JP4070478B2 - 建設機械のエンジン制御装置 - Google Patents

建設機械のエンジン制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4070478B2
JP4070478B2 JP2002049201A JP2002049201A JP4070478B2 JP 4070478 B2 JP4070478 B2 JP 4070478B2 JP 2002049201 A JP2002049201 A JP 2002049201A JP 2002049201 A JP2002049201 A JP 2002049201A JP 4070478 B2 JP4070478 B2 JP 4070478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine speed
engine
target
controller
target engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002049201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003254137A (ja
Inventor
陽一 古渡
恵一郎 中村
和則 中村
康 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2002049201A priority Critical patent/JP4070478B2/ja
Publication of JP2003254137A publication Critical patent/JP2003254137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4070478B2 publication Critical patent/JP4070478B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベル等の建設機械に設けられ、車体コントローラで演算・設定した目標エンジン回転数をエンジンコントローラに送り、エンジンコントローラでエンジンを制御する建設機械のエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベル等の建設機械には原動機としてディーゼルエンジンが搭載されている。このディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)には、モータ駆動のメカニカルガバナを用いて燃料噴射制御を行うメカニカルガバナ方式と、電子制御によりバルブを開閉して燃料噴射制御を行う電子制御方式とがあり、近年、制御の多様化に伴い電子制御方式が増えつつある。
【0003】
図12にメカニカルガバナ方式を示し、図13及び図14に電子制御方式を示す。
【0004】
図12において、メカニカルガバナ方式は車体コントローラ105を備え、車体コントローラ105はエンジンコントロールダイヤル(以下、ECダイヤルという)104からの電圧信号に基づき目標エンジン回転を演算する。また、車体コントローラ105はエンジンコントロールモータ(以下、ECモータという)103を回動し、ガバナ102を操作することで目標エンジン回転数となるようエンジン回転数を制御する。
【0005】
図13において、電子制御方式では、車体コントローラ205とは別にエンジンコントローラ203を備えている。車体コントローラ205はオートアイドル制御、モード切換制御等のエンジン自動制御システムを搭載しており、エンジンコントロールダイヤル(以下、ECダイヤルという)104からの電圧信号に基づき目標エンジン回転を演算する他、それら制御システムが作動しているときはECダイヤル104の指示に優先し、その制御システムにより目標回転数を設定する。車体コントローラ205は、このようにして演算、設定した目標回転数を対応する電圧(例えばアイドル回転数=1V〜最高回転数=4V)に変換し、それをハーネス206を介してエンジンコントローラ203に送る。エンジンコントローラ203は、車体コントローラ205から入力した電圧信号に基づき燃料調整装置202を制御し、目標エンジン回転数となるようエンジン回転数を制御する。
【0006】
図14は、図13に示すものがハーネス206を介してエンジンコントローラ203に目標エンジン回転数に対応する電圧信号を送るのに対して、車体コントローラ305とエンジンコントローラ303とを接続する信号線を通信路306とし、シリアル通信やCAN通信によって車体コントローラ305からエンジンコントローラ303に目標エンジン回転数信号を伝えるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように建設機械のエンジン制御装置は、制御の多様化への対応のしやすさから電子制御方式に移行しつつある。しかし、電子制御方式では、ハーネス206や通信路306の信号にノイズが乗ったり、それが断線するとエンジン回転数を制御できなくなり、車体動作に影響を及ぼしたり、エンジンが停止し自走での移動ができなくなるという問題がある。
【0008】
例えば、図13に示す電子制御方式では、車体コントローラ205が目標エンジン回転数として例えばアイドル回転数の電圧である1Vをエンジンコントローラ203に送っているとき、ハーネス206の被覆劣化等で、外部から大きな電圧(一種のノイズ)が入力されると、エンジンが吹き上がったり、外部からの電圧の変動に追従し、エンジン回転数が急上昇、急下降し、それが車体動作に影響を及ぼす。また、道路での作業中にハーネス206が断線すると、エンジン101は停止し自走での移動ができなくなる。
【0009】
図14に示す電子制御方式においても、通信路306の信号にノイズが乗ったり通信路306が断線すると、同様の問題を生じる。
【0010】
