JP4083753B2 - 経路推移把握装置、経路推移把握方法および経路推移把握プログラム - Google Patents

経路推移把握装置、経路推移把握方法および経路推移把握プログラム Download PDF

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Description

本発明は経路推移把握装置、経路推移把握方法および経路推移把握プログラムに関し、特に、トランジットサービスを受けているAS(Autonomous System:組織体)が経路広告を行っている経路数の管理方法に適用して好適なものである。
インターネットには、ISP(Internet Service Provider)や企業や大学などの異なる組織によって運営される1万以上のASが有機的に接続され、これらの複数のASの集合体によってインターネットが構成されている。このASは、共通のルーティング・ポリシーや同一の管理下で運用されているルータやネットワークの集合を意味し、自律システムとも言われている。そして、各ASでは、AS内部から発信する通信や他のASが発信した通信を、隣のどのASを介して実行するかをルーティング・テーブルに書き込み、自身のポリシーを決定する。各ASには、AS番号と呼ばれる識別番号が与えられており、インターネット上ではAS番号を指定することでASを一意に特定することができる。そして、これらのAS間は、専用線あるいはIX(Internet exchange)によって接続され、これらのAS間でのルーティングに使用されるルーティング・プロトコルとしてBGP(Border Gateway Protocol)が用いられている。
このBGPは、AS間で経路情報を交換する際に用いられるパスベクトル型のルーティングプロトコルであり、あるASが広告した経路情報は、各ASをホップバイホップにて伝播し、インターネット中に拡散しながら、インターネットに接続されたすべてのASに伝えられる。ここで、あるASが隣接ASに経路情報を広告する際に、経路情報に含まれるAS_PATH属性の先頭に自己のAS番号を1つだけ付与することにより、ある経路に到達するために通過するASが記述されたリストが形成される。
図13は、BGPによる経路情報の伝播方法の一例を示す図である。
図13において、インターネットには、例えば、AS100〜500が接続され、AS100にはサーバSVが接続され、AS500には端末が接続されているものとする。ここで、AS100〜500には、IPアドレスを束ねたアドレス空間が割り当てられている。また、AS100にはルータR100が設けられ、AS200にはルータR200a〜R200cが設けられ、AS300にはルータR300a〜R300cが設けられ、AS400にはルータR400a、R400bが設けられ、AS500にはルータR500が設けられているものとする。ここで、各AS100〜500に設けられたルータは、メッシュ状またはスター状に接続され、同一のAS100〜500内のルータは、各AS100〜500内のすべてのIPアドレスを共有することができる。
そして、サーバSVのIPアドレスが“192.168.0.0/24”として束ねられた内の1つであり、端末TMがサーバSVにアクセスするものとする。そして、“192.168.0.0/24”というIPアドレスのネットワーク部“192.168.0”に含まれた“192.168.0.10”というIPアドレスが、AS100のアドレス空間ADSに登録されている場合、AS100は、“192.168.0.0/24”というIPアドレスにAS番号100を付与した“192.168.0.0/24 100”という経路情報KJ1を生成し、その経路情報KJ1をルータR100、R200cを介してAS200に広告する。
そして、AS200は、AS100から経路情報KJ1を受け取ると、経路情報KJ1に含まれるAS_PATH属性の先頭に自己のAS番号を1つだけ付与することにより、“192.168.0.0/24 200 100”という経路情報KJ2を生成する。そして、AS200は、経路情報KJ2を生成すると、その経路情報KJ2をルータR200a、R300aを介してAS300に広告するとともに、ルータR200b、R400aを介してAS400に広告する。
そして、AS400は、AS200から経路情報KJ2を受け取ると、経路情報KJ2に含まれるAS_PATH属性の先頭に自己のAS番号を1つだけ付与することにより、“192.168.0.0/24 400 200 100”という経路情報KJ3を生成する。そして、AS400は、経路情報KJ3を生成すると、その経路情報KJ3をルータR400b、R300bを介してAS300に広告する。
そして、AS300は、AS200、400から経路情報KJ2、KJ3をそれぞれ受け取ると、KJ2とKJ3は、同一の経路“192.168.0.0/24”に関する経路情報と認識し、AS300の運用ポリシーに従って、最良の経路情報を選択する。例えば、KJ2を最良の経路情報とし、経路情報KJ2に含まれるAS_PATH属性の先頭に自己のAS番号を1つだけ付与することにより、“192.168.0.0/24 300 200 100”という経路情報KJ4を生成する。そして、AS300は、経路情報KJ4を生成すると、その経路情報KJ4をルータR300c、R500を介してAS500に広告する。
そして、AS500は、経路情報KJ4を参照することにより、端末TMから送られたパケットをAS300に渡すことができる。そして、AS300は、端末TMから送られたパケットを受け取ると、経路情報KJ2を参照することにより、端末TMから送られたパケットをAS200に渡すことができる。そして、AS200は、端末TMから送られたパケットを受け取ると、経路情報KJ1を参照することにより、端末TMから送られたパケットをAS100に渡すことができる。
そして、経路情報の伝播の過程において、経路フィルタリングや経路情報のAS_PATH属性の操作等行うことで、各AS独自の運用ポリシーに基づいてルーティング制御を行うことができる。
