JP4161913B2 - 正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法 - Google Patents

正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4161913B2
JP4161913B2 JP2004038066A JP2004038066A JP4161913B2 JP 4161913 B2 JP4161913 B2 JP 4161913B2 JP 2004038066 A JP2004038066 A JP 2004038066A JP 2004038066 A JP2004038066 A JP 2004038066A JP 4161913 B2 JP4161913 B2 JP 4161913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weighting
circuit
sine wave
output
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004038066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005228207A (ja
Inventor
雅幸 片倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004038066A priority Critical patent/JP4161913B2/ja
Priority to US11/049,784 priority patent/US7631030B2/en
Publication of JP2005228207A publication Critical patent/JP2005228207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4161913B2 publication Critical patent/JP4161913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06GANALOGUE COMPUTERS
    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
    • G06G7/16Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for multiplication or division
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B19/00Generation of oscillations by non-regenerative frequency multiplication or division of a signal from a separate source
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1425Balanced arrangements with transistors
    • H03D7/1458Double balanced arrangements, i.e. where both input signals are differential
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1425Balanced arrangements with transistors
    • H03D7/1466Passive mixer arrangements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1425Balanced arrangements with transistors
    • H03D7/1483Balanced arrangements with transistors comprising components for selecting a particular frequency component of the output
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D2200/00Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
    • H03D2200/0041Functional aspects of demodulators
    • H03D2200/0086Reduction or prevention of harmonic frequencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

