JP4057272B2 - 家具システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会議などに好適に使用される家具システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の家具システムとして、例えば、図11に模式的に示すように、メイン天板aを対面配置し得るように構成された対をなすメインテーブルbと、対面配置された両メイン天板aの一側辺に隣接可能なサブ天板cを有するサブテーブルdとを具備してなるものが知られている。
【0003】
そして、この種の家具システムの中には、テーブル相互間の位置ずれ防止やサブテーブルdの安定支持などを目的にして、各メイン天板aとサブ天板cとをヒンジ機構eを介して連結したものがある。すなわち、会議などで使用されるこの種の家具システムでは、討論などを行うためにメイン天板a同士を対面配置する第1の態様(図11参照)と、サブ天板c上にプロジェクタを配置してプレゼンテーションなどを行うために両メイン天板aを平面視ハの字状に展開する第2の態様(図12参照)とを選択的に採用し得ることが望ましい。そのため、前記目的を達しつつ前述した2態様をとることができるようにするために、従来のものは、メイン天板aを、一側辺を短辺とする平面視長方形状をなすものにするとともに、サブ天板cを、前記メイン天板aの一側辺に対し2倍の長さの当接辺を具備したものにし、各メイン天板aの一側辺における使用端部分と、サブ天板cの当接辺の端部とをヒンジ機構eを介して回動可能に連結するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成のものでは、メイン天板aとサブ天板cとをヒンジ機構eの回動軸心回りにしか相対移動させることができないため、前述した2態様以外の態様でメインテーブルbとサブテーブルdとを配列させることができないという問題がある。そのため、さらに配置自由度の高い家具システムの出現が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の問題点を解決するために、本発明の前提としては、メイン天板を有する第1の家具と、前記メイン天板に隣接可能なサブ天板を有する第2の家具とを連結するにあたり、前記メイン天板とサブ天板とを連結有効長さを変更し得る状態で相対回動可能に連結する連結手段と、この連結手段の連結有効長さを所望の位置で固定するためのロック手段とを用いるようにし、このロック手段による固定状態を解除することにより前記メイン天板と前記サブ天板とを相対的に移動させ得るように構成したものである。
【0006】
このような前提のものであれば、ロック手段による固定状態を解除することにより、第1の家具と第2の家具とを比較的自由に相対移動させることができる。すなわち、連結手段の連結有効長さを変化させることによって、連結手段のメイン天板に対する接合点とサブ天板に対する結合点との位置を変化させることができ、また、メイン天板とサブ天板同士がいずれかの箇所で当接するまでの広い範囲で、第1の家具と第2の家具とを回動させたり平行移動させることができる。すなわち、連結手段による連結有効長さを変更させつつ連結手段による連結方向を変化させることによって、ヒンジ機構により連結されている場合に比べて遥かに自由度の高い条件下で第1の家具と、第2の家具とを相対移動させることができる。そして、メイン天板とサブ天板とをいずれかの箇所において当接させた状態で、ロック手段により連結手段の連結有効長さを固定すれば、この連結手段の突張作用あるいは牽引作用によりメイン天板とサブ天板との相対移動が制限される。その結果、第1の家具と第2の家具との位置ずれを効果的に抑制することができる上に、両家具の転倒に対する安全性を高めることが可能となる。
【0007】
会議などに好適な具体的態様としては、メイン天板を対面配置し得るように構成された対をなす第1の家具と、対面配置された両メイン天板の一側端に隣接可能なサブ天板を有する第2の家具と、前記各メイン天板とサブ天板とをそれぞれ連結有効長さを変更し得る状態で相対回動可能に連結する連結手段と、少なくともこれら連結手段の連結有効長さを所望の位置で固定するためのロック手段とを具備してなり、前記ロック手段による固定状態を解除することにより前記各メイン天板と前記サブ天板とを相対的に移動させ得るように構成した家具システムを本発明の前提として挙げることができる。
【0008】
