JP4057560B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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    • H01Q9/045Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with particular feeding means

Description

本発明は、アンテナ装置、特に、車両用窓ガラスに形成したアンテナ装置に関する。
一般的にGHz帯以上のアンテナを車両用窓ガラス面に構成する場合、アンテナサイズを考慮するとガラス面でアンテナがすべて完結するような構造が望ましい。この場合、ガラスの特性上、給電部に貫通穴を設けることが困難であるため、通常はガラスの単一面側でアンテナを構成せざるを得ない。ガラスの単一面側に設けられたアンテナは、コープレーナーアンテナと呼ばれる。コープレーナーアンテナには、特許文献1および2に記載のものが知られている。
特許文献1および特許文献2に開示されたアンテナに指向特性を与えるため、特許文献3に開示される反射板を適用することが考えられる。
この場合、アンテナの性能を向上させるために受信した信号を増幅する増幅器を含む電子回路と、反射板と、ハウジングとを一体化し開口部を有する箱状の電子回路ユニットを構成し、この電子回路ユニットを、ベースプレートを介してガラス面上に構成されたコープレーナーアンテナを覆うようにして(アンテナと電子回路ユニットとがDC的に接続されないように)、脱着可能に取り付けるのが好ましい。
特開平08−148921号公報 WO03/105278号公報 WO2004/004070A1号公報
上述したような電子回路ユニットを着脱可能に設ける理由は、電子回路ユニットが故障した場合に、交換可能を容易にするためである。この場合、アンテナの給電点と増幅器との間の接続は同軸ケーブルを使用する必要がある。しかし、増幅器の前段で必要以上の長さの同軸ケーブルを引き回すことは望ましくない。というのは、同軸ケーブルでの信号減衰が大きいと、増幅器を設ける意味がないし、またS/N比が悪化するからである。したがって、上述したように、増幅器は、アンテナのすぐ近くにある電子回路ユニット内に設けることになる。
同軸ケーブルの長さは短くしても、次のような問題が発生する。同軸ケーブルは不平衡回路であるので、平衡回路であるコープレーナーアンテナに同軸ケーブルを接続すると、同軸ケーブルの中心導体および外部導体を流れるノーマルモードの電流の外に、中心導体および外部導体を流れるコモンモードの電流が発生する。これは、外部導体を接続したグランドアンテナ素子と、電子回路ユニットの外壁を構成する金属板(グランド面)との間が容量的に結合されるため、擬似的に同軸ケーブルの外部導体とグランド面との間に信号伝送路が形成され、これにより本来不要であるコモンモード電流が誘起されるためである。
図1に、平衡型アンテナ10に接続された同軸ケーブル12にコモンモードの電流が流れる様子を示す。このようなコモンモードの電流が流れると、コモンモードの電流は本来のノーマルモードの電流に加算されるため、アンテナ,同軸ケーブルの励振電流分布を乱し、アンテナの受信性能を著しく劣化させる要因となる。コモンモードの電流は、同軸ケーブルの配線状況、および長さが変化すると変動するので、アンテナの受信性能も変動することになる。したがって、同軸ケーブルに流れるコモンモードの電流は、極めて不所望な電流である。
したがって、本発明の目的は、同軸ケーブルにコモンモード電流が流れないようにして、アンテナ性能の劣化を防止したアンテナ装置を提供することにある。
本発明は、同軸ケーブルの外部導体の、グランドアンテナ素子の給電点から0.25λ(λは、自由空間波長)以下の位置に、ショートスタブ構造を設けると、前記給電点の位置でコモンモード伝送路のインピーダンスが無限大となり、コモンモード電流をカットできるという考え方に基づいてなされている。
図2に、これを模式的に示す。ショートスタブ構造14は、給電点(A点)から0.25λ以下の位置に設けられ、ショートスタブ構造からA点を見た場合に、A点でのコモンモード伝送路のインピーダンスが無限大となり、同軸ケーブルを流れるコモンモード電流をカットできる。
また、ショートスタブ構造の位置は、グランドアンテナ素子の給電点から0.15λ〜0.25λの範囲の位置に設けるのが好適である。図3は、同軸ケーブルをモデル化してVSWR(定在波比)特性をシミュレーションした結果である。理想給電(平衡,不平衡のない理想状態)状態と、ショートスタブ構造の位置を0.15λ,0.25λとした状態の3種をシミュレーションした。
周波数が、所望周波数である2.5GHz付近で、ショートスタブ構造の位置が0.15λ,0.25λの各モデルとも、理想状態のVSWR特性とほぼ同じ特性が得られており、したがってコモンモード電流の発生を良好に抑制できることがわかる。例えば、2.5GHz帯の信号を受信する場合、グランドアンテナ素子からショートスタブ構造までの長さは、1.8〜3cmとすることができる。
