JP3999621B2 - Natural wind ventilation window - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自然風力換気窓に関する。ここで自然風力換気窓とは内気の状態と外気により生ずる障子に加わる風力の状態によって自然に障子が開閉して換気が行われる窓のことをいう。
【０００２】
【従来の技術】
近年、内外気の条件により自然に開閉される窓が要望されている。例えば、水平回転用の回転窓において障子にバランスウエートを設けて水平回転軸を中心とするモーメントをほぼ均衡させて内外気の条件により、窓を開いて自然換気を行うことができる窓が提案されている。
【０００３】
【特許文献】
（１）特開平１０−１８４５７号公報
（２）特願２０００−０４６５０３号（自然風力換気窓）
（３）特願２００２−２３０７０９号（自然風力換気窓）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述した回転窓では水平回転軸を中心とする障子とバランスウエートを併せたものは、あたかもヤジロベエの如くであり、障子に作用する風力は水平回転軸の上下で逆方向に作用する。従って、水平回転軸の上側と下側における夫々の障子の面積差が障子の回転力を生じさせるための有効面積となる。その一方で、バランスウエートが大きなものとなる。そこで、障子を開又は閉にするために風圧による力に対して障子とバランスウエートを加えた慣性重量が著しく大きくなる。そこで開閉時に軽く動作しない。そのため、開く場合障子の回転速度が上昇した処で慣性重量の大きな障子がストッパに当接するのでストッパに格別な緩衝作用を行わせるような工夫が必要である。また、回転障子が閉じる際も障子の回転速度が上昇した処で窓枠に当接する。そこで、障子が閉まる際に大きな音が生ずる。それ故、開閉の際の防音対策を必要とする。また、バランスウエートが障子の上框に取り付けられ室内側へ突出するので室内側にブラインドとかルーバを設置することができない。
【０００５】
従来の辷り出し窓は障子の上端が窓枠の堅枠に沿って設けたガイドレールに案内されて動き、障子の堅框の中間部と窓枠の堅枠下部とをリンクであるアームで結合し障子の下端が外方へ突出する窓であった。辷り出し窓では障子が室内側へ突出しないので室内側の設備等との干渉はなく、室内の意匠の点からも優れている。
【０００６】
このような辷り出し窓では直線状に摺動部分があるので風力によっては、滑らかに開閉できないので自然風力換気窓とはならない。
【０００７】
そこで、本出願人は建物等の換気を目的とした開口部に用いられる窓であって、外部からの動力によらずに無風状態で、障子は一定量開きその状態を保つと共に一定風速以上の、建物内部へ吹込もうとする風で障子が閉まり建物内部へ風が吹込むことを押える自然風力換気窓であって、慣性重量に対する風力の比が小さく動作の軽い自然風力換気窓を提案している（特願２０００−０４６５０３号参照）。この自然風力換気窓は障子全面に当る自然風により発生する力がすべて障子を閉めようとする力として作用する点で開閉動作が風力の変化に対して明確な点ですぐれている。
【０００８】
上記本出願人の特許出願に係る発明は障子を開いた際に室内側へ突出する物のない自然風力換気窓となっている。
【０００９】
処が上記先の発明の辷り出し窓において、錘を付さないで構成すると窓の美観がすぐれているというサッシ本来の特徴を生かせる。一方、錘を付さない辷り出し窓とするにはサッシ断面に制約が伴わない障子の構成例えばガラスを最も外部側に設けるような窓においては錘を付さないで構成しては自然風力換気窓とすることが困難であることが判明した。そこで障子に錘を外部に露出して付すと先の出願によっても明らかなように外観に細心の注意を払ったとしても外観を多かれ少なかれ損なうことは避けられない。
【００１０】
そこで本出願人は外観を損なわないようにしつつ障子の支持機構と障子の重力に基づく障子の開放力を容易に調節可能な自然風力換気窓を提供することを目的とする発明を特許出願した（特願２００２−２３０７０９号参照）。
【００１１】
特願２００２−２３０７０９号に係る自然風力換気窓（実施工事）では、開き、閉じ勝手の調整をする際、障子重心位置の変更を行う。その方法は、調整用錘の取付と取外し、つまり錘の重量増減で行う。だが、その作業は（１）障子を開放して外部側から行わなければならない。この場合、ハシゴなどの簡単な足場が届かない高所では、大掛かりな外部足場や高所作業車などが必要となる。また、（２）作業時における調整用錘の運搬、再加工、作業後の調整用錘の処分など手間が発生する。特に自然風力換気窓は大空間の建物に用いて大きな省エネルギー効果を得ることができる。そこで、窓数は多く調整用錘も大量となる。
【００１２】
本発明は障子閉鎖状態で内部側から重心位置の調整作業を可能とした自然風力換気窓を提供することを目的とする。又、本発明は調整用錘の運搬、再加工、処分など手間の省略を可能とした自然風力換気窓を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第１の発明は部屋又は建屋の外部に面して取り付けられる窓枠と、窓枠に納まり窓を閉めた状態と窓枠から外部へ向って辷り出して開く障子を有する自然風力換気窓であって、調整用錘を障子の重心位置を調節可能に取り付ける調整用錘の取付部を備えた框を有する障子と、調整用錘の取付部に位置を調節可能に取り付けられた調整用錘と、障子の調節用錘の取付部に位置を調節して調整用錘を取り付ける調整用錘の取付手段と、窓枠の両側の堅枠と、障子の竪框間に夫々設けられ竪框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において堅枠に枢着された短い長さのメインアームと、竪框中間部に一端が枢着され他端が竪枠下部に枢着されメインアームよりも長い長さのサブアームと、を有し、障子を閉めた状態において、各アームは夫々ほぼ垂直方向を向いて、各アームの竪框への枢着位置が各アームの竪枠への枢着位置の上方に位置し、障子の重量による各アームを付勢する力を調整用錘の位置により調節することを特徴とする自然風力換気窓である。
【００１４】
本出願に係る第２の発明は調整用錘の取付手段は室内側より操作可能であることを特徴とする第１の発明に記載の自然風力換気窓である。
【００１５】
本出願に係る第３の発明は調整用錘の取付部は調整用錘を見込方向に移動できる長さの面を有する錘取付台座を有し、錘取付台座に見込方向に間隔をおいて調整用錘の錘取付台座への取付部材の係合部を有することを特徴とする第１又は第２の発明に記載の自然風力換気窓である。
【００１６】
本出願に係る第４の発明は調整用錘の取付手段は、調整用錘に設けたガイド部と、調整用錘のガイド部を案内する見込方向のレールを有する錘取付台座と、錘取付台座に設けられ調整用錘を見込方向に平行移動させる平行移動装置と、を有することを特徴とする第１の発明に記載の自然風力換気窓である。
【００１７】
本出願に係る第５の発明は平行移動装置が調整用錘又は框に設けられた見込方向の一対の平行するラックと、夫々のラックに噛み合い框又は調整用錘側に回転自在に取り付けられたギアと、各ギアと同軸に取り付けられたギアと共に回転する従動プーリと、各従動プーリと、無端の可撓性条材を介して結合され調整用錘又は框に回転自在に支持された駆動プーリと、を有し、駆動プーリを回転することにより調整用錘の位置を見込方向に変更可能であることを特徴とする第４の発明に記載の自然風力換気窓である。
【００１８】
本出願に係る第６の発明は中空部を有し、中空部に捨て錘を内蔵した框を備えた障子を有し、障子の重量と捨て錘の重量による各アームを付勢する力を調整用錘の位置により調節することを特徴とする第１から第５の何れか１つの発明に記載の自然風力換気窓である。
【００１９】
【発明の実施の形態】
（実施の形態１）
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【００２０】
（全体構成）
図１は窓の正面を外部側より見る正面図である。この自然風力換気窓（以下、窓という）Ｄは建屋の外部に面して取り付けられる窓枠１と、窓枠１に納まり窓を閉めた状態と窓枠１から外部へ向って開く障子２を有する。これらはアルミ押出型材を主たる材料として構成されている。窓枠１の両側の竪枠１１夫々と障子２の竪框２１間にはメインアーム３とサブアーム４（図示は分り易いように実線で示したが、実際には見えない）が配設されている。なお、メインアーム３は竪框２１上部の側面に一端が枢着され、他端が前記一端よりも低い位置において竪枠１１に枢着されている。メインアーム３は短い。サブアーム４は竪框２１の中間部の側面に一端が枢着され、他端は竪枠１１の下端に枢着されている。サブアーム４はメインアーム３よりも長い。
【００２１】
上記窓枠１、障子２、メインアーム３、サブアーム４でもって夫々をリンクとする四節連鎖機構を構成している。
【００２２】
（窓枠と障子框の構成）
この窓Ｄは周囲が嵌め殺し窓Ｈにより囲まれている。これらの窓Ｄ，Ｈは窓枠の外側面に近い側にガラス５を備えている。
【００２３】
窓枠１は左右の竪枠１１、上枠１２、下枠１３を四方組みしたものであって建屋の外部に面して躯体に取り付けられる。また、障子２は左右の竪框２１、上框２２、下框２３を四方組みした四方框の外部側にガラス５を保持してある。障子２はメインアーム３、サブアーム４を介して竪枠１１に取り付けられる。
【００２４】
図２に示すように建屋躯体として少なくとも床側と天井側の間に柱１０１が設けられている。少なくとも二本の柱１０１間にわたされたクロスレール１０２（図４参照）が柱１０１に締結されている。クロスレール１０２は窓の上下に設けられ、上枠１２、下枠１３とクロスレール１０２が締結されている。下側のクロスレール１０２を蔽う窓台１０３が下枠１３に取り付けられている。即ち、窓Ｄ，Ｈはカーテンウォール工法に適応する窓となっている。
【００２５】
以下の説明では障子２の框断面については、先ず調整用錘の取付部を除いた部分について説明し、後に調整用錘を取り付けるための框断面、調整用錘の取付手段について説明する。
【００２６】
竪枠１１と竪框２１は図２、図３に断面が示されている。図２、図３は夫々水平断面図である。竪枠１１は窓内部に面し見込方向の部材である内周材１１ａの外部側に外部側に面する外面材１１ｂを壁面に沿って設けてある。また、内周材１１ａの内部側に内面材１１ｃを面を壁面に沿って設けてある。内周材１１ａの内部側端部に内面材１１ｃと同一面を有し、断面で見て先端がオフセットした戸当り材１１ｅを有する。内周材１１ａの背部には中空部１１ｈ，１１ｈが設けてある。中空部１１ｈ，１１ｈを構成するための外周材１１ｉには突条１１ｊが設けてある。
【００２７】
図３に示すように戸当り材１１ｅにはパッキン６を取り付けるための条溝１１ｇが設けてある。この条溝１１ｇは窓枠１の上枠１２、下枠１３（図４参照）に設けた同様の条溝１２ａ，１３ａと併せて外部側より見て方形に囲繞されている。そして各条溝１１ｇ，１２ａ，１３ａを通じてパッキン６が嵌合している。そこで障子２を閉めると障子２の竪框２１、上框２２、下框２３の室内に面する内面材２１ａ，２２ａ，２３ａがパッキン６に当接する。これによって障子２と窓枠１間の気密が計られる。
【００２８】
障子２を閉めた際に障子２の竪框２１の外部側の外面材２１ｂの縁２１ｂ−１側に当接するパッキン９が竪枠１１に設けてある。このパッキン９は竪枠１１の外面材１１ｂに設けた外部側に向って開口している条溝１１ｋに嵌合している。このパッキン９はまた、上枠１２の外面材１２ｂに設けた条溝１２ｃに嵌合している。下框２３にはパッキン９を嵌合する条溝は備えていない。パッキン９は竪枠１１、上枠１２に窓の外側正面より見て門形に配置されている。
【００２９】
見込方向において竪框２１の外面材２１ｂの縁２１ｂ−１と上框２２の内面材２２ｆ−１が同位置にあるガラス溝フランジ２２ｆが上框２２と一体成形されている。ガラス溝フランジ２２ｆは断面Ｈ形で障子内周側がガラス溝となっている。パッキン９が外面材２１ｂ、フランジ２２ｆの内面材２２ｆ−１に当接することにより、障子２を閉めた際の水密を計っている。下枠１３は内周材１３ｃが外部側へ行くに従って段階的に低くなっている。これによって下枠１３のパッキン６を取り付ける条溝１３ａよりも外部側は複数の段の水返しを構成している。また、障子２を閉めた際に、上枠１２と上框２２間及び竪枠１１と竪框２１間に形成される空間に面する部材表面に生ずる結露水の排出を計ってある。
【００３０】
図３に示すように、障子２を閉めると竪框２１の外周材２１ｄ、外面材２１ｂと、竪枠１１の内周材１１ａ、戸当り材１１ｅで囲まれた上下方向に長い空間Ｓが出来る。この空間Ｓにメインアーム３、サブアーム４が収容されている。
【００３１】
（ガラスの取付構成）
図４に示すようにガラス５はガラス台８を介して下框２３のガラス溝フランジ２３ｆ上に載置されている。上框２２、下框２３のガラス溝にはグレージングビード４５，４６を介しガラス５の上下縁が保持されている。結合部材３５，３６は１面がガラス５に固着され該１面とは反対側の他面が上框２２の外面材２２ｂ及び外面材２２ｂよりも外部側のガラス溝フランジ２２ｆ、下框２３の外面材２３ｂの下方への延出部を有するガラス溝フランジ２３ｆ、アタッチ材５１に夫々固着されている。ここで、アタッチ材５１は下框２３の該フランジ２３ｆに設けた突条２３ｈと突起２３ｇに係止されている。
【００３２】
図３に示すように竪框２１の外面材２１ｂの外部側の面と、ガラス５との間にはグレージングビード４６，４７、結合部材４８，４９が設けてある。ここで、結合部材４８，４９は１面がガラス５に固着され、該１面とは反対側の他面が竪框２１に固着されている。上記構成により、ガラス５は障子２の外部側に近い位置にあり、障子２の竪框２１が外部側より見てガラス５に蔽われているため美観にすぐれる。
【００３３】
（メインアームの取付構成）
図１に示すように竪框２１と上框２２の仕口は竪框勝で上框２１の端部が竪框２１に侵入する形である。
【００３４】
図４に示すように障子２の竪框２１の上端部にはＬ型のメインアーム障子側取付具１４が取り付けてある。この取付具１４は竪框２１の上角部分で竪框２１の上端及び上框２２の上面と竪框２１の外周材２１ｄに内隅側を当接する。そして、この取付具１４は上方からタッピンねじを前記取付具１４及び上框２２の外周材２２ｇの穴を挿通して上框２２の外周材２２ｇの下面に当接する当板（図示されない）にねじ込んで固定されている。又、側方から図示されない小ねじを前記取付具１４、図３の竪框２１の内周材２１ｄを挿通して、竪框２１の中空部２１ｅに挿入してある図示されない当板にねじ込み固定してある。
【００３５】
図４に示すようにメインアーム取付具１４の上下方向の部材には壁面に平行な水平方向の中心線上にピン１７が固定されている。ピン１７にはメインアーム３の上端部の穴が回転自在に嵌合している。
【００３６】
図４、図５、図６に示すようにメインアーム３の下部はメインアーム枠側取付具１８を介して竪枠１１に枢着されている。この取付具１８は竪枠１１に固定されている。取付具１８に設けたピン２６にメインアーム３の下端側が回転自在に嵌合している。ピン１７，２６は平行している。
【００３７】
図６に示すように、メインアーム３が外部側へ回動した際の回動限度を定めるために、取付具１８にはメインアーム３が当接しそれ以上回転しないようにストッパ１８ａが設けてある。このストッパ１８ａはメインアーム枠側取付具１８に一体又は溶着されており、メインアーム３の回動軌跡上へ突出している。
【００３８】
上記においてメインアーム枠側取付具１８、ピン２６は鋼製である。
【００３９】
（サブアーム取付構成）
図３、図５、図６に示すように障子２の竪框２１の中間部分にはほぼたんざく状のサブアーム障子側取付具２８が取り付けてある。この取付具２８は竪框２１の外周材２１ｄに当接し、取付具２８の穴を挿通する小ねじ２９を竪框２１を挿通して竪框２１内の図示されない当板にねじ込み固定されている。当板は鋼材製である。ここで、当板は框側取付具１４，２８を取りつけるためのものであり、図５、図６で見て框側取付具１４，２８とほぼ同大の板材である。
【００４０】
サブアーム４の上端部の穴を挿通してピン３１がサブアーム框側取付具２８に固定されている。ピン３１は壁面に平行な水平方向の中心線を有する。これによって、サブアーム４の上端が障子２に回転自在に取り付けられている。
【００４１】
竪枠１１の下部にはサブアーム枠側取付具３２が内周材１１ａに当接している。この取付具３２の穴を挿通する小ねじ３３（図６参照）は内周材１１ａを貫通して内周材１１ａの背面に設けた図示されない当板にねじ込まれている。
【００４２】
サブアーム枠側取付具３２には壁面に平行な水平方向の中心線でもってピン３４が固定されている。ピン３４にはサブアーム４の下端の穴が回転自在に嵌合している。
【００４３】
図６に示すように、サブアーム４が外部側へ回動した際の回動限度を定めるために、サブアーム４が当接してそれ以上回転しないようにストッパ３２ｂが設けてある。このストッパ３２ｂはサブアーム枠側取付具３２に一体又は溶着されており、サブアーム４の回動軌跡上へ突出している。
【００４４】
（錘の配置構成）
上述した障子が風力の大きさにより開放された状態を保ち、一定風力以上で閉まるようにするための、障子の框の設計においては框の形状、ガラスの位置、ガラスの厚み等に制約を受ける。
【００４５】
そこで、上述の制約を回避するには障子に錘を付すことは有効である。しかし乍ら、障子の外部に露出して錘を付すとどうしても多かれ少なかれ美観を損ずる。
【００４６】
そこで、この実施の形態では錘を障子の框内に設ける。
【００４７】
この実施の形態では捨て錘と調整用錘を設ける。これらの錘は美観を損しないように、且つ自然風力換気窓の機能を達成するためのものである。ここで捨て錘は障子の重心位置を移動させる為の錘であり、調整用錘は窓を製作時の製作誤差による障子開閉動作のばらつきを微調整する。また、調整用錘は窓の経年による歪、摩耗等による開閉動作のばらつきを補正するものである。
【００４８】
上記のため調整用錘は位置を調整可能に障子に装着されるものである。
【００４９】
捨て錘５２，５３は図３、図５、図６、図７に２重斜線を付して示すように竪框２１の中空部２１ｅに挿入されている。図３に示すように捨て錘５２，５３は竪框２１の内面材２１ａ、外面材２１ｂの中空部構成材に接する大きさの断面四角形である。この捨て錘５２，５３の断面形状は中空部２１ｅに挿入できれば制約はなく、障子重心位置の移動量を所期のものとすることを期して定められる。
【００５０】
図６に示すように側面から見ると捨て錘５２はメインアーム障子側取付具１４の位置とサブアーム障子側取付具２８の位置間にわたっている。また、捨て錘５３は竪框２１と下框２３との仕口からサブアーム障子側取付具２８の位置間にわたっている。捨て錘５２，５３は夫々竪框２１の外周材２１ｄを挿通してねじ込まれた小ねじ５７（図３参照）により竪框２１に固定されている。
【００５１】
捨て錘５４は図４、図５、図６、図７に２重斜線を付して示すように上框２２の中空部２２ｉに挿入されている。ここで、中空部２２ｉは図４に示すように内面材２２ａ、外面材２２ｂ、外周材２２ｇ、内周材２２ｈでほぼ方形に囲まれて構成されている。上框２２と竪框２１を竪框勝に仕組む仕口において両框を結合するためのタッピンねじをねじ込むタッピング穴２２ｑ（図７参照）が夫々外周材２２ｇ、内周材２２ｈの中空部側に設けてある。
【００５２】
従って、捨て錘５４の形状を簡単な形状である断面四角としているので捨て錘５４は上述のタッピング穴２２ｑを構成する部分に干渉しない大きさとしている。捨て錘５４は外面材２２ｂ、内周材２２ｈに接している。捨て錘５４は上框２２の長手方向の全長近くまで配設してある。
【００５３】
捨て錘５５は図４、図５、図６、図７に２重斜線を付して示すように下框２３の中空部２３ｅに挿入されている。ここで、中空部２３ｅは図４に示すように内面材２３ａ、外面材２３ｂ、外周材２３ｃ、内周材２３ｄでほぼ方形に囲まれて構成されている。下框２３と、竪框２１を竪框勝に仕組む仕口において両框を結合するためのタッピンねじをねじ込むためのタッピング穴２３ｑ（図７参照）が外面材２３ｂと内周材２３ｄの中空部側に設けてある。
【００５４】
従って捨て錘５５の形状を簡単な形状である断面四角としているので捨て錘５５は上述のタッピング穴２３ｑを構成する部分に干渉しない大きさとしている。捨て錘５５は内面材２３ａ、外周材２３ｃに接している。捨て錘５５は下框２３の長手方向の全長の近くまで配設してある。
【００５５】
（メインアーム、サブアームの取付位置）
本実施の形態のメインアーム３、サブアーム４の取付位置について説明する。図８、図９は摸式的に示す本発明の自然風力換気窓の見込方向縦断面図であり、図８は障子２が閉じた状態、図９は障子２が開いた状態を示す。
【００５６】
力学的に説明するため、既述したピン１７はメインアーム障子側支点３ａ、ピン２６はメインアーム枠側支点３ｂ、ピン３１はサブアーム障子側支点４ａ、ピン３４はサブアーム枠側支点４ｂと表現する。
【００５７】
図８に示すように障子２が閉じられている際は、障子２は直立している。そのときの障子２の重心ＣＧは障子上下方向のほぼ中心、ガラス面の室内側寄りにある。説明を簡単にするため、この重心ＣＧをとおり、壁面に平行な垂直平面ＰＬ上にメインアーム障子側支点３ａ、サブアーム障子側支点４ａが位置するとする。そして、前記平面ＰＬよりも室内側にメインアーム枠側支点３ｂ、サブアーム枠側支点４ｂが位置する。ここで、メインアーム３が前記平面ＰＬとなす角をθ１、サブアーム４が前記平面ＰＬとなす角はθ２である。障子側支点３ａ，４ａを中心として平面ＰＬから反時計回りの夫々のアーム３，４のなす角を正角とすると、角θ１，θ２を正角とする。障子側支点３ａ，４ａが障子重心をとおる平面ＰＬよりも外部側にあっても差支えはないが、枠側支点３ｂ，４ｂは室内側になければならない。上述において、角度θ１，θ２は何れも小さくθ２＜θ１である。
【００５８】
本例では障子２の重心ＣＧはメインアーム障子側支点３ａ、サブアーム障子側支点４ａよりも下方にある。このため、サブアーム４の長さを大きくでき、障子２が開いた状態におけるサブアーム４とサブアーム障子側支点４ａをとおる垂線のなす角α２（図９）を小さくとれる。
【００５９】
ここで、障子２が閉まった状態において障子２を開こうとする力についてみると、平面ＰＬ上に障子両支点３ａ，４ａがある条件では障子２の重量Ｗは支点３ａ，４ａには夫々Ｗ／２が加わる。そこで、支点３ａに加わる荷重Ｗ／２をメインアーム３に沿う力とメインアーム３に直交する力に分解すると、メインアーム３に直交するする力はＷ／２・ｓｉｎθ１となる。メインアーム３の長さ（支点３ａ，３ｂ間の距離のこと）をＬ１（不図示）とすると、障子２の荷重によりメインアーム３を枠側支点３ｂを中心にして外部側へ回転しようとするモーメントＭ１＝Ｌ１・Ｗ／２・ｓｉｎθ１となる。また、支点４ａに加わる荷重Ｗ／２をサブアーム４に沿う力とサブアーム４に直交する力に分解すると、サブアーム４に直交する力はＷ／２・ｓｉｎθ２となる。サブアーム４の長さ（支点４ａ，４ｂ間の距離のこと）をＬ２（不図示）とすると、障子２の荷重によりサブアーム４を枠側支点４ｂを中心にして外部側へ回転しようとするモーメントＭ２＝Ｌ２・Ｗ／２・ｓｉｎθ２となる。
【００６０】
障子２が開くとき、メインアーム３、サブアーム４は枠側支点３ｂ，４ｂを中心にして反時計回りに回動して夫々ストッパ１８ａ，３２ｂに当接して停止し、図６、図９（図９ではストッパは図略）の位置となる。ここで、無風状態で換気が行われる。
【００６１】
障子２が開いてストッパ１８ａ，３２ｂにメインアーム３、サブアーム４が当接した状態での力の均衡は次のとおりである。メインアーム障子側支点３ａとサブアーム障子側支点４ａとの水平距離をＭ、障子重心ＣＧとメインアーム障子側支点３ａとの水平距離をＮとすると、メインアーム障子側支点３ａに加わる垂直荷重をＰ１、サブアーム障子側支点４ａに加わる垂直荷重をＰ２、として、Ｐ２−Ｐ１＝Ｗ Ｐ２・Ｍ＝Ｗ・Ｎであるから、Ｐ２＝（Ｎ／Ｍ）・Ｗとなる。また、メインアーム障子側支点３ａには障子２の重量に基づいて上向きの力が加わる。上向きの垂直荷重Ｐ１＝Ｗ・（Ｎ−Ｍ）／Ｍである。そこで、この荷重Ｐ１のメインアーム３に直交する成分はメインアーム障子側支点３ａを頂点とするメインアーム３と垂線のなす角をα１とすると、Ｐ１・ｓｉｎα１＝（Ｗ・（Ｎ−Ｍ）／Ｍ）・ｓｉｎα１
そこで、障子２の上側はメインアーム枠側支点３ｂを中心としてＭ３＝（Ｗ・（Ｎ−Ｍ）／Ｍ）・ｓｉｎα１・Ｌ１なるモーメントが働き障子２の上側を閉めようとする力が生じている。
【００６２】
ここでサブアーム障子側支点４ａには障子２の重量に基づいて生ずる荷重は下向きであるのでサブアーム４には反時計回りのモーメントＭ４が生じ障子２が開く方向に働く。
【００６３】
障子２を開こうとするモーメントＭ４は力Ｐ２の方向とサブアーム４のなす角をα２とすると、Ｍ４＝Ｐ２・ｓｉｎα２・Ｌ２ここで、Ｌ２はサブアーム４の支点４ａ，４ｂ間の距離である。そして、Ｍ３＜Ｍ４となるように設定されており、且つこれらの差を小さなものとしてある。それ故、無風時は、障子２が開いた状態で障子２が閉まる方向へ移動しないようになっている。
【００６４】
上述のような点を勘案してメインアーム３、サブアーム４の長さ、支点３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ位置を設定する。
【００６５】
このような設定により、無風時に障子２は閉めた位置から自然に緩やかに開く。そして、例えば、障子２の外部側から障子２面に交叉方向から風が吹き付けると風圧によって障子２は閉まる。その閉まり方は、図９においてメインアーム３が枠側支点３ｂを中心にして時計回りに回動し、サブアーム４は枠側支点４ｂを中心に時計回りに回動するものである。そこで、強い風であると障子２は閉ってしまう。然し乍ら微風の際は障子２は少し開いた状態であって外気は室内側へ吹き込む。この微風によっても障子２が閉まるのは、サブアーム障子側支点４ａが障子重心ＣＧよりも上にあって前記角α２が小さく、且つ、障子２の全面に加わる風力が室内側へ向う力となるためである。なお、且つメインアーム３が室内側へ向って回動しようとする釣合状態であるためである。
【００６６】
なお、障子２は開閉装置を付さないでも、窓の風力等で自然に開閉換気するものであるが、自然換気動作を邪げない開閉装置を付し、或いは暴風雨に備えて締り装置を備えてもよい。
【００６７】
なお、上記においてメインアーム３、サブアーム４は障子２の左右に配設されているので、障子２の重量Ｗにより発生するメインアーム３、サブアーム４に加わる荷重は左右一対宛てのメインアーム３、サブアーム４で担持するものである。
【００６８】
（建物に備えた場合の自然風力換気窓）
図１０から図１２に自然風力換気窓について動作を説明する。図において建物４１の外壁の上部には上述した本発明の自然風力換気窓Ｄ（Ｄ１，Ｄ２）が設けてある（障子２のみ示す）。ここでＤ１は風上側、Ｄ２は風下側に配置した窓Ｄである。この窓Ｄは通常建物の上部に設ける。この窓Ｄは対向する壁面に夫々設けるが建物４１の全周に設けても良い。符号３７は建物４１の床面に置かれた発熱体である。ここで発熱体３７とはＯＡ機器、ストーブ、エアコンの室内側熱交換器等の例がある。また、建物４１の下部には吸気を行うように、例えば外壁にルーバ（図示されない）等が設けてある。この吸気は「吸気」の文字と黒角点の連鎖で示す。
【００６９】
図１０は無風状態で発熱体３７が動作しているときを示す。窓Ｄ１，Ｄ２共障子２は無風状態では一定量開いている。この障子２の開放は障子２の重量と窓Ｄの構成によっている。発熱体３７で加熱された空気は図示黒丸の点の連鎖で表したように上昇し天井に沿って窓Ｄ１，Ｄ２に向い排気される。同時に吸気が行われる。
【００７０】
図１１は一定風速以下の風３８が一方の窓Ｄ１に吹きつける場合を示す。この場合に風上側は障子２に対して正圧を加えることになる。しかし、風力が小さいため、障子２は閉じないか閉じても全閉はしない。そこで黒角の点線で示すように風上側から窓を通じて室内へ外気が入る。このため、発熱体３７から上昇してくる暖気と室内へ進入した外気は混合し風下側の窓Ｄ２から排出される。
【００７１】
図１２に示すように風上側から一定風速以上の風３９が吹くと風上側の窓Ｄ１は障子２が閉まり、外気は室内に進入しない。一方、風下側の窓Ｄ２外は負圧となるので障子２は開いたままである。従って、発熱体３７からの内部発熱等は風下側の窓Ｄ２を通じて排気される。
【００７２】
上述の無風、一定風速以下の風、一定風速以上の風の換気量をみると、無風時は風上、風下の窓から排気される。即ち、排気する窓は２個所である。即ち、無風以外の場合に比して排気開口面積は２倍である。一定風速以下の風の場合は、風上側の障子２は全開から開度を小さくした開度で開き外気がわずかしか室内へ入らない。そして一定風速以下の場合の風下側の窓は全開しているが風下の負圧が小さいので１つの窓としての排気量はそう大きくはならない。一定風速以上の風の場合は、風上側の障子２は閉じている。そして、内部発熱体３７の内部発熱等は風下側に生ずる負圧が大きくなるので無風時の１つの窓から排気する空気の量よりも大きな量の内気が風下側の窓Ｄ２から排気される。
【００７３】
上述の観点から見ると分かるように無風時、一定風速以下の風の吹くとき、一定風速以上の風の吹くときに換気量を均等化の方向へ障子の開閉、開度が変更されることが分かる。従って中間期（４〜６月、９〜１１月）等に、利用することで空調負荷の低減が図れる。
【００７４】
また、室内に吹き込もうとする一定風速以上の風においては障子が風力のみで自動的に閉まり、室内に吹き込もうとする風が一定風速以下になると動力を用いることなく、又、手動操作をすることなく自動的に障子が開くので、これまで、まれに吹き込む風のために断念していた、窓を開けての換気が可能となる。但し、強風時には風力の消長が大きいので開閉装置、締り装置で障子を閉めておく必要がある。
【００７５】
上述では自然風力換気窓Ｄは建物の外部に面して取り付けられた窓枠とした構成であるが建物に代えて部屋でもよい。即ち、部屋の外に廊下又は他の部屋がある場合において、廊下又は他の部屋が外部側に面する通常の窓を有して、この窓開放時において、風は吹き込むので建物の外部側に面しない部屋の風上となる窓に設ける場合も有効である、また、風下側の窓であって廊下又は他の部屋に面している場合も自然風力換気窓を設けてもよい。
【００７６】
本発明の上記作用効果に対して従来の外辷り出し窓では図１３に示すように開閉装置（自動、手動）によって障子２′は一定開度に保たれる。また、障子２′は上端が竪枠に沿って上下する構成であるため外部から見込方向内部側へ向って加えられる外力（風上側の一定風速以上の風等）によっても機構上閉まるおそれが小さく、また、この特性を生かした窓とされていた。そこで一定風速以上の風３９が吹くと、風上側の窓は障子２′が開いたままであるため、室内へ吹き込み、室内の気圧を高め風下側の窓から排気して室内を著しく換気してしまう。このとき、吹き込んだ風で室内環境を乱す。そして室内にても風が舞う状態となったりして机の上の書類等が飛ぶ。そこで、屋内での作業や、生活に煩わしさが発生し、支障をきたす場合がある。そのため、やむを得ず少なくとも風上側の障子２′を閉めてしまう。または同障子２′を閉めてしまう必要がある。従って、一旦風上側の障子２′を閉めてしまうと、一定風速以上の風が吹かなくなっても該障子２′は閉めたままとなりがちであるので発熱体３７からの内部発熱等に対して空調装置を作動する必要が出てくる。
【００７７】
（捨て錘による重心移動）
次に自然風力換気窓において、下記２点についての解決方法を述べる。
【００７８】
（１）障子が意匠上の制約を受けて、障子の重心位置及びメインアーム・サブアームの形状及び取付位置を得られない場合、ある定められた風速の風で、開いた障子を閉める事が可能な方法。
【００７９】
（２）障子を構成する、上框・竪框・下框が同じもので構成された障子でも、障子の幅と高さの寸法の違いや、またガラスの厚さの違い（となり合わせたサッシでも、防火法規により片や単板ガラス、片や網入りガラスという場合がある。）等で、障子の重心位置、重量がまちまちになるものに対し、ある定められた風速の風で、開いた障子を閉める条件を満たし、統一されたメインアーム３、サブアーム４の形状、サッシへの取付け位置を採用する方法。
【００８０】
上記（１）（２）の説明の前に、障子２が無風時に、閉状態から自然に開き、そこから風が吹いて閉まる状態を設計する根本となる条件について述べる。
【００８１】
図１４、図１５は、同一の自然風力換気窓が閉じた状態と開いた状態を示している。ここでメインアーム３、サブアーム４の延長線上の交点である瞬間回転中心Ｃより障子２の重心ＣＧの位置が水平方向で右側に位置している。この状態が障子２は開き勝手にあることを示し、図とは逆に重心位置が該中心Ｃより左側に位置する場合は、障子２は閉まり勝手にある。また、図１４の瞬間回転中心−障子重心間の水平距離（Ａ）と図１５の障子２が開いた場合の該距離（Ｂ）を比較すると、Ａ＜Ｂで、障子２の重量をＷとすると、Ａ×Ｗ＜Ｂ×Ｗとなり、瞬間回転中心−重心間の水平距離（Ａ、Ｂ）に障子の重量を乗じた値をここでは、『回転トルク』とするが、この回転トルクが大きい方が、障子２の開き勝手が強いということになる。この回転トルクが、障子２が開いた状態から閉まる方向に受けた風で発生するモーメント（以下『閉鎖モーメント』よりも小さければ、開いた障子２は風で閉まるということとなり、あらかじめどれくらいの風で閉まるかを定めれば、風により発生するモーメント（閉鎖モーメント）が定まり、障子２が閉鎖状態から開放状態までのあらゆる局面で、この数値以下となるように、障子２の重心位置及びメインアーム３、サブアーム４の形状と、サッシへの取付け位置を決めて行くことにより、あらかじめ定めた風で障子を閉鎖することが可能となる。ただし実際の設計ではさらに、メインアーム３、サブアーム４の軸部の回転抵抗等を加味し、設計を行う必要がある。
【００８２】
以下、前段で述べた、（１）（２）について、説明をする。
【００８３】
（１）について
今、サッシの意匠上の制約により、図１４、図１５において、あらかじめ定められた風により障子２に発生する閉鎖モーメントに対し、以下の条件があるとする（障子重量は、Ｗとする）。
【００８４】
Ａ×Ｗ（障子閉鎖時の回転トルク）＜閉鎖モーメント・・・・・図１４
Ｂ×Ｗ（障子開放時の回転トルク）＞閉鎖モーメント・・・・・図１５
ここで、あらかじめ定められた風で障子２が閉まるようにするためには、意匠上の制約により、メインアーム３、サブアーム４はいじれないので、図１６のごとく、下框２３に重量△ｗの錘（捨て錘５５）を付加して障子２の重心位置を符号６３から６４へ移動することにより
Ｂ′×Ｗ（障子閉鎖時の回転トルク）＜閉鎖モーメント・・・・・図１６となる。
【００８５】
図１５で満たせなかった条件を図１６では満たすことを可能としている。この際、図１６の状態はもちろん実際の設計では閉状態から開放状態のあらゆる局面で条件を満たすように重心位置を移動することが、必要である。
【００８６】
ここで、重心位置を移動するための基本式を挙げる。
【００８７】
物体の重心位置（ここではｙ方向について述べる ｙｏ：Ｙ方向重心位置）は、
ｙｏ＝断面１次モーメント（断面積：Ａ×重心位置：Ｙ）／断面積：Ａ
である。
【００８８】
また、二つ以上の物体からなる重心位置は、
ｙｏ＝｛（Ａ１×Ｙ１）＋（Ａ２×Ｙ２）＋・・・・（Ａｎ×Ｙｎ）｝／
（Ａ１＋Ａ２・・・・Ａｎ）
となる。
【００８９】
これで、Ａ１、Ｙ１を障子として、Ａ２、Ｙ２を錘とすると、錘（捨て錘）を付加した障子の重心位置が求められる。つまり、図１６であれば、下の条件を満たす錘（捨て錘）５５を付加すればよい。Ｘ方向に対しても同様である。（但し、この際も前段で述べたメインアーム３、サブアーム４の軸部の回転抵抗等を下の条件に加味する必要はある。また例では下框２３であるが竪框２１、上框２２に錘（捨て錘）を付加する場合もあり、框の見付面の見えがかり部分より、見え隠れ部分に錘（捨て錘）を付加することが意匠上よく、望まれる。
【００９０】
閉鎖モーメント≦Ｂ′×（Ｗ＋△ｗ）・・・・・△ｗ：錘（捨て錘）の重量
（２）について
（２）についても（１）で述べたように、障子の閉状態から開放時のあらゆる局面での回転トルク＜閉鎖モーメントとなる条件を満たせばよい。但し、前段で述べたメインアーム３、サブアーム４の軸部の回転抵抗等を下の条件に加味する必要はある。
【００９１】
また、障子を構成する、上框、竪框、下框が同じもので構成された障子で幅・高さのサイズも同じでも、ガラス厚さの違いにより障子の重心位置、重量が異なる場合がある。又、四節連鎖機構による外辷り出し窓を自然風力換気窓とする場合、障子の形式、例えばガラス位置が図１７、図１８に示すガラス５が障子２の外部側又は図１９、図２０に示す障子２の框内にある場合がある。建物にこのサッシが横並びに設置される場合、風に対する障子の挙動をそろえることを求められることがある。この場合は、重量の軽い方の障子の重量を重い方のものと同じになるように錘（捨て錘）を付加しつつ、重い方の重心位置と同じ位置となるようにする。つまり錘（捨て錘）を框に付加することで、メインアーム・サブアームのサイズや取付け位置を同一としておけば、風に対する挙動をそろえることができる。
【００９２】
上述のように、框の中空部内に捨て錘を設けると、サッシの意匠を害することなくサッシ断面の設計の自由度が得られ、各種のサッシに対応できる。
【００９３】
（調整用錘）
本実施の形態では図３、図４に示すように調整用錘を用いている。ここで、図３、図４では調整用錘６０，６１，６２は夫々１個であるが、図示はこれら錘を移動限度に位置する２個所に夫々示してある。設計者は自然風力換気窓が一定風力以下で開き、一定風力以上で閉じるように計画する。そこで上述した捨て錘５２〜５５を全部設け、又は捨て錘５２〜５５を選択的に設ける。しかし乍ら、製作誤差、メインアーム３、サブアーム４の取付部の摩擦トルクのばらつき等で設計値から外れた仕様となり、窓の開閉動作が期待の動作から外れることがある。このとき、調整用錘６０，６１，６２を位置を移動可能に設ける。ここで、調整用錘６０は竪框２１に設けられ、調整用錘６１は上框２２に設けられ、調整用錘６２は下框２３に設けられている。
【００９４】
また、経年により自然風力換気窓の形状の狂い、メインアーム３、サブアーム４の取付部の摩擦トルクの変化により、同じ風力による開閉状態が変化することに対しても錘を調整する必要があり、調整用錘６０，６１，６２を設ける。
【００９５】
竪框２１に保持する調整用錘６０は竪框２１の見込方向で室内側にある。また、竪框２１内に設けた捨て錘５２，５３より見込方向で室外側から室内側にわたって移動可能である。
【００９６】
竪框２１に設ける調整用錘６０は障子２の重量Ｗと障子２に設けた捨て錘５２〜５５の重量に基づく障子２の重心を見込方向移動させる効果がある。効果は特に竪框２１に設けた捨て錘５２，５３の重量が設計上の狙いから外れ所望よりも不足していたとしても、捨て錘５２，５３よりも調整用錘６１が見込方向の室内側に移動可能であるので障子２の重心ＣＧを室内側へ移動するためには捨て錘５２，５３の不足分よりも小さい重量の調整用錘６１で足りるものである。なお、捨て錘５２，５３の何れか１つ（左右両端では２つ）を設けるようにしてもよい。
【００９７】
上框２２に保持する調整用錘６１は上框２２の見込方向で室内側にある。また、上框２２内に設けた捨て錘５４より見込方向で室内側にある。
【００９８】
上述の点より、上框２２に設ける調整用錘６１は障子２の重量Ｗと障子２に設けた捨て錘５２〜５５の重量に基づく障子２の重心を障子２に沿って上方及び見込方向室内側へ移動させる効果がある。効果は特に上框２２に設けた捨て錘５４の重量が設計上の狙いから外れ所望よりも不足していたとしても、捨て錘５４よりも調整用錘６１が見込方向の室内側にあるので障子２の重心ＣＧを室内側へ移動するためには捨て錘５４の不足分よりも小さい重量の調整用錘６１で足りるものである。
【００９９】
下框２３に保持する調整用錘６２は下框２３の見込方向で室内側にある。また、下框２３内に設けた捨て錘５５より見込方向で室内側にある。
【０１００】
下框２３に設ける調整用錘６２は障子２の重心Ｗと障子２に設けた捨て錘５２〜５５の重量に基づく障子２の重心を障子２に沿って下方及び見込方向室内側へ移動させる効果がある。その効果は特に下框２３に設けた捨て錘５５の重量が設計上の狙いから外れ所望よりも不足していたとしても、捨て錘５５よりも調整用錘６２が見込方向の内部側にあるので障子２の重心ＣＧを室内側へ移動するためには捨て錘５５の不足分よりも小さい重量の調整用錘６２で足りるものである。
【０１０１】
上述において、捨て錘５２〜５５、調整用錘６０，６１，６２の材質は防食と重量を得る点でステンレス鋼が適当であるが、他の金属の場合、合成樹脂、セラミック等であってもよい。
【０１０２】
ここで本発明のこの実施の形態では調整用錘は見込方向に位置を調節可能に設けられている。
【０１０３】
なお、上述のように実施の形態では捨て錘５２〜５５を用いている。捨て錘５２〜５５を設けると、調整用錘６０，６１，６２は、障子の重心ＣＧの位置が捨て錘５２〜５５によっても設計上障子２の開閉動作が狙いから外れた場合に比較的小さな錘を用いて障子２の開閉動作を修正できる。
【０１０４】
しかし、本発明の実施の形態では調整用錘によって障子２の開閉動作を所望のものとできる。この場合、捨て錘５２〜５５は全て、又は一部をなしで構成できる。
【０１０５】
このように捨て錘の有無にかかわらず、四節連鎖機構において障子は、１つのリンクであるから、リンクとしては捨て錘、調整用錘及び障子構成部材である框、ガラス、グレージングビード、結合部材を加えた部材として扱われる。従って、捨て錘はなくも、調整用錘を見込方向の位置で中間位置に位置した状態で自然風力換気窓として設計上の目標を設けることができる。
【０１０６】
このような調整用錘を用いた本発明の実施の形態は捨て錘の有無にかかわらず成立し、その要部は次のとおりである。
【０１０７】
（１）部屋又は建屋としての建物４１の外部に面して取り付けられる窓枠１と、窓枠１に納まり窓を閉めた状態と窓枠１から外部へ向って辷り出して開く障子２を有する自然風力換気窓であって、調整用錘６０，６１，６２を障子２の位置を調節可能に取り付ける調整用錘６０，６１，６２の取付部である調整用錘取付台座２１ｈ，２２ｋ，２３ｍを備えた框２１，２２，２３を有する障子２と、調整用錘６０，６１，６２の取付部に位置を調節可能に取り付けられた調整用錘６０，６１，６２と、障子２の調節用錘６０，６１，６２の取付部に位置を調節して調整用錘６０，６１，６２を取り付ける調整用錘の取付手段と、窓枠１の両側の堅枠１１と、障子２の竪框２１間に夫々設けられ竪框２１上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において堅枠１１に枢着された短い長さのメインアーム３と、竪框中間部に一端が枢着され他端が竪枠下部に枢着されメインアーム３よりも長い長さのサブアーム４とを有し、障子２を閉めた状態において、各アーム３，４は夫々ほぼ垂直方向を向いて、各アーム３，４の竪框２１への枢着位置が各アーム３，４の竪枠１１への枢着位置の上方に位置し、障子２の重量による各アーム３，４を付勢する力を調整用錘６０，６１，６２の位置により調節する自然風力換気窓。ここで、調整用錘６０，６１，６２は全部又は一部を選択的に設ける。
【０１０８】
（２）中空部２１ｅ，２２ｉ，２３ｅを有し、中空部２１ｅ，２２ｉ，２３ｅに捨て錘５２〜５５を内蔵した框２１，２２，２３を備えた障子２を有し、障子２の重量と捨て錘５２〜５５の重量による各アーム３，４を付勢する力を調整用錘６０，６１，６２の位置により調節する（１）に記載の自然風力換気窓。
【０１０９】
（３）調整用錘６０，６１，６２の取付部は調整用錘６０，６２を見込方向に移動できる長さの面を有する錘取付台座２１ｈ，２３ｍを有し、錘取付台座２１ｈ，２３ｍに見込方向に間隔をおいて調整用錘６０，６１，６２の錘取付台座２１ｈ，２３ｍへの取付部材である小ねじ６５の係合部であるめねじ２１ｊ，２３ｓを有する（１）又は（２）に記載の自然風力換気窓。なお、上框２２について調整用錘６１は錘取付台座２２ｋと該錘６１を間にして対向する上板２２ｍに設けためねじ２２ｎに小ねじをねじ込み該錘６１を加圧又は該錘６１に設けた穴に該小ねじの先端を嵌合する。
【０１１０】
（４）調整用錘の取付手段は、後述する平行移動装置である。
【０１１１】
（５）平行移動装置は後述するように、ラックピニオンと巻掛伝動装置の組合せである。
【０１１２】
自然風力換気窓の障子重心位置変更機構の詳細についてのべる。
【０１１３】
本発明の実施の形態は障子２を閉めた状態において、各アーム３，４は夫々ほぼ垂直方向を向いて、各アーム３，４の竪框２１への枢着位置が各アーム３，４の竪枠１１への枢着位置の上方に位置し、障子２の重量による各アーム３，４を付勢する力を調整用錘６０，６１，６２の位置により調節する。
【０１１４】
実施の形態１は調整用錘６０，６１，６２の取付部は調整用錘を見込方向に移動できる長さの面を有する錘取付台座を有し、錘取付台座に見込方向に間隔をおいて調整用錘の錘取付台座への取付部材としてのねじ部材の係合部としての穴を有する。この穴はめねじである。
【０１１５】
（ａ）竪框における調整用錘の構成
図３に示すように竪框２１の中空部２１ｅの隣に障子内に向って中空部２１ｇが設けてある。中空部２１ｅ，２１ｇを構成するための外面材２１ｂは見込方向同一位置にある。中空部２１ｇは中空部２１ｅよりも見込方向長さが長い。
【０１１６】
中空部２１ｇの見込方向の長さは調整用錘６０の見込方向厚さよりも大きい。実施例では調整用錘６０の見込方向の厚さに対して中空部２１ｇの見込方向の長さは約３倍である。また、本例では調整用錘６０は上下框２１，２２間にわたる長さを有するが長さは短くてもよく限定はされない。中空部２１ｇを構成する障子内周側の内周材である錘取付台座２１ｈの内部側端から更に内周側へ突条２１ｉが突出して突条２１ｓとなっている。外面材２１ｂは錘取付台座２１ｈよりも内周側へ突出している。突条２１ｉ，２１ｓは錘取付台座２３ｈの両端を画し障子内まであり、錘６０が見え難いように目隠しとなっている。錘取付台座２１ｈには同一高さで見込方向に複数のめねじ２１ｊ列が竪框２１の上下一個所宛に設けてある（図４参照）。そして、見込方向で同一位置にある上下のめねじ２１ｊに調整用錘６０を挿通して小ねじ６５を錘取付台座２１ｈのめねじ２１ｊにねじ込み調整用錘６０を固定する。調整用錘６０の位置を変更するには小ねじ６５を取り外して、調整用錘６０を見込方向で他の位置にあるめねじ２１ｊ上に移動し調整用錘６０を挿通して小ねじ６５を錘取付台座２１ｈにねじ込む。
【０１１７】
上述のとおり、調整用錘６０の位置を見込方向へ移動することにより、障子重心ＣＧを見込方向へ移動できる。従って、調整用錘６０の重量を変更するために断面とか長さ材質を変えることなく、広い範囲に障子重心位置を変更できる。
【０１１８】
なお、調整用錘６０は長さを短くして見込方向幅を大きくし、竪框２１に上下方向位置を調節可能に設けてもよい。
【０１１９】
（ｂ）上框における調整用錘の取付構成
図４に示すように上框２２の中空部２２ｉの室内側に隣接して中空部２２ｊが設けられている。中空部２２ｉは上框２２の長さと等しい長さを持っている。中空部２２ｊの両端開口は竪框２１によって塞がれていない。なお、既にのべたように上框２２と竪框２１との仕口は竪框勝である。中空部２２ｊの見込方向の大きさは、内部に収納する調整用錘６１の見込方向厚さよりも大きい。実施例では中空部２２ｊの見込方向の寸法は調整用錘６１の見込方向の厚さの約３倍となっている。上框２２の内周材２２ｈと同一面上に内周材２２ｈの一部と併せて調整用錘取付台座２２ｋが内部側へ延ばして設けられている。この台座２２ｋは中空部２２ｊを構成するための下側の部材である。中空部２２ｊは上記台座２２ｋ、上板２２ｍ、内面材２２ａ、第２の内面材２２ｐで構成されている。中空部２２ｊを構成するための上板２２ｍには見込方向の一直線上にめねじ２２ｎ列を有する。めねじ２２ｎ列は上框２２の左右両端に配列されており、この左右におけるめねじ２２ｎ列の個々のめねじ２２ｎの位置は見込方向では各々同じ位置にある。このめねじ２２ｎにねじ込んだ図示されない小ねじで調整用錘６１を押し付ける。又は、調整用錘６１に該小ねじの挿入する穴を設けておいて該穴に小ねじを挿入する。
【０１２０】
従って、調整用錘６１を見込方向に平行移動して、移動した位置において、めねじ２２ｎに図示されない小ねじをねじ込んで調整用錘６１を調整用錘取付台座２２ｋに押圧して、調整用錘６１を上框２２に固定する。
【０１２１】
調整用錘６１の両端は中空部２２ｊの両端又は両端近くにあるか、もしくは中空部２２ｊからわずかに突出している。調整用錘６１の移動はめねじ２２ｎにねじ込んである小ねじを弛めるか、ぬいてから、調整用錘６１の両端を工具又は指先で見込方向に移動する。移動後、めねじ２２ｎに小ねじをねじ込んで調整用錘６１を固定する。又は、調整用錘６１の室内側の面にめねじを設け、このめねじと一致する位置において、第２の内面材２２ｐに穴をあける。そして、第２の内面材２２ｐの穴を挿通して調整用錘６１のめねじに長ねじをねじ込む。長ねじを前後することにより調整用錘６１の位置を変更する。
【０１２２】
上述のとおり調整用錘６１の位置を見込方向へ平行移動することにより障子重心ＣＧを見込方向へ移動できる。従って、調整用錘６１の重量を変更するために錘の断面とか長さ材質を変えることなく、広い範囲に障子重心位置を変更できる。調整用錘６１は障子２の上部で室内外にあるため、障子重心ＣＧ位置を室内側へ移動する効果が大きい。
【０１２３】
竪框２１と上框２２の仕口は竪框勝である。竪框２１により中空部２２ｉの端部はふさがれている。
【０１２４】
（ｃ）下框における調整用錘の取付構成
図４に示すように下框２３の中空部２３ｅ上には隣接して中空部２３ｋが設けられている。中空部２３ｋの上部を構成する部材はほぼ水平な調整用錘取付台座２３ｍとなっている。この台座２３ｍは下框２３の内周材２３ｄ（中空部２３ｅの上部を構成する範囲の部材）の見込方向幅よりも大きく、且つ、室内側へ延出している。なお、中空部２３ｅは内面材２３ａ、外面材２３ｂ、外周材２３ｃ、内周材２３ｄでほぼ四角形に構成されている。外面材２３ｂと同一面で中空部２３ｋの外面を構成する外面材２３ｎ及び突条２３ｐが設けてある。この突条２３ｐと対向して室内側には台座壁２３ｒが設けてある。中空部２３ｋは外面材２３ｎ、台座２３ｍ、内周材２３ｄと同一面で室内側へのびる下面材２３ｔ、下面材２３ｔ端より立上がる内面材２３ｕ、台座壁２３ｒと内面材２３ｕの頂部を結合する天板２３ｖを有する。ここで、突条２３ｐと台座壁２３ｒの高さは同一高さにある。この高さは調整用錘６２の高さとほぼ同じである。
【０１２５】
竪框２１と下框２３の仕口は竪框勝である。竪框２１によりふさがれない範囲での中空部２３ｋの端部は図示されない栓でふさがれている。
【０１２６】
調整用錘取付台座２３ｍには見込方向一直線上にめねじ２３ｓ列が設けられている（図３参照）。めねじ２３ｓ列は下框２３の左右両端に配列されており、この左右におけるめねじ２３ｓ列の個々のめねじ２３ｓの位置は各々見込方向の同じ位置にある。このめねじ２３ｓに調整用錘６２に設けた不図示の穴を挿通して図示されない小ねじをねじ込む。
【０１２７】
従って、調整用錘６２を見込方向に平行移動して移動した位置において、めねじ２３ｓに図示されない小ねじをねじ込んで調整用錘６２を下框２３に固定する。
【０１２８】
調整用錘取付台座２３ｍは台座壁２３ｒ、突条２３ｐで画されているが、上方が開放されているので、調整用錘６２は容易に移動できる。
【０１２９】
上述のとおり調整用錘６２の位置を見込方向へ移動することにより障子重心ＣＧを見込方向へ移動できる。従って、調整用錘６２の重量を変更するために断面とか長さ材質を変えることなく、広い範囲に障子重心位置を変更できる。調整用錘６２は障子２を開くと、障子２の下部で外部側にあるため、障子重心ＣＧ位置を移動する効果が大きい
調整用錘６０，６１，６２は一部を選択的に設ける場合に、調整用錘を取り付けない框は調整用錘の取付部を設けない框としてもよいし、調整用錘の取付部を有する断面の框としてもよい。
【０１３０】
（実施の形態２）
この実施の形態２は調整用錘の位置調整の操作性を向上することを目的として、調整用錘の移動を無段で連続して行えるようにしたものである。障子２の框の断面は調整用錘の取付部を除くと実施の形態１の調整用錘を除いた断面とほぼ同一であるので、各框の断面が実施の形態１と異なる部分についてのべる。
【０１３１】
（１）竪框の断面
図２１に示すように内周材（図３の２１ｆに相当）は内部側へ延出されて調整用錘取付台座２１ｈが設けてある。捨て錘５２，５３を収容する中空部２１ｅと隣接して該台座２１ｈの一部を隔壁として中空部２１ｋが設けてある。中空部２１ｋは外面材２１ｂ、第２の内面材２１ｍ、上記台座２１ｈ、台座２１ｈに対向する側板２１ｒでほぼ四角形に構成されている。外面材２１ｂ、内面材２１ｍは障子内へ向って延び突条２１ｎ，２１ｐが設けられている。対向する突条２１ｎ，２１ｐ間にはカバー部材１２１が嵌め込まれている。中空部２１ｋに調整用錘６０が収容されている。
【０１３２】
上記において調整用錘取付台座２１ｈと側板２１ｒは平行しており、間隔は調整用錘６０の壁面に平行な方向（見付方向）の厚みより大きい。ここで、調整用錘６０と側板２１ｒ間には後述する調整用錘６０を微調整可能に移動するための平行移動装置が収容される。
【０１３３】
（２）上框の断面
図２２に示すように上框２２の中空部２２ｊを構成する上板２２ｍと調整用錘６１の上面とは間隔があいている。そして、上板２２ｍと調整用錘６１の間には後述の調整用錘を微調整可能に移動するための平行移動装置が収容される。
【０１３４】
ここで、中空部２２ｊを構成する第２の内面材２２ｐの丁度上部には突条２２ｒが設けられている。突条２２ｒと内面材２２ａ間にはカバー部材１２２が嵌め込まれている。中空部２２ｊは内面材２２ａ、調整用錘取付台座２２ｋ、第２の内面材２２ｐ、上板２２ｍで断面方形に構成されている。
【０１３５】
（３）下框の断面
図２３に示すように下框２３の中空部２３ｅを構成する内周材２３ｄは内部側へ下面材２３ｌ（エル）として延出されている。内周材２３ｄと下面材２３ｌ（エル）は併せて調整用錘取付台座２３ｍとなっている。中空部２３ｅの上部に内周材２３ｄを隔壁として設けられる中空部２３ｋは、調整用錘取付台座２３ｍ、外面材２３ｂ、第２の内面材２３ｕ、上板２３ｗにより構成されている。外面材２３ｂは上板２３ｗよりも上方へのびた突条２３ｘを有する。第２の内面材２３ｕは上板２３ｗより上方へのび突条２３ｙを有する。突条２３ｘ，２３ｙ間にはカバー部材１２３が嵌合している。
【０１３６】
上記において調整用錘取付台座２３ｍと上板２３ｗは平行しており、間隔は調整用錘６２の上下方向の厚みより大きい。ここで、調整用錘６２と上板２３ｗ間には後述する調整用錘６２を微調整可能に移動するための平行移動装置が収容される。
【０１３７】
（４）調整用錘の位置を微調整可能な取付手段
図２４、図２５は調整用錘の位置を微調整可能な取付手段を示している。
【０１３８】
調整用錘６０，６１，６２の取付手段は、調整用錘６０，６１，６２に設けたガイド部である戸車７２と、調整用錘６０，６１，６２のガイド部を案内する見込方向の戸車レール７３を有する調整用錘取付台座２１ｈ，２２ｋ，２３ｍと、この錘取付台座に設けられ調整用錘６０，６１，６２を見込方向に平行移動させる平行移動装置とを有する。
【０１３９】
平行移動装置は調整用錘６０，６１，６２に設けられた見込方向の一対の平行するラック６６と、夫々のラック６６に噛み合い框側に回転自在に取り付けられたギア６７と、各ギア６７と同軸に取り付けられギアと共に回転する従動プーリ６８と、各従動プーリ６８と、無端の可撓性条材としてのワイヤ７１を介して結合され框に回転自在に支持された駆動プーリ６９と、を有する。ここで、ラック６６、ギア６７、従動プーリ６８は調整用錘６０，６１，６２の長手方向の両端部に配されている。
【０１４０】
駆動プーリ６９を回転することにより調整用錘６０，６１，６２の位置を見込方向に変更可能である。
【０１４１】
前述した竪框２１の中空部２１ｋと側板２１ｒ（図２１参照）、上框２２の中空部２２ｊと上板２２ｍ（図２２参照）、下框２３の中空部２３ｋと上板２３ｗ（図２３参照）に夫々は配設される調整用錘の位置を微調整可能に移動する錘移動装置（平行移動装置）は機構上同様であるので下框に備える場合についてのべる。
【０１４２】
図２３、図２４、図２５は下框に適用した場合の三面図であって、図２３は側面図、図２４は正面図、図２５は平面図である。
【０１４３】
調整用錘６２の上面には見込方向に長いラック６６が固定されている。このラック６６は該錘６２の両端部に設けてある。ラック６６に噛み合うギア６７は上板２３ｗに回転自在に支持されている。ギア６７と一体のプーリ６８と離れた位置に設けたプーリ６９との間にはワイヤ７１が巻き掛けてある。プーリ６９は上板２３ｗに回転自在に取り付けてある。調整用錘６２の長手方向両端部には戸車７２が設けてある。戸車７２は調整用錘取付台座２３ｍ上を戸車レール７３を介して転動する。該台座２３上には、戸車７２をガイドする戸車レール７３が各戸車７２の両側に夫々設けてある。
【０１４４】
上記構成について詳細に説明する。図２６に図２４を拡大して一部を断面で示してある。プーリ６８と一体のギア６７は支軸７４に回転自在に嵌合している。支軸７４はつば７４ａを有し、つば７４ａでもってギア６７、プーリ６８の下方への移動を規制している。支軸７４は取付フランジ７５に嵌合固定されている。支軸７４はナット７６をねじ込まれて取付フランジ７５に固定されている。取付フランジ７５は円筒形嵌合部７５ａを有する。円筒形嵌合部７５ａは上板２３ｗに設けた穴２３ｗ１に嵌合している。穴２３ｗ１の直径はギア６７の外径よりも大である。取付フランジ７５は小ねじ７７を用いて上板２３ｗに固定してある。ここで、ギア６７及びプーリ６８は一体の金属製例えばステンレス鋼、又は樹脂製である。
【０１４５】
支軸７４は金属製例えばステンレス鋼、又は樹脂製である。取付フランジ７５は金属製例えばステンレス鋼、又は樹脂製である。ナット７６は金属製例えばステンレス鋼である。
【０１４６】
プーリ６９は例えば夫々無端のワイヤ７１を各プーリ６８との間に巻き掛ける溝が２列である。プーリ６９の一方の溝は調整用錘６２の一端側に設けたプーリ６８との間にワイヤ７１を巻き掛けてある。プーリ６９の他方の溝は調整用錘６２の他端側に設けたプーリ６８との間に前記ワイヤ７１とは別のワイヤ７１を巻き掛けてある。ただし、プーリ６８，６９間にワイヤを巻き掛ける方法は多様にあるので、他の方法でもよい。例えば１つの無端のワイヤを両端側のプーリ６８に夫々１回以上巻き付け、両端側のプーリ６８に平行掛けした片側のワイヤを中間のプーリ６９に１回以上巻付けて平行掛としてもよい。
【０１４７】
プーリ６９の軸部６９ａは取付フランジ７８に嵌合して回転自在に支持されている。プーリ６９は一体の軸部６９ａの上端につまみ７９が固定されている。取付フランジ７８の円筒形嵌合部７８ａは上板２３ｗに設けた穴２３ｗ２に嵌合している。取付フランジ７８は小ねじ８１でもって上板２３ｗに固定されている。つまみ７９は外周が六角形で六角レンチが嵌合するようになっている。又、つまみ７９の上端面には一文字溝が直径を横切って設けられており、この溝を用いてマイナスドライバでつまみ７９を回転することができ、又、つまみ７９の微調整の角度調整の目安となるようにしてある。
【０１４８】
戸車７２はその軸部７２ａが調整用錘６２の両端に夫々固定されている。戸車７２の軸部７２ａは調整用錘６２の見込方向幅の丁度中央に設けてある。戸車７２が戸車レール７３に接している状態では調整用錘６２の底面は調整用錘取付台座２３ｍに接していない。該台座２３ｍと該錘６２間に隙間ｇが設けてある。ラック６６の長さは少なくとも調整用錘６２の見込方向の幅以上ある。従って、調整用錘６２が戸車７２の軸７２ａを中心に傾いても調整用錘６２の下面が台座２３ｍに接触しないようになっている。本例においてはラック６６は調整用錘６２の見込方向幅を越えて片側へ突出しており、これによって調整用錘６２の位置の調整範囲を大きくとっている。
【０１４９】
次に調整用錘６２の位置調整についての操作と作用を説明する。
【０１５０】
この自然風力換気窓では捨て錘を設けることにより、所望の風力で障子が閉まり、或る風力以下で障子が開くように設計上で狙いを定める。然し、実際には、寸法誤差、メインアーム、サブアームの回転抵抗のばらつきにより、所望の風力とは外れた風力の仕様となったり、複数の自然風力換気窓を並列したような場合に窓の開閉が不揃いになったりするおそれがある。そこで調整用錘を設けることにより解決できるが本実施の形態は素早く調整可能であると共に現地での調整用錘の加工が不要で不用となる調整用錘が発生しないので、その処理について念頭におく必要がない。
【０１５１】
本実施の形態では調整用錘を障子の見込方向移動を行うことにより、障子重心位置を変更する。この重心位置の変更は障子に沿う上下方向の位置と、見込方向の位置との２つの要素に分けることができる。本実施の形態では障子の重心位置を見込方向に調整することを主眼としている。障子に沿う上下方向の障子重心位置の変更を行うには調整用錘６１，６２を選択的に設ける。
【０１５２】
次に調整用錘の調整手順についてのべる。先ずカバー部材１２３を取り外す。すると、つまみ７９が現れる。つまみ７９に例えばラチェットレンチを掛けて回転する。すると、プーリ６９は回転し、ワイヤ７１を介してプーリ６８が回転する。これによって回されたギア６７はラック６６を見込方向に送るのでラック６６と共に調整用錘６２は移動する。調整用錘６２は戸車７２に支持されて軽く移動できる。
【０１５３】
調整用錘６２を移動した後に障子２の開閉の調子を調べ、所定の動作が達成されていれば調整用錘６２を固定する。
【０１５４】
調整用錘６２の固定方法としては種々のものが考えられるが（１）つまみ７９の回り止めを設ける。（２）ギア６７にロック部材を噛み合わせる。（３）ラック６６にロック部材を噛み合わせる。（４）上板２３ｗを貫通するめねじを設け、このめねじに止めねじをねじ込み調整用錘６２を押圧する、又は該止めねじを調整用錘６２に設けた穴に挿入する。等が採用され得る。
【０１５５】
上述の錘の平行移動装置の変形例を図２７に示す。この実施の形態はラック６６を上板２３ｗに固定し、ピニオン６７を調整用錘６２に回転自在に支持したものである。
【０１５６】
垂直な軸８６が調整用錘６２の見込方向の幅の中央において、該錘６２に固定されている。軸８６は順次縮径して、つば８６ａ、大径軸部８６ｂ、小径軸部８６ｃとなっている。この軸８６は小径軸部８６ｃが調整用錘６２の穴６２ａに打込み固定されている。軸８６の大径軸部８６ｂにはギア６７が回転自在に嵌合している。ギア６７に噛み合うラック６６は小ねじ８３でもって上板２３ｗに固定されている。ギア６７はプーリ６８と一体物である。
【０１５７】
ここで、ギア６７の外径は調整用錘６２の見込方向の幅よりせまい。ラック６６は見込方向に延び、その長さは中空部２３ｋの見込方向の幅近くまである。上板２３ｗの一個所にはギア６７と一致する位置に穴２３ｗ３があけられている。この穴２３ｗ３はギア６７の外径よりも大きい円い穴である。穴２３ｗ３には栓８２が嵌合している。穴２３ｗ３は調整用錘６２にギア６７を取り付けるための穴である。
【０１５８】
上述は調整用栓６２の一端側について述べたが他端側についても同様にギア６７及びラック６６が配設されている。
【０１５９】
調整用錘６２の長手方向両端のプーリ６８の中心を結ぶ線上に中心を設けたプーリ８４とプーリ６８との間には前述した実施の形態２と同様にワイヤ７１が巻き掛けてある。
【０１６０】
プーリ８４は図において上側につまみ８４ａ、下側に回転軸８４ｂを備えている。回転軸８４ｂは調整用錘６２の軸受穴６２ｂに回転自在に支持されている。回転軸８４ｂには周方向に周溝８４ｃが設けてある。周溝８４ｃには止めねじ８５の先端が嵌入している。止めねじ８５は上記錘６２の見込方向からねじ込まれている（図は表現のため９０度回動した位置に止めねじ８５を示してある）。つまみ８４ａは上板２３ｗに設けた長穴２３ｗ４を挿通して上板２３ｗ上へ突出している。長穴２３ｗ４は見込方向に長い穴である。
【０１６１】
上記において、つまみ８４ａを回転するとプーリ８４は回転し、ワイヤ７１を介してプーリ６８及びギア６７が回転する。ギア６７はラック６６に噛合って移動し軸８６を見込方向に移動するので軸８６を固定してある調整用錘６２は見込方向へ平行移動する。その際、つまみ８４ａ付きのプーリ８４は見込方向へ移動し、つまみ８４ａは長穴２３ｗ４に沿って移動できる。
【０１６２】
実施の形態のこの変形例によれば、中空部２３ｋの見込方向の幅一杯まで調整用錘６２の位置を調整できる。
【０１６３】
実施の形態における捨て錘５２〜５５、調整用錘６１，６２，６３の材質はステンレス鋼、合成樹脂、アルミニウム等を用いることができる。
【０１６４】
実施の形態は捨て錘を設け、更に位置を調節可能に框に取り付けた調整用錘について説明したが、捨て錘を設けないで、位置を調節可能に框に取り付けて調整用錘を設けてもよい。このような調整用錘を装着した自然風力換気窓としては、調整用錘位置が調節範囲の中間位置において一定以上の自然風力で閉まるように狙って設計される。
【０１６５】
なお、調整用錘は各框にすべて備えた態様を説明したが、上框、下框、竪框の何れか１つ以上の框に備えてもよい。
【０１６６】
【発明の効果】
本発明によれば次の効果がある。
（１）調整用錘を位置を調節可能に框に装着したので、設計上の狙いからすると障子の構成、メインアーム、サブアームの配置、重量が目標を充分達成するものではないことが結果として判明した段階でも直ちに調整用錘の位置を変更することにより機能を一層満足させるものとすることができる。また、経年によりサッシの変形、メインアーム、サブアームの枢着部の摩擦抵抗の変化による回転抵抗の変化があったとしても調整用錘の位置を加減することにより直ちに機能を回復できる。調整用錘の寸法、形状、重量を種々変えて框に取り付けることをくり返すのではないので、調整用錘の運搬、再加工、処分などの手間の省略ができる。
（２）調整用錘の取付手段は室内より操作可能であるので、外部側から調整用錘の位置を変更する場合のように大掛かりな外部足場や高作業車などが必要とならない。
（３）調整用錘の取付部は調整用錘を見込方向に移動できる長さの面を有する錘取付台座を有し、錘取付台座に見込方向に間隔をおいて調整用錘の錘取付台座への取付部材の係合部を有することにより、簡易に調整用錘の取付手段となる。また、コストも安価である。
（４）調整用錘の取付手段は、調整用錘に設けたガイド部と、調整用錘のガイド部を案内する見込方向のレールを有する錘取付台座と、錘取付台座に設けられ調整用錘を見込方向に平行移動させる平行移動装置と、を有することにより、調整用錘が平行に移動することができる。
（５）平行移動装置が調整用錘又は框に設けられた見込方向の一対の平行するラックと、夫々のラックに噛み合い框又は調整用錘側に回転自在に取り付けられたギアと、各ギアと同軸に取り付けられたギアと共に回転する従動プーリと、各従動プーリと、無端の可撓性部材を介して結合され框又は調整用錘に回転自在に支持された駆動プーリと、を有し、駆動プーリを回転することにより調整用錘の位置を見込方向に変更可能であることにより、框の長手方向に従う長い空間に対して納まりがよい。また、駆動プーリを回転するだけで調整用錘の位置を調整できる。上記において、ギアを調整用錘に取り付けると、調整範囲を大きくとれる且つ框断面を大きくしなくてもよい。。
（６）框の中空部内に捨て錘を設け場合においても、サッシの意匠を阻害することなく、サッシ断面の設計の自由度が得られ、各種のサッシに対応できる上、結果として所望の自然風力換気窓となっていない場合でも調整錘位置を調整して上述した各効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
図１３を除き何れも本発明の実施の形態を示し、
【図１】実施の形態１の自然風力換気窓の正面図である。
【図２】実施の形態１の自然風力換気窓の水平断面図である。
【図３】図２の一部拡大図である。
【図４】実施の形態１の自然風力換気窓の見込方向縦断面図である。
【図５】実施の形態１の自然風力換気窓の見込方向縦断面図である。
【図６】実施の形態１の自然風力換気窓の見込方向縦断面図である。
【図７】実施の形態１の障子の断面を示す斜視図である。
【図８】実施の形態のアームの取付位置を示す摸式図である。
【図９】実施の形態のアームの取付位置を示す摸式図である。
【図１０】建物に本発明の窓を採用した場合を模式的に示す縦断面図である。
【図１１】建物に本発明の窓を採用した場合を模式的に示す縦断面図である。
【図１２】建物に本発明の窓を採用した場合を模式的に示す縦断面図である。
【図１３】従来例の辷り出し窓を備えた建物の縦断面図である。
【図１４】自然風力換気窓の力学的関係を示す摸式見込方向縦断面図である。
【図１５】自然風力換気窓の力学的関係を示す摸式見込方向縦断面図である。
【図１６】自然風力換気窓の力学的関係を示す摸式見込方向縦断面図である。
【図１７】ガラスを框外部側に備えた自然風力換気窓の摸式縦断面図である。
【図１８】図１７の摸式水平断面図である。
【図１９】ガラスを框内に備えた自然風力換気窓の摸式縦断面図である。
【図２０】図１９の摸式水平断面図である。
【図２１】実施の形態２の竪枠及び竪框の水平断面図である。
【図２２】実施の形態２の上枠及び上框の見込方向の縦断面図である。
【図２３】実施の形態２の下枠及び下框の見込方向の縦断面図である。
【図２４】実施の形態２の調整用錘取付手段の正面図である。
【図２５】図２４の平面図である。
【図２６】図２４の一部を拡大し、一部を断面で示す拡大図である。
【図２７】実施の形態２の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
Ｃ…瞬間回転中心
ＣＧ…障子の重心
Ｄ１，Ｄ２…自然風力換気窓
Ｈ…嵌め殺し窓
Ｌ１…メインアームの長さ
Ｌ２…サブアームの長さ
Ａ，Ｂ，Ｂ′，Ｍ，Ｎ…水平距離
Ｍ１，Ｍ３…メインアームを回そうとするモーメント
Ｍ２，Ｍ４…サブアームを回そうとするモーメント
Ｓ…空間
ＰＬ…平面
θ１…メインアーム角度（閉時）
θ２…サブアーム角度（閉時）
α１…垂線とメインアームとのなす角
α２…垂線とサブアームとのなす角
Ｗ…障子の重量 △ｗ…捨て錘の重量
１…窓枠
２…障子 ２′…従来例の障子
３…メインアーム ３ａ…メインアーム障子側支点 ３ｂ…メインアーム枠側支点
４…サブーム ４ａ…サブアーム障子側支点 ４ｂ…サブアーム枠側支点
５…ガラス
６…パッキン
８…ガラス台
９…パッキン
１１…竪枠 １１ａ…内周材 １１ｂ…外面材 １１ｃ…内面材 １１ｅ…戸当り材 １１ｆ…突条 １１ｇ…条溝 １１ｈ…中空部 １１ｉ…外周材 １１ｊ…突条 １１ｋ…条溝
１２…上枠 １２ａ…条溝 １２ｂ…外面材 １２ｃ…条溝
１３…下枠 １３ａ…条溝 １３ｃ…内周材
１４…メインアーム障子側取付具
１７…ピン
１８…メインアーム枠側取付具 １８ａ…ストッパ
１９…小ねじ １９ａ…当板
２０…当板
２１…竪框 ２１ａ…内面材 ２１ｂ…外面材 ２１ｂ−１…縁 ２１ｃ…条溝 ２１ｄ…外周材 ２１ｅ…中空部 ２１ｆ…内周材 ２１ｇ…中空部 ２１ｈ…調整用錘取付台座 ２１ｉ…突条 ２１ｊ…めねじ ２１ｋ…中空部 ２１ｍ…第２の内面材 ２１ｎ…突条 ２１ｐ…突条 ２１ｒ…側板 ２１ｓ…突条
２２…上框 ２２ａ…内面材 ２２ｂ…外面材 ２２ｃ…条溝 ２２ｄ…突条
２２ｅ…条溝 ２２ｆ…ガラス溝フランジ ２２ｆ１…内面材 ２２ｇ…外周材 ２２ｈ…内周材 ２２ｉ…中空部 ２２ｊ…中空部 ２２ｋ…調整用錘取付台座 ２２ｍ…上板 ２２ｎ…めねじ ２２ｐ…第２の内面材 ２２ｑ…タッピング穴 ２２ｒ…突条
２３…下框 ２３ａ…内面材 ２３ｂ…外面材 ２３ｃ…外周材 ２３ｄ…内周材 ２３ｅ…中空部 ２３ｆ…ガラス溝フランジ ２３ｇ…突起 ２３ｈ…突条 ２３ｉ…条溝 ２３ｊ…鍵形突条 ２３ｋ…中空部 ２３ｌ（エル）…下面材 ２３ｍ…調整用錘取付台座 ２３ｎ…外面材 ２３ｐ…突条 ２３ｑ…タッピング穴 ２３ｒ…台座壁 ２３ｓ…めねじ ２３ｔ…下面材 ２３ｕ…第２の内面材 ２３ｖ…天板 ２３ｗ…上板 ２３ｗ１，２３ｗ２，２３ｗ３…穴 ２３ｗ４…長穴 ２３ｘ…突条
２６…ピン
２８…サブアーム障子側取付具 ２８ａ…座部
２９…小ねじ
３０…当板
３１…ピン
３２…サブアーム枠側取付具（下部） ３２ｂ…ストッパ
３３…小ねじ
３４…ピン
３５，３６…結合部材
３７…発熱体
３８…一定風速以下の風
３９…一定風速以上の風
４１…建物
４５，４６，４７…グレージングビード
４８，４９…結合部材
５１…アタッチ材
５２，５３，５４，５５…捨て錘
６０，６１，６２…調整用錘 ６２ａ，６２ｂ…穴
６３，６４…重心位置
６５…小ねじ
６６…ラック
６７…ギア
６８…プーリ
６９…プーリ ６９ａ…軸部
７１…ワイヤ
７２…戸車 ７２ａ…軸部
７３…戸車レール
７４…支軸 ７４ａ…つば
７５…取付フランジ ７５ａ…円筒形嵌合部
７６…ナット
７７…小ねじ
７８…取付フランジ ７８ａ…円筒形嵌合部
７９…つまみ
８１…小ねじ
８２…栓
８３…小ねじ
８４…プーリ ８４ａ…つまみ ８４ｂ…回転軸 ８４ｃ…周溝
８５…止めねじ
８６…軸 ８６ａ…つば ８６ｂ…大径軸部 ８６ｃ…小径軸部
１０１…柱
１０２…クロスレール
１０３…窓台
１２１，１２２，１２３…カバー部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a natural wind ventilation window. Here, the natural wind ventilation window refers to a window in which ventilation is performed by opening and closing the shoji naturally depending on the state of the inside air and the wind force applied to the shoji generated by the outside air.
[0002]
[Prior art]
In recent years, there has been a demand for a window that can be opened and closed naturally depending on the conditions of inside and outside air. For example, a window that can open a window and perform natural ventilation according to the conditions of the inside and outside air by providing a balance weight on the shoji screen in a rotating window for horizontal rotation and almost balancing the moment about the horizontal rotation axis has been proposed. ing.
[0003]
[Patent Literature]
(1) Japanese Patent Laid-Open No. 10-18457
(2) Japanese Patent Application No. 2000-0465503 (natural wind ventilation window)
(3) Japanese Patent Application No. 2002-230709 (natural wind ventilation window).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described rotating window, the combination of the shoji and the balance weight centered on the horizontal rotation axis is as if it were a jagged lobe, and the wind force acting on the shoji acts in the opposite direction above and below the horizontal rotation axis. Accordingly, the area difference between the respective shojis on the upper side and the lower side of the horizontal rotation shaft is an effective area for generating the shoji's rotational force. On the other hand, the balance weight becomes large. Therefore, the inertia weight obtained by adding the shoji and balance weight to the force of wind pressure to open or close the shoji is significantly increased. Therefore, it does not operate lightly when opening and closing. Therefore, when the door is opened, the shoji with a large inertia weight comes into contact with the stopper when the rotation speed of the shoji is increased. Therefore, it is necessary to devise a special buffering action for the stopper. In addition, when the rotating shoji is closed, it also comes into contact with the window frame at the place where the rotating speed of the shoji has increased. Therefore, a loud sound is produced when the shoji is closed. Therefore, it needs soundproofing measures when opening and closing. Further, since the balance weight is attached to the upper arm of the shoji and protrudes to the indoor side, a blind or louver cannot be installed on the indoor side.
[0005]
The conventional sliding window moves with the upper end of the shoji being guided by a guide rail provided along the rigid frame of the window frame, and the middle part of the shoji rigid frame and the lower part of the window frame are joined by a link arm. The lower end of the shoji was a window protruding outward. Since the shoji does not protrude into the room at the open window, there is no interference with the equipment on the room side, which is excellent from the viewpoint of the interior design.
[0006]
Since such a sliding window has a sliding portion in a straight line, it cannot be opened and closed smoothly depending on the wind force, so it does not become a natural wind ventilation window.
[0007]
Therefore, the present applicant is a window used in an opening for ventilation of a building or the like, and the shoji is opened in a certain amount without depending on the power from the outside and keeps the state, and the wind speed exceeds a certain wind speed. , A natural wind ventilation window that can hold the shoji screen closed by the wind that blows into the building and suppresses the wind blowing into the building, and proposes a natural wind ventilation window with a low ratio of wind force to inertia weight and light operation (See Japanese Patent Application No. 2000-0465503). This natural wind ventilation window is excellent in that the opening and closing operation is clear with respect to changes in wind power in that all the force generated by the natural wind hitting the entire shoji screen acts as a force to close the shoji.
[0008]
The invention according to the above-mentioned patent application of the present applicant is a natural wind ventilation window that has no object projecting indoors when the shoji is opened.
[0009]
In the above-described opening window of the above-described invention, if the window is configured without a weight, the sash's original characteristic that the window has an excellent aesthetic appearance can be utilized. On the other hand, in order to make a window that does not have a weight, a shoji configuration without restrictions on the sash cross section, for example, a window with glass on the outermost side, a structure without a weight and natural wind ventilation It turned out to be difficult to make a window. Therefore, if the weight is exposed to the outside of the shoji, it is inevitable that the appearance will be damaged more or less even if careful attention is given to the appearance, as is apparent from the previous application.
[0010]
Therefore, the present applicant has applied for a patent for an invention that aims to provide a natural wind ventilation window that can easily adjust the opening force of the shoji based on the support mechanism of the shoji and the shoji's gravity while maintaining the appearance. (See Japanese Patent Application No. 2002-230709).
[0011]
In the natural wind ventilation window (execution work) according to Japanese Patent Application No. 2002-230709, the position of the shoji centroid is changed when opening and closing is adjusted. This method is performed by attaching and removing the adjustment weight, that is, by increasing or decreasing the weight of the weight. However, the work must be done from the outside (1) with the shoji open. In this case, a large external scaffold or an aerial work vehicle is required at a high place where a simple scaffold such as a ladder does not reach. In addition, (2) troubles such as transportation, reworking of the adjustment weight during the work, and disposal of the adjustment weight after the work are generated. In particular, natural wind ventilation windows can be used for large space buildings to achieve a significant energy saving effect. Therefore, the number of windows is large and the adjustment weight is also large.
[0012]
An object of this invention is to provide the natural wind ventilation window which enabled adjustment work of the gravity center position from the inner side in the shoji closed state. Another object of the present invention is to provide a natural wind ventilation window that can save labor such as transportation, rework, and disposal of the adjustment weight.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
1st invention which concerns on this application is a natural wind power which has the window frame attached facing the exterior of a room or a building, the state which put the window frame in the window frame, and closed the window, and the shoji which is pushed out outward from the window frame A ventilator that has an adjustment weight attached to the adjustment weight and adjusts the position of the adjustment weight to the adjustment weight. An adjustment weight attaching means for adjusting the position of the weight for adjusting the position of the shoji adjustment weight and attaching the adjusting weight, a rigid frame on both sides of the window frame, and a shoji ridge are provided respectively. A short-length main arm with one end pivotally attached to the upper part of the heel and the other end pivotally attached to the rigid frame at a position lower than the one end, and one end pivotally attached to the middle part of the heel and the other end to the lower part of the heel frame A sub-arm that is pivotally attached and longer than the main arm, and that the shoji is closed Each arm is directed substantially vertically, and the pivot position of each arm to the collar is positioned above the pivot position of each arm to the collar, and each arm is biased by the weight of the shoji. It is a natural wind ventilation window characterized by adjusting force by the position of the adjustment weight.
[0014]
The second invention according to the present application is the natural wind ventilation window according to the first invention, characterized in that the attachment means of the adjustment weight can be operated from the indoor side.
[0015]
According to a third aspect of the present application, the attachment portion of the adjustment weight has a weight attachment pedestal having a length that allows the adjustment weight to move in the expected direction, and the weight attachment pedestal is adjusted with an interval in the expected direction. It is a natural wind ventilation window as described in the 1st or 2nd invention characterized by having the engaging part of the attachment member to the weight attachment base of the weight for use.
[0016]
According to a fourth aspect of the present application, the adjusting weight mounting means includes a guide portion provided on the adjusting weight, a weight mounting base having a rail in a prospective direction for guiding the guide portion of the adjusting weight, and a weight mounting base. A natural wind ventilation window according to the first aspect of the present invention.
[0017]
According to a fifth aspect of the present application, the parallel movement device includes a pair of parallel racks in the expected direction provided on the adjustment weight or the cage, and meshes with the respective racks and is rotatably attached to the side of the cage or the adjustment weight. Gears, driven pulleys that rotate together with gears that are coaxially mounted with the respective gears, driven pulleys that are coupled to the driven pulleys and endless flexible strips and that are rotatably supported by an adjustment weight or rod. The natural wind ventilation window according to the fourth aspect of the present invention is characterized in that the position of the adjustment weight can be changed in the expected direction by rotating the drive pulley.
[0018]
6th invention which concerns on this application has a shoji which has a hollow part and has a collar with a built-in weight in the hollow part, and adjusts the force which urges each arm by the weight of the shoji and the weight of the weight The natural wind ventilation window according to any one of the first to fifth aspects, wherein the natural wind ventilation window is adjusted according to a position of a weight for use.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
(overall structure)
FIG. 1 is a front view of the front of the window as viewed from the outside. This natural wind ventilation window (hereinafter referred to as a window) D includes a window frame 1 that is attached facing the outside of the building, and a shoji 2 that is housed in the window frame 1 and that is closed from the window frame 1 and opens outward from the window frame 1. Have. These are mainly composed of an aluminum extrusion mold. A main arm 3 and a sub arm 4 (shown in solid lines for the sake of clarity but are not actually visible) are disposed between the frame frames 11 on both sides of the window frame 1 and the frame 21 of the shoji 2. Yes. One end of the main arm 3 is pivotally attached to the side surface of the upper portion of the flange 21, and the other end is pivotally attached to the flange frame 11 at a position lower than the one end. The main arm 3 is short. One end of the sub arm 4 is pivotally attached to the side surface of the intermediate portion of the flange 21, and the other end is pivotally attached to the lower end of the flange frame 11. The sub arm 4 is longer than the main arm 3.
[0021]
The window frame 1, the shoji 2, the main arm 3, and the sub arm 4 constitute a four-bar chain mechanism that links each of them.
[0022]
(Composition of window frame and shoji screen)
This window D is surrounded by a kill window H. These windows D and H have a glass 5 on the side close to the outer surface of the window frame.
[0023]
The window frame 1 is a combination of left and right frame frames 11, an upper frame 12, and a lower frame 13, which are attached to the frame facing the outside of the building. Further, the shoji 2 holds the glass 5 on the outer side of a four-way rod in which left and right rods 21, an upper rod 22, and a lower rod 23 are assembled in four directions. The shoji 2 is attached to the eaves frame 11 through the main arm 3 and the sub arm 4.
[0024]
As shown in FIG. 2, a pillar 101 is provided between the floor side and the ceiling side as a building frame. A cross rail 102 (see FIG. 4) passed between at least two pillars 101 is fastened to the pillars 101. The cross rail 102 is provided above and below the window, and the upper frame 12, the lower frame 13 and the cross rail 102 are fastened. A window base 103 covering the lower cross rail 102 is attached to the lower frame 13. That is, the windows D and H are windows adapted to the curtain wall method.
[0025]
In the following description, with respect to the cross section of the shoji 2, first, the portion excluding the adjustment weight mounting portion will be described, and then the cross section for mounting the adjustment weight and the adjusting weight mounting means will be described.
[0026]
The cross-sections of the eaves frame 11 and the eaves 21 are shown in FIGS. 2 and 3 are horizontal sectional views, respectively. The eaves frame 11 is provided with an outer surface member 11b facing the outer side on the outer side of the inner peripheral member 11a which is a member in the expected direction facing the inside of the window along the wall surface. Further, an inner surface material 11c is provided along the wall surface on the inner side of the inner peripheral material 11a. The inner peripheral member 11a has a door end member 11e that has the same surface as the inner member 11c at the inner side end portion and has a tip offset when viewed in cross section. Hollow portions 11h and 11h are provided on the back portion of the inner peripheral member 11a. A protrusion 11j is provided on the outer peripheral member 11i for forming the hollow portions 11h, 11h.
[0027]
As shown in FIG. 3, the door stop material 11 e is provided with a groove 11 g for attaching the packing 6. The groove 11g is enclosed in a rectangular shape when viewed from the outside together with similar grooves 12a and 13a provided in the upper frame 12 and the lower frame 13 (see FIG. 4) of the window frame 1. And the packing 6 is fitted through each groove | channel 11g, 12a, 13a. Therefore, when the shoji 2 is closed, the inner surface materials 21 a, 22 a, and 23 a facing the interior of the saddle 21, the upper collar 22, and the lower collar 23 of the shoji 2 abut against the packing 6. Thereby, the airtightness between the shoji 2 and the window frame 1 is measured.
[0028]
The packing 9 is provided with a packing 9 that comes into contact with the edge 21b-1 side of the outer surface material 21b on the outside of the collar 21 of the shoji 2 when the shoji 2 is closed. The packing 9 is fitted into a groove 11k that opens toward the outside provided on the outer surface material 11b of the frame 11. The packing 9 is also fitted in a groove 12c provided in the outer surface material 12b of the upper frame 12. The lower flange 23 is not provided with a groove for fitting the packing 9. The packing 9 is arranged in a gate shape when viewed from the outside front of the window on the eaves frame 11 and the upper frame 12.
[0029]
A glass groove flange 22f in which the edge 21b-1 of the outer surface material 21b of the collar 21 and the inner surface material 22f-1 of the upper collar 22 are in the same position in the expected direction is integrally formed with the upper collar 22. The glass groove flange 22f is H-shaped in cross section and has a glass groove on the inner peripheral side of the shoji. The packing 9 is in contact with the outer surface material 21b and the inner surface material 22f-1 of the flange 22f, thereby measuring water tightness when the shoji 2 is closed. The lower frame 13 is gradually lowered as the inner peripheral member 13c goes to the outside. As a result, the outer side of the groove 13a to which the packing 6 of the lower frame 13 is attached constitutes a plurality of stages of water return. Further, when the shoji 2 is closed, the dew condensation water generated on the surface of the member facing the space formed between the upper frame 12 and the upper collar 22 and between the collar frame 11 and the collar 21 is measured.
[0030]
As shown in FIG. 3, when the shoji 2 is closed, a long space S is formed in the up and down direction surrounded by the outer peripheral material 21d and the outer surface material 21b of the eaves 21 and the inner peripheral material 11a and the door stop material 11e of the eaves frame 11. . The main arm 3 and the sub arm 4 are accommodated in the space S.
[0031]
(Glass mounting configuration)
As shown in FIG. 4, the glass 5 is placed on the glass groove flange 23 f of the lower plate 23 via the glass table 8. The upper and lower edges of the glass 5 are held in the glass grooves of the upper rod 22 and the lower rod 23 through glazing beads 45 and 46. One side of the coupling members 35 and 36 is fixed to the glass 5, and the other side opposite to the one side is the outer surface material 22b of the upper collar 22, and the glass groove flange 22f and the lower collar 23 on the outer side of the outer surface material 22b. The glass groove flange 23f having a downward extending portion of the outer surface material 23b and the attachment material 51 are fixed to each other. Here, the attachment material 51 is locked to the protrusion 23h and the protrusion 23g provided on the flange 23f of the lower collar 23.
[0032]
As shown in FIG. 3, glazing beads 46, 47 and coupling members 48, 49 are provided between the glass 5 and the outer surface of the outer surface material 21 b of the flange 21. Here, one surface of the coupling members 48 and 49 is fixed to the glass 5, and the other surface opposite to the one surface is fixed to the flange 21. With the above configuration, the glass 5 is in a position close to the outside of the shoji 2, and the scissors 21 of the shoji 2 are covered with the glass 5 when viewed from the outside, so that the aesthetic appearance is excellent.
[0033]
(Main arm mounting configuration)
As shown in FIG. 1, the joints of the heel 21 and the upper ridge 22 are victorious and the end of the upper ridge 21 enters the ridge 21.
[0034]
As shown in FIG. 4, an L-shaped main arm shoji side fixture 14 is attached to the upper end portion of the collar 21 of the shoji 2. The attachment 14 abuts the inner corner side of the upper end portion of the flange 21 and the upper surface of the upper flange 22 and the outer peripheral member 21d of the flange 21 at the upper corner portion of the flange 21. Then, the fixture 14 is screwed from above with a tapping screw into a contact plate (not shown) that is in contact with the lower surface of the outer peripheral material 22g of the upper collar 22 through the holes of the outer peripheral material 22g of the upper fixture 22 and the fixture 14. It is fixed with. Further, a small screw (not shown) is inserted from the side into the mounting tool 14 and the inner peripheral member 21d of the flange 21 shown in FIG. It is.
[0035]
As shown in FIG. 4, a pin 17 is fixed to the vertical member of the main arm fixture 14 on a horizontal center line parallel to the wall surface. A hole at the upper end of the main arm 3 is rotatably fitted to the pin 17.
[0036]
As shown in FIGS. 4, 5, and 6, the lower portion of the main arm 3 is pivotally attached to the collar frame 11 via a main arm frame side fixture 18. The fixture 18 is fixed to the collar frame 11. The lower end side of the main arm 3 is rotatably fitted to a pin 26 provided on the fixture 18. The pins 17 and 26 are parallel.
[0037]
As shown in FIG. 6, in order to determine the rotation limit when the main arm 3 rotates to the outside side, the fixture 18 is provided with a stopper 18a so that the main arm 3 contacts and does not rotate further. . The stopper 18 a is integrally or welded to the main arm frame side fixture 18, and protrudes on the rotation trajectory of the main arm 3.
[0038]
In the above, the main arm frame side fixture 18 and the pin 26 are made of steel.
[0039]
(Sub arm mounting configuration)
As shown in FIGS. 3, 5, and 6, a substantially simple sub-arm shoji-side attachment 28 is attached to an intermediate portion of the saddle 21 of the shoji 2. The fixture 28 is in contact with the outer peripheral member 21d of the flange 21, and a small screw 29 that is inserted through the hole of the fixture 28 is inserted through the flange 21 and screwed to a not-shown plate in the flange 21. . This plate is made of steel. Here, the abutment plate is for attaching the heel side fixtures 14 and 28, and is a plate material that is substantially the same size as the heel side fixtures 14 and 28 as seen in FIGS.
[0040]
The pin 31 is fixed to the sub arm heel side fixture 28 through the hole at the upper end of the sub arm 4. The pin 31 has a horizontal center line parallel to the wall surface. Thus, the upper end of the sub arm 4 is rotatably attached to the shoji 2.
[0041]
A sub arm frame side fixture 32 is in contact with the inner peripheral member 11 a at the lower portion of the collar frame 11. A small screw 33 (see FIG. 6) that passes through the hole of the fixture 32 passes through the inner peripheral member 11a and is screwed into a not-shown contact plate provided on the back surface of the inner peripheral member 11a.
[0042]
A pin 34 is fixed to the sub arm frame side fixture 32 with a horizontal center line parallel to the wall surface. A hole at the lower end of the sub arm 4 is rotatably fitted to the pin 34.
[0043]
As shown in FIG. 6, in order to determine the rotation limit when the sub arm 4 rotates to the outside, a stopper 32b is provided so that the sub arm 4 abuts and does not rotate further. The stopper 32 b is integrally or welded to the sub arm frame side fixture 32, and protrudes on the rotation trajectory of the sub arm 4.
[0044]
(Weight arrangement)
In order to keep the above-mentioned shoji screen open according to the size of the wind force and to close it above a certain wind force, the design of the shoji screen is restricted by the shape of the kite, the position of the glass, the thickness of the glass, etc. .
[0045]
Therefore, it is effective to attach a weight to the shoji to avoid the above-mentioned restrictions. However, if it is exposed to the outside of the shoji and attached with a weight, it will inevitably detract from the beauty.
[0046]
Therefore, in this embodiment, the weight is provided in the fold of the shoji.
[0047]
In this embodiment, a dead weight and an adjustment weight are provided. These weights are intended not to impair the aesthetics and to achieve the function of a natural wind ventilation window. Here, the discarded weight is a weight for moving the position of the center of gravity of the shoji, and the adjusting weight finely adjusts the variation of the shoji opening / closing operation due to the manufacturing error when the window is manufactured. The adjustment weight corrects variation in the opening / closing operation due to distortion, wear, and the like of the window over time.
[0048]
For the above reasons, the adjustment weight is attached to the shoji so that its position can be adjusted.
[0049]
The discarded weights 52 and 53 are inserted into the hollow portion 21e of the flange 21 as shown by double diagonal lines in FIGS. 3, 5, 6, and 7. As shown in FIG. 3, the discarded weights 52 and 53 have a quadrangular cross-section with a size in contact with the inner surface material 21 a and the hollow surface component 21 b of the outer surface material 21 b. The cross-sectional shapes of the discarded weights 52 and 53 are not limited as long as they can be inserted into the hollow portion 21e, and are determined with the assumption that the moving amount of the position of the shoji centroid is the desired one.
[0050]
As shown in FIG. 6, when viewed from the side, the discarded weight 52 extends between the position of the main arm shoji side fixture 14 and the position of the sub arm shoji side fixture 28. Further, the throwing weight 53 extends from the joint between the collar 21 and the lower collar 23 to the position of the sub arm shoji side attachment 28. The discarded weights 52 and 53 are respectively fixed to the flange 21 by machine screws 57 (see FIG. 3) screwed through the outer peripheral member 21d of the flange 21.
[0051]
The discarded weight 54 is inserted into the hollow portion 22i of the upper collar 22 as shown with double diagonal lines in FIGS. 4, 5, 6 and 7. Here, as shown in FIG. 4, the hollow portion 22i is configured to be surrounded by a substantially rectangular shape by an inner surface material 22a, an outer surface material 22b, an outer peripheral material 22g, and an inner peripheral material 22h. A tapping hole 22q (see FIG. 7) for screwing a tapping screw for connecting both the hooks in the joint that assembles the upper flange 22 and the flange 21 is formed on the hollow portion side of the outer peripheral member 22g and the inner peripheral member 22h, respectively. It is provided.
[0052]
Therefore, since the shape of the discarded weight 54 is a square having a simple shape, the discarded weight 54 has a size that does not interfere with the portion constituting the tapping hole 22q. The discarded weight 54 is in contact with the outer surface material 22b and the inner peripheral material 22h. The discarded weight 54 is disposed up to the entire length of the upper collar 22 in the longitudinal direction.
[0053]
The throwing weight 55 is inserted into the hollow portion 23e of the lower collar 23 as shown by double diagonal lines in FIGS. 4, 5, 6, and 7. Here, as shown in FIG. 4, the hollow portion 23 e is configured to be substantially squarely surrounded by an inner surface material 23 a, an outer surface material 23 b, an outer peripheral material 23 c, and an inner peripheral material 23 d. A tapping hole 23q (see FIG. 7) for screwing a tapping screw for joining the lower collar 23 and the inner collar 23d in the joint for constructing the collar 21 is a hollow portion of the outer surface material 23b and the inner peripheral material 23d. It is provided on the side.
[0054]
Therefore, since the shape of the discarded weight 55 is a square having a simple shape, the discarded weight 55 has a size that does not interfere with the portion constituting the tapping hole 23q. The discarded weight 55 is in contact with the inner surface material 23a and the outer peripheral material 23c. The throwing weight 55 is disposed near the entire length of the lower eyelid 23 in the longitudinal direction.
[0055]
(Main arm and sub arm mounting positions)
The attachment positions of the main arm 3 and the sub arm 4 of the present embodiment will be described. 8 and 9 are schematic longitudinal sectional views of the natural wind ventilation window of the present invention schematically shown. FIG. 8 shows a state in which the shoji 2 is closed, and FIG. 9 shows a state in which the shoji 2 is opened.
[0056]
For dynamic explanation, the pin 17 described above is represented as a main arm shoji side fulcrum 3a, the pin 26 as a main arm frame side fulcrum 3b, the pin 31 as a sub arm shoji side fulcrum 4a, and the pin 34 as a sub arm frame side fulcrum 4b. .
[0057]
As shown in FIG. 8, when the shoji 2 is closed, the shoji 2 is upright. At that time, the center of gravity CG of the shoji 2 is substantially at the center in the vertical direction of the shoji and closer to the indoor side of the glass surface. In order to simplify the explanation, it is assumed that the main arm shoji side fulcrum 3a and the sub arm shoji side fulcrum 4a are located on the vertical plane PL parallel to the wall surface through the center of gravity CG. The main arm frame side fulcrum 3b and the sub arm frame side fulcrum 4b are located on the indoor side of the plane PL. Here, the angle that the main arm 3 makes with the plane PL is θ1, and the angle that the sub arm 4 makes with the plane PL is θ2. If the angles formed by the arms 3 and 4 counterclockwise from the plane PL with the shoji side fulcrums 3a and 4a as the center are the positive angles, the angles θ1 and θ2 are the positive angles. There is no problem even if the shoji side fulcrums 3a and 4a are outside the plane PL passing through the center of gravity of the shoji, but the frame side fulcrums 3b and 4b must be indoors. In the above description, the angles θ1 and θ2 are both small and θ2 <θ1.
[0058]
In this example, the center of gravity CG of the shoji 2 is below the main arm shoji side fulcrum 3a and the sub arm shoji side fulcrum 4a. For this reason, the length of the sub arm 4 can be increased, and the angle α2 (FIG. 9) formed by the perpendicular line passing through the sub arm 4 and the sub arm shoji side fulcrum 4a when the shoji 2 is opened can be reduced.
[0059]
Here, looking at the force to open the shoji 2 in a state in which the shoji 2 is closed, the weight W of the shoji 2 is W at the fulcrums 3a and 4a under the condition that the shoji both fulcrums 3a and 4a are on the plane PL. / 2 is added. Therefore, when the load W / 2 applied to the fulcrum 3a is decomposed into a force along the main arm 3 and a force orthogonal to the main arm 3, the force orthogonal to the main arm 3 becomes W / 2 · sin θ1. Assuming that the length of the main arm 3 (the distance between the fulcrums 3a and 3b) is L1 (not shown), the load of the shoji 2 tries to rotate the main arm 3 around the frame-side fulcrum 3b to the outside. The moment M1 = L1 · W / 2 · sin θ1. Further, when the load W / 2 applied to the fulcrum 4a is decomposed into a force along the sub arm 4 and a force orthogonal to the sub arm 4, the force orthogonal to the sub arm 4 becomes W / 2 · sin θ2. Assuming that the length of the sub arm 4 (the distance between the fulcrums 4a and 4b) is L2 (not shown), the moment M2 that attempts to rotate the sub arm 4 outwardly about the frame side fulcrum 4b by the load of the shoji 2 = L2 · W / 2 · sin θ2.
[0060]
When the shoji 2 is opened, the main arm 3 and the sub-arm 4 rotate counterclockwise about the frame side fulcrums 3b and 4b and stop against the stoppers 18a and 32b, respectively. In FIG. 9, the stopper is in the position (not shown). Here, ventilation is performed in a windless state.
[0061]
The balance of force when the shoji 2 is opened and the main arm 3 and the sub arm 4 are in contact with the stoppers 18a and 32b is as follows. When the horizontal distance between the main arm shoji side fulcrum 3a and the sub arm shoji side fulcrum 4a is M and the horizontal distance between the shoji gravity center CG and the main arm shoji side fulcrum 3a is N, the vertical load applied to the main arm shoji side fulcrum 3a is P1. Since the vertical load applied to the sub arm shoji side fulcrum 4a is P2, P2−P1 = W P2 · M = W · N, and therefore P2 = (N / M) · W. Further, an upward force is applied to the main arm shoji side fulcrum 3 a based on the weight of the shoji 2. The upward vertical load P1 = W · (N−M) / M. Therefore, the component perpendicular to the main arm 3 of the load P1 is P1 · sin α1 = (W · (N−M) /) where α1 is an angle formed between the main arm 3 having the main arm shoji side fulcrum 3a as a vertex and the perpendicular. M) ・ sin α1
Therefore, the moment M3 = (W · (N−M) / M) · sin α1 · L1 acts on the upper side of the shoji 2 around the main arm frame side fulcrum 3b, and a force to close the upper side of the shoji 2 is generated. Yes.
[0062]
Here, since the load generated based on the weight of the shoji 2 is downward on the sub arm shoji side fulcrum 4a, a counterclockwise moment M4 is produced on the sub arm 4 so that the shoji 2 is opened.
[0063]
The moment M4 for opening the shoji 2 is M4 = P2 · sin α2 · L2 where L2 is the distance between the fulcrums 4a and 4b of the sub arm 4 where α2 is the angle between the direction of the force P2 and the sub arm 4. And it is set so that M3 <M4, and these differences are made small. Therefore, when there is no wind, the shoji 2 does not move in the direction in which the shoji 2 is closed while the shoji 2 is open.
[0064]
Considering the above points, the lengths of the main arm 3 and the sub arm 4 and the positions of the fulcrums 3a, 3b, 4a, 4b are set.
[0065]
With such a setting, the shoji 2 naturally and gently opens from the closed position when there is no wind. For example, when the wind blows from the outside of the shoji 2 to the shoji 2 surface from the crossing direction, the shoji 2 is closed by the wind pressure. In the closing method, the main arm 3 rotates clockwise around the frame side fulcrum 3b in FIG. 9, and the sub arm 4 rotates clockwise around the frame side fulcrum 4b. Therefore, the shoji 2 closes when the wind is strong. However, when the wind is low, the shoji 2 is in a slightly open state and the outside air is blown into the room. The reason why the shoji 2 is closed also by this breeze is that the sub-arm shoji side fulcrum 4a is above the shoji center of gravity CG, the angle α2 is small, and the wind force applied to the entire surface of the shoji 2 becomes a force toward the indoor side. It is. This is because the main arm 3 is in a balanced state in which the main arm 3 tends to rotate toward the indoor side.
[0066]
The shoji 2 can be opened and closed naturally by wind power of the window without attaching an opening and closing device, but it is equipped with an opening and closing device that does not interfere with natural ventilation operation or a tightening device in preparation for a storm. May be.
[0067]
In the above, since the main arm 3 and the sub arm 4 are arranged on the left and right of the shoji 2, the load applied to the main arm 3 and the sub arm 4 generated by the weight W of the shoji 2 is applied to the left and right pair of the main arm 3 and the sub arm. 4 is carried.
[0068]
(Natural wind ventilation window in case of building)
The operation of the natural wind ventilation window will be described with reference to FIGS. In the figure, the natural wind ventilation window D (D1, D2) of the present invention described above is provided on the upper part of the outer wall of the building 41 (only shoji 2 is shown). Here, D1 is a windward side and D2 is a window D arranged on the leeward side. This window D is usually provided in the upper part of the building. The windows D are provided on the opposing wall surfaces, but may be provided on the entire circumference of the building 41. Reference numeral 37 is a heating element placed on the floor of the building 41. Here, examples of the heating element 37 include an OA device, a stove, and an indoor heat exchanger of an air conditioner. In addition, for example, a louver (not shown) is provided on the outer wall at the bottom of the building 41 so as to intake air. This intake is indicated by a chain of “intake” and a black dot.
[0069]
FIG. 10 shows a case where the heating element 37 is operating in a windless state. The windows D1 and D2 are both open by a certain amount in a windless state. The opening of the shoji 2 depends on the weight of the shoji 2 and the configuration of the window D. The air heated by the heating element 37 rises as shown by the chain of black dots in the figure, and is exhausted toward the windows D1 and D2 along the ceiling. At the same time, intake is performed.
[0070]
FIG. 11 shows a case where the wind 38 having a constant wind speed blows on one window D1. In this case, the windward side applies a positive pressure to the shoji 2. However, because the wind power is small, the shoji 2 does not close or does not fully close even if it is closed. Thus, outside air enters the room from the windward side through the window as indicated by the dotted black line. For this reason, the warm air rising from the heating element 37 and the outside air entering the room are mixed and discharged from the window D2 on the leeward side.
[0071]
As shown in FIG. 12, when the wind 39 of a certain wind speed or higher blows from the windward side, the windshield window D1 closes the shoji 2, and the outside air does not enter the room. On the other hand, since the outside of the window D2 on the leeward side is under negative pressure, the shoji 2 remains open. Accordingly, internal heat generation from the heating element 37 is exhausted through the leeward side window D2.
[0072]
When the ventilation amount of the above-mentioned no wind, the wind below a certain wind speed, and the wind above a certain wind speed is seen, when there is no wind, it is exhausted from the windward and leeward windows. That is, there are two exhaust windows. That is, the exhaust opening area is twice that of the case other than no wind. In the case of wind at a constant wind speed or less, the shoji 2 on the windward side is opened with the opening degree reduced from the fully opened position, and only a little outside air enters the room. The window on the leeward side when the wind speed is below a certain level is fully open, but the negative pressure on the leeward side is small, so the displacement as one window does not become so large. When the wind is above a certain speed, the shoji 2 on the windward side is closed. Since the negative heat generated on the leeward side of the internal heating element 37 becomes large, a larger amount of internal air is exhausted from the leeward side window D2 than the amount of air exhausted from one window when there is no wind.
[0073]
As can be seen from the above viewpoint, when the wind blows below a certain wind speed, when there is no wind, when the wind blows above a certain wind speed, the opening / closing and opening of the shoji may be changed in the direction of equalizing the ventilation rate. I understand. Therefore, the air conditioning load can be reduced by using it in the intermediate period (April to June, September to November).
[0074]
In addition, the shoji is automatically closed by wind power only when the wind speed is higher than a certain wind speed to be blown into the room. Since the shoji will open automatically without having to do it, it is possible to ventilate by opening the window, which has been abandoned due to the wind that rarely blows. However, since the wind power is greatly affected by strong winds, it is necessary to close the shoji with the switchgear and tightening device.
[0075]
In the above description, the natural wind ventilation window D is configured to be a window frame attached facing the outside of the building, but may be a room instead of the building. That is, when there is a corridor or other room outside the room, the corridor or other room has a normal window facing the outside, and when this window is opened, the wind blows on the outside of the building A natural wind ventilation window may also be provided when it is provided in a window on the windward side of a room that does not face, or when it is a leeward side window facing a corridor or another room.
[0076]
In contrast to the above-described operation and effect of the present invention, the shovel 2 'is maintained at a constant opening by a switching device (automatic, manual) as shown in FIG. Further, the shoji 2 'has a configuration in which the upper end moves up and down along the frame, so that the mechanism is less likely to close due to an external force applied from the outside toward the inside in the expected direction (such as wind at a certain wind speed above the windward side). Also, it was a window that took advantage of this characteristic. Therefore, when wind 39 above a certain wind speed blows, the windshield window 2 'remains with the shoji 2' open, so it blows into the room, raises the air pressure inside the room, exhausts it from the window on the leeward side, and significantly ventilates the room. . At this time, the indoor environment is disturbed by the blown wind. And even in the room, the wind flies and documents on the desk fly. Therefore, there are cases where troubles occur in indoor work and daily life, causing trouble. Therefore, at least the windward shoji 2 'is unavoidably closed. Or it is necessary to close the shoji 2 '. Accordingly, once the windward shoji 2 'is closed, the shoji 2' tends to remain closed even if the wind at a certain speed or higher is not blown. It becomes necessary to operate the device.
[0077]
(Movement of the center of gravity by a discarded weight)
Next, solutions for the following two points in the natural wind ventilation window will be described.
[0078]
(1) If the shoji screen is restricted by design and the center of gravity position of the shoji screen and the shape and mounting position of the main arm and sub arm cannot be obtained, the open shoji screen can be closed with a certain wind speed. Method.
[0079]
(2) Even if the shoji is made up of the same upper, lower, and lower heels, the difference in the width and height of the shoji and the difference in the thickness of the glass ( However, depending on the fire prevention regulations, it may be called a piece, single plate glass, piece or netted glass.), Etc. The method of satisfying the closing condition and adopting the unified shape of the main arm 3 and sub arm 4 and the attachment position to the sash.
[0080]
Prior to the description of the above (1) and (2), the fundamental conditions for designing a state in which the shoji 2 opens naturally from the closed state when there is no wind and the wind blows and closes from there will be described.
[0081]
14 and 15 show the same natural wind ventilation window in a closed state and an open state. Here, the position of the center of gravity CG of the shoji 2 is located on the right side in the horizontal direction with respect to the instantaneous rotation center C which is the intersection of the main arm 3 and the sub arm 4 on the extension line. This state indicates that the shoji 2 is free to open, and conversely, when the center of gravity is located on the left side of the center C, the shoji 2 is closed and is selfish. Further, when comparing the horizontal distance (A) between the instantaneous rotation center and the shoji centroid in FIG. 14 and the distance (B) when the shoji 2 in FIG. 15 is opened, A <B and the weight of the shoji 2 is W. Then, A × W <B × W, and the value obtained by multiplying the horizontal distance (A, B) between the instantaneous rotation center and the center of gravity by the weight of the shoji is referred to as “rotational torque”, but this rotational torque is large. This means that shoji 2 is more open. This rotation torque is smaller than the moment generated by the wind, which was received in a closing direction from the state in which the sliding door 2 is opened (hereinafter referred to as "closing moment", Shoji 2 open becomes that closed in the wind, in advance how much of the wind If it is determined whether to close, the moment generated by the wind (closing moment) is determined, and the position of the center of gravity of the shoji 2 and the main arm 3 are set so that the shoji 2 is less than this value in all phases from the closed state to the open state. It is possible to close the shoji with a predetermined wind by determining the shape of the sub arm 4 and the mounting position on the sash, but in the actual design, the shaft portions of the main arm 3 and the sub arm 4 are further added. It is necessary to design in consideration of the rotational resistance.
[0082]
Hereinafter, (1) and (2) described in the previous stage will be described.
[0083]
About (1)
14 and 15, it is assumed that there is the following condition for the closing moment generated in the shoji 2 by a predetermined wind due to restrictions on the design of the sash (the weight of the shoji is W).
[0084]
A x W (rotational torque when closing the shoji) <closing moment ... Fig. 14
B x W (Rotating torque when the shoji is opened)> Closing moment
Here, in order to close the shoji 2 with a predetermined wind, the main arm 3 and the sub arm 4 cannot be tampered with due to design restrictions. Therefore, as shown in FIG. By moving the position of the center of gravity of the shoji 2 from 63 to 64 by adding a weight (discarding weight 55)
B ′ × W (rotational torque when closing the shoji) <closing moment: FIG.
[0085]
The conditions that could not be satisfied in FIG. 15 can be satisfied in FIG. In this case, in the actual design as well as the state of FIG. 16, it is necessary to move the center of gravity position so as to satisfy the conditions in all phases from the closed state to the open state.
[0086]
Here, a basic formula for moving the center of gravity is given.
[0087]
The center of gravity position of the object (here, y: the center of gravity position in the Y direction)
yo = cross section primary moment (cross section: A × center of gravity position: Y) / cross section: A
It is.
[0088]
Also, the position of the center of gravity consisting of two or more objects is
yo = {(A1 × Y1) + (A2 × Y2) +... (An × Yn)} /
(A1 + A2 ... An)
It becomes.
[0089]
Now, assuming that A1 and Y1 are shojis and A2 and Y2 are weights, the position of the center of gravity of the shojis with weights (discarded weights) is obtained. That is, in FIG. 16, a weight (abandoned weight) 55 that satisfies the following conditions may be added. The same applies to the X direction. (However, in this case, it is necessary to take into account the rotational resistance of the shaft portions of the main arm 3 and the sub arm 4 described in the previous stage in addition to the following conditions. In some cases, a weight (abandoned weight) is added to the surface, and it is better in design to add a weight (abandoned weight) to the visible / hidden part than the visible part of the surface of the heel.
[0090]
Closing moment ≤ B 'x (W + △ w) ... △ w: Weight of weight (discarded weight)
About (2)
As for (2), as described in (1), it is only necessary to satisfy the condition that the rotational torque <the closing moment in all phases from the closed state of the shoji to the opening state. However, it is necessary to consider the rotational resistance of the shaft portions of the main arm 3 and the sub arm 4 described in the previous stage in consideration of the following conditions.
[0091]
Also, even if the shoji is made up of the same upper and lower heels and lower heel, and the width and height are the same, the center of gravity and weight of the shoji may differ depending on the glass thickness. is there. Further, in the case of using a natural wind ventilation window as the outer wind-out window by the four-bar chain mechanism, the type of shoji, for example, the glass position shown in FIGS. 17 and 18 is the outside of the shoji 2 or FIGS. 19 and 20. May be in the cage of shoji 2 shown. If this sash is installed side by side in a building, it may be required to align the shoji behavior against the wind. In this case, a weight (abandoned weight) is added so that the weight of the shoji of the lighter weight is the same as that of the heavier one, and the weight is located at the same position as the center of gravity. In other words, by adding a weight (abandoned weight) to the ridge, the behavior against wind can be made uniform if the size and the mounting position of the main arm and the sub arm are the same.
[0092]
As described above, if a weight is provided in the hollow portion of the bag, the design degree of the sash cross section can be obtained without harming the design of the sash, and various sashes can be handled.
[0093]
(Adjustment weight)
In the present embodiment, an adjustment weight is used as shown in FIGS. Here, in FIG. 3 and FIG. 4, there is one adjustment weight 60, 61, 62, respectively, but in the drawing, these weights are shown at two positions located at the movement limit. Designers plan that natural wind ventilation windows open below constant wind and close above constant wind. Therefore, all the above-described discarded weights 52 to 55 are provided, or the discarded weights 52 to 55 are selectively provided. However, the specifications may deviate from the design values due to manufacturing errors, variations in the friction torque of the attachment portions of the main arm 3 and the sub arm 4, and the opening / closing operation of the window may deviate from the expected operation. At this time, the adjustment weights 60, 61, 62 are provided so as to be movable. Here, the adjustment weight 60 is provided on the collar 21, the adjustment weight 61 is provided on the upper collar 22, and the adjustment weight 62 is provided on the lower collar 23.
[0094]
In addition, it is necessary to adjust the weight against the change in the open / close state due to the same wind force due to the change in the shape of the natural wind ventilation window due to aging and the change in the friction torque of the attachment part of the main arm 3 and sub arm 4, Adjustment weights 60, 61, 62 are provided.
[0095]
The adjustment weight 60 held by the bag 21 is on the indoor side in the expected direction of the bag 21. Moreover, it can move from the outdoor side to the indoor side in the expected direction from the discarded weights 52 and 53 provided in the basket 21.
[0096]
The adjustment weight 60 provided on the saddle 21 has an effect of moving the center of gravity of the shoji 2 in the expected direction based on the weight W of the shoji 2 and the weights of the weights 52 to 55 provided on the shoji 2. In particular, even if the weights of the discarded weights 52 and 53 provided on the bowl 21 deviate from the design target and are less than desired, the adjustment weight 61 is more indoor than the discarded weights 52 and 53 in the expected direction. In order to move the center of gravity CG of the shoji 2 to the indoor side, the adjustment weight 61 having a weight smaller than the shortage of the discarded weights 52 and 53 is sufficient. One of the weights 52 and 53 (two at the left and right ends) may be provided.
[0097]
The adjustment weight 61 held on the upper collar 22 is on the indoor side in the expected direction of the upper collar 22. Further, it is on the indoor side in the expected direction from the discarded weight 54 provided in the upper rod 22.
[0098]
From the above-mentioned points, the adjustment weight 61 provided on the upper arm 22 has the center of gravity of the shoji 2 based on the weight W of the shoji 2 and the weights of the discarded weights 52 to 55 provided on the shoji 2 along the shoji 2 and the expectation direction chamber. It has the effect of moving inward. In particular, even if the weight of the throwing weight 54 provided on the upper collar 22 is out of the design target and is less than desired, the adjustment weight 61 is located on the indoor side in the expected direction rather than the throwing weight 54. In order to move the center of gravity CG of 2 to the indoor side, the adjustment weight 61 having a weight smaller than the shortage of the discarded weight 54 is sufficient.
[0099]
The adjustment weight 62 held by the lower rod 23 is on the indoor side in the expected direction of the lower rod 23. Further, it is on the indoor side in the expected direction from the weight 55 provided in the lower rod 23.
[0100]
The weight 62 for adjustment provided on the lower arm 23 moves the center of gravity W of the shoji 2 based on the weight of the shoji 2 and the weights of the weights 52 to 55 provided on the shoji 2 along the shoji 2 and toward the indoor side in the expected direction. There is. The effect is that, even if the weight of the discarded weight 55 provided on the lower rod 23 deviates from the design target and is less than desired, the adjustment weight 62 is located on the inner side in the expected direction with respect to the discarded weight 55. In order to move the center of gravity CG of the shoji 2 to the indoor side, an adjustment weight 62 having a weight smaller than the shortage of the discarded weight 55 is sufficient.
[0101]
In the above description, stainless steel is suitable for the material of the discarded weights 52 to 55 and the adjustment weights 60, 61, and 62 in terms of corrosion protection and weight, but in the case of other metals, even if it is a synthetic resin, ceramic, or the like. Good.
[0102]
Here, in this embodiment of the present invention, the adjustment weight is provided so that its position can be adjusted in the expected direction.
[0103]
As described above, the weights 52 to 55 are used in the embodiment. When the weights 52 to 55 are provided, the adjustment weights 60, 61, and 62 are relatively small when the position of the center of gravity CG of the shoji is deviated from the target by the design of the weights 52 to 55. The opening / closing operation of the shoji 2 can be corrected using the weight.
[0104]
However, in the embodiment of the present invention, the opening / closing operation of the shoji 2 can be made desired by the adjusting weight. In this case, the discarded weights 52 to 55 can be configured without all or part of them.
[0105]
Thus, regardless of the presence or absence of a weight, the shoji is a single link in the four-bar linkage mechanism, so that the weight is a weight, an adjustment weight, and a shoji that constitutes a shoji, glass, glazing beads, and a coupling member. It is treated as a member added. Accordingly, a design target can be provided as a natural wind ventilation window in the state where the adjustment weight is located at the intermediate position in the expected direction, without the use of the weight.
[0106]
The embodiment of the present invention using such an adjustment weight is established regardless of the presence or absence of a discarded weight, and the main parts thereof are as follows.
[0107]
(1) It has the window frame 1 attached facing the exterior of the building 41 as a room or a building, the state in which the window is closed in the window frame 1 and the shoji 2 that is opened outwardly from the window frame 1 Adjusting weight mounting bases 21h, 22k, and 23m, which are natural wind ventilation windows, are attached to the adjusting weights 60, 61, and 62 so that the position of the shoji 2 can be adjusted. The shoji 2 having the ridges 21, 22, 23 provided, the adjusting weights 60, 61, 62 attached to the attaching portions of the adjusting weights 60, 61, 62 so that the position can be adjusted, and the adjusting weight of the shoji 2 The adjusting weight attaching means for attaching the adjusting weights 60, 61, 62 by adjusting the position to the attaching portions of the 60, 61, 62, the rigid frames 11 on both sides of the window frame 1, and the collar 21 of the shoji 2 One end is pivotally attached to the upper part of the bowl 21 and the other end is from the one end. A short-length main arm 3 pivotally attached to the rigid frame 11 at a low position, and a sub-arm having a length longer than the main arm 3 with one end pivotally attached to the middle of the heel and the other end pivotally attached to the lower portion of the heel frame 4 and the shoji 2 is closed, each arm 3, 4 is directed substantially vertically, and the pivot position of each arm 3, 4 to the collar 21 is the position of each arm 3, 4. A natural wind ventilation window which is located above the pivotal attachment position to the frame 11 and adjusts the force for urging each arm 3, 4 due to the weight of the shoji 2 by the position of the adjustment weights 60, 61, 62. Here, all or part of the adjustment weights 60, 61, 62 are selectively provided.
[0108]
(2) It has the shoji 2 which has the hollows 21e, 22i and 23e, and has the urns 21, 22, and 23 in which the weights 52 to 55 are built in the hollow portions 21e, 22i and 23e, and the weight of the shoji 2 The natural wind ventilation window according to (1), wherein the force for urging the arms 3 and 4 due to the weight of the discarded weights 52 to 55 is adjusted by the positions of the adjustment weights 60, 61 and 62.
[0109]
(3) The attachment portions of the adjustment weights 60, 61, 62 have weight attachment bases 21h, 23m having a length that can be moved in the expected direction. The weight attachment bases 21h, 23m (1) or (2) having internal threads 21j and 23s which are engaging portions of small screws 65 which are attachment members to the weight mounting bases 21h and 23m of the adjustment weights 60, 61 and 62 with an interval in the expected direction. ) Natural wind ventilation window. For the upper rod 22, the adjustment weight 61 is provided on the upper plate 22m facing the weight mounting base 22k and the weight 61, so that a small screw is screwed into the screw 22n and the weight 61 is pressurized or provided on the weight 61. The tip of the machine screw is fitted into the hole.
[0110]
(4) The means for attaching the adjustment weight is a translation device to be described later.
[0111]
(5) The translation device is a combination of a rack and pinion and a winding transmission device, as will be described later.
[0112]
The details of the mechanism for changing the position of the center of gravity of the natural wind ventilation window are described.
[0113]
In the embodiment of the present invention, in the state in which the shoji 2 is closed, the arms 3 and 4 are directed substantially in the vertical direction, and the pivoting positions of the arms 3 and 4 on the flange 21 are the positions of the arms 3 and 4. The force for urging the arms 3 and 4 due to the weight of the shoji 2 is adjusted by the positions of the adjustment weights 60, 61 and 62.
[0114]
In the first embodiment, the mounting portions of the adjustment weights 60, 61, 62 have a weight mounting base having a length that allows the adjustment weight to move in the expected direction, and the weight mounting base is spaced in the expected direction. It has a hole as an engaging portion of a screw member as a mounting member to the weight mounting base of the adjustment weight. This hole is a female screw.
[0115]
(A) Configuration of adjusting weight in the cage
As shown in FIG. 3, the hollow part 21g is provided in the shoji next to the hollow part 21e of the collar 21. As shown in FIG. The outer surface material 21b for configuring the hollow portions 21e and 21g is at the same position in the expected direction. The hollow portion 21g is longer in the expected direction than the hollow portion 21e.
[0116]
The length of the hollow portion 21 g in the expected direction is larger than the expected thickness of the adjustment weight 60. In the embodiment, the length of the hollow portion 21g in the expected direction is about three times the thickness of the adjustment weight 60 in the expected direction. In this example, the adjustment weight 60 has a length extending between the upper and lower ridges 21 and 22, but the length may be short and is not limited. A protrusion 21i protrudes further from the inner side end of the weight mounting base 21h, which is an inner peripheral material on the inner peripheral side of the shoji constituting the hollow portion 21g, to form a protrusion 21s. The outer surface material 21b protrudes inward from the weight mounting base 21h. The ridges 21i and 21s define both ends of the weight mounting base 23h and extend into the shoji, and are blindfolded so that the weight 60 is difficult to see. The weight mounting base 21h is provided with a plurality of internal thread 21j rows at the same height in the expected direction and directed to one upper and lower part of the flange 21 (see FIG. 4). Then, the adjustment weight 60 is inserted into the upper and lower female screws 21j located at the same position in the expected direction, and the screw 65 is fixed to the female screw 21j of the weight mounting base 21h. In order to change the position of the adjustment weight 60, the small screw 65 is removed, the adjustment weight 60 is moved onto the female screw 21j at another position in the expected direction, the adjustment weight 60 is inserted, and the small screw 65 is inserted. Screw onto the weight mounting base 21h.
[0117]
As described above, by moving the position of the adjustment weight 60 in the expected direction, it is possible to move the shoji gravity center CG in the expected direction. Accordingly, the position of the center of gravity of the shoji can be changed over a wide range without changing the cross section or the length material in order to change the weight of the adjusting weight 60.
[0118]
In addition, the adjustment weight 60 may be provided so that the vertical direction position can be adjusted to the flange 21 by shortening the length and increasing the width in the expected direction.
[0119]
(B) Mounting configuration of adjustment weight on upper arm
As shown in FIG. 4, a hollow portion 22 j is provided adjacent to the indoor side of the hollow portion 22 i of the upper collar 22. The hollow portion 22 i has a length equal to the length of the upper collar 22. Openings at both ends of the hollow portion 22j are not blocked by the flange 21. In addition, as already mentioned, the joint between the upper ridge 22 and the ridge 21 is a victory. The size of the hollow portion 22j in the expected direction is larger than the expected thickness of the adjustment weight 61 housed therein. In the embodiment, the dimension of the hollow portion 22j in the expected direction is about three times the thickness of the adjustment weight 61 in the expected direction. An adjustment weight mounting base 22k is provided on the same surface as the inner peripheral member 22h of the upper collar 22 along with a part of the inner peripheral member 22h so as to extend inward. The pedestal 22k is a lower member for constituting the hollow portion 22j. The hollow portion 22j includes the pedestal 22k, the upper plate 22m, the inner surface material 22a, and the second inner surface material 22p. The upper plate 22m for forming the hollow portion 22j has a row of female threads 22n on a straight line in the expected direction. The female screw 22n row is arranged at the left and right ends of the upper collar 22, and the positions of the individual female screws 22n in the female screw 22n row on the left and right are respectively the same in the expected direction. The adjustment weight 61 is pressed with a small screw (not shown) screwed into the female screw 22n. Alternatively, a hole for inserting the small screw is provided in the adjustment weight 61, and the small screw is inserted into the hole.
[0120]
Accordingly, the adjustment weight 61 is translated in the expected direction, and in the moved position, a small screw (not shown) is screwed into the female screw 22n to press the adjustment weight 61 against the adjustment weight mounting base 22k. 61 is fixed to the upper collar 22.
[0121]
Both ends of the adjustment weight 61 are at or near both ends of the hollow portion 22j, or slightly protrude from the hollow portion 22j. Movement of the adjustment weight 61 After loosening or removing the machine screw screwed into the female screw 22n, both ends of the adjustment weight 61 are moved in the expected direction with a tool or a fingertip. After the movement, the adjustment weight 61 is fixed by screwing a small screw into the female screw 22n. Alternatively, a female screw is provided on the inner surface of the adjustment weight 61, and a hole is made in the second inner surface material 22p at a position corresponding to the female screw. Then, a long screw is screwed into the female screw of the adjustment weight 61 through the hole of the second inner surface material 22p. The position of the adjustment weight 61 is changed by moving the long screw back and forth.
[0122]
As described above, the center of gravity CG of the shoji can be moved in the expected direction by translating the position of the adjustment weight 61 in the expected direction. Therefore, the position of the shoji centroid can be changed over a wide range without changing the weight cross section or length material in order to change the weight of the adjusting weight 61. Since the adjustment weight 61 is indoors and outdoors above the shoji 2, the effect of moving the position of the center of gravity CG of the shoji to the indoor side is great.
[0123]
The spears of 竪 框 21 and upper 框 22 are victorious. The end of the hollow portion 22i is blocked by the flange 21.
[0124]
(C) Mounting structure of adjustment weight in lower arm
As shown in FIG. 4, a hollow portion 23k is provided adjacent to the hollow portion 23e of the lower collar 23. The member constituting the upper portion of the hollow portion 23k is a substantially horizontal adjustment weight mounting base 23m. The pedestal 23m is larger than the expected width of the inner peripheral member 23d of the lower collar 23 (a member in a range constituting the upper portion of the hollow portion 23e) and extends to the indoor side. In addition, the hollow part 23e is comprised by the substantially rectangular shape with the inner surface material 23a, the outer surface material 23b, the outer peripheral material 23c, and the inner peripheral material 23d. The outer surface material 23n and the protrusion 23p which comprise the outer surface of the hollow part 23k on the same surface as the outer surface material 23b are provided. A pedestal wall 23r is provided on the indoor side facing the ridge 23p. The hollow portion 23k joins the outer surface material 23n, the pedestal 23m, the inner surface material 23d, the lower surface material 23t extending to the indoor side, the inner surface material 23u rising from the end of the lower surface material 23t, and the base wall 23r and the top of the inner surface material 23u. It has a top plate 23v. Here, the protrusions 23p and the pedestal wall 23r are at the same height. This height is substantially the same as the height of the adjustment weight 62.
[0125]
The slogan of Samurai 21 and Shimojo 23 is a victory. The end of the hollow portion 23k in a range not blocked by the flange 21 is blocked by a plug (not shown).
[0126]
The adjustment weight mounting base 23m is provided with a row of female screws 23s on a straight line in the expected direction (see FIG. 3). The female screw 23s row is arranged at both the left and right ends of the lower rod 23, and the positions of the individual female screws 23s of the female screw 23s row on the left and right are respectively in the same position in the expected direction. A small screw (not shown) is screwed into the female screw 23s through a hole (not shown) provided in the adjustment weight 62.
[0127]
Therefore, at a position where the adjustment weight 62 is moved in parallel with the expected direction, a small screw (not shown) is screwed into the female screw 23 s to fix the adjustment weight 62 to the lower rod 23.
[0128]
The adjustment weight mounting pedestal 23m is defined by a pedestal wall 23r and a ridge 23p, but the adjustment weight 62 can be easily moved because the upper part is open.
[0129]
As described above, the center of gravity CG of the shoji can be moved in the expected direction by moving the position of the adjustment weight 62 in the expected direction. Accordingly, the position of the center of gravity of the shoji can be changed over a wide range without changing the cross section or the length material in order to change the weight of the adjusting weight 62. Since the adjustment weight 62 is located outside the shoji 2 when the shoji 2 is opened, the effect of moving the center of gravity CG position of the shoji is great.
When a part of the adjustment weights 60, 61, and 62 is selectively provided, the hook that does not have the adjustment weight attached thereto may be a hook that does not have the adjustment weight attachment part, or has an adjustment weight attachment part. It is good also as a wrinkle of a section.
[0130]
(Embodiment 2)
In the second embodiment, the adjustment weight can be moved continuously and continuously for the purpose of improving the operability of position adjustment of the adjustment weight. Since the cross section of the saddle 2 of the shoji 2 is almost the same as the cross section of the first embodiment except for the adjustment weight, the cross section of each saddle 2 is different from that of the first embodiment.
[0131]
(1) Cross section
As shown in FIG. 21, the inner peripheral material (corresponding to 21f in FIG. 3) is extended to the inner side and provided with an adjustment weight mounting base 21h. A hollow portion 21k is provided adjacent to the hollow portion 21e that accommodates the discarded weights 52 and 53, with a part of the pedestal 21h as a partition. The hollow portion 21k is formed in a substantially square shape by an outer surface material 21b, a second inner surface material 21m, the pedestal 21h, and a side plate 21r facing the pedestal 21h. The outer surface material 21b and the inner surface material 21m extend into the shoji and are provided with protrusions 21n and 21p. A cover member 121 is fitted between the opposing protrusions 21n and 21p. An adjustment weight 60 is accommodated in the hollow portion 21k.
[0132]
In the above, the adjustment weight mounting base 21h and the side plate 21r are parallel to each other, and the interval is larger than the thickness in the direction parallel to the wall surface of the adjustment weight 60 (finding direction). Here, between the adjustment weight 60 and the side plate 21r, a parallel movement device for moving the adjustment weight 60 described later so as to be finely adjustable is accommodated.
[0133]
(2) Upper cross section
As shown in FIG. 22, the upper plate 22m constituting the hollow portion 22j of the upper collar 22 and the upper surface of the adjustment weight 61 are spaced from each other. And between the upper plate 22m and the adjustment weight 61, a parallel movement device for moving an adjustment weight, which will be described later, in a fine-adjustable manner is housed.
[0134]
Here, a protrusion 22r is provided just above the second inner surface material 22p constituting the hollow portion 22j. A cover member 122 is fitted between the protrusion 22r and the inner surface material 22a. The hollow portion 22j is configured to have a square cross section with an inner surface material 22a, an adjustment weight mounting base 22k, a second inner surface material 22p, and an upper plate 22m.
[0135]
(3) Cross section of the lower arm
As shown in FIG. 23, the inner peripheral member 23d constituting the hollow portion 23e of the lower collar 23 extends to the inner side as a lower surface member 23l (el). The inner peripheral material 23d and the lower surface material 23l (el) together form an adjustment weight mounting base 23m. A hollow portion 23k provided with an inner peripheral member 23d as a partition on the upper portion of the hollow portion 23e is composed of an adjustment weight mounting base 23m, an outer surface member 23b, a second inner surface member 23u, and an upper plate 23w. The outer surface material 23b has a protrusion 23x extending upward from the upper plate 23w. The second inner surface material 23u has a protrusion 23y extending upward from the upper plate 23w. A cover member 123 is fitted between the protrusions 23x and 23y.
[0136]
In the above, the adjustment weight mounting base 23m and the upper plate 23w are parallel to each other, and the interval is larger than the thickness of the adjustment weight 62 in the vertical direction. Here, between the adjustment weight 62 and the upper plate 23w, a parallel movement device for moving the adjustment weight 62, which will be described later, in a fine-adjustable manner is accommodated.
[0137]
(4) Mounting means capable of fine adjustment of the position of the adjustment weight
24 and 25 show attachment means capable of finely adjusting the position of the adjustment weight.
[0138]
The adjustment weights 60, 61, 62 are attached by means of a door wheel 72, which is a guide portion provided on the adjustment weights 60, 61, 62, and a prospective door wheel that guides the guide portions of the adjustment weights 60, 61, 62. The adjustment weight mounting bases 21h, 22k, and 23m having the rails 73 and a parallel movement device that is provided on the weight mounting base and moves the adjustment weights 60, 61, and 62 in parallel in the expected direction.
[0139]
The parallel movement device includes a pair of parallel racks 66 provided in the adjustment weights 60, 61, 62 in the expected direction, gears 67 that mesh with the respective racks 66 and are rotatably attached to the side of the saddle, and gears 67. A driven pulley 68 that is coaxially attached and rotates together with the gear, each driven pulley 68, and a drive pulley 69 that is coupled via a wire 71 as an endless flexible strip and is rotatably supported by a rod. . Here, the rack 66, the gear 67, and the driven pulley 68 are disposed at both ends of the adjustment weights 60, 61, 62 in the longitudinal direction.
[0140]
By rotating the drive pulley 69, the positions of the adjustment weights 60, 61, 62 can be changed in the expected direction.
[0141]
The hollow portion 21k and side plate 21r (see FIG. 21) of the collar 21 described above, the hollow portion 22j and upper plate 22m (see FIG. 22) of the upper collar 22, and the hollow portion 23k and upper plate 23w of the lower collar 23 (see FIG. 23). ), The weight moving device (parallel moving device) that moves the position of the adjusting weight disposed so as to be finely adjustable is the same in terms of the mechanism, so that the case where it is provided in the lower arm will be described.
[0142]
23, 24, and 25 are three views when applied to the lower arm, FIG. 23 is a side view, FIG. 24 is a front view, and FIG. 25 is a plan view.
[0143]
A rack 66 that is long in the expected direction is fixed to the upper surface of the adjustment weight 62. The rack 66 is provided at both ends of the weight 62. A gear 67 meshing with the rack 66 is rotatably supported by the upper plate 23w. A wire 71 is wound between a pulley 68 provided integrally with the gear 67 and a pulley 69 provided at a distance. The pulley 69 is rotatably attached to the upper plate 23w. Doors 72 are provided at both ends of the adjustment weight 62 in the longitudinal direction. The door wheel 72 rolls on the adjustment weight mounting base 23m via the door wheel rail 73. On the pedestal 23, door roller rails 73 that guide the door wheel 72 are provided on both sides of the door wheel 72, respectively.
[0144]
The above configuration will be described in detail. FIG. 26 is an enlarged view of FIG. 24 and a part thereof is shown in cross section. A gear 67 integral with the pulley 68 is rotatably fitted to the support shaft 74. The support shaft 74 has a collar 74a, and the collar 74a regulates the downward movement of the gear 67 and the pulley 68. The support shaft 74 is fitted and fixed to the mounting flange 75. The support shaft 74 is fixed to the mounting flange 75 by screwing a nut 76. The mounting flange 75 has a cylindrical fitting portion 75a. The cylindrical fitting portion 75a is fitted in a hole 23w1 provided in the upper plate 23w. The diameter of the hole 23 w 1 is larger than the outer diameter of the gear 67. The mounting flange 75 is fixed to the upper plate 23w using a machine screw 77. Here, the gear 67 and the pulley 68 are made of an integral metal such as stainless steel or resin.
[0145]
The support shaft 74 is made of metal such as stainless steel or resin. The mounting flange 75 is made of metal such as stainless steel or resin. The nut 76 is made of metal, for example, stainless steel.
[0146]
The pulley 69 has, for example, two rows of grooves for winding the endless wire 71 between each pulley 68. One groove of the pulley 69 is wound with a wire 71 between a pulley 68 provided on one end side of the adjustment weight 62. A wire 71 other than the wire 71 is wound around the other groove of the pulley 69 and a pulley 68 provided on the other end side of the adjustment weight 62. However, since there are various methods for winding the wire between the pulleys 68 and 69, other methods may be used. For example, one endless wire may be wound around the pulleys 68 at both ends one or more times, and one wire wrapped in parallel with the pulleys 68 at both ends may be wound around the intermediate pulley 69 one or more times for parallel hooking.
[0147]
A shaft portion 69a of the pulley 69 is fitted to a mounting flange 78 and is rotatably supported. As for the pulley 69, the knob 79 is being fixed to the upper end of the integral axial part 69a. A cylindrical fitting portion 78a of the mounting flange 78 is fitted in a hole 23w2 provided in the upper plate 23w. The mounting flange 78 is fixed to the upper plate 23 w with a machine screw 81. The knob 79 has a hexagonal outer periphery so that a hexagon wrench can be fitted therein. In addition, a single-character groove is provided across the diameter on the upper end surface of the knob 79, and the knob 79 can be rotated with a flathead screwdriver using this groove, and a guide for adjusting the angle of fine adjustment of the knob 79. It is supposed to be.
[0148]
The shaft 72 a of the door pulley 72 is fixed to both ends of the adjustment weight 62. The shaft portion 72 a of the door wheel 72 is provided at the center of the expected width of the adjustment weight 62. In a state where the door pulley 72 is in contact with the door roller rail 73, the bottom surface of the adjustment weight 62 is not in contact with the adjustment weight mounting base 23m. A gap g is provided between the pedestal 23 m and the weight 62. The length of the rack 66 is at least the width of the adjustment weight 62 in the expected direction. Therefore, even if the adjustment weight 62 is tilted about the shaft 72a of the door wheel 72, the lower surface of the adjustment weight 62 is not in contact with the pedestal 23m. In the present example, the rack 66 protrudes to one side beyond the expected width of the adjustment weight 62, thereby increasing the adjustment range of the position of the adjustment weight 62.
[0149]
Next, operations and actions for adjusting the position of the adjustment weight 62 will be described.
[0150]
In this natural wind ventilation window, by setting a weight to be discarded, the shoji is closed by a desired wind force, and a design target is set so that the shoji opens at a certain wind force or less. In practice, however, the window opens and closes when the wind power specifications differ from the desired wind power due to dimensional errors and variations in the rotational resistance of the main and sub arms, or when multiple natural wind ventilation windows are juxtaposed. May become irregular. This can be solved by providing an adjustment weight, but this embodiment can be quickly adjusted and does not require an adjustment weight on-site and no unnecessary adjustment weight is generated. There is no need.
[0151]
In this embodiment, the center of gravity of the shoji is changed by moving the adjusting weight in the direction in which the shoji is viewed. This change in the position of the center of gravity can be divided into two elements: a position in the vertical direction along the shoji and a position in the expected direction. In this embodiment, the focus is on adjusting the position of the center of gravity of the shoji in the expected direction. Adjustment weights 61 and 62 are selectively provided to change the position of the center of gravity of the shoji in the vertical direction along the shoji.
[0152]
Next, the adjustment procedure of the adjustment weight will be described. First, the cover member 123 is removed. Then, a knob 79 appears. The knob 79 is rotated with, for example, a ratchet wrench. Then, the pulley 69 rotates and the pulley 68 rotates via the wire 71. Since the rotated gear 67 feeds the rack 66 in the expected direction, the adjustment weight 62 moves together with the rack 66. The adjustment weight 62 is supported by the door wheel 72 and can be moved lightly.
[0153]
After the adjustment weight 62 is moved, the opening / closing state of the shoji 2 is checked, and if the predetermined operation is achieved, the adjustment weight 62 is fixed.
[0154]
Various methods of fixing the adjustment weight 62 are conceivable. (1) A rotation stopper of the knob 79 is provided. (2) The lock member is engaged with the gear 67. (3) The lock member is engaged with the rack 66. (4) A female screw penetrating the upper plate 23w is provided, and a set screw is screwed into the female screw to press the adjusting weight 62, or the set screw is inserted into a hole provided in the adjusting weight 62. Etc. may be employed.
[0155]
FIG. 27 shows a modification of the above-described weight translation device. In this embodiment, the rack 66 is fixed to the upper plate 23w, and the pinion 67 is rotatably supported by the adjustment weight 62.
[0156]
A vertical shaft 86 is fixed to the weight 62 at the center of the width in the expected direction of the adjustment weight 62. The shaft 86 is successively reduced in diameter to form a collar 86a, a large diameter shaft portion 86b, and a small diameter shaft portion 86c. The shaft 86 has a small-diameter shaft portion 86 c fixed in the hole 62 a of the adjustment weight 62. A gear 67 is rotatably fitted to the large-diameter shaft portion 86b of the shaft 86. The rack 66 that meshes with the gear 67 is fixed to the upper plate 23 w with a small screw 83. The gear 67 is integral with the pulley 68.
[0157]
Here, the outer diameter of the gear 67 is smaller than the width of the adjustment weight 62 in the expected direction. The rack 66 extends in the expected direction, and its length is close to the width of the hollow portion 23k in the expected direction. A hole 23w3 is formed at a position corresponding to the gear 67 at one position of the upper plate 23w. The hole 23w3 is a round hole larger than the outer diameter of the gear 67. A stopper 82 is fitted in the hole 23w3. The hole 23 w 3 is a hole for attaching the gear 67 to the adjustment weight 62.
[0158]
In the above description, the one end side of the adjustment plug 62 is described, but the gear 67 and the rack 66 are similarly arranged on the other end side.
[0159]
A wire 71 is wound around the pulley 68 between the pulley 84 provided at the center on the line connecting the centers of the pulleys 68 at both ends in the longitudinal direction of the adjustment weight 62 as in the second embodiment.
[0160]
The pulley 84 includes a knob 84a on the upper side and a rotating shaft 84b on the lower side in the drawing. The rotating shaft 84 b is rotatably supported in the bearing hole 62 b of the adjustment weight 62. The rotating shaft 84b is provided with a circumferential groove 84c in the circumferential direction. The end of the set screw 85 is fitted in the circumferential groove 84c. The set screw 85 is screwed in from the expected direction of the weight 62 (the set screw 85 is shown at a position rotated 90 degrees for the sake of expression). The knob 84a passes through a long hole 23w4 provided in the upper plate 23w and protrudes onto the upper plate 23w. The long hole 23w4 is a hole that is long in the expected direction.
[0161]
In the above, when the knob 84 a is rotated, the pulley 84 is rotated, and the pulley 68 and the gear 67 are rotated via the wire 71. Since the gear 67 meshes with the rack 66 and moves to move the shaft 86 in the expected direction, the adjustment weight 62 to which the shaft 86 is fixed moves in parallel in the expected direction. At that time, the pulley 84 with the knob 84a moves in the expected direction, and the knob 84a can move along the elongated hole 23w4.
[0162]
According to this modification of the embodiment, the position of the adjustment weight 62 can be adjusted to the full width of the hollow portion 23k in the expected direction.
[0163]
Stainless steel, synthetic resin, aluminum, or the like can be used as the material of the discarded weights 52 to 55 and the adjustment weights 61, 62, and 63 in the embodiment.
[0164]
The embodiment has been described with respect to the adjustment weight provided on the heel so that the position can be adjusted and the position can be adjusted. Good. The natural wind ventilation window equipped with such an adjustment weight is designed so that the adjustment weight position is closed by natural wind of a certain level or more at an intermediate position in the adjustment range.
[0165]
In addition, although the aspect in which all the adjustment weights were provided in each ridge has been described, the adjustment weight may be provided in any one or more of the upper heel, the lower heel, and the heel.
[0166]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
(1) Since the adjustment weight is mounted on the bag so that its position can be adjusted, it turns out that the configuration of the shoji, the arrangement of the main and sub arms, and the weight do not sufficiently achieve the target from the design point of view. Even at this stage, the function can be further satisfied by immediately changing the position of the adjustment weight. Further, even if there is a change in rotational resistance due to deformation of the sash and a change in frictional resistance of the pivoting portion of the main arm and sub-arm with time, the function can be recovered immediately by adjusting the position of the adjustment weight. Since it is not necessary to repeatedly change the size, shape, and weight of the adjustment weight and attach it to the bag, it is possible to eliminate the trouble of carrying, reworking, or disposing the adjustment weight.
(2) Since the means for attaching the adjustment weight can be operated from inside the room, a large external scaffold or a high work vehicle is not required unlike the case where the position of the adjustment weight is changed from the outside.
(3) The adjustment weight mounting portion has a weight mounting pedestal having a length that allows the adjustment weight to move in the expected direction, and the weight mounting pedestal of the adjusting weight is spaced from the weight mounting pedestal in the expected direction. By having the engaging portion of the mounting member to the mounting, it becomes a mounting means for the adjustment weight easily. Also, the cost is low.
(4) The adjusting weight mounting means includes a guide portion provided on the adjusting weight, a weight mounting base having a rail in a prospective direction for guiding the guide portion of the adjusting weight, and an adjusting weight provided on the weight mounting base. By having a translation device that translates in the expected direction, the adjustment weight can be moved in parallel.
(5) A pair of parallel racks in the expected direction provided with the parallel movement device on the adjustment weights or ridges, gears meshed with the respective racks and rotatably attached to the ridge or adjustment weight side, and each gear A driven pulley that rotates together with a coaxially mounted gear, each driven pulley, and a drive pulley that is coupled via an endless flexible member and rotatably supported by a rod or an adjustment weight; Since the position of the adjustment weight can be changed in the expected direction by rotating the pulley, it fits in a long space along the longitudinal direction of the rod. Further, the position of the adjustment weight can be adjusted simply by rotating the drive pulley. In the above, when the gear is attached to the adjustment weight, the adjustment range can be increased and the cross-section of the ridge need not be increased. .
(6) Even when a discarded weight is provided in the hollow portion of the cage, the design degree of the sash cross section can be obtained without impeding the design of the sash, and various sashes can be dealt with. Even when it is not a ventilation window, the above-described effects can be achieved by adjusting the adjustment weight position.
[Brief description of the drawings]
Except for FIG. 13, all show an embodiment of the present invention,
FIG. 1 is a front view of a natural wind ventilation window according to a first embodiment.
FIG. 2 is a horizontal sectional view of the natural wind ventilation window of the first embodiment.
FIG. 3 is a partially enlarged view of FIG. 2;
4 is a longitudinal cross-sectional view of a natural wind ventilation window according to Embodiment 1 in a prospective direction. FIG.
5 is a longitudinal cross-sectional view of the natural wind ventilation window according to the first embodiment in the expected direction. FIG.
6 is a vertical cross-sectional view of the natural wind ventilation window of the first embodiment in the expected direction. FIG.
7 is a perspective view showing a cross section of the shoji of Embodiment 1. FIG.
FIG. 8 is a schematic diagram showing an arm attachment position according to the embodiment.
FIG. 9 is a schematic diagram showing an arm attachment position according to the embodiment.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view schematically showing a case where the window of the present invention is adopted in a building.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view schematically showing a case where the window of the present invention is adopted in a building.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view schematically showing a case where the window of the present invention is adopted in a building.
FIG. 13 is a longitudinal sectional view of a building including a conventional window.
FIG. 14 is a vertical sectional view in the vertical direction showing the mechanical relationship of the natural wind ventilation window.
FIG. 15 is a vertical cross-sectional view in a vertical direction showing the mechanical relationship of a natural wind ventilation window.
FIG. 16 is a vertical cross-sectional view in the vertical direction showing the mechanical relationship of the natural wind ventilation window.
FIG. 17 is a vertical vertical cross-sectional view of a natural wind ventilation window provided with glass on the external side of the saddle.
18 is a vertical horizontal sectional view of FIG.
FIG. 19 is a vertical vertical cross-sectional view of a natural wind ventilation window provided with glass in a cage.
20 is a vertical horizontal sectional view of FIG.
FIG. 21 is a horizontal sectional view of the collar frame and the collar according to the second embodiment.
FIG. 22 is a longitudinal sectional view of the upper frame and the upper eyelid of the second embodiment in the expected direction.
FIG. 23 is a longitudinal sectional view of the lower frame and the lower eyelid in the second embodiment in the expected direction.
FIG. 24 is a front view of the adjustment weight attaching means of the second embodiment.
25 is a plan view of FIG. 24. FIG.
FIG. 26 is an enlarged view showing a part of FIG.
27 is a front view showing a modification of the second embodiment. FIG.
[Explanation of symbols]
C ... Instantaneous rotation center
CG ... The center of gravity of shoji
D1, D2 ... Natural wind ventilation window
H ... Fitting window
L1 ... Length of main arm
L2 ... Length of sub arm
A, B, B ', M, N ... Horizontal distance
M1, M3 ... Moment to rotate the main arm
M2, M4 ... Moment to turn the sub-arm
S ... space
PL ... Plane
θ1 ... Main arm angle (when closed)
θ2 ... Sub arm angle (when closed)
α1 ... An angle between the perpendicular and the main arm
α2 ... An angle between the perpendicular and the sub arm
W: Weight of shoji △ w: Weight of discarded weight
1 ... Window frame
2 ... shoji 2 '... shoji of conventional example
3 ... Main arm 3a ... Main arm shoji side fulcrum 3b ... Main arm frame side fulcrum
4 ... Subome 4a ... Sub arm shoji side fulcrum 4b ... Sub arm frame side fulcrum
5 ... Glass
6 ... Packing
8 ... Glass stand
9 ... Packing
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Gutter frame 11a ... Inner peripheral material 11b ... Outer surface material 11c ... Inner surface material 11e ... Door stop material 11f ... Projection 11g ... Strip 11h ... Hollow part 11i ... Outer peripheral 11j ... Projection 11k ... Strip
12 ... upper frame 12a ... groove 12b ... outer surface material 12c ... groove
13 ... Lower frame 13a ... Groove 13c ... Inner circumference material
14 ... Main arm shoji side attachment
17 ... pin
18 ... Main arm frame side fixture 18a ... Stopper
19 ... Machine screw 19a ... This board
20 ... this board
21 ... 竪 框 21a ... inner surface material 21b ... outer surface material 21b-1 ... edge 21c ... slot groove 21d ... outer peripheral material 21e ... hollow part 21f ... inner peripheral material 21g ... hollow part 21h ... weight mounting base 21i for adjustment 21i ... projection 21j ... Female screw 21k ... Hollow part 21m ... Second inner surface material 21n ... Projection 21p ... Projection 21r ... Side plate 21s ... Projection
22 ... Upper collar 22a ... Inner surface material 22b ... Outer surface material 22c ... Groove 22d ... Projection
22e ... groove 22f ... glass groove flange 22f1 inner surface material 22g ... outer peripheral material 22h ... inner peripheral material 22i ... hollow part 22j ... hollow part 22k ... adjustment weight mounting base 22m ... upper plate 22n ... female screw 22p ... second Inner surface material 22q ... Tapping hole 22r ... Projection
23 ... lower arm 23a ... inner surface material 23b ... outer surface material 23c ... outer periphery material 23d ... inner periphery material 23e ... hollow part 23f ... glass groove flange 23g ... protrusion 23h ... protrusion 23i ... groove 23j ... key-shaped protrusion 23k ... hollow 23l (el) ... bottom surface material 23m ... adjustment weight mounting pedestal 23n ... outer surface material 23p ... ridge 23q ... tapping hole 23r ... pedestal wall 23s ... female screw 23t ... bottom surface material 23u ... second inner surface material 23v ... top plate 23w ... Upper plate 23w1, 23w2, 23w3 ... Hole 23w4 ... Long hole 23x ... Projection
26 ... pin
28 ... Sub arm shoji side mounting tool 28a ... Seat
29 ... Machine screw
30 ... this board
31 ... pin
32 ... Sub arm frame side attachment (lower part) 32b ... Stopper
33 ... Machine screw
34 ... pin
35, 36 ... coupling member
37 ... heating element
38 ... Wind below a certain speed
39 ... Wind above a certain speed
41 ... Building
45, 46, 47 ... Glazing beads
48, 49 ... coupling member
51 ... Attachment material
52, 53, 54, 55 ... discarded weight
60, 61, 62 ... adjustment weights 62a, 62b ... holes
63, 64 ... center of gravity position
65 ... Machine screw
66 ... Rack
67 ... Gear
68 ... pulley
69 ... Pulley 69a ... Shaft
71 ... Wire
72 ... door wheel 72a ... shaft
73 ... Door roller rail
74 ... support shaft 74a ... collar
75 ... Mounting flange 75a ... Cylindrical fitting part
76 ... Nut
77 ... Machine screw
78 ... Mounting flange 78a ... Cylindrical fitting part
79 ... Knob
81 ... Machine screw
82 ... stopper
83 ... Machine screw
84 ... Pulley 84a ... Knob 84b ... Rotating shaft 84c ... Circumferential groove
85 ... Set screw
86 ... Shaft 86a ... Brim 86b ... Large diameter shaft part 86c ... Small diameter shaft part
101 ... pillar
102 ... Cross rail
103 ... Window stand
121, 122, 123 ... cover member

Claims (6)

部屋又は建屋の外部に面して取り付けられる窓枠と、窓枠に納まり窓を閉めた状態と窓枠から外部へ向って辷り出して開く障子を有する自然風力換気窓であって、
調整用錘を障子の重心位置を調節可能に取り付ける調整用錘の取付部を備えた框を有する障子と、
調整用錘の取付部に位置を調節可能に取り付けられた調整用錘と、
障子の調節用錘の取付部に位置を調節して調整用錘を取り付ける調整用錘の取付手段と、
窓枠の両側の堅枠と、障子の竪框間に夫々設けられ竪框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において堅枠に枢着された短い長さのメインアームと、竪框中間部に一端が枢着され他端が竪枠下部に枢着されメインアームよりも長い長さのサブアームと、を有し、
障子を閉めた状態において、各アームは夫々ほぼ垂直方向を向いて、各アームの竪框への枢着位置が各アームの竪枠への枢着位置の上方に位置し、障子の重量による各アームを付勢する力を調整用錘の位置により調節することを特徴とする自然風力換気窓。A natural wind ventilation window with a window frame attached facing the outside of the room or building, a state in which the window is closed in the window frame, and a shoji that opens out from the window frame.
A shoji having a saddle with an adjustment weight mounting portion for attaching the adjusting weight so that the position of the center of gravity of the shoji can be adjusted;
An adjustment weight attached to the attachment portion of the adjustment weight so that the position can be adjusted;
The adjusting weight mounting means for adjusting the position to the mounting portion of the shoji adjusting weight and attaching the adjusting weight,
A short main arm that is provided between the rigid frame on both sides of the window frame and the shoji screen, and has one end pivotally attached to the upper part of the window frame and the other end pivotally attached to the rigid frame at a position lower than the one end. And a sub-arm having one end pivotally attached to the heel intermediate portion and the other end pivotally attached to the lower portion of the heel frame and having a length longer than the main arm,
In the state where the shoji is closed, each arm is oriented substantially vertically, and the pivot position of each arm on the heel is located above the pivot position of each arm on the heel frame. A natural wind ventilation window, wherein the force for urging the arm is adjusted by the position of the adjustment weight. 調整用錘の取付手段は室内側より操作可能であることを特徴とする請求項１に記載の自然風力換気窓。2. The natural wind ventilation window according to claim 1, wherein the adjusting weight mounting means is operable from the indoor side. 調整用錘の取付部は調整用錘を見込方向に移動できる長さの面を有する錘取付台座を有し、錘取付台座に見込方向に間隔をおいて調整用錘の錘取付台座への取付部材の係合部を有することを特徴とする請求項１又は２に記載の自然風力換気窓。The adjustment weight mounting part has a weight mounting base having a length that allows the adjustment weight to move in the expected direction, and the adjustment weight is attached to the weight mounting base at an interval in the expected direction. The natural wind ventilation window according to claim 1, further comprising a member engaging portion. 調整用錘の取付手段は、
調整用錘に設けたガイド部と、調整用錘のガイド部を案内する見込方向のレールを有する錘取付台座と、錘取付台座に設けられ調整用錘を見込方向に平行移動させる平行移動装置と、を有することを特徴とする請求項１に記載の自然風力換気窓。The adjustment weight mounting means is
A guide portion provided on the adjustment weight, a weight mounting pedestal having a rail in the expected direction for guiding the guide portion of the adjustment weight, and a parallel movement device provided on the weight mounting pedestal to translate the adjustment weight in the expected direction. The natural wind ventilation window according to claim 1, wherein 平行移動装置が調整用錘又は框に設けられた見込方向の一対の平行するラックと、夫々のラックに噛み合い框又は調整用錘側に回転自在に取り付けられたギアと、各ギアと同軸に取り付けられたギアと共に回転する従動プーリと、各従動プーリと、無端の可撓性条材を介して結合され調整用錘又は框に回転自在に支持された駆動プーリと、
を有し、
駆動プーリを回転することにより調整用錘の位置を見込方向に変更可能であることを特徴とする請求項４に記載の自然風力換気窓。A pair of parallel racks in the expected direction provided on the adjustment weight or ridge, a gear meshing with each rack, a gear rotatably attached to the heel or adjustment weight side, and a gear mounted coaxially Driven pulleys that rotate together with the driven gear, each driven pulley, and a driving pulley that is coupled via an endless flexible strip and is rotatably supported by an adjustment weight or rod,
Have
The natural wind ventilation window according to claim 4, wherein the position of the adjustment weight can be changed in the expected direction by rotating the drive pulley. 中空部を有し、中空部に捨て錘を内蔵した框を備えた障子を有し、障子の重量と捨て錘の重量による各アームを付勢する力を調整用錘の位置により調節することを特徴とする請求項１から５の何れか１つに記載の自然風力換気窓。It has a shoji that has a hollow part and has a saddle with a built-in thrown weight in the hollow part, and adjusts the force for urging each arm by the weight of the shoji and the weight of the thrown weight according to the position of the adjusting weight. The natural wind-ventilated window according to any one of claims 1 to 5, characterized in that:
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