このような前提によれば、対をなす第1の家具と第2の家具との間で、それぞれ前述したような自由度の高い相対移動を実現することができる。そのため、前述した従来システムにより実現することができた2つの使用態様をとることができるのは勿論のこと、さらに、例えば、第1の家具同士を平行に離間移動させた位置でロックするようなことなども可能となる。
【0009】
そして本発明は、連結手段の好ましい態様として、連結有効長さを変更することができる自由端リンクとしたものである。
【0010】
すなわち、自由端リンクの好適な例である本発明は、メイン天板に取り付けられる第1の取付部と、この第1の取付部に回転可能に取り付けた第1の回転端子と、サブ天板に取り付けられる第2の取付部と、この第2の取付部に回転可能に取り付けた第2の回転端子と、第1の回転端子および第2の回転端子のいずれか一方に一端を固定し他端側を他方の回転端子に軸心方向移動可能に係わらせたリンクメンバとを具備してなることを特徴としたものである。この場合、ロック手段は、前記リンクメンバを他方の回転端子に対して固定し得るようにしたものであればよい。
【0011】
また、会議用として好適なものにするとともに、メイン天板とサブ天板との円滑な相対移動を実現して家具システムの使い勝手を良好にするには、メイン天板が一側辺を短辺とする平面視長方形状をなすものであり、サブ天板が、前記メイン天板の一側辺に対し2倍の長さの当接辺を具備したものにするのがよい。
【0012】
家具システムのレイアウトの多様性をさらに高める場合、サブ天板に第1の取付部と対応する複数の第2の取付部を設けており、第1の取付部と何れかの第2の取付部との間に前記リンクメンバを掛け渡すようにしているものが挙げられる。
【0013】
そして、同様にレイアウトの多様性を高めるには、メイン天板に第2の取付部と対応する複数の第1の取付部を設けており、第2の取付部と何れかの第1の取付部との間に前記リンクメンバを掛け渡すようにしているものがよい。
【0014】
かかる構造を採用する場合、リンクメンバを、各部横断面形状が同一である軸状のものであり、他方の回転端子が、前記リンクメンバをスライド可能に貫通させる水平貫通孔を有したものにしておけば、特に構造の簡略化を図ることができる上、リンクメンバと水平貫通孔との係わり合いを容易に解除して非連結状態にすることができる。
【0015】
また、メイン天板とサブ天板を離間させ、リンクメンバが他方の回転端子と非連結状態である場合の好適な態様として、一方の回転端子を取り付けたメイン天板またはサブ天板に他方の回転端子から抜き取ったリンクメンバを一定角度で保持するリンクメンバ保持手段を具備しているものが挙げられる。
【0016】
この場合、リンクメンバを金属で形成するとともに、リンクメンバ保持手段をマグネットで構成するのが望ましい。
【0017】
また、ロック手段としては、他方の回転端子に水平貫通孔の軸心と直行させて設けたねじ孔と、このねじ孔にねじ込まれるねじ軸と、このねじ軸の外方端部に設けた操作用グリップとを具備してなり、前記操作用グリップを操作して前記ねじ軸を水平貫通孔内のリンクメンバに押付け得るようにしたものを挙げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1から図10を参照して説明する。なお、図4は要部の拡大底面図、図5は図3に対応するI−I線拡大断面図、図6は一部を破断した作用説明図である。
【0019】
本発明の家具システムAは、図1に示すように、メイン天板11を対面配置し得るように構成された対をなす第1の家具たるメインテーブル1と、対面配置された両メイン天板11の一側端に隣接可能なサブ天板21を有する第2の家具たるサブテーブル2と、前記各メイン天板11とサブ天板21とをそれぞれ連結有効長さを変更し得る状態で相対回動可能に連結する連結手段たる自由端リンク3と、少なくともこれら自由端リンク3の連結有効長さを所望の位置で固定するためのロック手段4とを具備している。そして、前記ロック手段4による固定された状態を解除することにより前記各メイン天板11と前記サブ天板21とを相対的に移動させ得るように構成している。
【0020】
以下に、各部の詳細について説明する。
【0021】
