54bを検知するように信号が伝達される。そうすると、フロントドア(Fr)用のインサート54を成形していたときは、第2切欠検知部17でインサート54の切欠部54bを検知していたため、第1切欠検知部16と第2切欠検知部17との間のインサート54の分だけ、図6の従来の移動調整ローラー114よりも移動調整ローラー14の移動距離を少なくすることができる。
そのため、移動調整ローラー14の移動時間が少なく、ウエザストリップ50の先端の切欠部54bが第1切欠検知部16に至る前に移動が完了するため、移動調整ローラー14の設定を変更中のインサート54も不良品とならずに、製品として使用することができる。
逆に、リヤドア(Rr)用のインサート54からフロントドア(Fr)用のインサート54の切欠部54bに変更する場合は、インサート54の切欠部54bの距離を長くする必要がある。フロントドア(Fr)用のインサート54を成形するときは、工程管理装置9からその製品仕様データーの寸法に基づき移動調整ローラー14が上昇するとともに、工程管理装置9から第2切欠検知部17で切欠部54bを検知するように信号が伝達される。そうすると、リヤドア(Rr)用のインサート54を成形していたときは、第1切欠検知部16でインサート54の切欠部54bを検知していたため、上記と同様に、第1切欠検知部16と第2切欠検知部17との間に存在するインサート54に該当する距離だけ、図6の従来の移動調整ローラー114よりも移動調整ローラー14の移動距離を少なくすることができる。
第1切欠検知部16または第2切欠検知部17で検知された切欠部54bは、ガイドローラー18を経由して衝撃吸収ローラー19に至る。衝撃吸収ローラー19は、エアシリンダー20により保持されており、インサート54に切欠部54bを設けるときにインサート54の移動が停止する衝撃を衝撃吸収ローラー19の下降とエアシリンダー20により吸収することができる。このため、インサート54を連続的にスムースに製造することができ、その後の工程である押出成形等を一定の流れで行うことができる。
さらに、インサート54(切欠部54b)はその後引取機21に引き取られて、移動ローラー22とガイドローラー23を経由して、押出成形機あるいは、プレフォーム機2に送られる。移動ローラー22は、インサート54を押出成形機へ送るアキュムレーターの機能を果たす。
次に、次にウエザストリップ50を所定寸法に裁断することについて説明する。
加硫槽8で加硫され、断面略U字形に折り曲げられ、移送された切断前の連続したウエザストリップ50は、必要な場合は、カバーリップ53が切断され、シーラントが充填され、ウエザストリップ裁断機(図示せず)に移送される。
1本分のウエザストリップ50の先端部分に設けられたインサート54の切欠部54bが、ウエザストリップ裁断機に設けられたセンサーの磁気近接センサーの部分を通過すると、センサーがその切欠部54bを検知して、信号を工程管理装置9とウエザストリップ裁断機に伝達する。さらに、ウエザストリップ裁断機の載置台の上をウエザストリップ50が移動して、1本分のウエザストリップ50の後端部分がセンサーの磁気近接センサーの部分を通過すると、センサーが後端部分の切欠部54bを検知して、信号をウエザストリップ裁断機に伝達する。
そして、工程管理装置9から伝達された裁断寸法と、ウエザストリップ50の先端部分と後端部分に設けられたインサート54の切欠部54bの検知データーとを照合して、連続したウエザストリップ50を所定寸法に裁断する。
本発明の実施の形態の製造方法により製造される自動車用ウエザストリップの断面形状である。 本発明の実施の形態の製造方法における、ウエザストリップを押出成形する工程の模式図である。 本発明の実施の形態の製造方法における、U字形に折り曲げ前のウエザストリップに識別記号を付した部分とインサートの切欠部を示す一部斜視図である。 本発明の実施の形態の製造方法における、U字形に折り曲げ後のウエザストリップに識別記号を付した部分とインサートの切欠部を示す一部斜視図である。 本発明の実施の形態の製造方法における、ウエザストリップのインサート打抜き機の正面図である。 従来のウエザストリップのインサート打抜き機の正面図である。 従来の製造方法における、ウエザストリップを押出成形する工程の模式図である。
符号の説明
9 工程管理装置
10 インサート打ち抜き機
11 打抜き部
14 移動調整ローラー
16 第1切欠検知部
17 第2切欠検知部
50 ウエザストリップ
54 インサート
54b 切欠部

Claims (6)

  1. 長尺成形品の内部に金属製のインサートを有し、該インサートは幅方向の側端の一部にインサート打抜き機により切欠部が形成され、該切欠部を有する上記インサートを押出成形機により、上記長尺成形品を構成する軟質材を被覆して、多数の仕様の異なる長尺成形品を同じ製造ライン内で成形する製造方法において、
    上記インサート打抜き機は、長尺成形品の製造ライン工程を管理する工程管理装置から、製造する上記インサートの切欠部の間隔寸法に関する製品仕様データーを受領し、該製品仕様データーに基づき、1本分の長尺成形品の先端に埋設されるインサートの部分に切欠部を設ける打抜き部と、上記打抜き部から切欠部が所定長さ移動した後に上記切欠部を検知する第1切欠検知部と、上記工程管理装置からの製品仕様データーに基づき上記打抜き部と第1切欠検知部との間のインサート長さを調整するインサート長さ調整部と、さらに該第1切欠検知部から切欠部が所定長さ移動した場所に第2切欠検知部を有し、
    上記インサートに、製造する1本分の長尺成形品の先端部分に該当する切欠部を設けた後に、上記インサートを移動させ、上記工程管理装置から伝達される製品仕様データーの長尺成形品の1本分の長手方向寸法が異なる場合は、上記製品仕様データーに基づき切欠部の間隔が所定長さになるように移動調整ローラーを移動し、長尺成形品の1本分の長手方向寸法が短くなる場合は、上記第1切欠検知部で検知して、長尺成形品の後端部または次の1本分の長尺成形品の先端部の切欠部を形成し、長尺成形品の1本分の長手方向寸法が長くなる場合は、第2切欠検知部により検知して長尺成形品の後端部または次の長尺成形品の先端部の切欠部を形成することを特徴とする長尺成形品を成形する製造方法。
  2. 上記インサート打抜き機は、打抜き部の衝撃を吸収する衝撃吸収ローラーを有する請求項1に記載の長尺成形品を成形する製造方法。
  3. 上記インサート長さ調整部は、インサートの移動方向と同じ方向又は逆方向に移動可能な移動調整ローラーである請求項1または請求項2のいずれかに記載の長尺成形品を成形する製造方法。
  4. 上記移動調整ローラーの移動速度は、上記インサートの移動速度よりも小さい請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の長尺成形品を成形する製造方法。
  5. 上記第1切欠検知部の付近に上記インサートの移動速度の検知をする減速検知装置を有する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の長尺成形品を成形する製造方法。
  6. 上記長尺成形品は、自動車の開口部周縁をシールするウエザストリップである請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の長尺成形品を成形する製造方法である。
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