JP4066018B2 - ネットワーク管理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通信装置(ネットワークのノード)を伝送路を介して接続したネットワークのパス(トレイル)をシグナリング情報を用いて設定し、ネットワーク管理システムにより、ネットワークを管理するネットワーク管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の通信装置(クロスコネクト装置を含むノード)を伝送路を介して接続したネットワークに於いて、通信対向装置間のパスを設定する手段として、ネットワーク管理システムに於いてパス経路計算を行い、求めたパス経路の各通信装置にパス切替要求を行い、各通信装置はクロスコネクト装置によるパス切替えに対する応答をネットワーク管理システムに送出する。それにより、ネットワーク管理システムは、応答を収集してパスの管理を行うことができる。又ネットワーク管理システムと各通信装置との間に装置管理システムを設けたネットワークが知られており、この場合は、ネットワーク管理システムと各通信装置との間は、装置管理システムを介して各種の情報の転送が行われる。
【0003】
又シグナリング情報を用いてパスを設定する手段も知られている。この場合は、パス切替要求に従って、通信装置間でパス設定シグナリングメッセージを交換することによりパスを設定するもので、パス設定シグナリングメッセージを受信した通信装置は、クロスコネクト装置による入力ポートと出力ポートとの間のパス切替えを行い、ネットワーク管理システムに、又は装置管理システムを介してネットワーク管理システムに、パス切替応答を送出する。このパス切替応答を受信したネットワーク管理システムは、対応するパス(トレイル)の検索や、パス(トレイル)を構成するサブネットワークコネクションを総てトレースして、パス設定の確認を行うものである。
【0004】
又インターネットについての標準化団体のIETF(Internet Engineering Task Force)に於いて、ルータ間の経路を制御するプロトコルのMPLS(Multiprotocol Label Switching)を拡張したGMPLS(Generalized Multiprotocol Label Switching)シグナリングプロトコルの仕様を策定している(例えば、非特許文献1参照)。
【0005】
又国際電気通信連合の電気通信標準化部門(ITU−T;International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector)に於いては、トランスポートネットワークを発展させたASON(Automatically Switched Optical Network)の仕様を策定中である(例えば、非特許文献2参照)。
【0006】
【非特許文献1】
IETF drft,“Generalized MPLS Sinnaling−RSVP−TE Extensions”,draft−ietf−mpls−generalized−rsvp−te−09.txt.September 2002.
【非特許文献2】
ITU−T勧告 G.8080/Y.1304,“Architecture for the Automatically Switched Optical Network(ASON)”
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のネットワーク管理システムに於いて、パス経路を計算し、このパス経路に沿った通信装置に対してパス切替要求を送出して、要求されたパスを形成する場合、パス経路の通信装置の個数が多くなるに伴って、パス経路の計算量や各通信装置に対するパス切替要求の送出処理量等が増大するから、ネットワーク管理システムの処理負担が非常に大きくなる問題がある。更に、パス切替要求に対してパス切替えが不可能の状態の通信装置が存在すると、ロールバック処理やパス経路の再計算処理等を行うことになり、一層処理負担が増加する問題がある。
【0008】
又従来のパス設定シグナリングメッセージを送出して、通信装置間でパス設定を行う場合、前述のように、パス経路の各通信装置に対してそれぞれ切替要求を送出する場合に比較して、ネットワーク管理システムの処理負担は軽減されるが、ネットワーク管理システムは、各通信装置からのパス切替情報又は装置管理システムからのサブネットワークコネクション生成通知を受信することにより、対応するパス(トレイル)の検索及び全サブネットワークコネクションのトレースによってパス設定を確認する必要がある。前述の勧告案についても同様である。従って、ネットワーク管理システムの処理量及び処理時間が依然として大きく、又保守端末等から特定の通信装置に於けるパス切替えの制御を行う場合もあるから、ネットワーク管理システムに於いては、パス切替えの要因の把握が困難である問題があった。
【0009】
本発明は、従来の問題点を解決するもので、ネットワーク管理システムの処理量を削減し、パス設定の処理時間の短縮を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のネットワーク管理方法は、図1を参照して説明すると、ネットワーク管理システム(NMS)1により複数の装置管理システム(EMS)2を管理し、この装置管理システム2により複数の通信装置(XC)3を管理するネットワークの管理方法であって、通信装置3は、パス切替要求に従ってパス切替えを行い、このパス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むメッセージを、装置管理システム2に送出し、この装置管理システム2からパス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出し、このサブネットワークコネクション生成通知メッセージを受信したネットワーク管理システム1に於いて通信装置3間に形成したパスを含む管理を行う過程と、前記ネットワーク管理システムのパス管理部によりパス切替えの要求に従ったパス設定の経路計算を行い、該経路計算により求めたパスに対応する管理オブジェクトのトレイル及びサブネットワークコネクションを予約状態とし、且つシグナリングアドレスに変換してパス設定シグナリングメッセージを生成し、該パス設定シグナリングメッセージを前記パス設定の始点の通信装置に送出し、前記装置管理システム2からのサブネットワークコネクションに含まれるシグナリング情報をキーとして、トレイルを検索し、このトレイルに登録されているサブネットワークコネクションをアクティブとし、このトレイル内の全サブネットワークコネクションがアクティブとなった時に、このトレイルをアクティブとする過程とを含むものである。
【0011】
又ネットワーク管理システム1からパス設定経路の始点の通信装置3にパス設定シグナリングメッセージを送出し、パス設定経路に沿った通信装置3間に順次パス設定シグナリングメッセージを転送し、このパス設定シグナリングメッセージを受信した通信装置3は、パス切替えを行って、パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むSW状態変更通知メッセージを装置管理システム2に送出し、この装置管理システム2は、ネットワーク管理システム1に対して、パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出する過程を含むものである。
【0012】
又ネットワーク管理システム1からパス設定経路の始点の通信装置3にパス設定シグナリングメッセージを送出し、パス設定経路に沿った通信装置3間に順次パス設定シグナリングメッセージを転送し、このパス設定シグナリングメッセージを受信した通信装置3はパス切替えを行い、パス設定経路の終点の通信装置3に於けるパス切替えにより確認メッセージを始点の通信装置方向に送出し、確認メッセージを装置管理システム2の管理範囲端の通信装置が受信した時に、装置管理システム2の管理範囲内の通信装置のパス切替えの情報を含むSW状態変更リスト通知メッセージを、装置管理システム2に送出する過程を含むことができる。
【0013】
又ネットワーク管理システム1のパス管理部11によりパス切替えの要求に従ったパス設定の経路計算を行い、この経路計算により求めたパスに対応する管理オブジェクトのトレイル及びサブネットワークコネクションを予約状態とし、且つシグナリングアドレスに変換してパス設定シグナリングメッセージを生成し、このパス設定シグナリングメッセージを、パス設定の始点の通信装置に送出し、装置管理システム2からのサブネットワークコネクション生成通知メッセージを受信した時、このサブネットワークコネクション生成通知メッセージに含まれるシグナリング情報をキーとして、トレイルを検索し、このトレイルに登録されているサブネットワークコネクションをアクティブとし、このトレイル内の全サブネットワークコネクションがアクティブとなった時に、このトレイルをアクティブとする過程を含むことができる。
【0014】
又パス設定シグナリングメッセージに、経路計算により求めたパス設定の経路を明示する明示ルート情報と、ユーザによるコネクションネームとを格納するフィールドを設け、SW状態変更通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、パス設定シグナリングメッセージのID又は前記コネクションネームを挿入し、サブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、SW状態変更通知メッセージのシグナリング情報又は装置管理システムからパス切替えの要求を行った場合を示す情報を挿入して送出する過程を含むことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1はネットワークの説明図であり、1はネットワーク管理システム(NMS;Network Management System)、2は装置管理システム(EMS;Element Management System)、3は通信装置(XC;クロスコネクト装置,ACM;挿入分岐装置等を含むノード)、11はパス管理部、12はサブネットワーク管理部、13は通信制御部、14はデータベースを示す。又通信装置3間の伝送路は、光伝送路として、SDH(Synchronous Digital Hierachy)方式やSONET(Synchronous Opical Network)方式による光信号或いは波長多重化光信号を伝送する構成とすることができる。
【0016】
ネットワーク管理システム1は、パス管理部11と、サブネットワーク管理部12と、装置管理システム2との間で通信を行う通信制御部13と、ネットワーク管理の為のデータベース14とを含む構成を備えている。このネットワーク管理システム1は、オペレータ等によるパス設定の要求に従って、通信制御部13からパス経路の終端の通信装置3を指示したパス設定シグナリングメッセージを、直接又は装置管理システム2を介して、パス経路の始点の通信装置3に送信する。このパス設定シグナリングメッセージを受信した通信装置3は、制御網を介して対向する通信装置に対してパス設定シグナリングメッセージを転送する。
【0017】
又装置管理システム2は、ネットワーク管理装置1の通信制御部13との間で各種の情報の転送を行って、サブネットワーク単位等の複数の通信装置3を管理するもので、ネットワーク管理システム1の処理負担を軽減することができる。又パス設定の為に通信装置3間を転送するパス設定シグナリングメッセージは、例えば、図2の(A)に示すように、ヘッダと、パス設定シグナリングメッセージIDと、時刻と、ソースIDと、宛先IDと、明示ルート情報と、コネクションネーム等のフィールドを含むものである。又コネクションネームは、ユーザがコネクションの識別を容易にする場合に利用できる情報であり、又明示ルート情報は、例えば、パス管理部11に於けるパス経路計算結果に基づくパス設定のルートを指定する場合のルート情報である。
【0018】
パス経路の始点の通信装置3は、ネットワーク管理システム1からのパス設定シグナリングメッセージに従ってパス切替えを開始し、又パス経路の終点方向の次の通信装置3に対してパス設定シグナリングメッセージを転送する。そして、パス切替えを行った後、パス設定の応答としてSW状態変更通知メッセージを装置管理システム2に送出する。このSW状態変更通知メッセージは、例えば、図2の(B)に示すように、通知IDと、時刻と、SW状態変更通知と、切替えたポートを示すFROM AID及びTO AIDと、シグナリング情報等のフィールドを含むものである。このSW状態変更通知メッセージのシグナリング情報は、パス切替えの要因を示す情報を含むもので、例えば、図2の(A)のパス設定シグナリングメッセージの中のパス設定シグナリングメッセージID又はコネクションネーム等とすることができる。或いは、保守端末からのパス切替えや、装置管理システム2からのパス切替えの要求があった場合は、そのパス切替要因の情報を、シグナリング情報のフィールドに挿入する。
【0019】
装置管理システム2は、SW状態変更通知メッセージを受信すると、SW情報をサブネットワークコネクションとして保持すると共に、ネットワーク管理システム1に対してサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出する。このサブネットワークコネクション生成通知メッセージは、例えば、図2の(C)に示すように、インボークIDと、モードと、クラスIDと、インスタンスIDと、イベントタイプと、時刻と、シグナリング情報等のフィールドを含むものである。このシグナリング情報は、図2の(B)のSW状態変更通知メッセージに付加されているシグナリング情報とするものであるが、装置管理システム2からパス切替要求を行った場合は、そのパス切替要因の情報をシグナリング情報のフィールドに挿入する。
【0020】
ネットワーク管理システム1は、通信制御部13を介してサブネットワークコネクション生成通知メッセージを受信すると、サブネットワーク管理部12の処理によりデータベース14による管理情報を更新する。この場合のサブネットワークコネクション生成通知メッセージには、前述のように、パス設定シグナリングメッセージID等を含むシグナリング情報を含むものであるから、例えば、明示ルート情報を送出した場合、パス経路は明示ルートに従ったものであることを認識できる。従って、サブネットワークコネクションのトレース等を行わなくても、サブネットワークコネクションの確認が可能となり、ネットワーク管理システム1の処理負担を軽減することができる。
【0021】
図3はパス設定の説明図であり、ネットワーク管理システム(NMS)1に装置管理システム(EMS)21 ,22 を接続し、装置管理システム21 に通信装置(クロスコネクト装置XCを含むノード)31 ,32 を接続し、装置管理システム22 に通信装置(クロスコネクト装置XCを含むノード)33 ,34 を接続して、通信装置31 〜34 を管理するネットワークシステムを示すもので、装置管理システム21 ,22 の管理範囲は2台の通信装置の場合を示すが、更に多数の通信装置を含む場合が一般的である。
【0022】
ネットワーク管理システム1に於けるパス経路計算結果により、通信装置31 と通信装置34 との間にパスを設定する場合、パス経路の始点の通信装置31 に対して、前述のように、ネットワーク管理システム1から、図2の(A)に示す明示ルート情報を含むパス設定シグナリングメッセージを転送する。
【0023】
始点の通信装置31 は、パス切替えを開始し、又パス設定シグナリングメッセージの明示ルート情報に従って、次の通信装置32 に対してパス設定シグナリングメッセージを送出する。又パス切替えの終了により、装置管理システム21 に対して、図2の(B)に示すパス切替要因を示すシグナリング情報を含むSW状態変更通知メッセージを送出する。又通信装置32 も同様な処理を行い、パス設定シグナリングメッセージを次の通信装置33 に送出し、SW状態変更通知メッセージを装置管理システム21 に送出する。装置管理システム21 は、図2の(C)に示すパス切替要因を示すシグナリング情報を含むサブネットワークコネクション生成通知メッセージをネットワーク管理システム1に送出する。又通信装置33 ,34 と、装置管理システム22 も同様な処理を行う。
【0024】
ネットワーク管理システム1は、装置管理システム21 ,22 からのサブネットワークコネクション生成通知メッセージに付加されているシグナリング情報により、パス切替要因は、先のパス設定シグナリングメッセージによるものであることを識別し、パス経路内の装置管理システムの管理範囲のサブネットワークコネクションが全アクティブとなることにより、パス設定シグナリングメッセージによる新たなパス経路が生成されたことを認識することができる。
【0025】
図4はネットワーク管理システムのパス管理部の説明図であり、11はパス管理部、14はデータベース(DB)、15はパス設定管理部、16はシグナリングメッセージ生成部、17は経路計算部、18はEMSメッセージ生成部を示し、図1に於けるネットワーク管理システム1のパス管理部11と、データベース14とに示すものである。即ち、パス管理部11は、パス設定のシナリオを管理するパス設定管理部15と、パス設定要求に従ったパスの始点と終点とを基に最短経路や、現用経路に対する予備経路等のパス経路計算を行う経路計算部17と、装置管理システム(EMS)に対してサブネットワークコネクション要求メッセージを送出する為のEMSメッセージ生成部18と、パス設定シグナリングメッセージを生成するシグナリングメッセージ生成部16とを含む構成を有するものである。
【0026】
又データベース14には、ネットワーク管理システムに於ける管理対象のトレイル(Trail)や終点等の管理オブジェクトの情報を格納する。又シグナリング情報やシグナリングアドレスを格納できる構成とし、パス管理部11又はサブネットワーク管理部12(図1参照)から検索やデータ更新等の処理が行われ、ネットワーク管理システムに於いて管理するパス情報を格納する。
【0027】
オペレータ等からのシグナリングによるパス設定要求を、ネットワーク管理システムのパス管理部11が受信すると、パス設定管理部15に於いてパス設定シナリオ管理を開始し、シグナリングメッセージ生成部16に対してメッセージ生成要求を送出する。シグナリングメッセージ生成部16は、入力されたパス経路の始点,終点の情報を基にデータベース14を検索し、シグナリングで使用するアドレスに変換し、図2の(A)に示すパス設定シグナリングメッセージを生成する。
【0028】
この時、パス設定シグナリングメッセージIDを、トレイルのシグナリング情報としてデータベース14に格納する。そして、生成したパス設定シグナリングメッセージを、パス経路の始点の通信装置に対して送出する。それにより、図3について説明したように、パス設定シグナリングメッセージを順次始点から終点の通信装置に転送して、パス設定を行うことができ、又ネットワーク管理システムに於いては、装置管理システムからのサブネットワークコネクション生成通知メッセージに含まれるシグナリング情報と、データベース14に格納したトレイルのシグナリング情報とを照合することにより、先に送出したパス設定シグナリングメッセージによりパスが形成されことを確認することができる。
【0029】
図5の(A)は、前述のネットワークの通信装置(クロスコネクト装置を含むネットワークのノード)の要部を示すもので、31は装置管理部、32はSW管理部、33はスイッチ部(SW)、IP1〜IPnは入力ポート、OP1〜OPnは出力ポートを示す。スイッチ部33は、クロスコネクト装置に相当して、入力ポートIP1〜IPnと出力ポートOP1〜OPnとの間のパス切替えを行う構成を有するものであり、既に知られている各種のスイッチ構成を適用することができる。
【0030】
又装置管理部31は、通信装置全体を管理,制御する機能を有し、SW管理部32は、スイッチ部33の管理,制御する機能を有するものである。そして、このSW管理部32は、スイッチ部33の状態を管理する為のSW状態管理テーブルを有するもので、そのSW状態管理テーブルの一例を、図5の(B)に示す。即ち、入力ポートIDと、出力ポートIDと、状態と、切替トリガと、条件等の欄を含み、入力ポートIDと出力ポートIDとにより、入力ポートIP1〜IPnに接続された出力ポートOP1〜OPnとの対応付けを行い、状態の欄により、スイッチ部33の接続パスの使用中,未使用中,予約等の状態を登録し、切替トリガの欄により、切替えの要因として、シグナリング(パス設定シグナリングメッセージによる切替え要求),保守端末(通信装置等に接続した保守端末からのパス切替えの要求),MP(装置管理システムからのパス切替えの要求)等の何れかを登録し、条件の欄に、接続パスの優先順位等の条件を登録する。
【0031】
前述のパス設定シグナリングメッセージによりパス切替えを行った場合、SW状態管理テーブルを、パス切替に従った入力ポートと出力ポートとを対応付け、状態を使用中又は予約とし、切替トリガをシグナリングとすることになる。又保守端末を接続してパス切替えを行った場合は、切替トリガとして保守端末とする。この場合は、装置管理部31の制御処理により、SW状態変更通知メッセージを装置管理システムに送出する時に、図2の(B)に示すSW状態変更通知メッセージのシグナリング情報として、保守端末を示す情報を格納して送出する。それに従って、装置管理システムは、ネットワーク管理システムに対して、図2の(C)に示すサブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報として保守端末を示す情報を格納して送出する。従って、ネットワーク管理システムに於いては、保守端末からパス設定を行ったことを認識することができる。
【0032】
又SW状態管理テーブルに於ける条件の欄は、例えば、優先順位を格納し、スイッチ部33の入力ポートと出力ポートとの間が総て使用中である場合に、パス設定要求があって、使用中の接続パスの何れかを削除しないと、パス設定要求に対応できない場合に、優先順位の最低の接続パスを削除して、新たなパス設定要求に対応したパス切替えを可能とすることもできる。又パス使用期限を設定して、期限経過後はその接続パスを削除又は未使用中とすることも可能である。又その他の予備的な各種の使用が可能である。
【0033】
図6は、図3と同一部分を同一符号で示し、装置管理システム22 のオペレータから通信装置34 に対するパス切替要求を行った場合、通信装置34 は、パス切替えを行い、例えば、図5の(B)に示すSW状態管理テーブルの切替トリガの欄に、装置管理システム22 からの要求によることを示すMPを格納し、装置管理システム22 にパス切替えの応答を送出する。又この応答を受信した装置管理システム22 は、ネットワーク管理システム1に対して、サブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出する。その時、図2の(C)に示すサブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報として、装置管理システム22 からのパス切替要求であることを示すEMSを付加して送出する。従って、ネットワーク管理システム1に於いては、通信装置34 に於けるパス切替えは、装置管理システム22 からの要求であることを認識できる。
【0034】
図7は本発明の実施の形態のフローチャートであり、ネットワーク管理システム1のパス管理部11(図1及び図4参照)で、オペレータ等によるパス設定の要求を受信すると(A1)、パス管理部11のパス設定管理部15によるパス設定処理が開始される。この時、パス設定要求にパス経路計算フラグ有りか否かを判定し(A2)、有りの場合はステップ(A3)に移行し、無しの場合はステップ(A4)に移行する。パス経路計算フラグが設定されている場合、バス設定管理部15は、経路計算部17に対して、パス経路の始点と終点と、帯域等のパラメータ等の情報を転送して、経路計算要求を行い(A3)、パス設定管理部15は、パス経路経路計算結果を受信する。
【0035】
パス設定管理部16は、対応するトレイル(パス)等の管理オブジェクトインスタンスを生成し(A4)、経路情報に従ったサブネットワークコネクションを予約状態とし、トレイルにサブネットワークコネクションを登録する。この登録後、パス設定要求がシグナリングにより行うか否かを判定し(A5)、シグナリングでパス設定を行う場合は、シグナリングメッセージ生成部16に対して、パス設定シグナリングメッセージ発行を要求する。シグナリングメッセージ生成部16は、データベース14を参照して、始点,終点,経路情報等を基に、シグナリングアドレスに変換し、明示ルート情報を含むパス設定シグナリングメッセージを生成し、このパス設定シグナリングメッセージを始点の通信装置に対して送出し(A6)、応答待ちとする。
【0036】
又ステップ(A5)に於いて、シグナリングでパス設定するものではないと判定した時は、パス設定管理部15は、EMSメッセージ生成部18に対して、EMS用サブネットワークコネクション生成要求を行う。この要求に従ってEMSメッセージ生成部18により生成したEMS用サブネットワークコネクション生成要求メッセージを送出し(A7)、応答待ちとする。
【0037】
図8及び図9は、図7に於ける応答待ちの状態からの本発明の実施の形態のフローチャートを示す。前述の応答待ちの状態に於いて、メッセージを受信すると(B1)、パス管理部11は、装置管理システムからのサブネットワークコネクション生成通知メッセージか否かを判定し(B2)、サブネットワークコネクション生成通知メッセージでない場合は、ステップ(B8)(図9参照)へ移行する。又サブネットワークコネクション生成通知メッセージの場合は、このサブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報のフィールドを参照してシグナリングで生成されたか否かを判定する(B3)。
【0038】
シグナリングで生成されたものでない場合、受信メッセージに従った通常の処理に移行し、シグナリングで生成された場合は、シグナリング情報をキーとして、データベース14のパス切替要求とトレイルとを検索し(B4)、トレイル内に登録されているサブネットワークコネクションか否かを判定し(B5)、登録されていない場合は、後述のステップ(C1)(図10)へ移行する。又登録されている場合は、トレイル内のサブネットワークコネクション生成通知メッセージにより示されたサブネットワークコネクションをアクティブにし(B6)、トレイル内のアクティブなサブネットワークで始点,終点間を接続可能か否かを判定する(B7)。接続可能でない場合は、応答待ちの状態に遷移し、接続可能の判定の場合は、トレイルをアクティブ状態にする(B11)(図9)。
【0039】
又ステップ(B2)に於いて、受信したメッセージがサブネットワークコネクション生成通知メッセージでないと判定した場合は、パス設定シグナリング応答メッセージか否かを判定し(B8)、パス設定シグナリング応答メッセージでない場合は、受信メッセージに対応する処理を実行する。又パス設定シグナリング応答メッセージの場合は、シグナリング情報をキーとしてデータベース14に登録されたトレイルを検索し(B9)、トレイル内のアクティブなサブネットワークコネクションで始点,終点間を接続可能か否かを判定する(B10)。
【0040】
接続可能の場合は、トレイルをアクティブ状態に遷移させて(B11)処理を終了する。即ち、パス設定が終了する。又接続可能でない場合は、シグナリング応答メッセージ内のルート情報が変更(仮登録がある)されているか否かを判定し(B12)、変更されている場合は、最初の応答待ちの状態に遷移し(図8)、又変更されている場合は、後述のステップ(D1)(図10)へ移行する。
【0041】
図10は、図8のステップ(B5)に於けるトレイル内に登録されていないと判定した場合に移行する処理ステップを(C1)より示し、又図9のステップ(B12)に於けるルート情報が変更されている場合に移行する処理ステップを(D1)〜(D5)により示す本発明の実施の形態のフローチャートである。前述のステップ(B5)から移行したステップ(C1)をスタートし、サブネットワークコネクションをアクティブとして、トレイルに仮登録し、図8に於けるステップ(B7)に移行する。
【0042】
又前述のステップ(B12)から移行したステップ(D1)をスタートとして、サブネットワークコネクションに登録し、経路変更により仮登録されているサブネットワークコネクションのトレースを行う(D2)。そして、トレースされたサブネットワークコネクションは全てアクティブか否かを判定する(D3)。サブネットワークコネクションが全てアクティブでない場合は、図8に於ける応答待ちと同様の応答待ち(D5)の状態に遷移する。又サブネットワークコネクションが全てアクティブの場合は、トレースされたサブネットワークコネクションを登録し、それ以外のサブネットワークコネクションを削除し、トレイルをアクティブとして、処理を終了する。
【0043】
図11は本発明の実施の形態のフローチャートであり、図3を参照して説明すると、パス設定の要求をパス管理部11で受信すると(E1)、パス管理部11のパス設定管理部15に於いてパス設定処理を開始する。その場合のパス設定の要求に、ネットワーク管理システム1に於ける経路計算を行うフラグが設定されていない場合、即ち、コントロールプレーンで経路計算を行うことになる場合、パス設定管理部15に於いて、パス設定要求に対応するトレイルを生成し、CP(コントロールプレーン)経路計算フラグを付加して(E2)、シグナリングメッセージ生成部16に対して、パス設定シグナリングメッセージの生成を要求する。この経路計算フラグが付加されているか否かを判定し、付加されている場合は経路計算を行うことになる。
【0044】
この場合のコントロールプレーンは、通信装置3をトランスポートプレーンとし、ネットワーク管理システム1と装置管理システム2とをマネジメントプレーンとした時、パス設定の機能を含む通信装置3側のコントロールノードの機能のプレーンを、トランスポートプレーンとマネジメントプレーンとの間のプレーンとして処理する場合を示し、このコントロールプレーンにマネジメントプレーンのトポロジ管理やリソース管理等の機能を持たせることも可能である。
【0045】
図12は、図11の応答待ちの状態からの本発明の実施の形態のフローチャートを示し、メッセージを受信すると(F1)、サブネットワークコネクション生成通知メッセージか否かを判定し(F2)、サブネットワークコネクション生成通知メッセージでない場合は、ステップ(F8)へ移行し、サブネットワークコネクション生成通知メッセージの場合は、サブネットワークコネクション生成通知受信(F3)として処理を開始し、シグナリングで生成された否かを判定する(F4)。
【0046】
シグナリングで生成されたものでない場合は、通常の処理を行い、シグナリングで生成されたものである場合は、シグナリング情報によりトレイルを検索し(F5)、CP(コントロールプレーン)経路計算フラグがトレイルに登録されているか否かを判定し(F6)、登録されていない場合は、前述の図7のステップ(A1)に移行する。又登録されている場合は、サブネットワークコネクションを生成し、トレイルに登録して(F7)、パス設定シグナリング応答を受信済みか否かを判定し(F12)、受信済みでない場合は応答待ちの状態に遷移し、受信済みの場合は、トレイル内に登録されているサブネットワークコネクションで、始点,終点が接続可能か否かを判定し(F13)、接続可能でない場合は、応答待ちの状態に遷移し、接続可能の場合は、トレイルをアクティブ状態とし(F11)、処理を終了する。
【0047】
又ステップ(F2)に於いて、サブネットワークコネクション生成通知メッセージでないと判定した時は、パス設定シグナリング応答メッセージか否かを判定し(F8)、パス設定シグナリング応答メッセージでない場合は、その受信メッセージに対応する処理を行い、パス設定シグナリング応答メッセージの場合は、シグナリング情報をキーとしてトレイルを検索し(F9)、トレイル内のサブネットワークコネクションは全てアクティブか否かを判定する(F10)。トレイル内の全サブネットワークコネクションがアクティブでない場合は、応答待ちの状態へ遷移し、全てアクティブの場合は、そのトレイルをアクティブ状態とし(F11)、処理を終了する。
【0048】
図13及び図14は、パス削除に関する本発明の実施の形態のフローチャートを示し、図3を参照して説明すると、パス管理部11に於いてオペレータ等からのパス削除の要求を受信すると(G1)、パス管理部11のパス設定管理部15はパス削除処理を開始する。そして、シグナリング(パス削除シグナリングメッセージ)でパス削除を行う場合、パス設定管理部15に於いては、パスに対応するトレイルを検索して、その状態を予約状態に遷移させ、シグナリングメッセージ生成部16に対して、パス削除シグナリング発行を要求する(G2)。シグナリングメッセージ生成部16は、始点,終点,経路情報を、管理オブジェクトインスタンス(データベース14)に格納してあるシグナリングアドレスに変換して、パス削除シグナリングメッセージを生成し、始点の通信装置に対して送出する(G3)。そして、応答待ち状態に遷移する。
【0049】
応答待ち状態に於いて、メッセージを受信すると(H1)、サブネットワークコネクション削除通知か否かを判定し(H2)、削除通知でない場合は、受信メッセージに対応した処理を行う。又削除通知の場合は、サブネットワークコネクション削除受信処理を開始する(H3)。そして、シグナリングで削除されたか否かを判定し(H4)、シグナリングで削除されたものでない場合は、通常の処理を行い、シグナリングで削除された場合は、シグナリング情報をキーとして、パス要求とトレイルを検索する(H5)。
【0050】
この検索によって得られたトレイルからサブネットワークコネクションを削除する(H6)。そして、トレイル内のサブネットワークコネクションが登録されているか否かを判定し(H7)、登録されている場合は、応答待ちの状態に遷移する。又登録されていない場合、即ち、トレイル内の複数のサブネットワークコネクションが全て削除されている場合は、そのトレイルを削除し(H8)、処理を終了する。
【0051】
図15はSW状態変更通知についての本発明の実施の形態の説明図であり、ネットワーク管理システムNMSと、装置管理システムEMS1,EMS2と、通信装置XC1〜XC4とを示し、図3に示すネットワーク管理システム1と、装置管理システム21 ,22 と、通信装置31 〜34 との構成に対応し、装置管理システムEMS1の管理範囲は通信装置XC1,XC2、装置管理システムEMS2の管理範囲は通信装置XC3,XC4の場合を示す。
【0052】
オペレータ等からの通信装置XC1をパス設定の始点としてパス設定要求を行う場合、このパス設定要求により、ネットワーク管理システムNMSは、前述のように、経路計算等を行って、始点の通信装置XC1にパス設定シグナリングメッセージを送出する。
【0053】
通信装置XC1は、パス設定シグナリングメッセージに従ってパス切替えを開始し、パス設定シグナリングメッセージを対向通信装置XC2に送出し、パス切替えが終了した時のSW状態変更通知メッセージの送出を抑止する。即ち、前述の実施の形態に於けるSW状態変更通知メッセージを装置管理システムに対して送出する処理を中止の状態とする。次の通信装置XC2に於いても同様に、パス設定シグナリングメッセージに従ってパス切替えを開始し、パス設定シグナリングメッセージを対向通信装置XC3に送出し、パス切替えが終了した時のSW状態変更通知メッセージの送出を抑止する。通信装置XC3,XC4に於いても同様にパス切替えを行い、パス切替えが終了した時のSW状態変更通知メッセージの送出を抑止する。
【0054】
この場合、各通信装置XC1〜XC4は、ポート番号と、このポート番号のポートに接続された対向通信装置と、上位の装置管理ステムとを登録した物理ポート情報テーブルを備えている。例えば、通信装置XC3には、図16に示すような登録内容の物理ポート情報テーブルを備えている。即ち、ポート番号P1に接続された対向装置IDとして通信装置XC2、この対向装置と装置管理システムとの対応を示す対向装置EMSとしEMS1、ポート番号P2に接続された対向装置IDとして通信装置XC3、この対向装置と装置管理システムとの対応を示す対向装置EMSとしてEMS2が登録されている。
【0055】
パス設定シグナリングメッセージに従って各通信装置XC1〜XC4のパス切替えが終了すると、終点の通信装置XC4から確認メッセージを始点方向に向かって送出する。この確認メッセージを受信した通信装置は、この確認メッセージを送出する物理ポート先の通信装置が、自通信装置と同一の装置管理システムEMSに接続されているか、又は異なる装置管理システムEMSに接続されているかを、物理ポート情報テーブルを参照して判定する。
【0056】
確認メッセージを送出する対向通信装置が自通信装置と同一の装置管理システムに管理されている場合は、その確認メッセージに、装置IDとポートペアのリストとを設定して送出する。又確認メッセージを送出する対向通信装置が自通信装置と異なる装置管理システムに管理されている場合は、装置管理システムの管理範囲端の通信装置であることを認識できるから、受信した確認メッセージ内の装置IDとポートペアのリストとに、自通信装置の切替え情報を加えたSW状態変更リスト通知メッセージを、自通信装置を管理する装置管理システムに送出し、受信した確認メッセージ内の装置IDとポートペアのリストとを削除した確認メッセージを次の通信装置に対して送出する。なお、始点の通信装置は、装置管理システムの管理範囲端の通信装置に相当するから、確認メッセージを受信した場合は、SW状態変更リスト通知メッセージを送出するが、受信した確認メッセージの転送は行わない。
【0057】
装置管理システムは、SW状態変更リスト通知メッセージを受信すると、それに含まれる装置IDと、ポートペアのリストを基にサブネットワークコネクションを生成し、ネットワーク管理システムNMSにサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出する。
【0058】
例えば、通信装置XC3は、終点の通信装置XC4からの確認メッセージを受信し、図16に示す物理ポート情報テーブルを参照し、ポート番号P1に接続された対向装置IDのXC2の装置管理システムはEMS1、ポート番号P2に接続された対向装置IDのXC4の装置管理システムはEMS2であり、従って、通信装置XC2は、通信装置XC3と同一の装置管理システムに収容されていないことが判る。即ち、自通信装置XC3は、装置管理システムEMS2の管理範囲端の通信装置であることが判る。そこで、通信装置XC3は、確認メッセージを受信すると、装置管理システムEMS2にSW状態変更リスト通知メッセージを送出し、又通信装置XC4から受信した確認メッセージに含まれた装置IDやポートペアのリスト等を削除した新規な確認メッセージきして次の通信装置XC2に送出する。
【0059】
又通信装置XC2は、確認メッセージを受信し、対向通信装置XC1は、自通信装置と同一の装置管理システムEMS1に収容されているので、装置IDとポートペアのリストとを付加した確認メッセージを通信装置XC1に送出する。通信装置XC1は、始点の通信装置であり、且つ装置管理システムEMS1の管理範囲端の通信装置に相当するから、装置管理システムEMS1に、SW状態変更リスト通知メッセージを送出する、このSW状態変更通知メッセージを受信した装置管理システムEMS1は、ネットワーク管理システムNMSにサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出する。ネットワーク管理システムNMSは、装置管理システムEMS1,EMS2からのサブネットワークコネクション生成通知メッセージにより、始点と終点との間のパス設定を確認することができる。
【0060】
前述のように、パス設定シグナリングメッセージによりパス設定を行う場合の終点の通信装置からの確認メッセージを送出し、この確認メッセージに対して、装置管理システム対応のサブネットワークコネクションを形成する管理範囲端(始点側)の通信装置から、装置管理システムに、その管理範囲内の装置IDとポートペアとを含むSW状態変更リスト通知メッセージを送出するものであり、装置管理システムは、複数の通信装置を管理する場合に、サブネットワークコネクション対応に1台の通信装置からのSW状態変更リスト通知メッセージを処理することになり、処理負担を軽減することができる。
【0061】
本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定されるものではなく、種々付加変更することが可能であり、大規模ネットワークから小規模ネットワークに対してもネットワーク管理に適用することができるものである。
【0062】
(付記1)ネットワーク管理システムにより複数の装置管理システムを管理し、該装置管理システムにより複数の通信装置を管理するネットワークの管理方法に於いて、前記通信装置は、パス切替要求に従ってパス切替えを行い、該パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むメッセージを前記装置管理システムに送出し、該装置管理システムから前記パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出し、該サブネットワークコネクション生成通知メッセージを受信した前記ネットワーク管理システムに於いて前記通信装置間に形成したパスを含む管理を行う過程を有することを特徴とするネットワーク管理方法。
(付記2)ネットワーク管理システムにより複数の装置管理システムを管理し、該装置管理システムにより複数の通信装置を管理するネットワーク管理方法に於いて、前記ネットワーク管理システムからパス設定経路の始点の前記通信装置にパス設定シグナリングメッセージを送出し、該パス設定経路に沿った前記通信装置間に順次パス設定シグナリングメッセージを転送し、該パス設定シグナリングメッセージを受信した通信装置は、パス切替えを行って、パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むSW状態変更通知メッセージを前記装置管理システムに送出し、該装置管理システムは、前記ネットワーク管理システムに対して、前記パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出する過程を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
【0063】
(付記3)ネットワーク管理システムにより複数の装置管理システムを管理し、該装置管理システムにより複数の通信装置を管理するネットワーク管理方法に於いて、前記ネットワーク管理システムからパス設定経路の始点の前記通信装置にパス設定シグナリングメッセージを送出し、該パス設定経路に沿った前記通信装置間に順次パス設定シグナリングメッセージを転送し、該パス設定シグナリングメッセージを受信した通信装置はパス切替えを行い、前記パス設定経路の終点の前記通信装置に於けるパス切替えにより確認メッセージを前記始点の通信装置方向に送出し、該確認メッセージを前記装置管理システムの管理範囲端の通信装置が受信した時に、前記装置管理システムの管理範囲内の通信装置のパス切替えの情報を含むSW状態変更リスト通知メッセージを該装置管理システムに送出する過程を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
(付記4)前記ネットワーク管理システムのパス管理部によりパス切替えの要求に従ったパス設定の経路計算を行い、該経路計算により求めたパスに対応する管理オブジェクトのトレイル及びサブネットワークコネクションを予約状態とし、且つシグナリングアドレスに変換してパス設定シグナリングメッセージを生成し、該パス設定シグナリングメッセージを前記パス設定の始点の通信装置に送出し、前記装置管理システムからのサブネットワークコネクション生成通知メッセージを受信し、該サブネットワークコネクション生成通知メッセージに含まれる前記シグナリング情報をキーとして、前記トレイルを検索し、該トレイルに登録されているサブネットワークコネクションをアクティブとし、該トレイル内の全サブネットワークコネクションがアクティブとなった時に、該イレイルをアクティブとする過程を含むことを特徴とする付記1又は2又は3記載のネットワーク管理方法。
【0064】
(付記5)前記パス設定シグナリングメッセージに、経路計算により求めたパス設定の経路を明示する明示ルート情報と、ユーザによるコネクションネームとを格納するフィールドを設け、前記SW状態変更通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、前記パス設定シグナリングメッセージのID又は前記コネクションネームを挿入し、前記サブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、前記SW状態変更通知メッセージのシグナリング情報又は装置管理システムからパス切替えの要求を行った場合を示す情報を挿入して送出する過程を含むことを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載のネットワーク管理方法。
(付記6)前記通信装置に接続した保守端末からパス切替要求を行って該通信装置に於けるパス切替えを行った時に、前記装置管理システムに通知するSW状態変更通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、保守端末からのパス切替要求である情報を付加して送出し、前記装置管理システムは、該SW状態変更通知鵜メッセージのシグナリング情報を、サブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報に付加して前記ネットワーク管理システムに送出する過程を含むことを特徴とする付記1乃至5の何れかに記載のネットワーク管理方法。
【0065】
(付記7)前記装置管理システムからのパス切替要求を通信装置に対して行い、該パス切替要求に対するパス切替応答を受信した時に、前記ネットワーク管理システムに、シグナリング情報のフィールドに装置管理システムからのパス切替要因を示す情報を付加したサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出する過程を含むことを特徴とする付記1乃至6の何れかに記載のネットワーク管理方法。
(付記8)前記ネットワーク管理システムからの前記パス設定シグナリングメッセージにユーザが設定可能としたコネクションネームのフィールドを設け、前記通信装置からバス切替えに伴う前記装置管理システムへ送出するSW状態変更通知メッセージのシグナリング情報に、前記パス設定シグナリングメッセージのシグナリング情報と前記コネクションネームとを付加して送出し、前記装置管理システムから前記ネットワーク管理システムへ送出するサブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報に、前記SW状態変更通知メッセージのシグナリング情報を付加して送出する過程を含むことを特徴とする付記1乃至7の何れかに記載のネットワーク管理方法。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、パス切替要求に従って通信装置3に於けるパス切替えを実行し、その結果を通知するSW状態変更通知メッセージのシグナリング情報のフィールドにパス切替要因の情報を付加して装置管理システム2に送出し、装置管理システム2から、サブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、SW状態変更通知メッセージのシグナリング情報のフィールドの内容を付加して、ネットワーク管理システム1に送出するものであるから、ネットワーク管理システム1からの指示によりパス設定シグナリングメッセージを順次通信装置に転送してパス設定を行う場合、装置管理システム2からのサブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、パス設定シグナリングメッセージIDやコネクションネーム等を含むことにより、ネットワーク管理システム1に於いては、パス設定シグナリングメッセージによるパス経路が形成されたか否かを容易に確認することができる。即ち、ネットワーク管理システム1に於ける処理負担を軽減し、且つ再度のトレース処理等を必要としないので、パス切替えに要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークの説明図である。
【図2】メッセージの説明図である。
【図3】パス設定の説明図である。
【図4】ネットワーク管理システムのパス管理部の説明図である。
【図5】通信装置の要部説明図である。
【図6】装置管理システムを介したパス設定の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図15】SW状態変更リスト通知の説明図である。
【図16】物理ポート情報テーブルの説明図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク管理システム(NMS)
2 装置管理システム(EMS)
3 通信装置(XC,ADM)
11 パス管理部
12 サブネットワーク管理部
13 通信制御部
14 データベース

Claims (4)

  1. ネットワーク管理システムにより複数の装置管理システムを管理し、該装置管理システムにより複数の通信装置を管理するネットワークの管理方法に於いて、
    前記通信装置は、パス切替要求に従ってパス切替えを行い、該パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むメッセージを前記装置管理システムに送出し、該装置管理システムから前記パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出し、該サブネットワークコネクション生成通知メッセージを受信した前記ネットワーク管理システムに於いて前記通信装置間に形成したパスを含む管理を行う過程と、
    前記ネットワーク管理システムのパス管理部によりパス切替えの要求に従ったパス設定の経路計算を行い、該経路計算により求めたパスに対応する管理オブジェクトのトレイル及びサブネットワークコネクションを予約状態とし、且つシグナリングアドレスに変換してパス設定シグナリングメッセージを生成し、該パス設定シグナリングメッセージを前記パス設定の始点の通信装置に送出し、前記装置管理システムからのサブネットワークコネクションに含まれる前記シグナリング情報をキーとして、前記トレイルを検索し、該トレイルに登録されているサブネットワークコネクションをアクティブとし、該トレイル内の全サブネットワークコネクションがアクティブとなった時に、該トレイルをアクティブとする過程とを含む
    ことを特徴とするネットワーク管理方法。
  2. 前記ネットワーク管理システムからパス設定経路の始点の前記通信装置にパス設定シグナリングメッセージを送出し、該パス設定経路に沿った前記通信装置間に順次パス設定シグナリングメッセージを転送し、該パス設定シグナリングメッセージを受信した通信装置は、パス切替えを行って、パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むSW状態変更通知メッセージを前記装置管理システムに送出し、該装置管理システムは、前記ネットワーク管理システムに対して、前記パス切替えの要因を示すシグナリング情報を含むサブネットワークコネクション生成通知メッセージを送出する過程を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理方法。
  3. 前記ネットワーク管理システムからパス設定経路の始点の前記通信装置にパス設定シグナリングメッセージを送出し、該パス設定経路に沿った前記通信装置間に順次パス設定シグナリングメッセージを転送し、該パス設定シグナリングメッセージを受信した通信装置はパス切替えを行い、前記パス設定経路の終点の前記通信装置に於けるパス切替えにより確認メッセージを前記始点の通信装置方向に送出し、該確認メッセージを前記装置管理システムの管理範囲端の通信装置が受信した時に、前記装置管理システムの管理範囲内の通信装置のパス切替えの情報を含むSW状態変更リスト通知メッセージを該装置管理システムに送出する過程を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理方法。
  4. 前記パス設定シグナリングメッセージに、経路計算により求めたパス設定の経路を明示する明示ルート情報と、ユーザによるコネクションネームとを格納するフィールドを設け、前記SW状態変更通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、前記パス設定シグナリングメッセージのID又は前記コネクションネームを挿入し、前記サブネットワークコネクション生成通知メッセージのシグナリング情報のフィールドに、前記SW状態変更通知メッセージのシグナリング情報又は装置管理システムからパス切替えの要求を行った場合を示す情報を挿入して送出する過程を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載のネットワーク管理方法。
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