本発明の目的は、電子制御方式のエンジン制御装置において、車体コントローラとエンジンコントローラとを接続する信号線の信号にノイズが乗ったり、それが断線しても、復旧させるまでの間、安定したエンジン回転数制御を実現することのできる建設機械のエンジン制御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記第1の目的を達成するために、本発明は、エンジン回転指示装置と、このエンジン回転指示装置からの指示に基づき目標エンジン回転数を演算する車体コントローラと、この車体コントローラからの目標エンジン回転数に基づき燃料噴射指令を演算するエンジンコントローラと、前記燃料噴射指令に基づきエンジン回転数を制御する燃料調整装置と、前記車体コントローラから前記エンジンコントローラに車体コントローラで演算した目標エンジン回転数を送る信号線とを備える建設機械のエンジン制御装置において、前記信号線により前記車体コントローラから前記エンジンコントローラに送られる目標エンジン回転数の異常を検出する異常検出手段と、応急用の目標エンジン回転数を生成する手段と、前記異常検出手段で前記目標エンジン回転数の異常が検出されると前記車体コントローラからの目標エンジン回転数を前記応急用の目標エンジン回転数に切り換え、これを前記燃料噴射指令を演算するための目標エンジン回転数として出力する選択手段と、前記エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続を、前記エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換える接続切換手段とを備え、前記応急用の目標エンジン回転数を生成する手段は、前記エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続が前記エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換えられることにより前記エンジン回転数指示装置からの指示を直接入力し、その指示に応じた目標エンジン回転数を演算し前記応急用の目標エンジン回転数とする手段であるものとする。
【0012】
このように異常検出手段と、応急用の目標エンジン回転数を生成する手段と、選択手段とを設け、目標エンジン回転数の異常が検出されると車体コントローラからの目標エンジン回転数を応急用の目標エンジン回転数に切り換え、これを目標エンジン回転数として出力することにより、信号線の信号にノイズが乗ったり信号線が断線したときは応急用の目標エンジン回転数によりエンジン回転数制御を行うことができるようになり、復旧させるまでの間、応急用の目標エンジン回転数により安定したエンジン回転数制御を実現することができる。その結果、エンジン回転数の急上昇や急降下による車体動作への悪影響を回避し安全に作業を行えるとともに、道路での作業中に断線しても、道路で動けなくなることを防止することができる。
【0018】
また、接続切換手段を設け、エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続がエンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換えられることによりエンジン回転数指示装置からの指示を直接入力し、その指示に応じた目標エンジン回転数を演算し応急用の目標エンジン回転数とすることにより、エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続を、エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換えた後は、応急用の目標エンジン回転数としてエンジン回転数指示装置の指示に応じた目標エンジン回転数が与えることができるので、復旧させるまでの間、エンジン回転数指示装置によりエンジン回転数を制御することができる。
【0019】
)また、上記(1)において、好ましくは、前記選択手段は、最低エンジン回転数を設定する第1手段と、前記異常検出手段で前記目標エンジン回転数の異常が検出されると前記車体コントローラからの目標エンジン回転数を前記最低エンジン回転数に切り換える第2手段と、前記応急用の目標エンジン回転数と前記最低エンジン回転数のうちの大きな方を選択する第3手段とを有するものとする。
【0020】
これにより異常が検出されると、まず応急用の目標エンジン回転数として最低エンジン回転数が設定されるので、素早く異常事態を回避することができる。また、エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続を、エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換えた後は、上記()で述べたように応急用の目標エンジン回転数としてエンジン回転数指示装置の指示に応じた目標エンジン回転数が与えられるので、復旧させるまでの間、エンジン回転数指示装置によりエンジン回転数を制御することができる。
【0021】
)上記()において、好ましくは、前記接続切換手段により前記エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続から前記エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換えられたことを検出する接続切換検出手段を更に備え、前記選択手段の第2手段は、前記接続切換検出手段により接続の切換が検出されると前記最低エンジン回転数を保持するものとする。
【0022】
これにより、信号線が断線と短絡(正常状態)を繰り返したり、信号にノイズが乗ったり乗らなかったりを繰り返すなど、その異常状態が非連続的に発生したとしても、一旦、エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換えた後は、選択手段は常に応急用の目標エンジン回転数を保持するので、その場合でも復旧させるまでの間、安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0030】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる建設機械のエンジン制御装置の全体構成を示す図である。
