JP4111364B2

JP4111364B2 - Water gel chemical volatilizer

Info

Publication number: JP4111364B2
Application number: JP11371999A
Authority: JP
Inventors: 弘加藤; 宏美中川; 利八北村
Original assignee: T Hasegawa Co Ltd
Current assignee: T Hasegawa Co Ltd
Priority date: 1999-04-21
Filing date: 1999-04-21
Publication date: 2008-07-02
Anticipated expiration: 2019-04-21
Also published as: JP2000300654A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、香料、消臭剤、防虫剤、殺虫剤、除菌剤、忌避剤などの薬剤を含有する水ゲル薬剤揮散体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
室内や自動車の車内等に用いられる芳香剤・消臭剤等として、薬剤揮散体が利用されてきた。水ゲル薬剤揮散体は、水性液体型、油性液体型、固形型等のタイプの薬剤揮散体に比べ一般に安価に製造でき、しかも、揮散後の明確な収縮終点を持たせることが可能であるため、最近注目されてきている。このような水ゲル薬剤揮散体としては、例えば、ゲル化剤として、カラギーナン、ジェランガム、寒天を使用したものが提案されている（特開昭５４−１３５２２９号公報、特開昭６０−１３５０５８号公報、特開昭６２−４１６６１号公報、特開昭６４−４０５４２号公報、特開平１−７４２３９号公報、特開平２−１４４０６７号公報参照）。しかしながら従来の水ゲル薬剤揮散体は、揮散時に揮散媒体物質である水の揮散量が経日に伴って減少していく傾向にあり、この水の揮散量の減少が薬剤の揮散強度、拡散性、持続性等の薬剤効果を低下させることになり問題となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、揮散開始から揮散終了時まで薬剤をコンスタントにバランスよく揮散することができ、経日による薬剤の強度、拡散性、持続性等の薬剤効果の低下を防止することができる水ゲル薬剤揮散体を提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、アクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体、中和剤ゲル化剤、薬剤および水を配合して水ゲル薬剤揮散体とする。また、薬剤が香料、消臭剤、防虫剤、殺虫剤、除菌剤および忌避剤から選択される少なくとも１種以上である。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、上記のごとき従来型の水ゲル薬剤揮散体について、その欠点を解決すべく鋭意研究を行った。その結果、水ゲル薬剤揮散体を製造するに際して、アクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体およびゲル化剤を添加調製することにより、揮散開始から揮散終了時まで薬剤をコンスタントに揮散することができ、経日による薬剤の揮散強度、拡散性、持続性等の薬剤効果の低下を防止することができるという事実を見いだし、本発明を完成するに至った。
【０００６】
尚、本発明の水ゲル薬剤揮散体に使用されるアクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体は、高分子の乳化剤で、これまでクリームや乳液などのフェイスケア製品をはじめ、ハンドケア製品、ヘアケア製品、ボディケア製品、サンスクリーン製剤などへの応用例が知られているが（フレグランスジャーナル，ＶＯＬ．２６，ＮＯ．８，Ｐ．７９〜８３，１９９８）、水ゲル薬剤揮散体へ応用したのは本発明者らが初めてである。
【０００７】
本発明の水ゲル薬剤揮散体に使用されるアクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体は乳化作用を有するため、従来の水ゲル薬剤揮散体に使用されている界面活性剤を全く使用しないか、又は界面活性剤の使用量を減ずることができ、界面活性剤による地球環境問題に対応できる。また、本発明の水ゲル薬剤揮散体は、水の揮散量がコンスタントであるため、揮散終了時の残渣形状・量が従来品より小さくなり、揮散体の終点が目視で容易に判定することができるなどの効果を有する水ゲル薬剤揮散体が提供される。
【０００８】
以下、本発明の水ゲル薬剤揮散体の各成分について説明する。
本発明の水ゲル薬剤揮散体における薬剤としては、水ゲル薬剤揮散体の用途に基づいて選択される。例えば、香料、消臭剤、防虫剤、殺虫剤、除菌剤、忌避剤などの１種または２種以上の添加成分を挙げることができ、その使用量は特に制限されるものではなく、例えば、水ゲル薬剤揮散体全体に対して約０．０１〜１５重量％、好ましくは約０．１〜１０重量％を例示することができる。０．０１重量％より少ない量では薬剤の効果が十分に発揮できず、１５重量％より多い量ではコスト高となったり、水ゲルの安定性が保てないなどの不都合がある。
【０００９】
本発明の水ゲル薬剤揮散体に使用されるアクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体は、アクリル酸とメタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）とを、過酸化ベンゾイル等を重合開始剤として、重合させることにより得ることができる。アクリル酸とメタクリル酸アルキルの比を変えることにより、様々な親水性・親油性バランスの共重合体が得られる。
上記のように製造することに替えて、既に市販されているものを利用することもできる。この様な市販品としては、グッドリッチ社製のペミュレンＴＲ−１やペミュレンＴＲ−２等を例示することができる。
【００１０】
本発明の水ゲル薬剤揮散体に使用されるアクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体の使用量は、特に制限されないが、例えば、水ゲル薬剤揮散体全体に対して約０．０１〜１０重量％、好ましくは約０．１〜５重量％を挙げることができる。０．０１重量％より少ない量では薬剤の効果が十分に発揮できず、１０重量％より多い量ではコスト高となったり、粘度が高くなり水ゲルの調製が難しくなるという難点がある。
【００１１】
本発明の水ゲル薬剤揮散体に用いるゲル化剤としては、一般に水ゲル薬剤揮散体に使用されているものを採用することができ、例えば、カラギーナン、ジェランガム、寒天、ゼラチン等の天然系ゲル化剤；イソブチレン−無水マレイン酸共重合体等の合成ゲル化剤などを例示することができる。ゲル化剤の使用量は、特に限定されないが、水ゲル薬剤揮散体全体に対して、例えば、約０．１〜１５重量％を挙げることができる。０．１重量％より少ないとゲル化が十分でなく、１５重量％より多い量では粘度が高くなり水ゲルの調製が難しくなる。
【００１２】
本発明の水ゲル薬剤揮散体に用いられる水としては、脱イオン水、蒸留水、イオン交換水等の精製水を用いるのが好ましい。水は基本的には残部であるが、水の使用量は、得られる水ゲル薬剤揮散体の総量を１００重量％とした場合に、通常約４０〜９５重量％を例示することができる。
【００１３】
本発明の水ゲル薬剤揮散体には、上記の成分のほかに、通常水ゲル薬剤揮散体に使用される成分を配合することができる。それらの成分としては、例えば、アルコール類、グリコール類、グリコールエーテル類、ポリオール類、置換アルコール類などの溶剤類；ローカストビーンガム、キサンタンガム等の天然系高分子物質、セルロース、ポリビニルアルコール等の合成高分子物質などのゲル補強剤；脂肪酸石鹸、アルキル硫酸塩等の陰イオン界面活性剤、ＰＯＥアルキルエーテル、ＰＯＥアルキルフェノール、ＰＯＥソルビタンアルキレート等の非イオン界面活性剤、第四級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤などの界面活性剤；水溶性染料、蛍光染料、天然色素、無機顔料などの色素類；メチルパラペン等のパラペン類、安息香酸塩類などの防腐剤；水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機アルカリ、トリエタノールアミン、２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオール等の有機アルカリなどの中和剤；塩化カルシウム、乳酸カルシウム、塩化カリウムなどの塩類および紫外線吸収剤などを挙げることができる。
【００１４】
本発明の水ゲル薬剤揮散体は、例えば、次のように製造するのが好ましい。即ち、まず、水にゲル化剤を加えて、一般的には室温から１００℃にて加熱溶解した後、薬剤およびアクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体を添加して混合し、分散液を得る。次いで、この分散液を揮散容器に充填し、冷却ないし放冷することにより固化させる。
【００１５】
【実施例】
次に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
［実施例１］
脱イオン水９１．４７５ｇにカラギーナン：Ｘ−５１８９（新田ゼラチン社製）２ｇおよびメチルパラベン０．２ｇを添加して９０℃に加熱溶解した後、キンモクセイ香料：Ｎｏ．２５６９（長谷川香料社製）６ｇとアクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体：ペミュレンＴＲ−１（グッドリッチ社製）０．２２５ｇおよび２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオール（ＡＭＰＤ）０．１ｇを混合したものを、上記の加熱溶解液に添加し、攪拌混合する。その後、芳香剤容器に充填して、空気中で放冷して固化させて、本発明の水ゲル薬剤揮散体を製造した。
【００１６】
［実施例２］
実施例１において、脱イオン水９１．４７５ｇを９１．１７５ｇとし、更に、界面活性剤：ツィーン６０（ＩＣＩＳＵＲＦＡＣＴＡＮＴＳ社製：モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン）０．３ｇを加えた以外は実施例１と同様に処理して、本発明の水ゲル薬剤揮散体を製造した。
【００１７】
［実施例３］
実施例１において、キンモクセイ香料をクロトン酸オクチル含有消臭液２ｇとし、脱イオン水、ペミュレンＴＲ−１、ＡＭＰＤを表１に示す量に替えた以外は実施例１と同様に処理して、本発明の水ゲル薬剤揮散体を製造した。
【００１８】
［比較例１］
実施例１において、脱イオン水９１．４７５ｇを９１．２ｇとして、ペミュレンＴＲ−１（前出）０．２２５ｇおよび２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオール０．１ｇに替えて、ツィーン６０（前出）を０．６ｇ使用した以外は実施例１と同様に処理して、水ゲル薬剤揮散体を製造した。
以上の実施例１〜３，比較例１の配合成分を表１に示す。
【００１９】
【表１】

【００２０】
得られた水ゲル薬剤揮散体について、週毎の１日当たりの揮散量の変化、官能試験による評価（実施例３を除く）を行った。試験方法は以下の通りであり、結果を表２、表３に示す。
揮散量（ｇ／日）の変化
水ゲル薬剤揮散体容器の開口部を一定に開口して、室温で試料を揮散させる。経日毎の揮散重量を測定し、週毎に１日あたりの揮散量を平均して求めた。単位はｇ／日である。また、５週経過後の揮散体の残存容積の割合を（揮散体の残存容積／調製直後の揮散体の容積×１００）で求めた。
官能評価
水ゲル薬剤揮散体について、経日における香気の強さに関して、よく訓練されたパネル１５名にて官能評価を行った。各人が５点法で評価し、その平均を以て、各水ゲル薬剤揮散体のその日の強さとした。数値が高いほど香気が強いことを示す。
【００２１】
【表２】

【００２２】
【表３】

【００２３】
表２から明らかなように、本発明の実施例のものは、４週目までの１日の揮散量がコンスタントであるのに対して、比較例１では２週目から１日あたりの揮散量が少なくなっていた。一方、５週目の１日あたりの揮散量は、本発明の実施例のものでは、４週目までに比べ極端に少なくなり、ほぼ終点に達していることを示しているのに比べ、比較例１では５週目でも徐々に揮散しているため、終点がはっきりしなかった。
表３から明らかなように、本発明の水ゲル薬剤揮散体は、比較例のものに比べて、スタートから第４週までは香気が強く、コンスタントに香気が揮散していた。
【００２４】
【発明の効果】
本発明の水ゲル薬剤揮散体は、香料、消臭剤、防虫剤などの薬剤を揮散開始から終了時までコンスタントにバランスよく揮散でき、経日による薬剤の揮散強度、拡散性、持続性などの薬剤効果の低下を防止することができる。また、本発明の水ゲル薬剤揮散体に使用されるアクリル酸・メタクリル酸アルキル（Ｃ１０〜Ｃ３０）共重合体は乳化作用を有するため、従来の水ゲル薬剤揮散体に使用されている界面活性剤を全く使用しないか、又は界面活性剤の使用量を減ずることができ、界面活性剤による地球環境問題に対応でき、また更に、本発明の水ゲル薬剤揮散体は、水の揮散量がコンスタントであるため、揮散終了時の残査形状が従来品より小さくなり、揮散体の終点が目視で容易に判定することができるなどの効果を有する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water gel chemical volatilization body containing a fragrance, a deodorant, an insect repellent, an insecticide, a disinfectant, a repellent and the like.
[0002]
[Prior art]
Chemical volatilizers have been used as fragrances and deodorants used indoors and in automobiles. Water gel drug volatilizers can be manufactured generally at lower costs than chemical liquid volatilizers such as aqueous liquids, oily liquids, and solids, and can have a clear shrinkage end point after volatilization. Recently, it has been attracting attention. As such water gel chemical volatilizers, for example, those using carrageenan, gellan gum, or agar as gelling agents have been proposed (Japanese Patent Laid-Open Nos. 54-135229 and 60-135058). JP, 62-41661, JP, 64-40542, JP-A-1-74239, and JP-A-2-144667). However, in the conventional water gel chemical volatilization body, the volatilization amount of water, which is a volatilization medium material, tends to decrease with the passage of time. This is a problem because it lowers the drug effect such as sustainability.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the object of the present invention is to be able to volatilize the drug constantly and in a well-balanced manner from the start of volatilization to the end of volatilization, and prevent deterioration of the drug effect such as the strength, diffusibility, and sustainability of the drug over time. In providing a water gel drug volatilizer.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is an acrylic acid-alkyl methacrylate (C10-C30) copolymer, neutralizing agent gelation agent, by blending agent and water with the water gel chemical volatilization body . The drug is at least one selected from a fragrance, a deodorant, an insect repellent, an insecticide, a disinfectant and a repellent.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The inventors of the present invention conducted intensive studies to solve the disadvantages of the conventional water gel chemical volatilization body as described above. As a result, when producing a water gel chemical volatilization product, by adding and preparing an acrylic acid / alkyl methacrylate (C10-C30) copolymer and a gelling agent, the chemical is volatilized constantly from the start of volatilization to the end of volatilization. Thus, the present inventors have found the fact that it is possible to prevent a decrease in drug effect such as volatilization strength, diffusibility, and sustainability of the drug over time, and the present invention has been completed.
[0006]
The acrylic acid / alkyl methacrylate (C10-C30) copolymer used in the water gel chemical volatilization body of the present invention is a polymer emulsifier, so far, including face care products such as creams and emulsions, and hand care. Application examples to products, hair care products, body care products, sunscreen preparations, etc. are known (Fragrance Journal, VOL. 26, NO. 8, P. 79-83, 1998), but to water gel drug volatilization The present inventors have applied it for the first time.
[0007]
Since the acrylic acid / alkyl methacrylate (C10-C30) copolymer used in the water gel drug volatilizer of the present invention has an emulsifying action, the surfactant used in the conventional water gel drug volatilizer is completely different. It is not used or the amount of surfactant used can be reduced, and it is possible to cope with global environmental problems caused by the surfactant. Moreover, since the water gel chemical volatilization body of the present invention has a constant water volatilization amount, the residue shape and amount at the end of volatilization is smaller than the conventional product, and the end point of the volatilization body can be easily determined visually. The water gel chemical volatilization body which has the effect of being able to do is provided.
[0008]
Hereinafter, each component of the water gel chemical volatilization body of this invention is demonstrated.
The drug in the water gel drug volatilizer of the present invention is selected based on the use of the water gel drug volatilizer. For example, one or more additive components such as a fragrance, a deodorant, an insect repellent, an insecticide, a disinfectant, a repellent and the like can be mentioned, and the amount used is not particularly limited. And about 0.1 to 15% by weight, preferably about 0.1 to 10% by weight, based on the entire water gel chemical volatilization body. If the amount is less than 0.01% by weight, the effect of the drug cannot be sufficiently exerted. If the amount is more than 15% by weight, the cost is increased, and the stability of the water gel cannot be maintained.
[0009]
The acrylic acid / alkyl methacrylate (C10 to C30) copolymer used in the water gel chemical volatilization body of the present invention is a polymerization initiator of acrylic acid and alkyl methacrylate (C10 to C30), benzoyl peroxide and the like. Can be obtained by polymerization. By changing the ratio of acrylic acid to alkyl methacrylate, various hydrophilic / lipophilic copolymers can be obtained.
Instead of manufacturing as described above, a commercially available product can be used. Examples of such commercially available products include Pemulen TR-1 and Pemulen TR-2 manufactured by Goodrich.
[0010]
The amount of the acrylic acid / alkyl methacrylate (C10 to C30) copolymer used in the water gel chemical volatilization body of the present invention is not particularly limited, but is, for example, about 0.00 with respect to the entire water gel chemical volatilization body. 01 to 10% by weight, preferably about 0.1 to 5% by weight. If the amount is less than 0.01% by weight, the effect of the drug cannot be exhibited sufficiently. If the amount is more than 10% by weight, the cost is increased, and the viscosity becomes high, making it difficult to prepare a water gel.
[0011]
As the gelling agent used in the water gel chemical volatilization body of the present invention, those generally used in water gel chemical volatilization body can be adopted, for example, natural gelation such as carrageenan, gellan gum, agar, gelatin, etc. Agents: Synthetic gelling agents such as isobutylene-maleic anhydride copolymer can be exemplified. Although the usage-amount of a gelatinizer is not specifically limited, About 0.1-15 weight% can be mentioned with respect to the whole water gel chemical | medical agent volatilization body, for example. If it is less than 0.1% by weight, gelation is not sufficient, and if it is more than 15% by weight, the viscosity becomes high and it becomes difficult to prepare a water gel.
[0012]
As water used for the water gel chemical volatilization body of the present invention, it is preferable to use purified water such as deionized water, distilled water, and ion exchange water. Water is basically the balance, but the amount of water used is typically about 40 to 95% by weight when the total amount of the water gel chemical volatilized obtained is 100% by weight.
[0013]
In addition to the above components, the water gel drug volatilizer of the present invention can be blended with components that are usually used in water gel drug volatilizers. These components include, for example, alcohols, glycols, glycol ethers, polyols, substituted alcohols and other solvents; natural polymer substances such as locust bean gum and xanthan gum; synthetic polymers such as cellulose and polyvinyl alcohol. Gel reinforcing agents such as molecular substances; anionic surfactants such as fatty acid soaps and alkyl sulfates, nonionic surfactants such as POE alkyl ethers, POE alkylphenols and POE sorbitan alkylates, and cations such as quaternary ammonium salts Surfactants such as surfactants; water-soluble dyes, fluorescent dyes, natural pigments, pigments such as inorganic pigments; parapenes such as methylparapenes, preservatives such as benzoates; inorganics such as sodium hydroxide and potassium hydroxide Alkali, triethanolamine, 2-amino-2-methyl Neutralizing agents such as organic alkalis such 1,3-propanediol; may be mentioned calcium chloride, calcium lactate, and the like salts and UV absorbers such as potassium chloride.
[0014]
The water gel chemical volatilization body of the present invention is preferably produced, for example, as follows. That is, first, a gelling agent is added to water, generally heated and dissolved at room temperature to 100 ° C., and then the drug and acrylic acid / alkyl methacrylate (C10 to C30) copolymer are added and mixed. A dispersion is obtained. Next, this dispersion is filled in a volatilization container and solidified by cooling or allowing to cool.
[0015]
【Example】
Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples.
[Example 1]
Carrageenan undressing on water 91.475g: X-5189 (manufactured by Nitta Gelatin Inc.) was dissolved by heating to the addition of 2g and methylparaben 0.2 g 90 ° C., osmanthus fragrance: No. 2569 (manufactured by Hasegawa Fragrance Co., Ltd.) and acrylic acid / alkyl methacrylate (C10-C30) copolymer: 0.225 g of Pemulen TR-1 (manufactured by Goodrich) and 2-amino-2-methyl-1,3- What mixed propanediol (AMPD) 0.1g is added to said heating solution, and is stirred and mixed. Then, it filled with the fragrance | flavor agent container, and it stood to cool in air and solidified, and manufactured the water gel chemical | medical agent volatilization body of this invention.
[0016]
[Example 2]
In Example 1, 91.475 g of deionized water was changed to 91.175 g, and the surfactant: Tween 60 (manufactured by ICI SURFACTANTS: polyoxyethylene sorbitan monostearate) was added, and Example 1 was added. The water gel chemical volatilization body of this invention was manufactured by processing like.
[0017]
[Example 3]
In Example 1, the persimmon fragrance was changed to 2 g of octyl crotonate-containing deodorant solution, and deionized water, pemulene TR-1, and AMPD were treated in the same manner as in Example 1 except that the amounts shown in Table 1 were used. The water gel chemical volatilization body of the invention was produced.
[0018]
[Comparative Example 1]
In Example 1, 91.475 g of deionized water was changed to 91.2 g and replaced with 0.225 g of Pemulene TR-1 (supra) and 0.1 g of 2-amino-2-methyl-1,3-propanediol, A water gel chemical volatilization product was produced in the same manner as in Example 1 except that 0.6 g of Tween 60 (supra) was used.
Table 1 shows the ingredients of Examples 1 to 3 and Comparative Example 1 described above.
[0019]
[Table 1]

[0020]
About the obtained water gel chemical | medical agent volatilization body, the change of the volatilization amount per day for every week and evaluation by sensory test (except Example 3) were performed. The test method is as follows, and the results are shown in Tables 2 and 3.
Change of volatilization amount (g / day) The opening part of a water gel chemical volatilization body container is opened uniformly, and a sample is volatilized at room temperature. The volatilization weight every day was measured, and the volatilization amount per day was averaged every week. The unit is g / day. Further, the ratio of the remaining volume of the volatilized body after the lapse of 5 weeks was determined by (the remaining volume of the volatilized body / the volume of the volatilized body immediately after preparation × 100).
Sensory evaluation About the water gel chemical volatilization body, sensory evaluation was performed by 15 well-trained panels regarding the intensity of aroma over time. Each person evaluated by a five-point method, and the average was taken as the strength of the day for each water gel chemical volatilizer. The higher the value, the stronger the aroma.
[0021]
[Table 2]

[0022]
[Table 3]

[0023]
As is clear from Table 2, in the examples of the present invention, the volatilization amount per day until the fourth week is constant, whereas in the comparative example 1, the volatilization amount per day from the second week. Was less. On the other hand, the volatilization amount per day of the 5th week is extremely smaller than that up to the 4th week in the examples of the present invention, compared with the fact that it almost reached the end point. In Example 1, the end point was not clear because it gradually volatilized even at the fifth week.
As is clear from Table 3, the water gel chemical volatilization body of the present invention had a strong aroma from the start to the fourth week as compared with the comparative example, and the aroma was constantly vaporized.
[0024]
【The invention's effect】
The water gel chemical volatilization body of the present invention can volatilize a chemical such as a fragrance, a deodorant, and an insect repellent in a balanced manner from the start to the end of volatilization. A decrease in drug effect can be prevented. Moreover, since the acrylic acid / alkyl methacrylate (C10-C30) copolymer used in the water gel chemical volatilization body of the present invention has an emulsifying action, the surfactant used in the conventional water gel chemical volatilization body. Can be used at all, or the amount of surfactant used can be reduced, it can cope with global environmental problems due to surfactants, and the water gel chemical volatilizer of the present invention has a constant water volatilization amount. Therefore, the residual shape at the end of volatilization is smaller than that of the conventional product, and the end point of the volatilized body can be easily determined visually.

Claims

Acrylic acid-methacrylic acid alkyl (C10-C30) copolymer, a neutralizing agent, gelation agent, by blending a drug and water water gel chemical volatilization body.

The water gel chemical volatilization body according to claim 1, wherein the drug is at least one selected from a fragrance, a deodorant, an insect repellent, an insecticide, a disinfectant and a repellent.