本発明は、あるアナログ信号に正弦波信号を乗算する正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法に関し、特に正弦波信号のアナログ乗算回路及び正弦波乗算方法に関する。
ある信号に正弦波を乗算することは種々の信号処理において最も基本的な機能である。例えば、ある信号を所望の周波数だけ推移させる周波数変換では正弦波の乗算回路が必要である。また、信号の任意の周波数成分を検出するために、その周波数帯域を周波数がゼロ(直流)近傍に変換するような場合にも正弦波の乗算回路は必須の回路である。
ここで、例えば、2つの正弦波の正確な和を求める演算を例にとり、
Figure 0004161913
という演算を考えるものとする。
実際には、上式(1)の実部を求めるためには、次のような演算をすれば良い。
Figure 0004161913
上式(2)の演算を具現化するには、例えば2つのアナログ乗算回路により実現することが出来る。この乗算回路は、ギルバート乗算回路と呼ばれるものである(例えば、非特許文献1参照)。このギルバート乗算回路の回路構成を図23に示す。
A Precise Four-Quadrant Multiplier with Subnanosecond Response BARRIE GILBERT,IEEE JOURNALOFSOLID-STATECIRCUITS,VOL.SC-3,NO.4,DECEMBER1968,p365-373
ところが、このようなアナログ乗算回路では高い演算精度が期待できない。最も大きな問題はオフセットである。図23のギルバート乗算回路における各トランジスタには特性の不整合がある。その結果、図23の4つの入力信号には等価的にオフセット電圧が重畳する。その結果、各成分がそのまま出力に現れるフィードスルーという現象が起こる。また、2つの乗算回路101,102の利得に不整合があると、ω1とω2の和の成分だけではなく、ω1とω2の差の成分、即ちイメージ成分が出力に現れる。
これらは信号スペクトラムで考えると図24のように説明される。入力(a)におけるω1とω2に対する出力(b)は、ω1+ω2の希望信号以外にω1とω2の入力そのものであるフィードスルーと、ω1−ω2のイメージ成分がでる。その原因となるのはアナログ乗算回路のオフセット電圧及び2つの乗算回路101,102の利得誤差である。
特にフィードスルーが問題である。図23に示したギルバート乗算回路は、入力のダイナミックレンジが狭く、線形領域で使うには10〜20mVp-p 程度の振幅の信号しか入力できない。それに対して、トランジスタのオフセット電圧は通常1mV程度ある。従って、フィードスルーは希望信号の−20dB程度しか抑圧できない。これ以上フィードスルーを小さくするには、レイアウトや回路設計の特別な工夫(例えば、トリミング)が必要とされ、それでも−40dBを保証することはかなり難しい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、フィードスルーやイメージ成分が少ない高精度な正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、固有値を持つn個(nは2以上の整数)の加重係数をアナログ差動入力信号に乗じ、かつその出力信号の極性を切り換えることにより同相出力と逆相出力を得るとともに、前記n個の加重係数及び前記極性を1周期の1/2k(kは整数で、2kが8以上、4n以下)のサンプリング周期毎に切り換えるようにする。ここで、加重係数を抵抗網によって決めるとともに、当該抵抗網の入出力間における伝達利得をスイッチ回路により切り替えることによって加重係数とする。そして、前記n個の加重係数の内、少なくとも1個の加重係数を半周期の前半に2回、後半に2回の計4回使用し、残りの加重係数を半周期の前半に1回、後半に1回の計2回使用するとともに、半周期の前半に同相出力を出力し、後半に反転出力を出力する。
上記の構成において、アナログ入力信号に乗じる加重係数をn個とし、当該加重係数及び極性を上記サンプリング周期ごとに切り換えることで、正負合わせて2n個の階段の波形が生成される。すなわち、アナログ入力信号に乗算する正弦波信号が階段波と等価となる。これにより、乗算する正弦波信号近傍の不要な高調波が非常に小さくなる。また、正弦波信号を生成する回路を、n個の加重係数を設定するとともに、当該加重係数及び極性を切り換える構成とすることで、加重係数を決める抵抗網とスイッチ素子で当該回路を構成できるため、トランジスタを用いて構成する場合に比べて、オフセットや係数の誤差が非常に小さい。
本発明によれば、アナログ入力信号に乗算する正弦波信号が階段波と等価であることにより、乗算する正弦波信号近傍の不要な高調波を非常に小さくすることができるため、フィードスルーやイメージ成分が少ない非常に高精度なアナログ乗算を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る正弦波乗算回路の基本構成を示すブロック図である。
