JP4070252B2 - 治療制御装置 - Google Patents

治療制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4070252B2
JP4070252B2 JP29135895A JP29135895A JP4070252B2 JP 4070252 B2 JP4070252 B2 JP 4070252B2 JP 29135895 A JP29135895 A JP 29135895A JP 29135895 A JP29135895 A JP 29135895A JP 4070252 B2 JP4070252 B2 JP 4070252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment
output
treatment medium
medium
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29135895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09131351A (ja
Inventor
恭二郎 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP29135895A priority Critical patent/JP4070252B2/ja
Publication of JPH09131351A publication Critical patent/JPH09131351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4070252B2 publication Critical patent/JP4070252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光や高周波電流等の治療媒体を用いて生体組織の切断や凝固止血等の治療を行なう治療システムに係わり、特に、治療媒体の出力制御を行なう治療制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ光や高周波電流等の治療媒体を生体組織に出力(照射)し、組織の吸収による熱作用により当該組織を切断や凝固止血するレーザメスや電気メス等の治療装置がある。また、ルビーレーザ光線(ビーム)が生体組織のメラニン色素に良く吸収されることを利用し、茶痣や黒痣等の痣等にルビーレーザ光を照射して同痣の破壊治療を行なうレーザ治療装置がある。
【0003】
特に、レーザ光は短波長のため微少部位への集光性に優れていることから、レーザメス治療装置は、例えば図6に示すように直径高々20mm程度の穴を脳に開けて行なう手術や内視鏡下の腹腔内手術等の直接手作業を行なうことが難しい微細な手術(マイクロサージャリー)等にも用いられ、その有用性はますます増大していくことが予想される。
【0004】
上記治療装置の一例として、レーザメス治療装置は、レーザ発振器,レーザ発振器から発振されたレーザ光を案内する屈曲自在な導光路,集光レンズを有するハンドピース等を有している。
【0005】
治療の際には、医師は、患部を直接肉眼で視認するか、あるいはモニタを介して視認した後で、例えばハンドピースを3次元的に動かしてレーザ光の照射位置を治療部位に一致させる。そして医師は、レーザ光照射位置が治療部位上にあることを確認した上でレーザ光を照射し、当該治療部位の切断や凝固止血治療等を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
レーザ光や高周波電流等の治療媒体を用いた治療においては、治療部位周辺の正常組織に影響を与えないことが大切であり、このため、治療媒体を治療部位にのみ正確に出力することが重要である。
【0007】
しかしながら、治療媒体の出力位置が治療部位上に位置しているか否かは医師がモニタ等を介して視認することのみで判断しているため、医師の不注意や突発事故等により万が一治療媒体の出力位置が治療部位から外れた場合には、治療部位周辺の正常組織に治療媒体が出力されてしまい、その正常組織に悪影響を及ぼす危険性があった。
【0008】
このため、レーザ光や高周波電流等の治療媒体を用いた治療においては、医師は治療媒体出力位置が治療部位から外れないように常に監視していなければならず、また、上記理由により不注意も許されないため、心理的負担が非常に高かった。