メインテーブル1は、図1および図3に示すように、一側辺11aを短辺とする平面視長方形状の前記メイン天板11と、図1から図3に示すように、メイン天板11の幅方向両端部近傍を支持する左右に対をなす脚要素12と、前記脚要素12の使用端12a側を支持するアジャスタ14と、反使用端12b側を支持するキャスタ13とを具備しており、メイン天板11の使用端11b側を若干持ち上げて前記アジャスタ14が床面Fから微妙に浮き上がるように傾斜させた状態で前記キャスタ13を利用して移動可能にしているものである。
【0022】
サブテーブル2は、図1から図3に示すように、床面Fを支持する平面視略円形状のベース23と、ベース23から起立してなる支持体22と、支持体22に支持されており、前記メイン天板11の前記一側辺11aに対し2倍の長さの当接辺21aを具備した平面視半円状の前記サブ天板21とを具備している。
【0023】
自由端リンク3は、図4および図5に示すように、メイン天板11に取り付けられる略円板状の第1の取付部31と、第1の取付部31と略同径の円筒状で形成してあり前記第1の取付部31の一端側に回転可能に取り付けた第1の回転端子32と、サブ天板21に取り付けられる第2の取付部33と、第2の取付部33と略同径の円筒状で形成してあり前記第2の取付部33の一端側に回転可能に取り付けた第2の回転端子34と、第1の回転端子32に一端部35aを固定し他端35b側を第2の回転端子34に係わらせたリンクメンバ35とを具備している。第1の取付部31は、図5に示すように、メイン天板11と対向する側に厚み方向に沿って設けた第1のねじ軸31aを有しており、前記第1のねじ軸31aをメイン天板11の下面側に埋め込んで取り付けた第1のナット31bにねじ込んで取り付けてある。また、第2の取付部33は、サブ天板21と対向する側に厚み方向に沿って設けた第2のねじ軸33aを有しており、前記第2のねじ軸33aをサブ天板21の下面側に埋め込んで取り付けた第2のナット33bにねじ込んで取り付けてある。そして、第2の回転端子34に設けた水平貫通孔34aには、横断面形状が略円形状に形成された軸状のリンクメンバ35を、自由端リンク3の連結有効長さを変更し得るようにスライド可能に貫通させて係わらせた状態にしてある。また、リンクメンバ35は、金属で形成してあり、第1のねじ軸31aおよび第2のねじ軸33a回りに正逆方向に水平回動するように構成してある。また、メイン天板11には、図3に示すように、第2の回転端子と非連結状態であるリンクメンバ35をメイン天板11下方で一定角度に保持して収納するために設けたリンクメンバ保持手段5が取り付けてある。前記リンクメンバ保持手段5は、マグネットで形成してある。なお、図3の想像線で示してあるリンクメンバ35は、リンクメンバ保持手段5によりメイン天板11下方で保持された状態である。
【0024】
ロック手段4は、図4および図5に示すように、第2の回転端子34に水平貫通孔34aの軸心mと直行させて設けたねじ孔41と、このねじ孔41にねじ込まれるねじ軸42と、このねじ軸42の外方端部42aに設けた円板状の操作用グリップ43とを具備している。そして、ロック手段4は、図6(a)に示すように、リンクメンバ35を開放して自由端リンク3の動作を妨げない状態である解除状態Pと、操作用グリップ43を操作して、図6(b)に示すように、リンクメンバ35を第2の回転端子34に対して固定することで自由端リンク3の動作を固定し得るように構成し、メイン天板11と前記サブ天板21の相対的な移動を禁止する固定状態Qとをとる。なお、固定状態Qは、ロック手段4の操作用グリップ43を締め込み前記ねじ軸42を水平貫通孔34a内のリンクメンバ35に押付けて水平貫通孔34aに対してスライド不能に、且つ自由端リンク3を水平回動のみ可能にして自由端リンク3の連結有効長さを固定した状態である。
【0025】
このような構成のものにおいて、本実施の形態の家具システムAは、ロック手段4を解除状態Pにして、対をなすメインテーブル1とサブテーブル2を相対移動させ得るように構成しており、例えば、図7から図10に模式的に示すように、様々な使用態様をとるものである。
【0026】
図7は、討論等を行う際に利用する態様であって、メイン天板11同士を対面配置しており、メイン天板11の各一側辺11aをサブ天板21の当接辺21aに完全に当接して固定している状態である。また、図8および図9は、サブ天板21にプロジェクタ等を配置してプレゼンテーション等を実施する態様であって、メイン天板11の一側辺11aとサブ天板21の一部を当接して両メイン天板11を平面視略ハの字状に展開した固定状態Qである。この態様は、自由端リンク3の連結有効長さを変更することで様々な展開角度をとる。そして、図10は、メインテーブル1同士を平行に離間させた態様であり、自由端リンク3の連結有効長さを変更してメイン天板11同士の離間距離を変化させて固定状態Qにしている。
【0027】
このような構成であると、ロック手段4による固定状態Qを解除する解除状態Pにおいて、メインテーブル1とサブテーブル2とを比較的自由に相対移動させることができる。すなわち、自由端リンク3の連結有効長さを変更することによって、自由端リンク3のメイン天板11に対する接合点とサブ天板21に対する結合点との位置を変化させることができ、また、メイン天板11とサブ天板21同士がいずれかの箇所で当接するまでの広い範囲で、メインテーブル1とサブテーブル2とを回動させたり平行移動させることができる。すなわち、連結有効長さを変更させつつ自由端リンク3を水平回動させることによって、ヒンジ機構により連結されている場合に比べて遥かに自由度の高い条件下でメインテーブル1と、サブテーブル2とを相対移動させることができる。そして、メイン天板11とサブ天板21とをいずれかの箇所において当接させた状態で、ロック手段4により自由端リンク3の連結有効長さを固定すれば、この自由端リンク3の突張作用あるいは牽引作用によりメイン天板11とサブ天板21との相対移動が制限される。その結果、メインテーブル1とサブテーブル2との位置ずれを効果的に抑制することができる上に、両テーブルの転倒に対する安全性を高めることができる。
【0028】
さらに、対をなすメインテーブル1とサブテーブル2との間で、前述した従来システムより実現することができた2つの使用態様をとることができるのは勿論のこと、さらに、メインテーブル1同士を平行に離間移動させた位置でロックすることもできる。
【0029】
また、メイン天板11が一側辺11aを短辺とする平面視長方形状をなすものであり、サブ天板21が、前記メイン天板11の一側辺11aに対し2倍の長さの当接辺21aを具備したものにしておけば、収まりが良く、会議用として好適に使用できるとともに、家具システムAの使い勝手を良好にする。
【0030】
さらに、連結手段として自由端リンク3を採用しているので、簡単な構成によりメインテーブル1とサブテーブル2とを連結することができる。
【0031】
そして、自由端リンク3が、メイン天板11に取り付けられる第1の取付部31と、この第1の取付部31に回転可能に取り付けた第1の回転端子32と、サブ天板21に取り付けられる第2の取付部33と、この第2の取付部33に回転可能に取り付けた第2の回転端子34と、第1の回転端子32に一端部35aを固定し他端35b側を第2の回転端子34に軸心m方向移動可能に係わらせたリンクメンバ35とを具備してなるものであり、ロック手段4が、前記リンクメンバ35を第2の回転端子34に対して固定し得るようにしたものなので、操作性も良好なものとなる。
【0032】
また、リンクメンバ35が、各部横断面形状が同一である軸状のものであり、第2の回転端子34が、前記リンクメンバ35をスライド可能に貫通させる水平貫通孔34aを有したものなので、特に構造の簡略化を図ることができる上、リンクメンバ35と水平貫通孔34aとの係わり合いを容易に解除してリンクメンバ35を第2の回転端子34に対して非連結状態にすることができる。
【0033】
さらに、メイン天板11とサブ天板21とを離間させてリンクメンバ35が第2の回転端子34と非連結状態である場合に、第1の回転端子32を取り付けたメイン天板11に第2の回転端子34から抜き取ったリンクメンバ35を一定角度で保持するリンクメンバ保持手段5を具備しているので、水平貫通孔34から抜き出したリンクメンバ35の水平回動を防止するとともにメイン天板11の下方に格納することで、リンクメンバ35がメイン天板11の外方に飛び出ることを防止してメインテーブル1の運搬を容易にするとともに、メインテーブル1を単体で好適に利用できる。
【0034】
なお、本発明における構成は、以上説明したものに限定されないのは勿論である。例えば、本実施の形態では、ロック手段4が、自由端リンク3の連結有効長さを所望の位置で固定するようにしているが、これに加えて、固定状態Qにおいて第1の回転端子32および第2の回転端子34の回転を不能にする構成にしてもよい。このようなものであると、家具システムAを利用する際、ロック手段4は、自由端リンク3の水平回動を不能にして、メイン天板11とサブ天板21との相対移動の制限をさらに強固にすることができるので、家具システムAに対して不測の衝突等による外力が生じても、安定した態様を保持する。そのため、利用者に良好な使用感を提供することができる。さらに、サブ天板21に第1の取付部31と対応する複数の第2の取付部33を設けており、第1の取付部31と何れかの第2の取付部33との間に前記リンクメンバ35を掛け渡すように構成してもよい。このようなものであると、リンクメンバ35を係わり合わせる第2の取付部33を選択的に使用することが可能なのでレイアウトの自由度をさらに高めることができる。また、リンクメンバ35の一端部35aを第1の回転端子32に固定し、他端35b側を第2の回転端子34に係わらせて、ロック手段4のねじ孔41を第2の回転端子34に設けるように構成しているが、これに限らず、一端部35aを第2の回転端子34に固定し、他端35b側を第1の回転端子32に軸心m方向移動可能に係わらせて、ロック手段4のねじ孔41を第1の回転端子32に設けるように構成したものであってもよい。そして、この場合、家具システムAのレイアウトの自由度をさらに高めるには、メイン天板11に第2の取付部34と対応する複数の第1の取付部31を設けており、第2の取付部33と何れかの第1の取付部31との間に前記リンクメンバ35を掛け渡すようにしているものがよい。
【0035】
なお、また、メイン天板11とサブ天板21とは、同一形態のものでもよいのは勿論である。
【0036】
その他、各部の具体的構成についても上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上のような構成であるから、ロック手段による固定状態を解除することにより、第1の家具と第2の家具とを比較的自由に相対移動させることができる。すなわち、連結手段の連結有効長さを変化させることによって、連結手段のメイン天板に対する接合点とサブ天板に対する結合点との位置を変化させることができ、また、メイン天板とサブ天板同士がいずれかの箇所で当接するまでの広い範囲で、第1の家具と第2の家具とを回転させたり平行移動させることができる。すなわち、連結手段の長さを変更させつつ連結手段を水平回動させることによって、ヒンジ機構により連結されている場合に比べて遥かに自由度の高い条件下で第1の家具と、第2の家具とを相対移動させることができる。そして、メイン天板とサブ天板とをいずれかの箇所において当接させた状態で、ロック手段により連結手段の連結有効長さを固定すれば、この連結手段の突張作用あるいは牽引作用によりメイン天板とサブ天板との相対移動が制限される。その結果、第1の家具と第2の家具との位置ずれを効果的に抑制することができる上に、両家具の転倒に対する安全性を高めることができる。
【0038】
また、メイン天板を対面配置し得るように構成された対をなす第1の家具と、両メイン天板の一側端に隣接するサブ天板を有する第2の家具と、前記各メイン天板とサブ天板とをそれぞれ連結有効長さを変更し得る状態で相対回動可能に連結する連結手段と、少なくともこれら連結手段の連結有効長さを所望の位置で固定するロック手段とを具備してなり、前記ロック手段による固定状態を解除することにより前記各メイン天板と前記サブ天板とを相対的に移動させ得るように構成した家具システムなので、対をなす第1の家具と第2の家具との間で、それぞれ前述したような自由度の高い相対移動を実現することができる。そのため、前述した従来システムより実現することができた2つの使用態様をとることができるのは勿論のこと、さらに、例えば、第1の家具同士を平行に離間移動させた位置でロックするようなことなども可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全体斜視図。
【図2】同正面図。
【図3】同平面図。
【図4】同要部を示す拡大底面図。
【図5】図3に対応するI−I線拡大断面図。
【図6】同一部を破断した作用説明図。
【図7】同家具システムの態様例を示す平面図。
【図8】同家具システムの態様例を示す平面図。
【図9】同家具システムの態様例を示す平面図。
【図10】同家具システムの態様例を示す平面図。
【図11】従来例の一態様を示す平面図。
【図12】従来例の他の態様を示す平面図。
【符号の説明】
1・・・第1の家具(メインテーブル)
11・・・メイン天板
11a・・・一側辺
2・・・第2の家具(サブテーブル)
21・・・サブ天板
21a・・・当接辺
3・・・連結手段(自由端リンク)
31・・・第1の取付部
32・・・第1の回転端子
33・・・第2の取付部
34・・・第2の回転端子
34a・・・水平貫通孔
35・・・リンクメンバ
35a・・・一端部
35b・・・他端
4・・・ロック手段
41・・・ねじ孔
42・・・ねじ軸
43・・・操作用グリップ
5・・・リンクメンバ保持手段
A・・・家具システム
Q・・・固定状態
m・・・軸心

Claims (9)

  1. メイン天板を有する第1の家具と、前記メイン天板に隣接可能なサブ天板を有する第2の家具と、前記メイン天板とサブ天板とを連結有効長さを変更し得る状態で相対回動可能に連結する連結手段と、少なくともこの連結手段の連結有効長さを所望の位置で固定するためのロック手段とを具備してなり、このロック手段による固定状態を解除することにより前記メイン天板と前記サブ天板とを相対的に移動させ得るように構成したものであって、
    連結手段が、連結有効長さを変更することができる自由端リンクであり、自由端リンクが、メイン天板に取り付けられる第1の取付部と、この第1の取付部に回転可能に取り付けた第1の回転端子と、サブ天板に取り付けられる第2の取付部と、この第2の取付部に回転可能に取り付けた第2の回転端子と、第1の回転端子および第2の回転端子のいずれか一方に一端部を固定し他端側を他方の回転端子に軸心方向移動可能に係わらせたリンクメンバとを具備してなるものであり、ロック手段が、前記リンクメンバを他方の回転端子に対して固定し得るようにしたものであることを特徴とする家具システム。
  2. メイン天板を対面配置し得るように構成された対をなす第1の家具と、対面配置された両メイン天板の一側端に隣接可能なサブ天板を有する第2の家具と、前記各メイン天板とサブ天板とをそれぞれ連結有効長さを変更し得る状態で相対回動可能に連結する連結手段と、少なくともこれら連結手段の連結有効長さを所望の位置で固定するためのロック手段とを具備してなり、前記ロック手段による固定状態を解除することにより前記各メイン天板と前記サブ天板とを相対的に移動させ得るように構成したものであって、連結手段が、連結有効長さを変更することができる自由端リンクであり、自由端リンクが、メイン天板に取り付けられる第1の取付部と、この第1の取付部に回転可能に取り付けた第1の回転端子と、サブ天板に取り付けられる第2の取付部と、この第2の取付部に回転可能に取り付けた第2の回転端子と、第1の回転端子および第2の回転端子のいずれか一方に一端部を固定し他端側を他方の回転端子に軸心方向移動可能に係わらせたリンクメンバとを具備してなるものであり、ロック手段が、前記リンクメンバを他方の回転端子に対して固定し得るようにしたものであることを特徴とする家具システム。
  3. メイン天板が、一側辺を短辺とする平面視長方形状をなすものであり、サブ天板が、前記メイン天板の一側辺に対し2倍の長さの当接辺を具備したものである請求項2記載の家具システム。
  4. サブ天板に第1の取付部と対応する複数の第2の取付部を設けており、第1の取付部と何れかの第2の取付部との間に前記リンクメンバを掛け渡すようにしていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の家具システム。
  5. メイン天板に第2の取付部と対応する複数の第1の取付部を設けており、第2の取付部と何れかの第1の取付部との間に前記リンクメンバを掛け渡すようにしていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の家具システム。
  6. リンクメンバが、各部横断面形状が同一である軸状のものであり、他方の回転端子が、前記リンクメンバをスライド可能に貫通させる水平貫通孔を有したものである請求項1、2又は3記載の家具システム。
  7. 一方の回転端子を取り付けたメイン天板またはサブ天板に他方の回転端子から抜き取ったリンクメンバを一定角度で保持するリンクメンバ保持手段を具備していることを特徴とする請求項6記載の家具システム。
  8. リンクメンバを金属で形成するとともに、リンクメンバ保持手段をマグネットで構成していることを特徴とする請求項7記載の家具システム。
  9. ロック手段が、他方の回転端子に水平貫通孔の軸心と直行させて設けたねじ孔と、このねじ孔にねじ込まれるねじ軸と、このねじ軸の外方端部に設けた操作用グリップとを具備してなり、前記操作用グリップを操作して前記ねじ軸を水平貫通孔内のリンクメンバに押付け得るようにしたものである請求項6記載の家具システム。
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