JP4013888B2 - 電気光学装置用基板の製造方法、および、電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置用基板の製造方法、および、電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、反射層の表面を粗面とすることによって反射光を散乱させる技術に関する。
いわゆる反射型の液晶表示装置においては、液晶を保持する基板の板面上に光反射性を有する反射層が形成される。そして、観察側から入射した太陽光や室内照明光などの外光は反射層の表面にて反射され、この反射光が画像の表示に供される。この構成において反射層の表面が完全な平面であるとすれば、液晶表示装置に対する入射光が反射層の表面にて鏡面反射されて観察者に視認されることとなる。この場合には本来の表示画像のほかに液晶表示装置の表示面に対向する人や物の画像が視認されることとなって表示が見づらくなるという問題があった。
このような背景の映り込みを防止するために、反射層の表面には多数の微細な突起および窪み(以下「散乱構造」という)が形成される。この構成によれば反射層の表面における反射光は適度に散乱して観察側に出射するから背景の映り込みを防止することができる。特許文献1には、この散乱構造を形成するための方法が開示されている。この方法においては、第1に、多数の微細な樹脂片が基板の板面上に分散して形成され、第2に、これらの突起と基板の板面との段差を滑らかにするために各突起を覆う膜体が設けられ、第3に、この膜体を覆うように反射層が形成される。
特開2003−75987号公報(段落0073および段落0074ならびに図12)
しかしながら、この方法においては、多数の微細な樹脂片を基板上に形成する工程のほかに各突起を覆う膜体を形成する工程が必要となるため、製造工程が煩雑化するとともに製造コストが嵩むという問題が生じ得る。この問題を解消するための方策としては、膜体を形成することなく、各樹脂片を直接に覆うように反射層を形成することも考えられる。しかしながら、この方法を用いた場合には、各樹脂片間に露出する基板の板面と各樹脂片の頂上部の平坦面とを反映した平坦面が反射層の表面に現れるため、光を散乱させる効果(以下「光散乱効果」という)が充分に得られないという問題が生じ得る。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な製造工程によって良好な光散乱効果を有する反射層を得ることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、膜体の表面を複数の突起が形成された粗面とするための露光処理に用いられるマスクにおいて、膜体のうち粗面とされるべき被加工領域の外側の領域に向かう光を透過させる透光領域と、被加工領域に向かう光を遮る複数の領域であって各々の平面形状が略扁円形または外接円が扁円形となる略多角形である複数の遮光領域と、被加工領域に向かう光を透光領域よりも低い光透過率にて透過させる半透過領域とを設けたことを特徴としている。なお、本発明における「扁円形」とは、正円形を除く長尺状の円形であり、楕円形のほか、長方形または正方形の対辺の各々にこれを直径とする半円形が付加された形状(図16参照)など種々の形状を含む概念である。
本発明に係る露光用マスクは膜体の被加工領域の外側の領域と対向するように透光領域を有するから、この領域を透過した光を膜体の厚さ方向の全部にわたって作用させることができる。その一方、露光用マスクのうち被加工領域と対向させられる領域は、複数の遮光領域と半透過領域とを含んでいる。この構成によれば、光源から膜体の被加工領域に向かう光のうち半透過領域を透過する光量が制限されるから、透光領域を透過した光を膜体の厚さ方向の全部にわたって作用させるのに充分な光量を光源から照射したとしても、被加工領域については厚さ方向の一部のみに対して選択的に光を作用させることができる。このため、膜体のうち光が作用した部分を現像により除去しても被加工領域は完全には除去されないから、膜体が設けられた基板の表面が被加工領域において露出することはない。したがって、この露光用マスクを用いた露光処理を経て膜体から得られた下地層を用いた電気光学装置用基板(反射基板)は、基板の平坦面を反映した平坦面を含まず良好な光散乱効果を発揮する。しかも、本発明に係る露光用マスクによれば、膜体のうち被加工領域の外側の領域と、被加工領域のうち粗面の窪みとなるべき領域とを共通の工程にて一括して露光することができる。
ところで、本発明に係る露光用マスクのように複数の遮光領域が設けられた構成のもとでは、各遮光領域の周縁近傍を経由して膜体に向かう光源からの光が当該遮光領域の周縁において回折したうえで膜体に到達する。ここで、各遮光領域の平面形状が正円形または外接円が正円形となる多角形である露光用マスク(以下「対比例」という)を露光に用いた場合には、その遮光領域の全周縁にわたる回折光が膜体の狭小な領域(すなわち膜体のうち遮光領域と重なる領域の中央部)に略同一の位相にて集中的に到達して相互に強め合う。この場合には、回折光が集中した部分、すなわち膜体のうち粗面の突起の頂上部となるべき部分に対して強い光が作用することとなるから、その後の現像によって得られた粗面は、各突起の頂上部に深い窪みが形成されたものとなる。ここで、各突起の頂上部が窪みのない平坦面である場合には、その突起の頂上部を覆う反射層の表面において鏡面反射が生じるために良好な光散乱特性を得るには限界がある。したがって、良好な光散乱効果を得るためには粗面における各突起の頂上部には窪みが設けられることが望ましい。しかしながら、本願発明者による試験の結果、上記対比例に係る露光用マスクを用いた場合には各突起の頂上部の窪みが深くなり過ぎ、かえって光散乱効果が低下するという知見を得るに至った。本発明は、このような知見に基づき、遮光領域の平面形状が略扁円形または外接円が扁円形となる略多角形とされていることを特徴としている。この構成によれば、各遮光領域の周縁における回折光は、上記対比例に係る露光用マスクを用いたときに回折光が集中する領域の面積よりも広い領域にわたって分散して膜体に到達する。この結果、膜体のうち粗面の突起の頂上部となるべき部分に作用する光の強度は、上記対比例に係る露光用マスクを用いた場合と比較して弱められるから、現像後に得られる各突起の頂上部の窪みが深くなり過ぎるのを抑えることができる。したがって、本発明に係る露光用マスクによれば良好な光散乱効果を有する電気光学装置用基板を作成することができる。
なお、本発明においては、各遮光領域の全周縁にわたって半透過領域が接する構成としてもよいが、透光領域と略同一の光透過率にて光を透過させる周辺透光領域が各遮光領域と半透過領域との間に介在する構成としてもよい。この構成によれば、各遮光領域の周縁において回折して膜体に到達する回折光の光量を確実に確保することができるから、粗面における突起の頂上部に所期の深さの窪みをより確実に形成することができる。なお、この態様のもとで周辺透光領域を透過して各遮光領域の周縁にて回折する光量(換言すると、粗面における突起の頂上部に形成される窪みの深さ)は、周辺透光領域における遮光領域の周縁との接触部分の長さに応じて調整される。したがって、周辺透光領域の態様は、粗面における突起の頂上部に形成されるべき窪みの深さに応じて適宜に選定されることが望ましい。すなわち、各遮光領域の全周縁に接するように周辺透光領域を設けた構成や、各遮光領域の周縁に対して部分的に接するように周辺透光領域を設けた構成が採用され得る。このうち前者の構成によれば、後者の構成と比較して遮光領域の周縁における回折光の光量を多くすることができるから、粗面における突起の頂上部に深い窪みを形成することができる。換言すると、後者の構成によれば、前者の構成と比較して、粗面における突起の頂上部に形成される窪みの深さを抑えることができる。
なお、膜体のうち被加工領域の外側の領域を完全に除去するためには光源から充分な光量を照射する必要がある。このような露光工程に用いられる露光用マスクにおいて半透過領域の光透過率が比較的高いとすれば、半透過領域を透過して被加工領域に至る光量が多くなり、膜体の厚さ方向の全部にわたって光が作用する(光分解する)可能性がある。しかしながら、上述したように被加工領域が完全に除去されると基板の板面が露出して光散乱効果の低下の原因となり得る。この不具合を防止するために、半透過領域の光透過率は透光領域の光透過率よりも充分に低いことが望ましい。本願発明者による試験によれば、光源からの照射光に対する半透過領域の光透過率を10%(パーセント)以上40%以下とすることによって特に良好な光散乱効果を実現し得る粗面が形成されるという知見を得るに至った。したがって、本発明に係る露光用マスクのうち半透過領域の光透過率は10%以上40%以下とされることが望ましい。
なお、透光領域よりも低い光透過率を有するものであれば、半透過領域の具体的な構成は任意である。例えば、遮光性を有する膜体を極めて薄く形成すれば、この薄膜に照射される光の一部は吸収または反射される一方、他の一部は当該薄膜を透過する。このように遮光性を有する薄膜を形成した領域が半透過領域とされ得る。あるいは、遮光性を有する複数の微小遮光領域と透光性を有する複数の微小透光領域とが面上に配列された領域を半透過領域としてもよい。この構成によれば、光源から出射した光の一部を微小遮光領域によって遮光する一方、他の一部を微小透光領域から透過させることができる。各微小遮光領域と各微小透光領域との配置の態様は任意であるが、半透過領域を透過して膜体に到達する光量を半透過領域内において均一化するという観点からすると、各微小遮光領域と各微小透光領域とが第1の方向と第2の方向とにわたって互い違いに配置された領域(すなわち市松模様状の領域)を半透過領域として用いることが望ましい。この構成においては、各微小透光領域の透過光がこれに隣り合う微小遮光領域の周縁において回折して相互に干渉し合うのを防止するために、各微小遮光部および各微小透光領域の各辺の長さが2.0μm(マイクロメートル)以下であることが望ましく、さらに好ましくは1.5μm以下とされる。この態様のほかに、それぞれ第1の方向に延在する各微小遮光領域と各微小透光領域とが第1の方向に直交する第2の方向に交互に配置された領域(すなわち微小遮光領域と微小透光領域とがストライプ状に配列された領域)を半透過領域としてもよい。この構成においても、回折光の干渉を防止するために各微小遮光領域および各微小透光領域の幅は2.0μm以下であることが望ましく、さらに好ましくは1.5μm以下とされる。
また、複数の遮光領域が余りに密集していたり極端に疎らである場合には、露光後の現像により得られる粗面の平坦度が増大し、このため粗面上の反射層の光散乱効果が低下しかねない。そこで、露光用マスクの全体面積(加工対象たる膜体に対向する板面全体の面積)に占める複数の遮光領域の合計面積の割合は30%以上60%以下であることが望ましい。
ところで、膜体の粗面上に設けられた反射層の表面に至った光は、その反射層の表面に形成された突起の斜面(側面)にて主に散乱させられる。したがって、複数の遮光領域の長手方向を略同一方向とすれば、例えば、表示面の左右方向および上下方向の一方において広い視野角にわたる明るい表示が実現される。
本発明は、以上に説明した露光用マスクを用いて電気光学装置用基板を製造する方法としても特定され得る。この方法は、表面が粗面である下地層と当該下地層の粗面上に設けられた反射層とを具備する電気光学装置用基板を製造する方法において、感光性材料により膜体を形成する膜体形成工程と、各々の平面形状が略扁円形または外接円が扁円形となる略多角形である複数の遮光領域を有する露光用マスクを介して膜体を露光する工程であって、粗面の突起となるべき領域に向かう光源からの光を露光用マスクの各遮光領域によって遮るとともに、これ以外の領域に向かう光源からの光を露光用マスクの半透過領域を透過させることによって膜体の厚さ方向の一部のみに当該光を作用させる露光工程と、露光工程において光が作用した部分を現像により除去して下地層を形成する現像工程と、現像工程により得られた下地層の粗面上に光反射性を有する反射層を形成する反射層形成工程とを有する。この製造方法によれば、本発明に係る露光用マスクについて上述したのと同様の理由により、良好な光散乱効果を有する電気光学装置用基板が簡易な工程によって製造される。なお、この方法のうち露光工程においては、露光用マスクにおける各遮光領域の周縁に接する周辺透光領域を透過した光を各遮光領域の周縁にて回折させ、この回折光を突起の頂上部となるべき部分に作用させることが望ましい。
本発明に係る製造方法によって得られた電気光学装置用基板の反射層に対向するように電気光学物質を配置することによって電気光学装置が製造される。この製造方法によれば、背景の映り込みが抑制されて良好な表示品位を有する電気光学装置が簡易な工程によって製造される。なお、本発明における電気光学物質とは、電圧の印加や電流の供給といった電気的な作用を光透過率や輝度の変化といった光学的な特性の変化に変換する物質である。電気光学物質の典型的な例としては液晶が挙げられるが、本発明の適用され得る範囲はこれに限定されない。
一方、本発明に係る電気光学装置用基板は、各々の頂上面に窪みが設けられるとともに平面形状が略扁円形である複数の突起を表面に有する下地層と、下地層のうち複数の突起を有する表面上に設けられた光反射性を有する反射層とを具備する。この電気光学装置用基板によれば、下地層の粗面における各突起の頂上部に窪みが形成されているから反射層の表面における平坦部の割合が抑えられ、この結果として良好な光散乱効果が得られる。なお、この電気光学装置用基板の下地膜は、例えば、本発明に係る露光用マスクを用いて膜体を露光した後に現像することによって得られる。