図1から明らかなように、本実施形態に係る正弦波乗算回路は、固有値を持つn個の係数m1〜mnをアナログ入力信号vin(t)に乗ずるn個の係数回路11−1〜11−nと、これら係数回路11−1〜11−nを選択するn個の係数選択スイッチ12−1〜12−nと、これら係数選択スイッチ12−1〜12−nのいずれか一つから出力されるアナログ信号の極性を切り換える極性切換回路13と、係数回路11−1〜11−nの選択(n個の係数m1〜mnのいずれか一つが乗ぜられたアナログ入力信号の選択)及び極性切換回路13の極性を、アナログ入力信号vin(t)に乗ずる正弦波信号の周期の1/2k(kは整数で、2kが6以上、4n以下)のサンプリング周期毎に切り換える制御手段としてのパルス発生回路14とを有する構成となっている。
この正弦波乗算回路において、n個の係数回路11−1〜11−nおよび係数選択スイッチ12−1〜12−nは加重回路10を構成している。これら係数回路11−1〜11−nの数nは少なくとも2である。極性切換回路13は、利得が−1の反転増幅器131と、当該反転増幅器131を含む経路と含まない経路とを切り換える経路切換スイッチ132によって構成されている。パルス発生回路14は、所定のクロックに基づいて係数選択スイッチ12−1〜12−n及び経路切換スイッチ132を切り換え制御するパルス信号S1〜Sn,Spを発生する。ここで、係数回路11−1〜11−nの加重係数(固有値)及び極性切換回路13の極性は、上記サンプリング周期毎の切り換え後における加重係数と極性との積が、サンプリング周期毎の瞬間時間における正弦波信号の瞬時値に比例するように設定される。
次に、上記構成の本実施形態に係る正弦波乗算回路の回路動作について、図2のタイミングチャートを用いて説明する。ここでは、最も簡単な例として、2つの係数回路11−1,11−2を備えた場合を考える。
極性切換回路13は、時刻t0〜t4まで正極性(係数1)を取り、時刻t4〜t8まで負極性(係数−1)を取る。係数選択スイッチ12−1は、時刻t1〜t3と時刻t5〜t7間オン(閉)し、係数選択スイッチ12−2は時刻t3〜t5と時刻t7〜t9間オンする。あとはこの繰り返しである。その結果、入力vin(t)に対する加重係数mo(t)の時間変化は図2に示すようになる。加重係数mo(t)としては、係数m1,m2,−m1,−m2の4つがある。
係数m1とm2及び−m1と−m2はある条件を満たさなければならない。図3は、それを説明するための図である。係数m1とm2及び−m1と−m2は、正弦波信号の1サイクルに対して等間隔に4n個のサンプリング点を、正弦波信号のピーク値の時間tyに対して当該時間tyを含まずに線対称に取ったときの正弦波信号の瞬時値に比例しなければならない。ゼロクロス点txに対して点対称と言うこともできる。
時間刻みtiにおける加重係数mo(t)は、図4に示すように、正弦波信号をサンプリングしたものとなる。係数回路11がn個の場合、加重係数mo(t)は正負合わせて2nとなる。また、各加重係数は1周期に2回使われるので、正弦波信号を4n回サンプリングしたことになる。本例の場合は、n=2であるから8回サンプリングしたことになる。図4の加重係数mo(t)のスペクトラムを考えると、そのスペクトラムは図5のようなものになる。正弦波信号の周波数をfとすると、この場合8fでサンプリングされたことになるため、fに希望信号が存在し、7fと9fにスペクトラムが存在する。fと7fの間には何も存在しない。
実際の加重係数mo(t)は、δ関数(インパルス列)で表されたサンプリング波形ではなく、それを一次ホールドした階段波である。そのときの高調波成分は、良く知られているアパーチャ効果による減衰(Sinx/x)が加わり、図6に示すようなスペクトラムとなる。7次は約17dB減衰し、9次は約19dB減衰する。7次や9次は基本波からかなり離れているので、簡単なローパスフィルタを通すことでかなり減衰させることができる。乗算する正弦波信号の振幅を1とし、加重係数m1とm2を求める。
図3において、時刻t0はπ/8であるため、m2=Sin(π/8)=0.383となる。また、時刻t1は3π/8であるため、m1=Sin(3π/8)=0.924となる。係数回路数nを増やすことにより、乗算する正弦波信号の不要な高調波をより高域に押しやり、小さなものとすることが出来る。
図7は、n=4としたときの構成例を示すブロック図である。図8は、n=4としたときの出力波形及び各時間における加重係数mo(t)を示す波形図である。
図8に示すように、出力は8つの値(m1〜m4,−m1〜−m4)を持つ階段波となり、正弦波信号を16倍サンプリングしたものとなる。乗算する正弦波信号の振幅を1とした場合に、各加重係数m1〜m4は次のようになる。m4=Sin(π/16)=0.195,m3=Sin(3π/16)=0.556,m2=Sin(5π/16)=0.831,m1=Sin(7π/16)=0.981となる。図9に、n=4としたときの出力スペクトラムを示す。高調波の減衰は6dB程度であるが、周波数がほぼ2倍の15次と17次となるので、非常に簡単なフィルタで減衰させることが出来る。
次に、本発明に係る正弦波乗算回路における正弦波信号のサンプリングの必要要件について述べる。
