JP4046960B2 - 釘打ち機構及び遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、槌部材と釘状をなす固定部材とを利用して遊技機における外郭保持枠を設置面に設置固定する際に用いられる釘打ち機構及びこの釘打ち機構を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機等の遊技機においては、縦長方形状に枠組み形成された外枠が外郭保持枠とされ、この外枠の開口前面側に遊技機構成部材用の搭載枠とも称される中枠が開閉可能に組み付けられる。そして、この中枠に遊技盤、上下の球皿、打球発射装置を始め多くの遊技機構成部材が搭載セットされて、実質的な遊技機本体が構成される。
【0003】
このような遊技機が遊技場(ホール)で用いられる場合は、通称「島」とも呼ばれる設置枠台に、まず前記外枠が固定保持される。その後、外枠に遊技機本体となる中枠が組み付けられて、以後、機表側及び機裏側から各種遊技機構成部材の組み付け作業が行われる。
【0004】
ところで、前記設置枠台に対する外枠の固定保持手段としては、従来より釘が利用されている。即ち、外枠における上辺部と下辺部との所要部位に対して、片手で釘を所定角度(通常は、外枠(及び設置枠台)の内面に対して垂直)に保持した状態で、釘の頭部を金槌等で繰り返し叩く。このようにして、外枠を設置枠台に釘着していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来の釘打ちによる外枠の固定保持作業においては次のような問題があった。即ち、釘を所定角度に打ち込むという作業は、幅狭である釘の頭部の同じ位置を金槌で繰り返し叩かなければならない。このとき、一方の手で釘を保持した状態で他方の手で釘を打ち込む作業は、金槌の取り扱いに慣れていないと、なかなか所望の角度に沿って真っ直ぐに打ち込むことができない。ましてや、外枠に対する釘の打ち込み箇所近傍に遊技機構成部材(例えば、スピーカ等)や、その取付枠組などが存在する場合には、スペース的にも釘の打ち込み作業の支障となる。従って、このような外枠の固定保持作業には、熟練を要し、誰もが容易に行えず、例えば釘の打ち込み作業を何度もやり直して必要以上に時間がかかってしまったり、所望の角度に釘が打ち込めないという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、釘(固定部材)を所定の角度(即ち、打ち込み方向)に簡単に打ち込むことができ、遊技機における外郭保持枠を設置面に容易に設置することができる釘打ち機構及び遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、槌部材と釘状をなす固定部材とを使用して、遊技機の機体の外郭をなすように縦長方形状に枠組み形成されるとともに開口前面側に遊技機構成部材用の搭載枠が開閉可能に組み付けられる外郭保持枠を、遊技場に設置された設置枠台の設置面に設置固定するための釘打ち機構であって、前記外郭保持枠の下辺部の前面側には鉛直方向に立設された壁部が形成されているとともに、前記壁部の下面には該壁部と直角をなし、前記外郭保持枠を前記設置面に設置した際に前記設置面に接する底板が前記遊技機の裏面に向かって延設されており、前記槌部材に衝打される槌面と、前記槌面の反対面側に形成され、前記固定部材に対する当接状態において前記槌面に対する前記槌部材の衝打時に前記固定部材を前記設置面への打ち込み方向に押圧する推面と、前記槌面から前記推面に向かって前記固定部材の打ち込み方向に沿って延びるように形成されるとともに、雄型係合部又は雌型係合部のうち何れか一方の係合部形態とされ、他方の係合部形態となる係合部との係合状態において前記槌面に対する前記槌部材の衝打時に前記設置面に向かってガイドされる被ガイド部とからなる複数種類の釘打具と、前記外郭保持枠の前記壁部の裏面に、前記壁部の上面に開口するとともに前記固定部材の前記設置面への打ち込み方向に沿って延びるように設けられ、前記釘打具の被ガイド部と係合して当該被ガイド部を前記固定部材の打ち込み方向と交差する方向への移動を規制した状態で前記設置面に向かってガイドするガイド部と、前記外郭保持枠の前記底部に形成され、前記壁部の裏面側における壁面からの距離が異なるように、かつ前記固定部材を挿通可能に貫