JP4114478B2 - 自動車用電池の冷却構造、自動車用電池システムおよび自動車 - Google Patents

自動車用電池の冷却構造、自動車用電池システムおよび自動車 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用電池の冷却構造、自動車用電池システムおよび自動車に関し、より特定的には、電池の特性の劣化や短寿命化を防止することが可能な自動車用電池の冷却構造、自動車用電池システムおよび自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電動機を駆動源とした電気自動車や、電動機とガソリンエンジンなど複数種類の駆動源を有する、いわゆるハイブリッドカーが実用化されてきている。このような電気自動車などには、電動機などにエネルギーである電気を供給するための電池が搭載されている。この電池としては、繰返し充放電が可能なニッカド電池(Ni−Cd電池)やニッケル−水素電池などの二次電池が用いられる。
【0003】
上記のような二次電池では、電池において充放電が行われる際に、電池の構成要素である電池セルから熱が発生する。電池セルの性能劣化を防止するため、この熱を適切に除去する必要がある。
【0004】
このように電池を冷却するための手法の1つとして、従来、自動車の車内から空気を取込み、その空気を送風ファンなどにより冷却風として電池に供給するという手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この場合、自動車の車内から空気を取込む吸気ダクトなどの部材をできるだけ小さくして、電池システムの小型化、簡略化を図るという観点から、空気を取込む吸気口は電池の比較的近傍に配置される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−23700号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、自動車の車体構成などにより、シートより後方のラゲージスペースの床面上や床面下などに電池が搭載される場合を考える。この場合、車内から空気を取込む吸気口を電池の近傍、たとえばラゲージスペースの床面などに配置することが考えられる。このようにすれば、吸気ダクトの全長は短くなり、電池システム自体の小型化には有利である。
【0007】
しかし、ラゲージスペースに荷物を搭載すると、搭載された荷物により上記吸気口が塞がれる場合があった。このように吸気口が塞がれると、電池に充分な冷却風を供給することができなくなる。このため、電池を充分冷却することができず、電池の温度が所定の温度範囲から外れることになる。そして、電池の温度が過剰に上昇した場合、電池の特性の劣化や短寿命化といった問題が発生する。また、いわゆるリフトバック車やワゴン車などにおいては、ラゲージスペースの使用頻度が高いため、上述のような問題の発生確率が高くなる。
【0008】
さらに、リフトバック車やワゴン車などでは、ラゲージスペースにおいて搭載された荷物を覆うためのトノカバーが設置されている。このようなトノカバーがラゲージスペースの荷物上に配置されると、ラゲージスペースの床面近傍へ自動車の車内の空気(自動車のエアコンなどで冷却された空気)が流入し難くなる。この結果、吸気口が荷物などで塞がれていない場合であっても、トノカバーが配置されることで、吸気口から充分な空気を取込むことが難しくなる場合が考えられる。この場合も、上述のように電池の冷却が不充分になるので、電池の特性の劣化や短寿命化といった問題が発生する。
【0009】
また、電池を冷却した冷却風を排出する排気口についても、上述のようにラゲージスペースの床面に排気口を配置すると、荷物により排気口が塞がれることにより、冷却風が排気口からスムーズに排出されないといった問題が発生し得る。この場合、電池の周囲における冷却風の流れが阻害されることになるので、やはり電池の冷却が不充分となる恐れがある。この結果、電池の特性の劣化や短寿命化といった問題が発生する。
【0010】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、電池の特性の劣化や短寿命化を防止することが可能な自動車用電池の冷却構造、自動車用電池システムおよび自動車を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
この発明に従った自動車用電池の冷却構造は、自動車の車体後部に位置するラゲージスペースの床面上に搭載される自動車用電池の冷却構造であって、吸気ダクトと送風部材とを備える。吸気ダクトには、自動車の客室に面し、客室のシート座面より上方に配置された吸気口が形成されている。吸気ダクトは自動車用電池と接続されている。送風部材は、自動車用電池を冷却するための冷却風を、吸気口から吸気ダクトの内部へ取込むためのものである。吸気口は、自動車のリアシートの背もたれ部と自動車の幅方向における外側に隣接するガーニッシュにおいて、シート座面に対して傾斜して形成されている。
【0030】
また、この発明に従った自動車用電池システムは、自動車に搭載される自動車用電池システムであって、電池と送風部材と吸気ダクトとを備える。電池は自動車の車体後部に位置するラゲージスペースの床面上に搭載される。送風部材は、電池に冷却風を送るためのものである。吸気ダクトには、自動車の客室に面し、客室のシート座面より上方に配置された吸気口が形成される。吸気ダクトは、吸気口から取込んだ空気を冷却風として電池に供給できるように、送風部材に接続されている。吸気口は、自動車のリアシートの背もたれ部と前記自動車の幅方向における外側に隣接するガーニッシュにおいて、シート座面に対して傾斜して形成されている。