例えば、AS_PATH属性を操作する方法の1つに、ASプリベンドという方法がある。通常、到達先への経路として複数の経路がある場合、その間に通過するASの個数が最も少ない経路が選択されるが、その経路によってはAS間の距離が離れているため、却って通信に時間がかかることがある。このため、ASプリベンドでは、広告したASの連続した複数のAS番号をAS_PATH属性の先頭に付与することにより、AS_PATH属性の経路を長くし、その経路が選択されないようすることができる。
例えば、AS200は、ASプリベンドを行った場合、“192.168.0.0/24 100”という経路情報に対して、AS200自身のAS番号200をAS_PATH属性の先頭に3つだけ付与し、“192.168.0.0/24 200 200 200 100”という経路情報をAS300に広告することができる。
一方、インターネットにおけるAS間の接続形態として、トランジット接続という形態がある。トランジット接続とは、あるASから送信されるパケットがあるASを経由することでインターネットに接続することを指し、商用ISPはトランジット接続をサービスとして提供し、他のASから送信されたパケットが自分のASを経由することに対する対価を請求する。例えば、AS100から送信されるパケットがAS200を経由してAS300に転送される場合、AS100はAS200にトランジット接続しているという。この時、AS200が商用ISPの場合、AS300にパケットを転送する対価をAS100に請求することができる。
トランジットサービスを提供するAS(以下、トランジットASと称す。)は、トランジットサービスを受けるAS(以下、顧客ASと称す。)にインターネット全体の経路情報であるインターネットフルルートを提供する。これにより、顧客ASは、インターネット上のASにパケットを送信することが可能となる。また、顧客ASは、顧客ASの経路情報と、さらにその顧客AS配下のAS(顧客ASが行っているトランジットサービスを受けている顧客AS。以下、孫ASと称す。)の経路情報をトランジットASに広告する。これにより、顧客ASの経路情報はインターネット上のASへ伝播し、それらASからの顧客AS宛のパケットを受信することが可能となる。以上のことから、顧客ASとインターネット上のASとの双方向の通信が可能となる。また、顧客ASに対してトランジットASは上流のAS、逆にトランジットASに対して顧客ASは下流のASと呼ぶ。
また、ASの接続形態として、インターネットへの接続の冗長性を確保することを目的としたマルチホーム接続がある。マルチホーム接続とは、あるASが複数のトランジットASにトランジット接続することを指す。この時、トランジットサービスを受ける顧客ASは、複数のトランジットASからインターネットフルルートを受けるとともに、各トランジットASに顧客ASの経路情報を広告する。これにより、通信障害などにより一方のトランジットASが顧客ASにトランジットサービスを提供できない場合においても、他方のトランジットASを経由してインターネットへの接続性を確保することができる。
また、あるASが保有するアドレス空間の一部を割り当てられたユーザ(以下、非AS顧客と称す。)への経路は、割り当て元のASからインターネットへ広告される。非AS顧客についても、インターネットへの接続の冗長性を確保するため、割り当て元のAS以外のASから非AS顧客に割り当てられたネットワークへの経路を広告するというマルチホーム接続の接続形態がある。
また、例えば、特許文献1には、自律システムがアドバタイズした経路情報が正しく他の自律システムに反映し伝わっているか確認するために、各自律システムごとに、診断知識と観測機能を持つエージェントを配置し、その診断知識に基づいて診断を行う方法が開示されている。
また、例えば、非特許文献1には、障害解消の経験を知識ベース化することにより、診断監視用エキスパートシステムLODESを構築し、TCP/IP関係のプロトコルと照らし合わせた上でのプロトコル違反の発見、パケットの監視による障害の自動発見、ホストのネットワーク関係の情報の異常・設定ミスなどの指摘を行うとともに、診断の際には各ネットワークセグメントに配置されたLODES間で情報交換を行いながら、分散協調問題解決を行う方法が開示されている。
また、例えば、非特許文献2には、各自律システム(AS)に観測・診断機能を持ったエージェントを配置し、他のAS中のエージェントと協調してデータを交換することにより、ネットワークの障害を検出し、その原因を解析する方法が開示されている。
また、例えば、非特許文献3には、自律システムがインターネットにアドバタイズした経路情報の振る舞いを理解し、自組織の意図が正しく反映された状態で伝わっているかを検証するために、他のAS内の環境において要求元ASに関する観測を行い、その結果を解析して返送するための協調動作を示す枠組みを示すリフレクタモデルを定義し、それを基本動作として自らの持つ診断知識に基づいて自律的に動作するマルチエージェントによるAS間障害診断システムを構築する方法が開示されている。
特開平11−243422号公報 菅原俊治,大規模インターネットワーク診断/監視エキスパートシステムについて,電子情報学会論文誌,日本,社団法人電子情報通信学会,1990年12月25日,Vol.73−D−I No.12,pp.990−996 明石修他4名,リフレクターエージェントを用いた自律組織間診断システム,情報処理学会研究報告,日本,社団法人情報処理学会,1998年2月6日,Vol.98 No.15,pp.161−166,98−DPS−87−28 明石修他4名,マルチエージェントを用いた自律組織間診断システム:ENCORE,情報処理学会論文誌,日本,社団法人情報処理学会,1990年6月15日,第40巻 第6号,pp.2659−2668
しかしながら、従来のネットワークの監視方法では、トランジットサービスを受けているASが他のASに経路広告を行っている経路数を検出する方法については開示されていない。このため、従来のネットワークの監視方法では、トランジットサービスを提供しているASは、トランジットサービスを受けている顧客ASによる経路広告の動向を把握することができず、トランジットサービスを提供するにあたっての営業戦略に支障をきたすという問題があった。
そこで、本発明の目的は、トランジットサービスを受けているASが他のASに経路広告を行っている経路数を監視することが可能な経路推移把握装置、経路推移把握方法および経路推移把握プログラムを提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の経路推移把握装置によれば、監視対象
ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路に関する情報
を収集する経路情報収集手段と、前記監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASか
ら前記他のASに広告されている経路の個数を、前記他のASごとに監視する経路数監視
手段とを備え、前記経路情報収集手段は、監視対象ASを指定する観測対象AS指定手段と、観測対象経路を指定する観測対象経路指定手段と、前記監視対象ASまたは前記監視対象経路に関する経路情報を収集させる経路情報収集先を指定する経路情報収集先指定手段とを備え、前記経路数監視手段は、前記経路情報収集先にて収集された経路情報から、前記監視対象ASのAS番号または前記監視対象経路が所属するASのAS番号を抽出するAS番号抽出手段と、前記監視対象ASのAS番号または前記監視対象経路が所属するASのAS番号が付与された経路を前記他のASごとに計数する経路数計数手段とを備え、前記経路数計数手段は、前記経路情報収集先にて収集された経路情報に含まれるAS_PATH属性内において、前記監視対象ASのAS番号または前記監視対象経路が所属するASのAS番号の左側に隣接するAS番号を経路ごとに計数することを特徴とする。
これにより、ある監視対象の組織が所持する経路のうち、いくつの経路がどのASを経由して広告されたかを把握することができ、トランジットサービスを受けているASが他のASに経路広告を行っている経路数を監視することが可能となる。このため、トランジットサービスを提供しているASは、トランジットサービスを受けているASが別のトランジットASに経路を移行しつつあることを把握することができ、トランジットサービスにおける価格や品質などを決定するに当たっての営業戦略上の効果を期待することができる。
また、請求項記載の経路推移把握装置によれば、前記監視対象ASまたは監視対象経
路が所属する組織の名称および前記経路に関する情報の取得日時と関連付けて前記経路の
個数を保存するデータ保存手段とを備えることを特徴とする。
これにより、トランジットサービスを受けているASが他のASに経路広告を行ってい
る経路数を時系列的に保存することが可能となり、トランジットASの利用状況の推移を
把握することができる。
また、請求項記載の経路推移把握装置によれば、前記監視対象ASまたは監視対象経
路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数の推移を他のASごとに時系
列的に表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
これにより、トランジットサービスを受けているASが他のASに経路広告を行ってい
る経路数を時系列的に表示することが可能となり、トランジットASの利用状況の推移を
容易に監視することができる。
また、請求項記載の経路推移把握方法によれば、監視対象ASまたは監視対象経路の
いずれか少なくとも一方を指定するステップと、前記監視対象ASまたは監視対象経路に
関する経路情報を収集させる経路情報収集先を指定するステップと、前記経路情報収集先
にて収集された経路情報の参照結果に基づいて、前記監視対象ASまたは前記監視対象経
路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数を前記他のASごとに監視す
るステップとを備え、前記ASに広告されている経路の個数を前記他のASごとに監視するステップは、前記経路情報収集先にて収集された経路情報に含まれるAS_PATH属性から、前記監視対象ASのAS番号または前記監視対象経路が所属するASのAS番号を抽出するステップと、前記AS_PATH属性内において、前記監視対象ASのAS番号または前記監視対象経路が所属するASのAS番号の左側に隣接するAS番号を経路ごとに計数するステップを備えることを特徴とする。
これにより、顧客ASが自分のトランジットASを経由することなく他のASに経路広
告を行っている経路数を監視することが可能となり、トランジットASは、自分の顧客A
Sが別のトランジットASに経路を移行しつつあることを把握することができる。
また、請求項記載の経路推移把握プログラムによれば、請求項記載の経路推移把握方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
これにより、経路推移把握プログラムをコンピュータに実行させることで、顧客ASが
自分のトランジットASを経由することなく他のASに経路広告を行っている経路数を監
視することが可能となり、トランジットASは、大規模な設備を導入することなく、自分
の顧客ASが別のトランジットASに経路を移行しつつあることを把握することができる
以上説明したように、本発明によれば、トランジットASは、自分の顧客ASが自分のトランジットASを経由することなく経路広告を行っている経路数を監視することが可能となり、自分のトランジットASの利用状況の推移を把握することが可能となることから、トランジットサービスにおける価格や品質などを決定するに当たっての営業戦略上の効果を期待することができる。
以下、本発明の実施形態に係る経路推移把握装置その方法について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る経路推移把握装置が適用されるシステムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、インターネット12上にはAS1a〜1cが配置され、AS1aの下流にはAS1cが接続されている。そして、AS1aはAS1cにトランジットサービスを提供することができる。この場合、AS1aはAS1cのトランジットASとなり、AS1cはAS1aの顧客ASとなる。また、AS1aは、AS1cから見ると、直接接続された上流のASであるため、AS1cの直上ASとも言う。
ここで、AS1aには、経路情報処理装置2aおよび経路推移把握装置3aが設けられ、AS1bには、経路情報処理装置2bおよび経路推移把握装置3bが設けられ、AS1cには、経路情報処理装置2bが設けられている。そして、AS1aの経路情報処理装置2aは、AS1cの経路情報処理装置2cに接続されるとともに、インターネット12を介して経路情報処理装置2bに接続されている。なお、経路情報処理装置2a〜2cは、インターネット12上の経路広告をBGPにて受け取ることでインターネット12の全経路情報を作成し保持することができ、経路情報処理装置2a〜2cとしては、例えば、ルーティング・テーブルを保持するルータを用いることができる。
また、AS1aの経路推移把握装置3aには、通信部4a、経路情報収集部5a、判定処理部6a、監視対象顧客情報7a、経路情報収集先情報8a、通知部9a、データ保存部10aおよび表示部11aが設けられ、経路推移把握装置3aは経路情報処理装置2aに接続されている。そして、経路推移把握装置3aは、経路情報収集部5aにて収集された経路情報を参照することにより、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数を、他のASごとに把握することができる。
ここで、監視対象顧客情報7aは、監視対象ASまたは監視対象経路を特定するための情報を示すもので、監視対象ASを特定するためには監視対象ASのAS番号を用いることができ、監視対象経路を特定するためには監視対象経路の経路リストを用いることができる。経路情報収集先情報8aは、監視対象ASまたは監視対象経路に関する経路情報を収集させる経路情報収集先を示すもので、経路情報収集先を指定する場合、その経路情報収集先のIPアドレスを用いることができる。
また、通信部4aは、経路情報処理装置2a、2bを介して、AS1bの通信部4bと通信を行うことができる。また、経路情報収集部5aは、インターネット12上に広告されている監視対象ASまたは監視対象経路に関する経路情報を収集することができる。ここで、経路情報収集部5aには、観測対象AS指定部20、観測対象経路指定部21および経路情報収集先指定部22が設けられている。そして、観測対象AS指定部20は、監視対象顧客情報7aを参照することにより、経路情報が収集される監視対象ASを指定することができる。また、観測対象経路指定部21は、監視対象顧客情報7aを参照することにより、経路情報が収集される観測対象経路を指定することができる。また、経路情報収集先指定部22は、経路情報収集先情報8aを参照することにより、観測対象AS指定部20にて指定された監視対象ASまたは観測対象経路指定部21にて指定された監視対象経路に関する経路情報を収集させる経路情報収集先を指定することができる。
判定処理部6aは、経路情報収集部5aにて収集された経路情報を参照することにより、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数を、他のASごとに算出することができる。ここで、判定処理部6aには、AS番号抽出手段23および経路数計数手段24が設けられている。そして、AS番号抽出手段23は、経路情報収集先にて収集された経路情報から、監視対象ASのトランジット接続先であるトランジットASのAS番号または監視対象経路が所属するASのトランジット接続先であるトランジットASのAS番号を抽出することができる。また、経路数計数手段24は、監視対象ASのトランジット接続先であるトランジットASのAS番号または監視対象経路が所属するASのトランジット接続先であるトランジットASのAS番号が付与された経路を他のASごとに計数することができる。すなわち、経路数計数手段24は、経路情報収集先にて収集された経路情報に含まれるAS_PATH属性を参照しながら、監視対象ASのAS番号または監視対象経路が所属するASのAS番号の左側に隣接するAS番号を経路ごとに計数することにより、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路において、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASがトランジット接続しているトランジットASごとの経路の個数を算出することができる。
通知部9aは、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数を判定処理部6aから受け取り、その経路数などの情報をトランジットASの管理者に電子メールなどで通知することができる。
データ保存部10aは、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数を保存することができる。ここで、データ保存部10aは、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASの名称およびその経路情報の取得日時と関連付けて経路数を保存するようにしてもよい。
表示部11aは、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数の推移を他のASごとに時系列的に表示することができる。
また、AS1bの経路推移把握装置3bには、通信部4bおよび経路情報収集部5bが設けられ、経路推移把握装置3bは経路情報処理装置2bに接続されている。そして、通信部4bは、経路情報処理装置2a、2bを介して、AS1aの通信部4aと通信を行うことができる。また、経路情報収集部5bは、インターネット12上に広告されている監視対象ASまたは監視対象経路に関する経路情報を収集することができる。
なお、経路とは、IPネットワークにおけるIPアドレスの連続した束を意味する。例えば、“10.0.0.0”〜“10.0.0.255”のIPアドレスを束ねた経路は、“10.0.0.0/24”と表すことができる。ここで、24は、IPアドレスの24ビット目までがネットワーク番号で、残りの8ビットがホスト番号であることを示す。また、経路情報とは、経路とAS_PATH属性とを含んだもので、例えば、“経路:10.0.0.0/24、AS_PATH属性:100 200 300”のように記述することができる。
図2は、図1の監視対象顧客情報7aの一例を示す図である。
図2において、監視対象顧客情報7aには、監視対象ASを特定するための情報として、監視対象ASのAS番号が登録されている。また、監視対象となる非AS顧客を特定するための情報として、監視対象経路が登録されている。ここで、監視対象顧客情報7aに観測対象経路リストを登録することで、AS番号を持っていない非AS顧客についても、その非AS顧客の経路情報を収集することが可能となり、自分の非AS顧客についても、自分のASを経由することなく経路広告を行っている経路を把握することが可能となる。
図3は、図1の経路情報収集先情報8aの一例を示す図である。
図3において、経路情報収集先情報8aには、経路情報収集先を特定するための情報として、他のASの接続先となるIPアドレスと、そのASのAS番号が登録されている。ここで、経路情報収集先情報8aに経路情報収集先を登録することで、自分の顧客ASに関する経路情報を別のASに収集させることが可能となり、自分の顧客ASが自分のASを経由することなく経路広告を行っている経路を把握することが可能となる。
図4は、本発明の一実施形態に係る監視対象ASを広告元とする経路情報をAS単位で収集する方法を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、AS1aは、自分の顧客ASであるAS1cがAS1aを経由することなくインターネット12上に広告している経路の個数を把握するものとし、AS1cの経路に関する経路情報を収集させる経路情報収集先としてAS1bを指定したものとする。また、AS1bのAS番号は1000、AS1bの経路推移把握装置3bの接続先のIPアドレスは“100.0.0.1”、AS1cのAS番号は100であるとする。
図4において、監視対象となる組織が顧客ASの場合、経路情報収集部5aは、監視対象顧客情報7aを参照することにより、例えば、監視対象AS番号100を取得する。また、経路情報収集部5aは、経路情報収集先情報8aを参照することにより、例えば、経路情報収集先のIPアドレスとして“100.0.0.1”を取得する。そして、経路情報収集部5aは、監視対象AS番号100および経路情報収集先のIPアドレス“100.0.0.1”を取得すると、それらの情報を通信部4aに渡す(ステップS1)。
次に、通信部4aは、監視対象AS番号100および経路情報収集先のIPアドレス“100.0.0.1”を受け取ると、IPアドレス“100.0.0.1”で特定される経路推移把握装置3bの通信部4bに監視対象AS番号100を通知する(ステップS2)。そして、通信部4bは、監視対象AS番号100を通信部4aから受け取ると、その監視対象AS番号100を経路情報収集部5bに渡す(ステップS3)。
次に、経路情報収集部5bは、監視対象AS番号100を通信部4bから受け取ると、監視対象AS番号100を広告元とする経路情報を経路情報処理装置2bから取得する。そして、経路情報収集部5bは、監視対象AS番号100を広告元とする経路情報リストを作成し、通信部4bに渡す(ステップS4)。
次に、通信部4bは、監視対象AS番号100を広告元とする経路情報リストを経路情報収集部5bから受け取ると、その経路情報リストを通信部4aに通知する(ステップS5)。そして、通信部4aは、監視対象AS番号100を広告元とする経路情報リストを通信部4bから受け取ると、その経路情報リストを経路情報収集部5aに渡す(ステップS6)。
ここで、監視対象AS番号100を広告元とする経路情報として、経路情報収集部5aは、例えば、図5に示すような経路情報リストを得ることができる。例えば、“40.80.0.0/24”という経路のAS_PATH属性は“400 100”であるので、“40.80.0.0/24”という経路は、AS番号100のASを生成元として、AS番号400のASを経由してインターネット12に広告されたことが判る。
図6は、本発明の一実施形態に係る監視対象ASを広告元とする経路情報を経路単位で収集する方法を示すフローチャートである。
図6において、監視対象となる組織が非AS顧客の場合、その非AS顧客にはAS番号が割り当てられていないので、経路情報収集部5aは、監視対象顧客情報7aを参照することにより、例えば、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・を取得する。また、経路情報収集部5aは、経路情報収集先情報8aを参照することにより、例えば、経路情報収集先のIPアドレスとして“100.0.0.1”を取得する。そして、経路情報収集部5aは、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・および経路情報収集先のIPアドレス“100.0.0.1”を取得すると、それらの情報を通信部4aに渡す(ステップS11)。
次に、通信部4aは、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・および経路情報収集先のIPアドレス“100.0.0.1”を受け取ると、IPアドレス“100.0.0.1”で特定される経路推移把握装置3bの通信部4bに監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・を通知する(ステップS12)。そして、通信部4bは、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・を通信部4aから受け取ると、その監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・を経路情報収集部5bに渡す(ステップS13)。
次に、経路情報収集部5bは、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・を通信部4bから受け取ると、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・に含まれる経路に関する経路情報を経路情報処理装置2bから取得する。そして、経路情報収集部5bは、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・に含まれる経路に関する経路情報リストを作成し、通信部4bに渡す(ステップS14)。
次に、通信部4bは、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・に含まれる経路に関する経路情報リストを経路情報収集部5bから受け取ると、その経路情報リストを通信部4aに通知する(ステップS15)。そして、通信部4aは、監視対象経路リスト“172.0.0.0/24”・・・に含まれる経路に関する経路情報リストを通信部4bから受け取ると、その経路情報リストを経路情報収集部5aに渡す(ステップS16)。
ここで、“172.0.0.0/24”という経路に関する経路情報として、経路情報収集部5aは、例えば、図7に示すような経路情報を得ることができる。例えば、“172.0.0.0/24”という経路のAS_PATH属性は“600 500”であることが示されており、“172.0.0.0/24”という経路は、AS番号500のASを生成元として、AS番号600のASを経由してインターネット12に広告されたことが判る。また、“172.0.0.0/24”という経路にて経路情報を広告した非AS顧客は、AS番号500のASに所属していることが判る。さらに、経路情報収集部5aは、全監視対象経路について図7のような経路情報を収集し、この経路情報から経路とAS_PATH属性を抽出することにより、例えば、図8に示すような経路情報リストを得ることができる。例えば、図8の経路情報リストにおいて、図7に示す経路情報における経路は“172.0.0.0/24”であり、AS_PATH属性は“600 500”であることが示される。
そして、経路情報収集部5aが、インターネット12上に広告されている監視対象ASまたは監視対象経路に関する経路情報リストを収集すると、判定処理部6aは、経路情報収集部5aにて収集された経路情報リストを参照することにより、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数を、他のASごとに算出することができる。
図9は、本発明の一実施形態に係る監視対象ASの経路数をAS番号単位で算出する方法を示すフローチャートである。
図9において、経路情報収集部5aは、インターネット12上に広告されている監視対象ASまたは監視対象経路に関する経路情報リストを収集すると、その経路情報リストを判定処理部6aに渡す(ステップS21)。
次に、判定処理部6aは、監視対象ASまたは監視対象経路に関する経路情報リストを経路情報収集部5aから受け取ると、その経路情報リスト内に含まれる経路情報を1つだけ取得し、その経路情報のAS_PATH属性からAS番号列を抽出する(ステップS22)。
次に、判定処理部6aは、そのAS_PATH属性から抽出したAS番号列に重複したAS番号が存在するかどうかを調べる(ステップS23)。そして、そのAS_PATH属性から抽出したAS番号列に重複したAS番号が存在する場合、判定処理部6aは、そのAS_PATH属性に存在するAS番号の重複した分を削除し、AS番号列を書き換える(ステップS24)。
例えば、図5において、“20.30.0.0/24”という経路のAS_PATH属性は“200 200 200 100”であるため、“200”というAS番号がAS_PATH属性に重複して存在する。このため、このAS_PATH属性から“200”というAS番号の重複した部分を削除し、“20.30.0.0/24”という経路のAS_PATH属性を“200 100”に書き換える。この結果、図5の経路情報リストから図10の経路情報リストを生成することができる。
次に、判定処理部6aは、AS番号の重複した分が削除されたAS番号列において、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASのAS番号の直ぐ左隣にAS番号があるかどうかを判断する(ステップS25)。そして、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASのAS番号の直ぐ左隣にAS番号がある場合、その左隣のAS番号をAS番号列から抽出し取得する(ステップS26)。
例えば、図10において、“20.10.0.0/24”という経路のAS_PATH属性を“200 100”であり、この経路における監視対象AS番号は100であるため、その直ぐ左隣にはAS番号200がある。従って、“20.10.0.0/24”という経路のAS_PATH属性からAS番号200を抽出し取得する。この場合、図1のAS1c(AS番号100)を広告元として“20.10.0.0/24”という経路で広告された経路情報は、AS番号200のASを経由して図1のAS1b(AS番号1000)に到達したことを示している。
また、“30.40.0.0/24”という経路のAS_PATH属性を“300 100”であり、この経路における監視対象AS番号は100であるため、その直ぐ左隣にはAS番号300がある。従って、“30.40.0.0/24”という経路のAS_PATH属性からAS番号300を抽出し取得する。この場合、図1のAS1c(AS番号100)を広告元として“30.40.0.0/24”という経路で広告された経路情報は、AS番号300のASを経由して図1のAS1b(AS番号1000)に到達したことを示している。
また、“40.70.0.0/24”という経路のAS_PATH属性を“400 100”であり、この経路における監視対象AS番号は100であるため、その直ぐ左隣にはAS番号400がある。従って、“40.70.0.0/24”という経路のAS_PATH属性からAS番号400を抽出し取得する。この場合、図1のAS1c(AS番号100)を広告元として“40.70.0.0/24”という経路で広告された経路情報は、AS番号400のASを経由して図1のAS1b(AS番号1000)に到達したことを示している。
一方、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASのAS番号の直ぐ左隣にAS番号がない場合、経路情報収集先に関連付けられたAS番号を経路情報収集先情報8aから取得する(ステップS27)。
例えば、図10において、“50.0.0.0/16”という経路のAS_PATH属性を“100”であり、この経路における監視対象AS番号は100であるため、その直ぐ左隣にはAS番号がない。一方、監視対象AS番号100について経路情報の収集先として図1のAS1bが指定され、AS1bのAS番号は1000である。従って、“50.0.0.0/16”という経路についてはAS番号1000を取得する。この場合、図1のAS1c(AS番号100)を広告元として“50.0.0.0/16”という経路で広告された経路情報は、図1のAS1b(AS番号1000)に直接到達したことを示している。
次に、判定処理部6aは、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASのAS番号の直ぐ左隣のAS番号あるいは経路情報収集先に関連付けられたAS番号を取得すると、取得したAS番号ごとに経路数をカウントする(ステップS28)。
例えば、図10において、AS番号100の直ぐ左隣のAS番号200については経路数が3、AS番号100の直ぐ左隣のAS番号300については経路数が2、AS番号100の直ぐ左隣のAS番号400については経路数が4個となる。また、AS番号100の直ぐ左隣にAS番号がないAS番号1000に対する経路については、経路数が1個となる。
そして、判定処理部6aは、経路情報収集部5aにて収集された経路情報リストに含まれる全ての経路についてステップS22〜S28の処理を行ったかを判定し、経路情報収集部5aにて収集された経路情報リストに含まれる全ての経路についてステップS22〜S28の処理を行っていない場合、ステップS22〜S28の処理を繰り返す(ステップS29)。
これにより、トランジットサービスをAS1cに提供しているAS1aは、AS1cが所持する経路のうち、いくつの経路がどのASを経由して広告されたかを把握することができ、AS1cがAS1aを経由することなく他のAS(例えば、AS番号200、300、400のAS)に経路広告を行っている経路数を監視することが可能となる。このため、AS1aは、AS1cが別のトランジットASに経路を移行しつつあることを把握することができ、トランジットサービスにおける価格や品質などを決定するに当たっての営業戦略上の効果を期待することができる。
そして、判定処理部6aは、監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASのAS番号の直ぐ左隣のAS番号あるいは経路情報収集先に関連付けられたAS番号ごとに経路数をカウントすると、監視対象ASまたは監視対象経路に関する経路情報が取得された日時に関連付けてこれらの経路数をデータ保存部10aに保存することができる。さらに、監視対象ASまたは監視対象経路が所属する組織の名称も同時に保存することができる。
図11は、本発明の一実施形態に係る監視対象AS顧客のAS番号および経路数の保存方法の一例を示す図である。
図11において、AS番号200については経路数が3、AS番号300については経路数が2、AS番号400については経路数が4個、監視対象AS番号100に関する経路情報が取得された日時が2004年5月5日であることが示されている。
また、図1の経路推移把握装置3aは、表示要求に応じてデータ保存部10aに保存されている経路数をAS番号ごとに読み出し、その経路数の推移をAS番号ごとに時系列的に表示部11aに表示させることができる。
図12は、本発明の一実施形態に係る監視対象ASの経路数の表示方法の一例を示す図である。
図12において、監視対象AS番号100のASがAS番号200、300、400のASに経路広告している経路数が時系列的に示されている。これにより、ランジットサービスをAS1cに提供しているAS1aは、AS1cがAS1aを経由することなく他のAS(例えば、AS番号200、300、400のAS)に経路広告を行っている経路数を時系列的に表示することが可能となり、トランジットASの利用状況の推移を容易に監視することができる。
なお、経路推移把握装置3aにおける通信部4a、経路情報収集部5a、判定処理部6aおよび通知部9aは、これらのブロックで行われる処理を遂行させる命令が記述されたプログラムをコンピュータに実行させることにより実現することができる。
そして、このプログラムをCD−ROMなどの記憶媒体に記憶しておけば、インターネット12上の経路推移把握装置3aのコンピュータに記憶媒体を装着し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、通信部4a、経路情報収集部5a、判定処理部6aおよび通知部9aで行われる処理を実現することができる。また、このプログラムをインターネット12を介してダウンロードすることにより、このプログラムを容易に普及させることができる。
また、通信部4a、経路情報収集部5a、判定処理部6aおよび通知部9aで行われる処理を遂行させる命令が記述されたプログラムをコンピュータに実行させる場合、スタンドアロン型コンピュータで実行させるようにしてもよく、ネットワークに接続された複数のコンピュータに分散処理させるようにしてもよい。
本発明は、自分のトランジットASの利用状況の推移を把握することができ、ネットワーク上で行われるトランジットサービスの品質管理などに利用することができる。
本発明の一実施形態に係る経路推移把握装置が適用されるシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1の監視対象顧客情報7aの一例を示す図である。 図1の経路情報収集先情報8aの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る監視対象ASを広告元とする経路情報をAS単位で収集する方法を示すフローチャートである。 図1の経路情報処理装置2bから出力される監視対象ASに関する経路情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る監視対象ASを広告元とする経路情報を経路単位で収集する方法を示すフローチャートである。 図1の経路情報処理装置2bから出力される監視対象経路に関する経路情報の一例を示す図である。 図1の経路情報収集部5aにて収集された監視対象経路に関する経路情報リストの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る監視対象ASの経路数をAS番号単位で算出する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る監視対象経路の経路情報に含まれるAS番号の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る監視対象AS顧客のAS番号および経路数の保存方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る監視対象ASの経路数の表示方法の一例を示す図である。 BGPによる経路情報の伝播方法の一例を示す図である。
符号の説明
1a〜1c AS
2a、2b 経路情報処理装置
3a、3b 経路推移把握装置
4a、4b 通信部
5a、5b 経路情報収集部
6a 判定処理部
7a 監視対象顧客情報
8a 経路情報収集先情報
9a 通知部
10a データ保存部
11a 表示部
12 インターネット
20 観測対象AS指定部
21 観測対象経路指定部
22 経路情報収集先指定部
23 AS番号抽出手段
24 経路数計数手段

Claims (5)

  1. 監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路に
    関する情報を収集する経路情報収集手段と、
    前記監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから前記他のASに広告されてい
    る経路の個数を、前記他のASごとに監視する経路数監視手段とを備え、
    前記経路情報収集手段は、
    監視対象ASを指定する観測対象AS指定手段と、
    観測対象経路を指定する観測対象経路指定手段と、
    前記監視対象ASまたは前記監視対象経路に関する経路情報を収集させる経路情報収集
    先を指定する経路情報収集先指定手段とを備え、
    前記経路数監視手段は、
    前記経路情報収集先にて収集された経路情報から、前記監視対象ASのAS番号または
    前記監視対象経路が所属するASのAS番号を抽出するAS番号抽出手段と、
    前記監視対象ASのAS番号または前記監視対象経路が所属するASのAS番号が付与
    された経路を前記他のASごとに計数する経路数計数手段とを備え、
    前記経路数計数手段は、
    前記経路情報収集先にて収集された経路情報に含まれるAS_PATH属性内において
    、前記監視対象ASのAS番号または前記監視対象経路が所属するASのAS番号の左側
    に隣接するAS番号を経路ごとに計数することを特徴とする経路推移把握装置。
  2. 前記監視対象ASまたは監視対象経路が所属する組織の名称および前記経路に関する情
    報の取得日時と関連付けて前記経路の個数を保存するデータ保存手段とを備えることを特
    徴とする請求項1記載の経路推移把握装置。
  3. 前記監視対象ASまたは監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経
    路の個数の推移を他のASごとに時系列的に表示する表示手段とを備えることを特徴とす
    る請求項1または2記載の経路推移把握装置。
  4. 監視対象ASまたは監視対象経路のいずれか少なくとも一方を指定するステップと、
    前記監視対象ASまたは監視対象経路に関する経路情報を収集させる経路情報収集先を
    指定するステップと、
    前記経路情報収集先にて収集された経路情報の参照結果に基づいて、前記監視対象AS
    または前記監視対象経路が所属するASから他のASに広告されている経路の個数を前記
    他のASごとに監視するステップとを備え、
    前記ASに広告されている経路の個数を前記他のASごとに監視するステップは、
    前記経路情報収集先にて収集された経路情報に含まれるAS_PATH属性から、前記
    監視対象ASのAS番号または前記監視対象経路が所属するASのAS番号を抽出するス
    テップと、
    前記AS_PATH属性内において、前記監視対象ASのAS番号または前記監視対象
    経路が所属するASのAS番号の左側に隣接するAS番号を経路ごとに計数するステップ
    を備えることを特徴とする請求項7記載の経路推移把握方法。
  5. 請求項記載の経路推移把握方法をコンピュータに実行させることを特徴とする経路推移把握プログラム。
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