JP4008281B2 - 魚釣り用リール - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、ルアー釣りやチヌ(黒鯛)釣り用のリールとして用いられることが多い片軸受型の魚釣り用リールの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来技術】
今日、この種、片軸受型のリールとして、竿側に下向きで支持されるリール本体から片持ち状に支軸を突設し、該支軸にスプールを回動自在に軸支したものがある。そしてこのもののなかには、ハンドルをスプールから直接突設せしめ、該ハンドルの回転操作によってスプールの回転をするようにしたものがあり、この場合、ハンドルとスプールの回転は同期するためどうしてもスプールの回転速度が遅いという問題がある。
そこで従来、ハンドルとスプールとのあいだに増速機構を介在し、ハンドルの一回転に対してスプールを例えば二回転させるように増速したハイスピード型のものがある。このものは例えば図9、10に示すように、竿2に下向きに支持されるリール本体21から支軸22を突設し、該支軸22に回転自在に軸支したボス軸23には、第一ギア24を一体的に設ける一方、スプール25に止着せしめた第二ギア26が回転自在に軸支されている。また前記リール本体21には補助軸27を突設し、該補助軸27に、前記第一ギア24に噛合する増速ギア(歯数が第一ギア24よりも少なく増速回転する)28と、第二ギア26に噛合する中間ギア29とが互いに一体回転するよう固着される状態で回転自在に軸支されている。一方、スプール25に回転自在に支持されるハンドル30のボス筒30aは、支軸22に対して回転自在に外嵌し、その先端部が前記ボス軸23に噛合いクラッチ機構31により係脱自在に係合している。そしてハンドル30を回転すると、該回転がボス筒30a→ボス軸23→第一ギア24→増速ギア28→中間ギア29→第二ギア26→スプール25に伝達されてスプール25が回転することになるが、該スプール25の回転は、前記増速ギア28で増速される(例えば2倍速に増速される)ことになってラインの高速巻取ができるようにしてある。
【0003】
ところが前記従来のハイスピード型のリールは、スプール25のリム部25aとリール本体21とのあいだのスペースに増速ギア機構を配する構造のため、リム部25aおよびスプール外周に形成されるライン巻き部25bを増速ギア機構に干渉しないようにする必要があり、このためスプール形状に制限を受けることになって、リム部25aがハンドル30側に偏寄した形状にならざるを得ないだけでなく、ライン巻き部25bの底面25cの径が大径になってラインの巻き量が少ないという問題がある。
しかも前記従来のものは、スプール25が支軸22に対してボス筒30aを介在する状態で片持ち支持される構造になるため負荷を受けたときに発生する軸受部の撓みと、前記二段のギア噛合部に各存在するバックラッシュとによってスプール25の支持に大きなガタが発生し、どうしても動力伝導性が低下してラインを巻くときの操作性が損なわれるという問題もある。
そのうえ前記従来のものは、二段のギア噛合部があるため、ハンドル30とスプール25の回転方向が同じになり、チヌ釣りの場合に多用される竿に対して下向きにリールを取付けた場合、図10に示すように、ラインLはスプール25の下端側から巻き込まれることになり、このものにおいてラインLにフケが発生すると、ラインLがスプール25から外れ易くこの点においても操作性が悪いという問題がある。
さらにまた、このような釣りでは、竿を持つ手(通常、右利きの人は左手)の親指Tでスプール25の外周外側面を押さえる等してリールのドラグ機能を果たしたり、微妙なラインの送り込みや巻き取りをすること(サミング)があるが、前記従来のものは、ハンドル30がスプール25の中心から径方向に突出し、その先端に摘み30bが位置することになって前記スプール25の外周外側面に近く、このため親指操作の邪魔になるという問題もあり、これらに本発明が解決せんとする課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、竿に対して下向きに取り付けられるリール本体と、該リール本体から左右方向一側方に向けて突設した支軸に回転自在に支持されるスプールと、該スプールを回転するためのハンドルと、該ハンドルの回転に対してスプールの回転を増速させるための増速機構とを備えて構成される魚釣り用リールにおいて、前記支軸先端部とリール本体のスプール外周を越えたリール本体外周部とを、スプールのリール本体とは反対側面に配した支持部材を介して一体的に支持するにあたり、支持部材は、前記増速機構が設けられるケーシングであって、該ケーシングの一端部を支軸先端部に、他端部をリール本体外周部にそれぞれ支持したことを特徴とする魚釣り用リールである。
そしてこのようにすることで、外観を片軸受型のリールとしながら、支軸はリール本体に対して両持ち支持される構造にできて歪みやガタ発生のない安定したリールとすることができると共に、増速機構がスプールのハンドル本体とは反対側に配されることになって、従来のようにスプールリムとリール本体との間の空間内に配する必要がなく、スプールリブ部とライン巻き部底面の設計度の自由が確保され、ライン巻き量を多くすることが、増速機構が設けられるケーシングを有効利用してできる。
請求項2の発明は、請求項1において、ケーシング他端部のリール本体支持位置は、該リール本体の下半部位置であることを特徴とする魚釣り用リールである。このようにすることで、ケーシングが竿を把持する手の親指操作の邪魔になることを回避できる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、ケーシングに回転自在に支持されるハンドル軸は、ケーシングの一端部と他端部とのあいだに位置して設けられていることを特徴とする魚釣り用リールである。このようにすることで、ハンドルの回転領域を親指操作の邪魔にならない下側に位置させることができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1において、ケーシングの他端部は、リール本体に対し支軸を軸心とする軸回りに位置移動自在に支持されることを特徴とする魚釣り用リールである。このようにしたときには、操作者の好みに応じたハンドルは位置ができることになって操作性が向上する。
請求項5の発明は、請求項4において、ケーシング他端部のリール本体支持位置は、真下位置と、少なくとも該真下位置の前後方向少なくとも一方位置に設けられていることを特徴とする魚釣り用リールである。
請求項6の発明は、請求項3において、支軸には、内外輪を有する一方向回転機構の内輪が回転自在に軸支され、一方向回転機構は、外輪が内輪に対してスプールのライン巻き取り方向の回転は自由回転し、ライン繰り出し方向の回転は同時回転するように構成され、一方向回転機構の外輪には、スプールの中心部に形成した筒状部が一体回転するよう回り止めされる状態で外嵌し、該筒状部の先端に支軸が貫通する貫通孔が形成され、増速機構は、ハンドル軸に支持される大径の第一ギアと、貫通孔の外周面部に支持される小径の第二ギアとを噛合して構成されていることを特徴とする魚釣り用リールである。このようにしたときには、構造の簡略化が計れることになる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次ぎに、図面の記載に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図面において、1は魚釣り用のリールであって、該リール1は、竿2に下向きに取付けられるリール本体3と該リール本体3に回転自在に取付けられるスプール4とを備えて構成されている。ここにおいて、前記リール本体3は、円盤状に形成され、その上端外側面にリール1を竿2に止着するためのスタンド5が固着されている。さらにリール本体3の外周縁上側には、スプール4の外径側に位置するスタンド5の竿組付け部5aとオーバーラップする状態でフケたラインがスプール4から外れるのを防止するためスプール4の反リール本体側にまで至る外れ防止片3aが軸方向に向けて突設され、また下側には、スタンド5の真下位置およびその前後には、リール本体3から片持ち状に突出した支軸6を中心とした同芯になるよう後述するギアケース支持片3b、3c、3dが軸方向スプール4側に向けて突設されている。
【0006】
前記リール本位3の中心部には支軸6の基端部が固着され、該支軸6には、一方向回転機構(本実施の形態では、内輪7aと外輪7bとのあいだに形成される傾斜カム面に円柱7cを介装し、内輪7aに対する外輪7bの回転を、一方向の回転では円柱7cがカム面間に遊転する回転状態となって自由であるが、他方向の回転では円柱7cがカム面間に挟持される止め状態となって一体回転するように構成したものを採用するが、一方向回転機構であればこれに限定されるものではない)7の内輪7aが回転自在に軸支されているが、さらに一方向回転機構7とリール本体3とのあいだには、ドラグ受けギア8が内輪7aと一体回転する状態で支軸6に回転自在に軸支されている。また、9はリール本体3に取付けられるドラグギアであって、該ドラグギア9は、ドラグ受けギア8に噛合し、リール本体3の外側面に組込んだ調節摘み10の回動操作によって回転抵抗(制動抵抗)が可変する状態でスプール4のライン巻き出し側の自由回転に可変の抵抗(制動、ブレーキ)を付加するようになっているが、その具体的構成については周知のものを採用しており、ここではその詳細を省略する。尚、11は弾機11aを介してリール本体3に取付けられる発音体であって、該発音体11は、ドラグ受けギア8のギア歯に当接し、ドラグ受けギア8が回転することで当接しているギア歯を乗り越えて次のギア歯に衝接し、このとき「カチッ」という衝突音を発生するように設定されている。
【0007】
一方、前記スプール4には、リール本体3側の中心部に多角(本実施の形態では六角)筒状になった筒状部4aが形成され、該筒状部4aが前記一方向回転機構7の前記多角に対応する外周形状になった外輪7bに内嵌するようになっているが、外輪7bと筒状部4aとが斯かる多角面同志の嵌合をすることによりスプール4と外輪7bとは一体回転するようになっている(このような一体回転機構は、多角嵌合に限定されずキー嵌合等、通常知られた適宜の機構を採用できることは言うまでもない)。また、スプール4の筒状部4aの先端には、前記支軸6が回転自在に貫通する貫通孔4bが穿設されると共に、スプール外側に位置して後述する小径の第二ギア12が一体となるよう止着されている。
【0008】
13はギアケース(本発明の支持部材を兼ねるケーシングに相当する)であって、該ギアケース13の中間部にはハンドル14の支軸14aが回転自在に支持されているが、支軸14aの内端には大径の第一ギア15が一体的に止着されている。ギアケース13の一端部(上端部)には、前記貫通孔4bを貫通した支軸6の先端に穿設したギア孔6aに対向する貫通孔13aが穿設される一方、他端部(下端部)には、前記各ギアケース支持片3b、3c、3dに設けたギア孔3e、3f、3gに選択的に対向する貫通孔13bが穿設されている。そしてギアケース13は、一端部側の貫通孔6aを支軸6に対向させ、他端部側の貫通孔6bをギア孔3e、3f、3gのいずれかに選択対向させ、これら貫通孔6a、6bを各貫通する止め螺子16、17をギア孔6a、および選択されたギア孔3e、3f、3gに螺入することで支軸6と選択されたギアケース支持片3b、3c、3dとのあいだに懸架状に介装取付けされるようになっている。そしてこのように取付けることで、前記第二ギア12がギアケース13に内装されて第一ギア15、第二ギア12同志が噛合する共に、ハンドル14は、その支軸14aがスプール4の中心位置である支軸6の下側に位置し、該支軸6と選択された下側ギアケース支持片3b、3c、3dのいずれかとのあいだに配する状態で組込まれ、該ハンドル14を矢印Y方向で示すように上側から手先方向下側に回転させる通常のライン巻き取り操作をすると、スプール4は大径の第一ギア15から小径の第二ギア12に動力伝動されて増速(例えば2倍速に増速)回転すると共に、その回転方向は反矢印Y方向に回転し、これによってラインLはスプール4の上側(竿2側)から巻き取られるように設定されている。
【0009】
叙述の如く構成される本発明の実施の形態において、リール1は竿2に対して下向きに取り付けられることになり、この取り付け姿勢で、ハンドル14をラインLの巻き取り方向、つまり矢印Y方向に回転せしめた場合に、該回転は、大径の第一ギア15から小径の第二ギア12を介してそのままスプール4を反矢印Y方向に増速回転せしめることになってラインLの巻き取りがなされる。このとき、スプール4の筒状部4aが外嵌する一方向回転機構7の外輪7bは内輪7aに対して自由回転することになるからドラグ力を受ける内輪7aは回転することがなく、この結果、ドラグ力が働くことのないスプール回転とライン巻き取りとがなされることになる。これに対してスプール4が、ラインLをスプール4から繰り出す矢印Y方向に回転した場合、外輪7bは内輪7aと一体回転することになり、これと連動するドラグ受ギア8の回転でドラグギア9が回転し、スプール4は回転制動となるドラグ力が与えられた回転をすると共に、カチカチカチとドラグ音が発音体11から発せられることになる。
【0010】
このように、本発明が実施された形態では、リール1は竿2に対して下向きに取り付けられることになり、しかもハンドル14を回した場合にスプール4は増速される状態で回転することになるが、その場合の増速機構が設けられるギアケース13はスプール4のリール本体3とは反対側のハンドル14が配される側に配設され、かつ該配されたギアケース13は、一端部が支軸6に、他端部がスプール4の外周を越えるようにしてリール本体3から突設したギアケース支持片13b、13c、13dから選択されたものにそれぞれ支持されることになる。この結果、従来のように、増速機構の配設スペースをスプール4とリール本体3とのあいだのスペースに確保する必要がない外付けタイプとなってスプール4の形状の自由度の確保、具体的にはリム部4cがリール本体3側に寄ってリム部4cが目立たない形状にしたり、ライン巻き部4dの底面を深くしてラインの巻き量を多くした設定にするようなことが自由にできる。
【0011】
そのうえ、スプール4を支持すべくリール本体3の中心部から突出する支軸6は、ギアケース13を介してリール本体3の外周部に支持された二点支持(両持ち支持)構造になる結果、外見は左右方向一側にリール本体3があり、他側にスプール4が露出する従来の片軸受型と同じような形状になりながら、従来の片持ち支持構造のものに比して強度アップが達成されることになって安定性が増し、スプール4のガタ発生を低減できる。
しかもこのものは、ギア噛合部が、第一ギア15と第二ギア12との噛合という一段だけのものとなる結果、従来の二段のギア噛合部があるものに比してバックラッシュが低減し、ガタのない安定したものになる。
そしてこの支軸6の二点支持構造は、外付けとなる増速機構を設けるためのギアケース13を有効に利用してできる結果、構造の簡略化、部品点数の低減が計れることになる。
【0012】
そのうえこのものは、増速機構が一段のギア噛合だけの構成であるから、ハンドル14とスプール4の回転方向が逆となり、そうしてハンドル14を、上端から前下方に回転操作する矢印Y方向のラインLの巻上げ操作をしたとき、スプール4は逆矢印Y方向、つまり、ラインLが竿2に近い上端側においてスプール4に巻き取られることになり、このため、ラインLにフケが生じたとして、該ラインLのフケはスプール4の上側に乗る状態となって従来の下側から巻き取るもののようにスプール4から外れてしまうことを回避することができる。
【0013】
またさらに、竿2を持つ手の親指Tでスプール4の外周部分を押さえて微妙なライン送り操作や巻き操作をしたりドラグ操作をしたりするようなサミング操作をすることがあるが、このものでは、ギアケース13の他端部が支軸6よりも下側位置に支持されることで、該ギアケース13は、前述したように外付けタイプとなりながら前記サミング操作する親指の邪魔になってしまうことがない。
【0014】
そのうえ、ギアケース13に支持されるハンドル軸14aは、支軸6よりも下側位置に配されている結果、ハンドル14は、下取付けの構造となってハンドル回転の軌跡が下側に偏寄し、前述した親指操作の邪魔になることを回避し、操作性の高いものとなる。そしてハンドル14は、増速機構が設けられるギアケース13を取り付け部材として取り付けられるため、ギアケース13がハンドル取り付け部材の機能を有することになって兼用化される。
しかもハンドル軸14aは、ギアケース13の中間部、つまり支軸6に支持される一端部とリール本体3に支持される他端部とのあいだに設けられている結果、ハンドル操作のバランスが保たれ、更なる操作性の向上が計れる。
【0015】
しかもこのものでは、ギアケース13の他端部は、リール本体3に対し支軸6を軸心とする軸回りに配したギアケース支持片3b、3c、3dのいずれかを選択して支持できる結果、この選択により、ハンドル14の位置を使用者が好む位置に自由にセットできることになって一段と操作性が向上する。この場合に、ギアケース13は、真下を向くギアケース支持片3cと、その前後のギアケース支持片3b、3dとの何れかの択一選択をした支持ができ、選択の自由度が向上する。
さらにこの場合に、リール本体3の外周部には、ギアケース13の他端部を支持するためのギアケース支持片3b、3c、3dが軸方向ハンドル側に突設されている結果、リール本体3の剛性化が計れると共に、ギアケース13他端側の安定した支持ができることになる。
【0016】
さらにまたこのものでは、支軸6には、内外輪を有する一方向回転機構7の内輪7aが回転自在に軸支されるが、該内輪7aは、外輪7bよりもリール本体3側で該リール本体3に設けたドラグギア9に噛合して回転抵抗が与えられ、外輪7bが、スプール4の中心部に形成した筒状部4aに回り止めされる状態で外嵌し、該筒状部4aの先端に支軸が貫通する貫通孔4bが形成され、貫通孔4bの外周面部に第二ギア12が支持されている結果、ドラグ機構と増速機構とを備えながら構造の簡略化が計れる。しかも筒状部4aは、リール本体3側にドラグ機構が配される結果、外輪7bのみを内嵌すればよくなって小径のものにでき、スプール4の外観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は魚釣り用リールの正面図、(B)は同背面図、(C)は同側面図である。
【図2】魚釣り用リールの断面図である。
【図3】魚釣り用リールを竿に取付けた状態を示す正面図である。
【図4】(A)はリール本体の正面図、(B)は同背面図、(C)は同側面図である。
【図5】(A)はスプールの正面図、(B)は同背面図、(C)は同側面図である。
【図6】(A)はギアケースの正面図、(B)は同背面図、(C)は同側面図、(D)は同断面図である。
【図7】リール本体にスプールを組付けた状態を示す正面図である。
【図8】ギアケースの組付け位置を変えた状態を示すリールの正面図である。
【図9】従来のリールの正面図である。
【図10】従来のリールの断面図である。
【符号の説明】
1 リール
2 竿
3 リール本体
3b、3c、3d ギアケース支持片
4 スプール
4a 筒状部
4b 貫通孔
6 支軸
7 一方向回転機構
7a 内輪
7b 外輪
12 第二ギア
13 ギアケース
14 ハンドル
15 第一ギア
16、17 止め螺子
Claims (6)
- 竿に対して下向きに取り付けられるリール本体と、該リール本体から左右方向一側方に向けて突設した支軸に回転自在に支持されるスプールと、該スプールを回転するためのハンドルと、該ハンドルの回転に対してスプールの回転を増速させるための増速機構とを備えて構成される魚釣り用リールにおいて、前記支軸先端部とリール本体のスプール外周を越えたリール本体外周部とを、スプールのリール本体とは反対側面に配した支持部材を介して一体的に支持するにあたり、支持部材は、前記増速機構が設けられるケーシングであって、該ケーシングの一端部を支軸先端部に、他端部をリール本体外周部にそれぞれ支持したことを特徴とする魚釣り用リール。
- 請求項1において、ケーシング他端部のリール本体支持位置は、該リール本体の下半部位置であることを特徴とする魚釣り用リール。
- 請求項1または2において、ケーシングに回転自在に支持されるハンドル軸は、ケーシングの一端部と他端部とのあいだに位置して設けられていることを特徴とする魚釣り用リール。
- 請求項1乃至3の何れか1において、ケーシングの他端部は、リール本体に対し支軸を軸心とする軸回りに位置移動自在に支持されることを特徴とする魚釣り用リール。
- 請求項4において、ケーシング他端部のリール本体支持位置は、真下位置と、少なくとも該真下位置の前後方向少なくとも一方位置に設けられていることを特徴とする魚釣り用リール。
- 請求項3において、支軸には、内外輪を有する一方向回転機構の内輪が回転自在に軸支され、一方向回転機構は、外輪が内輪に対してスプールのライン巻き取り方向の回転は自由回転し、ライン繰り出し方向の回転は同時回転するように構成され、一方向回転機構の外輪には、スプールの中心部に形成した筒状部が一体回転するよう回り止めされる状態で外嵌し、該筒状部の先端に支軸が貫通する貫通孔が形成され、増速機構は、ハンドル軸に支持される大径の第一ギアと、貫通孔の外周面部に支持される小径の第二ギアとを噛合して構成されていることを特徴とする魚釣り用リール。
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2002
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