通形成された複数の釘打ち用孔と、を備え、各釘打具の前記推面には、前記固定部材の頭部に係合可能な1つの係合凹部が形成されているとともに、前記各釘打具は前記被ガイド部と前記係合凹部との離間距離が異なり、前記各釘打具を前記ガイド部の開口から着脱可能に構成することにより、前記固定部材の打ち込み時において、前記被ガイド部と前記係合凹部との離間距離が今回の打ち込みで前記固定部材を挿通させる前記釘打ち用孔と前記壁面の距離に等しい釘打具を選択し、その選択した釘打具の被ガイド部を前記外郭保持枠の前記ガイド部に係合させて打ち込みを行うことを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、槌部材と釘状をなす固定部材とを使用して、遊技機の機体の外郭をなすように縦長方形状に枠組み形成されるとともに開口前面側に遊技機構成部材用の搭載枠が開閉可能に組み付けられる外郭保持枠を、遊技場に設置された設置枠台の設置面に設置固定するための釘打ち機構であって、前記外郭保持枠の下辺部の前面側には鉛直方向に立設された壁部が形成されているとともに、前記壁部の下面には該壁部と直角をなし、前記外郭保持枠を前記設置面に設置した際に前記設置面に接する底板が前記遊技機の裏面に向かって延設されており、前記槌部材に衝打される槌面と、前記槌面の反対面側に形成され、前記固定部材に対する当接状態において前記槌面に対する前記槌部材の衝打時に前記固定部材を前記設置面への打ち込み方向に押圧する推面と、前記槌面から前記推面に向かって前記固定部材の打ち込み方向に沿って延びるように形成されるとともに、雄型係合部又は雌型係合部のうち何れか一方の係合部形態とされ、他方の係合部形態となる係合部との係合状態において前記槌面に対する前記槌部材の衝打時に前記設置面に向かってガイドされる被ガイド部とからなる釘打具と、前記外郭保持枠の前記壁部の裏面に、前記固定部材の前記設置面への打ち込み方向に沿って延びるように設けられ、前記釘打具の被ガイド部と係合して当該被ガイド部を前記固定部材の打ち込み方向と交差する方向への移動を規制した状態で前記設置面に向かってガイドするガイド部と、を備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の釘打ち機構において、前記推面には、前記固定部材の頭部に係合可能であって、前記被ガイド部からの距離を異ならせた複数の係合凹部が形成されていることを要旨とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の釘打ち機構において、前記ガイド部は平断面T字状に形成されたガイド溝であり、前記被ガイド部は摺動溝とリブによって前記ガイド溝に対応する断面T字状に形成されていることを要旨とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の釘打ち機構において、前記槌面は、槌部材による衝撃を緩和する緩衝部材にて被覆されていることを要旨とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、遊技機は、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の釘打ち機構を備えたことを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を本発明をパチンコ遊技機(以下、「遊技機」という)、及び同遊技機に備えられる釘打ち機構、並びにこの釘打ち機構を構成する釘打具に具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0015】
図1に略示するように、遊技機10において機体の外郭をなす外郭保持枠としての外枠11の開口前面側には、各種の遊技機構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、前記中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組付け整合されている。さらに、前記中枠12の下部には下球皿16、打球発射装置17等が装着されている。また、外枠11の下部中央(即ち、下辺部33の中央)には、各種遊技状態に応じて各種音声(効果音、エラー音など)が出力されるスピーカ18を有するスピーカボックス19が内部に設けられている(図3参照)。