したがって、本発明のアンテナ装置は、誘電体基板の一表面に形成された放射アンテナ素子およびグランドアンテナ素子と、放射アンテナ素子およびグランドアンテナ素子を取り囲むようにして、放射アンテナ素子およびグランドアンテナ素子の近傍に設けた導電性ハウジングと、中心導体が放射アンテナ素子の給電点に接続され、外部導体がグランドアンテナ素子の給電点に接続された同軸ケーブルとを備え、同軸ケーブルの外部導体には、導電性ハウジングに電気的に接続されるショートスタブ構造が設けられていることを特徴とする。
ショートスタブ構造は、グランドアンテナ素子の給電点から0.25λ以下の位置に、特に0.15λ〜0.25λの位置に、より好ましくは0.15λ〜0.23λの位置に設けるのが好適である。
また、同軸ケーブルの全長は、kλ(kは、同軸ケーブルの波長短縮率)以下とするのが好適である。ここに同軸ケーブルの波長短縮率とは、同軸ケーブル中の波長と自由空間中の波長との比のことである。
2.5GHz帯の信号を受信する場合、λ=128.6mmであり、例えば、k=0.7とするとkλ以下は、具体的には、9cm以下である。
ショートスタブ構造は、同軸ケーブルの外部導体に接続された金属端子を、ベースプレートまたはハウジングに接続した構造とすることができる。
本発明のアンテナ装置によれば、ショートスタブ構造を設けることによって、同軸ケーブルに誘起されるコモンモード電流を抑制し、アンテナの性能劣化を防止することができる。
以下、図面を参照しながら本発明のアンテナ装置の実施例を説明する。
図4は、車両用窓ガラスに設けられた本発明によるアンテナ装置100の斜視図、図5はその分解斜視図である。図4では、ベースプレート24に電子回路ユニット21を固定した状態を示している。
このアンテナ装置100は、窓ガラスの車内側の内表面に形成されたコープレーナーアンテナと、このコープレーナーアンテナを取り囲むようにして、窓ガラスの表面に固定されたステンレス製のベースプレート24と、このベースプレートに脱着可能に固定される電子回路ユニット21とによって主に構成されている。
図6は、窓ガラス51上に形成されたコープレーナーアンテナを取り囲むように、ベースプレート24を窓ガラス51に固定した状態を示す。コープレーナーアンテナは、放射アンテナ素子22とグランドアンテナ素子23とから構成されている。放射アンテナ素子22は略方形に形成されたパッチ電極であって、一方の対角線の両端部に切欠き状の縮退分離素子22aが設けられている。グランドアンテナ素子23は枠状に形成されたグラウンド電極であって、所定の間隔をあけて放射アンテナ素子22を包囲している。これらの放射アンテナ素子22およびグランドアンテナ素子23は、Ag等の良導電性金属からなる導体層である。放射アンテナ素子22の給電点には、同軸ケーブル25の中心導体が半田付けにより接続され、グランドアンテナ素子23の給電点には、同軸ケーブル25の外部導体が半田付けにより接続されている。半田付けによる接続点(給電点)を、それぞれ、16,18で示す。
このようなコープレーナーアンテナは、窓ガラスの任意の位置に形成できるが、美感を問題にする場合には、有色、例えば黒色の遮蔽膜を表面に備える窓ガラスの遮蔽膜上に形成してもよい。
電子回路ユニット21は、図4に示すように、回路基板26と、この回路基板26を収納する箱状の、表面がSnメッキ処理された鋼板製のハウジング27と、一端部が回路基板26に接続され他端部が図示せぬ外部の受信機に接続される同軸ケーブル(入出力ケーブル)28とを備えている。
ここで、ハウジング27は、回路基板26を包囲して保持する鋼板製の枠体30と、回路基板26を覆うように枠体30に被せた鋼板製のカバー31と、カバー31の切欠き部31aを覆うコネクタカバー32とによって構成されている。
ベースプレート24は、開口部24aを包囲する方形枠状に形成されており、複数箇所に雌ねじ部24bが立設されている。そして、これらの雌ねじ部24bに、ハウジングの枠体30の外方突出片30aに挿通した固定ねじ33を締結させることによって、枠体30がベースプレート24にねじ止め固定されるようになっている。すなわち、このアンテナ装置100の電子回路ユニット21は、ベースプレート24に脱着可能に固定される。図6に示すように、このベースプレート24は、湿度硬化性樹脂34を用いて窓ガラス51に固定される。
図5に示すように、方形枠状の枠体30は、相対向する一対の側壁部30b,30cと、相対向する一対の側壁部30d,30eとによって主に構成され、側壁部30b,30cの長手方向両端部にそれぞれ外方突出片30aが設けられている。枠体30のうち窓ガラス51と対向する側の端部は、ベースプレート24の開口部24aに挿入される嵌め込み部30fとなっており、この嵌め込み部30fの四隅に隣接して形成されているストッパ部30gが、開口部24a近傍のベースプレート24上に載置される。このように四隅のストッパ部30gをベースプレート24に当接させることにより、嵌め込み部30fの開口部24a内への挿入量をベースプレート24の板厚未満に設定している。これらのストッパ部30gは、側壁部30b,30cの長手方向両端部に形成されて、隣接する側壁部30d,30eに対して僅かに突出している。また、枠体30には嵌め込み部30f側と逆側の端部近傍に、多数の小孔30hが設けられている。
回路基板26の片面は、図示せぬ各種電子部品(増幅器を含む)が実装された部品実装面26aとなっている。この部品実装面26aには、一端部が放射アンテナ素子22およびグランドアンテナ素子23に接続された同軸ケーブル25の他端部が、対をなすコネクタ36,37を介して接続されている。つまり、同軸ケーブル25の他端部が増幅器の入力部に接続されている。図5には、同軸ケーブル25側のコネクタ36と、これと対をなす回路基板側のコネクタ37とが図示されている。
また、回路基板26の部品実装面26aには、同軸ケ−ブル28の一端部が半田付けされており、同軸ケ−ブル28の他端部にはコネクタ38が取り付けられている。部品実装面26aの周縁部の複数箇所は、枠体30に半田付けされている。これにより、枠体30が電気的にグラウンドとして機能すると共に、回路基板26と枠体30とが機械的に接合される。回路基板26の他面(裏面)、つまり放射アンテナ素子22およびグランドアンテナ素子23との対向面は、Au等の良導電性金属からなる導体層が形成された電波反射面26bとなっている。この電波反射面26bの周縁部は、枠体30の舌片30jによって複数箇所が支持される。
カバー31には、コネクタカバー32で覆われる切欠き部31aが設けられており、この切欠き部31aには、回路基板側のコネクタ37を露出しているので、回路基板26を収納保持した枠体30にカバー31を被せた状態で、同軸ケーブル25のコネクタ36を回路基板26側のコネクタ37に接続させることができる。カバー31の周縁部には、ほぼ全周に亘って、枠体30の側壁部30b〜30eに嵌合させるための折曲片31bが設けられており、この折曲片31bには内方へ突出する多数の係合小突起31cが設けられている。これらの係合小突起31cは、枠体30の小孔30hと対応する位置に配設されており、折曲片31bの弾性によって各係合小突起31cを対応する小孔30h内へ圧入させることができる。したがって、カバー31は枠体30に対してスナップフィットにより、簡単に被せることができる。なお、カバー31を被せる前の枠体30に対して、回路基板26を組み込むことによって、回路基板26の組み込み作業を容易に行うことができる。
このようなアンテナ装置100によれば、回路基板26の裏面が放射アンテナ素子22およびグランドアンテナ素子23と対向する電波反射面26bとなっているため、同調電波の到来方向において放射利得を高めることができる。
次に、本発明の特徴をなす同軸ケーブル25へのショートスタブ構造の形成について説明する。
窓ガラス上の放射アンテナ素子22およびグランドアンテナ素子23の給電点に接続された同軸ケーブル25は、図5に示されるように、ベースプレート24の端部で垂直に立ち上げられて、カバー31の切り欠き部31aへ向かうように曲げられて、コネクタ36が切り欠き部31aに届くように、配置されている。ショートスタブ構造は、同軸ケーブル25の外被を一部分除去して外部導体を露出させて、露出された外部導体に、穴が設けられたリング状金属端子64を圧着することにより取り付ける。
このリング状金属端子64は、ベースプレート24に立設されたステンレスよりなる受け部60に、ビス62を用いて固定される。このリング状金属端子64は、グランドアンテナ素子23の給電点18から、0.25λ以内の距離に設けられる。
この例では、リング状金属端子64を、受け部60にビス止めしているが、これに限定されるものではなく、電気的かつ機械的に係止できる構造であれば、いかなる構造であってもよい。例えば、スクリューねじ、ボルトおよび割ピンなどが挙げられる。
以上のようなショートスタブ構造によれば、ショートスタブ位置において同軸ケーブル25の外部導体は、リング状金属端子64,ビス62,受け部60を介してベースプレート24に電気的に接続される。ベースプレート24は、前述したようにハウジング27と電気的に接続されているので、同軸ケーブル25に対して、ハウジング27およびベースプレート24とがグランド面を構成することになる。
このようなグランド面とグランドアンテナ素子との間には、静電容量が存在するが、グランドアンテナ素子23の給電点18から0.25λ以内の位置にショートスタブ構造が形成されているので、同軸ケーブルにコモンモード電流が流れることはない。
ショートスタブ構造による性能改善の一例を、アンテナ装置を車両のリアガラスに取り付け、ショートスタブ構造を設けた場合と、設けない場合について、測定した受信性能を図7に示す。受信性能として、仰角特性を測定した。図7において、横軸は仰角、縦軸は仰角での平均受信レベル(全周囲平均利得)を示す。ショートスタブ構造を設けた場合の方が、利得が増大していることがわかる。
また、ショートスタブ構造を設けることで、同軸ケーブル25の長さが変化しても、インピーダンス性能(VSWR特性)が変動しないことを実験により確かめた。この同軸ケーブルの波長短縮率kは0.7とし、波長λは128.6mmとする。設計長が53mm(0.59kλ)の同軸ケーブルと、50mmの短い同軸ケーブル(0.56kλ)とを用いたアンテナ装置において、ショートスタブ構造を設ける場合と設けない場合とについて、VSWR特性を測定した。測定結果を図8に示す。ショートスタブ構造を設けた場合には、同軸ケーブルの長さが変化してもVSWR特性が変化しないことがわかる。
以上の実施例のショートスタブ構造は、リング状金属端子64を用いている。このリング状金属端子は、次のような機能をも有している。すなわち、同軸ケーブル25は、リング状金属端子64に機械的に支持されているので、電子回路ユニット21をベースプレート24からはずし、交換する際に、同軸ケーブルのコネクタ側部分が折れ曲がるような事故を防止できる。また、同軸ケーブルのコネクタ36を電子回路ユニット21から取り外す際に、給電端子部へ加わる応力を低減し、半田付け部への負荷を低減する効果もある。
また、ショートスタブ構造は、リング状金属端子をベースプレートに接続するのにビス止め構造としたが、リング状金属端子をベースプレートに半田付けしても構わない。この場合には、金属端子はリング状である必要はない。また、同軸ケーブルの外部導体にプラグを接続し、ベースプレートにジャックを接続し、プラグ,ジャックによる差込形状でも構わない。あるいは、同軸ケーブル25の長さを、ほぼ0.25λに設定することで、増幅器入力コネクタをそのままショートスタブ構造と兼用しても構わない。これは、入力コネクタのグランド側外部コンタクトは、通常、ハウジングと接続されているためである。
以上の実施例では、電子回路ユニット21は、ベースプレート24に脱着可能に取り付けられる構造としたが、電子回路ユニット21を、ベースプレート24に固定した構造とすることもできる。
コープレーナーアンテナに接続された同軸ケーブルにコモンモードの電流が流れる様子を示す図である。 ショートスタブ構造を設けた場合にコモンモードの電流をカットできることを示す図である。 同軸ケーブルをモデル化してVSWR特性をシミュレーションした結果を示す図である。 車両用窓ガラスに設けられた本発明によるアンテナ装置の斜視図である。 図4のアンテナ装置の分解斜視図である。 コープレーナーアンテナを取り囲むように、ベースプレートを窓ガラスに固定した状態を示す図である。 ショートスタブ構造による性能改善の一例を示す図である。 VSWR特性の測定結果を示す図である。
符号の説明
21 電子回路ユニット
22 放射アンテナ素子
23 グランドアンテナ素子
24 ベースプレート
25 同軸ケーブル
26 回路基板
26b 電波反射面
27 ハウジング
30 枠体
31 カバー
32 コネクタカバー
33 固定ねじ
36,37 コネクタ
64 リング状金属端子
100 アンテナ装置

Claims (7)

  1. 誘電体基板の一表面に形成された放射アンテナ素子およびグランドアンテナ素子と、
    前記放射アンテナ素子およびグランドアンテナ素子を取り囲むようにして、前記放射アンテナ素子およびグランドアンテナ素子の近傍に設けた導電性ハウジングと、
    中心導体が前記放射アンテナ素子の給電点に接続され、外部導体が前記グランドアンテナ素子の給電点に接続された同軸ケーブルとを備え、
    前記同軸ケーブルの外部導体には、前記導電性ハウジングに電気的に接続されるショートスタブ構造が設けられていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記放射アンテナ素子およびグランドアンテナ素子を取り囲む開口部を有し、前記誘電体基板に取り付けられた枠状の導電性ベースプレートをさらに備え、
    前記導電性ハウジングは、前記ベースプレートに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記同軸ケーブルの他端には、コネクタが接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記放射アンテナ素子およびグランドアンテナ素子により受信する信号の自由空間波長をλとした場合、前記同軸ケーブルの長さは、kλ(kは、同軸ケーブルの波長短縮率)以下であることを特徴とする請求項1,2または3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記ショートスタブ構造は、前記グランドアンテナ素子の給電点から0.25λ以下の位置に設けられていることを特徴とする請求項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記ショートスタブ構造は、前記同軸ケーブルの外部導体に接続された金属端子を、前記ベースプレートまたはハウジングに接続した構造であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記誘電体基板は、車両の窓ガラスであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナ装置。
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