【0031】
図1において、1は建設機械、例えば建設機械の代表例である油圧ショベルに搭載されるエンジンであり、このエンジン1により図示しない油圧ポンプを駆動し、この油圧ポンプから吐出される圧油によりブームシリンダ、アームシリンダ等の各種アクチュエータを駆動し、掘削作業、走行作業等の各種作業を行う。
【0032】
エンジン1は例えばディーゼルエンジンであり、電子制御の燃料調整装置2を備えている。燃料調整装置2はエンジンコントローラ3からの燃料噴射指令により制御され、エンジン回転数を制御する。
【0033】
エンジン1の回転指示装置としてエンジンコントロールダイヤル(以下、適宜ECダイヤルという)4が設けられており、ECダイヤル4の指示信号(電圧)は車体コントローラ5に送られる。
【0034】
車体コントローラ5は、ECダイヤル4の指示信号(電圧)から目標エンジン回転数を演算する。また、車体コントローラ5は、オートアイドル制御、モード切換制御等のエンジン自動制御システムを搭載しており、これら制御システムが作動しているときはECダイヤル4の指示信号(電圧)による目標エンジン回転数に優先し、その制御システムにより設定された目標回転数を出力する。車体コントローラ5は、演算、設定した目標回転数をシリアル通信やCAN通信によって通信路(信号線)6を介してエンジンコントローラ3に送る。
【0035】
エンジンコントローラ3は、車体コントローラ5から受け取った目標エンジン回転数に基づき燃料噴射指令を演算し、この燃料噴射指令により燃料調整装置2を制御し、目標エンジン回転数となるようエンジン回転数を制御する。
【0036】
ECダイヤル4と車体コントローラ5はハーネス7a、接続切換スイッチ8、ハーネス7bを介して接続される。また、ECダイヤル4はスイッチ8の切換によりハーネス7a、スイッチ8、ハーネス7cを介してエンジンコントローラ3に直接接続可能となっている。つまり、スイッチ8を切り換えることによりECダイヤル4と車体コントローラ5との接続を、ECダイヤル4とエンジンコントローラ3との接続に切り換えることができる。スイッチ8は例えば操作ピンの傾きを二位置で切り換えるトグルスイッチである。
【0037】
通信路6にノイズが乗ったり通信路6が断線し、エンジン1が停止したり、エンジン回転数制御ができなくなるような障害が発生すると、オペレータはスイッチ8を切り換えてECダイヤル4からの指示信号を直接エンジンコントローラ3に入力する。エンジンコントローラ3はECダイヤル4の指示信号から目標エンジン回転数を演算し、これを応急用の目標エンジン回転数としてエンジン回転数を制御する。
【0038】
図2にエンジンコントローラ3の障害発生時の制御機能を機能ブロック図で示す。
【0039】
図2において、エンジンコントローラ3は、最低回転数設定部11、異常検出部12、切り換え部13、目標エンジン回転数演算部14、最大値選択部15の各機能を有している。
【0040】
最低回転数設定部11はエンジン1の最低エンジン回転数、例えばアイドル回転数を設定する。
【0041】
異常検出部12は、通信路6により車体コントローラ5からエンジンコントローラ3に送られる目標エンジン回転数(通信データ)の異常を検出するものである。
【0042】
異常検出部12における異常検出の具体的方法として、通信路6の信号にノイズが乗ることにより生じる通信データ異常は、公知のパリティーチェック、チェックサム、CRC等により検出する。また、通信路6の断線或いは短絡は、ある一定時間正常の通信データが来ているかどうかによりチェックし、ある一定時間正常の通信データが来ていなければ断線或いは短絡と判断する。更に、通信データ異常として、通信路6より送られてきた目標回転数が正規の目標回転数範囲(例えば800〜2200rpm)内にあるかどうかをチェックし、通信路6より送られてきた目標回転数が正規の目標回転数範囲内になければ、車体コントローラとエンジンコントローラの機種の組み合わせが誤っていると判断する。
【0043】
切り換え部13は、車体コントローラ5から送られてきた目標エンジン回転数と最低回転数設定部11で設定された最低エンジン回転数の一方を選択するスイッチであり、異常検出部12で通信データに異常が検出されないときは、通信で受け取った目標エンジン回転数を選択し、異常が検出されると最低エンジン回転数に切り換える。
【0044】
目標エンジン回転数演算部14は、ハーネス7cから送られるECダイヤル4の指示信号(電圧)を入力し、その電圧から目標エンジン回転数(応急用の目標エンジン回転数)を演算する。
【0045】
最大値選択部15は、切り換え部13で選択したエンジン回転数と演算部14で演算した目標エンジン回転数の大きな方を選択し、制御用の目標エンジン回転数とする。
【0046】
以上において、最低回転数設定部11、切り換え部13、最大値選択部15は、異常検出部(異常検出手段)12で目標エンジン回転数の異常が検出されると車体コントローラ3からの目標エンジン回転数を応急用の目標エンジン回転数に切り換え、これを燃料噴射指令を演算するための目標エンジン回転数として出力する選択手段を構成する。
【0047】
このように構成したエンジンコントローラ3では、通信路6により送られてきた目標エンジン回転数データ(通信データ)に異常がないときは、切り換え部13は通信で受け取った目標エンジン回転数を選択する。このとき、図1に示すスイッチ8は図示の位置にあるため、ECダイヤル入力ハーネス7cから送られる電圧は0であり、目標エンジン回転数演算部14では最低エンジン回転数を演算する。このため、最大値選択部15では切り換え部13からの目標エンジン回転数を選択し、それを制御用の目標回転数とする。このため、エンジン回転数は車体コントローラ5から送られる目標エンジン回転数となるよう制御される。
【0048】
通信路6により送られてきた目標エンジン回転数データの異常が異常検出部12で検出されると、切り換え部13は最低エンジン回転数を選択する。このため、最大値選択部15では、応急用の目標エンジン回転数として、その最低エンジン回転数或いは目標エンジン回転数演算部14で演算された最低エンジン回転数を選択し、それを制御用の目標回転数とする。このため、エンジン1の回転数は最低回転数まで低下する。
