JP4095359B2 - 受発注システム、受発注システムにおける処理方法及びそのプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受発注システム、受発注システムにおける処理方法及びそのプログラムに関し、より詳細には、発注端末からの受注取消の要求に応じて取消可能な商品の発注伝票と取消不可能な商品の発注伝票とを発注端末の画面上に同時に表示する受発注システム、受発注システムにおける処理方法及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ネットワークを介して商品の配送などの受注または発注をするためのシステムとして、発注用端末と、受注サーバと、発注状況を登録するデータベース・サーバとがネットワークに接続されたシステムがある。このようなシステムにおいて発注をキャンセルする方法では、発注端末からある特定の決められたデータを受注サーバにデータ伝送し、受注サーバは受信したデータに従って、記憶装置に記憶している発注データの全て又は一部分を消去するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から実施されている受発注システムでは、発注側である小売店舗が多種類の商品について発注を行っている場合、キャンセルを希望する商品の1つ1つについてキャンセル可能であるか否かを受注サーバに問い合わせて確認を行わなければならず、小売店舗側にとって多大な時間及び労力を必要とするという問題がある。
【0004】
また、受注側では小売店舗からの発注が記載された発注伝票と配送元における商品の出庫伝票とを管理する必要があり、発注のキャンセルが行われた場合にこれら両伝票の整合を保ち続けることは難しいという問題がある。
【0005】
本願発明の目的とするところは、発注側の操作が容易化される仕組みを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、商品の発注を行う複数の端末装置と、該端末装置から商品の発注を受け付ける受注装置とがインターネットを介して通信可能に接続される受発注システムであって、前記受注装置は、前記端末装置からの商品の発注指示に従って、発注番号で発注された商品に対して在庫商品を引き当てるとともに、出庫伝票番号を採番して、当該出庫伝票番号を含む前記商品の商品情報を記憶部に登録する商品情報登録手段と、倉庫オペレータにより、前記発注された商品に引き当てられた在庫商品が取り出されたことで、当該商品の取消しが不可能となる情報を前記記憶部に登録する取消情報登録手段と、前記端末装置で発注指示がなされた後に、前記端末装置から発注を取消す発注番号の入力を受け付ける発注番号受付手段と、前記発注番号で発注された商品の発注を取消可能な商品情報と、発注を取消不可能な商品情報とを前記記憶部から検索する商品情報検索手段と、前記商品情報検索手段で検索した商品情報を含む表示画面を生成するための情報を前記端末装置に提供する商品情報提供手段とを備え、前記端末装置は、発注を取消すための発注番号を入力する発注番号入力手段と、前記発注番号に対応する前記商品情報を検索するために、当該発注番号を受注装置に送信する送信手段と、前記取消指示手段に応じて、前記受注装置から表示画面を生成するための情報を受信する受信手段と、前記受信した表示画面を生成するための情報に従って、前記発注を取消可能な商品情報と、前記発注を取消不可能な商品情報とを識別可能に表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、商品の発注を行う複数の端末装置と、該端末装置から商品の発注を受け付ける受注装置とがインターネットを介して通信可能に接続される受発注システムにおける受注取消方法であって、前記受注装置は、前記端末装置からの商品の発注指示に従って、発注番号で発注された商品に対して在庫商品を引き当てるとともに、出庫伝票番号を採番して、当該出庫伝票番号を含む前記商品の商品情報を記憶部に登録する商品情報登録ステップと、倉庫オペレータにより、前記発注された商品に引き当てられた在庫商品が取り出されたことで、当該商品の取消しが不可能となる情報を前記記憶部に登録する取消情報登録ステップと、前記端末装置で発注指示がなされた後に、前記端末装置から発注を取消す発注番号の入力を受け付ける発注番号受付ステップと、前記発注番号で発注された商品取消可能な商品情報と、発注を取消不可能な商品情報とを前記記憶部から検索する商品情報検索ステップと、前記商品情報検索ステップで検索した商品情報を含む表示画面を生成するための情報を前記端末装置に提供する商品情報提供ステップとを備え、前記端末装置は、発注番号の入力により受注装置に取消