JP4145140B2 - 作業機の変速操作構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペダル操作式の静油圧式無段変速装置を備えた作業機の変速操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような作業機の変速操作構造においては、搭乗運転部に敷設した運転デッキの右側部に板金製の支持ステーを配備し、この支持ステーに、静油圧式無段変速装置に連係される変速ペダルを、左右向きの支軸を介して支持させるようにしていた(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−32926号公報(段落番号0025、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、支軸を支持する専用の支持ステーを設けることから、部品点数が多くなって構成の複雑化を招くようになり、又、支持ステーが板金製であることによって、支軸や支持ステーの製作誤差などに起因して発生する支持ステーに対する支軸のがたつきが大きくなり易い上に、変速ペダルを支持する支軸が、運転デッキの右側部に配備した支持ステーで支持される長さの短いものであることによって、支持ステーと支軸との間でのがたつきに起因して支軸が支持ステーに対して傾動する際の傾動角が大きくなることから、変速ペダルの操作感が悪くなる不都合を招くようになっていた。
【0005】
しかも、変速ペダルが運転デッキの右側部に配置され、又、その変速ペダルを支持する支軸の長さが短いことによって、静油圧式無段変速装置の設置姿勢が、変速ペダルに連係される静油圧式無段変速装置の操作部がミッションケースの右側部側に位置する姿勢に制約されるとともに、変速ペダルを静油圧式無段変速装置の操作部に連係する連係機構の配置がミッションケースの右側部に限定されることから、ミッションケースの右側部に他の機器が配置されて込み入っている場合には、変速ペダルと静油圧式無段変速装置との連係が行い難くなる不都合が生じるようになっていた。
【0006】
本発明の目的は、構成の簡素化を図りながら、変速ペダルの操作感の低下を抑制するとともに、変速ペダルと静油圧式無段変速装置との連係を行い易くすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1に記載の発明では、静油圧式無段変速装置に連係される変速ペダルを支持する左右向きの支軸を、ミッションケースの上部を貫通する長尺に形成して前記ミッションケースに貫通支持させ、
前記変速ペダルを、つま先で踏み込み操作される前端部と、踵で踏み込み操作される後端部と、それらにわたる前後中間部により操作面が形成されるように構成し、
前記前端部が前記支軸よりも機体前方側に位置し、前記後端部が前記支軸よりも機体後方側に位置し、前記操作面の全体が運転デッキよりも機体上方側に位置するように、前記変速ペダルを、前記運転デッキよりも機体下方側に位置する前記支軸から前記運転デッキの上方に向けて延出する中間部材を介して前記支軸に支持させ
前記変速ペダルの前記操作面における前後中間部を上方に向けて膨出させてある
【0008】
〔作用〕
上記請求項1に記載の発明によると、ミッションケースを支軸の支持部材に有効利用することから、支軸を支持する専用の支持部材を設ける場合に比較して部品点数の削減を図れるようになる。
【0009】
又、ミッションケースは寸法精度の高い鋳造品であることから、支軸やミッションケースの製作誤差などに起因して発生するミッションケースに対する支軸のがたつきを効果的に抑制することができ、更に、支軸がミッションケースを貫通する長尺で、ミッションケースで支持される左右の支持位置間の距離が長いものであることから、ミッションケースと支軸との間でのがたつきに起因して支軸がミッションケースに対して傾動する際の傾動角も大幅に小さくなり、結果、変速ペダルを操作する際における支軸のがたつきや傾動に起因した変速ペダルのずれ動きが効果的に抑制されるようになる。
【0010】
しかも、支軸をミッションケースに貫通させたことで、この支軸を、ミッションケースの左右に配置された機器を連係する連係部材に有効利用することが可能となり、これによって、静油圧式無段変速装置を、その操作部が、ミッションケースの左右一側部側に配置した変速ペダルと同じ側に位置する姿勢で装備した場合と、変速ペダルの反対側となるミッションケースの左右他側部側に位置する姿勢で装備した場合のいずれにおいても、変速ペダルを静油圧式無段変速装置に連係できるようになる。
【0011】
つまり、変速ペダルを静油圧式無段変速装置に連係する上での自由度が高くなることから、ミッションケースにおける変速ペダルの配置側に他の機器が装備されて込み入っている場合には、静油圧式無段変速装置を、その操作部が、ミッションケースの左右一側部側に配置した変速ペダルの反対側に位置する姿勢で装備し、その操作部を支軸に連係させるようにすれば、変速ペダル側に位置する各機器の配置に関係なく変速ペダルを静油圧式無段変速装置に連係できるようになる。
【0012】
操作面の前後中間部を上方に向けて膨出させることにより、変速ペダルの操作を、その操作面に靴底の全体を載せた状態で行う場合には、膨出させた操作面の前後中間部が靴底の土踏まず部に入り込んで、変速ペダルに対する靴底の適切な位置決めを行うようになることから、変速ペダルに対する靴底の位置ずれを効果的に抑制できるようになる。
【0013】
〔効果〕
従って、部品点数の削減による構成の簡素化を図りながらも、変速ペダルのずれ動きを効果的に抑制できることから、変速ペダルの操作感の向上を図れるようになり、又、変速ペダルを静油圧式無段変速装置に連係する上での自由度が高くなることから、変速ペダルと静油圧式無段変速装置との連係を容易に行えるようになった。
【0014】
そして、変速ペダルの操作面に靴底の全体を載せた状態で変速ペダルを操作する際の操作性の向上を図れるようになった。
〔構成〕
本発明のうちの請求項2に記載の発明では、上記請求項1に記載の発明において、前記変速ペダルを、サーボ機構を介して前記静油圧式無段変速装置に連係した。
【0015】
〔作用〕
上記請求項2に記載の発明によると、変速ペダルで静油圧式無段変速装置を直接操作する場合に比較して、静油圧式無段変速装置の変速操作に要する操作力を軽減できるようになる。
【0016】
〔効果〕
従って、静油圧式無段変速装置の変速操作性の向上を図れるようになった。
【0017】
〔構成〕
本発明のうちの請求項3に記載の発明では、上記請求項1又は2に記載の発明において、前記変速ペダルを前記静油圧式無段変速装置に連係する連係機構を前記ミッションケースの左右一側端側に配置し、前記静油圧式無段変速装置を中立状態に復帰付勢する中立復帰機構を前記ミッションケースの左右他側端側に配置した。
【0018】
〔作用〕
上記請求項3に記載の発明によると、連係機構と中立復帰機構とをミッションケースの左右に振り分け配置することから、連係機構と中立復帰機構とが、ミッションケースの左右一側方に集中配置されて入り組んだ状態になることに起因した組み付け性やメンテナンス性の低下を未然に回避することができ、又、前述したように、支軸をミッションケースの左右に配置された機器を連係する連係部材に有効利用できることから、静油圧式無段変速装置の操作部に対するミッションケースを挟んだ左右反対位置に変速ペダル及び中立復帰機構のいずれを配置しても、その反対位置に配置した変速ペダル又は中立復帰機構を、ミッションケースの左右にわたる連係部材を新たに設けることなく、静油圧式無段変速装置に連係させることができるようになる。
【0019】
〔効果〕
従って、構成の複雑化を招くことなく、連係機構及び中立復帰機構の組み付け性やメンテナンス性の向上を図れるようになった。
【0020】
〔構成〕
本発明のうちの請求項4に記載の発明では、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記静油圧式無段変速装置を中立状態に復帰付勢する中立復帰機構をユニット化した状態で組み付けるように構成した。
【0021】
〔作用〕
上記請求項4に記載の発明によると、機体に対する中立復帰機構の組み付けはユニット化した状態で一挙に行えるようになり、又、中立復帰機構の組み上げや修理などは、それを機体から取り外した広い作業空間で行えるようになる。
【0022】
〔効果〕
従って、中立復帰機構の組み上げや組み付け、あるいはメンテナンスを行う際の作業性の向上を図れるようになった。
【0023】
〔構成〕
本発明のうちの請求項5に記載の発明では、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記変速ペダルを前記静油圧式無段変速装置に連係する連係機構を前記ミッションケースの左右一側端側に配置し、前記静油圧式無段変速装置を任意の変速状態に保持する速度保持機構を前記ミッションケースの左右他側端側に配置した。
【0024】
〔作用〕
上記請求項5に記載の発明によると、連係機構と速度保持機構とをミッションケースの左右に振り分け配置することから、連係機構と速度保持機構とが、ミッションケースの左右一側方に集中配置されて入り組んだ状態になることに起因した組み付け性やメンテナンス性の低下を未然に回避することができ、又、前述したように、支軸をミッションケースの左右に配置された機器を連係する連係部材に有効利用できることから、静油圧式無段変速装置の操作部に対するミッションケースを挟んだ左右反対位置に変速ペダル及び速度保持機構のいずれを配置しても、その反対位置に配置した変速ペダル又は速度保持機構を、ミッションケースの左右にわたる連係部材を新たに設けることなく、静油圧式無段変速装置に連係させることができるようになる。
【0025】
又、連係機構と速度保持機構と中立復帰機構とを備える場合には、それらをミッションケースの左右に振り分け配置するようにすれば、連係機構と速度保持機構と中立復帰機構とが、ミッションケースの左右一側方に集中配置されて入り組んだ状態になることに起因した組み付け性やメンテナンス性の低下を未然に回避することができ、又、静油圧式無段変速装置の操作部に対するミッションケースを挟んだ左右反対位置に変速ペダルと速度保持機構と中立復帰機構のいずれを配置しても、その反対位置に配置したものを静油圧式無段変速装置に連係できるようになる。
【0026】
〔効果〕
従って、構成の複雑化を招くことなく、連係機構や速度保持機構などの組み付け性やメンテナンス性の向上を図れるようになった。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1には作業機の一例であるトラクタが示されており、このトラクタは、エンジン1に前部フレーム2やミッションケース3などを連結して機体フレーム4が形成され、エンジン1からの動力で駆動される左右一対の前輪5と後輪6とが備えられ、それら前後の車輪5,6間に敷設される運転デッキ7、前輪操向用のステアリングホイール8、及び運転座席9などによって搭乗運転部10が形成されている。
【0028】
図1及び図2に示すように、エンジン1からの動力は、主クラッチ11などを介して走行用の主変速装置として機能する静油圧式無段変速装置12に伝達され、静油圧式無段変速装置12のポンプ軸13から出力された非変速動力が作業用動力として作業クラッチ14などを介して動力取出軸15に伝達され、静油圧式無段変速装置12のモータ軸16から出力された変速動力が走行用動力として、副変速装置として機能するギヤ式変速装置17や、前輪用の差動装置18又は後輪用の差動装置19などを介して、左右の前輪5及び後輪6に伝達されるようになっている。
【0029】
図2〜5に示すように、静油圧式無段変速装置12は、可変容量形の油圧ポンプ20と定容量形の油圧モータ21とを備え、その油圧ポンプ20が機体右側に、油圧モータ21が機体左側にそれぞれ位置する姿勢で装備され、油圧ポンプ20の斜板22が、その操作部として油圧ポンプ20の右側方に配置された油圧式のサーボ機構23や、機械式の連係機構24などを介して、搭乗運転部10の右下部に配置された変速ペダル25に連係されている。
【0030】
サーボ機構23は、斜板22の角度を変更するサーボシリンダ26や、サーボシリンダ26に対する作動油の流動状態を切り換えるサーボバルブ27などを備えて構成され、連係機構24は、中間部材102を介して変速ペダル25を支持する左右向きの支軸28に固着された第1揺動アーム29、サーボ機構23の操作軸30に固着された第2揺動アーム31、及び、それらの揺動アーム29,31を連動連結する連係ロッド32などを備えて構成され、これらサーボ機構23及び連係機構24によって、静油圧式無段変速装置12における油圧モータ21の斜板角を、変速ペダル25の操作量に応じた角度に変更することができ、又、サーボ機構23を備えたことで、その斜板角の変更操作、つまり静油圧式無段変速装置12の変速操作に要する操作力を軽減できるようになっている。
【0031】
図5に示すように、パワーステアリング動力取出用の油圧ポンプ33に対する吸込油路34には第1オイルフィルタ35が備えられ、その吸込油路34における第1オイルフィルタ35から油圧ポンプ33にわたる油路部分に、静油圧式無段変速装置12に対する油圧回路36の吸込油路37と戻し油路38とが接続され、又、その油圧回路36におけるチャージポンプ39からの吐出油路40には、作業クラッチ14に対する供給油路41が接続され、その接続箇所に至るまでの吐出油路40における上手側油路部分に第2オイルフィルタ42が装備されている。
【0032】
つまり、第1オイルフィルタ35を、パワーステアリング用と主変速用と作業動力取出用とに兼用し、チャージポンプ39と第2オイルフィルタ42とを、主変速用と作業動力取出用とに兼用することから、パワーステアリング用と主変速用と作業動力取出用のそれぞれ専用の油圧ポンプ及びオイルフィルタを備える場合に比較してコストの削減を図れるようになり、又、静油圧式無段変速装置12及び作業クラッチ14に対しては、第1オイルフィルタ35と第2オイルフィルタ42とを通過させた有害物質除去率の高い作動油を供給することから、作動油に含まれる有害物質に起因した油圧トラブルの発生を抑制でき、更に、静油圧式無段変速装置12に対する油圧回路36からの戻り油を、主変速用と作業動力取出用とを兼用する吸込油路37が接続されたパワーステアリング動力取出用の吸込油路34における第1オイルフィルタ35よりも下手側の油路部分に還元することから、パワーステアリング用と主変速用と作業動力取出用とを兼用する第1オイルフィルタ35として容量の大きいものを採用しなくても、パワーステアリング用と主変速用と作業動力取出用のそれぞれにおける必要油量を確保できるようになっている。
【0033】
図1〜4及び図6に示すように、変速ペダル25を支持する左右向きの支軸28は、ミッションケース3をその横側方から貫通することが可能な長尺に形成されている。
【0034】
ミッションケース3は、主クラッチ11などを内備する第1ケース部43、静油圧式無段変速装置12などを内備する第2ケース部44、作業クラッチ14などを内備する第3ケース部45、及び、ギヤ式変速装置17や後輪用の差動装置19などを内備する第4ケース部46、などによって構成され、それらの各ケース部43〜46には寸法精度の高い鋳造品が採用されている。
【0035】
そして、その第3ケース部45の上部には、左右向きの支軸28を貫通支持するための支持孔47が形成されている。
【0036】
つまり、ミッションケース3の第3ケース部45を支軸28の支持部材に有効利用することから、支軸28を支持する専用の支持部材を設ける場合に比較して部品点数を削減することができ、結果、構成の簡素化を図れるようになる。
【0037】
又、第3ケース部45は寸法精度の高い鋳造品であることから、支軸28や第3ケース部45の製作誤差などに起因して発生する第3ケース部45に対する支軸28のがたつきを効果的に抑制することができ、更に、支軸28が第3ケース部45を貫通する長尺で、第3ケース部45で支持される左右の支持位置間の距離が長いものであることから、支軸28と第3ケース部45との間でのがたつきに起因して支軸28が第3ケース部45に対して傾動する際の傾動角も大幅に小さくなり、これによって、支軸28に支持された変速ペダル25を操作する際における支軸28のがたつきや傾動に起因した変速ペダル25のずれ動きを効果的に抑制できることから、変速ペダル25の操作感の向上を図れるようになる。
【0038】
しかも、支軸28を第3ケース部45に貫通させたことで、この支軸28を、ミッションケース3の左右に配置された機器を連係する連係部材に有効利用することが可能となり、これによって、例えば、静油圧式無段変速装置12を、その操作部となるサーボ機構23が変速ペダル25の反対側となるミッションケース3の左側部に位置するように装備した場合であっても、変速ペダル25をサーボ機構23に連係する連係機構24に、ミッションケース3の左右にわたる連係部材を新たに設けることなく、変速ペダル25を静油圧式無段変速装置12に連係できるようになる。
【0039】
図4及び図6に示すように、ミッションケース3における第3ケース部45の左側部には、静油圧式無段変速装置12を中立状態に復帰付勢する中立復帰機構48が配備されている。
【0040】
中立復帰機構48は、第3ケース部45にボルト連結される第1ブラケット49に、第1支軸50と第2支軸51とを所定間隔を隔てる状態で立設し、その第1支軸50に、カムローラ52を備えた揺動アーム53を相対揺動可能に外嵌装着し、第2支軸51に、連係用の天秤アーム54とカム板55とを溶接したボス56を相対回転可能に外嵌装着し、第1ブラケット49と揺動アーム53とにわたって、カムローラ52をカム板55に湾曲凹入形成したカム面57の底部に向けて付勢するバネ58を架設し、揺動アーム53に操作ロッド59を相対揺動可能に支持させるとともに、第1ブラケット49に、カムローラ52がカム面57の底部に到達するのに伴って、その操作ロッド59によって押圧操作される中立検出用のスイッチ60を装備し、天秤アーム54の一端部と第3ケース部45にボルト連結される第2ブラケット61とにわたって、静油圧式無段変速装置12からの振動を減衰させるダンパー62を架設することでユニット化されており、第3ケース部45に第1ブラケット49及び第2ブラケット61をボルト連結するだけで、ミッションケース3に対する取り付けを行えるようになり、又、天秤アーム54の他端部を、変速ペダル支持用の支軸28の左端部に固着した連係アーム63に、長さ調節可能な連係ロッド64を介して連動連結することで、静油圧式無段変速装置12及び変速ペダル25に連係できるようになっている。
【0041】
つまり、ミッションケース3に対する中立復帰機構48の組み付けは、中立復帰機構48をユニット化した状態で一挙に行えるようになり、又、中立復帰機構48の組み上げや修理などは、それをミッションケース3から取り外した広い作業空間で行えるようになっており、もって、中立復帰機構48の組み上げや組み付け、あるいはメンテナンスを行う際の作業性の向上を図れるようになっている。
【0042】
又、天秤アーム54の他端部と連係アーム63とを連係ロッド64によって連動連結し、その連係ロッド64の長さを適切な長さに調節するだけで、静油圧式無段変速装置12及び変速ペダル25を中立状態に復帰保持できるようになっている。
【0043】
図6〜10に示すように、ミッションケース3の左側部には、静油圧式無段変速装置12を任意の前進変速状態に保持する速度保持機構65が配備されている。
【0044】
速度保持機構65は、第4ケース部46の左側部に、第1筒軸66〜第3筒軸68を所定間隔を隔てる状態にボルト連結し、その第1筒軸66に操作レバー69を相対揺動可能に外嵌装着し、第2筒軸67に、第1連係アーム70を備えた第1ボス71を相対揺動可能に、又、二股状の第2連係アーム72を備えた第2ボス73を相対揺動可能かつ相対摺動可能に外嵌装着し、第2筒軸67における第1ボス71と第2ボス73との間に、延出端が第1連係アーム70の連係ピン74に外嵌する複数の可動板75と、延出端が第3筒軸68に外嵌する複数の固定板76と、リング状の複数の摩擦板77とを、可動板75と固定板76との間に摩擦板77が位置する状態に外嵌装着し、第2筒軸67に、第3連係アーム78と接当アーム79とを備えた第3ボス80を外嵌装着し、第2筒軸67に形成したカム孔81に係入するセットボルト82を第2ボス73に螺着し、操作レバー69と第1連係アーム70とにわたって第1連係ロッド83を架設し、第1連係アーム70と第4ケース部46にボルト連結した第1ブラケット84とにわたって、第1連係アーム70を後方に向けて揺動付勢する第1バネ85を架設し、第2連係アーム72の一端と、第3ケース部45にボルト連結した第2ブラケット86とにわたって、第2連係アーム72を後方に向けて揺動付勢する第2バネ87を架設し、第4ケース部46に、第1ボス71及び第3ボス80を受け止め支持する支持ブラケット88をボルト連結することによって構成されている。
【0045】
そして、通常は、その第2バネ87の付勢で第2連係アーム72が後方側に揺動操作され、それに伴うカム孔81によるセットボルト82の案内作用で、第2ボス73が、第1ボス71に向けて摺動操作されて、可動板75と固定板76と摩擦板77とを挟持するようになることから、操作レバー69を、第1バネ85の付勢に抗して所望の操作位置に摩擦保持できるようになっている。又、第2バネ87の付勢に抗して第2連係アーム72を前方側に揺動操作すると、それに伴うカム孔81によるセットボルト82の案内作用で、第2ボス73が、第1ボス71から離れる側に摺動操作されて、可動板75と固定板76と摩擦板77の挟持を解除するようになることから、第1バネ85の付勢で操作レバー69が後方の操作端まで揺動操作されるようになっている。
【0046】
速度保持機構65の第3連係アーム78は、長さ調節可能な連係ロッド89を介して、変速ペダル支持用の支軸28の左端部に固着した連係アーム63に連動連結されており、これによって、変速ペダル25と速度保持機構65の接当アーム79とが連動揺動し、又、操作レバー69を中立位置から機体前方側の前進変速領域に位置させた場合では、中立復帰機構48の中立復帰作用によって接当アーム79が第1連係アーム70に片当たり接当するようになっている。
【0047】
速度保持機構65の第2連係アーム72は、その他端が、左右一対のブレーキペダル90,91に連係機構92を介して連係されており、連係機構92は、左側のブレーキペダル90と一体揺動する第1アーム93、第1アーム93よりも長尺で右側のブレーキペダル91と一体揺動する第2アーム94、第1アーム93の遊端に一端が連結された第1リンク95、第2アーム94の遊端に一端が連結された第2リンク96、第1リンク95と第2リンク96の両他端に一端が連結された連係リンク97、及び、その連係リンク97の他端から第2連係アーム72の他端にわたる連係ワイヤ98、などによって、左右のブレーキペダル90,91が単独で踏み込み操作された場合には第2連係アーム72が揺動操作されず、左右の両ブレーキペダル90,91が踏み込み操作された場合にのみ、第2連係アーム72が前方に向けて揺動操作されるように、速度保持機構65の第2連係アーム72を左右のブレーキペダル90,91に連係するようになっている。
【0048】
以上の構成により、速度保持機構65の操作レバー69を、その中立位置よりも機体前方側の前進変速領域における所望の変速位置に操作すると、その操作レバー69と連動揺動する第1連係アーム70が接当アーム79を前方側に押圧揺動操作し、その揺動操作に伴って、変速ペダル25が操作レバー69の変速位置に応じた操作位置まで揺動操作されることから、そのときの操作レバー69の変速位置に応じた静油圧式無段変速装置12の前進変速状態が現出されるようになり、又、速度保持機構65の摩擦保持機能によって操作レバー69が所望の変速位置に保持されることで、中立復帰機構48による変速ペダル25及び静油圧式無段変速装置12の中立復帰が阻止されることから、操作レバー69の変速位置に応じて現出された静油圧式無段変速装置12の前進変速状態が保持されるようになり、更に、速度保持機構65による変速ペダル25及び静油圧式無段変速装置12の中立復帰阻止が第1連係アーム70に対する接当アーム79の片当たり接当であることから、変速ペダル25による静油圧式無段変速装置12の前進増速操作は許容されるようになる。
【0049】
又、操作レバー69の変速位置に応じて現出された静油圧式無段変速装置12の前進変速状態が速度保持機構65によって保持されている状態において、左右いずれかのブレーキペダル90,91を踏み込み操作しても、その操作によって速度保持機構65の第2連係アーム72が揺動操作されることはなく、速度保持機構65の摩擦保持機能が有効に機能することから、操作レバー69の変速位置に応じて現出された静油圧式無段変速装置12の前進変速状態が保持されるようになり、左右の両ブレーキペダル90,91を踏み込み操作すると、その操作に伴って、速度保持機構65の第2連係アーム72が第2バネ87の付勢に抗して前方に向けて揺動操作されるようになって速度保持機構65の摩擦保持機能が無効になることから、第1バネ85の付勢で操作レバー69が後方の操作端まで揺動操作されるとともに、中立復帰機構48の作用によって変速ペダル25及び静油圧式無段変速装置12が中立復帰するようになる。
【0050】
そして、操作レバー69が第1バネ85の付勢で後方の操作端まで揺動操作されている状態では、速度保持機構65の第1連係アーム70が接当アーム79から機体後方側に大きく離間するようになり、中立復帰機構48が有効に機能するようになる。
【0051】
つまり、速度保持機構65の操作レバー69を、その中立位置よりも機体前方側の前進変速領域における所望の変速位置に操作することで、左右いずれか一方のブレーキペダル90,91を踏み込み操作したブレーキ旋回状態の現出、及び、変速ペダル25による前進増速操作を許容しながら、機体を、操作レバー69の変速位置に応じた静油圧式無段変速装置12の前進変速状態で定速走行させることができ、又、左右の両ブレーキペダル90,91を踏み込み操作する走行制動操作によって、速度保持機構65による定速走行状態の維持を解除できるようになっている。
【0052】
しかも、変速ペダル25を静油圧式無段変速装置12に連係する連係機構24をミッションケース3の右側に配置し、その反対側となるミッションケース3の左側に中立復帰機構48及び速度保持機構65を配置したことで、それらがミッションケース3の左右一側方に集中配置されて入り組んだ状態になることに起因した組み付け性やメンテナンス性の低下を未然に回避することができ、又、それらを、第3ケース部45に貫通支持させた支軸28を有効利用して連係することから、ミッションケース3の左右にわたる連係部材を新たに設けることなく、機体左側に配置した中立復帰機構48及び速度保持機構65を機体右側に配置した変速ペダル25及び静油圧式無段変速装置12の操作部であるサーボ機構23に連係できるようになっている。
【0053】
図3及び図4に示すように、変速ペダル25は、その前端部99が右外方に向けて大きく延出し、その後端部100が右外方に向けて小さく延出する状態に屈曲形成されており、これによって、つま先による変速ペダル前端部99の踏み込み操作は、搭乗運転部10の運転デッキ7に踵を預けた安定状態で、又、踵による変速ペダル後端部100の踏み込み操作は、搭乗運転部10の運転デッキ7につま先を預けた安定状態で行えるようになっている。
【0054】
又、変速ペダル25は、その操作面における前後中間部101が上方に向けて膨出するように形成されており、これによって、変速ペダル25の操作を、その操作面に靴底の全体を載せた状態で行う場合には、膨出させた操作面の前後中間部101が靴底の土踏まず部に入り込んで、変速ペダル25に対する靴底の適切な位置決めを行うようになることから、変速ペダル25に対する靴底の位置ずれを効果的に抑制できるようになり、もって、変速ペダル25の操作面に靴底の全体を載せた状態で変速ペダル25を操作して変速操作する際の操作性の向上を図れるようになっている。
【0055】
ちなみに、図示は省略するが、このトラクタには、前述した中立検出用のスイッチ60や、主クラッチ11の遮断状態を検出するスイッチなどの複数のスイッチによって、エンジン動力の伝動停止状態が検出されている場合にのみ、エンジン1の始動を可能にする牽制手段が備えられている。
【0056】
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
〔1〕上記実施形態のように、連係機構24をミッションケース3の右側部に配置する場合には、その連係機構24に加えて中立復帰機構48又は速度保持機構65のいずれか一方を、ミッションケース3の右側部に配置するようにしてもよく、逆に、静油圧式無段変速装置12を、その操作部23が機体左側に位置する姿勢で装備して、連係機構24をミッションケース3の左側部に配置する場合には、中立復帰機構48及び速度保持機構65のいずれか一方を連係機構24とともにミッションケース3の左側部に配置し、かつ、中立復帰機構48及び速度保持機構65のいずれか他方をミッションケース3の右側部に配置するようにしてもよく、又、中立復帰機構48及び速度保持機構65の双方をミッションケース3の右側部に配置するようにしてもよい。
【0057】
〔2〕変速ペダル25を、サーボ機構23を介さずに静油圧式無段変速装置12に連係するように構成してもよい。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタの全体側面図
【図2】 伝動構成を示す概略図
【図3】 変速操作構造を示す要部の右側面図
【図4】 変速操作構造を示す要部の平面図
【図5】 油圧回路図
【図6】 中立復帰機構の構成を示す要部の左側面図
【図7】 速度保持機構の構成を示す要部の左側面図
【図8】 速度保持機構の構成を示す要部の縦断背面図
【図9】 速度保持解除構造を示す要部の連係図
【図10】(イ)左側のブレーキペダルを踏み込み操作した速度保持非解除状態を示す要部の連係図
(ロ)右側のブレーキペダルを踏み込み操作した速度保持非解除状態を示す要部の連係図
(ハ)左右の両ブレーキペダルを踏み込み操作した速度保持非解除状態を示す要部の連係

【符号の説明】
3 ミッションケース
7 運転デッキ
12 静油圧式無段変速装置
23 サーボ機構
24 連係機構
25 変速ペダル
28 支軸
48 中立復帰機構
65 速度保持機構
99 前端部
100 後端部
101 前後中間部
102 中間部材

Claims (5)

  1. 静油圧式無段変速装置に連係される変速ペダルを支持する左右向きの支軸を、ミッションケースの上部を貫通する長尺に形成して前記ミッションケースに貫通支持させ、
    前記変速ペダルを、つま先で踏み込み操作される前端部と、踵で踏み込み操作される後端部と、それらにわたる前後中間部により操作面が形成されるように構成し、
    前記前端部が前記支軸よりも機体前方側に位置し、前記後端部が前記支軸よりも機体後方側に位置し、前記操作面の全体が運転デッキよりも機体上方側に位置するように、前記変速ペダルを、前記運転デッキよりも機体下方側に位置する前記支軸から前記運転デッキの上方に向けて延出する中間部材を介して前記支軸に支持させ
    前記変速ペダルの前記操作面における前後中間部を上方に向けて膨出させてある作業機の変速操作構造。
  2. 前記変速ペダルを、サーボ機構を介して前記静油圧式無段変速装置に連係してある請求項1に記載の作業機の変速操作構造。
  3. 前記変速ペダルを前記静油圧式無段変速装置に連係する連係機構を前記ミッションケースの左右一側端側に配置し、前記静油圧式無段変速装置を中立状態に復帰付勢する中立復帰機構を前記ミッションケースの左右他側端側に配置してある請求項1又は2に記載の作業機の変速操作構造。
  4. 前記静油圧式無段変速装置を中立状態に復帰付勢する中立復帰機構をユニット化した状態で組み付けるように構成してある請求項1〜3のいずれか一つに記載の作業機の変速操作構造。
  5. 前記変速ペダルを前記静油圧式無段変速装置に連係する連係機構を前記ミッションケースの左右一側端側に配置し、前記静油圧式無段変速装置を任意の変速状態に保持する速度保持機構を前記ミッションケースの左右他側端側に配置してある請求項1〜4のいずれか一つに記載の作業機の変速操作構造。
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