本発明に係る正弦波乗算回路において、1つの加重係数は基本的に1サイクル中に2回使われる。また、サンプリング点は、正負の正弦波信号が対称にサンプリングされるために偶数でなければならない。以降、半サイクルのサンプリング数をkとする。k=2、即ち4倍サンプリングは基本的に意味がない。4倍サンプリングでは3倍のところに折り返しのスペクトルが立ち3次高調波が発生するために、矩形波と本質的に差がない。本発明が意味をなす最少のサンプリング数kはk=3、即ち6倍からである。
kが奇数(サンプリング数2k=6,10,14,……)の場合、サンプリング点は最大値かゼロクロスのどちらかを含む。2k=4は、6に満たないので除外される。図10は、最大値を含むサンプリング点と出力波形を示している。この場合、n=k/2+0.5となる。ピークの加重係数は1周期の間に2回、他の加重係数は4回使われる。図11は、最大値を含まず、ゼロクロスを含んだサンプリング点を選んだときのサンプリング点と出力波形を示している。この場合、n=k/2+0.5となる。ゼロの加重係数は1周期の間に2回、他の加重係数は4回使われる。これは単にサンプリング点が異なっているだけで両者に本質的差はない。あえて言えば、図11のサンプリング点はゼロクロスを取っているので加重係数の一つがゼロとなり、実質加重係数回路が減るというメリットが認められる。
次に、kが偶数(サンプリング数2k=8,12,16,……)の場合を考える。2k=4は、6に満たないので除外される。この場合にも2種類のサンプリング点の配置が考えられる。図12は、最大値もゼロクロスも含まないサンプリング点を選んだときのサンプリング点と出力波形を示している。この場合、n=k/2となる。一つの加重係数は1周期の間に4回使われる。図13は、最大値及びゼロクロスの双方を含むサンプリング点を選んだときのサンプリング点と出力波形を示している。この場合、n=k/2+1となる。ピークとゼロの加重係数は1周期の間に2回しか使われない。他の加重係数は4回使われる。両者を比較すると、図12のサンプリングが2つの加重係数を必要とするのに対して、図13のサンプリングはゼロを含めると3つの加重係数を必要とする。また、加重回路10の係数を切り換えるパルス信号も図12のサンプリングの方が発生しやすい。従って、最大値及びゼロクロスを含まずサンプリング点を配置する方が合理的である。
k=3とk=4、即ち6倍サンプリングと8倍サンプリングの優劣を考えると、k=4の8倍サンプリングの方が合理的である。なぜなら、同じ2つの加重回路10を使ってよりサンプリング周波数が高い、即ちより正確な正弦波信号を生成出来るからである。
kが更に増えても基本的ルールは同じである。kが奇数の場合、最大値かゼロクロスのどちらかを含むサンプリング点が選ばれる。どちらかといえばゼロクロスを含んだサンプリング点の配置の方が合理的である。必要な加重係数/回路の数nはk/2を切り上げた数である。kが偶数の場合、最大値かゼロクロスのどちらも含まれないサンプリング点を選ぶか、どちらも含まれるサンプリング点を選ぶかになる。必要な加重係数/回路の数nはk/2である。奇数/偶数にかかわらず、ゼロクロス点を選べば加重係数の一つはゼロである。
特別な理由が無い限りにおいて、半サイクルのサンプリング数kは偶数で、最大値もゼロクロス点も含まれず、最大値に対して線対称、ゼロクロスに対して点対称なサンプリング点を選ぶことが最も合理的である。また、k=2i(iは整数)がパルス生成の容易さも含めて有用である。すなわち、k=4の8倍サンプリング、k=8の16倍サンプリング、k=16の32倍サンプリングが実用上有用であると言える。
なお、加重係数回路10では、1個以上かつ(n−2)個以上の個数の加重係数を正弦波信号の半周期において少なくとも2回使用することになる。すなわち、nが2以上であることから、n=2、n=3の場合には1個以上の個数の加重係数を、n=4以上の場合には2(=4−2)以上の個数の加重係数を、正弦波信号の半周期において少なくとも2回使用する。
(回路例1)
次に、加重回路10及び極性切換回路13の具体的な回路例について説明する。図14は、2つの加算係数を有し、k=4、即ち8倍のサンプリングで動作する回路例(回路例1)を示す回路図である。
加重回路10及び極性切換回路13を実現する方法については種々考えられる。ここでは、差動入出力のオペアンプOPを用いた回路例を示している。このように、差動入出力で実現すると、加重回路10及び極性切換回路13の実現が非常にシンプルになる。具体的には、抵抗R1,R2からなる抵抗網21と、スイッチSWm,SWp,SWpxからなるスイッチ回路22とから構成できる。ここで、スイッチSWmは加重係数を切り換えるスイッチで、スイッチSWpとスイッチSWpxは極性を切り換えるスイッチであり、スイッチSWpxはスイッチSWpと逆極性で動作する。
図15は、スイッチSWp,SWmの制御と加重係数m1,m2,−m2,−m1を示す図である。スイッチSWmがオンの時、加重係数は抵抗R1の逆数で決まり、加重係数m1又は−m1を与える。スイッチSWmがオフの時、加重係数はR1+R2の逆数で決まり、加重係数m2又は−m2を与える。スイッチSWm,SWp,SWpxは代表的にはCMOSスイッチにより実現される。