【0009】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、治療媒体出力位置が誤って治療部位から外れてしまった場合には、治療媒体出力指令に関係なく常に治療媒体の出力を停止することにより、治療部位周辺の正常組織に対して悪影響を及ぼす危険性を排除し、医師の負担を大幅に軽減させることをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、生体組織の切断、凝固止血等の治療を行なう治療媒体を出力する治療媒体出力部を任意に移動させて被検体の治療部位に治療媒体出力位置を合わせ、前記治療媒体出力部から治療媒体を出力して同治療部位を治療するシステムにおいて、前記治療媒体出力部から治療媒体を出力することを任意に指令し得る出力指令手段と、前記治療媒体を出力する範囲を任意指定し得る出力範囲指定手段と、任意に移動された前記治療媒体出力部から出力される前記治療媒体出力位置が治療媒体出力範囲に含まれているか否かを判断する判断手段と、この判断手段の判断の結果、治療媒体出力位置が治療媒体出力範囲に含まれていないと判断された場合に、前記出力指令手段における指令の有無に関わらず常に治療媒体の出力を停止させる治療媒体出力制御手段とを備えたものである。
【0011】
特に、請求項2に記載した治療制御装置では、前記前記治療媒体はレーザ光である。
【0012】
特に、請求項3に記載した治療制御装置では、前記前記治療媒体は高周波電流である。
【0013】
また特に、請求項4記載の治療制御装置では、前記出力範囲指定手段は、前記被検体の治療部位を含む画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段により撮像された画像を表示する表示手段と、この表示手段により表示された画像上に前記治療媒体出力範囲を入力するポインティングデバイスとを備えている。
【0014】
さらに、請求項5記載の治療制御装置では、治療媒体の出力位置を指定する出力位置指定手段と、指定された出力位置に基づいて前記治療媒体出力部を自動的に移動させて、治療媒体出力位置を指定された出力位置へ合わせる移動制御手段とを備えている。
【0015】
さらにまた、請求項6記載の治療制御装置では、治療媒体の出力位置を指定する出力位置指定手段を備え、指定された出力位置に基づいて前記治療媒体出力部をマニュアルで移動させて、治療媒体出力位置を指定された出力位置へ合わせるようにしている。
【0016】
本発明によれば、例えば出力位置指定手段によりレーザ光等の治療媒体の出力位置が指定されると、例えば移動制御手段により治療媒体出力部が自動的に移動して治療媒体出力位置が指定された出力位置に一致する。治療媒体出力位置が指定された出力位置に一致した状態で、医師等の操作により治療媒体出力指令が治療装置の出力部等に送られる。
【0017】
一方、例えば撮像手段により被検体の治療部位を含む画像が撮像され、表示手段により表示されている。そして、医師等によるマウス等のポインティングデバイスの操作により、画像に表示された治療部位上に治療媒体の出力範囲が指定されている。
【0018】
このとき、前記判断手段により、治療媒体出力部から出力される前記治療媒体出力位置が治療媒体出力範囲に含まれているか否かが判断され、この判断の結果当該治療媒体出力位置が治療媒体出力範囲に含まれていないと判断された場合に、前記治療媒体出力制御手段により前記治療媒体出力指令に関わらず常に治療媒体の出力が停止される。したがって、治療媒体出力範囲外、すなわち治療部位周辺の正常組織部分に治療媒体出力位置が設定されている場合では、治療媒体の出力が常に停止制御される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。なお、本発明の治療制御装置を備えたレーザ光や高周波電流等の治療媒体による治療システムの一例として、本実施形態では、レーザメス治療システムについて説明する。
【0020】
本実施形態におけるレーザメス治療システムの概略構成を図1に示し、そのシステム構成を図2に示す。図1及び図2によれば、レーザメス治療システム1は、被検体にレーザ光を照射するためのレーザメス部2と、被検体である患者Pの治療部位を撮像する例えば顕微鏡、CCDカメラ、超音波断層撮影装置(US)、サーモグラフィ(温度画像)等の撮像部(本実施形態では、CCDカメラとして説明する)3と、CCDカメラ3により撮像された患者Pの治療部位の画像を観察可能に表示するビューアー4と、CPU5,そのCPU5に接続されたポインティングデバイス(本実施形態ではマウス6とする)及びキーボード等を有し、医師Dから各種制御情報を入力可能なコンソール(制御卓)7とを備えている。
【0021】
レーザメス部2は、例えばCO2 レーザ光を発振するレーザ発振器10,及びレーザ発振器10のON/OFF駆動制御やレーザ照射方向を制御するとともに、後述する図5に示す処理を行なうコントローラ11を有したレーザメス部本体12と、医師Dが握持して手動操作可能なレーザ光出射部であるハンドピース13と、レーザメス部本体12に設置され、ハンドピース13を支持する支持アーム14とを備えている。
【0022】
