JP4138868B2 - 走行支援システムおよび走行支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、多数の車両間で通信を介して安全走行を支援するシステムであって、通信モジュールを搭載しない非搭載車両に関する情報を通知する走行支援システムに関し、特にカーナビゲーションシステム(以下、カーナビ)等、移動体端末機器に適用するものである。
従来、通信を介して車両間で位置や移動を通信して安全走行を支援するシステム、いわゆる車々間通信システムに関する技術が多く開示されている。この車々間通信技術は、通信を可能とする通信モジュールを搭載した車両(以下、搭載車両とする)同士が互いに位置情報等を通信し合うことにより実現されるものであるため、通信モジュールを搭載しない車両(以下、非搭載車両とする)には用いることができない。これに対し、非搭載車両との衝突を回避するため、通信モジュールを搭載した車両が、当該車両に搭載された車載カメラで非搭載車両を認識し、交差点で右折しようとしている対向車両に通知するシステムがある(特許文献1)。これによれば、交差点で非搭載車両の存在を通知された搭載車両は、当該交差点で直進する対向車両の陰に隠れたバイクなどの非搭載車両の存在を知ることができ、右折時の衝突を未然に回避することができる。
また、搭載車と搭載車の間に、走行方向を同じとする非搭載車が所定の位置に存在するものと推定し、さらに他の搭載車間にかかる情報を送信することで衝突を回避するシステムがある(特許文献2)。
特開2004−295178号公報 特開2006−185136号公報
しかしながら、上記従来技術(特許文献1)では非搭載車両の存在を通知された搭載車両は、通知された非搭載車両に関する情報を保持し続けるかどうかは不明であり、必ずしもその後の走行に役立てることができないという問題がある。
また、上記従来技術(特許文献2)では、特に搭載車が車載カメラ等の外界認識手段を有しない場合、所定の条件をもとに同じ走行方向に非搭載車が存在すると推定するに過ぎず、信頼性にかける。
本発明の目的は、交差点等に備えられた路側機において非搭載車両を認識し、当該非搭載車両の情報をいずれの搭載車に保持させるかを特定し、特定された搭載車に非搭載車の情報を保持させることによって、非搭載車の情報が通知され、より多くの場面で活用することが出来る走行支援システムおよび走行支援方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る走行支援システムは、複数の車両が通信し合いながら走行することを支援する走行支援システムであって、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載している車両である搭載車両の存在及び位置を検出する搭載車両検出手段と、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載していない車両である非搭載車両の存在及び位置を検出する非搭載車両検出手段と、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の位置とに基づいて、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両から、前記非搭載車両の位置に関する情報を含む非搭載車両情報を保持すべき搭載車両である保持車両を特定する保持車両特定手段と、前記保持車両特定手段で特定された保持車両に対して、前記非搭載車両情報を提供する非搭載車両情報提供手段と、前記非搭載車両情報提供手段によって提供された非搭載車両情報を保持するとともに、保持している非搭載車両情報を、前記通信モジュールを介して、他の搭載車両に提供する、保持車両に備えられる通信手段とを備えることを特徴とし、非搭載車両の情報を他の搭載車両に通知することで衝突回避を図る等の走行支援を行う。
なお、本発明は、装置として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
本発明に係る走行支援システムは、非搭載車両に関する情報を通知された搭載車両(保持車両)が、さらに他の搭載車両に対して自車両が保持している非搭載車両に関する情報を提供するので、より多くの搭載車両に対して非搭載車両の存在を通知することができ、搭載車両と非搭載車両との衝突の危険性を回避することが可能となるという効果がある。
以下、本発明に係る路側機について図面を参照しながら説明を行う。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態のシステム構成図である。以下、まず各構成要素について説明し、後に本発明の動作フローを説明する。
まず、交差点や道路上に設置された路側機100は、画像認識部101、非搭載車両判定部102、移動先一致度判定部103、保持車両特定部104、非搭載車両情報提供部105、車両移動情報検出部106を備える。一般的に路側機は、交差点や交通監視システム(Nシステム)等と同様、所定の交差点や路側に設置され、通信や画像を介して情報を送受信する機能を有する装置とする。画像認識部101、非搭載車両判定部102及び車両移動情報検出部106は、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載している車両である搭載車両の存在及び位置を検出する搭載車両検出手段と、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載していない車両である非搭載車両の存在及び位置を検出する非搭載車両検出手段との一例である。前記搭載車両検出手段はさらに、搭載車両の移動方向を検出する。すなわち、前記非搭載車両検出手段は、動画像を取得し、取得した動画像中の移動体を認識することで、動画像中の車両を抽出する画像認識部101と、車両が備える通信モジュールと通信し合うことによって、通信モジュールを備える車両から当該車両の位置情報を取得することで車両の移動情報を検出する車両移動情報検出部106と、前記画像認識部によって抽出された車両のうち、前記車両移動情報検出部によって通信し合うことができなかった車両を前記非搭載車両と判定する非搭載車両判定部102とを有する。前記画像認識部101はさらに、抽出した車両の前記動画像における座標から、当該車両の位置を特定し、前記非搭載車両判定部102は、前記画像認識部101によって特定された車両の位置と前記車両移動情報検出部106によって取得された位置情報とを照合することで、前記画像認識部101によって抽出された車両から、前記車両移動情報検出部106によって位置情報が取得された車両を除外し、除外後に残った車両を前記非搭載車両と判定する。前記搭載車両検出手段および前記非搭載車両検出手段の一例である画像認識部101、非搭載車両判定部102及び車両移動情報検出部106と、前記保持車両特定手段の一例である保持車両特定部104、及び、前記非搭載車両情報提供手段の一例である非搭載車両情報提供部105は、交差点又は道路上に設置された路側機に収納されている。
路側機100における画像認識部101は、カメラ等によって交差点や経路の画像を認識する手段である。図2は路側機による交差点の画像の認識を示す図である。図2において華町1交差点には、路側機100が設置されている。この路側機100は、画像認識部101である交差点カメラを有しており、例えば点線の枠で示すように交差点等所定の範囲を画像として認識する。
図3は画像認識部101で認識した華町1交差点の画像の一例を示したものである。本実施の形態ではまず、画像認識部101において移動体を抽出する。所定のサンプリング周期で認識された画像から、その差分をとることで移動体を抽出することができる。例えば図3において、あるタイミングで認識した車両1Aが次のタイミングで1Bへ移動しており、つまりこの物体を移動体として抽出することができる(車両1とする)。同様に認識された画像の差分から、図3では車両1の他、車両2、車両3が移動体として抽出されているとする。
また本実施の形態では、これら抽出された移動体の位置情報を算出する。路側機は設置された場所等、所定の基準点を有しているため、その基準点をもとに認識された移動体の位置情報を算出することが可能となる。図4は、画面左下を原点として横軸をX座標、縦軸をY座標とし、認識されたピクセルから各移動体の位置を算出する一例を示す図である。例えば本例の場合、認識する画像の四隅の座標が「E135.30.00、N35.10.00」、「E135.30.00、N35.12.00」、「E135.31.00、N35.12.00」、「E135.31.00、N35.10.00」となっており、これより各移動体の位置を算出することができる。例えば図4に示すように画面左下を原点として横軸をX座標、縦軸をY座標とし、認識されたピクセルから算出する。本例の場合、例えば左下の座標(0、0)である「E135.30.00、N35.10.00」に対して車両1の座標は(10、10)であり、位置は「E135.30.10、N35.11.10」と算出される。同様に車両2の位置は「E135.30.13、N35.11.15」、車両3の位置は「E135.30.15、N35.11.10」と、各車両の位置が算出されている。さらに、検出するサンプリング間隔と位置の差分を基に、移動体の速度と移動方向も算出することができる。例えば本例の場合、車両1は1Aにいる時点で「E135.30.11、N35.11.10」で検出され、0.5秒後の1Bの時点で「E135.30.10、N35.11.10」で検出されたとする。その間の距離は東経1秒であり、時速約50kmの速度で西方向へ移動していると算出できる。なお、東経1秒は約25メートルとして算出している。同様に例えば車両2の速度「40km」、移動方向「北」、車両3の速度「50km」、移動方向「西」と認識されたとする。