【0049】
一方、オペレータは、エンジン回転数が低下することにより通信路6の通信データの異常を察知し、図1に示すスイッチ8を図示の位置から切り換え、ECダイヤル4とエンジンコントローラ3とを直接接続する。その結果、目標エンジン回転数演算部14にはECダイヤル4からの指示信号(電圧)が直接入力され、演算部14はその電圧に応じた目標エンジン回転数を演算し、それを最大値選択部15に出力する。このため、最大値選択部15では、応急用の目標エンジン回転数として、目標エンジン回転数演算部14からの目標エンジン回転数を選択し、それを制御用の目標回転数とする。これにより通信路6の信号にノイズが乗ったり、断線しても、復旧させるまでの間、安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0050】
以上のように本実施の形態によれば、通信路6の信号にノイズが乗ったり通信路6が断線し、エンジン1が停止したり、エンジン回転数制御ができなくなるような障害が発生しても、復旧させるまでの間、目標エンジン回転数演算部14で演算した目標エンジン回転数(応急用の目標エンジン回転数)により安定したエンジン回転数制御を実現することができる。その結果、エンジン回転数の急上昇や急降下による油圧ショベルの車体動作への悪影響を回避し安全に作業を行えるとともに、道路での作業中に断線しても、道路で動けなくなることを防止することができる。
【0051】
また、異常が検出されると、まず応急用の目標エンジン回転数として最低エンジン回転数が設定されるので、素早く異常事態を回避することができる。
【0052】
また、ECダイヤル4とエンジンコントローラ3とを直接接続した後は、応急用の目標エンジン回転数としてECダイヤル4からの指示信号に応じた目標エンジン回転数が演算されるので、復旧させるまでの間、ECダイヤル4によりエンジン回転数を制御することができる。
【0053】
本発明の第2の実施の形態を図3により説明する。図3は、本実施の形態におけるエンジンコントローラの障害発生時の制御機能を機能ブロック図で示すものであり、図中、図2に示す部分と同等のものには同じ符号を付している。
【0054】
図3において、エンジンコントローラ3は、最低回転数設定部11、異常検出部12、切り換え部13A、目標エンジン回転数演算部14、最大値選択部15の各機能に加え、接続切換検出部16の機能を有している。
【0055】
接続切換検出部16は、スイッチ8を切り換えることでECダイヤル4と車体コントローラ5との接続を、ECダイヤル4とエンジンコントローラ3との接続に切り換えたかどうかを検出するものであり、手動操作手段としての接続切換スイッチ8が操作されたかどうかを検出する操作検出手段を構成する。また、接続切換検出部16は、ハーネス7c(図1参照)からの入力を監視し、ハーネス7cよりECダイヤル4の指示信号(電圧)が入力されると、ECダイヤル4とエンジンコントローラ3との接続に切り換えられたと判断する。
【0056】
切り換え部13Aは、異常検出部12で通信データ或いは目標エンジン回転数に異常が検出されないときは、通信路6を介して通信で受け取った目標エンジン回転数を選択し、異常が検出されると最低エンジン回転数に切り換えるとともに、接続切換検出部16によりECダイヤル4とエンジンコントローラ3との接続に切り換えられたことが検出されると、異常検出部12での判断結果に係わらず最低エンジン回転数に切り換えた状態を保持する。
【0057】
通信路6の通信データに異常が発生する場合として、例えば通信路6の切断部分が不規則に接触するなどして断線と短絡(正常状態)を繰り返したり、信号にノイズが乗ったり乗らなかったりを繰り返すなど、その異常状態が非連続的に発生する場合がある。このような場合、異常検出部12の判断結果だけで切り換え部13Aの切り換えると、最低回転数設定部11の最低エンジン回転数と通信路6より受け取った目標エンジン回転数とが交互に選択され、安定したエンジン回転数制御ができなくなる。
【0058】
本実施の形態によれば、異常検出部12で通信データに異常が検出された後、オペレータがスイッチ8を切り換え、ECダイヤル4とエンジンコントローラ3との接続に切り換えると、そのことが接続切換検出部16により検出され、切り換え部13Aは最低エンジン回転数を保持する。このため、一旦スイッチ8を切り換えた後は、通信データの異常状態が非連続的に発生しても、切り換え部13Aは常に最低エンジン回転数を保持するので、最大値選択部15では、常に応急用の目標エンジン回転数として、演算部14で演算した目標エンジン回転数を選択しそれを制御用の目標エンジン回転数とするので、その場合でも安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0059】
本発明の第3の実施の形態を図4により説明する。図4は、本実施の形態に係わるエンジン制御装置の全体構成を示す図である。図中、図1に示す部分と同等のものには同じ符号を付している。
【0060】
図4において、ハーネス7a,7bには接続切換コネクタ18の端子18a,18bが設けられており、ECダイヤル4と車体コントローラ5はハーネス7a、接続切換コネクタ18、ハーネス7bを介して接続されている。また、ハーネス7cにも切換コネクタ18の端子18cが設けられており、ECダイヤル4はコネクタ18の端子接続を端子18a,18bから端子18a,18cに切り換えることによりハーネス7a、コネクタ18、ハーネス7cを介してエンジンコントローラ3に直接接続可能となっている。
【0061】
このように本実施の形態においても、コネクタ18を用いてECダイヤル4と車体コントローラ5との接続を、ECダイヤル4とエンジンコントローラ3との接続に切り換えることができる。
【0062】
したがって、本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0063】
本発明の第1の参考例を図5及び図6により説明する。図5は、本参考例に係わるエンジン制御装置の全体構成を示す図であり、図6は、本参考例におけるエンジンコントローラの障害発生時の制御機能を機能ブロック図で示すものであり、それぞれ、図1及び図2に示す部分と同等のものには同じ符号を付している。
【0064】
図5において、ECダイヤル4と車体コントローラ5はハーネス21を介して接続されている。また、エンジン回転数固定スイッチ22が入力線23を介してエンジンコントローラ3Aに接続され、エンジン回転数固定スイッチ22をオン(閉成)すると入力線22を接地線24に接続し接地状態(ショート)とする。
【0065】
図6において、エンジンコントローラ3Aは、一定目標エンジン回転数設定部25、異常検出部12、スイッチ操作検出部26、切り換え部13Aの各機能を有している。
【0066】
一定目標エンジン回転数設定部25は応急用の目標エンジン回転数としてエンジン1の一定の目標回転数を設定する。
【0067】
スイッチ操作検出部26は、エンジン回転数固定スイッチ22の操作状況を検出するものであり、入力線22の接地状態を監視し、入力線22が接地状態になるとエンジン回転数固定スイッチ22がオンされたと判断する。
【0068】
切り換え部13Aは、異常検出部12で目標エンジン回転数データ(通信データ)に異常が検出されないときは、通信路6を介して通信で受け取った目標エンジン回転数を選択し、異常が検出されると一定の目標エンジン回転数に切り換えるとともに、スイッチ操作検出部26によりエンジン回転数固定スイッチ22がオンされたことが検出されると、異常検出部12での判断結果に係わらず一定の目標エンジン回転数に切り換えた状態を保持する。
【0069】
以上のように構成した本実施の形態においては、通信路6により送られてきた目標エンジン回転数データ(通信データ)に異常が検出されると、切り換え部13Aは一定の目標エンジン回転数(応急用の目標エンジン回転数)を選択し、それを制御用の目標回転数とする。このため、通信路6の信号にノイズが乗ったり、断線しても、復旧させるまでの間、安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0070】
また、このとき、オペレータはエンジン回転数固定スイッチ22をオンすると、そのことがスイッチ操作検出部26で検出され、切り換え部13Aは一定の目標エンジン回転数を保持する。このため、一旦スイッチ22をオンした後は、通信データの異常状態が非連続的に発生しても、切り換え部13Aは常に一定の目標エンジン回転数を保持し、それを制御用の目標回転数とするので、その場合でも安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0071】
したがって、本参考例によっても第1及び第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0072】
また、本参考例では、異常が検出されると、直ちに応急用の目標エンジン回転数としてECダイヤル4からの指示信号に応じた目標エンジン回転数が与えられるので、素早くECダイヤル4によりエンジン回転数を制御することができる。
【0073】
本発明の第2の参考例を図7及び図8により説明する。図7は、本参考例に係わるエンジン制御装置の全体構成を示す図であり、図8は、本参考例におけるエンジンコントローラの障害発生時の制御機能を機能ブロック図で示すものであり、それぞれ、図1及び図2に示す部分と同等のものには同じ符号を付している。
【0074】
図7において、ECダイヤル4と車体コントローラ5とはハーネス21を介して接続されている。また、エンジンコントローラ3Bはハーネス21,31を介してECダイヤル4に直接接続されている。
【0075】
図8において、エンジンコントローラ3Bは、異常検出部12、切り換え部13、目標エンジン回転数演算部14の各機能を有している。
【0076】
目標エンジン回転数演算部14は、ハーネス21,22から送られるECダイヤル4の指示信号(電圧)を入力し、その電圧から目標エンジン回転数(応急用の目標エンジン回転数)を演算する。
【0077】
切り換え部13は、通信路6を介して通信で受け取った目標エンジン回転数と目標エンジン回転数演算部14で演算した目標エンジン回転数の一方を選択するスイッチであり、異常検出部12で通信データ或いは目標エンジン回転数に異常が検出されないときは、通信で受け取った目標エンジン回転数を選択し、異常が検出されると目標エンジン回転数演算部14で演算した目標エンジン回転数に切り換える。
【0078】
以上のように構成した本参考例においては、通信路6により送られてきた目標エンジン回転数データ(通信データ)に異常が検出されると、切り換え部13は目標エンジン回転数演算部14で演算した目標エンジン回転数(応急用の目標エンジン回転数)を選択し、それを制御用の目標回転数とする。このため、通信路6の信号にノイズが乗ったり、通信路6が断線しても、復旧させるまでの間、安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0079】
したがって、本参考例によっても第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0080】
本発明の第3の参考例を図7及び図9により説明する。本参考例に係わる装置の全体構成は図7に示した第1の参考例のものと同じである。図9は、本参考例におけるエンジンコントローラの障害発生時の制御機能を機能ブロック図で示すものであり、図中、図2及び図8に示す部分と同等のものには同じ符号を付している。
【0081】
図9において、エンジンコントローラ3B(図7参照)は、異常検出部12、切り換え部13A、目標エンジン回転数演算部14の各機能に加え、ハンディターミナル設定ON/OFF部32の機能を有している。
【0082】
ハンディターミナル設定ON/OFF部32は、外部のハンディターミナルからの信号を監視し、ハンディターミナルが操作されるとハンディターミナルONを設定するものである。
【0083】
切り換え部13Aは、異常検出部12で通信データに異常が検出されないときは、通信で受け取った目標エンジン回転数を選択し、異常が検出されると演算部14で演算した目標エンジン回転数に切り換えるとともに、ハンディターミナル設定ON/OFF部32でハンディターミナルONが設定されると、異常検出部12での判断結果に係わらず演算部14で演算した目標エンジン回転数に切り換えた状態を保持する。
【0084】
参考例によれば、異常検出部12で目標エンジン回転数データ(通信データ)に異常が検出された後、オペレータがハンディターミナルを操作すると、ハンディターミナル設定ON/OFF部32で ハンディターミナルONが設定され、切り換え部13Aは演算部14で演算した目標エンジン回転数を保持する。このため、一旦ハンディターミナルを操作した後は、通信データの異常状態が非連続的に発生しても、切り換え部13Aは常に演算部14で演算した目標エンジン回転数を保持し、それを制御用の目標エンジン回転数とするので、その場合でも安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0085】
本発明の第4の参考例を図10及び図11により説明する。図10は、本参考例に係わるエンジン制御装置の全体構成を示す図であり、図11は、本参考例におけるエンジンコントローラの障害発生時の制御機能を機能ブロック図で示すものであり、それぞれ、図1、図5及び図7、図2、図6及び図8に示す部分と同等のものには同じ符号を付している。
【0086】
図10において、ECダイヤル4と車体コントローラ5とはハーネス21を介して接続され、エンジンコントローラ3Cはハーネス21,31を介してECダイヤル4に直接接続されている。また、エンジン回転数固定スイッチ22が入力線23を介してエンジンコントローラ3Cに接続され、エンジン回転数固定スイッチ22をオン(閉成)すると入力線22を接地線24に接続し接地状態(ショート)とする。
【0087】
図11において、エンジンコントローラ3Cは、異常検出部12、切り換え部13A、目標エンジン回転数演算部14の各機能に加え、スイッチ操作検出部26の機能を有している。
【0088】
スイッチ操作検出部26は、上述したようにエンジン回転数固定スイッチ22の操作状況を検出するものであり、入力線22の接地状態を監視し、入力線22が接地状態になるとエンジン回転数固定スイッチ22がオンされたと判断する。
【0089】
切り換え部13Aは、異常検出部12で目標エンジン回転数データ(通信データ)に異常が検出されないときは、通信路6を介して通信で受け取った目標エンジン回転数を選択し、異常が検出されると演算部14で演算した目標エンジン回転数(応急用の目標エンジン回転数)に切り換えるとともに、スイッチ操作検出部26によりエンジン回転数固定スイッチ22がオンされたことが検出されると、異常検出部12での判断結果に係わらず演算部14で演算した目標エンジン回転数に切り換えた状態を保持する。
【0090】
以上のように構成した本参考例においては、通信路6により送られてきた目標エンジン回転数データ(通信データ)に異常が検出されると、切り換え部13Aは目標エンジン回転数演算部14で演算した目標エンジン回転数(応急用の目標エンジン回転数)を選択し、それを制御用の目標回転数とする。このため、通信路6の信号にノイズが乗ったり、通信路6が断線・短絡しても、復旧させるまで安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0091】
また、このとき、オペレータはエンジン回転数固定スイッチ22をオンすると、そのことがスイッチ操作検出部26で検出され、切り換え部13Aは演算部14で演算した目標エンジン回転数(応急用の目標エンジン回転数)を保持する。このため、一旦スイッチ22をオンした後は、通信データの異常状態が非連続的に発生しても、切り換え部13Aは常に演算部14で演算した目標エンジン回転数を保持し、それを制御用の目標エンジン回転数とするので、その場合でも安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0092】
したがって、本参考例によっても第1及び第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0093】
また、本参考例では、異常が検出されると、直ちに応急用の目標エンジン回転数としてECダイヤル4からの指示信号に応じた目標エンジン回転数が与えられるので、素早くECダイヤル4によりエンジン回転数を制御することができる。
【0094】
なお、以上の参考例では、車体コントローラ5とエンジンコントローラ3〜3Cとを接続する信号線を通信路6とし、車体コントローラ5からエンジンコントローラ3に車体コントローラ5で演算した目標エンジン回転数をシリアル通信やCAN通信によって送るものとしたが、図13に示した従来技術のように、車体コントローラ5とエンジンコントローラ3〜3Cとを接続する信号線をハーネス206とし、車体コントローラ5では、演算、設定した目標回転数を対応する電圧(例えばアイドル回転数=1V〜最高回転数=4V)に変換し、車体コントローラ5からエンジンコントローラ3に車体コントローラ5にその電圧信号を送るものにも本発明は適用でき、この場合も同様の効果が得られる。
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、信号線の信号にノイズが乗ったり信号線が断線したときは応急用の目標エンジン回転数によりエンジン回転数制御を行うことができるので、復旧させるまでの間、応急用の目標エンジン回転数により安定したエンジン回転数制御を実現することができ、エンジン回転数の急上昇や急降下による車体動作への悪影響を回避し安全に作業を行えるとともに、道路での作業中に断線しても、道路で動けなくなることを防止することができる。
【0096】
また、信号線が断線と短絡(正常状態)を繰り返したり、信号にノイズが乗ったり乗らなかったりを繰り返すなど、その異常状態が非連続的に発生したとしても、一旦手動操作手段を操作した後は、選択手段は常に応急用の目標エンジン回転数を保持するので、その場合でも復旧させるまでの間、安定したエンジン回転数制御を実現することができる。
【0097】
更に、応急用の目標エンジン回転数としてエンジン回転数指示装置の指示に応じた目標エンジン回転数を与えることができるので、復旧させるまでの間、エンジン回転数指示装置によりエンジン回転数を制御することができる。
【0098】
また、異常が検出されると、まず応急用の目標エンジン回転数として最低エンジン回転数が設定されるので、素早く異常事態を回避することができる。
【0099】
また、異常が検出されと、直ちに応急用の目標エンジン回転数としてエンジン回転数指示装置の指示に応じた目標エンジン回転数が与えられるので、素早くエンジン回転数指示装置によりエンジン回転数を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる建設機械のエンジン制御装置の全体構成を示す図である。
【図2】エンジンコントローラの障害発生時の制御機能を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるエンジンコントローラの障害発生時の制御機能を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係わる建設機械のエンジン制御装置の全体構成を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係わる建設機械のエンジン制御装置の全体構成を示す図である。
【図6】エンジンコントローラの障害発生時の制御機能を示す機能ブロック図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係わる建設機械のエンジン制御装置の全体構成を示す図である。
【図8】エンジンコントローラの障害発生時の制御機能を示す機能ブロック図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態におけるエンジンコントローラの障害発生時の制御機能を示す機能ブロック図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係わる建設機械のエンジン制御装置の全体構成を示す図である。
【図11】エンジンコントローラの障害発生時の制御機能を示す機能ブロック図である。
【図12】従来のメカニカルガバナ方式の建設機械のエンジン制御装置を示す図である。
【図13】従来の電子制御方式の建設機械のエンジン制御装置を示す図である。
【図14】従来の他の電子制御方式の建設機械のエンジン制御装置を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 燃料調整装置
3,3A,3B,3C エンジンコントローラ
4 エンジンコントロールダイヤル(ECダイヤル)
5 車体コントローラ
6 通信路(信号線)
7a,7b,7c ハーネス
8 接続切換スイッチ
11 最低回転数設定部
12 異常検出部
13,13A 切り換え部
14 目標エンジン回転数演算部
15 最大値選択部
16 接続切換検出部
18 接続切換コネクタ
21 ハーネス
22 エンジン回転数固定スイッチ
23 入力線
24 接地線
25 一定目標エンジン回転数設定部
26 スイッチ操作検出部
31 ハーネス
32 ハンディターミナル設定ON/OFF部

Claims (3)

  1. エンジン回転指示装置と、このエンジン回転指示装置からの指示に基づき目標エンジン回転数を演算する車体コントローラと、この車体コントローラからの目標エンジン回転数に基づき燃料噴射指令を演算するエンジンコントローラと、前記燃料噴射指令に基づきエンジン回転数を制御する燃料調整装置と、前記車体コントローラから前記エンジンコントローラに車体コントローラで演算した目標エンジン回転数を送る信号線とを備える建設機械のエンジン制御装置において、
    前記信号線により前記車体コントローラから前記エンジンコントローラに送られる目標エンジン回転数の異常を検出する異常検出手段と、
    応急用の目標エンジン回転数を生成する手段と、
    前記異常検出手段で前記目標エンジン回転数の異常が検出されると前記車体コントローラからの目標エンジン回転数を前記応急用の目標エンジン回転数に切り換え、これを前記燃料噴射指令を演算するための目標エンジン回転数として出力する選択手段と、
    前記エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続を、前記エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換える接続切換手段とを備え、
    前記応急用の目標エンジン回転数を生成する手段は、前記エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続が前記エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換えられることにより前記エンジン回転数指示装置からの指示を直接入力し、その指示に応じた目標エンジン回転数を演算し前記応急用の目標エンジン回転数とする手段であることを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  2. 請求項記載の建設機械のエンジン制御装置において
    記選択手段は、最低エンジン回転数を設定する第1手段と、前記異常検出手段で前記目標エンジン回転数の異常が検出されると前記車体コントローラからの目標エンジン回転数を前記最低エンジン回転数に切り換える第2手段と、前記応急用の目標エンジン回転数と前記最低エンジン回転数のうちの大きな方を選択する第3手段とを有することを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  3. 請求項記載の建設機械のエンジン制御装置において、
    前記接続切換手段により前記エンジン回転指示装置と車体コントローラとの接続から前記エンジン回転指示装置とエンジンコントローラとの接続に切り換えられたことを検出する接続切換検出手段を更に備え、
    前記選択手段の第2手段は、前記接続切換検出手段により接続の切換が検出されると前記最低エンジン回転数を保持することを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
JP2002049201A 2002-02-26 2002-02-26 建設機械のエンジン制御装置 Expired - Fee Related JP4070478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049201A JP4070478B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 建設機械のエンジン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049201A JP4070478B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 建設機械のエンジン制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007293512A Division JP4484916B2 (ja) 2007-11-12 2007-11-12 建設機械のエンジン制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003254137A JP2003254137A (ja) 2003-09-10
JP4070478B2 true JP4070478B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=28661774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002049201A Expired - Fee Related JP4070478B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 建設機械のエンジン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4070478B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049731A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Blitz:Kk 車両情報表示装置
JP4700596B2 (ja) * 2006-12-05 2011-06-15 日立建機株式会社 建設機械のエンジン制御装置
JP4484916B2 (ja) * 2007-11-12 2010-06-16 日立建機株式会社 建設機械のエンジン制御装置
JP5185056B2 (ja) 2008-10-16 2013-04-17 ヤンマー株式会社 エンジン回転数制御装置
JP5275289B2 (ja) * 2010-06-09 2013-08-28 日立建機株式会社 建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003254137A (ja) 2003-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7677937B2 (en) Operator control system of boat
JP4070478B2 (ja) 建設機械のエンジン制御装置
EP1580335B1 (en) Safety securing system for operation lever of construction vehicle
JP4443726B2 (ja) 機械のパワー制御システム
US6619259B2 (en) Electronically controlled throttle control system
JP4484916B2 (ja) 建設機械のエンジン制御装置
KR101627006B1 (ko) 건설중장비의 엔진 회전수 비상 제어 장치
KR100702178B1 (ko) 건설중장비의 엔진회전수 제어장치 및 제어방법
CN113446155B (zh) 风力发电机组运行控制方法、变桨控制器和变桨驱动器
EP1359057A2 (en) Vehicle data transmission system with link redundancy
KR101202893B1 (ko) 차량의 페일-세이프를 제어하기 위한 방법 및 전동식 조향장치
JP2006242100A (ja) 作業機械のエンジン制御装置
JP6984464B2 (ja) 負荷制御システム
JP3417833B2 (ja) 油圧制御装置
KR101091622B1 (ko) 자동차용 변속기의 레버포지션 통신 방법 및 장치
KR101861438B1 (ko) 스타터 스위치를 활용한 건설기계의 오토 스타트 제어 장치
US20220205222A1 (en) Shovel
US11994081B2 (en) Apparatus for active engine idle control
JP2011012626A (ja) 建設機械の駆動制御装置
JPH02279836A (ja) 油圧式建設機械の原動機回転数制御装置
KR19990059481A (ko) 전자유압식 건설기계의 진단 장치
JP2002023801A (ja) 油圧建設機械の馬力制御装置
JP2851219B2 (ja) 油圧ポンプ駆動用エンジンの制御方法
KR20220166571A (ko) 차량용 로우 사이드 드라이버의 진단장치 및 그 제어방법
JP2001051757A (ja) 電子制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4070478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees