JP4119658B2 - 易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法 - Google Patents

易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、(メタ)アクロレイン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル等の易重合性物質の製造、取り扱いを行う設備における易重合性物質の重合抑制方法に関し、詳しくは、設備内において機器や配管の継ぎ手として用いられるベローズ型伸縮管継手内部における易重合性物質からなる重合物の付着、成長を抑える重合抑制方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベローズ型伸縮管継手は、図3に示すように、伸縮可能なベローズ状(蛇腹状)のベローズ管11の両端に、他の配管や機器を接続するためのフランジ12,13が接合されたものである。
このベローズ型伸縮管継手は、機器や配管の熱による伸縮、回転機器の振動、地盤沈下等に伴う回転機器の芯ずれ等による機器や配管の損傷を防止する目的で、機器や配管の接続部分において継ぎ手として用いられている。
【0003】
また、ベローズ型伸縮管継手には、ベローズ管が管軸に対して直交方向に振れることによるベローズ管の損傷を防止するために、ベローズ管の管軸方向の伸縮を妨げることなく、ベローズ管が管軸に対して直交方向に振れないようにする規制部材が通常、設けられている。
【0004】
例えば、従来の易重合性物質を取り扱う設備内で、機器や配管の接続に用いられているベローズ型伸縮管継手においては、ベローズ管11内部を流れる流体(液状またはガス状の易重合性物質)の流速が速い場合に、ベローズの窪み14,14・・・で渦流が発生し、この渦流に伴ってベローズ管11が振動を起こし、ベローズ管11の疲労破壊が起こるおそれがある。そのため、易重合性物質取扱設備におけるベローズ型伸縮管継手としては、図4に示すような、ベローズ管11の伸縮を妨げることなく、ベローズの窪み14,14・・・での渦流の発生を防ぐことでベローズ管11の振動を抑え、さらにはベローズ管11の管軸に直交する方向への振れを防止する円筒部材15(規制部材)が、その一端と流体入り側のベローズ管11の端部近傍の内壁面とを接合させて、ベローズ管11内部に設けられたものが用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ベローズ管内部に円筒部材15を有するベローズ型伸縮管継手が設けられた設備において、易重合性物質を取り扱う場合、ベローズ管11と円筒部材15との間隙に易重合性物質が滞留してしまい、ここで易重合性物質の重合が起こりやすくなるという問題があった。
そして、易重合性物質の重合物がベローズ管11の窪み14に堆積し、ベローズ管11の伸縮を妨げてしまうことがあった。また、この重合物がベローズ型伸縮管継手から下流に流れ出し、下流の機器や配管において目詰まりなどの支障をきたすことがあった。
【0006】
よって、本発明の目的は、ベローズ型伸縮管継手が設けられた易重合性物質取扱設備において、ベローズ管の疲労破壊およびベローズ管の管軸に直交する方向への振れを防止しつつ、ベローズ型伸縮管継手内部における易重合性物質の重合を抑制する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法は、伸縮可能なベローズ管を有するベローズ型伸縮管継手が設けられた、易重合性物質を取り扱う設備における易重合性物質の重合抑制方法であって、ベローズ型伸縮管継手両端にフランジが接合された伸縮可能なベローズ状のベローズ管と、該ベローズ管の外側に設けられたベローズ管の振れを抑える規制部材とを具備するもの、または両端にフランジが接合された伸縮可能なベローズ状のベローズ管単体のものであり、ベローズ管内部を流れる液状の易重合性物質の平均流速を、0.1〜5m/sにすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法は、伸縮可能なベローズ管を有するベローズ型伸縮管継手が設けられた、易重合性物質を取り扱う設備における易重合性物質の重合抑制方法であって、ベローズ型伸縮管継手両端にフランジが接合された伸縮可能なベローズ状のベローズ管と、該ベローズ管の外側に設けられたベローズ管の振れを抑える規制部材とを具備するもの、または両端にフランジが接合された伸縮可能なベローズ状のベローズ管単体のものであり、ベローズ管内部を流れるガス状の易重合性物質の平均流速を、2〜50m/sにすることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法は、易重合性物質が、(メタ)アクロレイン、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である場合に、とりわけ有用である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明における易重合性物質取扱設備とは、易重合性物質の製造を行う装置あるいは易重合性物質を取り扱う装置を含む設備のことである。具体的には、易重合性物質の合成に使用される反応器、易重合性物質の精製を行う蒸留塔などを具備した設備であって、さらに、必要に応じてこれらに付随する熱交換器、貯留タンク、およびこれらの間に配設される配管等を有するものである。
【0011】
このような易重合性物質取扱設備において、ベローズ型伸縮管継手は、例えば、蒸留塔に付属のリボイラとその入口側の配管との継目部分;流量の大きなポンプとその前後の配管との継目部分;コンプレッサーとその前後の配管との継目部分等で使用されるものである。
【0012】
