JP4018814B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外枠に対して開閉自在に取付られた前面枠の、外枠に対する開閉状態を検出する開放検出器を備えた弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機は、遊技盤、ハンドル及び上皿等が取り付けられた前面枠が外枠に対し回動可能に設けられている。この様に構成したのは、補給路からパチンコ機へ供給されるパチンコ球の球詰まりやその他の保守点検等のために、必要に応じて開閉できるようにするためである。従って、通常は、前面枠が外枠に当接し、施錠装置により固定されている。
【0003】
ところが、遊技客の中には、パチンコ機から賞品球を不正に払いださせるために、前面枠を開放してパチンコ機の制御回路、或いは信号線に手を加える等の不正行為を行う者がいた。そのため、図11に示すように、前面枠P2が不正に開放されることを監視する目的で、パチンコ機には開放検出器P3が設置されている。
【0004】
この開放検出器P3は、周知の押しボタンスイッチからなり、ボタンが操作されてスイッチ本体に押し込まれた状態になると内蔵された接点が開放して通電が遮断され、スイッチ本体からボタンが突出した状態に戻ると接点が閉じて通電するように構成されており、前面枠P2が外枠P1に当接したときボタンが押し込まれるように、外枠P1の内側に設置されている。
【0005】
このような開放検出器P3を設置したパチンコ機では、前面枠P2が開放されると、開放検出器P3のボタンがスイッチ本体から突出し接点が閉じて通電するので、この通電の有無を検出することにより、前面枠P2が不正に開放されたか否かを検出できるのである。
【0006】
即ち、このパチンコ機では、外枠P1に取り付けられた開放検出器P3のボタンが、前面枠P2に当接してスイッチ本体に押し込まれているか否かにより、前面枠P2の開閉を検出しているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような開放検出器P3を外枠P1に備えた従来のパチンコ機では、パチンコ機の組立作業の際、予め決められた場所に開放検出器P3を取り付けても、実際に製作したパチンコ機の前面枠P2と外枠P1との取付具合いによっては、例えば、ボタンが前面枠P2に当接しない場合があるなど、開放検出器P3を確実に作動させることができなかった。このため、開放検出器P3を確実に作動させるために、パチンコ機毎に開放検出器P3の取付位置を調節せねばならず、組立の作業効率が著しく悪くなるという問題があった。
【0008】
また、一度取り付けても、前面枠P2を繰り返し開閉していると、前面枠P2あるいは外枠P1自体が歪み、前面枠P2を外枠P1に対して閉じた状態であるにも係わらず、ボタンが前面枠P2に当接できなくなり開放検出器P3が作動しなくなる場合があった。この場合、開放検出器P3が作動しているか否かの確認作業や作動していなければ取付位置を変更する必要があるなど保守に手間がかかるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明では、確実に開放検出器を作動させて前面枠の開放を検出することができ、しかも開放検出器の取付けが簡単なため組立の作業効率が良く、経年の使用によってもその取付位置を変える必要のない弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、弾球遊技機の外枠に対して開閉自在に取付られた前面枠を施錠する施錠装置と、前記前面枠の開閉状態を検出する開放検出器とを備える弾球遊技機において、前記施錠装置は、前記前面枠に軸止され、その先端が鈎状に形成された施錠フックと、前記施錠フックの鈎状に形成された部分に係合すると、前記前面枠を前記外枠に固定可能な係合面を有するストッパ片とからなり、前記開放検出器は、前記ストッパ片の係合面と前記施錠フックの鈎状に形成された部分とが係合する係合地点と、前記前面枠を前記外枠に前記施錠装置により固定して施錠したときの、前記係合地点に対向する前記前面枠上の対向地点とを結ぶ直線上あるいはその近傍に備えられ、さらに、前記開放検出器は、前記係合面により作用を受けることによって、前記前面枠の開放を検出する検出部を備え、 前記ストッパ片は、前記検出部を押下する方向に突出する凸部を前記係合面に備え、前記凸部を挿入可能な開口部から挿入された前記凸部により前記検出部を操作可能に前記開放検出器を収納する収納部を備えることを特徴とする
【0011】
この請求項1記載の弾球遊技機では、開放検出器を、係合地点と対向地点とを結ぶ直線上あるいはその近傍に取り付けることで、前面枠と外枠の取り付けガタが生じたり、前面枠自体あるいは外枠自体に歪みが生じたとしても、前面枠の開閉を有効に検出できる。つまり、前面枠の開放を検出する信頼度を飛躍的に向上させることができる。さらに、開放検出器の取り付け位置の調整作業を簡素化でき、保守点検の手間を軽減できる。
また、この弾球遊技機の開放検出器は、従来施錠装置として用いられてきたストッパ片の係合面を利用して開放検出器により前面枠の開放を検出しているため、前面枠の開放を検出するための特別な部品を用意する必要がないので、弾球遊技機の製作コストを抑えることができる。
さらに、この弾球遊技機は、開口部を有する収納部内に開放検出器を収納し、ストッパ片に設けられた凸部によってのみ開口部を通して検出部を操作可能に構成することによって、検出部を外部から操作出来ないようにしている。
このように収納部内に開放検出器を収納した弾球遊技機は、開放検出器の検出部にテープを貼る等して、検出部を押下した状態に固定し、前面枠の開放を検出できなくするといった遊技者による不正行為を確実に防ぐことができる。
また、収納部を備えることで、前面枠を勢いよく閉めてもストッパ片が収納部に当接し、開口部から挿入された凸部が検出部を必要以上に押下しないので、開放検出器は破損しない。
【0012】
尚、開放検出器は、磁気センサ、光センサあるいは押しボタンスイッチ等どの様なものでもよい。
また、請求項1記載の「近傍」とは、前面枠の開閉方向に平行な平行線であって、施錠フックを軸止する点を通る平行線と、ストッパ片を固定する点であって施錠フックを軸止する点から最も遠い点を通る平行線との間の範囲をいう。従って、例えば、開放検出器X1は、図12の開放検出器X1、施錠フックY1及びストッパ片Z1との位置関係を説明するための模式図に表すように、ストッパ片Z1を2つのネジZ9で固定した場合、そのネジZ9のうち施錠フックY1を軸止する点Y2から最も遠いネジZ9の固定点Z2を通る平行線Z3と、施錠フックY1を軸止する点Y2を通る平行線Y3との間にできる幅Xの部分にかかるように配置され、前面枠の開放を検出するのである。つまり、前面枠と外枠の取り付けガタが生じたり、前面枠自体あるいは外枠自体に歪みが生じたとしても、施錠フックY1を軸支する点Y2は前面枠に対して固定されており、ストッパ片Z1を固定する固定点Z2は外枠に対して固定されており、施錠フックY1とストッパ片Z1とが係合した状態であれば、Y3とZ3の位置関係はさほどずれることがなく、開放検出器X1を幅Xにかかるように配置すれば、前面枠の開閉を有効に検出できる。
【0013】
次に、請求項2記載の発明は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記開放検出器は、前記前面枠上に取り付けられていることを特徴とする。
この請求項2記載の弾球遊技機のようにすれば、開放検出器が電気を利用したスイッチ類の場合、前面枠側に設置される複数の機器の電気配線とともにまとめて配線できるので、外枠側に開放検出器を取り付ける場合に比べ、作業効率が向上する。
【0016】
また、請求項3記載の発明のように、請求項1,2のいずれかに記載の弾球遊技機において、前記開放検出器が、前記検出部として、前記ストッパ片により、押下されるボタン部を備えた押しボタンスイッチであってもよい。この請求項5記載の弾球遊技機では、開放検出器として公知の押しボタンスイッチを用いることにより、低コストで前面枠の開放の検出器を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
以下の説明では、弾球遊技機の代表例としてパチンコ機を例にとって説明する。尚、本発明は、パチンコ機に限らず、コイン遊技機、アレンジボール式パチンコ遊技機、スマートボールゲーム機等他の弾球遊技機で、パチンコ機と同様の施錠装置が必要な弾球遊技機にも適用できる。
【0024】
まず、本実施例のパチンコ機1において、前面枠3を外枠2に固定する施錠装置5及び周辺装置について図1〜図3により説明する。
図1はパチンコ機1の裏面斜視図、図2は施錠装置5を解錠し、前面枠3を開放した様子を示す斜視図、図3は施錠フック31がストッパ片23の係合面231に係合する様子を示した模式図である。
【0025】
パチンコ機1は、図1に示すように、長方形状に形成された前面枠3と、前面枠3の厚み方向に垂直な一方の面に当接して、前面枠3の縁に立設するように帯状に形成された外枠2とから構成されている。そして、前面枠3は、その一辺が一対の蝶番21,22にて回動自在に外枠2に軸着され、その遊端側は、通常施錠装置5により外枠2に開閉自在に固定される。
【0026】
ところで、施錠装置5は、その先端が鈎状に形成され、剛性の大きな変形しにくい素材で構成された施錠フック31,32と、断面L字状に形成され、施錠フック31,32と同様剛性の大きな素材で構成されたストッパ片23,24とからなる。このうち断面L字状に形成されたストッパ片23,24の一面には、ネジ孔が2つ設けられている。
【0027】
そして、ストッパ片23,24は、帯状に形成された外枠2の内側に、所定の距離をおいて、ネジ孔が設けられていない1面(以後「係合面231,241」とよぶ。)が外枠2に対して垂直に立設されるように、ネジ孔を通してネジで取り付けられる。
【0028】
一方、施錠フック31,32は、前面枠3上にその先端が遊動可能に軸止され、前面枠3を外枠2に対して閉じたとき、鈎状に形成されたその先端がストッパ片23,24の係合面231,241に係合する位置に取り付けられている。
尚、外枠2及び前面枠3は、木製もしくはプラスチック製であり、施錠フック31,32及びストッパ片23,24は、外枠2及び前面枠3より剛性の大きな素材、例えば、金属等である。
【0029】
次に、パチンコ機1の前面枠3には、図2に示すように、遊技盤を前面枠3に取り付けるため、長方形の輪郭状に形成され、その断面が略長方形状に形成されたミドルプレート33が、施錠フック31,32が取り付けられた前面枠3の面上に設けられており、このミドルプレート33の遊端側の外側側面が施錠フック31,32に隣接することになる。
【0030】
またミドルプレート33には、施錠フック31が設けられている部分の近傍に後述する押しボタンスイッチ4を収納するための中空部35が形成され、その中空部35と外部とを連通する連通孔34がミドルプレート33の上面330に設けられている。
【0031】
さらに、ストッパ片23には、図2に示すように、係合面231の先端に、施錠フック31を係合面231に係合させたとき、連通孔34に挿入され、中空部35内に到達可能な長さの突起25が設けられている。
尚、突起25の長さは、係合面231が上面330に当接したときに、突起25の先端が後述するボタン41を必要以上に押下しないような長さにする。
【0032】
そして、ミドルプレート33とストッパ片23とは、図3に示すように、施錠フック31を係合面231に係合させた時に、ミドルプレート33の上面330と、係合面231の対向側面232との間で隙間Sをあけた位置関係となる。
次に、中空部35内の構成について図4により説明する。
【0033】
図4(a)は中空部35が形成された部分のミドルプレート33の断面斜視図、図4(b)及び図4(c)は中空部35が形成された部分のミドルプレート33の断面図である。但し、図4(b)は、押しボタンスイッチ4が挿入されている場合の図である。
【0034】
中空部35は、図4に示すように、ミドルプレート33内に形成された中空の空間である。
この中空部35には、弾性変形可能な係合片36が、ミドルプレート33の内側側面332に平行に、ミドルプレート33と一体的に形成され、内側側面332と係合片36との間に、押しボタンスイッチ4を保持するための嵌合部350が形成される。また係合片36の先端には、嵌合部350に向けて突出した鈎状部361が設けられている。そして、嵌合部350を形成するミドルプレート33の上面330には、外部と連通する連通孔34が設けられており、嵌合部350を形成する内側側面332上部には、嵌合部350内に保持する押しボタンスイッチ4の保持位置を決めるための係合ブロック37が設けられている。
【0035】
このように中空部35内に形成された嵌合部350に押しボタンスイッチ4を設置するには、係合片36を弾性変形させ、嵌合部350に押しボタンスイッチ4を押し込めばよい。このようにすると、押しボタンスイッチ4は、係合片36とミドルプレート33の内側側面332との間および、係合片36の先端の鈎状部361と係合ブロック37との間に固定され、押しボタンスイッチ4のボタン41は、連通孔34を通して突起25により外部から操作可能になる。
【0036】
次に、押しボタンスイッチ4の全体構成について図5により説明する。
図5は、押しボタンスイッチ4の全体構成図である。
押しボタンスイッチ4は、図5に示すように、断面凸の字状の本体42と、本体42に挿入して押下可能に設けられ、本体42内に押下されると本体42内部に設けられた電気的なスイッチの接点を閉じるボタン41と、ボタン41を本体42から押し出す方向、即ちスイッチの接点を開放する方向にボタン41を付勢する付勢手段(図示せず)とを備えた公知のスイッチである。
【0037】
そして、前面枠3に設けられた図示しない制御部は、この本体42に電源を供給し、接点が閉じられて通電すると前面枠3が開放していると判断する。
また、本体42には、制御部からの電源の供給を受けるための電線44が本体42の突部側面に取付られ、電線の他端には、コネクタ43が設けられている。コネクタ43は、制御部からの電源供給を受けるために前面枠3に設けられた図示しないコネクタ受けに接続される。
【0038】
尚、制御部は周知のものであるため、その制御方法等は、説明を省略する。
また、本実施例では、ボタン41が押下されると本体42に設けられた電気的なスイッチの接点を閉じる押しボタンスイッチ4について説明したが、ボタン41が押下されると本体42に設けられた電気的なスイッチの接点を開放する押しボタンスイッチを用いてもよい。この場合制御部は、この本体42に電源を供給し、接点が開放して通電しなくなると前面枠3が開放していると判断する。
【0039】
以上のように構成されたパチンコ機1では、以下図6及び図7を用いて説明するように、押しボタンスイッチ4により前面枠3の開放を検出する。
図6は係合間隔を説明する模式図、図7(a)はボタン41が突起25に押下される直前の様子を示す模式図、図7(b)はボタン41が突起25に押下された状態を示す模式図である。
【0040】
本実施例では、図6に示すように、押しボタンスイッチ4により前面枠3の開放を検出するため、施錠フック31とストッパ片23の係合面231とが係合したときの、係合面231と前面枠3との間隔である係合間隔αを利用する。
従来のパチンコ機1では、その組立の際、押しボタンスイッチ4を組立図面通りに取付けても、取付ガタ等により有効に前面枠3の開放を検知できなくなることがあったため、組立の過程においてその取付位置を調整する等の作業が必要であった。
【0041】
ところが、本実施例のパチンコ機1では、施錠フック31とストッパ片23とが高剛性の変形し難い材料で作成されているので、係合間隔αは、組立の際の組立ガタや、パチンコ機1の経年の使用による前面枠3あるいは外枠2に歪みが生じても、大きく変化しない。
【0042】
従って、本実施例のパチンコ機1のように押しボタンスイッチ4を係合地点βと対向地点γとを結ぶ直線上あるいはその近傍(「近傍」とは、前面枠3を外枠2に対して閉じたとき、係合面231が押しボタンスイッチ4のボタン41に当接可能な範囲である。)に取り付けるよう設計し組み立て、係合間隔α以内に係合面231が存在するか否かを検出すれば、取付ガタが生じても有効に前面枠3の開放を検出できるので、押しボタンスイッチ4の取り付け位置を調整する必要がなくなり、組立効率を格段に向上させることができる。
【0043】
一方、従来のパチンコ機1では、経年の使用により前面枠3等に歪が生じると、押しボタンスイッチ4が前面枠3の開放を検出することできなくなる場合があった。
しかし、本実施例のパチンコ機1は、押しボタンスイッチ4を係合地点βと対向地点γとを結ぶ直線上あるいはその近傍に取り付け、係合間隔α以内に係合面231が存在するか否かを検出することで、前面枠3の開放を検出しているので、押しボタンスイッチ4の取付け位置を調整する必要がなく、保守の手間を軽減できる。
【0044】
従って、本実施例のパチンコ機1は、前面枠3の開放を検出する信頼度を飛躍的に向上させることができる。
また、押しボタンスイッチ4が前面枠3側に設置されているので、前面枠3側に設置される複数の機器の電気配線とともにまとめて配線できる。従って、パチンコ機1を組み立てる作業効率が向上する。
【0045】
更に、押しボタンスイッチ4をミドルプレート33に設けられた中空部35の嵌合部350にはめ込むだけの簡単な作業で、押しボタンスイッチ4をパチンコ機1に設置することができ、作業効率が良くなる。
また本実施例では、ミドルプレート33の嵌合部350内に押しボタンスイッチ4を収納し、ストッパ片23の突起25が連通孔34を通じて押しボタンスイッチ4を操作するようにされているので、ボタン41にテープを貼って、押しボタンスイッチ4による前面枠3の開放の検出をできなくする等の不正行為を防ぐことができる。
【0046】
また、本実施例では、ミドルプレート33中に押しボタンスイッチ4を収容しているので、前面枠3を勢いよく閉めてもストッパ片23はミドルプレート33に当たるだけで、押しボタンスイッチ4に直接当たることがなく、また、突起25は、ストッパ片23がミドルプレート33の上面330に当接すると、ボタン41をそれ以上本体42内部に押し込むことができないので、ボタン41は、必要以上に押し込まれることはない。従って、押しボタンスイッチ4の破損を防止することができる。
【0047】
尚、本実施例のミドルプレート33の上面330は、本件発明のカバー部に該当する。また、本実施例の連通孔34は、本発明の開口部に該当する。さらに、本実施例の突起25は、本発明の凸部に該当する。
また、本実施例の図6に示す、施錠フック31と係合面231との係合地点βは、本発明の「係合地点」であり、本実施例の前面枠上の施錠フック31が設置された根元部分近傍の、係合面231に対向する対向地点γは、本発明の「対向地点」であり、また、本実施例の係合面231に垂直な直線で、係合地点βと対向地点γとを結ぶ直線は、本発明の「前記係合地点と前記対向地点とを結ぶ直線」である。
【0048】
尚、連通孔92は、本件発明の開口部に該当する。
ここで、上記実施例では、ミドルプレート33の内部に形成された中空部35に押しボタンスイッチ4を設けたが、図8及び図9に示すように、例えば、ミドルプレート33を階段状に形成し、嵌合部99を外部に設けてもよい。この場合、嵌合部99は、ミドルプレート33の内側側面93に形成された凹部94と、階段状に形成したミドルプレート33の下段95の、凹部94と対向する位置に設けられた弾性変形可能で、凹部94方向に突出した鉤状部801を備える係合片80とにより構成する。そして、凹部94の上部には、ヒンジ部91を介してミドルプレート33と連続するカバー部90を設け、カバー部90には、連通孔92を設ける。
【0049】
このように構成されたミドルプレート33に、押しボタンスイッチ4を収納するには、係合片80を弾性変形し、嵌合部99に押しボタンスイッチ4を差込み、凹部94と係合片80との間に挟む。そして、カバー部90をヒンジ部91を支点に回動して、押しボタンスイッチ4のボタン41が設けられた面を覆う。
【0050】
以上説明したように、上記ミドルプレート33の外に嵌合部99を設けると、押しボタンスイッチ4を前面枠3の外側から取り付けることが可能となり、押しボタンスイッチ4の前面枠3への取付作業が簡便になる。
次に、図10に示すように、係合面231が、外枠2の内周面29の幅方向の後方に配置される等して、係合間隔が長い場合、ミドルプレート33上にホルダ39を設置し、そこに押しボタンスイッチ4を収納させるようにしてもよい。
【0051】
このようにすると、パチンコ機1の組立の際、押しボタンスイッチ4をホルダ39に押し込むだけで、前面枠3の開放を確実に検知できるように、押しボタンスイッチ4を設置することができるので、組立効率が向上する。
尚、ホルダ39をミドルプレート33と一体成形してもよい。
【0052】
以上実施例では、本件発明の開放検出器として押しボタンスイッチ4を用いたが、磁気センサー、光センサー等係合間隔を確実に検出できるものであればどのようなものを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本件実施例のパチンコ機の裏面斜視図である。
【図2】 本件実施例の施錠装置が解除されている時の外枠と前面枠との位置関係を示す斜視図である。
【図3】 本件実施例において、施錠フックがストッパ片の係合片に係合する様子を示した模式図である。
【図4】 本件実施例の中空部の構成を説明するための断面図である。
【図5】 本件実施例の開放検出器の概略構成図である。
【図6】 本件実施例の係合間隔を説明する模式図である。
【図7】 本件実施例の開放検出器と施錠フックとの位置関係を説明する概略構成図である。
【図8】 本件実施例の1変形例を説明する斜視図である。
【図9】 本件実施例の1変形例を説明する断面図である。
【図10】 本件実施例の1変形例を説明する斜視図である。
【図11】 従来のパチンコ機の斜視図である。
【図12】 本件発明の開放検出器の取り付け位置を説明する模式図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機、2…外枠、3…前面枠、4…押しボタンスイッチ、5…施錠装置、21,22…蝶番、23,24…ストッパ片、25…突起、29…内周面,31,32…施錠フック、33…ミドルプレート、34…連通孔、35…中空部、36…係合片、37…係合ブロック、39…ホルダ、41…ボタン、42…本体、43…コネクタ、44…電線、80…係合片、90…カバー部、91…ヒンジ部、92…連通孔、93…内側側面、94…凹部、95…下段、99…嵌合部、231,241…係合面、232…対向側面、330…上面、332…内側側面、350…嵌合部、361…鈎状部、801…鉤状部

Claims (3)

  1. 弾球遊技機の外枠に対して開閉自在に取付られた前面枠を施錠する施錠装置と、
    前記前面枠の開閉状態を検出する開放検出器と
    を備える弾球遊技機において、
    前記施錠装置は、
    前記前面枠に軸止され、その先端が鈎状に形成された施錠フックと、
    前記施錠フックの鈎状に形成された部分に係合すると、前記前面枠を前記外枠に固定可能な係合面を有するストッパ片とからなり、
    前記開放検出器は、
    前記ストッパ片の係合面と前記施錠フックの鈎状に形成された部分とが係合する係合 地点と、前記前面枠を前記外枠に前記施錠装置により固定して施錠したときの、前記係 合地点に対向する前記前面枠上の対向地点とを結ぶ直線上あるいはその近傍に備えられ
    さらに、
    前記開放検出器は、前記係合面により作用を受けることによって、前記前面枠の開放を検出する検出部を備え、
    前記ストッパ片は、前記検出部を押下する方向に突出する凸部を前記係合面に備え、
    前記凸部を挿入可能な開口部から挿入された前記凸部により前記検出部を操作可能に前記開放検出器を収納する収納部を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記開放検出器は、
    前記前面枠上に取り付けられていることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1,2いずれか記載の弾球遊技機において、
    前記開放検出器は、
    前記検出部として、前記ストッパ片により押下されるボタン部を備えた押しボタンスイッチであることを特徴とする弾球遊技機。
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