【0031】
また、この発明に従った自動車は、電池を搭載した自動車であって、客室を有する車体と、車体の後部に位置するラゲージスペースの床面上に搭載される電池とを備える。車体の内壁のうち、客室に面し、客室のシート座面より上方に位置する領域には吸気口が形成されている。吸気口は、電池を冷却するための冷却風を取込むためのものである。吸気口は、自動車のリアシートの背もたれ部と前記自動車の幅方向における外側に隣接するガーニッシュにおいて、シート座面に対して傾斜して形成されている。
【0033】
このようにすれば、ラゲージスペースではなく客室から吸排気口を介して電池の冷却風を取込むことができる(あるいは、電池を冷却した後の冷却風を客室に排出できる)。この結果、ラゲージスペースに荷物が搭載された場合であっても、荷物により吸排気口が塞がれる危険性を低減できる。
【0034】
また、ラゲージスペースに対向する車体の上壁面には窓が形成されている場合がある。このような場合、ラゲージスペースには日光が差し込むことになるが、この日光の照射によりラゲージスペースの雰囲気温度は上昇する。そのため、ラゲージスペースから電池のための冷却風を取込むと、温度の高い冷却風を用いて電池を冷却することになるので、電池の冷却効率が低下することになる。
【0035】
しかし、客室はその天井面に通常窓が無い為、客室への日光の照射量はラゲージスペースへの日光の照射量より少ない。そのため、日光による客室の雰囲気温度の上昇の程度は、ラゲージスペースにおける日光による雰囲気温度の上昇の程度より小さい。また、客室は通常エアコンディショナにより乗車しているユーザにとって快適な温度(たとえば、夏なら車外の雰囲気温度より低い温度)に保たれている。したがって、本発明のように客室から冷却風を取込むようにすれば、ラゲージスペースから冷却風を取込む場合より相対的に温度の低い冷却風を安定して電池に供給できる。したがって、効果的に電池を冷却できるので、電池の冷却が不充分になる危険性を低減できる。
【0037】
また、リアシートと隣接する部分(たとえば、リアシートの背もたれ部に隣接する部分であるシートサイドガーニッシュ)は、リアシートに人が座ってもその全面が人により塞がれることはない。そのため、吸排気口から電池の冷却風を確実に取込む、あるいは排出することができる。
【0038】
なお、この場合、リアシートと隣接する部分のうち、できるだけ車体上方に近い部分に吸排気口または吸気口を形成することが好ましい。このようにすれば、客室前方にエアコンディショナの送風口が形成されているような場合、その送風口から吹出した風を吸排気口(吸気口)から容易に取込むことができる。
【0039】
また、リアシートの後側(ラゲージスペースなど)に電池および冷却風を送風するためのファンといった送風部材が配置されていると、この送風部材および電池から吸排気口までの距離を比較的短くできる(吸排気ダクトの長さを短くできる)。つまり、吸排気ダクトの配置を容易に行なうことができるとともに、排気ダクトが長くなることによる車体質量の増加を抑制できる。
【0040】
上記自動車用電池の冷却構造または上記自動車用電池システムまたは上記自動車において、上記吸口は、自動車の前方向けて形成されていてもよい。
また、上記自動車用電池の冷却構造は、自動車の側面に形成された排気口と自動車用電池とを接続し、自動車用電池を冷却した冷却風を自動車の外部に排出するための排気ダクトを更に備えていてもよい。吸気ダクト、送風部材および排気ダクトは自動車用電池から見て自動車の幅方向における同じ側に配置されていてもよい。
また、上記自動車用電池システムは、自動車の側面に形成された排気口と電池とを接続し、電池を冷却した冷却風を自動車の外部に排出するための排気ダクトを更に備えていてもよい。吸気ダクト、送風部材および排気ダクトは電池から見て自動車の幅方向における同じ側に配置されていてもよい。
また、上記自動車は、吸気ダクトと送風部材と排気ダクトとを更に備えていてもよい。吸気ダクトは、吸気口が形成され、電池と接続されていてもよい。送風部材は、電池を冷却するための冷却風を、吸気口から吸気ダクトの内部へ取込むためのものであってもよい。排気ダクトは、自動車の側面に形成された排気口と電池とを接続し、電池を冷却した冷却風を自動車の外部に排出するためのものであってもよい。吸気ダクト、送風部材および排気ダクトは電池から見て自動車の幅方向における同じ側に配置されていてもよい。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
【0053】
(実施の形態1)
図1は、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態1のラゲージスペースを示す透視模式図である。図2は、図1に示した自動車の後部の側面透視模式図である。図3は、図1に示した自動車のブロック図である。図4は、図1に示した自動車に搭載される電池システムの電池パックとこの電池パックに冷却風を導入する冷却風導入機構の展開模式図である。図1〜図4を参照して、本発明による電池システムを搭載した自動車を説明する。
【0054】
図1に示すように、本発明による自動車用電池システムを搭載した自動車は、電池パック5が車体後部28(図2参照)に位置するラゲージスペース18の床面上(側面から見て、タイヤ29(図2参照)とほぼ重なる位置、あるいはタイヤ29(図2参照)より上側の位置)に配置されている。電池パック5には、送風ダクト20を介して送風ファン21が接続されている。送風部材としての送風ファン21には、自動車の室内から電池パック5の内部に収容されたモジュール集合体11(図4参照)を冷却するための冷却風を取込むため、吸排気ダクトとしての吸気ダクト22が接続されている。送風ファン21は、吸排気口としての吸気口23から吸気ダクト22を介して冷却風を取込む(吸気ダクト22の内部から吸気口23を介して冷却風を流通させる)。吸気ダクト22、送風ファン21および送風ダクト20から電池の冷却構造としての冷却風導入機構が構成される。吸気口23から取込まれた冷却風は、吸気ダクト22から送風ファン21に送られ、さらに送風ファン21から送風ダクト20を介して電池パック5に供給される。
【0055】
また、電池パック5には、送風ファン21から送風ダクト20を介して電池パック5に供給され、電池パック5の内部でモジュール集合体11(図4参照)を冷却した冷却風が自動車の外部へと排出されるための排気ダクト24(図1参照)が接続されている。排気ダクト24の電池パック5と接続された一方端部と反対側に位置する他方端部は、車体の側面に形成された排気口25へと接続されている。
【0056】
また、ラゲージスペース18の床面を覆うことができるように、トノカバー26が配置されている。トノカバー26は、リアシート19の上部とほぼ同じ高さに配置されている。トノカバー26は、ラゲージスペース18の床面を覆うとともにリアシート19に隣接する領域まで延びるように設置されている。このトノカバー26が配置された位置より上側に位置するラゲージサイドトリム棚部27に、吸気ダクト22の吸排気口としての吸気口23が形成されている。つまり、トノカバー26より上に位置する吸気口23が形成された一方端から、送風ファン21に接続された他方端にまで延在するように吸気ダクト22は形成されている。
【0057】
このような本発明による電池システムは、自動車の車両に搭載される電池システムであり、図1および図2に示したような電池パック5とこの電池パック5に冷却風を供給するための送風ファン21、吸気ダクト22および送風ダクト20からなる冷却風導入機構と、電池パック5から冷却風を自動車の外部へと排出するための排気ダクト24などからなる排気機構、電池システムのメンテナンスなどのために用いられる安全装置、さらに電池システムを制御するためのバッテリコンピュータなどを備える。
【0058】
図1および図2に示した自動車は、図3に示すように、制御部2と、本発明による電池システムを含む電池部3と、駆動部4とを備える自動車1である。図3に示すように、制御部2は電池部3および駆動部4を制御する。駆動部4は、電池部3から供給される電流によって駆動するモータなどの電動機以外に、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関を備えていてもよい。すなわち、自動車1には、電池部3から供給される電流によって駆動するモータなどの電動機のみを駆動源とする電気自動車だけではなく、駆動源としてガソリンエンジンなど電動機以外の駆動手段を備えたいわゆるハイブリッドカーも含まれる。
【0059】
図1および図2に示した電池パック5は、たとえば図4に示すように、バッテリカバー6およびロワーケース12からなる外装部材の内部にモジュール集合体11が収容された構造となっていてもよい。電池集合体としてのモジュール集合体11は、複数の電池モジュール17を積層して形成されている。なお、積層された電池モジュール17の間には、冷却風を流通させることができるように、冷却風流路としての間隙が形成されている。電池モジュール17としては、たとえばニッケル−水素電池などの2次電池を用いることができる。電池としての電池モジュール17はいわゆる角型平板状の外形を有している。
【0060】
電池モジュール17は、複数の電池セルを含む。具体的には、電池モジュール17はモジュール外装部材である一体ケースと、このプラスチック製の一体ケースの内部に配置され、隔壁により仕切られた6つの電池セルとを備える。一体ケースの長軸方向における端面上には、端子16が形成されている。電池モジュール17の積層方向に対してほぼ垂直方向に延びる側面上には、隣接する電池モジュール17の間に冷却風流路としての間隙を形成するための突起部(図示せず)が形成されている。電池モジュール17を積層したモジュール集合体11では、電池モジュール17の上記突起部同士が当接することにより、電池モジュール17の間に間隙が形成される。
【0061】
電池モジュール17において、一体ケース内部に収納された6つの電池セルは、それぞれ基本的に同様の構造を備える。電池セルは、たとえばシート状の複数の電極部材をセパレータによって絶縁状態として相互に重ねて構成された積層電極体と、この積層電極体を挟むように配置された1対の集電板とからなる。なお、積層電極体には電解液が含浸あるいは注入されている。
【0062】
積層電極体においては、正極となる電極部材と、負極となる電極部材とが交互に重なった状態となっている。また、正極となる電極部材の端部は、一括して一方の集電板に接続されている。また、負極となる電極部材の端部は、一括して他方の集電板に接続されている。この結果、正極となるすべての電極部材と一方の集電板とは電気的に接続された状態となる。また、負極となるすべての電極部材と他方の集電板とは電気的に接続された状態となる。
【0063】
電池モジュール17に含まれる6つの電池セルは、電気的に直列に接続される。たとえば、電池セルのそれぞれの定格電圧が1.2Vである場合、電池モジュール17全体の定格電圧は7.2Vとなる。
【0064】
なお、電池セルの構成は、上述したような構成に限らず、他の構成であってもよい。また、ここではモジュール集合体11(図4参照)として、電池モジュール17(図4参照)を複数積層した構造のものを用いているが、モジュール集合体11として、電池モジュールに代えて電池セルを積層したような構造の電池を用いてもよい。また、図4に示したような角型箱状の電池ではなく、たとえば円筒形状などのような他の形状の電池をバッテリカバー6およびロワーケース12からなる筐体の内部に収納していてもよい。
【0065】
図4に示すように、モジュール集合体11の両端部には拘束プレート10a、10bが配置されている。拘束プレート10a、10bは、拘束パイプ8a、8bにより互いに接続固定されている。なお、拘束プレート10a、10bはロワーケース12に固定されている。また、個々の電池モジュール17もロワーケース12に固定されている。
【0066】
モジュール集合体11を構成する電池モジュール17のそれぞれの側面(端面)上には、既に述べたように電池モジュール17へと電流の入出力を行なうための端子16が形成されている。この電池モジュール17の端子16を互いに接続するために、モジュール集合体11の側面上にはバスバーモジュール9a、9bが配置されている。バスバーモジュール9a、9bが電池モジュール17のそれぞれの端子16に接続されることにより、モジュール集合体11では、電池モジュール17が電気的に直列接続されている。
【0067】
モジュール集合体11の上部表面上には、電池モジュール17から排気される水素ガスなどをモジュール集合体11から排出するための安全弁を内蔵した排気端子15が形成されている。この排気端子15上には、排気端子15と接続され、電池モジュール17から排出される水素ガスなどを電池パック5の外部へと排出するための排気ホース7が設置されている。また、モジュール集合体11の上部表面上には、モジュール集合体11の温度を測定するための温度センサ13およびハーネスが配置されている。この温度センサ13の出力に応じて、モジュール集合体11の温度を所定の範囲に保持するため、モジュール集合体11へ送風ファン21により冷却風が供給される。
【0068】
送風ファン21は、その内部に配置された回転軸(図示せず)と、この回転軸の外周上に設置された複数の送風フィン(図示せず)と、図示していないがこの回転軸に接続されたモータとを備える。このモータが回転することにより回転軸が回転し、送風ファン21から送風ダクト20へと冷却風が供給される。そして、図1の矢印で示すように、冷却風は送風ダクト20を介して電池パック5の内部へと供給される。図1からもわかるように、冷却風は電池パック5の上部側におけるバッテリカバー6とモジュール集合体11(図4参照)との間に形成される冷却風流路としての間隙へと供給される。そして、この間隙に供給された冷却風は、モジュール集合体11(図4参照)を構成する電池モジュール17(図4参照)の間に形成された間隙を上から下へ流通する。そして、冷却風はモジュール集合体11の熱を除去した後、モジュール集合体11の下部表面とロワーケース12(図4参照)との間に形成される下部冷却風流路としての間隙へと到達する。その後、この下部冷却風流路としての間隙と接続された排気ダクト24(図1参照)を介して、冷却風は排気口25(図1参照)から自動車の外部へと排出される。
【0069】
このように、本発明による自動車では、ラゲージスペース18(図1参照)に荷物が搭載された際に、その荷物により吸気口23(図1参照)が塞がれる危険性を低減できる。すなわち、ラゲージスペース18(図1参照)の床面などに吸気口が配置されていると、荷物が吸気口を塞ぐように搭載される危険性がある。しかし、本発明による自動車では、図1に示すようにトノカバー26より上方(つまりラゲージスペース18の上側の領域)に吸気口23が位置するので、上述のように荷物により吸気口23が塞がれることを防止できる。
【0070】
また、トノカバー26より上に吸気口23が位置しているので、トノカバー26をラゲージスペース18の荷物の上に配置した場合であっても、トノカバー26に邪魔されること無く車内の空気を吸気口23から取込むことができる。したがって、送風部材としての送風ファン21に充分な空気を送ることができるので、電池パック5に送風ファン21から充分な量の冷却風を供給することができる。この結果、電池パック5に収納された電池モジュール17(図4参照)の冷却が不充分になることに起因して、電池の性能が劣化する、あるいは寿命が短くなるといった問題の発生を抑制できる。
【0071】
また、図1に示すように吸気ダクト22および送風ファン21は自動車の車体の側壁内部に組込まれた状態になっているので、ラゲージスペース18に吸気ダクト22などが露出して配置される場合より、ラゲージスペース18の容積の減少を抑制できる。
【0072】
なお、上述した実施の形態では、吸排気口の例として吸気口23を用いて説明しているが、電池を冷却した後の冷却風を排出するための排気口を車内に設ける場合、その排気口の位置についても、上述した吸気口23と同様にトノカバー26より上方とすることが好ましい。この場合、排気口が形成された排気ダクトは、送風ファンを介して電池パックと接続されていてもよいし、排気ダクト、電池パック、送風ファンという順番で接続されていてもよい。
【0073】
図5は、図1〜4に示した本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態1の第1の変形例のラゲージスペースを示す透視模式図である。図5は図1に対応する。図5を参照して、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態1の第1の変形例を説明する。
【0074】
図5に示すように、自動車は基本的に図1〜4に示した自動車と同様の構造を備えるが、吸気口23の近傍の構造が異なる。すなわち、図5に示した自動車では、吸気口23に隣接して、吸気口23を挟むように凸部31a、31bが配置されている。
【0075】
この場合、図1〜4に示した自動車と同様の効果を得ることができると同時に、吸気口23上に荷物が配置されたような場合であっても、閉塞防止手段としての凸部31a、31bが存在することで、荷物の表面が吸気口23と密着することを防止できる。つまり、荷物が上記凸部31a、31bと接触するので、荷物と吸気口23との間には間隙が形成される。このため、荷物が存在していても、この間隙を介して吸気口23から空気を取込むことができる。
【0076】
図6は、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態1の第2の変形例のラゲージスペースを示す透視模式図である。図6は図1に対応する。図6を参照して、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態1の第2の変形例を説明する。
【0077】
図6に示すように、自動車は基本的に図1〜4に示した自動車と同様の構造を備えるが、吸気口23の近傍の構造が異なる。すなわち、閉塞防止手段である棒状体としての閉塞防止バー32が吸気口23を跨ぐように形成されている。
【0078】
このようにしても、図5に示した自動車と同様の効果を得ることができる。
また、自動車の車内に排気口が形成される場合、その排気口に対して図5および図6に示したような閉塞防止部材(閉塞防止手段)である凸部31a、31b(図5参照)または閉塞防止バー32(図6参照)を設置してもよい。この場合、排気口が荷物などで塞がれることを防止できる。
【0079】
(実施の形態2)
図7は、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態2のラゲージスペースを示す透視模式図である。図8は、図7に示した自動車の車体後部を示す側面透視模式図である。図7および図8を参照して、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態2を説明する。
【0080】
図7および図8に示すように、本発明による電池システムを搭載した自動車は、基本的には図1および図2に示した自動車と同様の構造を備えるが、電池パック5へと供給される冷却風を自動車の車内から取込むための吸気口23の位置が異なる。すなわち、図7および図8に示した自動車においては、吸排気ダクトとしての吸気ダクト22が自動車のサイド側のボディ内部(側壁内部)においてトノカバー26よりも上方側へと延在するように形成されている。そして、吸気ダクト22の終端に位置する吸気口23は、ラゲージスペース18の側壁面を構成するラゲージサイドトリム30に形成されている。
【0081】
このようにしても、本発明の実施の形態1による自動車と同様の効果を得ることができる。また、吸排気口としての吸気口23がラゲージスペース18の床面に対してほぼ垂直方向に延びる側壁を構成するラゲージサイドトリム30(ラゲージスペース18の床面と交差する方向に延びる壁面部分であるラゲージサイドトリム30)に形成されているので、吸気口23上に荷物などが載った状態で固定されるといったことを確実に防止できる。
【0082】
また、図7および図8に示した自動車では、吸気口23がラゲージスペース18の側壁面に形成されているが、後述するようにこの吸気口23を自動車の車内の天井部に形成してもよい。このようにすれば、より確実に吸気口23上に荷物が搭載されるといったことを防止できる。
【0083】
また、上述した実施の形態1および2においては、吸気口23を1箇所だけ設けた場合を示しているが、吸気口23を複数箇所設けてもよい。たとえば、図9に示すように、吸気ダクト22の上端の一部分を横方向に伸ばし、その伸びた一部分(ダクト部分43)の先端部に他の吸気口42を形成してもよい。ここで、図9は、図7および図8に示した本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態2の変形例を示す側面透視模式図である。こようにすれば、たとえ1箇所の吸気口23が荷物などによって塞がれたとしても、他の吸気口42から十分な冷却風を取込むことができる。なお、車内に吸気口ではなく排気口を設ける場合も、複数の排気口を設けることで、1つの排気口が塞がれても、他の排気口から充分に電池パックを冷却した後の冷却風を排出することができる。
【0084】
(実施の形態3)
図10は、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態3のラゲージスペースを示す透視模式図である。図11は、図10に示した自動車のリアシート部を客室側から見た部分斜視模式図である。図12は、図10に示した自動車の車体後部を示す側面透視模式図である。図10〜図12を参照して、本発明による自動車の実施の形態3を説明する。
【0085】
図10〜図12に示すように、本発明による電池システムを搭載した自動車は、基本的には図1および図2に示した自動車と同様の構造を備えるが、電池パック5へと供給される冷却風を自動車の車内から取込むための吸気口23の位置が異なる。すなわち、図10〜図12に示した自動車においては、吸気ダクト22(図12参照)が送風ファン21(図12参照)から前方(リアシート19側)へと延びるように形成されている。そして、図11からもわかるように、リアシート19の側部に配置された部材(客室内部に面し、リアシート19と隣接する部分)であるシートサイドガーニッシュ33の上方(シート座面44より上方)に吸気口23が配置されている。
【0086】
このようにすれば、本発明実施の形態1による自動車と同様に、ラゲージスペースに荷物が搭載されても、吸気口23から確実に冷却風を取入れることができる。さらに、図12に示すように、電池パック5が配置されたラゲージスペース18は、窓34を介して車体の外部から日光が入射するので、この日光の影響によって雰囲気温度が上昇する場合がある。そのため、ラゲージスペース18に面した部分に吸気口23を設けている場合、日光の影響によって温度の上昇した空気を電池パック5の冷却のために吸気口23から取込むことになる。しかし、図10〜図12に示した自動車では、吸気口23が配置された位置は車体外部からの直射日光を受けにくい場所である。そのため、上述のような日光の影響により温度の上昇した空気を取込む可能性を低減することができる。
【0087】
また、吸気口23が面する領域は客室である。そして、この客室においては、自動車に乗車した人の快適性を考慮し、エアコンディショナから送出された風が比較的よく循環する。そして、この客室内の雰囲気温度は車外温度がある程度高い場合にも、比較的低く維持される。そのため、吸気口23を通して客室内の(比較的低温の)空気を取込み、電池パック5へと供給することにより、効率的に電池パック5を冷却することができる。
【0088】
また、図12に示すように、吸気口23をシート背もたれ部45と連なるシートサイドガーニッシュ33(図11参照)の上部に配置しているので、シート19に人が座った場合でも、吸気口23が人により塞がれる危険性を低減できる。この場合、シートサイドガーニッシュ33のできるだけ上方に吸気口23を形成することが好ましい。
【0089】
また、図10に示すように、ラゲージスペース18に電池パック5が配置された場合、シートサイドガーニッシュ33に吸気口23を配置すれば、吸気ダクト22の長さを比較的短くできる。つまり、吸気ダクト22の配置を容易に行なうことができると共に、吸気ダクト22が長くなることに起因する自動車の車体質量の増大を抑制できる。
【0090】
(実施の形態4)
図13は、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態4の車体後部を示す側面透視模式図である。図13を参照して、本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態4を説明する。
【0091】
図13に示すように、本発明による電池システムを搭載した自動車は、基本的には図1および図2に示した自動車と同様の構造を備えるが、電池パック5へと供給される冷却風を自動車の客室内から取込むための吸気口36の位置が異なる。すなわち、図13に示した自動車においては、吸気ダクト22が、自動車のサイド側のボディ内部(側壁内部)において、自動車のボディ側面に形成された支柱部35内部へと延在するように形成されている。そして、吸気ダクト22の終端に位置する吸気口36は、客室に面する支柱部35の表面(ラゲージスペース18と客室との間に位置する側壁面である支柱部35の表面)に形成されている。
【0092】
このようにしても、本発明の実施の形態1による自動車と同様の効果を得ることができる。また、図13に示した自動車では、リアシート19に人が座っているような場合でも、客室前方にエアコンディショナの送風口が配置されていれば、その送風口から吹出した風が吸気口36近傍に容易に到達する。そのため、吸気口36から比較的低温の冷却風を取込むことが可能となる。
【0093】
図14は、図13に示した本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態4の第1の変形例を示す側面透視模式図である。図14は、本発明による自動車の車体後部の側面透視模式図であって、図13に対応する。図14を参照して、本発明による自動車の実施の形態4の第1の変形例を説明する。
【0094】
図14に示したように、本発明による自動車は基本的には図13に示した自動車と同様の構造を備えるが、吸気口36に加えて他の吸気口38を備えている点が異なる。すなわち、図14に示した自動車では、自動車のボディ側面の支柱部41に吸気口38が形成されている。この吸気口38は、吸気ダクト22によって送風ファン21と接続されている。
【0095】
このようにしても、図13に示した自動車と同様の効果を得ることができる。また、他の吸気口38は、客室前方のエアコンディショナの送風口により近い位置に配置されているので、エアコンディショナから送出された冷却風をより確実に吸気口38から電池パック5の冷却風として取込むことができる。
【0096】
なお、図14に示した自動車では、他の吸気口38以外に、さらに1つ以上の別の吸気口を形成してもよい。
【0097】
図15は、図13に示した本発明による自動車の実施の形態4の第2の変形例を示す側面透視模式図である。図15は、図13と同様に、自動車の車体後部の側面透視模式図である。図16は、図15に示した自動車の上面透視模式図である。図15および図16を参照して、本発明による自動車の実施の形態4の第2の変形例を説明する。
【0098】
図15および図16に示した自動車は、基本的には図13に示した自動車と同様の構造を備えるが、吸気口40が自動車の客室天井39に形成されている点が異なる。すなわち、図15および図16に示した自動車では、客室天井39の客室に面する内周面(天井面)に吸気口40が形成されている。この吸気口40は、吸気ダクト22を介して送風ファン21と接続されている。吸気ダクト22は、送風ファン21が配置された領域から自動車のサイド側のボディ内部(側壁内部)において支柱部35を介して客室天井39の内部にまで延在するように配置されている。
【0099】
このようにしても、図13に示した自動車と同様の効果を得ることができる。また、図15および図16に示すように客室天井39に吸気口40を配置すれば、客室のシートに人が座っている場合であっても、客室前方のエアコンディショナの送風口から放出される冷却風をより確実に吸気口40から取込むことができる。
【0100】
なお、図10〜図16に示した吸気口23、36、38、40のうちの少なくとも2つを、1台の自動車に同時に形成してもよい。この場合、吸気口の数を増やすことになるので、1つの吸気口が塞がれても他の吸気口から冷却風を取入れることができる。そのため、電池パックを確実に冷却できる。
【0101】
また、上述した実施の形態3および4では、吸排気口の例として吸気口23(図11参照)、吸気口36、38(図14参照)および吸気口40(図15参照)を用いて説明しているが、電池を冷却した後の冷却風を排出するための排気口を車内に設ける場合、その排気口の位置についても、上述した吸気口23、36、38、40と同様に客室に面すると共に,シート座面44(図12参照)より上方とすることが好ましい。この場合、排気口が形成された排気ダクトは、送風ファンを介して電池パックと接続されていてもよいし、排気ダクト、電池パック、送風ファンという順番で接続されていてもよい。
【0102】
また、上述した本発明の実施の形態1〜4における自動車では、図4から分かるように、モジュール集合体11における電池モジュール17の積層方向と同じ方向から送風ダクト20を介して冷却風をモジュール集合体11とバッテリカバー6との間の間隙(冷却流路)に供給しているが、本発明は他の構成の電池システムにも適用可能である。たとえば、送風ダクト20をモジュール集合体11とロワーケース12との間の間隙に接続し、モジュール集合体11の下面側に冷却風を供給するようにしてもよい。また、このとき、モジュール集合体11の上部表面とバッテリカバー6との間に形成される間隙と接続するように、排気ダクトを配置することが好ましい。この場合、モジュール集合体11の下面側の間隙に供給された冷却風は、モジュール集合体11を構成する電池モジュール17の間に形成された間隙を下から上へ流通する。そして、冷却風はモジュール集合体11の熱を除去した後、モジュール集合体11の上部表面とバッテリカバー6との間に形成される冷却風流路としての間隙へと到達する。その後、モジュール集合体11の上側の間隙から排気ダクトを介して、冷却風は自動車の車体の外部に放出される。
【0103】
また、排気ダクト24(図1参照)は、図1に示すように電池パック5において送風ダクト20と同じ側に設置されていてもよいが、電池パック5において送風ダクト20が位置する側とは反対側に排気ダクト24を設置してもよい。また、送風ダクト20は、図4に示すようにモジュール集合体11における電池モジュール17の積層方向と同じ方向から電池パック5に接続されているが、電池モジュール17の積層方向とは異なる方向(たとえば、積層方向に対してほぼ垂直な方向)から電池パック5に接続されていてもよい。
【0104】
また、図1に示すように、送風ファン21には1つの吸気ダクト22が接続されているが、トノカバー26より上に吸気口を有する1つ以上の他の吸気ダクト、あるいは客室に面し、シート座面44(図12参照)より上方に位置する他の吸気口を有する1つ以上の他の吸気ダクトを送風ファン21に接続してもよい。
【0105】
なお、上述した本発明の実施の形態1〜4における自動車に搭載される電池システムでは、電池パック5(図1参照)を構成するバッテリカバー6(図4参照)の外側に、荷物を載せることが可能な充分な強度を有するカバー部材を配置してもよい。また、バッテリカバー6自体を、荷物を搭載することができる程度に十分な強度を有するようにしてもよい。
【0106】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0107】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、電池に冷却風を確実に供給できるので、電池の温度が過剰に上昇することを抑制できる。したがって、温度上昇に起因する電池の特性劣化や短寿命化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態1のラゲージスペースを示す透視模式図である。
【図2】 図1に示した自動車の後部の側面透視模式図である。
【図3】 図1に示した自動車のブロック図である。
【図4】 図1に示した自動車に搭載される電池システムの電池パックとこの電池パックに冷却風を導入する冷却風導入機構の展開模式図である。
【図5】 図1〜4に示した本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態1の第1の変形例のラゲージスペースを示す透視模式図である。
【図6】 本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態1の第2の変形例のラゲージスペースを示す透視模式図である。
【図7】 本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態2のラゲージスペースを示す透視模式図である。
【図8】 図7に示した自動車の車体後部を示す側面透視模式図である。
【図9】 図7および図8に示した本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態2の変形例を示す側面透視模式図である。
【図10】 本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態3のラゲージスペースを示す透視模式図である。
【図11】 図10に示した自動車のリアシート部を客室側から見た部分斜視模式図である。
【図12】 図10に示した自動車の車体後部を示す側面透視模式図である。
【図13】 本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態4の車体後部を示す側面透視模式図である。
【図14】 図13に示した本発明による電池システムを搭載した自動車の実施の形態4の第1の変形例を示す側面透視模式図である。
【図15】 図13に示した本発明による自動車の実施の形態4の第2の変形例を示す側面透視模式図である。
【図16】 図15に示した自動車の上面透視模式図である。
【符号の説明】
1 自動車、2 制御部、3 電池部、4 駆動部、5 電池パック、6 バッテリカバー、7 排気ホース、8a,8b 拘束パイプ、9a,9b バスバーモジュール、10a,10b 拘束プレート、11 モジュール集合体、12ロワーケース、13 温度センサ、15 排気端子、16 端子、17 電池モジュール、18 ラゲージスペース、19 リアシート、20 送風ダクト、21 送風ファン、22 吸気ダクト、23,36,38,40,42 吸気口、24 排気ダクト、25 排気口、26 トノカバー、27 ラゲージサイドトリム棚部、28 車体後部、29 タイヤ、30 ラゲージサイドトリム、31a,31b 凸部、32 閉塞防止バー、33 シートサイドガーニッシュ、34 窓、35,41 支柱部、39 客室天井、43 ダクト部分、44 シート座面、45 シート背もたれ部。

Claims (9)

  1. 自動車の車体後部に位置するラゲージスペースの床面上に搭載される自動車用電池の冷却構造であって、
    自動車の客室に面し、前記客室のシート座面より上方に配置された吸気口が形成され、自動車用電池と接続された吸気ダクトと、
    自動車用電池を冷却するための冷却風を、前記吸気口から前記吸気ダクトの内部へ取込むための送風部材とを備え、
    前記吸気口は、前記自動車のリアシートの背もたれ部と前記自動車の幅方向における外側に隣接するガーニッシュにおいて、前記シート座面に対して傾斜して形成されている、自動車用電池の冷却構造。
  2. 前記吸気口は、前記自動車の前方に向けて形成されている、請求項1に記載の自動車用電池の冷却構造。
  3. 前記自動車の側面に形成された排気口と前記自動車用電池とを接続し、前記自動車用電池を冷却した冷却風を前記自動車の外部に排出するための排気ダクトを更に備え、
    前記吸気ダクト、前記送風部材および前記排気ダクトは前記自動車用電池から見て前記自動車の幅方向における同じ側に配置されている、請求項1または2に記載の冷却構造。
  4. 自動車に搭載される自動車用電池システムであって、
    前記自動車の車体後部に位置するラゲージスペースの床面上に搭載される電池と、
    前記電池に冷却風を送るための送風部材と、
    自動車の客室に面し、前記客室のシート座面より上方に配置された吸気口が形成されるとともに、前記吸気口から取込んだ空気を前記冷却風として前記電池に供給できるように、前記送風部材に接続された吸気ダクトとを備え、
    前記吸気口は、前記自動車のリアシートの背もたれ部と前記自動車の幅方向における外側に隣接するガーニッシュにおいて、前記シート座面に対して傾斜して形成されている、自動車用電池システム。
  5. 前記吸気口は、前記自動車の前方に向けて形成されている、請求項に記載の自動車用電池システム。
  6. 前記自動車の側面に形成された排気口と前記電池とを接続し、前記電池を冷却した冷却風を前記自動車の外部に排出するための排気ダクトを更に備え、
    前記吸気ダクト、前記送風部材および前記排気ダクトは前記電池から見て前記自動車の幅方向における同じ側に配置されている、請求項4または5に記載の自動車用電池システム。
  7. 電池を搭載した自動車であって、
    客室を有する車体と、
    前記車体の後部に位置するラゲージスペースの床面上に搭載される電池とを備え、
    前記車体の内壁のうち、前記客室に面し、前記客室のシート座面より上方に位置する領域には、前記電池を冷却するための冷却風を取込む吸気口が形成され、
    前記吸気口は、前記自動車のリアシートの背もたれ部と前記自動車の幅方向における外側に隣接するガーニッシュにおいて、前記シート座面に対して傾斜して形成されている、自動車。
  8. 前記吸気口は、前記自動車の前方に向けて形成されている、請求項に記載の自動車。
  9. 前記吸気口が形成され、前記電池と接続された吸気ダクトと、
    前記電池を冷却するための冷却風を、前記吸気口から前記吸気ダクトの内部へ取込むための送風部材と、
    前記自動車の側面に形成された排気口と前記電池とを接続し、前記電池を冷却した冷却風を前記自動車の外部に排出するための排気ダクトを更に備え、
    前記吸気ダクト、前記送風部材および前記排気ダクトは前記電池から見て前記自動車の幅方向における同じ側に配置されている、請求項7または8に記載の自動車。
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