支持アーム14は、レーザ発振器10から発振されたレーザ光をハンドピース13へ案内する導光路としての機能と、ハンドピース13を自動的に三次元方向に移動させる機能とを有している。すなわち、支持アーム14は、例えば光ファイバーから成る導光路15と、この導光路15内の複数位置に関節部としてそれぞれ設けられたy軸方向を中心に回動自在な回動機構16a及びx軸方向を中心に回動自在な回動機構16b…16bとを有し、回動機構16a及び回動機構16bがレーザメス支持アーム駆動部17を構成する。上記回動機構16a,16b…16bの回動により、導光路15を屈曲させてハンドピース13を三次元的に移動させることができる。ハンドピース13の出射端側には集光レンズが内蔵され、導光路15内を案内されたレーザ光は、集光レンズを介して所定位置(レーザ光照射位置)に集光されるようになっている。また、レーザメス部本体12には、回動機構16a,16b…16bの回動量を制御可能な支持アーム駆動制御部18が設けられている。この支持アーム駆動制御部18は、コントローラ11に接続されている。
【0023】
コントローラ11には、ポインティングデバイスであるジョイスティック20及びレーザ発振器10のON/OFF指令を行なうためのフットスイッチ21が接続されている。ジョイスティック20は、例えばコンソール7上に設置され、医師等が当該ジョイスティック20を任意の方向に動かすことにより、コントローラ11にレーザメスの位置及び方向を指定可能になっている。また、フットスイッチ21は、コンソール7の近傍(医師Dの足部の近傍)に配設されており、医師Dが同フットスイッチ21を足踏することにより、コントローラ11を介してレーザ発振器10に対しレーザ照射(発振)指令(ON指令)あるいはレーザ照射(発振)停止指令(OFF指令)が送られるようになっている。
【0024】
CCDカメラ3は、例えば多関節アーム25を介して天井等から懸吊されている。CCDカメラ3の位置及び方向を検出する例えば複数個の角度センサが、多関節アーム25の例えば各関節近傍にそれぞれ設置されている。この複数個の角度センサがCCDカメラ位置・方向検出部26を構成する。複数個の角度センサは、多関節アーム25の各関節の回転角度を検出し、その検出データをCCDカメラ3の位置及び撮像方向を特定するデータ(位置及び方向データ)としてコンソール7のCPU5に送るようになっている。
【0025】
ビューアー4は、医師Dの頭部にバンド等により装着されるか、あるいは本実施形態に示すように、多関節アーム30により懸吊されている。この多関節アーム30の各関節の回動により、ビューアー4の位置及び向きが任意に移動可能になっている。このビューアー4は、図3に示すように箱状のフレーム31と、このフレーム31の一方の側面に設けられた医師Dが観察するための覗き窓32と、この覗き窓32に対向して当該ビューアー4の他側の端部に配設されたTVモニタ33とを備えている。このTVモニタ33はコンソール7のCPU5に接続され、CCDカメラ3により撮像されCPU5により所要の処理が施された画像信号を表示するようになっている。また、医師Dは、前記TVモニタ33に表示された画像を覗き窓32から観察可能になっている。
【0026】
コンソール7に設けられたマウス6は、医師Dの当該マウス6の移動操作によりTVモニタ33上のカーソルを移動させて、そのTVモニタ33上の所望位置や所望領域を指定可能になっている。
【0027】
CPU5は、CCDカメラ位置・方向検出部26である複数個の角度センサから送られたCCDカメラ5の位置及び方向データ,及びマウス6から送られたポインティングデータ等に基づいて後述する図4に示す処理を行なうようになっている。
【0028】
次に本実施形態の全体動作について説明する。
【0029】
レーザ治療を開始するにあたり、医師Dは、CCDカメラ3の位置及び撮像方向を患者Pの治療部位の位置に合わせて設定する。CCDカメラ3の位置及び撮像方向の設定が終了すると、そのCCDカメラ3により治療部位の画像データが取得される。この画像データは、CPU5を介して適宜処理された後でビューアー4のTVモニタ33に表示される。この結果、医師Dは、ビューアー4のTVモニタ33を介して治療部位を観察することができる。
【0030】
一方、CCDカメラ位置・方向検出部26である複数の角度センサにより、治療部位撮像中のCCDカメラ4の位置及び撮像方向が検出され、CPU5に送られている。CPU5は図4示す処理を行なっているため、送られた位置及び方向データを内部メモリに保持する(ステップS1)。
【0031】
そして、医師Dは、ビューアー4のTVモニタ33を視認しながら、コンソール7のマウス20を操作してカーソルを移動させることにより、図5に示すように、モニ33に表示された画像I上に、レーザ光を照射したい治療部位の一部(あるいは全部)を表すレーザ光照射範囲Rを指定する。この指定データ(ポインティングデータ)はCPU5に送られる。CPU5は、その指定データを内部メモリ保持し、照射可能範囲データとしてコントローラ11に送る(ステップS2)。コントローラ11は、この照射可能範囲データを内部メモリに読み込む(ステップS3)。
【0032】