指示する取消指示ステップと、前記取消指示ステップに応じて、前記受注装置から表示画面を生成するための情報を受信する受信ステップと、前記受信した表示画面を生成するための情報に従って、前記発注を取消可能な商品情報と、前記発注を取消不可能な商品情報とを識別可能に表示する表示制御ステップとを備えることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、プログラムであって、請求項2に記載された処理方法を、コンピュータに実行させる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明にかかる受発注システムの一実施例を示す概略図である。この受発注システムにおいては、商品情報、顧客としての小売店舗の情報等とともに発注状況等を登録するデータベースを含む受注サーバ101と、小売店舗のPC105−1〜105−nとがインターネット103を介して接続されている。受注サーバー101は、インターネット103を介して接続された小売店舗のPC105−1〜105−nからの発注要求に応じて、データベースから必要な情報を取り出し、受注処理を実行する。
【0022】
図2は、本発明にかかる受注サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、小売店舗のPCも受注サーバと同様のハードウェア構成とすることができる。受注サーバは、受注サーバ全体の制御を行う中央処理装置(Central Processing Unit;CPU)205と、例えば、図4、図5および図6に示すフローを実現するプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)201と、プログラムの実行に必要な一時データ格納領域を提供するRAM(Random Access Memory)203とを備え、これらがバス217を介して接続されている。また、受注サーバは、受注サーバの保守用のデータを入力するための入力装置207と、保守管理のための表示装置211、表示画面面上の入力位置を規定するカーソル制御装置213と、インターネットとの接続を行う通信装置209と、商品情報、顧客情報等とともに発注状況等を登録するデータベースとしての補助記憶装置215とを備え、これらがバス217とインタフェース219を介してCPU205に接続されている。
【0023】
入力装置207は、例えばキーボードなどにより構成され、文字や数字などを入力するときに操作される。通信装置209は、例えばインターネット/WWW(World Wide Web)へのデータ通信接続を可能とする統合サービスディジタル網(ISDN)カード、またはモデムとすることができる。表示装置211は、プリンタやディスプレイを使用することができる。なお、本実施形態では文字や画像などの表示を行うCRT、LCDなどのディスプレイを想定している。補助記憶装置215はハードディスクなどにより構成され、比較的高速にアクセスする必要のあるデータやプログラムなどを適宜記憶する。
【0024】
また、受注サーバの補助記憶装置215にはデータベースが構築される。データベースには、商品に関するデータ、在庫情報に関するデータおよび発注元に関するデータが登録されるが、これに限られない。商品に関するデータは、商品名、商品コード、単価等を含む。在庫情報に関するデータは、倉庫名、倉庫コード、在庫商品の商品コード、在庫商品の個数等を含む。発注元に関するデータは、発注元の名称、届け先、部署、郵便番号、電話番号、住所(所在地)、住所コード、担当者等を含む。届け先の住所コードと届け先に商品を配送する出庫元の倉庫コードとは対応付けて定義され、住所コードを参照すると出庫元が判別出来るようになっている。
【0025】
図3は、図1に示す小売店舗のPC105のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。小売店舗のPCは、PC全体の制御を行う中央処理装置(Central Processing Unit;CPU)305と、例えば,図4,図5および図6に示すフローを実現するプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)301と、プログラムの実行に必要な一時データ格納領域を提供するRAM(Random Access Memory)303を備え、これらがバス317を介して接続されている。また、PCは、PCのデータを入力するための入力装置307と、インターネットとの接続を行う通信装置309と、受注サーバから小売店舗のPCに送信される情報に基づいて表示画面を生成する表示装置311、小売店舗のキーボードから受信した制御信号に基づいて表示画面のカーソルを制御するカーソル制御装置313と、検索結果などの商品情報、顧客情報等とともに発注状況等を記憶するメモリとしての補助記憶装置315とを備え、これらがバス317とインタフェース307を介してCPU305に接続されている。入力装置307は、例えばキーボードなどにより構成され、文字や数字などを入力するときに操作される。通信装置309は、例えばインターネット/WWW(World Wide Web)へのデータ通信接続を可能とする統合サービスディジタル網(ISDN)カード、またはモデムとすることができる。表示装置311は、プリンタやディスプレイを使用することができる。なお、本実施形態では文字や画像などの表示を行うCRT、LCDなどの表示体を利用するディスプレイを想定している。補助記憶装置315はハードディスクなどにより構成され、比較的高速にアクセスする必要のあるデータやプログラムなどを適宜記憶する。
【0026】
補助記憶装置315には、インターネット上のホームページのHTML言語を実際に閲覧可能な形に変換する閲覧ソフトとして、WWWブラウザが記憶されている。ブラウザとしては、例えばネットスケープ社のNetscape Navigatorや、マイクロソフト社のInternet Explorer等を使用する。ただし、これらは例示であって本発明におけるブラウザ環境を限定するものではない。このような構成により、小売店舗のPC105からの接続要求は、インターネット103と、通信装置209と、インタフェース219と、バスとを介してCPU205に送られる。CPU205は、これに対し、ログイン画面を表示装置211から小売店舗のPC105へ送信し、顧客は必要な情報を入力し、接続要求と同様にCPU205に送信する。このようにして、受注サーバは、小売店舗のPC105への表示画面を用いて、小売店舗のPC105へ情報を提供したり、情報の入力を促す。また、CPU205は、プログラムに基づいて表示画面にボタンを設定し、顧客が端末の画面上のボタンを押下する操作をカーソル制御装置313を介してその位置情報を受信して端末からの指示を認識したり、端末から送られてくる情報に基づいて、補助記憶装置215に格納された商品情報、顧客情報、発注状況等を検索し、抽出した上で、小売店舗のPC105の表示装置311へ情報を提供することにより、対話形式の受注または発注作業を進めていく。これら機能は、ROM201に格納されたプログラムを、CPU205が実行することにより達成される。
【0027】
本実施形態においては、小売店舗のPC105から受注サーバ101にアクセスし、そこから情報やサービスの提供を受け、必要に応じて発注処理を行なう。一方、受注サーバ101は受注サービスに関する情報の提供等の業務を行うが、本実施形態では、WWWを利用して受注サービスを行う場合について説明する。以下フローを参照して動作説明をする。処理について、図4のフローに示すように、小売店舗の画面には初期画面として、発注、検索、キャンセルなどのアイコンが表示され、それぞれのアイコンがマウスなどによりカーソルを当て選択されることで、それぞれの処理が実行される。図4の発注の判断で、発注処理に移り、表示画面(例えば図7の画面)が表示される。
【0028】
図7は、小売店舗のPCが受注サーバにアクセスしたときに表示装置311に表示される発注に関する画面を示す図である。ここで、701は商品の発注に対して付与される発注番号の表示欄である。703は、発注元情報として小売店舗の名称を表示する発注元表示欄である。705は商品の届け先についての情報を表示するお届け先情報表示欄であり、商品の届け先の名称、部署名、郵便番号、電話番号、届け先の所在地(住所)、担当者名などが表示される。751は、顧客の発注明細を表示するための発注リストである。本実施形態において発注リストは、発注する商品の商品コード、商品名、数量、単位、入り数、単価及び在庫から成る。721は、発注リストに商品を追加する方法を選択するための商品追加方式選択欄である。
【0029】
発注リスト表示画面は、発注者が操作するためのボタン711〜719を備える。711は、発注リスト751に表示されている商品を削除する場合に押下する削除ボタンである。731は、発注リスト751に表示されている商品の在庫情報の照会を行うための在庫照会ボタンである。715は、発注を確定するため発注画面に遷移する場合に押下する発注画面ボタンである。717は、発注処理を終了するときに押下する終了ボタン717である。719は、発注元や届け先の名称等を表示するときに押下する変更ボタンである。
【0030】
PC105がインターネット103を経由して受注サーバ101へアクセスすると、受注サーバ101はPC105から受信した識別子に基いてデータベースの検索を行い、当該識別子に係る情報を抽出して発注リスト画面の所定の欄に表示する。識別子の受信は、アクセスがあったPC105の表示装置211に所定の入力欄を配置した画面を表示し、その入力欄に識別コードの入力を促すことにより行うことが出来る。図7に示すように、本実施形態では、データベースから抽出された発注元情報および届け先情報として、発注元、お届け先、郵便番号、電話番号、所在地、ビル・フロア、届け先の担当者の欄が自動的に表示されている。
【0031】
このように自動的に表示された内容は、PC105において変更することができる。
【0032】
この場合、PC105のオペレータは、入力装置307を操作して上記表示欄の内容を正しい内容に修正し、変更ボタン719を押下する。受注サーバ101は、変更ボタン719の押下に基いてPC105から送信される情報を受け取り、データベースに登録されているPC105の識別子に応じて、データベースの変更を行う。
【0033】
次に発注処理の動作を説明すると、商品の発注は、PC105のオペレータが発注リスト751に発注商品を画面により入力することにより行う。PC105において、発注リスト画面の商品追加方式選択ボタン721を押下すると、商品の選択方式がリストで表示される。選択方式は、商品コードで選択する方式、商品カテゴリからツリー構造で表示される商品名を選択する方式などが含まれるが、これに限られない。PC105側では所望の商品選択方式を選んで、発注を希望する商品の選択を行う。図8が商品を選択した後の画面である。
【0034】
PC105のオペレータが所望の商品を選択して、発注リスト画面の発注画面ボタン715を押下すると、受注サーバ101は発注確認ボタンを備えた発注画面が表示する。オペレータは表示された画面の確認ボタンを押下することにより、発注の確認を行う。次に前述のようにして行われた発注の出庫処理について、図5に示すフローを参照して説明する。受注サーバ101は、ステップS501で補助記憶装置215のデータベースを参照し、発注元の住所コードに対応する出庫元の倉庫に注文された商品が格納されているか否かの判別を行う。商品が倉庫に格納されていると判別された場合には、ステップS502でその発注に対し在庫商品を割り当てる(引当)とともに、ステップS503でその商品に対する出庫伝票番号を採番する。このようにして引当てられた倉庫の倉庫名及び出庫伝票番号は、ステップS504で発注された商品の情報と対応付けられてデータベース上に登録される。一方、判別の結果、倉庫に商品が見つからなかった場合には、在庫商品の引当ては行わない(未引当)。
【0035】
発注された商品に出庫伝票番号が割り当てられた場合は、出庫伝票の状態によってその商品の発注がキャンセル可能か否かが判定され、その情報がデータベースに書き込まれる。基本的には、出庫伝票に記載された商品が倉庫に存在する限り、その商品の発注はキャンセル可能であり、商品がその倉庫から取り出されると、その商品の発注はキャンセル不可能となる。各倉庫のオペレータは受注サーバ101にアクセスし、商品の発注をキャンセルできるか否かの情報をデータベースに登録する。
【0036】
なお、本実施形態では発注完了後の倉庫の引当からキャンセル可否の登録までの処理を受注サーバ101にて行うこととしているが、出庫伝票や倉庫に格納された商品の管理を行うために専用のサーバを別途設けて、この専用サーバにより上記の一連の処理を行うこととしても良い。
【0037】
キャンセル処理について、図6に示すフローを参照して説明をする。キャンセル処理は、小売店舗のオペレータがPC105から受注サーバ101へアクセスした時にPC105の表示装置211に表示される画面の所定の欄に発注番号を入力し、所定のボタンを押下することにより開始される。受注サーバ101はこの入力を受けて、入力された発注番号に対応する情報の検索を行い、図9に示す様な発注キャンセル画面が表示される。
【0038】
図9は、受注サーバがPCに表示する発注キャンセル画面の例を示す。ここで、901は受注サーバ101がキャンセルの受付に応じて自動採番した受付番号を表示する受付番号表示欄、903−a及び903−bは発注に基いて作成された発注伝票、905はキャンセルを確定する場合に押下する発注キャンセルボタンである。本実施形態において表示される発注伝票は、発注した商品の商品コード、商品名、発注数、商品の単位、受付情報(引当済みか未引当か)、該当数(発注数の中でキャンセルできる商品の数)、商品の単価、倉庫の出庫日、出庫元の倉庫の名称、及び出庫伝票番号によって構成される。図9に示すように、発注伝票は、発注をキャンセルできない商品の発注伝票903−aとキャンセルできる商品の発注伝票903−bとに分けて表示される。
【0039】
小売店舗のオペレータが発注キャンセルボタン905を押下してキャンセルの確認を行うと、ステップS601で伝票検索かの判断をして、ステップS602で発注伝票をデータベース上で検索して、ステップS603で該当する伝票を検索した結果を表示装置に出力して、その後、選択された発注情報をキャンセルする。受注サーバ101はキャンセルできる商品の発注伝票903−bに表示されている全ての発注情報をデータベースから削除する。なお、発注伝票903−bに表示されている商品から、キャンセルしたい商品を選択できることとしても良い。この場合、オペレータは、発注伝票903−bの所望の行を1つ以上をマウスなどで、選択して、ハイライト表示して、発注キャンセルボタン905を押下する。受注サーバ101は選択された発注情報のみをデータベースから削除する。
【0040】
図10は、キャンセルできる商品の種類が多い場合の発注キャンセル画面の例を示す図である。図9と図10とを比較すると分かるように、キャンセルできない商品の発注伝票903−aとキャンセルできる商品の発注伝票903−bの表示領域は発注の量に応じて変更するようにしてもい良い。キャンセルできる商品及び/またはキャンセルできない商品の数に応じて表示エリアを変更する。図10の例では、発注した商品の全てについてキャンセルが可能であり、キャンセルできる商品は7種類である。この場合、キャンセルできる商品の発注伝票903−bの表示領域が相対的に広くなる。
【0041】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態のみに限定されることなく他の種々の態様でも実施することができることは言うまでもない。たとえば、上述の実施形態では、受注サーバ101の補助記憶装置115上にデータベースが構築されるが、受注用サーバ201とは別にデータベースに関する処理のみを行うデータベース・サーバを設けることとしても良い。
【0042】
また、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置(例えば、受注サーバ101)のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の目的は達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0043】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
【0044】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、図4から図6に示す画面のデータを作成するプログラムコードが格納されることになる。
【0045】
この場合、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体からそのプログラムをパソコン通信など通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適用できることは言うまでもない。
【0046】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、サーバ・コンピュータ及びクライアント・コンピュータが読むことができるフロッピー(R)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0047】
ここで、記憶媒体は、サーバ・コンピュータ及びクライアント・コンピュータに着脱可能であることが好ましい。
【0048】
本実施例の商品の具体例として、複写機、FAXまたは複写機とFAXの複写機、スキャナー、インクジェットプリンタ等が挙げられる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明によれば、発注を取消可能な商品情報と、発注を取消不可能な商品情報とを識別表示可能にすることで発注側の操作が容易化される。
【0050】
また、第1の伝票及び第2の伝票の表示領域は、前記発注の数に応じて変更されるので、キャンセル処理を行なおうとする顧客の端末の画面に発注伝票を際に、発注した商品の数に応じた柔軟な表示処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる受発注システムの一実施例を示す概略図である。
【図2】本発明にかかる受注サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかる端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明にかかる受注システムのフローを示す図である。
【図5】本発明にかかる受注システムのフローを示す図である。
【図6】本発明にかかる受注システムのフローを示す図である。
【図7】小売店舗のPCが受注サーバにアクセスしたときに表示される画面を示す図である。
【図8】2種類の商品を発注リストに追加した後の発注リスト画面を示す図である。
【図9】キャンセルできる商品の種類が多い場合の発注キャンセル画面の例を示す図である。
【図10】キャンセルできる商品の種類が多い場合の発注キャンセル画面の例を示す図である。
【符号の説明】
101 受注サーバ
103 インターネット
105−1、105−2、105−n パーソナルコンピュータ(PC)
201 ROM
203 RAM
205 CPU
207 入力装置
209 通信装置
211 表示装置
213 カーソル制御装置
215 補助記憶装置
219 インタフェース
301 発注番号表示欄
303 発注元表示欄
305 お届け先情報表示欄
311 削除ボタン
313 在庫照会ボタン
315 発注画面ボタン
317 終了ボタン
319 変更ボタン
321 商品追加方式選択欄
351 発注リスト
401 受付番号表示欄
403−a キャンセルできない商品の発注伝票
403−b キャンセルできる商品の発注伝票
405 発注キャンセルボタン
Claims (3)
- 商品の発注を行う複数の端末装置と、該端末装置から商品の発注を受け付ける受注装置とがインターネットを介して通信可能に接続される受発注システムであって、
前記受注装置は、
前記端末装置からの商品の発注指示に従って、発注番号で発注された商品に対して在庫商品を引き当てるとともに、出庫伝票番号を採番して、当該出庫伝票番号を含む前記商品の商品情報を記憶部に登録する商品情報登録手段と、
倉庫オペレータにより、前記発注された商品に引き当てられた在庫商品が取り出されたことで、当該商品の取消しが不可能となる情報を前記記憶部に登録する取消情報登録手段と、
前記端末装置で発注指示がなされた後に、前記端末装置から発注を取消す発注番号の入力を受け付ける発注番号受付手段と、
前記発注番号で発注された商品の発注を取消可能な商品情報と、発注を取消不可能な商品情報とを前記記憶部から検索する商品情報検索手段と、
前記商品情報検索手段で検索した商品情報を含む表示画面を生成するための情報を前記端末装置に提供する商品情報提供手段と
を備え、
前記端末装置は、
発注を取消すための発注番号を入力する発注番号入力手段と、
前記発注番号に対応する前記商品情報を検索するために、当該発注番号を受注装置に送信する送信手段と、
前記取消指示手段に応じて、前記受注装置から表示画面を生成するための情報を受信する受信手段と、
前記受信した表示画面を生成するための情報に従って、前記発注を取消可能な商品情報と、前記発注を取消不可能な商品情報とを識別可能に表示する表示手段と
を備えることを特徴とする受発注システム。 - 商品の発注を行う複数の端末装置と、該端末装置から商品の発注を受け付ける受注装置とがインターネットを介して通信可能に接続される受発注システムにおける処理方法であって、
前記受注装置は、
前記端末装置からの商品の発注指示に従って、発注番号で発注された商品に対して在庫商品を引き当てるとともに、出庫伝票番号を採番して、当該出庫伝票番号を含む前記商品の商品情報を記憶部に登録する商品情報登録ステップと、
倉庫オペレータにより、前記発注された商品に引き当てられた在庫商品が取り出されたことで、当該商品の取消しが不可能となる情報を前記記憶部に登録する取消情報登録ステップと、
前記端末装置で発注指示がなされた後に、前記端末装置から発注を取消す発注番号の入力を受け付ける発注番号受付ステップと、
前記発注番号で発注された商品取消可能な商品情報と、発注を取消不可能な商品情報とを前記記憶部から検索する商品情報検索ステップと、
前記商品情報検索ステップで検索した商品情報を含む表示画面を生成するための情報を前記端末装置に提供する商品情報提供ステップと
を備え、
前記端末装置は、
発注番号の入力により受注装置に取消指示する取消指示ステップと、
前記取消指示ステップに応じて、前記受注装置から表示画面を生成するための情報を受信する受信ステップと、
前記受信した表示画面を生成するための情報に従って、前記発注を取消可能な商品情報と、前記発注を取消不可能な商品情報とを識別可能に表示する表示制御ステップと
を備えることを特徴とする受発注システムにおける処理方法。 - 請求項2に記載された処理方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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