また、本発明に電気光学装置用基板は電気光学装置の基板として用いられる。すなわち、本発明に係る電気光学装置は、相互に対向して電気光学物質を挟む第1基板および第2基板と、第2基板のうち電気光学物質に対向する板面上に設けられた層であって、各々の頂上面に窪みが設けられるとともに平面形状が略扁円形である複数の突起を表面に有する下地層と、下地層のうち複数の突起を有する表面上に設けられて第1基板側からの入射光を反射させる反射層とを具備する。この電気光学装置によれば、第1基板側からの入射光を反射層によって良好に散乱させたうえで反射して第1基板側に出射させることができるから、背景の映り込みを抑えた良好な表示品位が得られる。さらに、本発明は、この電気光学装置を表示装置として備える電子機器としても特定される。この種の電気光学装置としては、携帯電話機やパーソナルコンピュータなど種々の電気光学装置が考えられる。
以上に説明したように、本発明によれば、簡易な製造工程によって良好な光散乱効果を有する反射層が得られる。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。以下では電気光学物質として液晶を用いた液晶表示装置に本発明を適用した形態を例示するが、本発明が適用され得る範囲をこれに限定する趣旨ではない。また、以下に示す各図面においては、説明の便宜のために各構成要素の寸法や比率を実際のものとは異ならせてある。
<A:液晶表示装置の構成>
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す断面図であり、図2は、この液晶表示装置の一部を拡大して示す斜視図である。図2におけるI−I線からみた断面図が図1に相当する。これらの図に示されるように、液晶表示装置100は、略長方形の枠状に成形されたシール材34を介して相互に対向するように配置された第1基板10と第2基板20とを有する。これらの基板はガラスやプラスチックなどの光透過性を有する材料からなる板状またはフィルム状の部材である。両基板とシール材34とによって囲まれた空間には例えばTN(Twisted Nematic)型の液晶35が封止されている。以下では、図1および図2に示されるように、液晶35からみて第1基板10側を「観察側」と表記する。すなわち、液晶表示装置100による表示画像を視認する観察者が位置する側という意味である。これに対し、液晶35からみて第2基板20側を「背面側」と表記する。第1基板10のうち観察側の板面上には、表示画像のコントラストを改善するための位相差板311や入射光を偏光させる偏光板312が貼着されており、第2基板20のうち背面側の板面上には同様の位相差板321と偏光板322とが貼着されている(図2においては図示略)。また、第2基板20は第1基板10の周縁から張り出した部分(以下「張出部」という)20aを有する。この張出部20aには、液晶表示装置100を駆動するための回路を備えたICチップ38がCOG(Chip On Glass)技術により実装されている。
第1基板10のうち液晶35と対向する板面上には複数の画素電極11がX方向およびY方向にわたってマトリクス状に配置されている。各画素電極11は、ITO(Indium Tin Oxide)などの光透過性を有する導電性材料からなる略矩形状の電極である。X方向に隣接する画素電極11同士の間隙にはY方向に延在する走査線12が形成されている。各画素電極11はTFD(Thin Film Diode)素子13を介して走査線12に接続されている。このTFD素子13は、非線形な電流−電圧特性を有する二端子型スイッチング素子である。これらの各要素が形成された第1基板10の板面は、ラビング処理が施された配向膜14によって覆われている(図2では図示が省略されている)。
一方、第2基板20のうち液晶35と対向する板面上には、X方向に延在する複数のデータ線27が形成されている。各データ線27は、画素電極11と同様にITOなどの光透過性を有する導電性材料からなる電極であり、第1基板10上においてX方向に列をなす複数の画素電極11と対向する。これらのデータ線27が形成された第2基板20の板面は配向膜14と同様の配向膜28によって覆われている。この構成のもと、第1基板10と第2基板20とによって挟まれた液晶35は、各画素電極11とこれに対向するデータ線27との間にICチップ38から印加される電圧に応じて配向方向が変化する。図2に示されるように、この配向方向が変化する領域(以下「サブ画素」という)Gsの各々には赤色、緑色および青色のいずれかが割り当てられている。
また、第2基板20のうち液晶35と対向する板面上には、下地層21と反射層22とカラーフィルタ24と絶縁層26とが第2基板20側からこの順番に積層されている。上述したデータ線27および配向膜28は絶縁層26の表面上に形成されている。カラーフィルタ24は、各サブ画素Gsに対応して設けられた樹脂層であり、顔料や染料によって各サブ画素Gsの色に着色されている。赤色、緑色および青色の3色のカラーフィルタ24に対応するサブ画素Gsによって、表示画像の最小単位である画素が構成される。また、各色のカラーフィルタ24の間隙(すなわち隣り合うサブ画素Gs同士の間隙)には遮光層25が形成されている。この遮光層25は、カーボンブラックが分散された樹脂材料やクロムなどの遮光性を有する金属材料により形成されて各サブ画素Gsの間隙を遮光する役割を担っている。また、絶縁層26は、エポキシ系やアクリル系といった各種の樹脂材料によってカラーフィルタ24と遮光層25とを覆うように形成された膜体である。この絶縁層26は、カラーフィルタ24と遮光層25との段差を平坦化する役割と、カラーフィルタ24の顔料や染料が液晶35に染み出すのを防ぐ役割とを担っている。
一方、下地層21は、第2基板20の板面上に設けられた膜体であり、アクリル系やエポキシ系といった感光性を有する樹脂材料からなる。この下地層21は、第2基板20の表面うちシール材34によって囲まれた領域内のみに選択的に設けられており、ICチップ38が実装される張出部20aには存在しない。ここで、張出部20aを含む第2基板20の全面にわたって下地層21が形成された構成(すなわち下地層21の表面上にICチップ38が実装された構成)のもとでは、ICチップ38に外力が作用したときに下地層21がICチップ38とともに第2基板20から剥離しやすいという問題がある。これに対し、本実施形態のように張出部20aにおいて下地層21が完全に除去された構成(すなわちICチップ38が下地層21を介することなく第2基板20上に実装された構成)によれば、このような問題を回避できるという利点がある。
また、図1および図2に示されるように、この下地層21のうち各サブ画素Gsの中央付近に相当する部分には当該下地層21を厚さ方向に貫通する開口部211が設けられている。一方、反射層22は、アルミニウムや銀などの単体金属やこれらの金属を主成分として含む合金など光反射性を有する材料により下地層21の表面上に形成された薄膜であり、下地層21の開口部211に対応するように開口した透光部221を有する。したがって、下地層21および反射層22に積層された各カラーフィルタ24の一部は、反射層22の透光部221と下地層21の開口部211を介して第2基板20の表面に至る。以上に説明した構成のもと、液晶表示装置100の背面側から第2基板20に入射したバックライトユニットからの出射光は、下地層21の開口部211と反射層22の透光部221とを通過したうえでカラーフィルタ24および液晶35を透過し、さらに第1基板10を透過して観察側に出射する。このように液晶表示装置100の背面側から観察側への透過光によって透過型表示が実現される。一方、液晶表示装置100の観察側から第1基板10に入射した室内照明光や太陽光などの外光は、液晶35とカラーフィルタ24とを透過して反射層22の表面に到達し、この表面において反射させられて第1基板10から観察側に出射する。このように反射層22による反射を経て観察側に出射する光によって反射型表示が実現される。
ここで、反射層22の表面が完全な平面であるとすれば液晶表示装置100に対する観察側からの入射光が反射層22の表面において鏡面反射することになるため、液晶表示装置100の表示面に対向する背景の画像が表示画像に映り込むといった問題が生じ得る。この問題を解消するために、本実施形態における反射層22の表面には反射光を適度に散乱させるための散乱構造が形成されている。さらに詳述すると、下地層21の表面は多数の微細な突起(凸部)が形成された粗面となっており、この粗面上に薄膜状に形成された反射層22の表面には当該下地層21の粗面を反映した微細な起伏(すなわち散乱構造)が現れているのである。図3(a)は、下地層21の粗面におけるひとつの突起213を拡大して示す平面図であり、図4は下地層21の表面を第2基板20の板面に垂直な方向からみたときの各突起213の配列の態様を示す平面図である。これらの図に示されるように、各突起213を平面的にみたときの外形は略扁円形(本実施形態においては略楕円形)である。また、図4に示されるように、各突起213は、下地層21の全面にわたってランダムな位置に分散して形成されている。さらに、本実施形態においては、各突起213を平面的にみたときの扁円形の長手方向(例えば楕円形の長軸方向)が表示面の上下方向たるX方向を向くように、下地層21の表面に複数の突起213が設けられている。
一方、図3(b)は同図(a)におけるIIIb−IIIb線からみた断面図であり、図3(c)は同図(a)におけるIIIc−IIIc線からみた断面図である。ただし、図3(b)および(c)においては下地層21に加えて反射層22も図示されている。これらの図に示されるように、突起213のうち第1基板10側に最も突出した部分である頂上部213aから下地層のうち突起213以外の部分(以下「窪み」という)214までの距離を突起213の高さHとすると、各突起213の高さHは下地層21の厚さ(第2基板20との接触面と突起213の頂上部213aとの距離)Tよりも小さくなっている。換言すれば、下地層21表面の窪み214の深さ(すなわち各突起213の高さH)は、その窪み214の底部において第2基板20が露出しないように選定されている。
さらに、図3(b)および同図(c)に示されるように、各突起213における頂上部213aには窪み(凹部)213bが形成されている。この窪み213bは、各突起213の長手方向に沿うように長尺状に形成されている。各窪み213bの深さDは突起213の高さHよりも小さい。本実施形態における下地層21の表面はこのような粗面とされているため、その表面上に形成された反射層22の表面には、図3(b)および(c)4に示されるように各々の頂上部に窪みを有する多数の微細な突起223が形成されることとなる。ここで、反射層22の散乱構造を構成する各突起223の頂上部が平坦面であるとすれば、観察側からの入射光は当該平坦面において鏡面反射することになるから、背景の映り込みを回避するために充分な光散乱効果は必ずしも得られない。これに対し、本実施形態に係る散乱構造によれば、反射層22による反射光を各突起223の頂上部の窪みにおいても散乱させることができるから、背景の映り込みを完全に回避し得る良好な光散乱効果が得られる。
ところで、反射層22の表面に至った光は、その反射層22の表面に形成された突起223の斜面(側面)にて主に散乱させられることとなる。一方、本実施形態においては下地層21の突起213の長手方向がX方向に向けられているため、図4に示されるように、X方向に配置された突起213の数はY方向に配置された突起213の数よりも多い。したがって、反射層22の表面の突起223をX方向およびY方向の各々に沿うようにみると、Y方向を向く斜面の数がX方向を向く斜面の数よりも多い。したがって、本実施形態においては、反射層223の表面にてY方向に散乱する光量がX方向に散乱する光量よりも多くなる。いま、X方向は表示面の上下方向と一致するから、本実施形態においては表示面の左右方向(すなわちY方向)における広い視野角にわたって明るい表示が実現されることとなる。一方、X方向を表示面の左右方向とすれば、表示面の上下方向における広い視野角にわたって明るい表示が実現される。このように、下地層21における各突起213の長手方向は、液晶表示装置100において広い視野角が要求される方向に応じて適宜に選定されることが望ましい。なお、ここでは総ての突起213の長手方向が一方向(X方向)に向けられた構成を例示したが、図5に示されるように、長手方向がX方向に向けられた突起213とY方向に向けられた突起213とを下地層21の表面において混在させる構成としてもよい。この構成のもとでは、長手方向がX方向に向けられた突起213の数とY方向に向けられた突起213の数との比率に応じて、表示面における上下方向および左右方向の視野角特性を適宜に調整することができる。
<B:液晶表示装置の製造方法>
次に、第2基板20上に下地層21と反射層22とを形成する工程に特に着目しながら、本実施形態に係る液晶表示装置100の製造方法を説明する。図6は、各製造工程における第2基板20上の要素の構成を示す工程図(図1に示された断面に相当する)である。
まず、図6(a)に示されるように、下地層21となる膜体51が第2基板20上の板面上に形成される。この膜体51は、感光性を有するポジ型の樹脂材料をスピンコート法などの方法によって第2基板20上に塗布することによって得られる。次いで、この膜体51を減圧環境下において乾燥させたうえで、85℃から105℃の範囲の温度にて加熱(プリベーク)する。
この後、図6(b)に示されるように、膜体51がマスク(以下「露光用マスク」という)7を介して露光される。より具体的には、膜体51の表面から60μm程度の間隔(プロキシミティギャップ)をあけて露光用マスク7が配置されたうえで、膜体51に対して光源からの出射光(例えばi線)が照射される。図6(b)に示されるように、本実施形態においては、膜体51のうち下地層21として残されるべき領域(以下「被加工領域」という)511の外側の領域(すなわちシール材34の外側に位置する領域である。以下「周辺領域」という)513と、下地層21の開口部211に相当する領域515と、被加工領域511のうち下地層21の表面において窪み214となるべき領域とが一括して露光される。ここで、図7は、この露光によって光分解する部分を示す図である。同図においては、被加工領域511と周辺領域513との境界の近傍が拡大して示されており、ハッチングが施された領域が露光により光分解した部分に相当している。図6および図7に示されるように、本実施形態においては、周辺領域513と開口部211に相当する領域515とについては膜体51が厚さ方向の全部にわたって光分解する一方、下地層21の窪み214となるべき領域517については膜体51の厚さ方向における一部分のみが光分解する。なお、この露光工程において用いられる露光用マスク7の具体的な構成については後に詳述する。
次いで、膜体51に対して現像が施される。この現像により、図6(c)に示されるように、膜体51のうち露光により光分解した部分が選択的に除去される。続いて、120℃から130℃の範囲の温度にて膜体51が加熱(メルトベーク)される。この工程により、膜体51の表層部分のみが部分的に溶融し、現像により膜体51表面に現れた凹凸の角部分が丸められる。この後、220℃程度の温度にて膜体51が焼成(ポストベーク)される。これらの工程により、図6(d)に示されるように、膜体51全体の表面形状が確定されて下地層21が得られる。ここで、現像後における膜体51の加熱を2つの段階に分けて実行するのは、仮に現像後の膜体51を直ちに220℃程度の温度に加熱すると、その表面の凹凸が過度に溶融して平坦部の多い表面となり、その結果として反射層22の光散乱効果が損なわれるからである。つまり、ポストベークに先立って120℃から130℃の範囲にて膜体51を加熱する工程は、膜体51の表面形状を所期の形状に維持および安定させるための工程であると言える。
次いで、図6(e)に示されるように、透光部221を有する反射層22が下地層21の表面上に形成される。すなわち、光反射性を有する材料からなる薄膜がスパッタリングなどの成膜方法によって下地層21の表面上に形成され、この薄膜がフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によってパターニングされることによって反射層22が得られる。上述したように、この反射層22の表面には下地層21の粗面を反映した散乱構造が形成される。
続いて、カラーフィルタ24および遮光層25が形成され、これらを覆うように絶縁層26が形成される。さらに、絶縁層26の表面上にデータ線27が形成された後、ポリイミドなどの有機薄膜によって配向膜28が形成されてラビング処理が施される。一方、第1基板10上の各要素は公知である各種の技術によって製造され得る。次いで、以上の工程を経た第1基板10と第2基板20とが互いの配向膜14および28を対向させた状態でシール材34を介して貼り合わされる。さらに、両基板とシール材34とによって囲まれた空間に液晶35が封入され、この空間が封止材(図示略)によって封止される。この後、位相差板311および321や偏光板312および322が第1基板10および第2基板20にそれぞれ貼着されるとともに第2基板20の張出部20aにICチップ38が実装されて、図1に示される液晶表示装置100が得られる。
<C:露光用マスクの構成>
次に、図6(b)の露光工程(以下では単に「露光工程」という)において用いられる露光用マスク7の構成を説明する。図8は露光用マスク7の構成を示す平面図である。同図に示されるように、本実施形態における露光用マスク7は平面的にみると第1領域71と第2領域72とに区分される。このうち第1領域71は、露光工程において膜体51の周辺領域513(すなわち下地層21を構成しないものとして現像により除去される領域)に対向させられる領域である。一方、第2領域72は、露光工程において膜体51の被加工領域511に対向させられる領域である。この第2領域72は、ランダムな位置に分散して配置された多数のドット状の領域(以下「ドット領域」という)721と、下地層21の開口部211に対応する領域(以下「開口形成領域」という)724とを含んでいる。各ドット領域721は、下地層21表面の突起213に対応する領域である。
次に、図9は露光用マスク7の構成を示す断面図である。同図に示すように断面構造に着目すると、露光用マスク7は、基材70と、この基材70の板面上に形成された遮光部84および半透過部86とを有する。このうち基材70は、光源からの照射光の略総てを透過させる板状の部材である。すなわち、露光処理における光源からの出射光に対する基材70自体の光透過率は約100%である。これに対し、遮光部84は、光源からの照射光の略総てを遮光(吸収または反射)する膜体であり、例えばクロム(Cr)などの遮光性を有する材料によって形成される。一方、半透過部86は、光源からの照射光を基材70よりも低い光透過率にて透過させる部分である。すなわち、半透過部86は、光源からの出射光の一部のみを透過させる一方、他の一部は遮光(吸収または反射)する。この半透過部86の具体的な形態としては、以下に示すハーフトーンおよびグレートーンの何れかが採用され得る。
ハーフトーンは、酸化クロム(Cr)やモリブデンシリサイド(MoSiまたはMoSi)といった遮光性を有する材料からなる。これらの材料が基材70に薄膜状に形成されることにより、光源からの照射光の一部のみが透過して膜体51に到達する一方、他の一部は遮光される。
一方、グレートーンは、多数の微細な遮光部(以下「微小遮光部」という)と多数の微細な透光部(以下「微小透光部」という)とを基材70上に面状に配列してなる。このうち各微小遮光部は、遮光部84と共通の工程にて形成される部分であり、光源からの照射光の略総てを遮光する。これに対し、各微小透光部は、基材70上が露出した部分(すなわち遮光性を有する部材が設けられていない部分)であり、したがって光源からの照射光の略総てを透過させる。これらの各領域が面状に混在して配列されるため、光源からの照射光の一部は微小透光部を透過して膜体51に到達する一方、他の一部は微小遮光部によって遮光される。このグレートーンを採用した半透過部86においては、透過光の強度が半透過部86の面内にわたって略均一となるように、微小遮光部と微小透光部とが半透過部86の面内において分散して配置されることが望ましい。図10および図11は、各微小遮光部と各微小透光部との望ましい配列の態様を示す平面図である。
図10においては、略正方形状の微小遮光部861と、同じく略正方形状の微小透光部862とが、相互に直交するx方向およびy方向にわたって互い違いに(すなわち微小遮光部861同士または微小透光部862同士が隣接しないように)配置された態様が例示されている。ここで、各微小遮光部861および各微小透光部862の各辺の長さによっては、微小透光部862を透過した光が微小遮光部861の周縁にて回折して相互に干渉し、この結果、被加工領域511に対して所期の光量を照射することが妨げられ得る。この問題を解消するために、各微小遮光部861および各微小透光部862の各辺の長さLは1.0μm以上2.0μm以下とすることが望ましく、1.5μm以下とすることがさらに好ましい。
一方、図11においては、y方向に延在する線状の微小遮光部865と、同じくy方向に延在する線状の微小透光部866とが、y方向と直交するx方向にわたって交互に(すなわち微小遮光部865同士または微小透光部866同士が隣接しないように)配置された態様が例示されている。この態様のもとでも、回折光の干渉による不具合を防止するという観点から、各微小遮光部865および各微小透光部866の幅Wは1.0μm以上2.0μm以下とすることが望ましく、1.5μm以下とすることがさらに好ましい。
以上に説明した2種類の半透過部86のうちハーフトーンが採用された半透過部86によれば、グレートーンが採用された半透過部86と比較して、半透過部86を透過した光の回折が原理的に発生し得ないという利点がある。ただし、ハーフトーンが採用された半透過部86は、露光用マスク7の遮光部84とは別個の工程にて形成される。これに対し、グレートーンが採用された半透過部86によれば、露光用マスク7の遮光部84と共通の工程にて半透過部86を形成することができるという利点がある。
さて、図8においては、ハッチングが密である領域は遮光部84が設けられていることを示し、ハッチングが疎である領域は半透過部86が設けられていることを示す一方、ハッチングが施されていない領域は遮光部84および半透過部86の何れも設けられていないことを示している。同図に示されるように、露光用マスク7のうち第1領域71には遮光部84および半透過部86の何れも設けられていない。すなわち、第1領域71は基材70のみが存在する領域であり、光源から周辺領域513に向かう光を透過させる透光領域として機能する。開口形成領域724も第1領域71と同様に基材70のみの領域であって透光領域として機能する。したがって、図7に示したように、第1領域71の透過光が到達する膜体51の周辺領域513と開口形成領域724の透過光が到達する膜体51の領域515とは、その厚さ方向の全部にわたって光分解することとなる。一方、図8に示されるように、第2領域72のうち各ドット領域721と開口形成領域724とを除いた領域には半透過部86が設けられている。すなわち、この領域は、被加工領域511に向かう光を第1領域71よりも低い光透過率にて透過させる半透過領域として機能する。したがって、光源から膜体51の被加工領域511に向かう光のうち下地層21において窪み214となるべき領域に向かう光は、その一部のみが膜体51の表面に到達する。したがって、図7に示したように、膜体51のうち下地層21の窪み214となるべき領域については厚さ方向における一部分のみが光分解する。
さらに、図8に示されるように、第2領域72の各ドット領域721は遮光部84によって覆われており、光源から膜体51に向かう光を遮る遮光領域として機能する。被加工領域511のうち各ドット領域721によって光の照射が妨げられた領域は、現像によって除去されることなく下地層21の突起213となる。ここで、露光用マスク7の板面全体の面積(すなわち第1領域71と第2領域72とを合わせた面積)に占める複数のドット領域721の合計面積の割合は、以下のようにして選定されることが望ましい。すなわち、本実施形態におけるドット領域721は膜体51のうち下地層21において突起213となる領域に対応しているから、露光用マスク7の板面全体に占めるドット領域721の割合が余りに小さい場合には、下地層21の表面に占める突起213の面積が小さくなって平坦部が増加し、反射層22による光散乱効果が低減されることとなる。一方、露光用マスク7の板面全体に占めるドット領域721の割合が余りに大きい場合には、下地層21の表面に占める突起213の面積が大きくなる結果として平坦部が増加し、この場合にも反射層22による光散乱効果は低減される。したがって、反射層22による良好な光散乱効果を得るためには、露光用マスク7の全体面積に占めるドット領域721の合計面積の割合を30%以上60%以下とすることが望ましい。
次に、図12は、ひとつのドット領域721を拡大して示す平面図である。同図に示されるように、本実施形態における各ドット領域721の平面形状は略多角形(ここでは十二角形)であり、したがって各遮光部84の平面形状の略多角形となっている。さらに詳述すると、各ドット領域721(あるいはこのドット領域721に設けられた遮光部84)の平面形状は、図12に示されるように、その外接円Cが扁円形(正円形ではなく長尺状の円形)となるように選定されている。本実施形態においては、外接円Cが楕円となる場合が想定されている。
また、図12に示されるように、各ドット領域721の周囲には、当該ドット領域721の周縁(遮光部84の周縁)に沿うように周辺透光領域88が設けられている。本実施形態における周辺透光領域88は、ドット領域721の全周縁に接する領域である。この周辺透光領域88は、第1領域71と同様に遮光部84および半透過部86の何れも設けられていない領域であり、したがって、光源からの出射光は第1領域71と略同一の光透過率(すなわち基材70の透過率である約100%)にて周辺透光領域88を透過して膜体51に到達する。図13は、各ドット領域721の近傍における透過光の様子を示す断面図である。同図に示されるように、ひとつのドット領域721の周囲に設けられた周辺透光領域88を透過した光は、このドット領域721を覆う遮光部84の周縁において回折した後に膜体51の表面に至る。そして、これらの回折光Liは、膜体51のうちドット領域721に対向する領域内に至り、特に楕円形たるドット領域721の各焦点に対向する部分において相互に強め合う。図13において示される領域518は、膜体51のうちドット領域721の周縁における回折光Liによって光分解する領域である。同図に示されるように、ドット領域721の周縁における回折光Liが照射されることにより、膜体51のドット領域721に対向する領域内にあって当該ドット領域721の長手方向に沿った長尺状の領域518が深さd1にわたって光分解することとなる。この領域518は、図6(d)に示した現像工程を経ることによって膜体51の厚さ方向の一部にわたって除去され、これにより図3および図4に示されるような突起213の頂上部213aにおける窪み213bとなるのである。
ところで、各ドット領域721の平面形状を正円形または外接円が正円形である多角形とした構成(対比例)も考えられるが、この場合には、以下に示すように窪み213bの深さが大きくなり過ぎるという問題が生じ得る。図14は、対比例に係るドット領域721’の近傍における透過光の様子を示す断面図(図13に対応する図)である。同図に示されるように、ドット領域721’の平面形状が正円形である場合には、そのドット領域721’の全周縁にわたる回折光Liが膜体51の領域518’に略同一の位相にて集中して相互に強め合う。このように回折光Liが狭小な領域518’に集中するため、図14に示されるように、膜体51のうち回折光によって光分解する部分の深さd2は、本実施形態に係るドット領域721の回折光Liによって光分解する領域518の最大深さd1よりも大きくなる。このような露光処理を経た膜体51を現像することによって得られる下地層21の表面は、各突起213の頂上部213aに極めて深い窪み213bが形成されたものとなる。本願発明者による試験の結果、下地層21における突起213の頂上部213aに設けられた窪み213bが余りに深い場合には、その粗面上に設けられた反射層22の光散乱特性が必ずしも高くないという知見を得るに至った。これに対し、本実施形態によれば、各ドット領域721における回折光Liは図14に示される領域518’よりも広い領域518にわたって分散的に膜体51に到達するから、膜体51のうち光分解する領域518の深さd1が抑えられる。したがって、この露光用マスク7によれば良好な光散乱効果を有する反射層22が得られるのである。
また、本実施形態に係る露光用マスク7は、被加工領域511のうち下地層21において窪み214となるべき領域が半透過領域とされているため、この領域を透過した光は膜体51のうち厚さ方向の一部のみを光分解させる。したがって、下地層21の窪み214の底部において第2基板20の表面が露出することはないから、この下地層21の表面に設けられた反射層22によれば良好な光散乱効果が奏される。しかも、この露光用マスク7によれば、周辺領域513および開口部211に対応する領域515と、被加工領域511のうち粗面の窪み214となるべき領域とを共通の工程にて一括して露光することができるから、従来の技術と比較して製造工程の簡素化および製造コストの低減を図ることができる。
<D:変形例>
以上に説明した実施形態はあくまでも例示である。この形態に対しては本発明の趣旨から逸脱しない範囲で種々の変形が加えられ得る。具体的には、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態においては各画素に対応するように下地層21に開口部211が設けられた構成を例示したが、図15に示されるように、下地層21に開口部211が設けられない構成も採用され得る。ただし、図15に示される構成においては、透過型表示に際して第2基板20側から第1基板10側に向かう光の一部が下地層21によって吸収されることとなる。したがって、透過型表示に供される光量の損失を抑えるという観点からすると、上記各実施形態のように下地層21に開口部211を設けた構成が望ましい。また、上記各実施形態においては反射型表示および透過型表示の双方が可能ないわゆる半透過反射型の液晶表示装置100を例示したが、反射型表示のみが可能な液晶表示装置100にも本発明は適用され得る。この場合には、反射層22の開口部211と反射層22の透光部221とが設けられない。したがって、露光用マスク7には開口形成領域724が設けられない。
(2)上記各実施形態においては遮光部84を単一層により構成したが、クロムなどの遮光性を有する層とハーフトーンを採用した半透過部86とを積層したものを遮光部84として用いてもよい。この構成によれば、遮光部84による遮光性を高めることができる。
(3)上記各実施形態においては露光用マスク7のドット領域721を外接円が楕円である多角形としたが、各ドット領域721の平面形状は任意である。例えば、平面形状が略楕円形であるドット領域721や、図16に示されるように長方形(あるいは正方形)Sの対辺の各々にこれを直径とする半円形Rを付加した平面形状のドット領域721も採用され得る。このように、本発明における「扁円形」とは、厳密な楕円形のみならず総ての長尺状の円形(換言すると正円形以外の円形)を含む概念である。
(4)上記実施形態においては各ドット領域721の全周縁と接するように周辺透光領域88を設けた構成を例示したが、図17に示されるように、周辺透光領域88が各ドット領域721の周縁(遮光部84の周縁)と部分的に接するように設けられた構成も採用され得る。同図においては、略八角形であるドット領域721の各辺のうち相互に隣接しない4辺のみに沿って周辺透光領域88を設けた構成が例示されている。図12に示した構成のもとでは、ドット領域721の全周縁にわたって光源からの光が回折して膜体51の領域518に到達するため、光源からの出射光量によっては、突起213の頂上部の窪み213bが深くなり過ぎる可能性が依然として残る。これに対し、本変形例に係る構成によれば、周辺透光領域88を透過して膜体51の領域518に至る回折光の光量を図12の場合よりも減らすことができるから、窪み213bが深くなり過ぎるのを効果的に抑えることができる。このように、周辺透光領域88の形態は、窪み213bの深さが最適となるように選定されることが望ましい。なお、周辺透光領域88を設けない構成によっても、各ドット領域721の周縁にある半透光部86を透過した光は当該ドット領域721の周縁において回折することとなるから、上記実施形態と同様の効果が得られる。
(5)上記各実施形態においては液晶表示装置を例示したが、本発明はこれ以外の電気光学装置にも適用され得る。すなわち、画像信号の供給という電気的な作用を輝度や光透過率の変化といった光学的な作用に変換する電気光学物質を用いて画像を表示する装置であれば本発明が適用され得る。例えば、着色された液体と当該液体に分散された白色の粒子とを含むマイクロカプセルを電気光学物質として用いた電気泳動表示装置、極性が相違する領域ごとに異なる色に塗り分けられたツイストボールを電気光学物質として用いたツイストボールディスプレイ、あるいは、黒色トナーを電気光学物質として用いたトナーディスプレイなど各種の電気光学装置に本発明が適用され得る。なお、本発明に係る電気光学装置用基板は、以上に例示したようにそれ自体が発光しない電気光学物質を利用して画像を表示する電気光学物質に対して特に好適であると言える。ただし、それ自体が発光する電気光学物質(すなわち自発光型の電気光学物質)を用いた電気光学装置にも本発明は適用され得る。例えば、自発光型の電気光学物質の背面側に本発明に係る電気光学装置用基板を設ければ、電気光学物質から背面側に発せられた光を観察側に反射させることによって明るい表示が実現される。この自発光型の電気光学物質を用いた電気光学装置としては、有機ELや発光ポリマーなどのOLED(Organic Light Emitting Diode)素子を電気光学物質として用いた表示装置や、ヘリウムやネオンなどの高圧ガスを電気光学物質として用いたプラズマディスプレイパネル(PDP)、蛍光体を電気光学物質として用いたフィールドエミッションディスプレイ(FED)などが挙げられる。
<E:電子機器>
次に、本発明に係る電気光学装置を表示装置として備えた電子機器について説明する。図18は、上記各実施形態に係る液晶表示装置100を用いた携帯電話機の構成を示す斜視図である。この図に示されるように、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202のほか、受話口1204、送話口1206とともに、上述した液晶表示装置100を備える。
図19は、上記各実施形態に係る液晶表示装置100をファインダに適用したデジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。デジタルスチルカメラ1300における本体1302の背面には、上記各実施形態に係る液晶表示装置100が設けられている。この液晶表示装置100は、撮像信号に基づいて表示を行なうので、被写体を表示するファインダとして機能することになる。また、本体1302の前面側(図19においては裏面側)には、光学レンズやCCDなどを含んだ受光ユニット1304が設けられている。撮影者が液晶表示装置100に表示された被写体像を確認して、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が回路基板1308のメモリに転送・記憶される。また、このデジタルスチルカメラ1300にあって、ケース1302の側面には、外部表示を行なうためのビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。
なお、本発明に係る電気光学装置が表示装置として利用され得る電子機器としては、図18に示される携帯電話機や、図19に示されるデジタルスチルカメラのほかにも、ノートパソコンや、液晶テレビ、ビューファインダ型(またはモニタ直視型)のビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す断面図である。 液晶表示装置の要部の構成を拡大して示す斜視図である。 液晶表示装置のうち下地層および反射層の突起を拡大して示す図である。 下地層の表面に設けられた複数の突起の態様を示す平面図である。 下地層の表面に設けられた複数の突起の他の態様を示す平面図である。 液晶表示装置のうち第2基板上の各要素の製造工程を示す断面図である。 膜体のうち露光工程において光分解する部分を示す断面図である。 露光用マスクの構成を示す平面図である。 露光用マスクの構成を示す断面図である。 グレートーンを採用した半透過部の具体的な構成を示す平面図である。 グレートーンを採用した半透過部の具体的な構成を示す平面図である。 露光用マスクのドット領域を拡大して示す平面図である。 光源から発せられてドット領域の近傍に至った光の経路を示す断面図である。 対比例に係るドット領域の近傍に至った光の経路を示す断面図である。 変形例に係る液晶表示装置の構成を示す断面図である。 変形例に係るドット領域の形状を示す平面図である。 変形例に係る露光用マスクのドット領域を拡大して示す平面図である。 本発明に係る電子機器の一例たる携帯電話機の構成を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の一例たるデジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
符号の説明
100……液晶表示装置、10……第1基板、11……画素電極、12……走査線、13……TFD素子、14……配向膜、20……第2基板、21……下地層、211……開口部、213……突起、213a……突起の頂上部、213b……突起の頂上部の窪み、214……窪み、22……反射層、221……透光部、223……反射層の突起、24……カラーフィルタ、25……遮光層、26……絶縁層、27……データ線、34……シール材、35……液晶、38……ICチップ、51……膜体、511……被加工領域、513……周辺領域、515……膜体のうち下地層の開口部となる領域、517……膜体のうち下地層の窪みとなる領域、518……膜体のうちドット領域の周縁における回折光によって光分解する領域、7……露光用マスク、71……第1領域、72……第2領域、721……ドット領域、81……透光部、84……遮光部、86……半透過部、861,865……微小遮光部、862,866……微小透光部、88……周辺透光領域。

Claims (2)

  1. 表面が粗面である下地層と当該下地層の粗面上に設けられた反射層とを具備する電気光学装置用基板を製造する方法において、
    感光性材料により膜体を形成する膜体形成工程と、
    各々の平面形状が略扁円形または外接円が扁円形となる略多角形である複数の遮光領域を有する露光用マスクを介して前記膜体を露光する工程であって、前記粗面の突起となるべき領域に向かう光源からの光を前記露光用マスクの前記各遮光領域によって遮るとともに、これ以外の領域に向かう前記光源からの光を前記露光用マスクの半透過領域を透過させることによって前記膜体の厚さ方向の一部のみに当該光を作用させる露光工程と、
    前記露光工程において光が作用した部分を現像により除去して前記下地層を形成する現像工程と、
    前記現像工程により得られた前記下地層の粗面上に光反射性を有する前記反射層を形成する反射層形成工程と
    を有し、
    前記露光工程においては、前記露光用マスクにおける前記各遮光領域の周縁に接する周辺透光領域を透過した光を前記各遮光領域の周縁にて回折させ、この回折光を前記突起の頂上部となるべき部分に作用させる
    電気光学装置用基板の製造方法。
  2. 表面が粗面である下地層の粗面上に光反射性を有する反射層が設けられた電気光学装置用基板を具備する電気光学装置を製造する方法において、
    請求項に記載の方法によって電気光学装置用基板を製造する工程と、
    前記電気光学装置用基板の前記反射層と対向するように電気光学物質を配置する工程と
    を有する電気光学装置の製造方法。
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