JP4012521B2 - 冷凍食肉小パック製品及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、冷凍した食肉をコンパクトに包装した冷凍食肉小パック製品及びその製造方法に関する。
従来から、スーパー等の量販店においては、食肉は、例えば、トレーに収納されてフィルム包装された形態で販売されている。このフィルム包装された食肉は、通常400g〜1kg単位で販売されており、購入者は、調理の際使いきれなかった分については、通常、次に使用するときまで冷凍庫に入れて冷凍保存を行う。しかしながら、かかる使用方法では、食肉の凍結・解凍を繰り返すことになるので、ドリップの発生等により食肉の鮮度が低下してしまうという問題点があった。
そこで、かかる問題点を解消することを目的として、例えば、一回の調理に用いる少量の食肉を小形トレーに載せてフィルム包装した食肉小パック製品が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記食肉小パック製品を使用前に冷凍庫に入れて保管しようとする場合、小形トレーの大きさ及び食肉の厚みに相当するサイズ以下にすることは無理がある。このため、他の食品を収納している関係上、冷凍庫内部に収納スペースがあまりないときは、必ずしも収納性に優れたものとはいえず、製品をさらにコンパクトにすることが要望されていた。また、例えば、食肉としてスライス肉を用いる場合には、該スライス肉が複数枚積層された状態でトレーに収納されているので、一枚ずつ剥がす作業に手間取ったりして調理作業性に問題があった。さらに、食肉を全て使用した後で包材を廃棄するときに、フィルムに加えて必ずトレーも廃棄するので、廃棄時のゴミ量の点からも問題があった。
特開平9−327261号公報
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、冷凍庫に収納しやすく、調理性に優れるとともに、廃棄時のゴミ量が少ない冷凍食肉小パック製品及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
請求項1の冷凍食肉小パック製品は、1枚のスライス肉が合成樹脂フィルムで被包されているとともに、当該スライス肉自体がロール状に巻き回されてなることを特徴とする。請求項2の冷凍食肉小パック製品は、請求項1の構成に加えて、スライス肉が平らに広げられた状態で合成樹脂フィルムの中央部に載せられ、前記スライス肉の上面全体を覆うように前記フィルムの左部と右部がそれぞれ内側へ折り返されることにより、前記スライス肉が前記フィルムで被包されてなることを特徴とする。請求項3の冷凍食肉小パック製品の製造方法は、食肉を薄く切るスライス工程、得られたスライス肉1枚を合成樹脂フィルムで被包し、ついで当該スライス肉自体を巻き回してロール状に成形する包装工程、及び得られた小パック製品を凍結させる凍結工程を含んでなることを特徴とする。請求項4の冷凍食肉小パック製品の製造方法は、請求項3の構成に加えて、スライス肉を平らに広げた状態で合成樹脂フィルムの中央部に載せ、前記スライス肉の上面全体を覆うように前記フィルムの左部と右部をそれぞれ内側へ折り返すことにより、前記スライス肉を合成樹脂フィルムで被包することを特徴とする。
本発明の冷凍食肉小パック製品によれば、スライス肉が合成樹脂フィルムでロール状に巻き回されているため冷凍庫に収納しやすく、かつ、調理性に優れるとともに、使用後には合成樹脂フィルムのみを廃棄処理すればよいので、従来に比べて廃棄時のゴミ量を少なくすることができる。また、本発明の冷凍食肉小パック製品の製造方法によれば、歩留まりよく冷凍食肉小パック製品を製造することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の冷凍食肉小パック製品の一例を示す外観図、図2は図1の断面図である。冷凍食肉小パック製品1(以下、小パック製品1という)は、1枚のスライス肉2が合成樹脂フィルム3で被包されているとともに、ロール状に巻き回された状態で冷凍されている点に特徴を有する。このように、小パック製品1は、スライス肉2が合成樹脂フィルム3でロール状に巻き回されているため冷凍庫に収納しやすく、かつ、調理性に優れるとともに、使用後には合成樹脂フィルム3のみを廃棄処理すればよいので、従来に比べて廃棄時のゴミ量を少なくすることができる。この小パック製品1は、例えば、食肉を薄く切るスライス工程、得られたスライス肉2を合成樹脂フィルム3で被包し、ついで巻き回してロール状にする包装工程及び得られた小パック製品1を凍結させる凍結工程を経て製造される(図3参照)。以下、前記製造工程について説明する。
スライス工程は、食肉を薄く切ってスライス肉2を得る工程である。本発明において食肉とは、牛肉、豚肉等の蓄肉、家兔肉及び家禽肉に加えて魚肉も含む。食肉は、通常−25℃程度で凍結させておく。食肉を薄く切る方法としては、機械式または手動式のどちらでもよく、例えば、食肉の大きさ、処理量等に応じて適宜選択することができる。温度条件についても特に限定されず、通常は、スライス工程の直前に−5℃前後まで食肉の温度を上げて食肉を半解凍させておき、−5℃前後で食肉をスライスする。本工程をかかる温度条件で行うことで、食肉からのドリップの発生を抑制するとともに、作業性を向上させることができる。スライス肉2の大きさは特に限定されず、例えば、しゃぶしゃぶ、野菜を挟む野菜巻き等に用いられる程度であればよい。また、スライス肉2の厚みや重量についても特に限定されず、通常は、厚みとして2mm程度、重量として60〜120g程度である。
包装工程は、得られたスライス肉2を合成樹脂フィルム3で被包し、ついで巻き回してロール状に成形する工程である。合成樹脂フィルム3としては、フィルム特性として冷凍耐性を備えたものであれば特に限定されず、例えば、ポリエチレン製が通常用いられる。合成樹脂フィルム3の大きさ・形状等はスライス肉2を被包することができれば特に限定されない。ここで、スライス肉2を被包するとは、1枚のスライス肉2を平らに広げた状態でこのスライス肉2の全体を包み覆うことをいい、例えば、合成樹脂フィルム3を二つ折りにして、または合成樹脂フィルム3を2枚用いて、平らに広げた1枚のスライス肉2を上下から挟む方法、あるいは平らに広げた1枚のスライス肉2を合成樹脂フィルム3の中央部に載せ、スライス肉2の上面を覆うように合成樹脂フィルム3の左部と右部をそれぞれ内側へ折り返す方法等が挙げられる。
図4は、後者の方法を用いてスライス肉2を合成樹脂フィルム3で被包し、ついで巻き回してロール状に成形する状態を示したものである。すなわち、平らに広げた1枚のスライス肉2をポリエチレン製の透明な合成樹脂フィルム3の中央部に載せ、スライス肉2が載せられていない合成樹脂フィルム3の左部と右部をそれぞれ内側へ折り返してスライス肉2の上面全体を覆うようにすることによりスライス肉2を被包し(図4(a)参照)、ついでスライス肉2を長手方向に沿って巻き回してロール状に成形する(図4(b)参照)。かかる包装方法を採用することで、得られた小パック製品1の空気接触が妨げられるので、スライス肉2の色目を良好な状態に維持することができる。また、包装工程の温度条件は特に限定されないが、ドリップの発生を抑制し、包装作業性を高める観点から、通常は、−3℃前後で行うことが好ましい。
凍結工程は、得られた小パック製品1を凍結させる工程をいい、例えば、−25℃前後で凍結される。また、小パック製品1を複数個まとめて出荷する場合には、包装工程の直後に小パック製品1を複数個収納袋に袋詰めしてもよいし、出荷時に小パック製品1を複数個収納袋に袋詰めしてもよい。
以上説明した製造工程は、ブロック状の食肉を原料として使用するときに主として適用されるものである。本発明では、スライス肉としては、前記ブロック状の食肉を薄く切ったものの他、前記例示した食肉を単独で又は数種類混合して薄片状に成形したもの(例えば、挽肉、すり身等)、あるいは前記例示した食肉と野菜等他の食材とを混合して薄片状に成形したもの(例えば、つくね、餃子の具材等)も含まれる。かかる薄片状に成形したスライス肉を用いる場合には、前記したスライス工程を省いて、包装工程と凍結工程のみで小パック製品1を製造することもできる。
小パック製品1は、スライス肉2が合成樹脂フィルム3でロール状に巻き回されているため、非常にコンパクトに構成されている。このため、家庭用の冷凍庫内部に収納スペースがあまりないときでも、容易に収納することができる。また、小パック製品1は調理性に非常に優れている。すなわち、使用するときには、いったん解凍させてから巻き戻せばそのまま調理に供することができる。また、スライス肉2を小さく切る場合には、スライス肉2を合成樹脂フィルム3で被包した状態で、または合成樹脂フィルム3のうち、スライス肉2の上面を覆っている部分を取り外した状態で切ることができる。このような使い方をすることによりまな板を汚すことなくスライス肉2を切ることができる。さらに、使用後には合成樹脂フィルム3のみを廃棄処理すればよいので、従来に比べて廃棄時のゴミ処理量を少なくすることができる。また、小パック製品1は、例えば、量販店のバックヤードで製造してもよいし、工場で製造後量販店に配送したり、あるいは、例えば、生協方式の如く各家庭へ直接配送したりすることもできる。
本発明の冷凍食肉小パック製品の一例を示す外観図である。 図1の断面図である。 冷凍食肉小パック製品1の製造方法の一例を示す工程図である。 包装工程の説明図であり、(a)は食肉2を合成樹脂フィルム3で被包するときの様子、(b)はロール状に成形するときの様子を示している。
符号の説明
1 小パック製品
2 スライス肉
3 合成樹脂フィルム

Claims (4)

  1. 1枚のスライス肉が合成樹脂フィルムで被包されているとともに、当該スライス肉自体がロール状に巻き回されてなる冷凍食肉小パック製品。
  2. スライス肉が平らに広げられた状態で合成樹脂フィルムの中央部に載せられ、前記スライス肉の上面全体を覆うように前記フィルムの左部と右部がそれぞれ内側へ折り返されることにより、前記スライス肉が前記フィルムで被包されてなる請求項1記載の冷凍食肉小パック製品。
  3. 食肉を薄く切るスライス工程、得られたスライス肉1枚を合成樹脂フィルムで被包し、ついで当該スライス肉自体を巻き回してロール状に成形する包装工程、及び得られた小パック製品を凍結させる凍結工程を含んでなる冷凍食肉小パック製品の製造方法。
  4. スライス肉を平らに広げた状態で合成樹脂フィルムの中央部に載せ、前記スライス肉の上面全体を覆うように前記フィルムの左部と右部をそれぞれ内側へ折り返すことにより、前記スライス肉を合成樹脂フィルムで被包することを特徴とする請求項3記載の冷凍食肉小パック製品の製造方法。
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