【0016】
このような遊技機10は、図2に示すように、遊技場に据え付けられた通称「島」とも呼ばれる設置枠台20に複数並設されて遊技設備をなしている。設置枠台20には、平面状の設置面21(図3参照)にて四方を囲むことにより形成された縦長方形の設置枠22が複数形成されている。そして、同設置枠22に遊技機10の外枠11が複数の固定部材としての釘23により設置固定されている。この釘23は直線状に延びるように形成されている。
【0017】
次に、前記外枠11を設置枠22に釘着するための釘打ち機構Kについて説明する。なお、外枠11における上辺部と下辺部33の複数の所要部位に対して、釘23が打ち付けられているが、全ての部位が同一構成となるため、本実施形態では、外枠11の下辺部33における一箇所についてのみ説明する。
【0018】
この釘打ち機構Kは、図3に示すように、外枠11に対して一体に形成されたガイド部としてのガイド溝31と釘打具32とから構成されている。
まず、ガイド溝31を有する外枠11について説明する。合成樹脂製の外枠11を構成する下辺部33の前面側には、鉛直方向(即ち、設置面21に対して垂直方向)に立設された壁部34が形成されており、同壁部34と直角をなすように底板35が裏面側に向かって延設されている。底板35はほぼ平板状に形成され、設置枠22の設置面21に対して密着している。なお、底板35及び同底板35に対応する設置面21は水平にされている。
【0019】
下辺部33の中央に設けられたスピーカボックス19は、底板35の上面を半分以上に亘って覆っており、その奥行き方向の長さは底板35の板幅とほぼ同じにされている。また、スピーカボックス19の高さは、壁部34の高さとほぼ同じにされている。前記底板35におけるスピーカボックス19の近傍位置には、複数(本実施形態では5つ)の釘打ち用孔36が貫通形成されている。これらの釘打ち用孔36は、「W」の文字状に配置されており、各釘打ち用孔36はそれぞれ壁部34の裏面側における壁面34aからの距離が異なっている。
【0020】
前記壁部34の裏面側であって、スピーカボックス19の近傍位置にはガイド溝31が形成されている。前記ガイド溝31は、図4(b)に示すように、収容部31aと、同収容部31aよりも溝幅が狭い開口部31bとから平断面T字状に形成されている。また、ガイド溝31(収容部31a、開口部31b)は壁部34の上面に対しても開口されており、この上面から鉛直方向に底板35(設置面21)に向かって同一幅で所定長さに延設されている。
【0021】
一方、図4(a)及び図4(b)に示すように、釘打具32は平面視扁平状の略六面体に形成されており、硬質プラスチック等の材料で形成されている。釘打具32の一面(図4(a)において上側の面)は、槌部材としての金槌40に衝打される槌部としての槌面41とされている。そして、この槌面41には、緩衝部材としてのゴム板42が貼付されている。なお、以下の説明において、槌面41を衝打するといった場合、ゴム板42を介して槌面41を衝打することを示す。
【0022】
釘打具32における槌面41の反対面側には突出部44が突出形成されている。この突出部44の先端面は推部としての推面45とされている。そして、前記推面45の中央部には平断面円形である釘23の頭部23aに係合可能なように、断面円形に形成された係合凹部46が凹設されている。
【0023】
槌面41と直交する釘打具32の側縁部には、ガイド溝31に対応する形状の被ガイド部としての摺動部47が形成されている。この摺動部47は、前記突出部44と所定の距離を有するように位置している。摺動部47は摺動溝47aとリブ47bとから断面T字状に形成されている。摺動溝47aは、前記槌面41及び推面45と直角をなすと共に互いに反対側に位置する扁平面32aにそれぞれ形成されており、推面45側の端部から、槌面41側に向かって切欠き形成されている。そして、この摺動溝47aにより釘打具32の側縁にはリブ47bが形成されている。
【0024】
この摺動部47は外枠11のガイド溝31に係合可能になっている。即ち、前記リブ47bの先端部間の距離及び摺動溝47a間の距離は、ガイド溝31における収容部31aの溝幅及び開口部31bの溝幅にそれぞれ対応して形成されている。従って、係合関係をなすガイド溝31と摺動部47においては、前記ガイド溝31が雌型係合部の係合部形態となっており、摺動部47が雄型係合部の係合部形態となっている。前記ガイド溝31は、壁部34の上面に対して同一幅で延設された状態で開口されており、摺動部47の摺動溝47aは切欠き形成されているため、摺動部47はガイド溝31に対して着脱可能になっている。
【0025】
なお、釘打具32の内部であって、前記摺動部47と突出部44の間には、推面45側に開口した2つの空洞部48が形成されており、前記空洞部48は、釘打具32の厚さ方向に並設されている。前記空洞部48は、釘打具32を金型で成形する際におけるひけの発生を抑制するために形成されるものであり、この空洞部48により扁平面32aにひけが発生しないため、形のよい釘打具32が成形できる。また、釘打具32における摺動部47の反対側の側縁部は湾曲形成されている(図4(b)参照)。
【0026】
ところで、釘打具32の摺動部47は外枠11(下辺部33)のガイド溝31から着脱可能であるため、摺動部47を同一形状とすることで、複数種の釘打具32を変更使用可能としている。このため本実施形態においては、例えば図7(a),(b)及び図8(a),(b)に示すように、前記釘打具32の内部に形成される空洞部48の大きさが調整され、突出部44と摺動部47との離間距離が異なる釘打具32が複数用意されている。
【0027】
図7に示す釘打具32は、図4に示す釘打具32よりも空洞部48が大きく形成され、突出部44と摺動部47との離間距離が長くされている。そして、図8に示す釘打具32には、空洞部48が設けられておらず、突出部44と摺動部47との離間距離が短くされている。なお、図7(a),(b)及び図8(a),(b)に示す釘打具32は、図4(a),(b)に示す釘打具32と空洞部48を除いては同一構成であるため、その詳細な説明は省略する。
【0028】
次に、上記のように構成された釘打ち機構Kの使用状況を説明する。
まず、外枠設置者は外枠11を設置枠台20の設置枠22に嵌め込み、外枠11の下辺部33における底板35を設置面21に密着させる。次いで、図3に示すように、底板35に形成された釘打ち用孔36に釘23を挿通させ、仮止めする。この結果、釘23の打ち込み時において、底板35を打ち抜く手間が省かれるとともに釘23の位置決めがなされ、作業の容易性が増す。
【0029】
ところで、本実施形態では、釘打ち用孔36は5つ設けられており、それぞれ壁部34の壁面34aからの距離が異なっている。従って、複数用意される釘打具32のうち、突出部44と摺動部47との離間距離が壁部34の壁面34aから今回の釘23までの距離が等しいもの(例えば、図3、図5及び図6では、図4(a)に示す釘打具32が用いられている)を選択する。
【0030】
次に、選択された釘打具32の摺動部47を壁部34の上面側のガイド溝31の開口から係入する。すると、図4(b)に示すように、ガイド溝31の収容部31aと摺動部47のリブ47b、及びガイド溝31の開口部31bと摺動部47の摺動溝47aとがそれぞれ係合し、摺動部47はガイド溝31の延びる方向(鉛直方向)に、同ガイド溝31に沿って摺動可能になる。このとき、釘打具32における推面45の係合凹部46は、釘打ち用孔36に対向して位置する。
【0031】
そして、図5に示すように、摺動部47をガイド溝31に沿って摺動させることで釘打具32を垂下させ、釘打具32の推面45における係合凹部46を釘23の頭部23aに係合させて、推面45と釘23の頭部23aとを当接状態にする。このとき、釘打具32の槌面41は壁部34の上面よりも上方に位置する。
【0032】
この状態で、図6に示すように、金槌40により釘打具32の槌面41を衝打すると、この釘打具32を介して金槌40の衝撃が推面45に当接する釘23に伝わる。このとき、槌面41にはゴム板42が貼付されているため、同ゴム板42にて金槌40による衝撃を緩和し、釘打具32の槌面41に割れが生じることを防止できる。
【0033】
前記金槌40にて槌面41を繰り返し叩くと、摺動部47がガイド溝31に沿いながら摺動し、釘打具32は移動しながら釘23を設置面21(底板35)に向かって打つ込み方向である鉛直方向へ押圧する。
【0034】
この打ち込み作業において、釘打具32の移動方向はガイド溝31によってガイド(規制)されるため、外枠設置者が金槌40の取り扱いに慣れておらず、同じ部位を正確に繰り返し叩くことができなくても、単純に釘打具32の槌面41を金槌40で繰り返し衝打するだけで、釘23を鉛直方向に簡単に打ち込むことができる。
【0035】
また、本実施形態では外枠11に対する釘23の打ち込み箇所近傍に下辺部33において広い設置スペースを占有するスピーカボックス19や壁部34が配設されているが、外枠設置者は、釘打具32を介して釘23を打ち込む。摺動部47の摺動溝47aは切欠き形成され、槌面41まで同溝47aが形成されていないため、釘23の打ち込み時において、釘打具32の槌面41は壁部34(スピーカボックス19)よりも上方に位置する。このため、釘23の周辺の部材がスペース的に釘23の打ち込み作業の支障となることはない。
【0036】
また、雄型又は雌型の係合部形態とされ、共にT字状に形成された摺動部47とガイド溝31との係合関係により、釘打具32は鉛直方向と交差する方向(水平方向)への移動が規制される。この結果、移動方向を規制するために、例えば外枠設置者が手で釘打具32を支持して釘23の打ち込みに伴い設置面21(35)に向かって移動させる必要がないため、釘23の打ち込み作業の効率を向上させることができる。
【0037】
さらに、釘打具32の推面45に釘23の頭部23aの形状に対応した断面形状を有する係合凹部46を形成したため、作業中に前記推面45から釘23の頭部23aが滑って外れることはない。このようにして、釘23の打ち込みは簡便に完了でき、下辺部33(外枠11)を設置面21に対して固定できる。
【0038】
釘23が打ち付けられると、釘打具32(摺動部47)がガイド溝31より抜き外される。そして、壁部34の壁面34aからの距離が異なる他の釘打ち用孔36(釘23)に対応させて、図7又は図8に示すような摺動部47から突出部44までの長さの異なった釘打具32に適宜取り替えられて、再び釘23の打ち込み作業が行われる。このようにして、ガイド溝31からの離隔位置、即ち底板35における釘23の打ち込み位置を変えることができ、複数本の釘23を近接させて外枠11(下辺部33)を固定したり、設置枠22の状態に合わせて打ち込み位置を適宜選択することが可能になる。
【0039】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、外枠11に、釘23の打ち込み方向である鉛直方向に沿って延びるようにガイド溝31を形成し、同ガイド溝31に係合した状態で設置面21(底板35)に向かってガイドされる摺動部47を釘打具32に形成した。そして、釘打具32の推面45を釘23の頭部23aに当接させた状態で、槌面41を金槌40で繰り返し衝打し、ガイド溝31に沿って摺動する釘打具32を介して釘23を設置面21に打ち付けた。このため、釘打具32の移動方向がガイド溝31によって規制されるため、外枠設置者が金槌40の取り扱いに慣れておらず、同じ部位を正確に繰り返し叩くことができなくても、釘23を鉛直方向に簡単に打ち込むことができ、外枠11を設置面21に容易に設置することができる。
【0040】
また、釘23を打ち込む際には、従来と異なり、金槌40と釘23の間に釘打具32が介在されることになり、釘打具32の槌面41は壁部34の上面よりも上方に位置するため、スペース的に釘23の打ち込み作業の支障となることはなく、簡便に打ち込み作業ができる。
【0041】
(2)上記実施形態では、摺動部47を摺動溝47aとリブ47bとで、雄型係合部の係合部形態をなすようにT字状に形成し、ガイド溝31を収容部31aと開口部31bとで、雌形係合部の係合部形態をなすようにT字状に形成した。このため、摺動部47とガイド溝31との係合状態では、釘打具32は鉛直方向と交差する方向(即ち、水平方向)への移動が規制され、必ず鉛直方向へ移動する。従って、外枠設置者が、例えば移動方向を規制するために手で釘打具32を支持して、釘23の打ち込みに伴い設置面21(底板35)に向かって移動させる必要がなく、釘23の打ち込み作業の効率を向上させることができる。
【0042】
(3)上記実施形態では、釘打具32の推面45に釘23の頭部23aに対応した断面形状を有する係合凹部46を形成した。このため、作業中に釘打具32の推面45から釘23の頭部23aが滑って外れることはない。
【0043】
