JP4024814B2 - チャージポンプ方式dc/dcコンバータ回路 - Google Patents

チャージポンプ方式dc/dcコンバータ回路 Download PDF

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Description

本発明は、直流電圧を所定の直流電圧に変換するDC/DCコンバータ回路に関し、特にチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路に関するものである。
従来のチャージポンプ方式のDC/DCコンバータ回路の一例を図34に示す。この回路は2倍昇圧のチャージポンプ回路で、電源電圧Vinの2倍の電圧を出力する回路である。同図に示すように、このDC/DCコンバータは、チャージポンプSW回路55、駆動用回路51〜54および昇圧用コンデンサC51、出力コンデンサC52で構成される。チャージポンプSW回路55はMOSトランジスタからなる半導体スイッチQ51〜Q54で構成され、各トランジスタQ51〜Q54はそれぞれ駆動用回路51〜54でオンオフ制御される。各駆動用回路51〜54はそれぞれ外部から与えられる信号51a〜信号54aで制御される。なお、特に断りのない限り、SWはスイッチを表す。
チャージポンプ昇圧時は、半導体スイッチQ52とQ54をオン状態かつQ51とQ53をオフ状態にすることでC51を電源電圧Vinまで充電する動作および、Q51とQ53をオン状態かつQ52とQ54をオフ状態にすることでC51の充電電圧に電源電圧Vinを加算した電圧までC52を充電して出力電圧を得る動作を繰り返す。
上記従来のDC/DCコンバータ回路では、C51やC52の充電が十分でない状態での昇圧動作時に突入電流やピーク電流が流れ、他の機器に悪影響を及ぼす等の不都合がある。
これについて詳述する。チャージポンプ回路5は、チャージポンプSW回路55、および駆動用回路51〜54で構成され、駆動用回路に入力する信号を元に駆動用回路でチャージポンプSW回路を駆動する。
図34に示す回路は、一般にはダブラーと呼ばれる回路で、コンデンサ2個(C51、C52)とSW4個(Q51、Q52、Q53、Q54)で構成される。ダブラーには、スイッチング動作による状態が2つ存在する。
1つ目の状態は、駆動用回路51、53および54の出力電圧がH(High)レベル、駆動用回路52の出力電圧がL(Low)レベルとなり、Q51とQ53がオフかつQ52とQ54がオンで、C51を充電する状態である。この状態のとき、C51は電源電圧Vinまで充電される。
2つ目の状態は、1つ目の状態から各駆動用回路の出力電圧のレベルが反転した状態、つまり駆動用回路51、53および54の出力電圧がL(Low)レベル、駆動用回路52の出力電圧がH(High)レベルとなり、Q51とQ53がオンかつQ52とQ54がオフとなる。そのためC51の充電電圧に電源電圧Vinを加算した状態でC52に接続される。
上記2つの状態を繰り返すことによって出力電圧は電源電圧Vinの2倍の電圧になる。
図34において、初期動作時のコンデンサC51には十分な電荷が蓄積されておらず、Q51とQ53がオフかつQ52とQ54がオンとなる場合、電源電圧VinとコンデンサC51が接続され、非常に大きな充電電流が流れる。このように初期動作時に流れる非常に大きな電流のことを突入電流と呼ぶ。
また、初期動作時のコンデンサC52に十分な電荷が蓄積されていない時および、負荷変動によりC52の蓄積電荷が放電して出力電圧が低下した時に、Q51とQ53がオンかつQ52とQ54がオフとなる場合、C51とC52が接続され、非常に大きなピーク電流が流れる。
チャージポンプ回路は電源回路であるため、出力端子に他の回路を接続して使われる。あわせて1次電源側(Vin)にも、他の回路を接続して使用される。
このような回路がVinの電源を共有する場合、突入電流およびピーク電流の影響で配線抵抗によりVinの電圧が低下し、回路の誤動作を引き起こす危険がある。また、配線の電流許容量より大きい電流が流れた場合、電源配線を破壊する危険もある。
上記突入電流による他の機器へ及ぼす悪影響を解決する手段として、図35(特開平10−014218号公報)に示す回路がある。
図35の回路では、C61の充電電圧を検出する回路64および、電源電圧供給側と昇圧用コンデンサC61との間の線路をオン/オフするトランジスタ61のゲート電圧を制御するゲート駆動電圧可変回路(62、64および65)を備え、C61の充電電圧が高い状態では、ゲート電圧を大きくして61のオン抵抗を小さくし、C61の充電電圧が低い状態では、61のオン抵抗を大きくすることよりC61の充電電流が流れるのを抑えることで解決を図っている。
特開平10−014218号公報(公開日平成10年1月16日)
しかし、61と63がオフかつ67と68がオンでC61とC62が接続される時、C62の充電が十分でない場合にC61からC62へ流れるピーク電流が発生する問題がある。また、電源電圧供給側と昇圧用コンデンサC61との間の線路をオンオフするトランジスタ61のゲート電圧を制御するゲート駆動電圧可変回路(62、64および65)をチャージポンプのSW回路の内部に組み込む必要があり、さらにチャージポンプの制御信号OSCでゲート駆動電圧を制御するので、ゲート駆動電圧可変回路(62,64および65)の配置構成や制御信号OSCの周期にも入念な配慮の必要がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来の制御方法を保持したまま、昇圧用コンデンサや出力コンデンサの充電が十分でない状態で充電用電流を流した場合の突入電流やピーク電流を低減化するようにしたチャージポンプ方式DC/DCコンバータを実現することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、チャージポンプ動作中の第1期間に、前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、上記第1期間に続くチャージポンプ動作中の第2期間に、後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、上記第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第1判定信号を出力する第1モニタ回路と、上記第1期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記検出した電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第1駆動用回路とを備え、上記第1駆動用回路から出力される駆動信号は、駆動する上記第1半導体スイッチに対し、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第1判定信号のレベルに置換することよって、あるいは上記基準信号のハイベルを上記基準信号のレベルから上記第1判定信号のレベルを差し引いたレベルに置換することよって生成されることを特徴としている。
上記の構成により、第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差が検出され、該電位差に応じた第1判定信号が出力されると、上記第1判定信号に応じて、上記第1期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての上記第1半導体スイッチのオン抵抗を、上記検出した電位差が大きいほど大きくするような駆動信号が、該半導体スイッチに出力される。
その結果、上記いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差が大きいほど、上記少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が大きくなり、上記第1半導体スイッチを流れる電流が抑えられる。
なお、段数が2であれば、前段のコンデンサ、後段のコンデンサは、それぞれ、第1段および最終段であり、それぞれ、昇圧用コンデンサや出力コンデンサと称することができる。
したがって、突入電流やピーク電流が起きやすい状況であるほど、それらを抑えることができる。しかも、従来の半導体スイッチの構成は変更する必要がない。
それゆえ、従来の制御方法を保持したまま、昇圧用コンデンサや出力コンデンサの充電が十分でない状態で充電用電流を流した場合の突入電流やピーク電流を低減化することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記第1モニタ回路によって検出された、上記第1期間にオン状態となる、上記いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差から設定電圧を引いた値が大きいほど、上記第1駆動用回路は、上記第1期間にオン状態となる、上記少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が大きくなるように、出力する駆動信号のレベルを変化させることを特徴としている。
上記の構成により、上記第1期間にオン状態となる、上記いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差から設定電圧を引いた値が大きいほど、上記第1期間にオン状態となる、上記少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が大きくなる。したがって、上記の構成による効果に加えて、半導体スイッチのオン抵抗の増加を、簡素な構成で実現できるという効果を奏する。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記前段のコンデンサを上記電源電圧まで充電する場合に、上記第1モニタ回路は、電源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第1半導体スイッチの両端の電位差を検出して該電位差に応じたレベルを有する上記第1判定信号を出力し、上記第1駆動用回路は、上記第1判定信号に応じて、上記検出した電位差が大きいほど、上記前段のコンデンサからGNDへの経路をオンオフする上記第1半導体スイッチのオン抵抗を大きくするような上記駆動信号を、該半導体スイッチに出力することを特徴としている。
上記の構成により、上記前段のコンデンサを上記電源電圧まで充電する場合に、電源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第1半導体スイッチの両端の電位差が大きいほど、上記前段のコンデンサからGNDへの経路をオンオフする上記第1半導体スイッチのオン抵抗が大きくなる。したがって、電位差を測る半導体スイッチとオン抵抗を制御される半導体スイッチとが別である。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、構成を簡素化することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記後段のコンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電する場合に、上記前段のコンデンサから上記後段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチの両端の電位差を検出して該電位差に応じたレベルを有する第2判定信号を出力する第2モニタ回路と、電源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチのオン抵抗が上記第2モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第2駆動用回路とをさらに備え、上記第2駆動用回路から出力される駆動信号は、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第2判定信号のレベルに置換することよって生成されることを特徴としている。
上記の構成をさらに加えることにより、上記後段のコンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電する場合に、上記前段のコンデンサから上記後段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチの両端の電位差が大きいほど、上記電源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチのオン抵抗が大きくなる。
これにより、突入電流やピーク電流が起きやすい状況であるほど、それらをより抑えることができる。しかも、従来の半導体スイッチの構成は変更する必要がない。
それゆえ、従来の制御方法を保持したまま、昇圧用コンデンサや出力コンデンサの充電が十分でない状態で充電用電流を流した場合の突入電流やピーク電流をより低減化することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記第2モニタ回路によって検出された、上記前段のコンデンサから上記後段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチの両端の電位差から設定電圧を引いた値が大きいほど、上記第2駆動用回路は、上記電源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチのオン抵抗が大きくなるように、出力する駆動信号のレベルを変化させることを特徴としている。
上記の構成により、上記後段のコンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電する場合に、上記前段のコンデンサから上記後段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチの両端の電位差から設定電圧を引いた値が大きいほど、上記第2駆動用回路は、上記電源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチのオン抵抗が大きくなる。したがって、上記の構成による効果に加えて、半導体スイッチのオン抵抗の増加を、簡素な構成で実現できるという効果を奏する。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対をコンデンサ対と称し、上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対を一つのコンデンサ対とし、上記一つのコンデンサ対における後段のコンデンサが、別のコンデンサ対における後段のコンデンサと共通であり、上記第2期間に、上記別のコンデンサ対における前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、上記第1期間に、上記共通の後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、上記第2期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第3判定信号を出力する第3モニタ回路と、上記第2期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記第3モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第3駆動用回路とを備え、上記第3駆動用回路から出力される駆動信号は、駆動する上記第1半導体スイッチに対し、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第3判定信号のレベルに置換することよって、あるいは上記基準信号のハイレベルを上記基準信号のレベルから上記第3判定信号のレベルを差し引いたレベルに置換することよって生成されることを特徴としている。
上記の構成によれば、一つのコンデンサ対における後段のコンデンサが、別のコンデンサ対における後段のコンデンサと共通である。
コンデンサ対が1個の場合は、上記第2期間には後段のコンデンサは前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電されるが、上記第1期間にはされない。
これに対し、コンデンサ対が複数、例えば2個の場合は、上記第2期間には、上記一つのコンデンサ対によって、後段のコンデンサが、前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電され、上記第1期間には、上記別のコンデンサ対によって、同じ後段のコンデンサが、前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電される。
したがって、後段のコンデンサを、常に、前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電することができる。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、簡素な構成で、後段のコンデンサを、常に、所望の電圧値に維持することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対をコンデンサ対と称し、上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対を一つのコンデンサ対とし、上記一つのコンデンサ対における後段のコンデンサが、別のコンデンサ対における後段のコンデンサと共通であり、上記第2期間に、上記別のコンデンサ対における前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、上記第1期間に、上記共通の後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、上記第2期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第3判定信号を出力する第3モニタ回路と、上記第2期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記第3モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第3駆動用回路と、上記第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第2半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第4判定信号を出力する第4モニタ回路と、上記第1期間中にオン状態となる、いずれか一つまたは全ての第2半導体スイッチのオン抵抗が上記第4モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第4駆動用回路とを備え、上記第3駆動用回路から出力される駆動信号は、駆動する上記第1半導体スイッチに対し、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第3判定信号のレベルに置換することよって、あるいは上記基準信号のハイレベルを上記基準信号のレベルから上記第3判定信号のレベルを差し引いたレベルに置換することよって生成され、
上記第4駆動用回路から出力される駆動信号は、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第4判定信号のレベルに置換することよって生成されることを特徴としている。
上記の構成によれば、一つのコンデンサ対における後段のコンデンサが、別のコンデンサ対における後段のコンデンサと共通である。
コンデンサ対が1個の場合は、上記第2期間には後段のコンデンサは前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電されるが、上記第1期間にはされない。
これに対し、コンデンサ対が複数、例えば2個の場合は、上記第2期間には、上記一つのコンデンサ対によって、後段のコンデンサが、前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電され、上記第1期間には、上記別のコンデンサ対によって、同じ後段のコンデンサが、前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電される。
したがって、後段のコンデンサを、常に、前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電することができる。それゆえ、上記の構成による突入電流やピーク電流が起きやすい状況であるほど、それらをより抑えることができるという効果に加えて、簡素な構成で、後段のコンデンサを、常に、所望の電圧値に維持することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの一つのコンデンサ対に加え、第1コンデンサと第2コンデンサとからなるコンデンサ対をさらにn段設け、上記n段のコンデンサ対において、一つのコンデンサ対における第2コンデンサが、次段のコンデンサ対における第1コンデンサとなり、1段目のコンデンサ対における第1コンデンサが、上記後段のコンデンサとなり、最終段のコンデンサ対における第1コンデンサの充電経路上の半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧のn+1倍の電圧にまで充電し、上記最終段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧のn+2倍の電圧にまで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、上記最終段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の半導体スイッチのいずれか一つの半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第5判定信号を出力する第5モニタ回路と、上記次段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の少なくともいずれか一つまたは全ての半導体スイッチのオン抵抗が上記第5モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第5駆動用回路とをさらに備え、上記第5駆動用回路から出力される駆動信号は、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第5判定信号のレベルに置換することよって生成されることを特徴としている。
上記の構成により、一つのコンデンサ対における第2コンデンサが、次段のコンデンサ対における第1コンデンサになっている。したがって、上記一つのコンデンサ対での充電結果に、上記次段のコンデンサ対での充電結果を足し合わせたものを最終の出力とすることができる。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、簡単な構成で、電源電圧の2倍、3倍、などのように任意の整数倍の所望の電圧を得ることができるという効果を奏する。
ところで、上記チャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は電源回路であるため、上記突入電流やピーク電流の低減だけでなく、上記チャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路に接続されている他の回路への影響を鑑みて、上記チャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路の出力電圧に生じる、負荷電流によるリップルを低減する必要がある。
そこで、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、チャージポンプ動作中の第1期間に、前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、上記第1期間に続くチャージポンプ動作中の第2期間に、後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、上記第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第1判定信号を出力する第1モニタ回路と、上記第1判定信号を用いて、上記第1期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記第1モニタ回路によって検出した電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第1駆動用回路と、上記第2期間にオン状態となる、いずれか一つの第2半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第2判定信号を出力する第2モニタ回路と、上記第2判定信号を用いて、上記第2期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第2半導体スイッチのオン抵抗が上記第2モニタ回路によって検出した電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第2駆動用回路と、上記最終段のコンデンサの充電期間での出力電圧のレベルが所定のレベル以上とならないように、検出した出力電圧と上記所定のレベルの電圧値とを比較して上記充電期間での出力電圧を制御するための出力判定信号を生成するとともに、該出力判定信号と各モニタ回路から供給された各判定信号とを加算して得た信号を各モニタ回路から供給された各判定信号として出力する出力電圧モニタ回路とを備えていることを特徴としている。
上記の構成により、最終段のコンデンサの充電期間での出力電圧のレベルが、常に所定のレベル以上とならない。従って、上記充電期間での出力電圧の余計な電圧上昇をなくすことができる。すなわち、上記充電期間での負荷電流によるドロップ電圧を低減することができ、これにより、駆動期間に負荷電流により生じるドロップ電圧(リップル電圧)を低減することができ、この結果、上述の突入電流やピーク電流の低減に加えて、出力リップルを低減することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記出力電圧モニタ回路は、上記出力電圧を検出して上記所定のレベルと比較し、該比較に基づいて出力電圧を制御するための出力判定信号を生成すると共に、該出力判定信号と上記判定信号とを加算して得た信号を該判定信号として出力することを特徴としている。
上記の構成によれば、上記出力電圧モニタ回路は、上記突入電流やピーク電流の低減を行うための上記判定信号と、出力リップルの低減を行うための上記出力判定信号とを単に加算することのみで、出力リップルを低減している。すなわち、上記出力電圧モニタ回路の動作は、上記突入電流やピーク電流の低減を行う動作に関係なく独立して行われている。従って、従来の制御方法にも影響を与えることがない。
これにより、上記出力リップルの低減のために、新たに複雑な制御を行う必要がない(チャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路のチャージポンプ動作を行うスイッチ回路へ新たな回路を組み込む必要がない)という効果を奏する。
また、上述のように、上記出力電圧モニタ回路の動作が、上記突入電流やピーク電流の低減を行う動作や従来の制御方法に影響しないため、上記リップル電圧が、上記突入電流やピーク電流の低減を行う設定電圧値、回路制御動作タイミングに影響されることがなく、設計時のリップル設定が容易なチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路が実現できるという効果も奏する。
本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記の構成に加えて、上記所定のレベルは、上記チャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路の出力可能電圧以下の電圧であれば、任意に設定可能であることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記所定のレベルは、上記チャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路の出力可能電圧以下の電圧であれば、任意に設定可能である。従って、出力リップルを適切に設定することで、出力リップル低減した任意の出力を得ることができるという効果を奏する。
以上のように、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じた第1判定信号を出力する第1モニタ回路と、上記第1判定信号に応じて、上記第1期間中にオン状態となる、いずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗を、上記検出した電位差が大きいほど大きくするような駆動信号を、該半導体スイッチに出力する第1駆動用回路とを備えたことを特徴としている。
これにより、突入電流やピーク電流が起きやすい状況であるほど、それらを抑えることができる。しかも、従来の半導体スイッチの構成は変更する必要がない。それゆえ、従来の制御方法を保持したまま、昇圧用コンデンサや出力コンデンサの充電が十分でない状態で充電用電流を流した場合の突入電流やピーク電流を低減化することができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本実施形態は、小型の電子機器等において電源電圧Vinを昇圧して使用する場合に、チャージポンプ方式で昇圧動作を行うDC/DCコンバータである。このコンバータにおいては、コンデンサとこれに加える電圧をパルス的に制御して与えるので、その初期状態(電源投入時等)や負荷の変動により出力コンデンサの充電電圧が低下した状態で、パルスの切り替わり時等に瞬間的に大きな電流が流れ、場合によってはシステムの破壊に至ることも考えられる。なお、電源投入直後においては、従来の技術でも初期待機状態を設けている。この初期待機状態を経てチャージポンプ動作を行うようになっており、本実施の形態は、このチャージポンプ動作時に流れる突入電流およびピーク電流といわれる非常に大きな電流を防ぐことができるものである。
図1に示すように、チャージポンプ回路1(チャージポンプ方式DC/DCコンバータ)は、チャージポンプSW回路15、駆動用回路11〜14および、Q11とQ12を流れる電流をモニタして駆動用回路13と駆動用回路14へ判定信号(判定電圧)18と19を供給するモニタ回路17を備えている。C11は、電源電圧Vinで充電される昇圧用コンデンサ(前段のコンデンサ)である。C12は、平滑コンデンサであり、C11と電源電圧Vinとで昇圧した電圧が充電される出力コンデンサ(後段のコンデンサ)である。
チャージポンプSW回路15は、図34のQ51〜Q54と同様のMOSトランジスタからなる半導体スイッチQ11〜Q14(第1および第2半導体スイッチ)を有している。チャージポンプSW回路15において、スイッチの切り替え、およびそれによるC11、C12への充電の様子は従来の技術の説明で述べたものと同じであるのでここでは省略する。
モニタ回路17は、トランジスタに流れる電流をモニターするものである。モニタ回路17は、モニタ回路17a(第2モニタ回路)とモニタ回路17b(第1モニタ回路)とに分かれており、それぞれが、後述の図2のような構成を有している。モニタ回路17bは、昇圧用コンデンサC11を電源電圧Vinに充電する時に、Q12の両端の電位差を検出して設定電圧との差に応じて、Q14のオン抵抗の大きさを変化させるように駆動用回路14(第1駆動回路)に信号19(第1判定信号)を供給する回路である。また、モニタ回路17aは、出力コンデンサC12を昇圧用コンデンサC11の充電電圧に電源電圧Vinを加算した電圧まで充電する時に、Q11の両端の電位差と設定電圧との差に応じて、Q13のオン抵抗の大きさを変化させるように駆動用回路13(第2駆動回路)に判定信号18(第2判定信号)を供給する回路である。
本形態では、図1のように上側のトランジスタの電流をモニターして、下側のトランジスタの駆動信号を制御しているが、この逆でも原理的には可能である。しかし、本形態のようにチャージポンプ方式での昇圧を目的とした場合は、図1のような方式(構成)のほうが実用的である。
また、スイッチ制御信号については、入力信号(以下、単に信号と記す)11aと信号13a(Q11とQ13)とが一つのペアであり、信号12aと信号14a(Q12とQ14)とがもう一つのペアである。「信号11a、13a、14a」と「信号12a」とは、逆相の関係にある。信号11a、13a、14aとしては、図示しないクロック信号をそのまま利用でき、信号12aは、そのクロック信号を反転させて利用できる。
このように、本構成は、MOSトランジスタを半導体スイッチとして用いて、これとコンデンサとによって、ある電圧を昇圧する、チャージポンプ方式DC/DCコンバータである。そして、昇圧用コンデンサを電源電圧まで充電する時に、電源から昇圧用コンデンサへの経路をオンオフする半導体スイッチの両端の電位差を検出し、昇圧用コンデンサからGNDへの経路をオンオフする半導体スイッチの駆動用回路へ判定信号を供給するモニタ回路および、出力コンデンサを昇圧用コンデンサの充電電圧に電源電圧を加算した電圧まで充電する時に、昇圧用コンデンサから出力コンデンサへの経路をオンオフする半導体スイッチの両端の電位差を検出し、電源から昇圧用コンデンサへの経路をオンオフする半導体スイッチの駆動用回路へ判定信号を供給するモニタ回路を備えている。モニタ回路で検出した電位差が設定電圧より大きい場合、コンデンサに接続されるスイッチのオン抵抗を、判定信号が入力される駆動用回路で制御することによって、チャージポンプ動作時の突入電流やピーク電流を低減化できるようになっている。
本構成例では、コンデンサに対してペアで動作し、かつそれぞれ駆動用回路を有している2つのスイッチ(トランジスタ)に於いて、一方のスイッチに流れる電流をモニターしながら、そのモニター値に応じて、もう一方のスイッチの駆動電圧を制御する。本構成例では、逆相で動作する制御信号を扱うために、ペアで動作するスイッチが2つある。即ち、トータルのスイッチ数は4個であり、いずれのペアにおいても、上記のようにモニターされる側と、レベル制御される側との構成になっている。
モニタ回路例を図2に示す。入力A,入力Bに半導体スイッチの両端を接続し、電位差を出力Cで出力する。入力インピーダンスが半導体スイッチのオン抵抗に対して非常に大きいため、昇圧回路(チャージポンプ回路)からモニタ回路へ電流はほとんど流れない。
上記図2に示されるモニタ回路の出力Cが判定信号18や19である。出力Cは、後述の図12や図13に18・19で示すように、入力A・B間の電位差が大きいときは大きく、それにより制御対象の半導体スイッチのオン抵抗を大きくする。しかし、出力Cは、入力A・B間の電位差が小さくなるにつれて小さくなる。そして、最後にはゼロとなって、オン抵抗をゼロにするが、このときの入力A・B間の電位差が設定電圧である。逆に言えば、入力A・B間の電位差がこの設定電圧より大きい場合には、出力Cがゼロより大きくなり、よって制御対象の半導体スイッチのオン抵抗が、その分、大きくなる。設定電圧はゼロとすることも、ゼロより大きい値とすることもでき、製造時に、所望の値となるように、抵抗R1〜R7の値を決めればよい。
また、ここでは出力Cは最後にはゼロになるようにしているが、ゼロより大きい値とする(したがってオン抵抗がゼロより大きい)こともできる。
実際の製品において、入力A・B間の電位差が最大のときに、出力Cが、信号13aや14aのHighの電圧(あるいはそれ以下)となるように、抵抗R1〜R7の値を決めることもできる。
駆動用回路11は、図3に示すように、半導体制御用信号の駆動能力を向上させるバッファ回路であり、外部からのクロック信号の駆動能力を向上させて半導体SWを駆動する。
駆動用回路12は、駆動用回路11と同様である。
駆動用回路13は、図4に示すように、駆動用回路11にL(Low)レベル制御回路41を付加した構造である。モニタ回路17の判定信号18で出力のLレベルを調整可能となり、半導体スイッチQ13のオン抵抗を制御し、突入電流を抑制する構造である。
駆動用回路14は、図5に示すように、駆動用回路11にH(High)レベル制御回路42を付加した構造である。モニタ回路17の判定信号19で出力のHレベルを調整可能となり、半導体スイッチQ14のオン抵抗を制御し、突入電流を抑制する構造である。
モニタ回路17の追加、および駆動用回路13、14へのレベル制御回路の追加によって、現在使用しているチャージポンプ方式DC/DCコンバータに新たに突入電流抑制の機能を持たせることが可能になる。
Lレベル制御回路41およびHレベル制御回路42では、その具体的構成はバッファ回路と同様の構成であって、その電源電圧もしくは接地電圧を変更するような形になる。すなわち、図6に示すように、バッファ回路は、Hレベルとしては電源電圧Vinを出力し、LレベルとしてはGNDを出力する。図7に示すように、Lレベル制御回路は、Hレベルとしては電源電圧Vinを出力し、Lレベルとしては上記バッファ回路のGNDを判定信号18に置き換えることで、判定信号18に応じてLレベルが変化する。図8に示すように、Hレベル制御回路は、バッファ43と、電源電圧Vinから判定信号19を減算する減算回路44とを備えた構成となっており、減算回路44の出力をバッファ43の電源とすることで、Hレベルが変化する。
なお、図9に示すチャージポンプ回路2(チャージポンプ方式DC/DCコンバータ)のように、「モニタ回路が電位差を検出するスイッチ」(Q11、Q12)と、「判定信号に応じて可変する駆動回路出力でオンオフされるスイッチ」(Q11、Q12)とが、同一である構成も可能である。この場合、駆動用回路21、22(第1駆動回路)はそれぞれ、図4に示す構成を用い、駆動用回路23、24はそれぞれ、図3に示す構成を用いる。
また、図10に示すチャージポンプ回路3(チャージポンプ方式DC/DCコンバータ)のように、例えばQ12の電位差に基づいてオン抵抗を増減されるスイッチは、駆動用回路32と34(第1駆動回路)との両方であってもよい。すなわち、「判定信号に応じて可変する駆動回路出力でオンオフされるスイッチ」(Q11〜Q14)が、「モニタ回路が電位差を検出するスイッチ」(Q11、Q12)と「モニタ回路が電位差を検出しないスイッチ」(Q13、Q14)との両方となっている。この場合、駆動用回路31、32、33はそれぞれ、図4に示す構成を用い、駆動用回路34は、図5に示す構成を用いる。
各信号11a〜14aの波形は、図11に示すような形で、High/Lowの2値のいずれかをとる。図中、初めの「1)」と記載した区間(第1区間)は、チャージポンプ動作に移る直前の期間である。その次の区間(第2区間)からチャージポンプ動作が始まる。第2区間以降は、一つの区間の前半(図中、「2)」と記載)と、同じ区間の後半(図中、「1)」と記載)とに分かれている。一つの区間が前述のクロック信号の1周期である。
第2区間以降において、1)、2)は、制御対象の半導体スイッチのオン・オフの境界に沿って区間を分けたもの(部分区間)である。1)は、信号11a・12a・13a・14aの順にいえば、「オフ・オン・オフ・オン」となる部分区間である。2)は、信号11a・12a・13a・14aの順にいえば、「オン・オフ・オン・オフ」となる部分区間である。
図1の回路では、以下の1)と2)とを繰り返して出力を得る。すなわち、
1)昇圧用コンデンサC11がVinまで充電される状態(第1期間)
2)昇圧用コンデンサC11の充電電圧にVinが加算された電圧まで出力コンデンサC12が充電される状態(第2期間)
である。
上記のような構成を用いてチャージポンプ動作時の突入電流抑制処理を行う様子を説明する。
電源電圧Vinを投入すると、寄生ダイオードを介して昇圧用コンデンサC11、出力コンデンサC12へ充電電流が流れるため、出力電圧がVin近くまで上昇し、そのタイミングで充電電流が電源電圧Vinから各コンデンサC11やC12に流れる。
チャージポンプ起動時等で昇圧用コンデンサC11の充電が十分でない場合、Q11とQ13がオフかつQ12とQ14がオンとなる時、電源電圧VinとコンデンサC11が接続され、非常に大きな充電電流が流れ、Q12の両端の電位差が大きくなる。この電位差をモニタ回路17で検出し、判定信号19を駆動用回路14に供給し、電位差に応じてHレベル制御回路42の出力のHレベルを変化させて、Q14のオン抵抗を変化させる。これにより、電位差が設定電圧よりも大きい時にはQ14のオン抵抗を大きくし、経路を流れる電流を抑制して、突入電流を抑制する。C11の充電によりQ12の両端の電位差が小さくなるとともに、Hレベル制御回路の出力電圧を増加させ、Q14のオン抵抗を減少させる。Q12の両端の電位差が小さくなって設定電圧に等しくなると、Hレベル制御回路42の出力電圧をHレベルにして、Q14のオン抵抗をほぼ0にする。
次に、出力コンデンサC12の充電が十分でない場合、Q11とQ13がオン状態かつQ12とQ14がオフ状態となる時、C11の充電電圧に電源電圧Vinを加算した電圧までC12を充電するため、C11からC12へ非常に大きな充電電流が流れる。この電流のためQ11の両端の電位差が大きくなる。この電位差をモニタ回路17で検出し、判定信号18を駆動用回路13に供給し、電位差に応じてLレベル制御回路41の出力のLレベルを変化させて、Q13のオン抵抗を変化させる。これにより、電位差が設定電圧よりも大きい時にはQ13のオン抵抗を大きくし、経路を流れる電流を抑制して、突入電流やピーク電流を抑制する。C12の充電によりQ11の両端の電位差が小さくなるとともに、Lレベル制御回路41の出力電圧を減少させ、Q13のオン抵抗を減少させる。Q11の両端の電位差が小さくなって設定電圧に等しくなると、Lレベル制御回路41の出力電圧をLレベルにし、Q13のオン抵抗をほぼ0にする。
さらに、通常使用時にチャージポンプ出力側の負荷が変動し出力電圧が下がった場合、C12の充電電圧が下がり、出力コンデンサC12が放電される。そのため、C12の充電が十分でない場合と同様に、C11からのピーク電流を抑制できる。
図4に示す、Lレベル制御回路41を付加した駆動用回路13の動作波形例は、図12のようになる。図12に示すように、駆動用回路13の出力が信号13aに応じてHigh、Low反転し、Lレベルについては判定信号18に応じて変化する。
時間が縦の破線で5つに区切られており、それぞれを第1区間〜第5区間とする。第1区間は、チャージポンプ動作に移る直前の期間である。その次の区間(第2区間)からチャージポンプ動作が始まる。第2区間以降は、前半がC12の充電期間で、後半がC11の充電期間である。
第2区間以降において、信号18の減り方、および、駆動用回路13の出力の減り方は、区間が進むにつれて急峻になっていくのがわかる。
駆動用回路13の出力のLレベルは、判定信号18が大きければ上昇し、判定信号18が小さくなるとともに下降する。
判定信号18は、モニタ回路17aから出力される信号で、Q11の電位差ΔV11に対して以下の式が成り立つ。
(判定信号18)=kΔV11
ここで、kは任意に設定が可能な係数であり、この例では正の値である。
Q11の電位差ΔV11が大きければ、出力のLレベルが上昇し、Q13のオン抵抗が増大する。そのため、経路を流れる電流を抑制することができる。
図5に示す、Hレベル制御回路42を付加した駆動用回路14は、駆動用回路13のLレベル制御回路がHレベル制御回路になったものである。その動作波形は図13のようになる。
時間が縦の破線で5つに区切られており、それぞれを第1区間〜第5区間とする。それぞれ、図12に対応しており、第1区間は、チャージポンプ動作に移る直前の期間である。その次の区間(第2区間)からチャージポンプ動作が始まる。第2区間以降は、前半がC12の充電期間で、後半がC11の充電期間である。
第2区間以降において、信号19の減り方、および、駆動用回路14の出力の増え方は、区間が進むにつれて急峻になっていくのがわかる。
図13に示すように、駆動用回路14の出力が信号14に応じてHigh、Low反転し、Hレベルについては判定信号19に応じて変化する。
駆動用回路14の出力のHレベルは、判定信号19が大きければ下降し、判定信号19が小さくなるとともに上昇する。
判定信号19は、モニタ回路17bから出力される信号で、Q12の電位差ΔV12に対して以下の式が成り立つ。
(判定信号19)=hΔV12
ここで、hは任意に設定が可能な係数であり、この例では正の値である。
Q12の電位差ΔV12が大きければ、出力のHレベルが下降し、Q14のオン抵抗が増大する。そのため、経路を流れる電流を抑制することができる。
チャージポンプ回路の電源電圧Vinは、図14に示すような回路から供給されるようになっている。C103は、ICを使用する際に通常挿入する、電源−GND間のコンデンサ(バイパスコンデンサ)である。チャージポンプ動作による瞬間的に流れる電流が抵抗R102を介して回路側Vin端子へ供給される時、回路側から見て、抵抗R101とコンデンサC103とでローパスフィルタが形成される。よって、コンデンサC103から回路側へ電源が供給された後、コンデンサC103が失った電荷をVinから抵抗R101を介してコンデンサC103へ充電する動作が行われる。
そのため、R101に起動時の突入電流やピーク電流が流れると、Vinを共通とする他の機器に悪影響を及ぼす等の不都合がある。
図34に示す従来のチャージポンプ方式DC/DCコンバータの出力と電源電流波形を、図15ないし図17に示す。ここで、Vp51は、Q51とQ52とC51との接点(図34中、Aで示す)の電圧である。
また、図1に示すチャージポンプ方式DC/DCコンバータの出力と電源電流波形を、図18ないし図20に示す。ここで、Vp11は、Q11とQ12とC11との接点(図1中、Aで示す)の電圧である。
図1の回路では、図19および図20に示すように、R102を流れる電流を時間的に分散することにより、R101に流れる電流を抑制することができる。
図18のVp11のほうが図15のVp51より増減が緩やかである。また、出力電圧の増え方についても、図18のほうが図15よりも緩やかである。
このように、本発明によりチャージポンプ動作時の半導体SWの両端の電位差をモニタしながら駆動用回路を制御することで、経路を流れる電流を抑制でき、チャージポンプ回路の初期動作時の突入電流や負荷の変動によるピーク電流を抑制できるので、他の機器への悪影響を防止できる。
また、本発明では、チャージポンプ方式DC/DCコンバータ内のチャージポンプのSW回路の内部へ新たな追加の回路を組み込む必要がなく、そのことにより、新たなチャージポンプ駆動動作を制御する必要もない。したがって、本来のチャージポンプ本来の特性への影響が一切ない。
したがって、この構成を用いると、チャージポンプ方式のDC/DCコンバータであれば、その種類、段数、駆動方法等に関係なく同一の手法で、突入電流軽減のための回路をチャージポンプ方式DC/DCコンバータへ組み込むことが可能である。
図1以外の構成として、以下に示すように、昇圧用コンデンサを複数個用いた回路が可能である。
この構成は、前段のコンデンサと後段のコンデンサとの対をコンデンサ対と称するとき、一つのコンデンサ対における後段のコンデンサが、別のコンデンサ対における後段のコンデンサと共通になっているものである。
まず、モニタ回路を設ける前の構成として、図34の2倍昇圧回路に昇圧用コンデンサC112を1個追加した回路例を図21に示す。昇圧用コンデンサを追加したことにより、半導体スイッチQ115〜Q118(第1および第2半導体スイッチ)および駆動用回路115〜118(第3駆動回路および第4駆動回路)が追加される。MOSトランジスタからなる半導体スイッチQ111〜Q114の部分およびQ115〜Q118の部分の構成はいずれも図1の構成と同一である。前段のコンデンサC111と後段のコンデンサC113とが一つのコンデンサ対をなし、前段のコンデンサC112と後段のコンデンサC113とが一つのコンデンサ対(別のコンデンサ対)をなしており、後段のコンデンサC113がコンデンサ対間で共通となっている。出力端子119から最終的な電圧が出力されるようになっている。
各駆動用回路へ入力する信号111a〜118aの波形例を図22に示す。各区間における信号115a〜118aのHigh/Lowの挙動はそれぞれ信号111a〜114aの挙動と正反対である。また、各区間における信号111a〜114aのHigh/Lowの挙動はそれぞれ図11の信号11a〜14aの挙動と同じである。
図34の回路では、以下の1)と2)とを繰り返して出力を得る。すなわち、
1)昇圧用コンデンサC51がVinまで充電される状態(第1期間)
2)C51の充電電圧にVinが加算された電圧まで出力コンデンサC52が充電される状態(第2期間)である。
一方、図21の回路では、以下の1)と2)とを繰り返して出力を得る。すなわち、
1)昇圧用コンデンサC111がVinまで充電され、かつ、昇圧用コンデンサC112の充電電圧にVinが加算された電圧まで出力コンデンサC113が充電される状態
2)昇圧用コンデンサC111の充電電圧にVinが加算された電圧まで出力コンデンサC113が充電され、かつ、昇圧用コンデンサC112がVinまで充電される状態
である。
図21のような回路構成は、一般的に用いられ、常に出力コンデンサを2Vinまで充電する状態にできる回路構成である。
図21に示す回路に対して、本発明の構成を適用した回路を図23に示す。図23において、駆動用回路123と127としては図4の構成を用いて、駆動用回路124と128としては図5の構成を用いる。そのことおよびモニタ回路を設けたこと以外は、図23の構成は図21の構成と同一である。
モニタ回路131、132、135(第4モニタ回路)、136(第3モニタ回路)およびそれらが出力する判定信号131a、132a、135a(第4判定信号)、136a(第3判定信号)の動作は図1の場合と同一であり、また、駆動用回路121〜128およびそれらに入力される信号121a〜128aの動作は図21の場合と同一であり、説明は省略する。
このように、昇圧用コンデンサが追加された場合でも、図1の場合と同様、図21に示すチャージポンプ回路の本来の構成を変更する必要がない。
また、以下に示すように、3倍、4倍、5倍、・・・昇圧回路(一般には、n倍昇圧回路(n倍チャージポンプ回路)(nは2以上の整数)が可能である。
この構成は、前段のコンデンサと後段のコンデンサとの対をコンデンサ対と称するとき、一つの前側のコンデンサ対における後段のコンデンサが、別の後側のコンデンサ対における前段のコンデンサになっているものである。
まず、モニタ回路を設ける前の構成として、図24に、3倍昇圧回路を示す。図24に示すように、図34の2倍昇圧回路と同様のチャージポンプ回路(図中、左側)はMOSトランジスタからなる半導体スイッチQ141〜Q144を備え、追加されたチャージポンプ回路140(図中、右側)はMOSトランジスタからなる半導体スイッチQ145〜Q147を備えている。そして、図34の2倍昇圧回路の出力部に、図24のチャージポンプ回路140の入力部が追加(接続)され、チャージポンプ回路140の出力部が出力端子となっている。Q141〜Q144の部分は図1の構成と同一である。前段のコンデンサC141と後段のコンデンサC142とが一つのコンデンサ対をなし、前段のコンデンサC142(第1コンデンサ)と後段のコンデンサC143(第2コンデンサ)とが一つのコンデンサ対をなしており、一つの前側のコンデンサ対における後段のコンデンサC142が別の後側のコンデンサ対における前段のコンデンサになっている。出力端子148から最終的な電圧が出力されるようになっている。
各駆動用回路へ入力する信号141a〜147aの波形例を図25に示す。各区間における信号145a〜147aのHigh/Lowの挙動はいずれも信号142aの挙動と同一である。また、各区間における信号141a〜144aのHigh/Lowの挙動はそれぞれ図11の信号11a〜14aの挙動と同じである。
図25中、初めの「(b)」と記載した区間(第1区間)は、チャージポンプ動作に移る直前の期間である。その次の区間(第2区間)からチャージポンプ動作が始まる。第2区間以降は、一つの区間の前半(図中、「(a)」と記載)と、同じ区間の後半(図中、「(b)」と記載)とに分かれている。一つの区間が前述のクロック信号の1周期である。
第2区間以降において、(a)、(b)は、制御対象の半導体スイッチのオン・オフの境界に沿って区間を分けたもの(部分区間)である。(a)は、信号141a・142a・143a・144aの順にいえば、「オン・オフ・オン・オフ」となる部分区間である。(b)は、信号141a・142a・143a・144aの順にいえば、「オフ・オン・オフ・オン」となる部分区間である。
図24の回路は、以下の(a)、(b)を繰り返す。すなわち、
(a)C141をVinまで充電し、かつ、C143を、C142の充電電圧(2Vin)にVinが加算された電圧(3Vin)まで充電する状態
(b)C142を、C141の充電電圧(Vin)にVinが加算された電圧(2Vin)まで充電する状態
である。(a)、(b)の状態を繰り返すことによって、Vinの3倍の電圧を出力することができる。
さらに、図24にチャージポンプ回路140を1個、2個、・・・、と複数個接続することによって、4倍、5倍、・・・、n倍昇圧回路を構成することが可能である。
図24に示す回路に対して、本発明の構成を適用した回路を図26に示す。図26において、駆動用回路153と156としては図4の構成を用い、駆動用回路154としては図5の構成を用いる。そのことおよびモニタ回路を設けたこと以外は、図26の構成は図24の構成と同一である。
モニタ回路161〜163(第5モニタ回路)およびそれらが出力する判定信号161a〜163a(第5判定信号)の動作は図1の場合と同一であり、また、駆動用回路151〜157およびそれらに入力される信号151a〜157aの動作は図24の場合と同一であり、説明は省略する。
図26に示すように、図24に示す3倍(一般にはn倍)チャージポンプ回路の本来の構成を変更する必要がない。
〔実施の形態2〕
上記実施の形態1では、チャージポンプ回路のチャージポンプ動作時における突入電流およびピーク電流の低減について説明した。ところで、チャージポンプ回路は電源回路であるため、上記突入電流やピーク電流だけでなく、出力電圧のリップルについても考慮する必要がある。
本実施の形態2に係るチャージポンプ回路210は、上記実施の形態1に係るチャージポンプ回路1に出力リップルを低減するための出力電圧モニタ回路205を備え、該出力電圧モニタ回路205により、スイッチQ11とスイッチQ13とがオンかつスイッチQ12とスイッチQ14とがオフの時(第2期間)(ディスチャージ期間)(所定の期間)のチャージポンプ回路210の出力電圧を所定のレベル以上とならないように制御する。これにより、ここでは、ディスチャージ期間でのドロップ電圧をなくすことができる。すなわち、駆動期間(チャージ期間およびディスチャージ期間)に負荷電流により生じるドロップ電圧(リップル電圧)を最低限の値、つまり、上記チャージ期間に生じるドロップ電圧のみとすることができ、この結果、出力リップルを低減することができる。以下、詳細に説明する。
図27は、図34に示す従来のチャージポンプ回路5の出力波形を示しており、図28は、チャージポンプ回路1の出力波形を示している。また、図29は、チャージポンプ回路210の出力波形を示している。
チャージポンプ回路5の出力電圧には、図27に示すような出力リップルが生じている。なお、図中のVdrp1は、ディスチャージ期間におけるドロップ電圧を示し、Vdrp2は、チャージ期間におけるドロップ電圧を示している。
次に、チャージポンプ回路1の出力電圧には、図28に示すような出力リップルが生じている。図示から明らかであるように、チャージポンプ回路1の出力リップルは、チャージポンプ回路5の出力リップルより低減されている。これは、チャージポンプ動作時における突入電流およびピーク電流の低減によるものである。
ここで、チャージポンプ回路5とチャージポンプ回路1とで、チャージポンプ動作時における突入電流およびピーク電流の制限以外の条件が全く同じであるとすると、チャージポンプ回路5およびチャージポンプ回路1のそれぞれのチャージ期間での負荷電流によるドロップ電圧(図中のVdrp2)は、チャージポンプ回路5とチャージポンプ回路1とで同一となる。従って、出力リップルを低減しようとする場合、ディスチャージ期間におけるドロップ電圧(図中のVdrp1)を小さくしてやればよい。すなわち、突入電流およびピーク電流の制限を大きくすればよい(スイッチのオン抵抗を大きくする)。
しかしながら、この場合、突入電流およびピーク電流の制限自体に影響を与えてしまう。また、突入電流およびピーク電流の制御を利かせすぎると、負荷電流が大きな条件では目標電圧に到達しないリスクもある。
そこで、本実施の形態2に係るチャージポンプ回路210では、上述のように、出力電圧モニタ回路205により、ディスチャージ期間のチャージポンプ回路210の出力電圧を所定のレベル(後述の出力判定電圧)以上とならないように制御している(図29参照)。
なお、上述のように、チャージポンプ回路210は、チャージポンプ回路1の構成に出力電圧モニタ回路205を備えた構成であるため、出力リップルを低減できると共に、チャージポンプ動作時の突入電流およびピーク電流も低減できる。また、出力電圧モニタ回路205は、チャージポンプ回路210の出力電圧を所定のレベル以上とならないように制御するが、所定のレベルの設定値によっては、以下に示すように、チャージポンプ回路210の出力電圧を所定のレベルと同一となるように制御してもよい。
次に、上述のような出力リップルを低減できるチャージポンプ回路210の具体的な構成および動作について説明する。なお、ここでは、出力電圧モニタ回路205が、チャージポンプ回路210の出力電圧を所定のレベルとなるように制御する場合を例として説明する。
図30は、チャージポンプ回路210の構成を示している。
チャージポンプ回路210は、図示のように、チャージポンプ回路1に、出力電圧モニタ回路205(出力電圧モニタ回路205aおよび出力電圧モニタ回路205b)を備えている。以下、チャージポンプ回路210について詳細に説明するが、上述のように、チャージポンプ回路210は、チャージポンプ回路1の構成に出力電圧モニタ回路205を備えた構成である。よって、ここでは、出力電圧モニタ回路205について主に説明する。
出力電圧モニタ回路205aは、チャージポンプ回路210の出力電圧を検出し、該出力電圧を予め定められている出力判定電圧と比較し、上記出力電圧を制御するための出力判定信号を生成する。そして、該出力判定信号とモニタ回路17aから出力される信号18とを加算して、スイッチQ13のON抵抗の大きさを変化させるための信号18Aを生成し、駆動用回路13に出力する。
同様に、出力電圧モニタ回路205bは、チャージポンプ回路210の出力電圧を検出し、該出力電圧を予め定められている出力判定電圧と比較し、上記出力電圧を制御するための出力判定信号を生成する。そして、該出力判定信号とモニタ回路17bから出力される信号19とを加算して、スイッチQ14のON抵抗の大きさを変化させるための信号19Aを生成し、駆動用回路14に出力する。
これにより、スイッチQ13、Q14のON抵抗は、突入電流およびピーク電流の低減に加えて、出力リップルも低減するように制御される。なお、駆動用回路13、14でのスイッチQ13、Q14のON抵抗の制御は、上記実施の形態1で述べた制御方法と同一であるため、ここでは省略する。
図31は、出力電圧モニタ回路205aの具体的な構成を示している。
出力電圧モニタ回路205aは、図示のように、出力判定回路201aおよび加算回路202aを備えている。出力判定回路201aは、チャージポンプ回路210の出力電圧と予め定められている出力判定電圧とを比較して出力判定信号を生成する。加算回路202aは、出力判定回路201aで生成された出力判定信号とモニタ回路17aから出力される信号18とを加算して、スイッチQ13のON抵抗の大きさを変化させるための信号18Aを生成する。
出力判定回路201aは、オペアンプOP1および抵抗R8〜R14により構成され、入力端子in1には、チャージポンプ回路210の出力電圧が入力され、入力端子in2には、チャージポンプ回路210の出力電圧と比較される出力判定電圧が入力され、出力端子o1からは判定信号が出力される。
抵抗R8および抵抗R13は、入力端子in2とオペアンプOP1の反転入力端子との間に接続され、抵抗R9は、抵抗R8および抵抗R13の接続点と、GNDとの間に接続されている。同様に、抵抗R10および抵抗R12は、入力端子in1とオペアンプOP1の非反転入力端子との間に接続され、抵抗R11は、抵抗R10および抵抗R12の接続点と、GNDとの間に接続されている。抵抗R14は、オペアンプOP1の反転入力端子と出力端子o1との間に接続されている。
出力判定回路201aは、チャージポンプ回路210の出力電圧が出力判定電圧より大きければ、スイッチQ13のON抵抗を大きくするような(例えば、出力電圧と出力判定電圧との電圧差にリニアな関係でスイッチQ13のON抵抗を大きくするような)出力判定信号J1を生成する。もしくは、スイッチQ13をオフとするような出力判定信号J1を生成する。
逆に、チャージポンプ回路210の出力電圧が出力判定電圧より小さければ、スイッチQ13のON抵抗を小さくするような(例えば、出力電圧と出力判定電圧との電圧差にリニアな関係でスイッチQ13のON抵抗を小さくするような)出力判定信号J2を生成する。もしくは、スイッチQ13をオンとするような出力判定信号J2を生成する。
出力判定電圧(出力電圧)は、チャージポンプ回路210の出力可能電圧以下であれば、任意に設定可能である。チャージポンプ回路210に接続される回路に鑑みて適宜設定すればよい。ここでは、チャージポンプ回路210に接続される回路に対して電圧供給能力を有する値の最低値としている。
加算回路202aは、オペアンプOP2および抵抗R15〜R19により構成され、入力端子in3には、モニタ回路17aから出力される信号18が入力され、入力端子in4には、出力判定回路201aから出力される判定信号が入力され、出力端子o2からはスイッチQ13のON抵抗の大きさを変化させるための信号18Aが出力される。
抵抗R15の一端は、入力端子in3に接続され、抵抗R16の一端は、入力端子in4に接続され、抵抗R15および抵抗R16のそれぞれの他端は、互いに接続されている。抵抗R17は、抵抗R15および抵抗R16の接続点とオペアンプOP2の非反転入力端子との間に接続されている。抵抗R18は、オペアンプOP2の反転入力端子とGNDとの間に接続されている。抵抗R19は、オペアンプOP2の反転入力端子と出力端子o2との間に接続されている。
出力電圧モニタ回路205bは、出力電圧モニタ回路205aと同様に、出力判定回路201bおよび加算回路202bを備えている。出力判定回路201bは、チャージポンプ回路210の出力電圧と予め定められている出力判定電圧とを比較して出力判定信号を生成する。加算回路202bは、出力判定回路201bで生成された出力判定信号とモニタ回路17bから出力される信号19とを加算して、スイッチQ14のON抵抗の大きさを変化させるための信号19Aを生成する。出力判定回路201bおよび加算回路202bのそれぞれの構成は、出力判定回路201aおよび加算回路202aのそれぞれの構成と同一である。
次に、出力電圧モニタ回路205の動作について説明する。なお、出力電圧モニタ回路205は、上述のように、ディスチャージ期間のチャージポンプ回路210の出力電圧が出力判定電圧のレベル以上とならないように動作する(ここでは、出力判定電圧のレベルと同一となるように動作する)。従って、チャージポンプ回路210の出力電圧制御は、スイッチQ13、Q14のいずれを使用して制御してもよい。ここでは、スイッチQ13の制御によりチャージポンプ回路210の出力電圧制御を行う場合を例として説明する。
まず、出力電圧モニタ回路205aは、チャージポンプ回路210の出力電圧を検出し、出力判定回路201aにて、出力判定電圧と比較する。このとき、出力電圧が出力判定電圧より小さい場合、出力判定回路201aにて、判定信号J2が生成される。出力判定回路201aから出力された判定信号J2は、加算回路202aに入力され、加算回路202aに入力されている、モニタ回路17aから出力された信号18と加算され、スイッチQ13のオン抵抗を小さくする信号18Aが駆動用回路13に入力される。これにより、上記実施の形態1で記載した要領で、スイッチQ13のON抵抗が制御され、基準電圧Vinから昇圧コンデンサC11への充電電流が増加し、出力電圧が上昇する。
次に、出力電圧が出力判定電圧より大きくなると、判定信号J1が生成される。出力判定回路201aから出力された判定信号J1は、加算回路202aに入力され、加算回路202aに入力されている、モニタ回路17aから出力された信号18と加算され、スイッチQ13のオン抵抗を大きくする信号18Aが駆動用回路13に入力される。これにより、上記実施の形態1で記載した要領で、スイッチQ13のON抵抗が制御され、基準電圧Vinから昇圧コンデンサC11への充電電流が減少し、出力電圧が低下する。
以上のような動作により、チャージポンプ回路210の出力電圧のレベルは、出力判定電圧のレベルへと制御される。これにより、図29に示すように、ディスチャージ期間での余計な電圧上昇がなくなり、出力リップルを低減することができる。
ここで、図34に示す従来のチャージポンプ回路5に出力電圧モニタ回路205を設けた場合、すなわち、チャージポンプ動作時の突入電流およびピーク電流の制限なしに出力リップルの低減を行おうとした場合について、図32を用いて説明する。
図32は、上記の場合のチャージポンプ回路の出力波形を示している。
ここで、例えば、上記チャージポンプ回路の出力電圧が出力判定電圧より大きくなった場合、出力電圧モニタ回路205は上述したように動作して出力電圧を低下させようとする。しかしながら、チャージポンプ動作時の突入電流およびピーク電流の制限がないため、出力電圧の跳ね上がりが残り、出力電圧が設定電圧のレベルとならない。このように、出力電圧制御は、単純に、出力電圧をモニタしてフィードバックするだけでは実現できない。チャージポンプ動作時の突入電流およびピーク電流の低減の構成と出力リップルの低減の構成とを共に設けることにより初めて、出力電圧制御を実現、すなわち、出力リップルの低減を行うことができる。
以上のように、本実施の形態2に係るチャージポンプ回路210は、出力電圧モニタ回路205を備え、該出力電圧モニタ回路205により、ディスチャージ期間におけるチャージポンプ回路210の出力電圧のレベルを出力判定電圧のレベル以上とならないように制御する。これにより、ディスチャージ期間での余計な電圧上昇をなくすことができる。すなわち、駆動期間(チャージ期間およびディスチャージ期間)に負荷電流により生じるドロップ電圧(リップル電圧)を最低限の値、つまり、チャージ期間に生じるドロップ電圧のみとすることができ、この結果、チャージポンプ動作時の突入電流およびピーク電流の低減と共に出力リップルを低減することができる。
また、出力電圧モニタ回路205は、上述のように、突入電流やピーク電流の低減を行うための信号に、出力リップルの低減を行うための出力判定信号を単に加算することのみで、出力リップルを低減している。すなわち、出力電圧モニタ回路205の動作は、上記突入電流やピーク電流の低減を行う動作に関係なく独立して行われている。従って、従来の制御方法にも影響を与えることがない。これにより、上記出力リップルの低減のために、新たに複雑な制御を行う必要がない(チャージポンプ回路1のスイッチ回路15へ新たな回路を組み込む必要がない)。
また、上述のように、出力電圧モニタ回路205の動作が、上記突入電流やピーク電流の低減を行う動作や従来の制御方法に影響しないため、リップル電圧が、上記突入電流やピーク電流の低減を行う設定電圧値、回路制御動作タイミングに影響されることがなく、設計時のリップル設定が容易なチャージポンプ回路210が実現できる。
また、上記出力判定電圧のレベルは、チャージポンプ回路210の出力可能電圧以下の電圧であれば、任意に設定可能である。従って、出力リップルを適切に設定することで、リップルを低減した任意の出力を得ることができる。
なお、出力電圧モニタ回路205は、上述の構成に限られるわけではない。例えば、図33に示すような構成、すなわち、上述の電圧制御式ではなく、電流制御式としてもよい。この場合、出力判定回路201aaのオペアンプはgmアンプと記している、電圧―電流変換型アンプとし、加算回路は使用しない。なお、この場合は、モニタ回路17やその他の回路等も電流制御式とする必要がある。
また、本実施の形態2では、チャージポンプ回路1に出力電圧モニタ回路205を備えたチャージポンプ回路210について説明したが、この構成に限られるわけではない。例えば、図9および図10に示すような構成、さらに、図23および図26に示すような構成に出力電圧モニタ回路を設けてもよい。例えば、図23に示す構成に設けた場合には、常(駆動期間)(所定の期間)に出力電圧をモニタして所定のレベル以上とならないように制御すればよい。また、図26に示す構成に設けた場合には、図26の構成における図25(a)の期間(所定の期間)の出力電圧が所定のレベル以上とならないように制御すればよい。
なお、実施の形態1および2では、一度にオンとなる半導体スイッチが2つのチャージポンプ回路を例として説明したが、これに限られるわけではなく、一度にオンとなる半導体スイッチが2つ以上のチャージポンプ回路に本発明の構成を設けてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、
昇圧用コンデンサを電源電圧まで充電し、出力コンデンサを前記昇圧用コンデンサの充電電圧に前記電源電圧を加算した電圧まで充電して出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータにおいて、
チャージポンプ動作時にオン状態の一対となる2つの半導体スイッチにおいて、第1の半導体スイッチの両端の電位差を検出し、判定信号を出力するモニタ回路と、第2の半導体スイッチの駆動信号を出力し、前記駆動信号が前記判定信号に応じて可変する制御回路を備えたように構成してもよい。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記構成において、
上記第1の半導体スイッチの両端の電位差が設定電圧より大きい時には、上記制御回路の出力レベルを変化させて上記第2の半導体スイッチのオン抵抗を大きくし、
上記第1の半導体スイッチの両端の電位差が設定電圧より小さい時には、上記制御回路の出力レベルを変化させて上記第2の半導体スイッチのオン抵抗を小さくするように構成してもよい。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記構成において、
上記昇圧用コンデンサを上記電源電圧まで充電する場合に、
電源から上記昇圧用コンデンサへの経路をオンオフする半導体スイッチ両端の電位差を検出し、上記昇圧用コンデンサからGNDへの経路をオンオフする半導体スイッチのオン抵抗を変化させるように構成してもよい。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記構成において、
上記出力コンデンサを上記昇圧用コンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電する場合に、
上記昇圧用コンデンサから上記出力コンデンサへの経路をオンオフする半導体スイッチの両端の電位差を検出し、電源から上記昇圧用コンデンサへの経路をオンオフする半導体スイッチのオン抵抗を変化させるように構成してもよい。
これらを合わせて、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータは、
出力コンデンサをチャージポンプにて充電して出力電圧を出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータにおいて、
昇圧用コンデンサを電源電圧Vinまで充電する時に、電源から昇圧用コンデンサへの経路をオンオフする半導体SWの両端の電位差を検出し、昇圧用コンデンサからGNDへの経路をオンオフする半導体SWの駆動用回路へ信号を供給するモニタ回路、および、
出力コンデンサを昇圧用コンデンサの充電電圧に電源電圧を加算した電圧まで充電する時に、昇圧用コンデンサから出力コンデンサへの経路をオンオフする半導体SWの両端の電位差を検出し、電源から昇圧用コンデンサへの経路をオンオフする半導体SWの駆動用回路へ信号を供給するモニタ回路を備えたように構成してもよい。
上記の構成により、昇圧用コンデンサを電源電圧Vinまで充電する時に、電源から昇圧用コンデンサへの経路をオンオフする半導体SWの両端の電位差が設定電圧よりも大きければ、昇圧用コンデンサからGNDへの経路をオンオフする半導体SWのオン抵抗を大きくすることによって経路に流れる電流を抑制する。
また、出力コンデンサを昇圧用コンデンサの充電電圧に電源電圧Vinを加算した電圧まで充電する時に、昇圧用コンデンサから出力コンデンサへの経路をオンオフする半導体SWの両端の電位差が設定電圧よりも大きければ、電源から昇圧用コンデンサへの経路をオンオフする半導体SWのオン抵抗を大きくすることによって経路に流れる電流を抑制する。
したがって、設定電圧を装置製造時あるいは使用時等にあらかじめ所望のものに決めておくことにより、経路を流れる電流の増加を緩やかにすることができる。
それゆえ、昇圧用コンデンサや出力コンデンサ、また制御信号(クロック信号)が入力されて昇圧コンデンサや出力コンデンサの充放電を切り替えるスイッチ素子を備えた回路(チャージポンプスイッチ回路)部を変更することなく従来のチャージポンプSW回路を使用して、チャージポンプ動作時の突入電流やピーク電流を低減化できる。
また、本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路は、上記構成において、複数の昇圧用コンデンサを有するように構成してもよい。
チャージポンプ回路の初期動作時の突入電流を抑制することができ、他の機器への悪影響を防止でき、チャージポンプ方式のDC/DCコンバータのような用途にも適用できる。
本実施の形態1に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータの構成例を示すブロック図である。 モニタ回路の構成例を示す回路図である。 駆動用回路の構成例を示すブロック図である。 駆動用回路の構成例を示すブロック図である。 駆動用回路の構成例を示すブロック図である。 バッファ回路の構成例を示すブロック図である。 Lレベル制御回路の構成例を示すブロック図である。 Hレベル制御回路の構成例を示すブロック図である。 本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータの構成例を示すブロック図である。 本発明に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータの構成例を示すブロック図である。 入力信号の波形を示す図である。 入力信号および判定信号の波形を示す図である。 入力信号および判定信号の波形を示す図である。 VINと配線抵抗との関係を示す回路図である。 出力電圧およびVp51の波形の例を示すグラフである。 バイパスコンデンサ後の電源電流の波形の例を示すグラフである。 バイパスコンデンサ前の電源電流の波形の例を示すグラフである。 出力電圧およびVp11の波形の例を示すグラフである。 バイパスコンデンサ後の電源電流の波形の例を示すグラフである。 バイパスコンデンサ前の電源電流の波形の例を示すグラフである。 昇圧用コンデンサを複数個用いた構成を示す回路図である。 入力信号の波形を示す図である。 昇圧用コンデンサを複数個用い、本発明のモニタ回路を備えた構成を示す回路図である。 n倍昇圧回路の構成を示す回路図である。 入力信号の波形を示す図である。 本発明のモニタ回路を備えたn倍昇圧回路の構成を示す回路図である。 従来のチャージポンプ方式DC/DCコンバータの出力波形を示す図である。 実施の形態1に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータの出力波形を示す図である。 実施の形態2に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータの出力波形を示す図である。 上記実施の形態2に係るチャージポンプ方式DC/DCコンバータの構成例を示すブロック図である。 上記チャージポンプ方式DC/DCコンバータが備える出力電圧モニタ回路の構成例を示す回路図である。 従来のチャージポンプ方式DC/DCコンバータに出力電圧モニタ回路を備えた場合の出力波形を示す図である。 出力電圧モニタ回路の他の構成例を示す回路図である。 従来のチャージポンプ方式DC/DCコンバータの構成例を示すブロック図である。 従来のチャージポンプ方式DC/DCコンバータの構成例を示す回路図である。
符号の説明
1、2、3、210 チャージポンプ回路(チャージポンプ方式DC/DCコンバータ)
11、12、13、14 駆動用回路
21、22、23、24 駆動用回路
31、32、33、34 駆動用回路
15 チャージポンプSW回路
16 出力端子
17、17a、17b モニタ回路
18 判定信号
19 判定信号
41 L(Low)レベル制御回路
42 H(High)レベル制御回路
43 バッファ
44 減算回路
140 チャージポンプ回路
205、205a、205b 出力電圧モニタ回路

Claims (12)

  1. チャージポンプ動作中の第1期間に、前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、
    上記第1期間に続くチャージポンプ動作中の第2期間に、後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、
    記第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第1判定信号を出力する第1モニタ回路と、
    上記第1期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記検出した電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第1駆動用回路とを備え
    上記第1駆動用回路から出力される駆動信号は、駆動する上記第1半導体スイッチに対し、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第1判定信号のレベルに置換することよって、あるいは上記基準信号のハイレベルを上記基準信号のレベルから上記第1判定信号のレベルを差し引いたレベルに置換することよって生成されることを特徴とするチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  2. 上記第1モニタ回路によって検出された、上記第1期間にオン状態となる、上記いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差から設定電圧を引いた値が大きいほど、上記第1駆動用回路は、上記第1期間にオン状態となる、上記少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が大きくなるように、出力する駆動信号のレベルを変化させることを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  3. 上記前段のコンデンサを上記電源電圧まで充電する場合に、
    上記第1モニタ回路は、電源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第1半導体スイッチの両端の電位差を検出して該電位差に応じたレベルを有する上記第1判定信号を出力し、
    上記第1駆動用回路は、上記第1判定信号に応じて、上記検出した電位差が大きいほど、上記前段のコンデンサからGNDへの経路をオンオフする上記第1半導体スイッチのオン抵抗を大きくするような上記駆動信号を、該半導体スイッチに出力することを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  4. 上記後段のコンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電する場合に、
    上記前段のコンデンサから上記後段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチの両端の電位差を検出して該電位差に応じたレベルを有する第2判定信号を出力する第2モニタ回路と、
    源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチのオン抵抗が上記第2モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第2駆動用回路とをさらに備え
    上記第2駆動用回路から出力される駆動信号は、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第2判定信号のレベルに置換することよって生成されることを特徴とする請求項1または3に記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  5. 上記第2モニタ回路によって検出された、上記前段のコンデンサから上記後段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチの両端の電位差から設定電圧を引いた値が大きいほど、上記第2駆動用回路は、上記電源から上記前段のコンデンサへの経路をオンオフする上記第2半導体スイッチのオン抵抗が大きくなるように、出力する駆動信号のレベルを変化させることを特徴とする請求項4に記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  6. 上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対をコンデンサ対と称し、上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対を一つのコンデンサ対とし、
    上記一つのコンデンサ対における後段のコンデンサが、別のコンデンサ対における後段のコンデンサと共通であり、
    上記第2期間に、上記別のコンデンサ対における前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、
    上記第1期間に、上記共通の後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、
    上記第2期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第3判定信号を出力する第3モニタ回路と、
    記第2期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記第3モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第3駆動用回路とを備え
    上記第3駆動用回路から出力される駆動信号は、駆動する上記第1半導体スイッチに対し、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第3判定信号のレベルに置換することよって、あるいは上記基準信号のハイレベルを上記基準信号のレベルから上記第3判定信号のレベルを差し引いたレベルに置換することよって生成されることを特徴とする請求項1記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  7. 上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対をコンデンサ対と称し、上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対を一つのコンデンサ対とし、
    上記一つのコンデンサ対における後段のコンデンサが、別のコンデンサ対における後段のコンデンサと共通であり、
    上記第2期間に、上記別のコンデンサ対における前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、
    上記第1期間に、上記共通の後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、
    上記第2期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第3判定信号を出力する第3モニタ回路と、
    記第2期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記第3モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第3駆動用回路と、
    上記第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第2半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第4判定信号を出力する第4モニタ回路と、
    記第1期間中にオン状態となる、いずれか一つまたは全ての第2半導体スイッチのオン抵抗が上記第4モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第4駆動用回路とを備え
    上記第3駆動用回路から出力される駆動信号は、駆動する上記第1半導体スイッチに対し、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第3判定信号のレベルに置換することよって、あるいは上記基準信号のハイレベルを上記基準信号のレベルから上記第3判定信号のレベルを差し引いたレベルに置換することよって生成され、
    上記第4駆動用回路から出力される駆動信号は、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第4判定信号のレベルに置換することよって生成されることを特徴とする請求項4記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  8. 上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの一つのコンデンサ対に加え、第1コンデンサと第2コンデンサとからなるコンデンサ対をさらにn段設け、
    上記n段設けたコンデンサ対において、一つのコンデンサ対における第2コンデンサが、次段のコンデンサ対における第1コンデンサとなり、1段目のコンデンサ対における第1コンデンサが、上記後段のコンデンサとなり、
    最終段のコンデンサ対における第1コンデンサの充電経路上の半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧のn+1倍の電圧にまで充電し、
    上記最終段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧のn+2倍の電圧にまで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、
    上記最終段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の半導体スイッチのいずれか一つの半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第5判定信号を出力する第5モニタ回路と、
    記最終段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の少なくともいずれか一つまたは全ての半導体スイッチのオン抵抗が上記第5モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第5駆動用回路とをさらに備え
    上記第5駆動用回路から出力される駆動信号は、外部から供給される該駆動信号を生成するための基準信号のロウレベルを上記第5判定信号のレベルに置換することよって生成されることを特徴とする請求項1または4記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  9. チャージポンプ動作中の第1期間に、前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、
    上記第1期間に続くチャージポンプ動作中の第2期間に、後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、
    上記第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第1判定信号を出力する第1モニタ回路と、
    上記第1判定信号を用いて、上記第1期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記第1モニタ回路によって検出した電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第1駆動用回路と、
    上記第2期間にオン状態となる、いずれか一つの第2半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第2判定信号を出力する第2モニタ回路と、
    上記第2判定信号を用いて、上記第2期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第2半導体スイッチのオン抵抗が上記第2モニタ回路によって検出した電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第2駆動用回路と、
    上記最終段のコンデンサの充電期間での出力電圧のレベルが所定のレベル以上とならないように、検出した出力電圧と上記所定のレベルの電圧値とを比較して上記充電期間での出力電圧を制御するための出力判定信号を生成するとともに、該出力判定信号と各モニタ回路から供給された各判定信号とをそれぞれ加算して得た信号を各モニタ回路から供給された各判定信号として出力する出力電圧モニタ回路とを備えていることを特徴とするチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  10. 上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対をコンデンサ対と称し、上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの対を一つのコンデンサ対とし、
    上記一つのコンデンサ対における後段のコンデンサが、別のコンデンサ対における後段のコンデンサと共通であり、
    上記第2期間に、上記別のコンデンサ対における前段のコンデンサの充電経路上の第1半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧まで充電し、
    上記第1期間に、上記共通の後段のコンデンサの充電経路上の第2半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを、上記前段のコンデンサの充電電圧に上記電源電圧を加算した電圧まで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、
    上記第2期間にオン状態となる、いずれか一つの第1半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第3判定信号を出力する第3モニタ回路と、
    上記第3判定信号を用いて、上記第2期間中にオン状態となる、少なくともいずれか一つまたは全ての第1半導体スイッチのオン抵抗が上記第3モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第3駆動用回路と、
    上記第1期間にオン状態となる、いずれか一つの第2半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第4判定信号を出力する第4モニタ回路と、
    上記第4判定信号を用いて、上記第1期間中にオン状態となる、いずれか一つまたは全ての第2半導体スイッチのオン抵抗が上記第4モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第4駆動用回路とを備えていることを特徴とする請求項9記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  11. 上記前段のコンデンサと上記後段のコンデンサとの一つのコンデンサ対に加え、第1コンデンサと第2コンデンサとからなるコンデンサ対をさらにn段設け、
    上記n段のコンデンサ対において、一つのコンデンサ対における第2コンデンサが、次段のコンデンサ対における第1コンデンサとなり、1段目のコンデンサ対における第1コンデンサが、上記後段のコンデンサとなり、
    上記次段のコンデンサ対における第1コンデンサの充電経路上の半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧のn+1倍の電圧にまで充電し、
    上記次段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の半導体スイッチをオンすることにより、該コンデンサを電源電圧のn+2倍の電圧にまで充電して、最終段のコンデンサの充電電圧を出力電圧として出力するチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路において、
    上記次段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の半導体スイッチのいずれか一つの半導体スイッチの両端の電位差を検出し、該電位差に応じたレベルを有する第5判定信号を出力する第5モニタ回路と、
    上記第5判定信号を用いて、上記次段のコンデンサ対における第2コンデンサの充電経路上の少なくともいずれか一つまたは全ての半導体スイッチのオン抵抗が上記第5モニタ回路によって検出された電位差の変化に追従して変化するように、該半導体スイッチを駆動する駆動信号を出力する第5駆動用回路とを備えていることを特徴とする請求項9記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
  12. 上記所定のレベルは、上記チャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路の出力可能電圧以下の電圧であれば、任意に設定可能であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のチャージポンプ方式DC/DCコンバータ回路。
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