車両移動情報検出部106は、各車両の位置情報を検出する手段である。近年、車両にはカーナビなど、GPSによって現在位置を検出する手段が備えられている。さらに車々間通信ではこのGPS等で検出された位置情報を通信し合い、出会い頭の衝突防止や、安全な合流等に用いられる。また、車々間で通信するのみならず、交差点や経路に設置された路側機に自車両の移動情報等を送信し、サーバ側で渋滞に関する情報として用いる技術も知られている。本実施の形態においても路側機においてこれら各車両の移動情報を検出するものとする。
図5は路側機100によって検出された各車両の移動情報を示した図である。図5(a)は、路側機が通信により検出した搭載車両の位置情報の一例を示す図である。例えば車両1から検出された移動情報として車両ID「001」、位置情報「E135.30.10、N35.11.10」、移動方向「西」、速度「50km」が検出されている。同様に車両2から検出された移動情報として車両ID「002」、位置情報「E135.30.13、N35.11.10」、移動方向「北」、速度「40km」が検出されている。
図5(b)は、路側機100が画像認識によって検出した車両の位置情報の一例を示す図である。一方、車々間で行われる通信や路側機との通信は、この通信を可能とするモジュールを介して行われるため、通信モジュールを有さない車両(非搭載車両)とは通信することができないこととなる。したがって、例えば車々間通信によって認識した車両との出会い頭衝突を通知するシステムを車両が有していても、非搭載車両を認識することはできず、かえって非搭載車両と衝突してしまう危険性も生じてしまう。そこで本実施の形態では、非搭載車両を特定し、この非搭載車両の情報を搭載車両に保持させることで衝突の危険性を回避することを目的とする。
非搭載車両判定部102は、画像認識部101で認識された画像と、車両移動情報検出部106で検出された各車両の位置情報から、通信モジュールを搭載していない非搭載車両を判定する手段である。
図5は非搭載車両の判定を示す図である。まず前述に示すように車両移動情報検出部106において各車両の移動情報が検出されている。一方、前述の図2に示すように画像認識部101において移動体と、各移動体の位置、移動速度、移動方向が認識されている。これらの情報をもとに、非搭載車両判定部102は、非搭載車両を判定する。例えば車両移動情報検出部106で検出された車両1の移動情報である位置「E135.30.10、N35.11.10」、移動方向「西」、速度「50km」(図5(a)参照)は、画像認識部101で認識した移動体の一つである認識ID「101」の位置「E135.30.10、N35.11.10」、移動方向「西」、速度「50km」(図5(b)参照)と一致するため、認識ID「101」は車両1のことであると特定できる。同様に、車両2の移動情報である位置「E135.30.13、N35.11.10」、移動方向「北」、速度「40km」(図5(a)参照)は、画像認識部101で認識した移動体の一つである認識ID「102」の位置「E135.30.13、N35.11.10」、移動方向「北」、速度「40km」(図5(b)参照)と一致するため、認識ID「102」は車両2のことであると特定できる。図5(c)は、非搭載車両であると特定された車両の位置情報の一例を示す図である。一方、図5(b)に示す認識ID「103」として認識された車両に関する情報は車両移動情報検出部106では検出されておらず、したがってこの車両は通信モジュールを搭載しない非搭載車両として特定されることとなる(図5(c)参照)。なお、本実施の形態では位置や速度が一致するものを対応する車両として特定したが、画像認識では位置や速度に誤差を生じ、またGPS等で検出される位置にも誤差を生じることがあるため、必ずしも一致のみならず、所定の閾値を設けて対応する車両を特定することとしてもよい。さらに、画像によって認識した移動物体と、他の手段で検出された位置情報等を用いて両情報を対応させる技術は従来知られており、ここではその詳細を問わないこととする。
保持車両特定部104は、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の位置とに基づいて、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両から、前記非搭載車両の位置に関する情報を含む非搭載車両情報を保持すべき搭載車両である保持車両を特定する保持車両特定手段の一例であり、非搭載車両判定部102で判定された非搭載車両の情報を保持させる車両(以下、保持車両という)を特定する手段である。移動先一致度判定部103は、前記走行支援システムはさらに、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の位置とに基づいて、搭載車両及び非搭載車両の移動先に関する一致度を判定する移動先一致度判定手段の一例であり、これに対し、保持車両特定手段は、前記移動先一致度判定手段で非搭載車両の移動先との一致度が高いと判定された搭載車両を前記保持車両として特定する。また、前記移動先一致度判定手段は、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の移動方向と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の移動方向とが一致している場合に、搭載車両及び非搭載車両の移動先に関する一致度が高いと判定する。さらに、前記移動先一致度判定手段は、前記移動先予測手段で予測された搭載車両及び非搭載車両の移動先に基づいて、前記一致度を判定する。例えば本実施の形態では、移動先一致度判定部103において、画像認識部101で認識した各車両の移動情報をもとに、非搭載車両との移動の一致度を判定し、判定された移動先の一致度をもとに非搭載車両の情報を保持させる車両を特定することとする。
図6は移動先の一致度を用いて保持車両の特定を説明する図である。図6(a)は、搭載車両の位置情報の一例を示す図である。今、前述に示すように車両1、車両2の位置、移動方向、速度が特定されている。図6(b)は、非搭載車両として特定された車両の位置情報の一例を示す図である。対して非搭載車両として特定された車両(以下、車両3とする)の位置、移動方向、速度も認識されている。そこで移動先一致度判定部103は非搭載車両と、各車両との移動先の一致度を判定する。図6において非搭載車両の移動方向「西」速度「50km」に対して、車両2の移動方向「北」、速度「40km」と異なっている。この場合、車両2に非搭載車両である車両3の情報を保持させても、移動方向が異なるためすぐに両車両は離れてしまい、保持車両としては適さない。一方、車両1は移動方向「西」、速度「50km」と一致しており、両車両の移動は類似しており、したがって本例の場合車両1を保持車両として特定する。
非搭載車両情報提供部105は、前記保持車両特定手段で特定された保持車両に対して、前記非搭載車両情報を提供する非搭載車両情報提供手段の一例であり、本実施の形態では非搭載車両として特定された車両に、非搭載車両の情報を提供する手段である。図7は非搭載車両情報の提供を説明する図である。今、路側機100によって保持車両として特定された車両1に非搭載車両である車両3に関する情報が提供されている。非搭載車両に関する情報は、例えば当該保持車両と非搭載車両との相対位置と、移動速度とする。図6(c)には、非搭載車両に関する情報である非搭載車両情報の一例が示されている。例えば検出された位置の差分をもとに相対位置「後方125m(=東経5秒×25m)」、速度「50km」が、非搭載車両に関する情報として示されている。非搭載車両情報提供部105は、このように保持車両である車両1に、非搭載車両として特定された車両3に関する情報を提供する。
図1に示すように保持車両として特定された搭載車両200は、非搭載車両情報受信部201、車両移動情報検出部203、非搭載車両情報通知部202とからなり、非搭載車両に関する情報を通知する。
非搭載車両情報受信部201は、前記非搭載車両情報提供手段によって提供された非搭載車両情報を保持するとともに、保持している非搭載車両情報を、前記通信モジュールを介して、他の搭載車両に提供する、保持車両に備えられる通信手段の一例であり、本実施の形態では前述に示す非搭載車両に関する情報を受信する手段である。車両移動情報検出部203は、前述の車両移動情報検出部106と同様に、各車両に備えられたGPS等によって検出された位置情報などを通信しあい、出会い頭衝突防止などに用いる車々間モジュールとする。非搭載車両情報通知部202は、車両移動情報検出部203で検出された他車両の位置をもとに受信した非搭載車両の情報を通知する手段である。以下、図を用いて説明をする。
図8は、非搭載車両情報の通知を説明する図である。今、車両1が華町1交差点を西へ移動している。対して裏華2交差点から車両4が北へ移動している。ここで裏華2交差点は見通しの悪い交差点であり、両車両は、お互いが接近していることを認識することができない。このような場合、車々間通信を介して互いの位置を通知し合い、出会い頭衝突を防止する技術が従来知られている。本実施の形態においても、車両移動情報検出部203は、この車々間通信を可能とする通信モジュールとし、互いの位置情報を通信し合い、出会い頭衝突の回避を図る。
しかしながら、このようなシステムは車々間通信モジュールを有する車両同士で行われるため、車々間通信モジュールを有さない非搭載車両は認識することができず、衝突の危険性を生じてしまう。図9は、車両4におけるカーナビ画面の一例を示した図である。今、裏華2交差点手前に位置する車両4からは、車両移動情報検出部203で検出された車両1の移動情報をもとに、車両が接近している旨を通知している。これにより車両4のユーザは、車両1が接近していることを知ることができる。しかしながら、後方にいる非搭載車両である車両3は認識できないため、接近しているのは車両1のみであると思い込んでしまい、車両1の通過後に安心して飛び出してしまい、車両3と接触してしまう場合もある。そこで本実施の形態では、非搭載車両情報通知部202によって、非搭載車両の情報を通知することでこのような衝突の回避を図る。
図10は、保持車両である車両1から提供され、非搭載車両情報受信部201で受信した非搭載車両に関する情報を示した図である。搭載車両4は、図10(a)に示す車両1の情報である車両ID「001」、位置「E135.30.05、N35.11.10」、移動方向「西」、速度「50km」に加え、図10(b)に示すように非搭載車両に関する情報として認識ID「103」、相対位置「後方125m」、速度「50km」と、非搭載車両に関する情報も受信している。非搭載車両情報通知部202は、このように得られた非搭載車両に関する情報を通知する。
図11は、非搭載車両に関する情報の通知の一例を示した図である。図9と比較して、車両1が接近している情報に加え、さらに後方250mに非搭載車両の「複数車両が接近」している旨の通知が行われている。このように非搭載車両の情報を通知することで、単に車両が接近している情報のみならず、その周囲に非搭載車両が存在している事を知ることができ、より安全に走行することが可能となる。
なお、近年車載カメラを搭載する車両も登場し、当該車載カメラをもとに、搭載車周辺の非搭載車の存在を検出し、非搭載車の存在を通知することも技術的には可能である。しかしながら、常に車載カメラを搭載する車両が存在するとは限らず、また存在しても、当該車両ごとに搭載された車載カメラはその検出範囲、精度等車載カメラによってさまざまであり、車両に備え付けられた車載カメラのみで衝突を回避するには不十分な場合もある。
一方、本実施の形態に示すように、例えばNシステム等、交差点や路側等、一定の領域に備え付けられた画像認識部101等を用いることで非搭載車を精度良く検出でき、また車載カメラを搭載した車両が存在する場合のみに限らず、広範囲にわたって衝突を回避することが可能となる。
以下、図12、図13、図14、図15のフローチャートを用いて本発明の動作を説明する。図12は、本実施の形態1の走行支援システムにおける全体動作の一例を示すフローチャートである。図13は、図12のステップ103での非搭載車両判定部102における非搭載車両判定動作の一例を示すフローチャートである。図14は、図12のステップ105での移動先一致度判定部103の動作の一例を示すフローチャートである。図15は、非搭載車両情報提供部105から、移動先が一致する非搭載車両に関する情報を受信した搭載車両200における動作の一例を示すフローチャートである。
まず画像認識部101で画像を認識する(ステップS101)。一方、車両移動情報検出部106は、搭載車両が備える通信モジュールと通信し合うことによって、通信モジュールを備える車両から当該車両の位置情報を検出する(ステップS102)。そして画像情報と位置情報をもとに非搭載車両判定部102において非搭載車両を判定する(ステップS103)。
非搭載車両の判定は図13に示すように、まず画像情報から移動体を抽出し(ステップS201)、抽出された車両の位置情報を算出する(ステップS202)。一方、車両移動情報検出部106で検出された位置情報を参照し(ステップS203)、位置情報が検出されていない移動体、すなわち、非搭載車両が存在するか否かの判定を行う(ステップS204)。存在しない場合(ステップS204のNo)は、非搭載車両は存在しないこととなるためメインのフローへ戻る。一方、存在する場合(ステップS204のYes)は、非搭載車両と判定し(ステップS205)、メインのフローへ戻る。
非搭載車両が存在する場合(ステップS104のYes)、ステップS105へと進み、存在しない場合(ステップS104のNo)、ステップS101へと戻り、車両の検出から非搭載車両の判定までの動作を繰り返す(ステップS101からステップS104)。
非搭載車両が存在する場合(ステップS104のYes)、移動先一致度判定部103において搭載車両との移動先の一致度を判定する。
移動先の一致度の判定は、図14に示すようにまず、画像情報で認識された各車両の移動情報を参照し(ステップS301)、移動方向が一致するか否かの判定を行う(ステップS302)。移動方向が一致する場合(ステップS302のYes)はステップS303へ進み、一致しない場合はステップS306へと進む。移動方向が一致する場合(ステップS302のYes)、次に移動速度が所定の範囲内か否かの判定を行う(ステップS303)。移動速度が所定の範囲内の場合(ステップS303のYes)はステップS304へ進み、範囲外の場合はステップS306へと進む。移動速度が範囲内の場合(ステップS303のYes)、次に位置が所定の範囲か否かの判定を行う(ステップS304)。位置が所定の範囲内の場合(ステップS304のYes)はステップS305へ進み、範囲外の場合はステップS306へと進む。そして上記に示すように移動方向、速度、位置が上記条件を満たす場合は保持車両の候補として特定する(ステップS305)。
次に、判定していない車両の有無を判定し(ステップS306)、存在する場合は(ステップS306のYes)、判定していない車両を判定するためにステップS301へと戻る。一方、すべての車両について移動先の一致度を判定した場合(ステップS306のNo)、保持車両の候補の中でもっとも位置が近い車両を保持車両として特定する(ステップS307)。そしてメインのフローへと戻る。
上記フローによって特定された車両を保持車両特定部104において保持車両として特定し(ステップS106)、当該保持車両に非搭載車両の情報を提供する(ステップS107)。
図15に示すように、保持車両として特定された搭載車両200では、図1に示すように非搭載車両情報受信部201において非搭載車両の情報を受信する(ステップS401)。そして車両移動情報検出部203において車々間通信により他車両の位置情報を検出し(ステップS402)、非搭載車両情報通知部202において非搭載車両の情報をユーザに通知する(ステップS403)。
(最小構成)
図16は、本実施の形態の走行支援システムの構成を最小とした場合の構成の一例を示す図である。なお、本実施の形態では、画像認識部101で認識される画像と、車両移動情報検出部106で検出される車両の位置情報とから非搭載車両の検出を行ったがこれに限ったものではない。例えば速度検知装置のようなミリ波センサ等のセンサにより移動体を検出して非搭載車両の検出を行うことも可能である。したがって本実施の形態におけるシステムは、図16のシステム構成要素により実現可能である。すなわち、複数の車両間で通信を介して走行を支援するシステムであって、非搭載車両検出部111は、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載していない車両である非搭載車両の存在及び位置を検出する非搭載車両検出手段の一例であり、本実施の形態では前記通信を行う通信モジュールを搭載していない非搭載車両を検出する。前記非搭載車両検出手段はさらに、非搭載車両の移動方向を検出する。搭載車両検出部112は、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載している車両である搭載車両の存在及び位置を検出する搭載車両検出手段の一例であり、本実施の形態では前記通信を行う通信モジュールを搭載している搭載車両を検出する。保持車両特定部113は、前記非搭載車両の位置と前記搭載車両の位置から前記非搭載車両の情報を保有する車両を前記搭載車両から特定する。非搭載車両情報提供部105は、前記保持車両特定部113で特定された車両に対して前記非搭載車両の情報を提供する。通信部115は、前記保持車両の前記非搭載車両の情報を、前記通信モジュールを搭載する別の搭載車両に通信にて提供する。
本実施の形態における図1の、画像認識部101が路側機の非搭載車両検出部111に、車両移動情報検出部106が搭載車両検出部112に、移動先一致度判定部103および保持車両特定部104が保持車両特定部113に、搭載車両における非搭載車両情報受信部201、車両移動情報検出部203、非搭載車両情報通知部202が通信部205に該当することとなる。図16の通信部205は、前記非搭載車両情報提供手段によって提供された非搭載車両情報を保持するとともに、保持している非搭載車両情報を、前記通信モジュールを介して、他の搭載車両に提供する、保持車両に備えられる通信手段の一例である。
(車線が同一、方向指示器が同一の車両に情報提供)
なお本実施の形態では、移動方向が同一の車両を非搭載車両情報の提供を受けるべき保持車両として特定した。移動方向が非搭載車両と同一の場合、その後追従して走行する可能性が高く、当該移動方向が同一の車両を保持車両として特定することで、他の保持車両に非搭載車両の情報を提供することで衝突等を回避することが可能となるからである。この保持車両の特定は移動方向が同一のみならず、例えば走行車線が同一の車両を保持車両として特定することとしてもよい。すなわち、前記搭載車両検出手段の一例である搭載車両検出部112はさらに、搭載車両が走行する道路の車線を検出し、前記非搭載車両検出手段の一例である非搭載車両検出部111はさらに、非搭載車両が走行する道路の車線を検出し、前記移動先一致度判定手段の一例である移動先一致度判定部103は、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の車線と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の車線とが一致している場合に、搭載車両及び非搭載車両の移動先に関する一致度が高いと判定する。図17は、交差点において非搭載車両情報の提供を受けるべき搭載車両と非搭載車両との走行車線との位置関係の一例を示す図である。以下、図17を用いて説明する。図17はある交差点「華町5交差点」を示した図である。華町5交差点は片側2車線になっており、直進車両は路側より、右折車両は中央車線を走行することとなっている。今、前述の非搭載車両検出部111において車両3が非搭載車両として検出されたとする。一方、搭載車両検出部112において車両1及び車両2が搭載車両として検出されたとする。ここで非搭載車両との衝突を回避すべく、保持車両特定部113は搭載車両のうち当該非搭載車両の情報を保持する保持車両を特定することとなるが、ここで走行車線の情報を用いることとする。非搭載車両である車両3が走行する直進車線に対し、車両1は同様の直進車線、一方車両2は右折車線を走行している。そこで保持車両特定部113は、車両1を保持車両として特定する。走行車線が同一の車両はその後、同一方向へ走行する可能性が高いからである。このように走行車線をもとに保持車両を特定することとしてもよい。
また、走行車線のみならず、例えばウィンカーなどの方向指示器を検出して保持車両を特定することとしてもよい。前記搭載車両検出手段の一例である非搭載車両検出部111はさらに、搭載車両が備える方向指示器の方向指示を検出し、前記非搭載車両検出手段の一例である非搭載車両検出部111はさらに、非搭載車両が備える方向指示器の方向指示を検出し、前記移動先一致度判定手段の一例である移動先一致度判定部103は、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の方向指示と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の方向指示とが一致している場合に、搭載車両及び非搭載車両の移動先に関する一致度が高いと判定する。
図18は、ウィンカー情報を用いて非搭載車両情報を保持すべき保持車両を特定する場合の一例を示す図である。以下、図18を用いて説明する。図18は交差点「華町1交差点」を示した図である。今、前述の非搭載車両検出部111において車両3が非搭載車両として検出されたとする。一方、搭載車両検出部112において車両1及び車両2が搭載車両として検出されたとする。ここで非搭載車両との衝突を回避すべく、保持車両特定部113は搭載車両のうち当該非搭載車両の情報を保持する保持車両を特定することとなるが、ここでウィンカー情報を用いることとする。まず、図18において車両1は直進するため右左折ウィンカーを点滅させてはいない。一方車両2は右折するため右折ウィンカーを点滅させている。これに対して非搭載車両である車両3は車両1と同様、右左折ウィンカーを点滅させてはいない。つまり車両3も直進すると考えられる。そこで保持車両特定部113は車両1を保持車両として特定する。このようにウィンカー情報を用いることで移動方向を特定することができ、このウィンカー情報を用いて保持車両を特定することとしてもよい。非搭載車両検出部111及び搭載車両検出部112がカメラなどを用いて画像認識で行われる場合、光や点滅などの輝度の変化は画像認識において比較的容易に検出することが可能である。特に車両の場合、後の行動を示すためにウィンカーが用いられるのが一般的であるため、このウィンカーの情報を用いて保持車両を特定することでより正確に情報提供が可能となる。また、夜間の場合、常時点灯されるヘッドランプに対し、ウィンカーは点滅を行うため、光の点滅を検出することで移動方向を特定することができ、保持車両の特定を行うことができる。
車両に搭載された車載カメラ等においてはその認識範囲に制限があり、必ずしも搭載車、非搭載車の存在や、それらの移動方向等を正確に認識できるとは限らない。しかし本実施の形態で示すように、例えば交差点等に備えられた路側機を用いることで、広範囲に渡って複数台の搭載車、非搭載車、またそれらの車線やウィンカー等を用いて移動方向を認識することが可能であり、これをもとに搭載車のうち最も適する車両を保持車として特定し、非搭載車の情報を提供することが可能となる。
また、特に交差点等では本実施の形態に示す非搭載車に関する情報通信のみならず、横断歩道における子供などの歩行者との情報通信等、さまざまな情報のやりとりがなされることとなる。したがって過度の情報のやりとりは避けるのが望ましい。周辺の車両すべてに非搭載車の存在を知らせるのではなく、本実施の形態に示すように特定の車両に提供することで過度の情報通信を避け、かつ適切に衝突防止を図ることが可能となる。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、画像により認識された車両であって移動先が一致する車両を保持車両として特定し、非搭載車両の情報提供していた。本実施の形態では、車両の移動履歴を用いて移動先を予測した上で保持車両を特定し、非搭載車両の情報を提供する手法について説明を行う。
図19は、本実施の形態2におけるシステム構成図である。前記実施の形態1で示した構成要素に加え、車両移動履歴蓄積部107、移動先予測部108が加わる。前記実施の形態で示す構成要素には同じ符号を付与し、説明を省略する。
車両移動履歴蓄積部107は、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の位置とに基づいて、搭載車両及び非搭載車両の移動履歴を蓄積する移動履歴蓄積手段の一例であり、車両移動情報検出部106で検出される車両の位置情報を移動履歴として蓄積する手段である。車両から検出される位置情報は、車両がどの経路を通過してきたか、またその経路にどのくらい時間を要したか等の情報が示されており、従来、プローブカーに関する技術の一つとして、この位置情報を蓄積することでより正確な交通情報として用いる技術が知られている。例えば路側機等に所定の経路間の移動履歴を提供することで、その経路間に要する正確な時間を算出することができ、他車両へより正確な渋滞情報等を提供することができる。また、ユーザごとに移動履歴を蓄積することで、当該ユーザは過去の自分の走行を検索したり、過去に走行した経路を反映させて経路設定したりする等に用いることもできる。さらにユーザごとに蓄積された移動履歴は、ユーザの行動パターンを反映させており、この移動履歴からユーザの将来の移動先を予測することが可能となる。また、複数人から得られる履歴から、ある経路を通過する他のユーザの一般的な将来の移動先を予測する等も可能である。
移動先予測部108は、前記移動履歴蓄積手段に蓄積された搭載車両及び非搭載車両の移動履歴に基づいて、搭載車両及び非搭載車両の移動先を予測する移動先予測手段の一例であり、車両移動履歴蓄積部107に蓄積された移動履歴から車両の移動先を予測する手段である。以下、図を用いて説明する。
図20は、車両移動履歴蓄積部107に蓄積される移動履歴を説明する図である。例えば車両に備えられたGPS等は、一般的にユーザの移動に伴って所定の間隔(例えば1秒間隔等)で緯度経度情報を検出する。図20においてユーザは、華町1交差点を右折しており、その間、位置情報が検出されている。検出された位置情報を白い丸印で示す。なお、1秒間隔など所定の間隔で検出される位置情報は膨大なものとなり、また緯度経度に誤差を含むため、検索やマッチングの観点からは必ずしも適切ではない場合もある。そこで本実施の形態では、例えば交差点等をノードとしたノードの系列へと変換して蓄積することとする。
図21は、検出された位置情報をノードの系列へ変換する一例を説明する図である。図21においてユーザは華町1交差点を右折し、そのまま直進して華町2交差点を通過した移動を行っている。ユーザの移動に伴って位置情報が検出されている。一方、カーナビ等に備えられた地図情報には、交差点や施設をノードとし、ノードとノードを結ぶリンクで構築された道路ネットワーク情報を有しているのが一般的である。またこのノードやリンクはそれぞれ固有のIDを有している。例えば華町1交差点は「N(ノード)100」、華町2交差点は「N101」となっている。本実施の形態では、検出された位置情報から、マッチングを行いノードへと変換し、このノードの系列を移動履歴として蓄積することとする。例えば履歴ID「001」として「N100→N101」へと変換され、移動履歴として蓄積することとなる。図22は、車両移動履歴蓄積部107にノードの系列として蓄積された移動履歴の一例を示す図である。例えば履歴ID「001」として、出発地「N201」から経路「N202」、「N203」等を経由して目的地「N220」へと到達した移動が履歴として蓄積されている。
移動先予測部108は、このように車両移動履歴蓄積部107に蓄積された移動履歴と、車両移動情報検出部106で検出される現在の走行をもとに将来の移動先を予測する。
図22(a)に示すように、車両移動履歴蓄積部107には上記に示すように移動履歴が蓄積されている。一方、現在走行としてある車両が図22(b)に示すように「N201」を出発し、「N202」、「N203」、「N204」、「N205」、「N206」と通過してきたとする。ここで移動先予測部108は、図22(a)に示すように、車両移動履歴蓄積部107に格納されている移動履歴より一致する経路を検索し、その後の移動先を予測する。例えば本例の場合、図22(b)の現在走行が、履歴ID「001」と一致することとなり、将来の移動先として図22(c)に示すように、「N207」、「N208」、「N209」、「N210」を通過し、目的地「N220」へ到着するであろうと予測することが可能となる。
保持車両特定部104は、非搭載車両の情報を保持させる保持車両を特定する手段である。前記実施の形態では、移動先一致度判定部103において移動先の一致度を判定して保持車両を特定したが、本実施の形態では、移動先予測部108で予測された移動先を用いて移動先の一致度の判定を行い、保持車両を特定する。以下、図を用いて説明する。
図23は、画像認識部101で認識した華町1交差点の画像の一例を示したものである。図23は、図3と同様、華町1交差点の画像を示した図である。今、移動体として車両1、車両2、車両3が抽出されている。また、各移動体の位置は「E135.30.10、N35.11.10」、「E135.30.13、N35.11.10」、「E135.30.15、N35.11.10」、移動方向として華町1交差点を東から西へ移動している旨が算出されている。一方、車両移動情報検出部106において各車両から送信される位置情報が検出されている。図24は検出された搭載車両および非搭載車両の位置情報の一例を示した図である。図24(a)は、搭載車両である車両1及び車両2から送信される位置情報の一例を示す図である。図24(b)は、画像認識部101が画像処理によって車両1、車両2及び車両3について検出した位置情報の一例を示す図である。図24(c)は、検出された非搭載車両の位置情報の一例を示す図である。図24(a)では、車両1について、車両ID「001」の位置「E135.30.10、N35.11.10」、移動方向「西」、速度「50km」と検出されている。また車両2について、車両ID「002」の位置「E135.30.13、N35.11.10」、移動方向「西」、速度「50km」と検出されている。ここで車両移動情報検出部106により検出された位置と、画像認識部101が画像として認識した図24(b)に示す位置情報から差分をとると、図24(c)に示すように、認識ID「003」、位置「E135.30.15、N35.11.10」、移動方向「西」、速度「50km」の位置情報で示される移動を行う車両3が非搭載車両として特定されることとなる。
ここで前記実施の形態では移動先一致度判定部103において移動先の一致度を用いて保持車両を特定していた。例えば本例の場合、非搭載車両である車両3(以下、非搭載車両3とする)は移動方向が西であり、車両1、車両2と移動方向が一致するためこれらが保持車両の候補となる。さらに、例えば位置が最も近い車両2が保持車両として特定されていた。しかしながら、このように路側機で認識された移動のみでは必ずしも車両の移動を正確に予測することはできない。したがって保持車両としても不適切な場合もある。例えば、図24において車両2は、華町1交差点の地点では最も近く、また移動方向も一致しているが、その後、右左折して非搭載車両3とは異なる経路を通り、保持車両としては適さない場合もある。そこで本実施の形態ではさらに移動先予測部108で予測された移動先を用いて移動先の一致度を判定する。
図25は、移動先予測部108により予測された各車両の移動先を示す図である。まず、車両1、車両2は前述に示すように各車両の移動履歴より各々の移動先が予測されている。例えば車両1は華町1交差点を通過後、裏華2交差点を直進し、華町3交差点へ向かう経路が予測されているとする。一方、車両2は移動履歴より、華町1交差点を通過後、裏華2交差点を右折して裏華4交差点へ向かう経路が移動先として予測されているとする。
一方、車両3は通信モジュールを有さない非搭載車両であるため、移動履歴が蓄積されず、また移動先を履歴に基づいて正確に予測することができない。そこで非搭載車両3の移動先は予測ではなく、あくまで推定にとどまる程度の予測となる。例えば華町1交差点を直進すると推定することとする。あるいは、他の搭載車両から得られた移動履歴から、例えば頻度等を用いて一般的な移動先を予測し、この予測移動先を非搭載車両の移動先として推測することとしてもよい。
移動先一致度判定部103は、前述に示すように予測された移動先と推定された移動先の一致度を算出し、保持車両特定部104において保持車両を特定する。この場合、華町3交差点まで直進すると推定された非搭載車両3に対し、車両2は華町2交差点を右折してしまうが、一方、車両1とは華町3交差点まで一致するため、車両1を保持車両として特定することとなる。車両2は華町2交差点を右折してしまうため、非搭載車両との位置が離れてしまい、非搭載車両が存在する旨の情報を保持する必要性がなくなるからである。
以下、図26、図27、図28、図29のフローチャートを用いて本発明の動作を説明する。図26は、本実施の形態2の走行支援システムにおける全体動作の一例を示すフローチャートである。図27は、図26のステップ103での非搭載車両判定部102における非搭載車両判定動作の一例を示すフローチャートである。図28は、図26のステップ505での移動先一致度判定部103の動作の一例を示すフローチャートである。図29は、非搭載車両情報提供部105から、移動先が一致する非搭載車両に関する情報を受信した搭載車両200における動作の一例を示すフローチャートである。
まず画像認識部101で画像を認識する(ステップS101)。一方、車両移動情報検出部106は、車両の位置情報を検出する(ステップS102)。そして画像情報と位置情報をもとに非搭載車両判定部102において非搭載車両を判定する(ステップS103)までは前記実施の形態と同様である。
また、非搭載車両の判定も前記実施の形態と同様、図13に示すように、まず画像情報から車両を抽出し(ステップS201)、抽出された車両の位置情報を算出する(ステップS202)。一方、車両移動情報検出部106で検出された位置情報を参照し(ステップS203)、位置情報が検出されていない移動体が存在するか否かの判定を行う(ステップS204)。存在しない場合(ステップS204のNo)は、非搭載車両は存在しないこととなるためメインのフローへ戻る。一方、存在する場合(ステップS204のYes)は、非搭載車両と判定し(ステップS205)、メインのフローへ戻る。
非搭載車両が存在する場合(ステップS104のYes)、ステップS501へと進み、存在しない場合(ステップS104のNo)、ステップS101へと戻り、車両の検出から非搭載車両の判定までの動作を繰り返す(ステップS101からステップS104)。
非搭載車両が存在する場合(ステップS104のYes)、車両移動情報検出部106において車両の位置情報を検出し(ステップS501)、車両移動履歴蓄積部107に蓄積する(ステップS502)。次に移動履歴を参照し(ステップS503)、移動先予測部108において車両の移動先を予測する(ステップS504)。
次に予測された車両の移動先をもとに移動先一致度判定部103において移動先の一致度を判定する(ステップS505)。
前述のように車々間通信モジュールを有する各車両は自己の検出された位置情報と移動履歴をもとに将来の移動先を予測することが可能である。例えば図25に示すように搭載車両である車両1は華町1交差点を直進し、裏華2交差点、華町3交差点へ移動すると予測されている。また搭載車両2は華町2交差点で右折すると予測されている。対して非搭載車両である車両3は、華町3交差点まで直進すると推定されている。これら予測された移動先を参照して移動先の一致度を判定し、保持車両を特定することとなる。
まず予測移動先を参照し(ステップS601)、移動方向が一致するか否かの判定を行う(ステップS602)。移動方向が一致する場合(ステップS602のYes)はステップS603へ進み、一致しない場合はステップS606へと進む。移動方向が一致する場合(ステップS602のYes)、次に移動速度が所定の範囲内か否かの判定を行う(ステップS603)。移動速度が所定の範囲内の場合(ステップS603のYes)はステップS604へ進み、範囲外の場合はステップS606へと進む。移動速度が範囲内の場合(ステップS603のYes)、次に位置が所定の範囲か否かの判定を行う(ステップS604)。位置が所定の範囲内の場合(ステップS604のYes)はステップS605へ進み、範囲外の場合はステップS606へと進む。そして上記に示すように移動方向、速度、位置が上記条件を満たす場合は保持車両の候補として特定する(ステップS605)。
次に、判定していない車両の有無を判定し(ステップS606)、存在する場合は(ステップS606のYes)、判定していない車両を判定するためにステップS601へと戻る。一方、すべての車両について移動先の一致度を判定した場合(ステップS606のNo)、保持車両の候補の中でもっとも位置が近い車両を保持車両として特定する(ステップS607)。そしてメインのフローへと戻る。
図25に示す例では、車両2は華町2交差点を右折してしまうが、一方、車両1とは華町3交差点まで一致するため、車両1を保持車両として特定することとなる。車両2は華町2交差点を右折してしまうため、非搭載車両との位置が離れてしまい、非搭載車両が存在する旨の情報を保持する必要性がなくなるからである。なお、車両2も保持車両として特定し、右左折した時点で非搭載車両に関する情報を破棄することとしてもよい。
上記フローによって特定された車両を前記実施の形態同様、保持車両特定部104において保持車両として特定し(ステップS106)、当該保持車両に非搭載車両の情報を提供する(ステップS107)。さらに保持車両として特定された車両では、非搭載車両情報受信部201において非搭載車両の情報を受信する(ステップS401)。そして車両移動情報検出部203において他車両の位置情報を検出し(ステップS402)、非搭載車両情報通知部202において非搭載車両の情報を通知する(ステップS403)。
(変形例1)
なお、前記実施の形態1および実施の形態2において、保持車両は1台のみの場合について説明を行ってきたがこれに限ったものではない。複数台を保持車両として特定することとしてもよい。複数台を保持車両として特定することで非搭載車両の情報をより確実に通知することが可能となる。以下、図を用いて説明を行う。図30は、画像認識部101で認識した華町1交差点の画像の一例を示したものである。図30は、図25と同様、華町交差点1等の経路を示した図である。図25と同様、華町交差点1において車両1、車両2、および車両3の三台が検出され、車両3は非搭載車両判定部102において非搭載車両として判定されている。また、移動先予測部108において車両1は華町1交差点、裏華2交差点、裏華3交差点を直進すると予測されている。一方、車両2は裏華2交差点を右折して裏華4交差点へ向かうと予測されている。また車両3は直進すると推定されている。ここで前記実施の形態では直進すると推定された車両3と移動先が一致する車両1を保持車両として特定した。しかしながら通信モジュールを搭載しない非搭載車両の移動先はあくまで推定にとどまり、必ずしも正確に推定できるとは限らない。例えば裏華2交差点を右折してしまう場合もある。そこで、ここでは複数台の車両であって、かつ各々の移動先へ移動する搭載車両を保持車両として特定することとする。この場合車両1と車両2は予測移動先が異なるため、車両1と車両2を保持車両として特定することとする。これにより仮に非搭載車両である車両3が直進せず、裏華2交差点で右折しても、車両2も保持車両として特定され、非搭載車両情報を保持しているので、他の車両との衝突を回避することが可能となる。なお、本例では移動先予測部108において複数の車両の移動先を予測し、各々移動先が異なる車両へ非搭載車両情報を提供するものとしているが、さらに移動先が異なるか否かを判定する移動先相違判定手段等を別途設けて保持車両の特定を行うこととしてもよい。
なお、上記のように複数の異なる移動先へ向かう車両に非搭載車両の情報を提供したのみでは、情報が膨大となり、情報の信憑性が薄れる可能性もある。例えば図30において非搭載車両である車両3は裏華2交差点を直進するか右折するか特定できないため、裏華2交差点を直進すると予測された車両1と、裏華2交差点を右折すると予測された車両2のように、予測移動先が異なる複数の車両へ非搭載車両である車両3の情報を通知することとなる。しかし実際には車両3はいずれか一方に進むことになるため、一方の非搭載車両情報は不要となる。また、本例において移動先が異なる車両は2台で説明を行っているが、さらに移動先が異なるような場合、これらすべての車両へ通知していたのでは、当該非搭載車両の情報があらゆる移動先へ反映されてしまうこととなる。車々間通信が普及する環境下において、車々間通信の送受信を行うことができない非搭載車両との衝突等の危険性は高く、フェールセーフの観点から、このように移動先が異なる複数の車両へ情報を通知することでこれら危険性を回避することが可能となるが、一方で当該非搭載車両情報を廃棄、あるいは修正する必要も生じてくる。そこで例えば次の交差点等に設置された路側機で修正や廃棄をすることで情報が反映するのを防止し、情報の信頼度を保つことが可能となる。図31は、非搭載車両情報で示される非搭載車両とは異なる移動先に移動した保持車両が、不要となった非搭載車両情報を廃棄するイベントの一例を示す図である。以下、図31を用いて説明を行う。車両移動情報検出部203は、前記保持車両が保持する非搭載車両情報を廃棄するためのイベントを検出するイベント検出手段の一例である。また、非搭載車両情報受信部201及び非搭載車両情報通知部202は、前記イベント検出手段の一例である車両移動情報検出部203でイベントが検出されると、前記保持車両が保持していた非搭載車両情報を廃棄する廃棄手段の一例である。前記イベント検出手段である車両移動情報検出部203は、前記非搭載車両情報提供手段が保持車両に非搭載車両情報を提供した後であって、前記保持車両が交差点に達したときを、前記イベントとして検出する。
図31は図30と同様、華町交差点1等ある経路を示した図である。図30において移動先が異なる車両1、車両2を保持車両として特定し、非搭載車両である車両3の情報を提供され、その後しばらく走行した後を示した図である。図31において車両1は華町1交差点、裏華2交差点を通過し、華町3交差点へ到達している。一方、車両2は華町1交差点を通過し、裏華2交差点で右折し、裏華4交差点を直進している。ここで非搭載車両である車両3は直進をし、華町3交差点へ到達している。さて、図30において車両1および車両2は非搭載車両情報を保持しているが、その後しばらく走行した図31に示す状況では、裏華4交差点へ到達した車両2の後方には車両3は存在せず、したがって保持している非搭載車両情報は不要となる。そこで車両2は非搭載車両情報を廃棄することとする。一方、華町3交差点へ到達した車両1の後方には車両3が存在し、したがって保持している非搭載車両情報を再び保持することとなる。なお、その間の距離等は変化している場合もあるため、距離等を修正することとなる。
特に車々間通信を行う環境下において相互に通信しあうことが多い交差点での情報量は膨大となるため、情報量を削減する必要が生じる。あらたに非搭載車両情報を提供しなおすのではなく、例えば変化しない車両IDや外観情報等は保持し、変化する車両間の距離や速度のみを更新することで、通信容量を削減する効果も発揮する。
(変形例2)
なお、非搭載車両の外観に関する情報(外観情報とする)を検出し、通知することとしてもよい。
本実施の形態2及び前記実施の形態1では、搭載車両と非搭載車両との移動方向や予測された移動先をもとに移動先の一致度を判定し、非搭載車両の存在を示す情報を保持する保持車両を特定して安全走行の支援を行う手法について説明を行った。車々間通信システムが普及する環境下では、例えば死角から移動してくる車両との衝突回避する機能が、車々間通信を介して行われるようになる。しかしこれら機能は、あくまで車々間通信モジュールを搭載した車両間で行われるものであり、当該通信モジュールを搭載していない車両(本発明では非搭載車両としている)との衝突を回避するものではない。そこで前記実施の形態で示すように非搭載車両の情報を保持する車両を特定し(保持車両としている)、保持車両を介して非搭載車両の情報を通知することで衝突を回避することが可能となる。
さらに単に非搭載車両の存在のみならず、非搭載車両の外観に関する外観情報を検出し、外観情報を通知することでより非搭載車両の把握が容易となり、衝突を回避する格別の効果を生ずる。以下、図を用いて詳細を説明する。
図32は、実施の形態2の変形例2の走行支援システムの構成を示すブロック図である。前記実施の形態1に示す構成要素に加え、外観情報検出部109が加わっている。外観情報検出部109は、前記画像認識部101で取得された動画像に基づいて、前記非搭載車両の外観上の特徴を示す情報である外観情報を生成する外観情報検出手段の一例であり、車両の外観の特徴を検出する手段である。例えば車体の色、大きさや型などを検出する手段とする。これに対し、前記非搭載車両情報提供手段の一例である非搭載車両情報提供部105は、前記保持車両に対して、前記外観情報検出手段で生成された外観情報を前記非搭載車両情報として提供する。また、前記外観情報検出手段の一例である外観情報検出部109は、前記動画像に基づいて、前記非搭載車両の車体の色、形状、大きさ及び車種の少なくとも1つを前記外観情報として生成する。
図33は、保持車両が他の搭載車両に非搭載車両情報を提供することによって非搭載車両の存在を通知する一例を示す図である。例えば図33において路側機100によって、搭載車両1、搭載車両2が検出されたとする。そして車両3が非搭載車両として検出されたとする。そして車両1及び車両2に当該非搭載車両が存在する旨を通知し、これら車両1及び車両2を介して搭載車両4と非搭載車両情報に示される非搭載車両との衝突回避を図ることができることとなることは前述の通りである。
しかしながらその情報を受けた車両4からすると、単に非搭載車両の存在の有無のみでは必ずしも十分な情報とは限らない。図34は、保持車両から受信した非搭載車両情報を搭載車両で表示する場合の表示例を示す図である。例えば図34は車両4の表示画面とする。車両1、車両2、車両3が接近しており、そのうち車両3が非搭載車両である旨が示されているが、実際、GPSの位置情報には多少の誤差を含み、各車両の位置と実際の非搭載車両の位置が必ずしも一致するとは限らない。例えば画面上では非搭載車両3は搭載車両2の後方にいるとなっているが、実際は搭載車両1の後方であって搭載車両2の前方に位置するかもしれない。非搭載車両とは車々間通信を介して通信できないため、このような場合、非搭載車両の通過をまって直進しようと思った車両4は、実際はどの車両が非搭載車両なのか判断できないこととなってしまう。そこで外観情報検出部109において車両の外観の特徴を検出し、当該外観の特徴を付帯させて通知することとしてもよい。さらに夜間は車体の色を認識することが困難なため、夜間で特徴を有する、例えばヘッドランプの形状、数、色をその外観特徴とすることとしてもよい。
なお、非搭載車両の外観情報を写真などで他の搭載車両に通知する場合、非搭載車両に搭乗する人のプライバシーを保護する観点から、非搭載車両の外観情報として、ナンバープレートや搭乗者の顔などの部分にぼかしやモザイクを入れるなどの処理を行うとしてもよい。
図35は、本発明の車々間通信を行う移動体に備えられるカーナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、本発明のカーナビゲーション装置350は、スピーカ351、入力部352、表示部353、外部メモリ354、GPS355、ROM(Read Only Memory)356、CPU(Central Processing Unit、プロセッサ)357、RAM(Random Access Memory)358、通信部359、バス360及び撮像部361を備える。
スピーカ351は、目的地を設定するための入力部352の操作案内や、現在位置に関する情報などの案内を、合成音声で出力する。入力部352は、例えば、タッチパネルや操作ボタンなどであり、ユーザからの検索キーの入力や、目的地の設定入力などを受け付ける。表示部353は、液晶ディスプレイなどであり、目的地までの移動経路や、予測移動先などに関する情報を表示する。外部メモリ354は、ハードディスク、DVD及びICカードなどの大容量メモリであり、地図情報及び移動履歴などを蓄積する。また、外部メモリ354は、カーナビゲーション装置350の起動後、RAM358にロードされて実行されるプログラムなどを格納する。GPS355は、GPS衛星からの電波を利用して移動体の現在位置(緯度経度)を取得する。ROM356は、不揮発性の読出し専用半導体メモリであり、カーナビゲーション装置350の起動用プログラムなどを格納する。CPU357は、ROM356及びRAM358に格納されているプログラムを実行することにより、図1、図16、図19、図32及び後述の図36のブロック図に示した移動体内の各処理部およびカーナビゲーション装置350の図示しない各処理部を実現する。RAM358は、揮発性の読み書き可能な半導体メモリであり、カーナビゲーション装置350の起動後、ロードされたプログラムをCPU357に供給するとともに、CPU357の処理途中のデータを保持することによって作業領域を提供する。通信部359は、図1、図16に示した非搭載車両情報受信部201、非搭載車両情報通知部202及び図36に示す非搭載車両情報提供部105などの車々間通信の通信部、道路情報システムVICSなどとの通信を行う通信部を実現し、赤外線通信及び近距離無線通信などによりデータの送受信を行う。バス360は、カーナビゲーション装置350内のパラレルデータ転送路であり、各処理部間のデータ転送を行う。撮像部361は、広角カメラまたは全方位カメラなどによって実現される車載カメラであり、自車両の周辺に存在する車両を撮影する。
なお、上記実施の形態では、路側機100が交差点カメラなどを備え、そのカメラで撮影された車両の画像を画像認識部101で画像認識した上、画像認識された各車両の位置と車々間通信により受信した位置情報とが一致するか否かにより、各車両が搭載車両であるか否かを判定する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、カメラを備えた車々間通信の搭載車両が路側機100と同じ機能を行うようにしてもよい。図36は、図1に示した路側機と同様の処理を行う移動体の構成を示すブロック図である。同図に示すように、移動体は、カメラ120、画像認識部101、非搭載車両判定部102、移動先一致度判定部103、保持車両特定部104、非搭載車両情報提供部105及び車両移動情報検出部106を備える。カメラ120は、車両を撮像する撮像部の一例であり、広角カメラや全方位カメラなどであり、当該移動体の周辺に位置する他の移動体を撮影する。画像認識部101は、カメラ120で撮影された移動体とその位置とを画像認識する。非搭載車両判定部102は、画像認識部101で認識された各移動体の位置と、車々間通信モジュールである車両移動情報検出部106により検出した位置情報とが、一致するか否かを判定し、一致しなければ非搭載車両であると判定し、一致すれば搭載車両であると判定する。移動先一致度判定部103は、搭載車両であると判定された移動体と非搭載車両であると判定された移動体の移動先の一致度を判定する。保持車両特定部104は、非搭載車両との移動先の一致度が最も大きい搭載車両を保持車両として特定する。非搭載車両情報提供部105は、特定された保持車両に非搭載車両に関する情報を提供する。車両移動情報検出部106は、車両が搭載する通信モジュールと通信し合う通信部の一例であり、他の移動体との間で通信を行い、移動体の位置情報を通知する車々間通信モジュールである。
画像認識部101、非搭載車両判定部102、移動先一致度判定部103、保持車両特定部104及び非搭載車両情報提供部105は、前記通信部及び前記撮像部を用いて、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載している車両である搭載車両及び通信モジュールを搭載していない車両である非搭載車両の存在及び位置を検出し、検出した搭載車両及び非搭載車両の位置に基づいて、検出した搭載車両から、前記非搭載車両の位置に関する情報を含む非搭載車両情報を保持すべき搭載車両である保持車両を特定し、特定した保持車両に対して、前記通信部を介して前記非搭載車両情報を提供するプロセッサの一例である。
なお、ブロック図(図1、図16、図19、図32及び図36など)の各機能ブロックは典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
例えばメモリ以外の機能ブロックが1チップ化されていても良い。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
また、各機能ブロックのうち、符号化または復号化の対象となるデータを格納する手段だけ1チップ化せずに別構成としても良い。
本発明は、衝突に関する情報を提供する装置として、例えばカーナビゲーション装置や携帯端末機に備えられ、非搭載車両の情報を保持する保持車両を特定し、保持車両を介して非搭載車両の情報を通知することで、車両の衝突の危険を回避することが可能となり、車両の衝突情報通知装置として利用できる。
図1は、本発明の実施の形態1における走行支援システムの構成を示すブロック図である。 図2は、路側機による交差点の画像の認識を示す図である。 図3は、画像認識部で認識した華町1交差点の画像の一例を示した図である。 図4は、画面左下を原点として横軸をX座標、縦軸をY座標とし、認識されたピクセルから各移動体の位置を算出する一例を示す図である。 図5(a)〜(c)は、路側機によって検出された各車両の移動情報を示した図である。 図6(a)〜(c)は、移動先の一致度を用いて保持車両の特定を説明する図である。 図7は、非搭載車両情報の提供を説明する図である。 図8は、非搭載車両情報の通知を説明する図である。 図9は、車両4におけるカーナビ画面の一例を示した図である。 図10(a)、(b)は、保持車両である車両から提供され、非搭載車両情報受信部で受信した非搭載車両に関する情報を示した図である。 図11は、非搭載車両に関する情報の通知の一例を示した図である。 図12は、本実施の形態1の走行支援システムにおける全体動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、図12のステップ103での非搭載車両判定部における非搭載車両判定動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、図12のステップ105での移動先一致度判定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図15は、非搭載車両情報提供部から移動先が一致する非搭載車両に関する情報を受信した搭載車両における動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、本実施の形態の走行支援システムの構成を最小とした場合の構成の一例を示す図である。 図17は、交差点において非搭載車両情報の提供を受けるべき搭載車両と非搭載車両との走行車線との位置関係の一例を示す図である。 図18は、ウィンカー情報を用いて非搭載車両情報を保持すべき保持車両を特定する場合の一例を示す図である。 図19は、移動履歴を用いて移動先の一致度を判定し保持車両を特定する実施の形態2の走行支援システムの構成を示すブロック図である。 図20は、車両移動履歴蓄積部に蓄積される移動履歴を説明する図である。 図21は、検出された位置情報をノードの系列への変換を説明する図である。 図22(a)〜(c)は、車両移動履歴蓄積部にノードの系列として蓄積された移動履歴の一例を示す図である。 図23は、画像認識部で認識した華町1交差点の画像の一例を示したものである。 図24(a)〜(c)は、検出された搭載車両および非搭載車両の位置情報の一例を示した図である。 図25は、移動先予測部により予測された各車両の移動先を示す図である。 図26は、本実施の形態2の走行支援システムにおける全体動作の一例を示すフローチャートである。 図27は、図26のステップ103での非搭載車両判定部における非搭載車両判定動作の一例を示すフローチャートである。 図28は、図26のステップ505での移動先一致度判定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図29は、非搭載車両情報提供部から、移動先が一致する非搭載車両に関する情報を受信した搭載車両における動作の一例を示すフローチャートである。 図30は、画像認識部で認識した華町1交差点の画像の一例を示したものである。 図31は、非搭載車両情報で示される非搭載車両とは異なる移動先に移動した保持車両が、不要となった非搭載車両情報を廃棄するイベントの一例を示す図である。 図32は、実施の形態2の変形例2の走行支援システムの構成を示すブロック図である。 図33は、保持車両が他の搭載車両に非搭載車両情報を提供することによって非搭載車両の存在を通知する一例を示す図である。 図34は、保持車両から受信した非搭載車両情報を搭載車両で表示する場合の表示例を示す図である。 図35は、本発明の車々間通信を行う移動体に備えられるカーナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図36は、本発明の路側機と同様の処理を行う移動体の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 路側機
101 画像認識部
102 非搭載車両判定部
103 移動先一致度判定部
104 保持車両特定部
105 非搭載車両情報提供部
106 車両移動情報検出部
107 車両移動履歴蓄積部
108 移動先予測部
109 外観情報検出部
111 非搭載車両検出部
112 搭載車両検出部
113 保持車両特定部
115 通信部
120 カメラ
200 搭載車両
201 非搭載車両情報受信部
202 非搭載車両情報通知部
203 車両移動情報検出部
205 通信部
350 カーナビゲーション装置
351 スピーカ
352 入力部
353 表示部
354 外部メモリ
355 GPS
356 ROM
357 CPU
358 RAM
359 通信部
360 バス
361 撮像部

Claims (16)

  1. 複数の車両が通信し合いながら走行することを支援する走行支援システムであって、
    他の車両と通信するための通信モジュールを搭載している車両である搭載車両の存在及び位置を検出する搭載車両検出手段と、
    他の車両と通信するための通信モジュールを搭載していない車両である非搭載車両の存在及び位置を検出する非搭載車両検出手段と、
    前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の位置とに基づいて、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両から、前記非搭載車両の位置に関する情報を含む非搭載車両情報を保持すべき搭載車両である保持車両を特定する保持車両特定手段と、
    前記保持車両特定手段で特定された保持車両に対して、前記非搭載車両情報を提供する非搭載車両情報提供手段と、
    前記非搭載車両情報提供手段によって提供された非搭載車両情報を保持するとともに、保持している非搭載車両情報を、前記通信モジュールを介して、他の搭載車両に提供する、保持車両に備えられる通信手段と
    を備えることを特徴とする走行支援システム。
  2. 前記走行支援システムはさらに、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の位置とに基づいて、搭載車両及び非搭載車両の移動先に関する一致度を判定する移動先一致度判定手段を備え、
    前記保持車両特定手段は、前記移動先一致度判定手段で非搭載車両の移動先との一致度が高いと判定された搭載車両を前記保持車両として特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の走行支援システム。
  3. 前記搭載車両検出手段はさらに、搭載車両の移動方向を検出し、
    前記非搭載車両検出手段はさらに、非搭載車両の移動方向を検出し、
    前記移動先一致度判定手段は、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の移動方向と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の移動方向とが一致している場合に、搭載車両及び非搭載車両の移動先に関する一致度が高いと判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の走行支援システム。
  4. 前記走行支援システムはさらに、
    前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の位置とに基づいて、搭載車両及び非搭載車両の移動履歴を蓄積する移動履歴蓄積手段と、
    前記移動履歴蓄積手段に蓄積された搭載車両及び非搭載車両の移動履歴に基づいて、搭載車両及び非搭載車両の移動先を予測する移動先予測手段とを備え、
    前記移動先一致度判定手段は、前記移動先予測手段で予測された搭載車両及び非搭載車両の移動先に基づいて、前記一致度を判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の走行支援システム。
  5. 前記搭載車両検出手段はさらに、搭載車両が走行する道路の車線を検出し、
    前記非搭載車両検出手段はさらに、非搭載車両が走行する道路の車線を検出し、
    前記移動先一致度判定手段は、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の車線と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の車線とが一致している場合に、搭載車両及び非搭載車両の移動先に関する一致度が高いと判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の走行支援システム。
  6. 前記搭載車両検出手段はさらに、搭載車両が備える方向指示器の方向指示を検出し、
    前記非搭載車両検出手段はさらに、非搭載車両が備える方向指示器の方向指示を検出し、
    前記移動先一致度判定手段は、前記搭載車両検出手段で検出された搭載車両の方向指示と前記非搭載車両検出手段で検出された非搭載車両の方向指示とが一致している場合に、搭載車両及び非搭載車両の移動先に関する一致度が高いと判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の走行支援システム。
  7. 前記走行支援システムはさらに、
    前記保持車両が保持する非搭載車両情報を廃棄するためのイベントを検出するイベント検出手段と、
    前記イベント検出手段でイベントが検出されると、前記保持車両が保持していた非搭載車両情報を廃棄する廃棄手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の走行支援システム。
  8. 前記イベント検出手段は、前記非搭載車両情報提供手段が保持車両に非搭載車両情報を提供した後であって、前記保持車両が交差点に達したときを、前記イベントとして検出する
    ことを特徴とする請求項7記載の走行支援システム。
  9. 前記非搭載車両検出手段は、
    動画像を取得し、取得した動画像中の移動体を認識することで、動画像中の車両を抽出する画像認識部と、
    車両が備える通信モジュールと通信し合うことによって、通信モジュールを備える車両から当該車両の位置情報を取得することで車両の移動情報を検出する車両移動情報検出部と、
    前記画像認識部によって抽出された車両のうち、前記車両移動情報検出部によって通信し合うことができなかった車両を前記非搭載車両と判定する非搭載車両判定部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の走行支援システム。
  10. 前記画像認識部はさらに、抽出した車両の前記動画像における座標から、当該車両の位置を特定し、
    前記非搭載車両判定部は、前記画像認識部によって特定された車両の位置と前記車両移動情報検出部によって取得された位置情報とを照合することで、前記画像認識部によって抽出された車両から、前記車両移動情報検出部によって位置情報が取得された車両を除外し、除外後に残った車両を前記非搭載車両と判定する
    ことを特徴とする請求項9記載の走行支援システム。
  11. 前記走行支援システムはさらに、前記画像認識部で取得された動画像に基づいて、前記非搭載車両の外観上の特徴を示す情報である外観情報を生成する外観情報検出手段を備え、
    前記非搭載車両情報提供手段は、前記保持車両に対して、前記外観情報検出手段で生成された外観情報を前記非搭載車両情報として提供する
    ことを特徴とする請求項9記載の走行支援システム。
  12. 前記外観情報検出手段は、前記動画像に基づいて、前記非搭載車両の車体の色、形状、大きさ及び車種の少なくとも1つを前記外観情報として生成する
    ことを特徴とする請求項11記載の走行支援システム。
  13. 前記搭載車両検出手段、前記非搭載車両検出手段、前記保持車両特定手段、及び、前記非搭載車両情報提供手段は、交差点又は道路上に設置された路側機に収納されている
    ことを特徴とする請求項1記載の走行支援システム。
  14. 複数の車両が通信し合いながら走行することを支援する走行支援方法であって、
    搭載車両検出手段が、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載している車両である搭載車両の存在及び位置を検出する搭載車両検出ステップと、
    非搭載車両検出手段が、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載していない車両である非搭載車両の存在及び位置を検出する非搭載車両検出ステップと、
    保持車両特定手段が、前記搭載車両検出ステップで検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出ステップで検出された非搭載車両の位置とに基づいて、前記搭載車両検出ステップで検出された搭載車両から、前記非搭載車両の位置に関する情報を含む非搭載車両情報を保持すべき搭載車両である保持車両を特定する保持車両特定ステップと、
    非搭載車両情報提供手段が、前記保持車両特定ステップで特定された保持車両に対して、前記非搭載車両情報を提供する非搭載車両情報提供ステップとを含む
    ことを特徴とする走行支援方法。
  15. 複数の車両が通信し合いながら走行することを支援する走行支援システムのためのプログラムであって、
    搭載車両検出手段が、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載している車両である搭載車両の存在及び位置を検出する搭載車両検出ステップと、非搭載車両検出手段が、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載していない車両である非搭載車両の存在及び位置を検出する非搭載車両検出ステップと、保持車両特定手段が、前記搭載車両検出ステップで検出された搭載車両の位置と前記非搭載車両検出ステップで検出された非搭載車両の位置とに基づいて、前記搭載車両検出ステップで検出された搭載車両から、前記非搭載車両の位置に関する情報を含む非搭載車両情報を保持すべき搭載車両である保持車両を特定する保持車両特定ステップと、非搭載車両情報提供手段が、前記保持車両特定ステップで特定された保持車両に対して、前記非搭載車両情報を提供する非搭載車両情報提供ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  16. 複数の車両が通信し合いながら走行することを支援する走行支援装置であって、
    車両が搭載する通信モジュールと通信し合う通信部と、
    車両を撮像する撮像部と、
    前記通信部及び前記撮像部を用いて、他の車両と通信するための通信モジュールを搭載している車両である搭載車両及び通信モジュールを搭載していない車両である非搭載車両の存在及び位置を検出し、検出した搭載車両及び非搭載車両の位置に基づいて、検出した搭載車両から、前記非搭載車両の位置に関する情報を含む非搭載車両情報を保持すべき搭載車両である保持車両を特定し、特定した保持車両に対して、前記通信部を介して前記非搭載車両情報を提供するプロセッサと
    を備えることを特徴とする走行支援装置。
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