(4)上記実施形態では、ガイド溝31を壁部34の上面に対して開口するように形成し、摺動部47の摺動溝47aを推面45側から槌面41側に向かって切欠き形成して、ガイド溝31から摺動部47を着脱可能な構成にした。このため、摺動部47から突出部44までの長さの異なった釘打具32を適宜取り替えて使用することができる。また、これに伴い複数本の釘23を近接配置して外枠11(下辺部33)を固定したり、設置枠22(設置面21)の状態に合わせて打ち込み位置を適宜選択できる。
【0044】
(5)上記実施形態では、槌面41にゴム板42を貼付したため、同ゴム板42にて金槌40による衝撃を緩和し、槌面41の割れ等を防止できる。
(6)上記実施形態では、底板35に釘23を仮止めするための釘打ち用孔36を設け、釘打具32の摺動部47がガイド溝31に係合する際に、推面45の係合凹部46が前記釘打ち用孔36に対向するようにした。このため、釘打ち用孔36に仮止めされた釘23に対して係合凹部46を確実に係合でき、また、釘23を仮止めすることで、釘23の打ち込み時において底板35を打ち抜く手間を省き、釘打ち用孔36にて位置決めすることにより釘23の打ち込み作業をより簡単にできる。
【0045】
なお、上記実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・上記実施形態では、釘打具32の推面45に1つの係合凹部46を形成し、釘打具32を適宜交換することで、異なる位置に配置される釘23の頭部23aに前記係合凹部46を係合するようにしていたが、図9(a)及び図9(b)に示すように変更してもよい。即ち、図4に示す釘打具32よりもその推面45の面積が広くなるように、突出部44を形成する。そして、釘打具32の摺動部47が外枠11のガイド溝31に係合した際に、底板35に設けられた各釘打ち用孔36に対向するように、前記推面45に係合凹部46を5つ「W」字状の配置構成となるように形成する。このようにすれば、壁面34aからの距離が異なる釘23の位置に対応させて釘打具32を交換する必要がなくなるため、複数の釘打具32を用意しなくて済み、コスト低減を図ることができる。
【0046】
・上記実施形態では、釘23の打ち込み方向を鉛直方向として具体化したが、設置面21に対して傾斜する方向に打ち込む態様にしてもよい。また、設置面21及び底板35を傾斜させて形成し、釘23を前記設置面21と直角する方向に打ち込む態様に具体化してもよい。
【0047】
・上記実施形態では、外枠11における底板35には、釘23を仮止めするための釘打ち用孔36を貫通形成したが、同釘打ち用孔36を設けなくてもよい。・上記実施形態では、釘打具32の槌面41にゴム板42を設けたが、ゴム板42に限らず他の弾性部材を始め、金槌40による衝撃を緩和するものであれば他の部材を用いてもよい。また、釘打具32における釘23と当接する部位である係合凹部46にゴム板を設けて、釘23の頭部23aと係合凹部46との間で発生する金槌40による衝撃の緩和を図ってもよい。
【0048】
・上記実施形態では、釘打具32における摺動部47の摺動溝47aを切欠溝とし、ガイド溝31を同一幅で壁部34の上面まで開口させ、前記摺動部47及びガイド溝31を着脱可能に構成したが、摺動部47の推面45側の端部及び、ガイド溝31の壁部34の上面に対する部位に互いに係止可能な係止片を設ける等して、ガイド溝31から摺動部47を離脱不能にする構成を採用してもよい。
【0049】
・上記実施形態では、釘打具32の推面45に釘23の頭部23aが係合する係合凹部46を形成したが、推面45を平面状に形成してもよい。
・上記実施形態では、外枠11に雌形係合部形態をなすガイド溝31を形成し、釘打具32に雄型係合部形態をなす摺動部47を形成したが、外枠11に雄型係合部形態をなす断面T字状のガイド突部を突設し、釘打具32に雌形係合部形態をなす断面T字状の係合溝を形成してもよい。このようにした場合、前記ガイド突部がガイド部に相当し、係合溝が被ガイド部に相当する。
【0050】
・上記実施形態では、釘打具32の摺動部47を、摺動溝47aとリブ47bとで断面T字状になるように形成していたが、摺動部47を断面L字状に形成してもよいし、リブ47bに相当する部位を断面円形に形成してもよい。このようにした場合は、ガイド溝31の収容部31aもそれに対応した形状にされる。
【0051】
・また、摺動部47及びガイド溝31をT字状に形成せずに、単にガイド溝31を壁面34aに対して凹設して、そこに釘打具32の側面をスライドさせる態様でもよい。さらに、壁部34にガイド溝31を設けず、壁面34aをガイド部として、釘打具32の側面を当接させてスライドさせる態様でもよい。これらのようにした場合、外枠設置者は、釘打具32がガイド溝31又は壁面34aにガイドされるように釘打具32を保持する必要がある。また、釘打具32の側面が被ガイド部に相当する
・上記実施形態では、釘打具32を衝打する槌部材として金槌を用いたが、木槌でもよいし、物を打ち叩く他の工具を用いてもよい。
【0052】
・上記実施形態では、ガイド溝31は外枠11の壁部34に一体に形成されていたが、ガイド溝31を設けた部材を外枠11とは別に形成し、その部材を外枠11に対して設置する構成にしてもよい。
【0053】
・上記実施形態では、釘打具32を硬質プラスチックで形成したが金属で形成してもよい。
・上記実施形態では、設置枠22に外枠11を設置固定するために、直線状に延びる釘23を使用したが、コ字状をなす釘部材や先端が尖り釘状をなすネジ等を代わりに用いてもよい。この場合、前記釘部材やネジが固定部材に相当する。
【0054】
次に、上記実施形態及び各別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)前記推部における係合凹部は、前記被ガイド部が外郭保持枠側のガイド部にガイドされる際に、外郭保持枠に予め形成された固定部材を挿通するための釘打ち用孔に対向するように配置されている。
【0055】
(2)前記ガイド部は、平面状をなす設置面と直交する方向に沿って延びるように設けられている。なお、上記実施形態では、鉛直方向が設置面と直交する方向に相当する。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、釘状をなす固定部材を所定の打ち込み方向に簡単に打ち込むことができ、遊技機における外郭保持枠を設置面に容易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の外観を示す正面図。
【図2】設置枠台を示す正面図。
【図3】釘打ち機構を示す斜視図。
【図4】(a)は釘打具を示す正面図、(b)は釘打ち機構を示す平断面図。
【図5】釘の打ち込みが実施される際の釘打ち機構を示す斜視図。
【図6】釘の打ち込みが実施される際の釘打ち機構を示す斜視図。
【図7】(a)は空洞部の大きさが異なる釘打具を示す正面図、(b)はその平断面図。
【図8】(a)は空洞部の大きさが異なる釘打具を示す正面図、(b)はその平断面図。
【図9】(a)は別例における釘打具を示す正面図、(b)は同じくその平断面図。
【符号の説明】
K…釘打ち機構、10…遊技機、11…外枠(外郭保持枠)、21…設置面、23…釘(固定部材)、23a…頭部、31…ガイド溝(ガイド部)、32…釘打具、40…金槌(槌部材)、41…槌面(槌部)、42…ゴム板(緩衝部材)、45…推面(推部)、46…係合凹部、47…摺動部(被ガイド部)。
Claims (6)
- 槌部材と釘状をなす固定部材とを使用して、遊技機の機体の外郭をなすように縦長方形状に枠組み形成されるとともに開口前面側に遊技機構成部材用の搭載枠が開閉可能に組み付けられる外郭保持枠を、遊技場に設置された設置枠台の設置面に設置固定するための釘打ち機構であって、
前記外郭保持枠の下辺部の前面側には鉛直方向に立設された壁部が形成されているとともに、前記壁部の下面には該壁部と直角をなし、前記外郭保持枠を前記設置面に設置した際に前記設置面に接する底板が前記遊技機の裏面に向かって延設されており、
前記槌部材に衝打される槌面と、前記槌面の反対面側に形成され、前記固定部材に対する当接状態において前記槌面に対する前記槌部材の衝打時に前記固定部材を前記設置面への打ち込み方向に押圧する推面と、前記槌面から前記推面に向かって前記固定部材の打ち込み方向に沿って延びるように形成されるとともに、雄型係合部又は雌型係合部のうち何れか一方の係合部形態とされ、他方の係合部形態となる係合部との係合状態において前記槌面に対する前記槌部材の衝打時に前記設置面に向かってガイドされる被ガイド部とからなる複数種類の釘打具と、
前記外郭保持枠の前記壁部の裏面に、前記壁部の上面に開口するとともに前記固定部材の前記設置面への打ち込み方向に沿って延びるように設けられ、前記釘打具の被ガイド部と係合して当該被ガイド部を前記固定部材の打ち込み方向と交差する方向への移動を規制した状態で前記設置面に向かってガイドするガイド部と、
前記外郭保持枠の前記底部に形成され、前記壁部の裏面側における壁面からの距離が異なるように、かつ前記固定部材を挿通可能に貫通形成された複数の釘打ち用孔と、を備え、
各釘打具の前記推面には、前記固定部材の頭部に係合可能な1つの係合凹部が形成されているとともに、前記各釘打具は前記被ガイド部と前記係合凹部との離間距離が異なり、
前記各釘打具を前記ガイド部の開口から着脱可能に構成することにより、前記固定部材の打ち込み時において、前記被ガイド部と前記係合凹部との離間距離が今回の打ち込みで前記固定部材を挿通させる前記釘打ち用孔と前記壁面の距離に等しい釘打具を選択し、その選択した釘打具の被ガイド部を前記外郭保持枠の前記ガイド部に係合させて打ち込みを行う釘打ち機構。 - 槌部材と釘状をなす固定部材とを使用して、遊技機の機体の外郭をなすように縦長方形状に枠組み形成されるとともに開口前面側に遊技機構成部材用の搭載枠が開閉可能に組み付けられる外郭保持枠を、遊技場に設置された設置枠台の設置面に設置固定するための釘打ち機構であって、
前記外郭保持枠の下辺部の前面側には鉛直方向に立設された壁部が形成されているとともに、前記壁部の下面には該壁部と直角をなし、前記外郭保持枠を前記設置面に設置した際に前記設置面に接する底板が前記遊技機の裏面に向かって延設されており、
前記槌部材に衝打される槌面と、前記槌面の反対面側に形成され、前記固定部材に対する当接状態において前記槌面に対する前記槌部材の衝打時に前記固定部材を前記設置面への打ち込み方向に押圧する推面と、前記槌面から前記推面に向かって前記固定部材の打ち込み方向に沿って延びるように形成されるとともに、雄型係合部又は雌型係合部のうち何れか一方の係合部形態とされ、他方の係合部形態となる係合部との係合状態において前記槌面に対する前記槌部材の衝打時に前記設置面に向かってガイドされる被ガイド部とからなる釘打具と、
前記外郭保持枠の前記壁部の裏面に、前記固定部材の前記設置面への打ち込み方向に沿って延びるように設けられ、前記釘打具の被ガイド部と係合して当該被ガイド部を前記固定部材の打ち込み方向と交差する方向への移動を規制した状態で前記設置面に向かってガイドするガイド部と、を備えた釘打ち機構。 - 前記推面には、前記固定部材の頭部に係合可能であって、前記被ガイド部からの距離を異ならせた複数の係合凹部が形成されている請求項2に記載の釘打ち機構。
- 前記ガイド部は平断面T字状に形成されたガイド溝であり、前記被ガイド部は摺動溝とリブによって前記ガイド溝に対応する断面T字状に形成されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の釘打ち機構。
- 前記槌面は、槌部材による衝撃を緩和する緩衝部材にて被覆されている請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の釘打ち機構。
- 請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の釘打ち機構を備えた遊技機。
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JP2001254961A JP4046960B2 (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 釘打ち機構及び遊技機 |
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JP2001254961A JP4046960B2 (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 釘打ち機構及び遊技機 |
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- 2001-08-24 JP JP2001254961A patent/JP4046960B2/ja not_active Expired - Lifetime
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