JP4004738B2 - スピーカボックス取付具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカボックスの取付具に関し、特に、スピーカボックスを壁や天井の壁体内に埋め込んだ状態で取り付けるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
スピーカには、埋め込み型のものと非埋め込み型のものがある。埋め込み型のスピーカは、壁や天井等の内部にスピーカの大部分を収容して使用するものである。非埋め込み型のスピーカは、スピーカボックス全体を露出させた状態で、壁や天井に取り付けられるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
非埋め込み型のスピーカでは、特開2000−253481号公報の段落番号0005乃至0009に開示されているようにスピーカの正面から放音される直接音と、スピーカの背面から放音された音が壁や天井で反射された反射音とが干渉し、特定の周波数でピークディップが生じる可能性がある。そのため、スピーカボックスは壁や天井からかなり離して設けるか、逆に近接して設けることが望ましい。しかし、スピーカボックスが大型のものの場合、スピーカボックスを機械的に保持する部材の強度を考えると、余り壁や天井から離すことはできず、また、スピーカボックスの大きさがあるため、近接させて設置することも困難であり、直接音と反射音との干渉による影響を避けることができない。埋め込み型のスピーカの場合、スピーカの放音面と壁面や天井が近接しており、干渉の影響は可聴周波数より高い周波数で起こるため問題とはならない。しかし、埋め込み型のものは、壁や天井の内部においてスピーカボックスの重量をバネで受ける構成のものや、壁や天井に直接にねじ止めするものが多く、重量のある大型のスピーカボックスを埋め込み型とするのは、困難である。さらに、近年の建築物では、石膏ボード製の壁や天井を使用することがあり、これらは、機械的強度が小さく、大型のスピーカボックスを支持することができず、最悪の場合、壁や天井が破損したり、スピーカが落下する可能性もある。
【0004】
本発明は、大型のスピーカボックスを天井や壁などに埋め込んだ状態で取り付けることができるスピーカボックス取付具を提供することを目的とする。また、本発明は、更に、機械的強度の小さい壁や天井でも取り付けることができるスピーカボックス取付具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様のスピーカボックス取付具は、固定部を有している。固定部は、2つの正面部と、背面部と、2つの結合部とを備えている。例えば壁または天井の壁体に開口が形成されており、この開口に、スピーカボックスが挿入される。このスピーカボックス内には、スピーカが収容されている。この開口が有する対向して位置する少なくとも2つの縁部それぞれに沿い、かつ前記壁体の表面に接して、2つの正面部が位置している。前記壁体の裏面側に前記壁体から離れて2つの背面部が位置する。これら2つの正面部と2つの背面部とを前記開口を通して2つの結合部が結合する。前記壁体の裏側に前記各縁部それぞれの長さ方向に沿って2つの被押圧部が配置され、且つ前記壁体に接している。前記2つの背面部に押圧具が結合され、前記各被押圧部に接触する。前記固定部に取り付け手段が設けられ、この取り付け手段は、前記開口内に前記スピーカボックスの大部分が、例えばスピーカボックスの正面のみが壁体の表面側に露出して挿入された状態において、前記固定部に前記スピーカボックスを結合する。
【0006】
この態様の取付具では、スピーカボックスは、壁体の内部に大部分が収容された状態で取り付けられているので、反射音と直接音との干渉が生じにくい。しかも、開口の少なくとも2つの縁部の表裏を固定部の正面部と被押圧部とで挟み、固定部の背面部に結合された押圧具が被押圧部を壁体側に押圧している。取り付け手段を介してスピーカボックスが固定部に取り付けられていると、スピーカボックスの重量が結合部から背面部に伝達され、さらに、押圧具を介して被押圧部に印加される。被押圧部は、開口の縁部の長さに沿って配置されているので、即ち、その面積が広いので、スピーカボックスの重量が壁体の一点に集中せず、被押圧部全域を介して、壁体に分散されて印加される。その結果、重量が重い被埋め込み型のスピーカであっても、壁体を損傷すること無く取り付けることができる。特に、石膏ボードのような機械的強度の小さい壁体であっても、破損することはない。
【0007】
この一態様において、前記各被押圧部を、前記壁体に対して進退可能に前記各結合部に設けることができる。
【0008】
このように構成した場合、スピーカボックスを取り付ける厚さが異なる壁体に対しても、この取付具を使用することによって、スピーカボックスを取り付けることができる。
【0009】
或いは、上記の一態様において、前記各結合部に、前記壁体に対してほぼ垂直に溝を形成することができる。溝は1つの結合に対して複数または単数設けることが可能である。更に、前記各被押圧部に形成された各突起部が、前記各溝に係合している。その係合は、各突起部の幅を前記溝の幅よりも幅広とすることによって行える。
【0010】
このように構成した場合、被押圧部は、溝に係合されているので、結合部から離脱することがなく、被押圧部を壁体の裏面に取り付ける作業を容易に行うことができるし、この取付具を運搬中に被押圧部が結合部から離脱して紛失することも防止できる。
【0011】
この構成に加えて、前記背面部の近傍の溝の部分に、前記各突起部の幅に相当する溝拡大部を形成することもできる。この場合、前記突起部が前記溝拡大部に位置するとき、前記各被押圧部は、前記背面部に接触している。
【0012】
このように構成した場合、被押圧部を背面部に接触させると、自動的に係合部が溝拡大部に位置するので、被押圧部を背面部に接触させて、溝拡大部に特許を挿入した後、正面部側に被押圧部を摺動することによって、容易に溝に被押圧部を係合することができ、被押圧部の結合への取り付け作業が容易になる。
【0013】
上記一態様のスピーカボックス取付具において、前記押圧具を、前記各被押圧部の異なる位置に接触させて複数設けることができる。例えば、開口の縁部に沿って間隔をおいて複数の押圧具を被押圧部に接触させた状態に設けることができる。
【0014】
このように構成した場合、被押圧部の面積が広い上に、その被押圧部の異なる位置に複数の押圧具が接触しているので、スピーカボックスの重量が複数の押圧具を介して分散して被押圧部に印加される。従って、機械的強度の小さい壁体の場合であっても、益々、破損の可能性が少ない。
【0015】
上記一態様のスピーカボックス取付具において、前記2つの結合部の対応する端部を、それぞれ連結部によって結合することができる。
【0016】
このように構成された場合、2つの固定部の間隔は、連結部によって一定に保持される。例えば開口の精度が悪く、スピーカボックスを取り付けるために必要な間隔よりも実際の2つの縁部間の間隔が広くても、2つの固定部の間隔は一定であるので、固定部を縁部にさえ取り付けれれば、スピーカボックスを確実に取付具によって壁体に取り付けられる。
【0017】
更に、前記連結部を、前記縁部にほぼ平行な軸回りに回転自在に結合することができる。
【0018】
この場合、2つの固定部が連結部によって結合されていても、固定部が回転自在であるので、開口の縁部に固定部を容易に取り付けることができる。なお、さらに、前記連結具を、前記壁体の表裏方向にも移動可能に形成すると、固定部を開口の縁部に更に容易に取り付けることができる。
【0019】
上記の一態様のスピーカボックス取付具において、前記取り付け手段を、前記固定部と別個に形成することができる。この場合、取り付け手段は、前記正面部に着脱自在に結合されると共に、前記スピーカボックスに着脱自在に取り付けられる。
【0020】
このように構成すると、取り付け手段が固定部と別個であるので、特定のスピーカボックス以外のスピーカボックスでも、この取付具によって開口に取り付けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施形態のスピーカ取付具は、図1に示すような壁の壁体2に形成された開口4に、図1に仮想線で示す非埋め込み型のスピーカボックス6を取り付けるためのものである。
【0022】
壁体2は、例えば石膏ボードで構成され、機械的強度が比較的に小さいものである。開口4は、図2に仮想線で示すように概略矩形、例えば縦長の矩形に形成され、互いに平行な上縁及び下縁と、互いに平行で上縁及び下縁と直交する側縁とを備えている。スピーカボックス6は、内部にスピーカ(図示せず)を有し、本来、壁体の外部に全体を露出させて取り付けられるものである。しかし、その正面部分が壁体2の表面側に露出した状態で、開口4を介して壁体2の内部に収容されている。
【0023】
スピーカ取付具は、開口4の上縁と下縁との表面に接触して、正面部10a、10bを有している。これら正面部10a、10bは、図2に示すように、上縁と下縁それぞれの長さ寸法にほぼ等しい、例えば若干短い長さ寸法を有している矩形のものである。正面部10a、10bの外方端部、即ち正面部10aの上端及び正面部10bの下端から、正面部10a、10bと直角に、これらと一体に矩形の取付部12a、12bが、壁体2から離れる方向に形成されている。これら取付部12a、12bも、正面部10a、10bと同一の長さ寸法を有している。
【0024】
これら取付部12a、12bの内方面、即ち取付部12aの下面と取付部12bの上面には、取付部12a、12bとは別個に形成された取り付け手段、例えば矩形の板状体14a、14bが配置されている。板状体14a、14bの基端部は、取付部12a、12bを貫通したボルト16a、16bによって取付部12a、12bに着脱自在に結合されている。さらに、板状体14a、14bの先端部は、スピーカボックス6の正面部の上面及び下面にそれぞれ接触し、ボルト18a、18bによってスピーカボックス6に結合されている。
【0025】
壁体2の裏面側に、背面部20a、20bが壁体2から離れて配置されている。これら背面部20a、20bも矩形に形成され、正面部10a、10bと対向するように、背面部20aは、開口4の上縁の長さ方向に沿って、背面部20bは、開口4の下縁の長さ方向に沿って配置されている。背面部20a、20bも、図3に示すように正面部10a、10bと同じ長さ寸法を有している。
【0026】
背面部20a、20bの内方端部と正面部10a、10bの内方端部とを、結合部22a、22bが結合している。結合部22a、22bは矩形に形成されている。結合部22aは、正面部10aの下端部と背面部20aの下端部とを、これらに対して直角に位置するように、これらと一体に形成されている。同様に、結合部22bは、正面部10bの上端部と背面部22bの上端部とを、これらと直角に位置するように、これらと一体に形成されている。結合部22aは、その上面が開口4の上縁に接触するように配置され、結合部22bは、その下面が開口4の下縁に接触するように配置されている。
【0027】
正面部10a、10bと対向するように、開口4の裏面には被押圧部24a、24bが配置されている。被押圧部24aは、開口4の上縁の長さ方向に沿って配置された矩形のもので、同じく被押圧部24bも、開口4の下縁の長さ方向に沿って配置された矩形のものである。これらは、いずれも正面部10a、10bとほぼ同一の長さ寸法を有している。被押圧部24aの上端には、背面部20a側を向いて被押圧部24aと直交するように接触部26aが被押圧部24aと一体に形成され、被押圧部24bの下端には、背面部20b側を向いて被押圧部24bと直交するように接触部26bが被押圧部24bと一体に形成されている。
【0028】
結合部24a、24bには、図3に示すように正面部10a、10b、背面部20a、20bと直交するように、上縁及び下縁の長さ方向に間隔をおいて複数、例えば2つの案内溝28a、28a、28b、28bが、結合部22a、22bの厚さ方向に貫通して形成されている。被押圧部24aの下端部の各案内溝28a、28aに対応する位置にある部分は、案内溝28a、28aを通過して、開口4側に突出しており、その突出端には、図2に示すように、これら案内溝28a、28aよりも幅広の矩形状の突起部30a、30aが一体に形成されている。同様に被押圧部24bの上端部の各案内溝28b、28bに対応する位置の部分は、案内溝28b、28bを通過して、開口4側に突出し、図2に示すように、突出端には、これら案内溝28b、28bよりも幅広の矩形状の突起部30b、30bが一体に形成されている。
【0029】
従って、これら突起部30a、30bによって被押圧部24a、24bは、結合部22a、22bに係合されており、被押圧部24a、24bは、案内溝28a、28bから離脱することがない。しかも、案内溝28a、28bに沿って即ち壁体2に対して、被押圧部24a、24bは進退可能であるので、厚さが異なる壁体2に対しても正面部10a、10bと対向した状態で、壁体2の裏面に接触させることができる。
【0030】
図4に示すように、接触部26a、26bの先端が背面部20a、20bに接触した状態において、突起部30a、30bが位置する案内溝28a、28bの位置には、図3に示すように、突起部30a、30bが離脱可能な拡大部32a、32bが形成されている。従って、接触部26a、26bを背面部20a、20bに接触させることによって、被押圧部24a、24bが拡大部32a、32bに位置するので、被押圧部24a、24bの案内溝28a、28bへの取り付け、取り外しを容易に行うことができる。なお、図4では拡大部32aを誇張して描いてある。
【0031】
背面部20a、20bには、押圧具、例えば複数の蝶ねじ34a、34bがそれぞれ螺合している。これら蝶ねじ34a、34bは、例えば図3に示すように、背面部20a、20bの長さ方向に間隔をおいて配置されている。これらの先端部が被押圧部24a、24bを壁体2の裏面に押圧している。正面部10a、10b、背面部20a、20b、結合部22a、22bが、2つの固定部を構成している。
【0032】
スピーカボックス6の重量は、板状体14a、14b、正面部10a、10b、結合部22a、22b、背面部20a、20b、蝶ねじ34a、34bを介して被押圧部26a、26bに印加される。しかし、被押圧部24a、24bが開口4の長手縁に沿って配置された矩形状に形成されており、しかも、蝶ねじ34a、34bは、それぞれ間隔をおいて配置されているので、壁体2の一点にスピーカボックス6の重量が集中することがない。従って、壁体2が損傷することがない。なお、蝶ねじ34a、34bがそれぞれ1個ずつ設けられている場合でも、被押圧部24a、24bを上述したように構成していると、やはりスピーカボックス6の重量が一点に集中しないので、壁体2が損傷しにくい。
【0033】
結合部22aの両側には、図2に示すように開口4内に位置し、かつ開口4の内側に向かうように、突出部36a、36aが、結合部22aと一体に形成されている。同様に結合部22bの両側にも、開口4内に位置し、かつ開口4の内側に向かうように、突出部36b、36bが形成されている。突出部36a、36aと突出部36b、36bとが、連結部38、38によって結合されている。連結部38、38は、長尺の板状体に形成されており、2つの固定部の間隔を予め定めた間隔に維持している。
【0034】
例えば開口4の寸法精度が低く、上縁と下縁との間隔が予め定めた距離に形成されて無い場合に、図1に示すように結合部22a、22bを上縁に接触させた状態に壁体2に取り付けると、板状体14a、14bの間隔がスピーカボックス6を取り付けるために必要な間隔よりも広がり、スピーカボックス6を板状体14a、14bに取り付けられない可能性がある。しかし、連結部38、38によって2つの固定部を結合していると、たとえ結合部22a、22bが開口4の上縁及び下縁と接触していなくても、固定部の間隔は予め定めた間隔に維持することができ、スピーカボックス6を板状体14a、14bに取り付けることができる。
【0035】
連結部38、38は、突出部36a、36a、36b、36bに対して上縁及び下縁の長さ方向に沿う軸の回りに回転自在に、例えばリンクピン40と長孔42とによって結合され、さらに長孔42を壁体2の表裏方向に形成することによって、壁体2の表裏方向に固定部をそれぞれスライド可能である。
【0036】
2つの固定部と連結部38、38とは、その上下方向への移動が不可能に結合されているので、両者を回転自在に結合していなければ、背面部20a、20bを壁体2の裏面側に配置することができない。しかし、2つの固定部と連結部38、38を回転自在に結合しているので、背面部20a、20bを壁体2の裏面側に配置することができ、2つの固定部を開口の上縁及び下縁に取り付けることができる。
【0037】
このように構成されたスピーカ取付具では、結合部22a、22bに被押圧部26a、26bを係合させた状態で、背面部20a、20bが壁体2の裏側に位置するように、開口4を介して固定部を配置する。この状態で正面部10a、10bが壁体2の上縁及び下縁に沿って位置するように正面部10a、10bを壁体2の表面に接触させる。
【0038】
次に、蝶ねじ34a、34bが被押圧部26a、26b側に進行するように回転させる。これによって、蝶ねじ34a、34bの先端が被押圧部26a、26bを押圧して、被押圧部26a、26bが壁体2の上縁及び下縁に沿った状態で壁体2の裏面に接触させる。さらに、蝶ねじ34a、34bを回転させることによって、被押圧部24a、24bを強固に壁体2に接触させる。これによって、固定部が壁体2に固定される。
【0039】
板状体14a、14bを取付部12a、12bにボルト16a、16bによって結合する。板状体14a、14bは、固定部を壁体2に取り付ける前に、取付部12a、12bに取り付けておいてもよい。この状態で、開口4からスピーカボックス6を壁体2の裏側に収容する。さらに、ボルト18a、18bによってスピーカボックス6を板状体14a、14bに取り付ける。これによって、スピーカボックス6をその大部分が壁体2内に収容された状態で取り付けることができる。
【0040】
なお、板状体14a、14bが取付部12a、12bとは別個に形成されているので、スピーカボックス6以外のスピーカボックスで、例えばボルト18a、18bが螺合するねじ孔の位置が、図1におけるボルト18a、18bに対応する位置よりも壁体2側に近づいた位置または離れた位置にあるようなスピーカボックスであっても、板状体14a、14bを、そのようなスピーカボックスに対応するものに変更することによって取り付けることができる。
【0041】
上記の実施の形態では、壁の壁体2にスピーカボックス6を取り付けるために、スピーカ取付具を使用したが、天井を構成する壁体に形成した開口内にスピーカボックス6を取り付けることもできる。また、上記の実施の形態では、被押圧部26a、26bを結合部22a、22bに係合したが、被押圧部26a、26bの紛失等のおそれが無い場合には、結合部22a、22bに係合する必要はない。また、2つの固定部は、連結部38、38によって連結したが、開口4を精度よく形成することができる場合には、連結部38、38を除去してもよい。また、上記の実施の形態では、1つの固定部に対して3つの蝶ねじ34a、34bを設けたが、少なくとも1つの固定部に対して1つの蝶ねじを設けてもよい。また、上記の実施の形態では、背面部20a、20bは、結合部22a、22bの内方端部に設けたが、結合部22a、22bの中途に設けてもよい。上記の実施の形態では、貫通溝を1つの結合部に複数設けたが、1つだけ設けてもよい。また、上記の実施の形態では、板状体14a、14bを取付部12a、12bに結合したが、取付部12a、12bを除去し、結合部22a、22bに板状体14a、14bを取り付けてもよい。また、上記の実施の形態では、開口4の上縁及び下縁に固定部を取り付けたが、開口4の両側縁に固定部を取り付けてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明によるスピーカ取付具では、スピーカボックスを壁体内に埋め込んだ状態に取り付けることができるので、直接音と反射音との干渉が生じることを防止することができる。特に、押圧具によって押圧される被押圧部を開口の側縁に沿って設けることによって接触面積を大きくしているので、壁体の機械的強度が小さい場合でも、壁体の損傷を防止することができる。また、被押圧部を結合部に進退可能に設ければ、スピーカボックスを取り付ける壁体の厚さが、壁体によって異なる場合でも、スピーカボックスを取り付けることができる。さらに、被押圧部の突起部を結合部に設けた溝に係合しておけば、被押圧部が進退可能である上に、被押圧部を運搬の途中などに紛失することを防止できる。各溝に背面部の近傍に突起部の幅に相当する溝拡大部を形成し、各突起部が溝拡大部に位置するとき、各被押圧部を背面部に接触させれば、溝への被押圧部の取り付けを容易に行うことができる。複数の押圧具を被押圧部の異なる位置に接触させて設ければ、被押圧部を介して壁体に印加される力を分散させることができ、壁体の機械的強度が小さい場合に更に壁体の損傷を防止できる。2つの結合部の対応する端部を連結部によって結合すれば、2つの固定部の間隔を予め定めた間隔に維持することができ、開口を形成する際に、精度を厳密に要求する必要がない。さらに、連結具を壁体の縁部方向の軸回りに回転自在に形成すれば、2つの固定部が連結部によって結合されていても、容易に開口に固定部を取り付けることができる。取り付け手段を記固定部と別個に形成し、正面部に着脱自在に結合し、かつスピーカボックスにも着脱自在に取り付けたなら、取り付け手段を交換することによって大きさの異なるスピーカボックスであっても壁体に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のスピーカ取付具によってスピーカボックスを壁体に取り付けた状態の縦断側面図である。
【図2】図1のスピーカ取付具の正面図である。
【図3】図1のスピーカ取付具の平面図である。
【図4】図1のスピーカ取付具の部分省略拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
2 壁体
4 開口
6 スピーカボックス
10a 10b 正面部
14a 14b 平板状部(取り付け手段)
20a 20b 背面部
22a 22b 結合部
24a 24b 被押圧部
28a 28b 貫通溝
30a 30b 突起部
32a 32b 拡大部
34a 34b 蝶ねじ(押圧具)
38 連結部

Claims (8)

  1. スピーカを内部に収容したスピーカボックスを挿入する壁体の開口が有する対向して位置する少なくとも2つの縁部それぞれに沿い、かつ前記壁体の表面に接して位置する2つの正面部と、前記壁体の裏面側に前記壁体から離れて位置する2つの背面部と、これら2つの正面部と2つの背面部とを前記開口を通して結合する2つの結合部とを有する固定部と、
    前記壁体の裏面側に前記各縁部それぞれの長さ方向に沿って配置され、且つ前記壁体に接している2つの被押圧部と、
    前記2つの背面部に結合され、前記各被押圧部に接触する押圧具と、
    前記固定部に設けられ、前記開口内に前記スピーカボックスの大部分が挿入された状態において前記固定部に前記スピーカボックスを結合する取り付け手段とを、
    具備するスピーカボックス取付具。
  2. 請求項1記載のスピーカボックス取付具において、前記各被押圧部は、前記壁体に対して進退可能に前記各結合部に設けられているスピーカボックス取付具。
  3. 請求項1記載のスピーカボックス取付具において、前記各結合部には、前記壁体に対してほぼ垂直に溝が形成され、前記各被押圧部は、前記溝を通過した位置に前記溝の幅よりも幅広の各突起部を有しているスピーカボックス取付具。
  4. 請求項3記載のスピーカボックス取付具において、前記各溝は、前記背面部の近傍に前記突起部の幅に相当する溝拡大部をそれぞれ有し、前記各突起部が前記各溝拡大部に位置するとき、前記各被押圧部は、前記背面部に接触しているスピーカボックス取付具。
  5. 請求項1記載のスピーカボックス取付具において、前記押圧具は、前記各被押圧部の異なる位置に接触させて複数設けられているスピーカボックス取付具。
  6. 請求項1記載のスピーカボックス取付具において、前記2つの結合部の対応する端部が、それぞれ連結部によって結合されているスピーカボックス取付具。
  7. 請求項6記載のスピーカボックス取付具において、前記連結具は、前記壁体の縁部方向の軸回りに回転自在に形成されているスピーカボックス取付具。
  8. 請求項1記載のスピーカボックス取付具において、前記取り付け手段は、前記固定部と別個に形成され、前記正面部に着脱自在に結合されると共に、前記スピーカボックスに着脱自在に取り付けられているスピーカボックス取付具。
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