また、本発明における易重合性物質としては、重合し易い物質であれば特に限定はされないが、例えば、重合性ビニル化合物を挙げることができる。重合性ビニル化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸類、メチル(メタ)アクリレート、ノルマルブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ターシャリーブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート類、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル、アリル(メタ)アクリレートなどの脂環・芳香環・複素環およびビニル基含有(メタ)アクリレート類、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシルまたはアルコキシル基含有(メタ)アクリレート類、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートなどの多官能(メタ)アクリレート類、フタル酸2−(メタ)アクロイルオキシエチル、ヘキサヒドロフタル酸2−(メタ)アクロイルオキシエチルなどのカルボン酸含有(メタ)アクリレート類、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートメチルクロライド塩、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートベンジルクロライド塩、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどのジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート類、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフルオロデシル(メタ)アクリレートなどのハロゲン化アルキル(メタ)アクリレート類、(メタ)アクロレインなどの不飽和アルデヒド類が挙げられる。易重合性物質は単独でも複数の化合物の混合物でもよい。
【0013】
ここで、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸またはメタクリル酸のことを意味し、(メタ)アクリレートとは、アクリレートまたはメタクリレートのことを意味し、(メタ)アクロレインとは、アクロレインまたはメタクロレインのことを意味する。
【0014】
本発明における易重合性物質には、上述の易重合性物質を含む液も含まれる。易重合性物質を含む液とは、例えば、上記の易重合性物質と易重合性物質の合成または生成時の副生物との混合物である。また、第三成分溶媒として水、トルエン、ヘキサン等の上記の易重合性物質に対して非反応性の溶媒が混合した液である場合もある。
【0015】
以下、リボイラが設置された蒸留塔を例にとり、本発明の易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法を詳しく説明する。
図1は、本発明における易重合性物質取扱設備の一例を示す概略構成図である。この易重合性物質取扱設備は、蒸留塔21と、蒸留塔21に併設されたリボイラ22と、蒸留塔21の塔底から易重合性物質をリボイラ22に送る接続配管23と、リボイラで加熱された加熱流体を蒸留塔21に返送する接続配管24とを具備して概略構成されるものである。
そして、この易重合性物質取扱設備において、ベローズ型伸縮管継手は、リボイラ22入口側と接続配管23との継目部分25に設けられている。
【0016】
ベローズ型伸縮管継手は、図2に示すように、両端にフランジ12,13が接合された、伸縮可能なベローズ状(蛇腹状)のベローズ管11と、ベローズ管11の両端近傍および中央の外側に取り付けられた固定リング31,32,33と、固定リング31,32,33の周縁の挿通孔(図示略)に挿通され、固定リング31,33とそれぞれ係合するストッパ34,35が両端に取り付けられた規制ロッド36,36・・・(規制部材)とを具備して構成されるものであり、規制ロッド36によってベローズ管11の管軸方向の伸縮が妨げられることなく、ベローズ管11の管軸の直交方向への振れが抑えられているものである。
【0017】
本発明においては、易重合性物質が液体の場合は、ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速を5m/s以下に、易重合性物質がガスの場合は、ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速を50m/s以下にとどめる必要がある。ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速が、液体の場合5m/s、ガスの場合50m/sを超えると、ベローズ管11の窪み14での渦流が発生しやすくなる。そのため、ベローズ管11内部に規制部材(例えば図4に示す円筒部材15)を設けていない図1のベローズ型伸縮管継手においては、ベローズ管11の振動が発生しやすくなる。
【0018】
また、本発明においては、易重合性物質が液体の場合は、ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速を0.1m/s以上に、易重合性物質がガスの場合は、ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速を2m/s以上にすることが好ましい。ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速が、液体の場合0.1m/s未満、ガスの場合2m/s未満となると、ベローズ管11の窪み14において易重合性物質の滞留、それに伴う重合が起きやすくなる。ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速の調整は、例えば、接続配管23の途中に設けられた送液ポンプ(図示略)における送液量を調整することによって行うことができる。
【0019】
以上説明したような易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法にあっては、ベローズ型伸縮管継手として、ベローズ管11内部にベローズ管11の振れを抑える規制部材が設けられていないものを用いているので、ベローズ管11内部で易重合性物質が滞留できる場所が減り、ベローズ型伸縮管継手内部における易重合性物質の重合を抑えることができる。
【0020】
また、ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速を、易重合性物質が液体の場合5m/s以下に、易重合性物質がガスの場合50m/s以下にしているので、ベローズ管11内部に規制部材を設けなくても、ベローズ管11の窪み14における渦流の発生が抑えられ、渦流に伴うベローズ管11の振動によるベローズ管11の疲労破壊を防止できる。そして、ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速を、ベローズ管11の窪み14での渦流が発生しない程度に規制しているので、図4に示すようなベローズ管11内部の円筒部材15(規制部材)が不要となる。
【0021】
また、ベローズ管11内部を流れる易重合性物質の平均流速を、易重合性物質が液体の場合0.1m/s以上に、易重合性物質がガスの場合2m/s以上にすれば、易重合性物質がベローズ管11の窪み14に滞留することがない。これにより、易重合性物質の重合物がベローズ管11の窪み14に堆積することがなく、ベローズ管11の伸縮を妨げることがない。また、この重合物がベローズ型伸縮管継手から下流に流れ出し、下流の機器や配管において目詰まりなどの支障をきたすこともない。
【0022】
また、このような易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法は、易重合性物質が、温度上昇に伴う重合物発生が顕著である(メタ)アクロレイン、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも1種である場合にとりわけ有用である。
【0023】
なお、本発明で用いられるベローズ型伸縮管継手は、図2に示すものに限定はされず、規制ロッドの代わりに円筒部材が、規制部材としてベローズ管11の外側に設けられたものであっても構わない。
また、本発明で用いられるベローズ型伸縮管継手は、ベローズ管内部にベローズ管の振れを抑える規制部材が設けられていないものであればよく、例えば、図3に示すようなベローズ管11の外側にも規制部材が設けられていないものであっても構わない。
【0024】
【実施例】
以下に実施例を示して、本発明をさらに説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0025】
〔実施例1〕
メタクリル酸を精製する蒸留塔に併設されたリボイラの入口側と配管との継目部分に、図2に示される、ベローズ管の振れ防止用としてベローズ管の外側に規制部材を有するベローズ型伸縮管継手を設けて、蒸留塔の運転を開始した。1年後に開放して内部を点検したところ、ベローズ管内部に重合物は見られなかった。運転中のベローズ型伸縮管継手内を流れる液体のメタクリル酸濃度は95wt%、温度は94℃、ベローズ管内の平均流速は2m/sであった。
【0026】
〔比較例1〕
メタクリル酸を精製する蒸留塔に設置されたリボイラの入口側と配管との継目部分に、図4に示される、ベローズ管の振れ防止用としてベローズ管の内側に規制部材を有するベローズ型伸縮管継手を設けた以外は、実施例1と同様の条件で、蒸留塔の運転を行った。1年間運転した後に開放して内部を点検したところ、規制部材とベローズ管との隙間がメタクリル酸の重合物で充満されており、そこから剥離した重合物がリボイラ入口の管に付着し、管を閉塞させていた。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法は、伸縮可能なベローズ管を有するベローズ型伸縮管継手が設けられた、易重合性物質を取り扱う設備における易重合性物質の重合抑制方法であって、ベローズ型伸縮管継手として、ベローズ管内部に、ベローズ管の振れを抑える規制部材が設けられていないものを用い、ベローズ管内部を流れる易重合性物質の平均流速を、易重合性物質が液体の場合5m/s以下、易重合性物質がガスの場合50m/s以下にする方法であるので、ベローズ管の疲労破壊を防止しつつ、ベローズ型伸縮管継手内部における易重合性物質の重合を抑制することができる。
【0028】
また、本発明の易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法において、ベローズ管内部を流れる易重合性物質の平均流速を、易重合性物質が液体の場合0.1m/s以上、易重合性物質がガスの場合2m/s以上にすれば、ベローズ型伸縮管継手内部における易重合性物質の重合をさらに抑制することができる。
【0029】
また、ベローズ型伸縮管継手として、ベローズ管の外側に、ベローズ管の振れを抑える規制部材が設けられているものを用いれば、効果的にベローズ管の振れによるベローズ管の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における易重合性物質取扱設備の一例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明における易重合性物質取扱設備に設けられるベローズ型伸縮管継手の一例を示す側断面図および正面図である。
【図3】 ベローズ型伸縮管継手の他の例を示す側断面図および正面図である。
【図4】 従来の易重合性物質取扱設備に設けられるベローズ型伸縮管継手の一例を示す側断面図および正面図である。
【符号の説明】
11 ベローズ管
15 円筒部材(規制部材)
36 規制ロッド(規制部材)

Claims (3)

  1. 伸縮可能なベローズ管を有するベローズ型伸縮管継手が設けられた、易重合性物質を取り扱う設備における易重合性物質の重合抑制方法であって、
    ベローズ型伸縮管継手両端にフランジが接合された伸縮可能なベローズ状のベローズ管と、該ベローズ管の外側に設けられたベローズ管の振れを抑える規制部材とを具備するもの、または両端にフランジが接合された伸縮可能なベローズ状のベローズ管単体のものであり
    ベローズ管内部を流れる液状の易重合性物質の平均流速、0.1〜5m/sにすることを特徴とする易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法。
  2. 伸縮可能なベローズ管を有するベローズ型伸縮管継手が設けられた、易重合性物質を取り扱う設備における易重合性物質の重合抑制方法であって、
    ベローズ型伸縮管継手両端にフランジが接合された伸縮可能なベローズ状のベローズ管と、該ベローズ管の外側に設けられたベローズ管の振れを抑える規制部材とを具備するもの、または両端にフランジが接合された伸縮可能なベローズ状のベローズ管単体のものであり
    ベローズ管内部を流れるガス状の易重合性物質の平均流速、2〜50m/sにすることを特徴とする易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法。
  3. 易重合性物質が、(メタ)アクロレイン、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の易重合性物質取扱設備における易重合性物質の重合抑制方法。
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