続いて医師Dは、TVモニタ33の治療部位を示す画像を観察しながら、ジョイスティック20を操作して、レーザメスのレーザ光照射位置を特定するためのレーザメスの位置及び方向を指定するデータ(レーザメス位置・方向データ)を入力する。入力されたレーザメス位置・方向データは、コントローラ11に送られる。コントローラ11は、送られたレーザメス位置・方向データを読み込んで内部メモリに保持し(ステップS4)、同データに応じて支持アーム駆動制御部18及び支持アーム駆動部17を介してレーザメス(ハンドピース13及び導光路15)をジョイスティック20の指定位置へ移動させる(ステップS5)。
【0033】
この状態で、医師Dは、フットスイッチ21を足踏みしてレーザ照射指令(ON指令)をコントローラ11に送る。コントローラ11は、送られたON指令を読み込み(ステップS6)、ON指令が送られた状態でのレーザメスのレーザ光照射位置(ジョイスティック20の指定位置)が内部メモリに保持された照射可能範囲に含まれているか否かを判断する(ステップS7)。ステップS7の処理の結果YESの場合には、コントローラ11はレーザ発振器10を発振させてレーザ光をレーザ光照射位置へ照射し(ステップS8)、処理を終了する。
【0034】
一方、ステップS7の判断の結果NOの場合には、コントローラ11は送られたON指令に関係なく常にレーザ発振器10のレーザ発振を停止制御して処理を終了する(ステップS9)。
【0035】
したがって、医師の不注意による設定ミスや突発事故等によるレーザメスの予測不可能な移動等により、レーザメスの照射位置が治療部位のレーザ光照射範囲から外れた場合、仮にレーザ光照射指令が送られても絶対にレーザ光は照射されないため、レーザ光照射範囲外の正常組織にレーザ光が照射される危険性が完全に排除され、安全性が向上する。また、上記医師の不注意に起因してレーザ光照射範囲から外れた状態でレーザ光発振指令を送った場合でもレーザ光照射範囲外の正常組織にレーザ光が照射される危険性が解消されているため、同医師の心理的負担が大幅に緩和される。
【0036】
なお、本実施形態において、レーザ光の照射位置を示すマーカーをTVモニタに表示させて、そのマーカーがレーザ光照射範囲内にあるか否かでレーザ光照射位置が照射可能範囲に含まれるか否かを判断してもよい。
【0037】
また、本実施形態において、レーザメスを支持アーム駆動部及び支持アーム駆動制御部により自動的に移動させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば医師がレーザメスのハンドピースを握持して手動で移動させてもよい。
【0038】
さらに、本実施形態では、CCDカメラにより撮像された治療部位の画像上においてマウスにより照射可能範囲データの指定を行なったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、治療部位を含む画像を予めX線CT装置やMRI装置等の医用画像撮影装置により撮影しておき、レーザメスによる治療に先立って、レーザ光照射可能範囲を同画像上に予め設定しておいてもよい。
【0039】
さらにまた、レーザ光照射範囲を直接患者P上にペン等で書き入れてもよい。この場合、ペンで書き入れられたレーザ光照射範囲を含む治療部位の画像をCCDカメラ等で撮影することにより、同レーザ光照射範囲を認識することができる。
【0040】
本実施形態では、CCDカメラの画像をビューアーシステムにより表示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば通常の机上型のTVモニタ等に表示してもよい。
【0041】
一方、本実施形態はレーザメス治療システムについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばレーザ発振器としてルビーレーザ発振器を用い、所定の面積に均一な出力分布を有するレーザを照射して痣等を焼灼する痣治療レーザシステムにも適用できる。また、治療用ビームとして高周波電流を用いた電気メス治療システムにおいても同様に適用できる。
【0042】
電気メス治療システムは、ハンドピース先端のメス先電極を被検体の治療部位に当接させて同メス先電極から高周波電流を治療部位へ流し、当該治療部位を治療するものである。上述したレーザ光治療システムと比べてみると、レーザ発振器が高周波電流発振器となり、ハンドピースの構造が異なる(ハンドピース先端にメス先電極が設けられていること等)点以外は略同様である。つまり、電気メス治療システムでは、メス先電極を当接する位置(上述したレーザ光照射位置に対応する)が照射可能範囲R′に含まれているか否かが判断され、この判断の結果、NOの場合には、コントローラ11′はフットスイッチ21′から送られるON指令に関係なく常に高周波電流発振器10′の発振を停止制御する(ステップS9′)ようになっているため、上述したレーザメス治療システムと略同様の効果が得られる。
【0043】
なお、レーザメス治療システムで述べた変形例は、痣治療レーザシステムや電気メス治療システムにおいても同様に実施可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、万が一治療媒体照射範囲外、すなわち治療部位周辺の正常組織部分に治療出力位置が設定されしまった場合においても、治療媒体の出力が常に停止制御されるため、治療部位周辺の正常組織に対して悪影響を及ぼす危険性を完全に排除することができる。したがって、レーザ光や高周波電流等の治療媒体を用いた治療システムの安全性を大幅に向上させるとともに、医師の負担を大幅に軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるレーザメス治療システムの構成を示す側面図。
【図2】本発明の実施形態に係わるレーザメス治療システムの概略ブロック図。
【図3】ビューアーの概略構成を示す断面図。
【図4】本発明の実施形態におけるCPU及びコントローラの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図5】TVモニタに表示された画像上に指定されたレーザ光照射範囲を示す図。
【図6】マイクロサージャリーの一例として、直径高々20mm程度の穴を脳に開けて行なう手術を説明するための図。
【符号の説明】
1 レーザメス治療システム
2 レーザメス部
3 CCDカメラ
4 ビューアー
5 CPU
6 マウス
7 コンソール
10 レーザ発振器
11 コントローラ
12 レーザメス部本体
13 ハンドピース
14 支持アーム
15 導光路
16a,16b 回動機構
17 支持アーム駆動部
18 駆動制御部
20 ジョイスティック
21 フットスイッチ
25 多関節アーム
26 CCDカメラ位置・方向検出部
30 多関節アーム
31 フレーム
32 覗き窓
33 TVモニタ

Claims (6)

  1. 生体組織の切断、凝固止血等の治療を行なう治療媒体を出力する治療媒体出力部を任意に移動させて被検体の治療部位に治療媒体出力位置を合わせ、前記治療媒体出力部から治療媒体を出力して同治療部位を治療するシステムにおいて、
    前記治療媒体出力部から治療媒体を出力することを任意に指令し得る出力指令手段と、
    前記治療媒体を出力する範囲を任意指定し得る出力範囲指定手段と、
    任意に移動された前記治療媒体出力部から出力される前記治療媒体出力位置が治療媒体出力範囲に含まれているか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段の判断の結果、治療媒体出力位置が治療媒体出力範囲に含まれていないと判断された場合に、前記出力指令手段における指令の有無に関わらず常に治療媒体の出力を停止させる治療媒体出力制御手段とを備えたことを特徴とする治療制御装置。
  2. 前記治療媒体はレーザ光である請求項1記載の治療制御装置。
  3. 前記治療媒体は高周波電流である請求項1記載の治療制御装置。
  4. 前記出力範囲指定手段は、前記被検体の治療部位を含む画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段により撮像された画像を表示する表示手段と、この表示手段により表示された画像上に前記治療媒体出力範囲を入力するポインティングデバイスとを備えた請求項1記載の治療制御装置。
  5. 前記治療媒体の出力位置を指定する出力位置指定手段と、指定された出力位置に基づいて前記治療媒体出力部を自動的に移動させて、治療媒体出力位置を指定された出力位置へ合わせる移動制御手段とを備えた請求項4記載の治療制御装置。
  6. 前記治療媒体の出力位置を指定する出力位置指定手段を備え、指定された出力位置に基づいて前記治療媒体出力部をマニュアルで移動させて、治療媒体出力位置を指定された出力位置へ合わせるようにした請求項4記載の治療制御装置。
JP29135895A 1995-11-09 1995-11-09 治療制御装置 Expired - Fee Related JP4070252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29135895A JP4070252B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 治療制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29135895A JP4070252B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 治療制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09131351A JPH09131351A (ja) 1997-05-20
JP4070252B2 true JP4070252B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=17767898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29135895A Expired - Fee Related JP4070252B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 治療制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4070252B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19932032C2 (de) * 1999-07-09 2003-07-24 Eppendorf Ag Vorrichtung zur Mikro-Dissektion von Gewebe
JP2001198136A (ja) * 2000-01-19 2001-07-24 Olympus Optical Co Ltd 手術用エネルギ処置システム
JP4960112B2 (ja) 2007-02-01 2012-06-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡手術装置
JP2010057531A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Seiko Epson Corp 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法および手術装置
KR20190064273A (ko) * 2017-11-30 2019-06-10 주식회사 루트로닉 의료용 레이저 장치 및 의료용 레이저 장치의 동작 방법을 저장한 컴퓨터 판독 가능 저장매체

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09131351A (ja) 1997-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4101951B2 (ja) 手術用顕微鏡
JP5410003B2 (ja) 超音波手術システムおよび方法
JP5148092B2 (ja) エネルギ手術装置
JP2007505679A (ja) 生物学的組織上で光−熱−機械的作用を生じさせるための方法およびその装置
CN106999250A (zh) 用于机器人辅助的医疗处理的系统
EP2113218B1 (en) Laser heated tissue treatment device
JP2010042182A (ja) レーザ治療装置
JP2001340350A (ja) 医療システム
US6642686B1 (en) Swivel arm with passive actuators
JP2000237205A (ja) 超音波治療装置
KR20120027074A (ko) 피부두께, 색채감별 및 영상인식장치를 이용한 레이저 시술시스템
JP4070252B2 (ja) 治療制御装置
EP3988036A1 (en) Cutter, forceps, surgical system, medical system, robot, medical robot for surgery, and surgical system
EP3653122B1 (en) Catheter with irrigator and/or aspirator and with fiber-optic brain-clot analyzer
JP3339952B2 (ja) 剥離処置具
KR20160129311A (ko) 바늘삽입형 중재시술 로봇시스템
CN113749694A (zh) 穿刺取活检及消融系统
JP2003284716A (ja) 放射線診断装置及び治療用挿入体
US11712287B2 (en) Grasper tool with coagulation
JPH11347043A (ja) 内視鏡下外科手術装置
US20240024047A1 (en) Systems for retracting and adjusting elongate flexible devices and associated methods
US20210353328A1 (en) Surgical system use flow and tools
JP2005287832A (ja) 加熱治療装置
JPS6320547B2 (ja)
JPH10192333A (ja) 眼科手術装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060322

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees