JP4003720B2 - 畳ユニットのカウンター取り付け構造 - Google Patents

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Description

この出願の発明は、畳ユニットのカウンター取り付け構造に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、カウンターと畳ユニットとを安定に取り付け固定して一体配設するとともに、畳ユニットの組み合わせ構成サイズをコンパクトにすることができ、必要以上に広いスペースを確保する必要のない新しい畳ユニットのカウンター取り付け構造に関するものである。
従来より、畳台座を構成する畳ユニットに小物類を置くためのカウンターを設けるために、畳ユニットよりも背の高い別体のカウンター構成体を畳ユニットの外側の床に配置し、このカウンターを畳ユニットと隣設することが知られている。
しかしながら、上記のようなカウンター構成体を備えた畳ユニットの場合には、畳ユニット外周の前板や側板等の框枠と接触することになるため、カウンター構成体と畳ユニットとの間には、隙間が生じやすく、見栄えが悪く、カウンター構成体が動いて安定した状態でカウンターを使用することが難しくなる場合があるという問題があった。
そこで、カウンターとして利用することのできる台ブロック体と畳ユニットとを連結、一体化した畳ユニットが提案されている(たとえば、特許文献1)。
図4に例示したとおり、この提案では、カウンター付きの畳ユニット(ア)の台ブロック体(イ)と畳ユニット(ウ)とは、框枠の一部を兼用して連結されている。このため、台ブロック体(イ)と畳ユニット(ウ)との間に隙間が生じることはない。
特願2003-117499号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の畳ユニットの場合には、畳ユニット(ウ)を設置するためのスペースに加え、台ブロック体(イ)を畳ユニット(ウ)に隣設するためのスペースが依然として必要とされているため、畳ユニットの組み合わせ構成サイズが大きくなり、そのため、より広い設置スペースの確保が必要となり、畳ユニットの室内での設置場所の選択も制約されるという問題があった。
そこで、この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであって、従来の問題点を解消し、カウンターと畳ユニットとを一体化して利便性を高めるとともに、簡便な構成によって、畳ユニットの組み合わせ構成サイズをコンパクトにすることができ、必要以上に広いスペースを確保する必要のない、新しい畳ユニットのカウンター取り付け構造を提供することを課題としている。
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、カウンター部材が一体配設されている畳ユニットであって、畳ユニット本体上部には畳と面一に抜け板が配設されており、この抜け板には少なくとも1つの支柱挿入孔が設けられて、カウンター部材がその上端部に取り付け固定される支柱部材が挿入されて、畳ユニットに固定されていることを特徴とする畳ユニットのカウンター取り付け構造を提供する。
第2には、支柱部材が、抜け板よりも下方部において、少なくとも1以上の略コ字型結合部材を介して畳ユニットの側板裏面部に取り付け固定されていることを特徴とする畳ユニットのカウンター取り付け構造を、そして第3には、支柱部材の下端部が、畳にユニットの底板から離間して取り付け固定されていることを特徴とする畳ユニットのカウンター取り付け構造を提供する。
上記のとおりのこの出願の第1の発明に係わる畳ユニットのカウンター取り付け構造によれば、カウンターと畳ユニットとの一体配設化が、畳ユニットの組み合わせ構成サイズをコンパクトなものとし、必要以上に広いスペースを確保する必要性がなくなることとなる。
また、第2の発明に係わる畳ユニットのカウンター取り付け構造によれば、側板保持による支柱保持の強度をより向上させることができる。
さらに、第3の畳ユニットのカウンター取り付け構造によれば、畳ユニットの構造強度を左右する底板に損傷を与えることが避けられる。
この出願の発明は上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下、その実施の形態について詳しく説明する。
図1は、この出願の発明の一実施形態を例示した側断面図である。また、図2は、畳ユニットのカウンター取り付け構造に際して使用する支柱部材および略コ字型結合部材を例示した要部斜視図である。
まず、図1に沿って説明すると、この出願の発明の畳ユニットのカウンター取り付け構造では、畳台座を構成する畳ユニット(1)の上部には畳(2)とともに、この畳(2)と面一に抜け板(4)を畳ユニット(1)の上部に配設している。そして、抜け板(4)には、少なくとも1つ以上の支柱挿入孔(41)が設けられており、この支柱挿入孔(41)にはカウンター部材(3)を上端部に取り付けるための取り付け部(51)を備えた支柱部材(5)が挿入される。また、支柱部材(5)には、カウンター部材(3)が固定具(7)により取り付け固定されている。また、この例においては、畳(2)と抜け板(4)を安定に支持するために、支持材(10)が配設されている。この支持材(10)の上端部(11)には畳(2)および抜け板(4)とが一緒に載置され、ダボやビス等で固定される。
なお、この支持材(10)の形状は、板状のものとしてもよいし、また桟状のものとして配設してもよい。たとえば、桟状とした支持材の場合は、抜け板の下部のスペースが畳下部のスペースと共通化することができ、収納スペース等として活用できることが考慮される。また、柱材(図示せず)等を桟状の支持材の下部に設置することによって、より安定に畳と抜け板を支持することができる。
そして、以上の例では、畳ユニット(1)の化粧仕上げとして化粧板(12)が側板(13)に配設されている。
たとえば、以上のような畳ユニットのカウンター取り付け構造によって、カウンターと畳ユニットとが一体配設されるとともに、畳ユニットの組み合わせ構成サイズをコンパクトにすることができ、必要以上に広いスペースを確保する必要がなくなる。
また、この出願の発明の畳ユニットのカウンター取り付け構造では、略コ字型結合部材(6)を用いて、より安定に畳ユニット(1)と支柱部材(5)とが一体配設している。具体的には、支柱部材(5)は、抜け板(4)よりも下方部において、支柱部材(5)の柱部(52)と畳ユニット(1)の側板(13)裏面部とで、少なくとも1つ以上の略コ字型結合部材(6)と固定具(9)により固定されている。略コ字型結合部材(6)を用いることで、側板(13)保持による支柱保持の強度を向上させることができる。
支柱部材(5)と略コ字型結合部材(6)との取り付け固定については、図2に例示したように、抜け板(4)と同様に、略コ字型結合部材(6)には支柱部材(5)を挿入するための支柱挿入孔(64)が設けられている。この支柱挿入孔(64)に支柱部材(5)が挿入され、ビスやネジ等の固定具(8)にて略コ字型結合部材(6)と支柱部材(5)とが固定される。支柱部材(5)は、取り付け部(51)より下方に向かって柱部(52)が延設されている。
そして、図1および図2の例では、略コ字型結合部材(6)は、2つの片部(61)(62)とこの双方の片部(61)(62)から延設されている連結部(63)とから構成されている。そして、この2つの片部(61)(62)のうち、一方の片部(61)は、支柱部材(5)に取り付けるための取り付け孔(65)が設けられ、他方の片部(62)は、畳ユニット(1)の側板(13)裏面に取り付けるための取り付け孔(66)が夫々設けられている。
そして、上記のとおり、支柱部材(5)が連結部(63)に設けられた支柱挿入孔(64)に挿入され、ビスやネジ等の固定具(8)によって支柱部材(5)と略コ字型結合部材(6)とが取り付け固定されている。
なお、略コ字型結合部材(6)を側板(13)に取り付ける際のビスやネジ等の固定具(9)の施工性や取り付けの安定性等を考慮すると、畳ユニット(1)の側板(13)裏面部と当接固定する片部(61)は、支柱部材(5)と当接固定する片部(62)よりも長めに設計されていることが好ましい。また、図には示していないが、この略コ字型結合部材の形状としては、たとえば、断面が略C型とした結合部材等としてもよい。
さらに図2に例示したように、支柱部材(5)のカウンター部材(3)の取り付けについては、支柱部材(5)の上部の取り付け部(51)に複数の取り付け孔(54)が備えられており、この取り付け孔(54)を介してビスやネジ等の固定具(7)でカウンター部材(3)が取り付けられる。
さらにまた、この出願の発明の畳ユニットのカウンター取り付け構造では、図1の例のように、畳ユニット(1)の構造強度を左右する底板(14)の損傷を防止するため、支柱部材(5)の下端部(53)が、畳ユニット(1)の底板(14)から離れて設置されていることが好ましい。しかしながら、支柱部材(5)の取り付け設置は、これに限定されるものではなく、下端部(53)が底板(14)と接して設置されていてもよい。
図3は、畳台座の全長に亘って、カウンターを備えた畳ユニットを配置・組み合わせた例を示した全体斜視図である。
図3での例では、抜け板(4)には複数の支柱挿入孔(図示せず)が設けられているとともに、複数の支柱部材(図示せず)が配設された畳ユニット(1)を組み合わせ配置し、そして、畳台座(15)の全長に亘るカウンター部材(3)をこれら支柱部材(図示せず)に取り付けられている。
もちろん、この出願の発明の畳ユニットのカウンター取り付け構造は、図3の例のように、全長に亘ったカウンター部材(3)に限定されるものではなく、任意の長さを有したカウンター部材を取り付けることによって、使用者にとって使い勝手のよいカウンターを備えた畳ユニットで構成された畳台座とすることができる。
この出願の発明の畳ユニットのカウンター取り付け構造においては、カウンター部材(3)や支柱部材(5)、略コ字型結合部材(6)、支持材(10)等の各部材の大きさや形状、材質等、その細部の形態において様々に可能であることは言うまでもない。また、畳ユニットの内部は、書籍や小物類等を収めることのできる収納スペース、あるいは、引き出し等を設けて活用することもできる。
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、カウンターと畳ユニットとが安定に取り付け固定されて一体配設されているとともに、畳ユニットの組み合わせ構成サイズをコンパクトにすることができ、必要以上に広いスペースを確保する必要のない新しい畳ユニットのカウンター取り付け構造が提供される。
この出願の発明の一実施形態を例示した側断面図である。 畳ユニットのカウンター取り付け構造に際して使用する支柱部材および略コ字型結合部材を例示した要部斜視図である。 畳台座の全長に亘って、カウンターを備えた畳ユニットを配置・組み合わせた例を示した全体斜視図である。 従来のカウンター付き畳ユニットを例示した全体斜視図である。
符号の説明
1 畳ユニット
2 畳
3 カウンター部材
4 抜け板
41 支柱挿入孔
5 支柱部材
51 取り付け部
52 柱部
53 下端部
54 取り付け孔
6 コ字型結合部材
61、62 片部
63 連結部
64 支柱挿入孔
65、66 取り付け孔
7、8、9 固定具
10 支持材
11 上端部
12 化粧板
13 側板
14 底板
15 畳台座
ア カウンター付き畳ユニット
イ 台ブロック体
ウ 畳ユニット

Claims (3)

  1. カウンター部材が一体配設されている畳ユニットであって、畳ユニット本体上部には畳と面一に抜け板が配設されており、この抜け板には少なくとも1つの支柱挿入孔が設けられて、カウンター部材がその上端部に取り付け固定される支柱部材が挿入されて、畳ユニットに固定されていることを特徴とする畳ユニットのカウンター取り付け構造。
  2. 支柱部材が、抜け板よりも下方部において、少なくとも1以上の略コ字型結合部材を介して畳ユニットの側板裏面部に取り付け固定されていることを特徴とする請求項1記載の畳ユニットのカウンター取り付け構造。
  3. 支柱部材の下端部が、畳にユニットの底板から離間して取り付け固定されていることを特徴とする請求項1または2記載の畳ユニットのカウンター取り付け構造。
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