このように、加重回路10及び極性切換回路13を、抵抗網21及びスイッチ回路22によって構成し、伝達利得をスイッチSWm,SWp,SWpxにより切り換えることによって加重係数とする回路構成を採ることにより、従来例に係るギルバート型乗算回路のように、トランジスタを用いて構成する場合に比べて、オフセットや係数の誤差を非常に小さくできるという利点がある。
(回路例2)
図16に、k=8、即ち16倍サンプリングの加重回路10及び極性切換回路13の具体的な回路例(回路例2)を示す。図17は、回路例2の場合におけるスイッチの制御及び加重係数を示す図である。極性を切り換えるスイッチSWpとSWpxは回路例1と同じである。本回路例では、加重係数を4種類切り換えるために、3種類のスイッチSWma,SWmb,SWmcxを使っている。
最大の加重係数m1を与えるとき、スイッチSWma,SWmbはオンし、スイッチSWmcxはオフしている。その状態からスイッチSWmaがオフすると加重係数m2を与え、更にスイッチSWmbがオフすると加重係数m3を与える。更に、スイッチSWmcxがオンすると、最も小さい加重係数m4を与える。図17のスイッチSWma,SWmb,SWmcはオンのときに加重係数が増えるように表記しているので、図16では2つの抵抗R4,R4間を短絡し、加重係数を下げるスイッチはスイッチSWmcxとして、図17のスイッチSWmcがオンのときに当該スイッチSWmcxがオフするように表記している。
続いて、加重回路10及び極性切換回路13の別の実現手段について説明する。
MOSデバイスが使用可能な場合には、図14や図16に示した抵抗網21およびスイッチ回路22を用いる手段が最も実現が容易で良好な結果が得られる。一方、バイポーラデバイスしか使えない場合には、MOSスイッチのような双方向のスイッチが簡単には実現できない。そのような場合には、等価的に入力スイッチ機能を有するバッファ回路により実現することが出来る。
(回路例3)
図18に、等価的に入力スイッチ機能を有するバッファ回路により実現した回路例(回路例3)を示す。
図18に示すように、回路例3に係る正弦波乗算回路は、一方の入力in+とグランドとの間に抵抗が3個直列に接続されてなる抵抗網21AのノードN1,N2の各電位を2入力とするバッファアンプ23と、他方の入力in−とグランドとの間に抵抗が3個直列に接続されてなる抵抗網21BのノードN3,N4の各電位を2入力とするバッファアンプ24と、これらバッファアンプ23,24の各出力を2入力とするバッファアンプ25と、バッファアンプ23,24の各出力を2入力とするバッファアンプ26とを有する構成となっている。
ここで、バッファアンプ23〜26は、2つの入力段にスイッチを備えている。これら入力スイッチ機能付きバッファアンプ23〜26は、例えば図19に示すように、トランジスタQ5,Q6の電流を切り換えることにより、第1の差動対トランジスタQ1,Q2を活性化させるか、第2の差動対トランジスタQ3,Q4を活性化させるかを切り換え、入力信号IN1とIN2を選択して出力OUTに取り出すことが可能なバッファアンプによって実現することが出来る。
次に、本発明の応用例について説明する。
[応用例1]
図20は、加重回路10及び極性切換回路13として回路例2(図16)を用いて、非常に振幅精度の良い正弦波信号を発生する正弦波発生回路を実現した構成例を示す回路図である。本構成例に係る正弦波発生回路では、回路例2に係る正弦波乗算回路において、入力in+,in−として振幅制御電圧Vcを与えるようにし、当該振幅制御電圧Vcにより出力の振幅を制御することで、出力の振幅を高精度で設定することが出来る。パルス制御回路14には、乗算する正弦波信号の周波数fの8倍のクロックが入力される。パルス制御回路14は、周波数fの8倍のクロックに基づいて、図17に示すスイッチの制御パルスを生成する。振幅制御電圧Vcに任意の信号を加えると、極めて精度の良い振幅変調をすることも出来る。
[応用例2]
図21は、入力の複素信号に周波数fの複素信号を乗算する応用例2に係る正弦波乗算回路の構成例を示すブロック図である。
図21から明らかなように、本応用例2に係る正弦波乗算回路は、第1のアナログ信号VR(t)を入力とする乗算回路31と、第2のアナログ信号VI(t)を入力とする乗算回路32と、これら乗算回路31,32を制御する制御手段としてのCosパルス発生回路33及びSinパルス発生回路34と、乗算回路31の出力信号OUT+を加算入力とし、乗算回路32の出力信号OUT+を減算入力とする加算回路35と、乗算回路31の出力信号OUT−を加算入力とし、乗算回路32の出力信号OUT−を減算入力とする加算回路36とを有する構成となっている。
上記構成の応用例2に係る正弦波乗算回路において、乗算回路31及び乗算回路32としては、例えば図16の回路例2に係る正弦波発生回路そのものが用いられている。Cosパルス発生回路33及びSinパルス発生回路34は、8fのクロックclkに基づいて互いにπ/2ずれたCos信号及びSin信号をそれぞれ発生し、乗算回路31,32の各出力信号が直交するようにこれら乗算回路31,32の各加重係数を制御する。
ここで、入力信号をAsejωs tとし、クロックをejωc tとすると、応用例2に係る正弦波乗算回路では次のような演算を行ったことになる。
Figure 0004161913
これは2つの複素周波数における複素乗算の実部を求めたことになる。この応用例2に係る正弦波乗算回路をもう一組用意し、実部と虚部同士の乗算を行う回路を付加すると、完全な複素出力を得ることもできる。
このように、正弦波信号同士の複素乗算を行うことにより、正確に和や差の周波数を生成することが出来る。このような乗算は、従来のアナログ乗算回路、例えばギルバート型と呼ばれるようなアナログ乗算回路でも可能であるが、オフセット電圧、直線性、ダイナミックレンジ等の問題から、信号のフィードスルーやイメージ等が大きくあまり実用的でなかった。これに対して、本発明による乗算回路を用いることにより、非常に高精度の乗算を行うことが出来る。
それ以外にも、正弦波信号とアナログ信号との乗算は信号処理の基本機能であるが、従来はアナログ乗算回路の性能の制約から実用化が難しかった処理を実現することが出来るようになる。例えば図22に示すように、複素信号において、周波数foに希望信号があり、周波数−foに妨害信号があるとき、周波数foだけを取り出すようなことはアナログ回路による実現は性能的に非常に制約されたものであった。しかし、本発明によれば、非常に高精度で任意の周波数を複素乗算できるために、周波数foを直流にダウンコンバートしたり任意の周波数に変換したりということが容易に、かつイメージ成分である周波数−foの妨害波の影響を最少にして行うことが出来、アナログ回路による信号処理の可能性を大きく拡大することが可能となる。
本発明に係る正弦波乗算回路は、RD(Resolver-Digital)変換ICの信号処理部に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る正弦波乗算回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る正弦波乗算回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 係数がある条件を満たす必要性についての説明図である。 時間刻みtiにおける加重係数mo(t)示す図である。 加重係数mo(t)のスペクトラムを示す図である。 実際の加重係数mo(t)の高調波成分のスペクトラムを示す図である。 n=4としたときの構成例を示すブロック図である。 n=4としたときの出力波形及び各時間における加重係数mo(t)を示す波形図である。 n=4としたときの出力スペクトラムを示す図である。 最大値を含むサンプリング点と出力波形を示す波形図である。 最大値を含まず、ゼロクロスを含んだサンプリング点を選んだときのサンプリング点と出力波形を示す波形図である。 サンプリング点を最大値もゼロクロスも含まずに配置したときの出力波形を示す波形図である。 サンプリング点を最大値とゼロクロスを含めて配置したときの出力波形を示す波形図である。 加重回路及び極性切換回路の回路例1を示す回路図である。 回路例1の場合におけるスイッチの制御と加重係数を示す図である。 加重回路及び極性切換回路の回路例2を示す回路図である。 回路例2の場合におけるスイッチの制御と加重係数を示す図である。 等価的に入力スイッチ機能を有するバッファ回路により実現した回路例3を示す回路図である。 入力スイッチ機能付きバッファアンプの構成の一例を示す回路図である。 応用例1に係る正弦波発生回路を示す回路図である。 応用例2に係る乗算回路を示すブロック図である。 周波数foに希望信号があり、周波数−foに妨害信号がある複素信号を示す図である。 従来例に係る乗算回路(ギルバート乗算回路)による複素乗算回路を示す回路図である。 フィードスルーとイメージ成分の信号スペクトラムを示す図である。
符号の説明
10…加重回路、11−1〜11−n…係数回路、12−1〜12−n…係数選択スイッチ、13…極性切換スイッチ、14…パルス発生回路、21(21A,21B)…抵抗網、22…スイッチ回路、23〜26…入力スイッチ機能付きバッファアンプ、31,32…乗算回路、33…Cosパルス発生回路、34…Sinパルス発生回路、35,36…加算回路、131…反転増幅器、132…経路切換スイッチ

Claims (3)

  1. 印加される差動入力信号に対して、固有値を持つn個(nは2以上の整数)の加重係数を乗じて差動信号を出力する加重手段と、
    前記加重手段の差動出力端子に接続され、その2つの信号線を入れ替えることにより、差動の同相出力と差動の逆相出力を得る極性切換手段と、
    前記n個の加重係数及び前記極性を、1周期の1/2k(kは整数で、2kが8以上、4n以下)のサンプリング周期毎に切り換える制御手段とを備え、
    前記加重手段および前記極性切換手段は、前記加重係数を決める抵抗網と、前記抵抗網の入出力間における伝達利得を切り替えることによって前記加重係数とするスイッチ回路とを有し、
    前記加重手段は、前記n個の加重係数の内、少なくとも1個の加重係数を半周期の前半に2回、後半に2回の計4回使用し、残りの加重係数を半周期の前半に1回、後半に1回の計2回使用し、
    前記極性切換手段は、半周期の前半に同相出力を出力し、後半に反転出力を出力する
    ことを特徴とする正弦波乗算回路。
  2. 前記加重係数と前記極性の積は、正弦波のサンプリング周期の瞬時値に比例するように設定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の正弦波乗算回路。
  3. 印加される差動入力信号に対して、固有値を持つn個(nは2以上の整数)の加重係数を乗じて差動信号を出力する第1ステップと、
    前記第1ステップでの差動出力の2つの信号線を入れ替えることにより、差動の同相出力と差動の逆相出力を得る第2ステップと、
    前記n個の加重係数及び前記極性を、1周期の1/2k(kは整数で、2kが8以上、4n以下)のサンプリング周期毎に切り換える第3ステップとを有し、
    前記第1ステップ及び前記2ステップでは、前記加重係数を抵抗網によって決めるとともに、前記抵抗網の入出力間における伝達利得をスイッチ回路により切り替えることによって前記加重係数とし、
    前記第1ステップでは、前記n個の加重係数の内、少なくとも1個の加重係数を半周期の前半に2回、後半に2回の計4回使用し、残りの加重係数を半周期の前半に1回、後半に1回の計2回使用し、
    前記第2ステップでは、半周期の前半に同相出力を出力し、後半に反転出力を出力する
    ことを特徴とする正弦波乗算方法。
JP2004038066A 2004-02-16 2004-02-16 正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法 Expired - Fee Related JP4161913B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004038066A JP4161913B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法
US11/049,784 US7631030B2 (en) 2004-02-16 2005-02-03 Sine wave multiplication circuit and sine wave multiplication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004038066A JP4161913B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005228207A JP2005228207A (ja) 2005-08-25
JP4161913B2 true JP4161913B2 (ja) 2008-10-08

Family

ID=34908370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004038066A Expired - Fee Related JP4161913B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7631030B2 (ja)
JP (1) JP4161913B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004336152A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Sony Corp 正弦波発生回路
US8442470B1 (en) * 2009-05-14 2013-05-14 Marvell International Ltd. Harmonic-reject FTI filter

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3935439A (en) * 1974-07-12 1976-01-27 Texas Instruments Incorporated Variable tap weight convolution filter
US4084256A (en) * 1976-12-16 1978-04-11 General Electric Company Sampled data analog multiplier apparatus
US4156284A (en) * 1977-11-21 1979-05-22 General Electric Company Signal processing apparatus
IT1115581B (it) * 1978-08-25 1986-02-03 Cselt Centro Studi Lab Telecom Circuito di comando e di controllo dei coefficienti di un equalizzatore adattativo di tipo analogico
US4727333A (en) * 1986-06-30 1988-02-23 Rca Corporation Circuitry for multiplying a PCM signal by a sinusoid
JPH0814829B2 (ja) 1986-12-27 1996-02-14 ソニー株式会社 乗算回路
JPH01204510A (ja) 1988-02-10 1989-08-17 Fujitsu Ten Ltd 振幅変調回路

Also Published As

Publication number Publication date
US7631030B2 (en) 2009-12-08
US20050195014A1 (en) 2005-09-08
JP2005228207A (ja) 2005-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chen Linear Networks And Systems: Algorithms And Computer-Aided Implementations (In 2 Volumes)
EP1729420B1 (en) Analog-to-digital converter device of improved time interleaving type, and high-speed signal processing system using the device
KR20090117537A (ko) 전류 스티어링 기법을 적용한 고차 하모닉 제거 믹서
US20030227983A1 (en) Active polyphase inverter filter for quadrature signal generation
Chen et al. A new resistorless and electronic tunable third-order quadrature oscillator with current and voltage outputs
US7271647B2 (en) Active polyphase filter
EP0534638B1 (en) Low jitter clock phase adjust system
Lüleç et al. A third-order integrated passive switched-capacitor filter obtained with a continuous-time design approach
JP4161913B2 (ja) 正弦波乗算回路及び正弦波乗算方法
JP6438121B2 (ja) 正弦波乗算装置とこれを有する入力装置
JP5445591B2 (ja) ミキサ回路およびばらつき抑制方法
Chen Modeling RF systems
WO2006082648A1 (ja) クロックバッファ
JPH03235553A (ja) π/4シフトQPSK変調器及びそれを用いた通信装置
WO2017065221A1 (ja) 正弦波乗算装置とこれを有する入力装置
Sotner et al. Electronically linearly voltage controlled second-order harmonic oscillator with multiples of π/4 phase shifts
Baert Circuit for the generation of balanced output signals
Fortgens Approximation of an ideal bandpass filter using an N-path filter with overlapping clocks and harmonic rejection
Pawase et al. CMOS Gilbert mutiplier for analog signal processing and its FPAA based implementation
Tran et al. Study of Helix Functions and Multi-Source Rauch Filters
JP6273310B2 (ja) 電力測定装置
JPS58219408A (ja) 非直線演算回路
Cook Digital clock phase shifter without a phase locked loop
Gibson Impedance-Balancing Rule for Op-Amps
JP5971102B2 (ja) クロック位相調整回路および受信回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061229

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070806

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees