JP4145033B2 - 防蟻性非発泡合成樹脂シート、およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防蟻性合成樹脂シートとその製造技術の改良、さらに詳しくは、例えば、1-(6-クロロ−3−ピリジリメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン(以下、イミダクロプリドと称す)の如きクロルニコチル系化合物と4−エトキシフェニル〔3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル〕ジメチル(以下、「シラフルオフェン」と称す)を混合状態で加熱したときに熱解離により生成される解離生成物を合成樹脂シートの中に前記クロルニコチル系防蟻薬剤とシラフルオフェンと共に分散共存させることにより、シロアリに対する毒性を大幅に増進せしめた防蟻性合成樹脂シート、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、防蟻性を有する合成樹脂成形物の提案としては、5−アミノ−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−シアノ−4−トリフルオロメチルスルフィニルピラゾール(以下、「フィプロニル」と称する)を発泡ポリスチレン樹脂に含有せしめた合成樹脂成形物(例えば、特開2000−1564号公報参照)が知られている。
【0003】
しかして、先に提案されているフィプロニルを含有させた防蟻性ポリスチレン樹脂の成形品は、それまでのホキシムなどの有機リン系防蟻薬剤、カーバメート系防蟻薬剤、あるいはピレスロイド系の防蟻薬剤を含有せしめた防蟻性樹脂成形品と較べて、なるほど、製造工程での揮発・分解が少なくなった分だけ防蟻性能と効力持続性は向上したけれども、クロロピリジルメチル基を有するフィプロニルは人畜に対する安全性の点から添加量が抑えられているために、未だ必要かつ十分な防蟻性能を発揮させることができなかった。
【0004】
本発明者も、合成樹脂にフィプロニルを防蟻薬剤として含ませたとき効力持続性が大幅に向上する点を大いに評価しているのではあるが、実用的には何分にも添加量が制限されて十分な防蟻性能を発揮できなかった事情を打開するべくクロロピリジルメチル基を有するクロロニコチル系防蟻薬剤の含有量を可及的に少量に抑えることができて、しかも防蟻性能と効力持続性の面で十分に実用に耐えることができて、しかも安全性の高い防蟻性樹脂成形物を求め種々の実験と試作を積み重ねて来た。そして、例えばイミダクロプリドの如きクロルニコチル系化合物と、これとは別種の防蟻性化合物であるシラフルオフェンとを、合成樹脂中に混合して 140℃以上の温度で加熱したとき、極端に防蟻性能が向上して人畜に対する毒性が低くて安全な防蟻性樹脂成形物を実現する解決の糸口を見い出した。
【0005】
目下、本発明者においては、その防蟻性能向上の原因を研究中であるが、目下のところ、次に掲げる化1の化学式に示されるイミダクロプリドの一部が化2に示す分子団を切断分離して解離生成物を生成する一方、
【化1】
【化2】
次に掲げる化3の化学式に示されるシラフルオフェンの一部も、その際の熱履歴により化4に示す分子団が切断分離されて解離生成物を生ずるのであり、これら化2および化4の解離生成物と、イミダクロプリドおよびシラフルオフェンとが合成樹脂中に共存するすることによって相乗作用を発揮してイミダクロプリドとシラフルオフェンの防蟻性性能を飛躍的に増大せしめるものと推定される。
【化3】
【化4】
【0006】
しかも、本発明者による上記実験によれば、イミダクロプリドとシラフルオフェンとの混合割合は、重量比において前者1に対し後者50の比率で合成樹脂材料の中に添加して加熱したとき防蟻性能が非常に大きくなることを確認している。もっとも、この際の熱解離を起こすのに必要な温度条件は、加熱時における雰囲気や圧力、水分率などによって微妙に変化するのであり、目的に応じて適宜の調節は必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の試作実験を通じて得た新知見を利用することによって優れた効力持続性とシロアリに対して強力な毒性を呈するところの防蟻性合成樹脂シートと、その効率的な製造方法を提供することを技術的課題とするものである。
【0008】
また、本発明の他の技術的課題は、建築物(特に、木造建築物)の防蟻対策として床下などに敷設した際に長い年月にわたって防蟻性能を発揮して、しかも、人畜には無害で環境への悪影響もない防蟻建材としての防蟻性合成樹脂シートを提供するにある。
【0009】
さらに、本発明の他の技術的課題は、合成樹脂シートを成形する際に履歴する成形熱を巧みに利用してクロルニコチル系化合物とシラフルオフェンとから解離生成物を生成せしめ、その解離生成物と防蟻主剤とを共存させることによって防蟻性能が相乗的に向上した防蟻性合成樹脂シートを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するために採用した手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段は、クロルニコチル系化合物の中から選択される少なくとも一種の防蟻薬剤と、シラフルオフェンから成る防蟻薬剤とを含む合成樹脂材料を 140℃以上の温度を履歴させて成形した面状成形体であって、当該成形物内には前記熱履歴の際に前記各々の防蟻薬剤におけるSiまたはCの結合部の一部が解離して生じた解離生成物が前記クロルニコチル系防蟻薬剤とシラフルオフェンとを混合状態で分散共存させた点に特徴がある。本発明において採用すべきクロルニコチル系化合物としては、N1 −〔6−クロロ−3−ピリジルメチル〕N2 −シアノ−N1 −メチルアセタミジン、1−(6-クロロ−3−ピリジリメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン、1−(6−3−ピリジル)−メチル3−メチル−2−シアノグアニジンなどを例示することができる。ちなみに、クロルニコチル系化合物から成る防蟻薬剤の急性経口毒性は、イミダクロプリドを例に採って云えば、ラット(オス)LD50:440mg/kg、ラット(メス)410mg/kgであり、魚毒性はコイに対する48時間後のTLm:190mg/l で一応A類には属するとは言い得るものゝ、単独で多量に添加することはできない。しかし、普通物で魚毒が格段に低く、そしてアルカリ環境でも安定で分解しないシラフルオフェンを前記イミダクロプリドと併用すると、互いに両薬剤の欠点を補完し合ってアルカリ環境の下でも、酸性環境の下でも非常に優れた効力の持続性と安定性を呈し、しかもシロアリに対して抜群の毒性を発揮するのであった。
【0011】
また、本発明が防蟻性シートを製造するために採用した方法的な手段は、クロルニコチル系化合物から成る防蟻薬剤と、シラフルオフェンから成る防蟻薬剤とを混入した合成樹脂材料を140℃以上の温度に加熱して溶融させ、この際の熱履歴により前記各々の防蟻薬剤におけるSiまたはCの結合部の一部を解離させることによって解離生成物を生成させ、面状体に成形する成形するという加工処理手段を採用した点に特徴がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る防蟻性合成樹脂シートの具体的な実施形態を挙げて、更に詳しく説明する。
【0013】
本発明者は、クロルニコチル系化合物としてイミダクロプリド又はアセタミプリドを防蟻薬剤として選択し、これとシラフルオフェンから成る防蟻性薬剤とを次の配合比率で混合せしめた防蟻薬剤を準備した。
1) 防蟻薬剤1
〔防蟻剤1の一般性状〕
a.外 観 無色透明
b.比 重(25℃) 1.028
c.動粘度(cst.) 3.8
d.引火点(℃) 110
上記防蟻薬剤1におけるイミダクロプリドとシラフルオフェンとの配合比率は重量比を(前者)1:後者9の割合にて混合し、濃度を5% に調製した。
2) 防蟻薬剤2
〔防蟻剤2の一般性状〕
a.外 観 無色透明
b.比 重(25℃) 1.033
c.動粘度(cst.) 3.8
d.引火点(℃) 110
上記防蟻薬剤2におけるアセタミプリドとシラフルオフェンとの配合比率は、重量比を(前者)2:後者8の割合にて混合し、濃度は5% に調製した。
3) 防蟻薬剤3
〔防蟻剤3の一般性状〕
a.外 観 無色透明
b.比 重(25℃) 1.028
c.動粘度(cst.) 3.8
d.引火点(℃) 110
上記防蟻薬剤3におけるイミダクロプリドとシラフルオフェンとの配合比率は重量比を(前者)1:後者9の割合にて混合し、濃度を5% に調製した。
4) 防蟻薬剤4
〔防蟻剤4の一般性状〕
a.外 観 無色透明
b.比 重(25℃) 1.028
c.動粘度(cst.) 3.8
d.引火点(℃) 110
上記防蟻薬剤4におけるイミダクロプリドとアセタミプリドとシラフルオフェンとの配合比率は、重量比を(イミダクロプリド)1:(アセタミプリド)1:(シラフルオフェン)8の割合にて混合し、濃度は5% に調製した。
5) 防蟻薬剤5
〔防蟻剤5の一般性状〕
a.外 観 無色透明
b.比 重(25℃) 1.028
c.動粘度(cst.) 3.8
d.引火点(℃) 110
上記防蟻薬剤5におけるシラフルオフェンは、濃度4% に調製した。
6) 防蟻薬剤6
〔防蟻剤6の一般性状〕
a.外 観 無色透明
b.比 重(25℃) 1.028
c.動粘度(cst.) 3.8
d.引火点(℃) 110
上記防蟻薬剤6におけるアセタミプリドは、濃度1% に調製した。
【0014】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態においては、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)に滑剤、酸化チタン、顔料を配合して、図1に示されるシート製造装置における第1押出機1のホッパー11に投入し加熱バレル12の中で 160〜230 ℃に加熱溶融させながらスクリューコンベアの回転により均一に混練して送出ゲート13から押し出す。第1押出機1の送出ゲート13は第2押出機2に連通しており、その連通管路Pには第2押出機2へ防蟻薬剤を投入するための薬剤添加用ホッパー21が連設してあり、この薬剤添加用ホッパー21から防蟻薬剤1〜6を投入することにより防蟻性EVA樹脂フイルムの試料を成形するのである。
【0015】
しかして、薬剤添加用ホッパーに投入された上記の各防蟻薬剤は、第2押出機の加熱バレル22の中でスクリューに混練されながら加熱されて 200〜250 ℃の温度で加熱されることにより熱解離して、下記の解離生成物を生成しつゝ、ダイ23からシート状に押し出されてシラフルオフェン、またはイミダクロプリドとアセタミプリドとシラフルオフェン、それに次式の化5〜化7を示される構造の解離生成物とを含んだ防蟻性 EVA樹脂シートS(厚さ:0.5mm)が押し出されてくる。
【化5】
【化6】
【化7】
【0016】
なお、本実施形態においては、6種類の試料(試料1〜6)を作り、従来周知の防蟻薬剤フィプロニル(特開平2000−1564号公報参照)を添加した比較品(EVA樹脂シート) 、および全く防蟻薬剤を加えない無添加品(EVA樹脂シート) と比較してみた。なお、比較品および無添加品のシート厚は、何れも 0.5mmに作った。そして、本実施形態における各試料1〜6を製造するに際しては、次のとおりの重量比で材料を配合した。
【表1】
【0017】
上記試料1〜6の防蟻性能を確認するために、上記比較品を比較対象として、「(社)日本木材保存協会」規格第11号(1992年)に準拠して総合試験を行った。たゞし、試料1〜6と比較品および上表中の無添加品は、何れも30×30(mm) の正方形に切り揃えたものを用い、原面積に対するシロアリによる食害面積の比率を食害度とした。なお、耐候試験は省略した。
しかして、上記試料1〜6の防蟻性能は、次表のとおりである。
【表2】
【0018】
上掲表における食害度の比較からも明らかなとおり、イミダクロプリドやアセタミプリドなどの如きクロルニコチル系化合物から成る防蟻薬剤とシラフルオフェンとを併用することによる防蟻性能の相乗効果が裏付られたものと云える。
【0019】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態においては、低分子ポリチレンに滑剤、酸化チタン、および顔料を配合して原料とした。こうして調製された原料は、図2に示すシート製造装置1aのホッパー11aに投入され、加熱バレル12aの中で 150〜230 ℃に加熱され溶融される。そして、前記加熱バレル12aに設けられたベント孔14aから先に調製した前述の防蟻薬剤1〜6を、製作目標の試料1〜6に対応して各別に注入添加せしめ、ダイ15aから厚さ 0.2mmのフィルム状の防蟻性ポリエチレン樹脂フィルムSとして押出成形することにより試料1〜6を作製した。この場合における低分子ポリエチレン樹脂、滑剤、酸化チタン、および防蟻薬剤1〜6の配合割合は、上記表1に準じ同様に配合した。また、これと比較する比較品および無添加品も、上記第1実施形態におけるものと基本的に同様であり、たゞ合成樹脂材料としては EVA樹脂に代えて低分子ポリエチレンを用いている。
【0020】
しかして、第2実施形態における試料1〜6と比較品および無添加品とを比較した防蟻比較試験結果は、次の表3に示すとおりであった。
【表3】
【0021】
本発明の第3実施形態では、ポリアミド樹脂(例えば、ナイロン6)を基材として用い、これに滑剤、酸化チタン、および顔料を配合して原料として用いた。この場合におけるポリアミド樹脂、滑剤、酸化チタン、および防蟻薬剤1〜6の配合割合も、上記表1に準じ同様である。
【0022】
こうして調製された原料も、図2に示すシート製造装置1aのホッパー11aに投入され、加熱バレル12aの中で 220〜290 ℃に加熱されて溶融される。そして、前記加熱バレル12aに設けられたベント孔14aから先に調製した前述の防蟻薬剤1〜6を、製作目標の試料1〜6に対応して各別に注入添加せしめ、ダイ15aから厚さ 0.2mmのフィルム状の防蟻性ポリアミド樹脂フィルムSとして押出成形することにより試料1〜6を作製した。また、これと比較する比較品および無添加品も、上記第1実施形態におけるものと基本的に同様であり、たゞ合成樹脂材料としては EVA樹脂に代えてポリアミド樹脂(ナイロン6)を用いている。
【0023】
しかして、第3実施形態における試料1〜6と比較品および無添加品とを比較した防蟻比較試験結果は、次の表4に示すとおりであった。なお、ポリアミド樹脂は、一般的性質としてシロアリに食害され難いので、表4においてはシロアリ全数に対する致死数をパーセント表示を用いた(パーセントの値が大きいほど、致死率が高い)。
【表4】
【0024】
本明細書に具体的に例示する本発明の実施形態は以上のとおりであるが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の記載」の範囲内で種々の実施形態の変更が可能である。
【0025】
例えば、前述の実施形態では合成樹脂シートの素材として、EVA樹脂、ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂だけを特に例示したが、その他の汎用樹脂や更に熱硬化樹脂等の周知の合成樹脂材料も採用可能である。また、成形方法に関しても、前述の実施形態では押出成形法だけについて説明したが、インフレーション法やTダイフィルム加工法、延伸フィルム加工法などの成形方法が採択可能であり、これらの材料置換や成形方法の変更が本発明の技術的範囲に属することは明らかである。
【0026】
【発明の効果】
以上、具体的実施形態を挙げて説明したとおり、本発明の適用によって得られる防蟻性合成樹脂シートは、シートを組成する樹脂中にクロルニコチル系化合物の中から選択される少なくとも一種の防蟻薬剤とシラフルオフェンと、これら防蟻薬剤が熱履歴を経たことによって生ずる特殊な解離生成物が分散状態に共存して含まれている。それゆえ、本発明の防蟻性合成樹脂シートは、人畜に無害でシロアリに対する毒性が前記防蟻性化合物と解離生成物とが共存することによる相乗効果によってシロアリに対する毒性が頗る強く、しかも安定性の極めて良好であるにも拘わらず、人畜には殆ど毒性がないといった非常に理想的な実用的効果を発揮し得るものである。
【0027】
したがって、本発明を適用して建築材料(例えば、床下の敷設シート、この敷設シートと布基礎とを接着せしめる固定帯シートなど)とすれば、防蟻対策を兼ねて建物の防湿性能の向上を図ることが可能になる。
【0028】
また、本発明の防蟻性合成樹脂シートは、従来周知のシート製造装置に僅かに改造するだけで簡単かつ高能率に製造することができるので、製造コストの面でも非常に有利である。
【0029】
このように本発明によれば、人畜に中毒性を持つクロルニコチル系防蟻薬剤を用いた従来の防蟻性合成樹脂シートの欠点を悉く解消することができるうえに、その防蟻性能と効力持続性、および耐アルカリと対酸性に富んだ非常に優れた防蟻性合成樹脂シートを実現できる等、その産業上の利用価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の防蟻性合成樹脂シートを製造する装置の機構説明図である。
【図2】図2は、本発明の第2および第3実施形態の防蟻性合成樹脂シートを製造する装置の機構説明図である。
【符号の説明】
1 第1押出機
11 (第1押出機の)ホッパー
12 加熱バレル
13 送出ゲート
2 第2押出機
21 薬剤添加用ホッパー
23 ダイ
1a 製造装置
11a ホッパー
12a 加熱バレル
14a ベント孔
15a ダイ15a
P 連通管路
S 防蟻性合成樹脂シート
Claims (7)
- 非発泡のシートを形成する合成樹脂がポリスチレン樹脂であり、この非発泡ポリスチレン樹脂中に、イミダクロプリド及び/またはアセタミプリドからなる防蟻薬剤と、4−エトキシフェニル〔3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル〕ジメチルから成る防蟻薬剤とが、重量比にして後者が前者の50倍以下の割合にて含まれていることを特徴とする請求項1記載の、防蟻性非発泡合成樹脂シート。
- 防蟻性非発泡合成樹脂シートが、エチレン−酢酸ビニル共重合体または
ポリオレフィン系樹脂を成形したものである請求項1記載の防蟻性非発泡合成樹脂シート。 - 防蟻性非発泡合成樹脂シートが、エチレン−酢酸ビニル共重合体または
ポリオレフィン系樹脂をフィルムに成形することを特徴とする請求項3に記載の防蟻性非 発泡合成樹脂シートの製造方法。 - 防蟻性非発泡合成樹脂シートが、ポリアミド系樹脂またはポリ塩化ビニル樹脂もしくはウレタン樹脂を成形したものである請求項1に記載の防蟻性非発泡合成樹脂シート。
- 防蟻性非発泡合成樹脂シートが、ポリアミド系樹脂またはポリ塩化ビニル
樹脂もしくはウレタン樹脂をフィルムに成形することを特徴とする請求項3に記載の
防蟻性非発泡合成樹脂シートの製造方法。
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